短編小説 編
各メンバーのプロンプトが
かなり高次元で組み上がって来たので
一丁、お試しでやってみたシリーズ
各キャラクター達が人格持って
お喋りしだしてるような
ログオフ中にキャラクターが
遊んでるイメージかな
各プレイヤー様から得た印象が
キャラクターに継承されてる所もあるけども
そーは言っても私のやる事
抜けもある事はご承知の上で…
一応言っておくと
プレイヤー様=ここのキャラクター達
では無いことをご理解下さいませ
じゃなきゃ、ココでUターンでお願いします
( ̄▽ ̄;)
数多くて文章圧迫してるので
整理しました
とある日のお昼休み(長文)
昼下がり。
セントラルシティの少し外れにあるカフェは、昼のピークを過ぎて静かだった。
窓際の長テーブルに、Gleam Gardenのメンバーがばらばらに座っている。
「んー……」
アオロビがメニューを見ながら小さく唸る。
「今日パスタ多いねぇ」
「アオちゃん、また悩んでいるのかしら?」
向かいのルクレティアが、ふふっと笑いながら紅茶を口にした。
「いや、なんか全部それっぽく見えてきて」
「わかるー!」
ちょこみんとが勢いよく身を乗り出す。
「メニューって急に全部同じに見える時あるよね!」
「いやそれはないもじゃ……?」
ぴたぽんが首を傾げる。
「みんなちゃんと違うぽん〜」
「ぴたさんは優しいから全部肯定するじゃん」
ローシャが苦笑しながらアイスコーヒーを混ぜた。
その隣で、ネコちゃんが頬杖をつく。
「にゃはは、でもアオさん、結局いつも似たようなの頼むじゃん?」
「……まぁ否定はしない」
「ほらー」
「ちなみに今日は何にするぽん?」
「んー……」
アオロビは少し考えて、
「明太クリーム」
と言った。
一瞬、全員が静かになる。
ローシャが先に吹き出した。
「また?」
「好きなんだからしょうがないでしょ」
「アオちー絶対それ選ぶよね!」
「安定択は強い」
「冒険しないタイプにゃー」
「ネコさんにだけは言われたくない」
「にゃ?」
ネコちゃんが笑う。
その時。
「すみませーん!」
ちょこみんとが元気よく店員を呼ぶ。
「蒙古タンメンください!」
空気が止まった。
「……ここカフェだぞ?」
アオロビが真顔で言う。
「えっ」
ちょこみんとがメニューを見返す。
「……ない」
「あるわけないにゃん」
「えー!!」
「ちょこちゃん、なぜカフェで蒙古タンメンを頼もうと思ったのかしら……?」
ルクレティアが肩を震わせながら笑いを堪えている。
「だってお腹が辛いものを求めてて……!」
「日本語が変もじゃ〜」
ぴたぽんがふわっと笑った。
その横でみるくが小さく口を開く。
「……でも、ちょっと食べたくなる気持ちはわかります」
「みるみる!?!?」
「てぃらみは?」
ちょこみんとが振ると、ティラミスは静かにメニューを閉じた。
「……甘いもの」
「ティラさんブレないねぇ」
「チノさんはー?」
「オムライスです」
即答だった。
「お子様メニューにゃ」
「ネコさん後で覚えててください」
急に声色だけ低くなる。
「ほら来た」
アオロビが笑う。
「戦闘モードもじゃ」
「ちのちゃん怒ってるー!」
チノはぷくっと頬を膨らませながら、オムライスの写真を指差した。
「だってかわいいので」
「そこはブレないんだなぁ」
ローシャが小さく笑う。
窓の外では、柔らかな昼の光が揺れていた。
誰かが騒いで、
誰かが笑って、
誰かが静かに見守っている。
そんな、いつもの昼だった。
「ご注文お決まりでしょうか〜?」
店員がやってくる。
ちょこみんとはまだ未練がましくメニューを見ていた。
「……ほんとに蒙古タンメンないですか?」
「ないと思うわ、ちょこちゃん」
ルクレティアが優しく突っ込む。
「辛口トマトパスタならありますよ〜」
店員がフォローすると、ちょこみんとの目が輝いた。
「それください!」
「妥協先そこなんだ」
アオロビが笑う。
「あとデザートも頼んでいい?」
「まだ食うのかにゃ」
「甘いものは別腹なの!」
「さっき辛いもの欲してたじゃん」
「どっちも欲しい時あるでしょ!?」
「それはまぁ……わかるぽん〜」
ぴたぽんが頷く。
ローシャが少し意外そうな顔をした。
「ぴたさんも辛いのいけるの?」
「カレー辛口くらいならいけるぽん〜」
「かわいい基準だ」
「ぴたぽんさん辛いの食べてる姿、なんか想像できます」
みるくが静かに言う。
「ほんとぉ?」
「……なんとなく」
その横でティラミスは、
既にデザート欄を見始めていた。
「ティラちゃん、まだご飯決まってないでしょう?」
ルクレティアが苦笑する。
「……甘いものは先に確保しておきたい」
「本能で生きてるにゃん」
「ネコさんに言われたくない」
「お?」
珍しくティラミスが即返した。
ネコちゃんが吹き出す。
「今日はキレあるじゃん、ティラミスさん」
「……お腹空いてるから」
「理由が単純もじゃ〜」
ぴたぽんがまたふわっと笑った。
その間もチノは真剣だった。
オムライスのソースを、
ケチャップにするかデミグラスにするか、
まだ悩んでいる。
「チノさん、まだ決まらない?」
アオロビが覗き込む。
「…………」
「真剣だ」
「人生の分かれ道なので」
「そこまで!?」
ちょこみんとが笑う。
チノはうーんと唸った後、
そっと顔を上げた。
「……デミグラスで」
「決断したぽん〜」
「大人の選択にゃ」
「後悔はないです」
その時。
「ルクさんは何にしたんです?」
みるくが尋ねる。
ルクレティアはメニューを閉じながら微笑んだ。
「私は日替わりランチかしら」
「うわ、いちばん“大人”」
アオロビがぼそっと言う。
「ふふ、そう?」
「絶対“今日は魚の気分だな”とか考えてる人の選択」
「アオちゃん、私をなんだと思っているの?」
「保護者」
即答だった。
数秒遅れて、
ちょこみんとが吹き出した。
「それはそう!」
「にゃははは!」
「否定できないぽん〜」
ルクレティアは額に手を当て、小さくため息をつく。
「まったく……」
けれどその顔は、
どこか楽しそうだった。
注文を終えたあと。
店内には、食器の触れ合う小さな音と、
昼のゆるい空気が流れていた。
「そういえば」
ローシャがストローを弄びながら口を開く。
「この前アオちーが薦めてた曲、聴いたよ」
「ん?」
アオロビが顔を上げる。
「どうだった?」
「かなり好き。ベースライン綺麗だった」
「お、そこ気づくの嬉しい」
「あと二番Aメロ前の空気の抜き方」
「うわ分かる人いた」
急にアオロビの目が少し輝く。
ネコちゃんがにやにやし始めた。
「始まったにゃ」
「音楽オタク会話もじゃ〜」
「いやでもあそこ良くない?」
アオロビがローシャを見る。
ローシャも静かに頷いた。
「うん。派手じゃないのに印象残る」
「そうそうそう」
「あと最後のリバーブ処理」
「そこも!?!?」
「細かすぎるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その横で、
みるくが小さく呟いた。
「……なんか二人とも楽しそう」
「実際楽しい」
アオロビが即答する。
「こういう“分かる人いる”瞬間って嬉しいんだよねぇ」
「わかるにゃ」
ネコちゃんが頬杖をついた。
「好きな話ちゃんと拾われるとテンション上がるよねぇ」
「ネコさんもガンダム話になると止まらないじゃん」
「にゃはは」
「……ちなみに、今期だと何が好きなんです?」
みるくが恐る恐る聞く。
その瞬間、
ネコちゃんの目が輝いた。
「お?」
「来るぞ」
アオロビが小声で言う。
「みるちゃん、自分から踏み込んだかしら……」
ルクレティアが紅茶を置きながら、
少し楽しそうに見守る。
ネコちゃんは身を乗り出した。
「いやまずね!? 最近の作品って“機体”じゃなくて“人間関係”の描き方が――」
「あ、長くなるやつだ」
ローシャが笑う。
「でもそこ大事なんだにゃ!」
「ネコさん始動したぽん〜」
「ふふ……」
ルクレティアが静かに笑った。
そして自然なタイミングで口を挟む。
「まぁまぁ、食事が来る前に熱くなりすぎると止まらなくなるよ?」
「あっ」
ネコちゃんが止まる。
「にゃー……確かに」
「後でゆっくり聞かせて」
アオロビが笑う。
「む、アオさんが聞くなら話すにゃ」
「助かったもじゃ〜」
ぴたぽんが胸を撫で下ろす。
そのタイミングで、
店員が料理を運んできた。
「お待たせしました〜」
湯気の立つ料理が並んでいく。
「おおー!」
ちょこみんとのテンションが一気に上がる。
「辛そう!」
「だからカフェなんだって」
「でも赤い!」
「基準そこなの?」
ティラミスは静かにパンケーキを見つめていた。
「……綺麗」
「ティラちゃん、まだメイン来てないよ?」
「先に心を決めておく」
「なんの?」
「デザートへの」
「強い」
チノは運ばれてきたオムライスを見て、
ぱっと表情を明るくした。
「かわいい……」
「ほんと好きだなぁ」
ローシャが笑う。
するとチノは真顔で言った。
「かわいいは戦闘力なので」
空気が一瞬止まり、
「チノさん、それ多分名言だにゃ」
ネコちゃんが吹き出した。
「でもわかるかもぉ」
ぴたぽんも頷く。
ルクレティアは小さく肩を揺らして笑いながら、
「……ふふ、本当に賑やかねぇ」
と、穏やかに呟いた。
夏楽曲作成会議
夜。
Gleam Gardenの共有作業部屋。
机の上には:
- ノートPC
- タブレット
- メモ
- 飲みかけのジュース
- コンビニお菓子
が散乱していた。
壁際では、
みるくがクッションを抱えて静かに座っている。
「で」
アオロビがホワイトボードを見ながら言った。
「夏曲会議なんだけど」
「きたー!」
ちょこみんとが元気よく手を上げる。
「夏と言えば!?!?」
「海」
「祭りぽん〜」
「夜」
ローシャが静かに言う。
「湿度」
ティラミスがぼそっと呟いた。
「解像度が独特にゃ」
ネコちゃんが笑う。
ルクレティアはコーヒー片手に、みんなを見回した。
「今回はEP全体で“夏の一日”を流す形だったよね?」
「そそ」
アオロビが頷く。
「朝、昼、夕方、夜」
「最後は“もう少しだけ夏が続いてほしい”感じでしたよねぇ」
ローシャが静かに補足する。
「One More Summerだねぇ」
「良い曲ぽん〜」
ぴたぽんがふわふわ頷く。
するとちょこみんとが机をばんっと叩いた。
「でもさ!」
「ん?」
「夏曲って“青春!!”みたいなのも欲しくない!?」
「急に熱血だなぁ」
アオロビが笑う。
「いやでも分かるにゃ」
ネコちゃんが乗る。
「ライブで盛り上がるやつ欲しい」
「HEY!とか言いたい!」
「既に言ってたじゃん」
「Sunflower Partyは別!」
「別なんだ」
ローシャが苦笑した。
その時。
「……夏って」
みるくが小さく口を開く。
全員が自然とそちらを見る。
「……外に行く人ばかりじゃないから」
静かな声。
「部屋から見る夏、みたいなのも好きです」
数秒、空気が止まる。
アオロビがゆっくり頷いた。
「Morning Curtainだねぇ」
「カーテン揺れる感じ、好きぽん〜」
ぴたぽんも頷く。
「みるちゃんの夏って、ちゃんと“静か”なんだよなぁ」
ローシャが優しく笑う。
「にゃー、でも分かる」
ネコちゃんが天井を見上げた。
「夜中の扇風機とかさ、夏だよね」
「あー……」
アオロビが少し遠い目をする。
「分かる」
「アオちゃん絶対夜更かし側だものね」
ルクレティアが笑う。
「否定はしない」
「私も夜好きぽん〜」
ぴたぽんがふわっと言う。
「なんか、空気がやわらかいからぁ」
「夏夜って音が遠いんだよね」
ローシャが呟く。
「湿度で反響変わる感じ」
「ロマンさん始まったにゃ」
「いやでも実際変わるよ?」
「出た、音楽勢」
ちょこみんとが笑った。
するとティラミスがぽつり。
「……氷の音も好き」
「おお」
アオロビが反応する。
「深夜コンビニ後の氷な」
「分かる」
「なんでそんな細かい所で盛り上がれるのにゃ……」
ネコちゃんが笑う。
ルクレティアはそんな空気を見ながら、
静かに微笑んだ。
「ふふ……」
「なんか良いな」
アオロビが呟く。
「ん?」
「いや、こういう“夏の好きな所”出し合うの」
「Gleam Gardenっぽいにゃ」
ネコちゃんが頷く。
「戦う話より、“どんな夏が好きか”で曲出来てくの、なんか良い」
「……その方が、みんなの曲になる気がします」
みるくが小さく言う。
その言葉に、
少しだけ静かな空気が落ちた。
ルクレティアが、
そっと微笑む。
「では――」
コーヒーを置きながら。
「今年の夏も、皆で形にしていこうかしら?」
「おー!」
「やるぽん〜!」
「まずアイス食べたい!」
「まだそこなんだ、ちょこ姉……」
夜の作業部屋に、
笑い声がゆっくり広がっていった。
Gleam Gardenに足りないモノ
夜。
共有通話部屋。
作業用BGMが小さく流れる中、
アオロビがぽつりと呟いた。
「……Gleam Gardenって、なんか足りないよね」
「急だにゃ」
ネコちゃんが笑う。
「どうしたぽん?」
ぴたぽんが首を傾げた。
「いやなんかさ」
アオロビは椅子を回しながら言う。
「グループとして、こう……決定的に欠けてるものある気がして」
「まともなツッコミ役かしら?」
ルクレティアが静かに紅茶を飲む。
「それはもう諦めてる」
ローシャが即答した。
「えー!?」
ちょこみんとが抗議する。
「私、普通に常識人だよ!?」
数秒沈黙。
「……」
「……」
「……」
「な、なんで誰も喋んないの!?」
「みんとしゃんは元気担当ぽん〜」
ぴたぽんがふわっとフォローする。
「フォローになってない!」
その横で、
ティラミスがぼそっと呟いた。
「……静けさは足りない」
「ティラちゃん基準だと世界全部うるさいんだよなぁ」
アオロビが笑う。
するとネコちゃんが身を乗り出した。
「いやでも実際、Gleam Gardenってかなり騒がしい側じゃない?」
「それは否定できないかも」
ローシャも苦笑する。
「普通に会議始めても途中から雑談になるし」
「この前も夏曲会議からアイスの話になったぽん〜」
「それは大事な議題!」
ちょこみんとが真顔で言った。
「味で季節感変わるじゃん!」
「みんとしゃん、そこはちょっと分かるぽん」
「ぽんぽんだけだよ味方!」
その時。
「……足りないのって」
みるくが小さく口を開いた。
全員が自然とそちらを見る。
「……ブレーキ役じゃないですか?」
空気が止まった。
「いるぞ?」
アオロビがルクレティアを見る。
ルクレティアは静かに微笑む。
「一応、止めるようにはしてるけど……」
「止めきれてないにゃ」
「にゃんちゃん、それは言わない約束よ」
「ふふふ」
ローシャが肩を震わせる。
「でも実際、ルクさんいないともっと酷い気はする」
「それはそう」
アオロビが頷く。
「ルクさんたまに交通整理してるもん」
「してるぽん〜」
「自覚はないわね……」
ルクレティアが少し遠い目をした。
するとチノが、
ぽつり。
「……足りないのは」
「ん?」
「マスコット第二枠です」
「チノさん一枠目自称なんだ」
ネコちゃんが吹き出す。
「だって競争相手少ない方が有利なので」
「発言が生々しいにゃ」
「合理的ぽん〜」
ぴたぽんが頷く。
アオロビはしばらく考えてから、
小さく笑った。
「でもまぁ」
「ん?」
「足りないものっていうか」
少しだけ視線を上げる。
「多分、変なバランスで成立してるんだよね」
静かな空気。
ローシャが、
ふっと笑った。
「それはあるかも」
「誰かが暴走すると、誰かが止めるし」
「誰か落ち込むと誰か寄ってくるにゃ」
「疲れてるとみんとしゃんがお菓子くれるぽん〜」
「えへへー」
「ティラちゃんは静かに糖分吸ってるし」
「……否定しない」
「みるちゃんは部屋を浄化してる」
「してないです……」
「チノさんは急に口悪くなる」
「…アレはネタなんだってば」
「ルクさんは最後に全部回収する」
「そんな便利キャラでは無いわ」
「でもなんだかんだ居ると安心するんだよねぇ」
アオロビが自然に言った。
ルクレティアは、
少しだけ困ったように笑う。
「……まったく」
ネコちゃんが頬杖をついた。
「つまりGleam Gardenに足りないものは?」
数秒。
アオロビが答える。
「常識」
「それはそうにゃ」
全員が頷いた。
新人を集める方法
夜。
共有ルーム。
テーブルの上には:
- ポテチ
- アイス
- エナドリ
- 謎に大量のラムネ
が広がっていた。
アオロビが、
チームページを見ながら唸る。
「んー……」
「どうしたの、あおちー?」
ちょこみんとがアイスを食べながら覗き込む。
「いや」
アオロビは画面を指差した。
「新人募集、全然人来ない」
「あー……」
ローシャが苦笑する。
「時期的にもあるかもねぇ」
「最近は固定コミュニティ多いにゃ」
La lune bleue .――ネコちゃんが頬杖をついた。
「そもそも今のNGSって、“所属しない人”増えた気がするぽん〜」
ぴたぽんがラムネをころころ転がす。
ルクレティアは静かにコーヒーを置いた。
「まぁ、昔とは文化も違うからねぇ」
「PSO2時代はロビーで拾われたり普通にあったにゃー」
「懐かしい」
ローシャが笑う。
「野良緊急でそのまま入団とか」
「ありましたねぇ」
みるくも小さく頷く。
するとチノがぽつり。
「……新人を集めるには」
全員が自然とそちらを見る。
「マスコットが必要です」
「チノさんいるじゃん」
あおちーが即答する。
「足りません」
「増やす気なのにゃ?」
「量産型チノ計画です」
「絶対ダメぽん〜」
ぴたぽんがふわっと止めた。
ちょこみんとは、
アイスを食べながら勢いよく手を上げる。
「はい!」
「どうぞ、みんとしゃん」
「ライブやろう!」
数秒沈黙。
「……いや」
あおちーが真顔になる。
「ちょこ姉それ毎回言うよね」
「だって楽しいじゃん!」
「実際みんとしゃんのライブ後って人増えるにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「分かる」
ローシャも頷く。
「“楽しそう”って結構大事なんだよね」
「居心地の良さは大事かしら」
ルクレティアが静かに言う。
「強さや効率だけでは、人は残らない」
少し空気が静かになる。
ぴたぽんが、
んちゃ! と短く入ってきた。
「ウチ、それ分かるぽん」
「お?」
「初心者しゃんって、“怒られないかな”が怖いと思うぽん〜」
「……あー」
あおちーが小さく頷く。
「それはある」
「昔より“ちゃんとしなきゃ”空気強いかもねぇ」
ローシャがぼそっと言った。
するとティラミスが、
静かに口を開いた。
「……静かな場所」
「ん?」
「必要」
「静かな場所?」
「……疲れた人、来るから」
空気が止まる。
La lune bleue .がふっと笑った。
「ティラミスさん、たまに核心刺すにゃ」
「Gleam Gardenって」
みるくが小さく言う。
「……なんだかんだ、帰って来やすい感じありますよね」
「にゃー、それ」
「分かるぽん〜」
「……なんでだろ」
あおちーが呟く。
するとルクレティアが、少しだけ目を細めた。
「無理をさせないから、ではないかしら」
静かな声。
「誰かが疲れていれば休ませるし、話したくなければ無理に聞かない」
「居てもいいし、黙っててもいいにゃ」
La lune bleue .が続ける。
「……それって結構、安心する」
みるくがぽつり。
ちょこみんとは、
空になったアイスカップを見ながら笑った。
「じゃあさ!」
「ん?」
「新人集める方法!」
勢いよく立ち上がる。
「“楽しくて、安心できる場所にする”!」
数秒。
ローシャが、静かに笑った。
「……シンプルだけど、一番強いかもね」
「結局そこに戻るのかしら」
ルクレティアも柔らかく笑う。
あおちーは椅子にもたれながら、
小さく息を吐いた。
「まぁ、Gleam Gardenらしいか」
窓の外では、
夏の夜風が静かに揺れていた。
健康管理
深夜。
共有VC。
作業用BGMだけが静かに流れている。
「あっつ……」
あおちーが椅子にもたれながら呟いた。
「それ今日もう5回聞いたにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「いや暑いものは暑い」
「クーラーつけてないの?」
「電気代が」
「毎年言ってるぽん〜」
ぴたぽん――ぴたしゃんがふわっと笑った。
その時。
「駄目だよ?」
静かな声。
ルクさんだった。
「あー、来た保護者」
「保護者ではないかしら」
と言いながらも、
完全に保護者の顔をしている。
「熱中症は洒落にならない。特に作業中は水分抜けるからね」
「はーい」
「返事が軽い」
「だって毎年聞くんだもん」
「毎年同じことをするから毎年言われるんだよ?」
「ぐうの音も出ない」
ローシャが肩を震わせる。
その横で、
みんとしゃんがアイスを食べていた。
「健康管理ならアイス大事だよ!」
「絶対違うにゃ」
「でも暑い時は身体冷やさないと!」
「それはそうぽん〜」
ぴたしゃんが頷く。
「でもみんとしゃん、今日何個目ぽん?」
数秒沈黙。
「……3」
「食べすぎよね」
ルクさんが即座に突っ込む。
「えー!?」
「アイスは薬ではないにゃ」
「心の健康に効く!」
「それは否定しにくい」
あおちーがぼそっと言った。
すると、
みるちゃんが小さく口を開く。
「……睡眠も大事です」
全員が少し黙る。
「……」
「……」
「……」
「お前ら今目逸らしただろ」
あおちーが言う。
「いやぁ」
ローシャが苦笑する。
「作業してると時間飛ぶんだよねぇ」
「気づいたら朝ぽん〜」
「夜って静かで集中できるにゃ」
「にゃんちゃんは完全夜型だものね」
ルクさんがコーヒーを置く。
「まずその深夜テンションを改善した方が――」
「ルクさんは?」
あおちーが即返した。
「ん?」
「この前朝4時まで資料整理してたよね?」
空気が止まる。
「……」
「ルクしゃん?」
ぴたしゃんが首を傾げる。
La lune bleue .がにやにやし始めた。
「おやおやぁ?」
「ルクさん?」
ローシャまで笑い始める。
ルクさんは咳払いした。
「……あれは、必要な作業で」
「はい出ました」
「保護者が1番寝てないパターン」
「説得力が消えたぽん〜」
「ぐっ……」
珍しく押されている。
その横で、
ティラミスが静かに言った。
「……健康管理」
「うん?」
「糖分」
「ティラさんはブレないねぇ」
「必要」
「どれくらい食べたの今日」
「……ケーキ2個」
「ティラミスさんも大概にゃ」
チノは静かに牛乳を飲んでいた。
「ちーちゃんは偉いなぁ」
ルクさんが少し安心したように言う。
「ちゃんと健康管理してる」
チノは真顔で答えた。
「成長期なので」
「おおー」
「あと寝ます」
「偉いぽん〜!」
「完璧にゃ」
「やっぱ健康って睡眠だよねぇ」
みんとしゃんが言う。
その瞬間。
La lune bleue .がぼそっと言った。
「みんとしゃん昨日“あと1本だけ動画見る”って言って2時間起きてたにゃ」
「」
「暴露されたぽん〜」
「にゃははは!」
みんとしゃんは机に突っ伏した。
「なんで覚えてるのー!?」
「にゃんころ、人の生活リズム見るの好きだからにゃ」
「怖いよネコさん!」
「でも実際」
ローシャが笑いながら言う。
「Gleam Gardenって健康管理できてる人少ないよね」
静寂。
そして。
「……否定できない」
あおちーが天を仰いだ。
ルクさんは小さくため息をつく。
「まったく……」
そう言いながらも。
その声は、
少し楽しそうだった。
芸能活動
夕方。
撮影終わりの共有ルーム。
テーブルの上には、
- メイク道具
- 撮影用アクセサリー
- カメラ
- 台本
- 食べかけのお菓子
が散乱していた。
アオロビはソファに寝転がりながら、
スマホを眺めている。
「んー……」
「どうしたの、あおちー?」
ちょこみんとがアイスを食べながら隣に座った。
「また来てる」
「なにが?」
アオロビは画面を見せる。
『Gleam Gardenって芸能活動してるグループなんですか?』
数秒沈黙。
そして。
「にゃははは!」
La lune bleue .が吹き出した。
「ついにそこまで来たにゃ」
「まぁライブに撮影、写真集までやってるしなぁ」
ローシャが苦笑する。
「普通に芸能寄りに見えるぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
「んちゃ!」
短く元気に入る。
「でもウチ達って、そんな“芸能人!”って感じぽん?」
「みんとしゃんはかなりアイドル寄りだと思うにゃ」
「えへへー!」
ちょこみんとは満更でもなさそうだ。
その横で、
ルクレティアが資料を整理している。
「ただ、一般的な芸能活動とは少し違う気もするわね」
「それは分かる」
アオロビが頷いた。
「なんか、“仕事感”より“いつもの延長”なんだよねぇ」
みるくはクッションを抱えながら小さく口を開く。
「……生活感、ありますよね」
静かな空気。
「……あー」
ローシャが笑った。
「それだ。“芸能人”というより、“そのまま表に出てる”感じ」
「ライブ終わったあと普通にコンビニ寄ってるにゃ」
La lune bleue .が頬杖をつく。
「みんとしゃんアイス買うぽん〜」
「アイスは毎日必要だから!」
「そこが芸能人っぽくないんだよなぁ」
アオロビが吹き出した。
チノは真顔で言った。
「親近感は大事です」
「ちーちゃん急にプロっぽい」
「マスコット営業も戦略なので」
「怖いにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その時。
ティラミスが静かにお茶を飲みながら呟いた。
「……静かな番組なら出たい」
「ティラちゃん深夜番組似合いそうなんだよなぁ」
アオロビが笑う。
「ひたすらケーキ食べてそう」
「……良い」
「肯定したぽん〜」
ぴたぽんがふわっと笑う。
するとちょこみんとが勢いよく立ち上がった。
「じゃあさ!」
「ん?」
「もし本当に芸能活動するなら、何やりたい!?」
「あ、危ない流れだ」
アオロビが笑う。
「みんとしゃん絶対バラエティ言うにゃ」
「バラエティ!」
「ほら」
ローシャが肩を震わせる。
「絶対ドッキリ全部引っかかるぞ?」
「なんで!?」
「リアクション良いから」
「…否定できないわね」
ルクレティアまで頷いた。
「えぇー!?」
笑い声が広がる。
その空気を見ながら、
ルクレティアは小さく微笑んだ。
「まぁ……」
全員の視線が自然と集まる。
「今のままでも、十分“らしい”とは思うんだけどね」
静かな声。
La lune bleue .がふっと笑った。
「にゃんころ達、結局そこなんだよにゃ」
窓の外では、
夕焼けがゆっくり夜へ変わり始めていた。
スキャンダルとは
夜。
共有ルーム。
テーブルの上には:
- ノートPC
- お菓子
- 作業資料
- アイス
- なぜか大量の炭酸飲料
が広がっていた。
アオロビが、 スマホを見ながら吹き出す。
「ふっ」
「どうしたの、あおちー?」
ちょこみんとがアイスを咥えたまま覗き込む。
「いや」
アオロビは画面を見せた。
『アイドルにスキャンダルは付き物』
数秒沈黙。
「……スキャンダル?」
ルクレティアが小さく首を傾げる。
「Gleam Gardenに存在するのかしら、それ」
「にゃはは!」
La lune bleue .が笑い始めた。
「逆に何したらスキャンダルになるにゃ?」
「みんとしゃん一日アイス五個食べたぽん〜」
「それは普通!」
「普通ではない」
ローシャが即答した。
「えぇー!?」
ぴたぽんはラムネを転がしながら考える。
「スキャンダルって、悪い事ぽん?」
「まぁ一般的にはそうだねぇ」
アオロビが頷く。
「熱愛とか、問題発言とか、炎上とか」
「にゃんころ達、炎上するほど取り繕ってないにゃ」
La lune bleue .が肩を揺らす。
「たしかに」
ローシャも苦笑する。
「最初から生活感出てるし」
みるくが小さく口を開く。
「……でも」
「ん?」
「ちょっと見てみたいかもです」
「何を?」
「芸能人っぽいスキャンダル」
空気が少しざわつく。
「例えばぽん?」
ぴたぽんが首を傾げる。
みるくは真面目に考え始めた。
「……深夜、密会」
「誰とにゃ」
「コンビニ店員さん」
「規模が小さい」
アオロビが吹き出した。
「“毎日同じアイスを買いに来る謎の女性”とか記事になるぽん〜」
「みんとしゃんじゃん」
「私!?」
ちょこみんとが机を叩く。
「アイスは生活だから!」
「生活スキャンダルにゃ」
「新ジャンルだなぁ」
その横で、ティラミスがぽつり。
「……糖分依存」
「ティラさん、自分にも刺さるよねそれ」
「……否定できない」
「正直でよろしいぽん〜」
チノは真顔で言った。
「私のスキャンダルは」
全員が自然と見る。
「“可愛いぬいぐるみを大量購入”です」
「平和すぎるにゃ」
「でもちーちゃん普通にやりそう」
ローシャが笑う。
するとLa lune bleue .が、にやっと笑った。
「ルクさんとかどうにゃ?」
「私?」
「“実は甘やかし体質だった”」
数秒静止。
アオロビが吹き出した。
「あー」
「それはある」
「ルクさん保護者だもんねぇ」
「みんとしゃん、かなり甘やかされてるぽん〜」
「にゃんちゃんまで……」
ルクレティアが額を押さえる。
「ではアオちゃんは?」
「私?」
「“深夜作業常習犯”」
「それはもう事実」
ローシャが即答した。
「否定材料がないにゃ」
「ぐっ」
その時。
ぴたぽんが、 んちゃ! と短く入る。
「でもウチ思うぽん〜」
「ん?」
「Gleam Gardenって、“隠してる部分”少ないぽん」
静かな空気。
「……あー」
アオロビが頷いた。
「それはある」
「結局、普段からそのままだしなぁ」
ローシャも笑う。
La lune bleue .が、
ふっと目を細めた。
「だからスキャンダルになりにくいのかもにゃ」
「全部“知ってた”で終わる」
「確かに」
みるくが小さく笑った。
ルクレティアは、
そんな空気を見ながら小さく息を吐く。
「まぁ……」
静かな声。
「平和なのは良い事よね」
「それはそうぽん〜!」
ぴたぽんが笑った。
そしてその瞬間。
「ちょっと待って」
アオロビがスマホを見て固まる。
「ん?」
「“Gleam Gardenメンバー、深夜23時にラーメン”って写真上がってる」
数秒沈黙。
「……あ」
ちょこみんとが目を逸らした。
「みんとしゃん?」
「……魁力屋、美味しかった」
「はい犯人にゃ」
歌って好き?
夜。
共有ルーム。
珍しく、
作業音が少ない静かな時間だった。
窓の外では、
夏の夜風がゆっくり揺れている。
アオロビは、
ヘッドホンを首に掛けたまま椅子を回していた。
「ふと思ったんだけど」
「ん?」
ちょこみんとがアイスの蓋を開けながら顔を上げる。
「みんなって、歌好き?」
数秒。
静かな空気が落ちる。
「急に深い話来たにゃ」
La lune bleue .が頬杖をついた。
「いやなんか」
アオロビは少し笑う。
「普通に気になった」
「ウチは好きぽん〜」
ぴたぽんが最初に答えた。
「歌ってると、なんか元気出るぽん」
「ぴたしゃん分かる」
ちょこみんとが勢いよく頷く。
「楽しいよね!」
「みんとしゃんは歌うの好きそうにゃ」
「好きー!」
即答だった。
「なんかこう、“わーっ!”ってなる!」
「語彙」
ローシャが吹き出した。
そのローシャは、
少し考えてから口を開く。
「私は……」
静かな声。
「聴くのも好きだけど、“誰かの感情が乗ってる瞬間”が好きかも」
空気が少し静かになる。
「おー、ロマンさんっぽい」
「その呼び方ほんと定着したなぁ……」
「だってロマンさんだしにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その時。
みるくが小さく口を開いた。
「……私は」
全員が自然とそちらを見る。
「歌って、“その時の空気”が残る感じがして好きです」
静かな声。
「空気?」
アオロビが聞き返す。
「……夏の夜とか、雨の日とか」
みるくは少し考えながら続けた。
「あとで聴くと、その時の気持ち思い出すので」
数秒。
「……あー」
ローシャがゆっくり頷く。
「分かる、それ」
「曲って記憶残るぽん〜」
ぴたぽんもふわっと笑った。
その横で、
ティラミスが静かに呟く。
「……言葉にしなくても、伝わるから好き」
「ティラちゃんらしいなぁ」
ルクレティアが少し微笑む。
「歌は感情の逃げ道にもなるから」
「お、ルクさん語る?」
アオロビが笑う。
ルクレティアは小さく肩を竦めた。
「昔から、言葉だけでは届かないものもあったからね」
静かな声。
La lune bleue .は、
そんなルクレティアを少しだけ見ていた。
「にゃんころも好きにゃ」
「お?」
「歌って、“その人が出る”から」
少しだけ真面目な声。
「上手い下手より、“どう歌うか”に性格出るんだよね」
「……それはある」
アオロビが頷く。
「みんとしゃんとかめちゃくちゃ分かりやすいし」
「えー!?」
「楽しそうなの全部出る」
「ローシャしゃんは丁寧ぽん〜」
「ティラミスさんは静かに刺してくるにゃ」
「ルクさんは包む感じ」
「やめろ、恥ずかしい」
珍しくルクレティアが止めに入る。
その瞬間。
チノが真顔で言った。
「アオおねぇちゃんは夜です」
空気が止まる。
「夜?」
アオロビが目を瞬かせる。
「夜です」
「説明が増えない」
「なんか分かるにゃ」
La lune bleue .が笑った。
「深夜2時感ある」
「どういう評価!?」
「でも分かるぽん〜」
「なんで!?」
笑い声が広がる。
その空気を見ながら、
ルクレティアは静かに目を細めた。
「……好きだから、続いているのでしょうね」
ぽつりと落ちた言葉。
誰も否定しなかった。
窓の外では、
夏の夜風が静かに揺れていた。
ものづくり
深夜。
共有作業ルーム。
机の上には:
- ノートPC
- ラフスケッチ
- 音源データ
- カメラ
- お菓子
- アイス
- なぜか積まれた資料本
が広がっていた。
静かなタイピング音だけが、
部屋に流れている。
アオロビが、椅子にもたれながら呟いた。
「……ものづくりってさ」
「ん?」
ちょこみんとがアイスを食べながら顔を上げる。
「なんでこんな終わらないんだろうね」
数秒沈黙。
そして。
「それは本当にそうにゃ」
La lune bleue .が即答した。
「永遠に修正増えるぽん〜」
ぴたぽんも頷く。
ローシャは苦笑しながら資料を閉じる。
「完成したと思った瞬間、“ここ直したい”出るんだよねぇ」
「ロマンさん、細かい所気にし始めると止まらないもんなぁ」
「やめて」
図星だった。
その横で、
ルクレティアが静かにコーヒーを置く。
「でも、その“もう少し”を積み重ねた結果が作品でもある」
「ルクさん、そういう事サラッと言う」
アオロビが笑う。
「長く見てきた人感あるにゃ」
「否定はしないわ」
みるくは、
クッションを抱えながら小さく口を開いた。
「……でも」
「ん?」
「作ってる時間、結構好きです」
静かな声。
「分かるぽん〜」
ぴたぽんがふわっと笑う。
「完成も嬉しいけど、“作ってる途中”って独特ぽん」
「深夜に急に“これだ!”ってなる時あるしねぇ」
アオロビが頷く。
「で、朝見ると微妙だったりするにゃ」
「やめて」
ローシャが額を押さえた。
「刺さる」
その時。
ティラミスがぽつり。
「……作るの、怖い時もある」
空気が少し静かになる。
アオロビがゆっくり顔を上げた。
「怖い?」
ティラミスは静かに頷く。
「……自分の中のもの、出るから」
数秒。
La lune bleue .が、小さく笑った。
「ティラミスさん、それかなり核心にゃ」
「ものづくりって、“その人”出るもんなぁ」
ローシャも静かに頷く。
「だから褒められると嬉しいし、刺さると痛い」
「わかる」
アオロビが小さく笑った。
「曲とか特にそう」
その横で、チノが真顔で言う。
「私は完成した瞬間が好きです」
「お、ちーちゃんは完成派?」
「達成感があります」
「偉いぽん〜」
「あと褒められたいです」
「正直にゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
するとちょこみんとが、
急に机をばんっと叩いた。
「でもさ!」
「ん?」
「Gleam Gardenって、結構“好きだから作ってる”感強いよね!」
静かな空気。
ルクレティアが、ふっと目を細める。
「……そうね」
「数字とか、流行とかもあるけど」
アオロビが続ける。
「結局、“これ好き!”から始まってる」
「夏の曲もそうだったぽん〜」
「アイスの話から曲できてたにゃ」
「アイスは大事!」
「そこはブレないなぁ」
ローシャが笑った。
みるくは、小さく微笑みながら呟く。
「……好きって、結構強いですよね」
静かな声。
誰かが頷く。
ルクレティアは、
そんな空気を見ながらゆっくり息を吐いた。
「だから、続いているのかもしれないわね」
深夜の作業部屋。
キーボードの音と、
小さな笑い声が、
静かに混ざり合っていた。
アオロビという人
夜。
共有ルーム。
今日は珍しく、
アオロビ本人が不在だった。
「静かだにゃ」
La lune bleue .がソファに寝転がりながら呟く。
「なんか部屋の温度違うぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
ルクレティアは資料を整理しながら、
少しだけ笑う。
「アオちゃんは存在感があるからね」
「それ分かる」
ローシャがコーヒーを持ちながら席に着いた。
「別にずっと喋ってる訳じゃないのに、居ると空気変わる」
「分かるー!」
ちょこみんとが勢いよく手を上げる。
「なんか“いつもの感じ”になるよね!」
「みんとしゃん、それ語彙力消えてるぽん〜」
「でも分かるにゃ」
La lune bleue .が笑った。
「居るだけで“Gleam Garden始まったな”感ある」
みるくはクッションを抱えながら、
小さく頷く。
「……夜っぽいです」
「ちーちゃんも前言ってたにゃ」
La lune bleue .が思い出したように笑う。
「“アオおねぇちゃんは夜”って」
チノは真顔で頷いた。
「はい」
「まだ分からないんだよなぁ、それ」
ローシャが苦笑する。
チノは少し考えてから言った。
「……静かだけど、起きてる感じです」
数秒。
「……あー」
ぴたぽんが頷く。
「それぽん〜」
「夜中のコンビニ帰り感ある」
「急に解像度高いにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
ルクレティアは、
そんな会話を静かに聞いていた。
「アオちゃんはねぇ」
少しだけ目を細める。
「距離感が上手い」
「お?」
「必要以上に踏み込まない。でも、ちゃんと見ている」
静かな声。
ローシャも頷いた。
「それはある」
「人に合わせるの上手なんだよねぇ」
「にゃんころ思うんだけど」
La lune bleue .が頬杖をつく。
「アオさんって、“一人に見えて一人じゃない人”なんだよにゃ」
少し静かになる。
「どういう意味ぽん?」
ぴたぽんが首を傾げた。
「一人で平気そうに見えるのに」
La lune bleue .は続ける。
「気づいたら誰かの隣に居る」
数秒。
みるくが小さく笑った。
「……分かります」
「自然なんだよねぇ」
ローシャも頷く。
「“支えるぞ!”って感じじゃないのに、居ると楽」
その時。
ちょこみんとが、
アイスを食べながら笑った。
「でもあおちー、結構変だよ?」
「それはそうにゃ」
「即答ぽん〜」
「なんで!?」
「深夜3時に急に“この曲ヤバい”って送ってくる」
「ありますねぇ」
みるくも頷く。
「“聴いて”だけ来る」
「語彙消えるタイプなんだよなぁ」
ローシャが笑う。
ルクレティアは、
少しだけ困ったように微笑んだ。
「昔からああいう所は変わらないわね」
「お、古参コメント」
La lune bleue .がにやにやする。
「アオちゃんは昔から、“好きなものを見つけると急に子供みたいになる”」
「分かるー!」
ちょこみんとが机を叩く。
「急に早口になるよね!」
「しかも目がちょっとキラキラしてるにゃ」
「本人居たら絶対嫌がるぽん〜」
笑い声が広がる。
その時。
共有ルームの扉が開いた。
「……なんか私の悪口聞こえたんだけど」
アオロビだった。
数秒静止。
そして。
「おかえり、あおちー!」
「アオしゃんおかえりぽん〜!」
「噂をすればにゃ」
「本人来た」
「ちょうどアオちゃんの話をしていた所よ」
アオロビは少し嫌そうな顔をした。
「絶対ろくな内容じゃない」
「大丈夫ぽん!」
ぴたぽんが笑う。
「ちゃんと褒めてたぽん〜」
「“ちゃんと”って付いた時点で不安なんだけど」
La lune bleue .が、
にやっと笑う。
「安心する人、って話してたにゃ」
アオロビは少しだけ目を瞬かせた。
数秒。
「……そういうの、急に言うのやめて」
少しだけ視線を逸らす。
その反応を見て、
みんなが笑い始めた。
夜の共有ルームには、
いつもの空気が戻っていた。
ちょこみんとって…
夜。
共有ルーム。
今日は珍しく、
ちょこみんとだけが席を外していた。
机の上には、
開封済みのアイスの箱。
「……もう食べてる途中だったんだな」
アオロビが苦笑する。
「みんとしゃんらしいぽん〜」
ぴたぽんがふわっと笑った。
La lune bleue .はソファに寝転がりながら、
アイス箱を見つめる。
「にゃー……」
「どうしたの、にゃんちゃん」
ルクレティアがコーヒーを置きながら聞いた。
「いや、みんとさんって凄いなって」
「急に?」
ローシャが笑う。
La lune bleue .は頬杖をついた。
「だって、あの人“場の温度”上げるの上手すぎるにゃ」
数秒。
「……あー」
アオロビが頷く。
「それはかなりある」
「みんとしゃん来ると急に賑やかになるぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
みるくはクッションを抱えながら小さく言う。
「……空気が明るくなります」
「わかる」
ローシャも笑う。
「しかも、本人無意識っぽいんだよねぇ」
「そこが強いにゃ」
La lune bleue .が続ける。
「“盛り上げなきゃ!”じゃなくて、自然に元気」
その時。
チノが真顔で言った。
「あと距離が近いです」
「物理的にも近いぽん〜」
「すぐ横来るにゃ」
アオロビが吹き出す。
「ちょこ姉、気づくと隣いるんだよなぁ」
「アオちゃんに対して特にそうだね」
ルクレティアが静かに笑う。
「まぁ……」
アオロビは少し視線を逸らした。
「最初に“お姉さん役やりたい!”って来た時は意味分かんなかったけど」
「今は?」
La lune bleue .がにやにやする。
数秒。
「……まぁ本人が満足ならいいか、って」
「定着してるにゃー!」
「ネコさんうるさい」
笑い声が広がる。
その横で、
ローシャが静かに口を開いた。
「でも、みんとさんって」
少し考える。
「“明るい人”だけじゃないんだよね」
空気が少し静かになる。
「お?」
「なんていうか……」
ローシャは続ける。
「人の変化、結構見てる」
数秒。
ルクレティアが、
小さく頷いた。
「それはあるわね」
「落ち込んでる人いると、自然に寄るぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「しかも重くならないにゃ」
La lune bleue .も続けた。
「“元気出して!”じゃなく、“アイス食べる?”で来る」
「すごいみんとしゃんっぽい」
アオロビが吹き出す。
みるくは、
少しだけ微笑みながら言った。
「……安心するんです」
静かな声。
「みんとさん居ると、“大丈夫そう”って思えるので」
その空気を聞きながら、
ルクレティアは小さく目を細めた。
「昔から、ああいう人は貴重よね」
「ルクさん、かなりみんとしゃん気に入ってるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「まぁ……預かっている立場でもあるしな」
「保護者にゃ」
「アナタ達?」
その時。
共有ルームの扉が勢いよく開いた。
「ただいまー!」
ちょこみんとだった。
両手いっぱいにコンビニ袋を抱えている。
「暑かったー!」
「みんとしゃん帰還ぽん〜」
「おかえりにゃ」
「……あれ?」
ちょこみんとは不思議そうに首を傾げた。
「なんか私の話してた?」
数秒。
La lune bleue .がにやっと笑った。
「してたにゃ」
「えっ、悪口!?」
「みんとしゃんの場合、“アイス食べすぎ問題”しか出ないぽん〜」
「それは悪口!」
アオロビが小さく笑う。
「安心する人、って話」
その瞬間。
ちょこみんとは少しだけ目を丸くした。
「……へ?」
珍しく、
静かな反応。
数秒後。
「えへへ」
少し照れたように笑う。
「なんか恥ずかしいじゃん、それ!」
La lune bleue .が、
そんなちょこみんとを見ながら笑った。
「でも、そういう所だにゃ」
夜の共有ルームには、
いつもの賑やかな空気が戻っていた。
英語歌詞、読める?
深夜。
共有ルーム。
モニターには、
制作途中の歌詞ファイルが映っていた。
アオロビは椅子にもたれながら、
画面を見つめている。
「……英語ってさぁ」
「ん?」
ちょこみんとがアイスを食べながら顔を上げた。
「読める?」
数秒沈黙。
そして。
「にゃははは!」
La lune bleue .が吹き出した。
「急に不安になったにゃ?」
「いや、今歌詞見返してたんだけど」
アオロビは画面を指差す。
「自分で書いたのに“これどう読むんだっけ”ってなった」
「あるぽん〜」
ぴたぽんがふわっと頷く。
「雰囲気で書いてる時あるぽん」
「ダメだろそれ」
ローシャが笑う。
その横で、
ルクレティアが静かにコーヒーを飲んでいた。
「英語歌詞は響き優先になる時もあるからね」
「ルクさん読める側?」
「ある程度なら」
「おおー」
ちょこみんとが拍手する。
「師匠!」
「その呼び方はやめなさい」
ルクレティアは少し困ったように笑った。
その時。
ティラミスが、
画面を見ながらぽつり。
「……雰囲気で歌う時ある」
「ティラさん正直」
「でも実際、洋楽って勢いで聴いてる時あるにゃ」
La lune bleue .が頬杖をついた。
「分かる」
アオロビも頷く。
「“意味分からんけど格好良い”ある」
「ろしゃろしゃは?」
ちょこみんとが振る。
ローシャは少し考えた。
「私は読む方かなぁ」
「おお」
「でも発音は怪しい」
「そこはみんな怪しいぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
みるくは、
小さく手を挙げた。
「……英語歌詞って」
「ん?」
「なんか、“意味が全部分からなくても綺麗”なの、不思議です」
静かな空気。
「……あー」
アオロビが頷く。
「分かる」
「音として聴く部分あるよねぇ」
ローシャも笑う。
その時。
チノが真顔で言った。
「私は読めます」
空気が止まる。
「お?」
「マジ?」
アオロビが目を瞬かせる。
チノは真顔のまま続けた。
「“I”は“アイ”です」
数秒。
「初歩」
La lune bleue .が吹き出した。
「“You”も読めます」
「ちーちゃん、それ義務教育ぽん〜!」
「成長中なので」
「万能ワードにゃ」
笑い声が広がる。
その横で、
アオロビがモニターを見ながら呟いた。
「でもさ」
少し静かな声。
「英語歌詞って、“意味”より“空気”で刺さる時ない?」
数秒。
ルクレティアが、
小さく頷いた。
「あるね」
「言葉そのものというより、“感情の流れ”で届く時はある」
「にゃんころ、ライブでそういう瞬間好きにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「みんとさんとか、“意味分かってなくても楽しい!”で押し切るし」
「えへへー!」
ちょこみんとは満面の笑みだ。
「でも楽しいは大事じゃん!」
「それは本当にそうぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
その時。
アオロビがふと画面を見て固まる。
「……待って」
「ん?」
「この単語、なんて読むんだっけ」
数秒。
全員がモニターを見る。
静寂。
そして。
「……読めないにゃ」
「ローシャさん?」
「無理」
「ウチも分からんぽん〜」
「……雰囲気でいきましょう」
みるくが小さく言った。
「結局それに戻るんだよなぁ……」
アオロビは天を仰いだ。
深夜の共有ルームには、
笑い声が静かに広がっていた。
担当楽器
夜。
共有ルーム。
次回ライブ用の資料が、
テーブルいっぱいに広がっていた。
ギターケース、
スティック、
ヘッドホン、
ケーブル。
いつもの光景。
アオロビはシンセの設定画面を見ながら、
ぽつりと呟いた。
「そういやさ」
「ん?」
ちょこみんとがギターを抱えたまま顔を上げる。
「今さらだけど、担当楽器って性格出るよね」
数秒。
「にゃはは」
La lune bleue .が笑う。
「急に分析始まったにゃ」
「いやでも分かるぽん〜」
ぴたぽんが頷いた。
「楽器って人出るぽん」
その横で、
ローシャがベースを軽く鳴らす。
「それ言うなら、あおちーはかなり“シンセの人”だよねぇ」
「え、そう?」
「夜」
即答だった。
「またそれ!?」
La lune bleue .が吹き出す。
「でも分かるにゃ」
「深夜2時の光る機材感ある」
「なんだよその評価」
アオロビは笑いながらも否定しない。
その時。
ちょこみんとがギターを持ち上げた。
「じゃあ私は!?」
数秒。
「太陽」
「元気」
「ライブ」
「走り回るぽん〜」
「お菓子」
「アイス」
「最後二つ楽器関係ない!」
笑い声が広がる。
ルクレティアは、
そんな空気を見ながら小さく微笑んだ。
「でも、ちょこちゃんのギターは実際かなり“前へ出る”音だからね」
「おー」
アオロビが頷く。
「音が“来る”んだよね」
ちょこみんとは少し照れたように笑った。
「えへへ」
その横で、
ローシャが静かにベースを撫でる。
La lune bleue .が頬杖をついた。
「ロマンさんは本当にベースっぽいにゃ」
「どういう意味?」
「目立たないのに居なくなると全部崩れる」
数秒。
「……あー」
アオロビが頷く。
「それめっちゃ分かる」
「ベースってそういう楽器だもんなぁ」
ローシャは少し困ったように笑った。
「なんか褒められてるのか分からないな」
「褒めてるぽん〜」
ぴたぽんがふわっと言う。
「ろしゃろしゃの音あると安心するぽん」
静かな空気。
ローシャは少し視線を逸らした。
その時。
「にゃんころは?」
La lune bleue .が自分を指差す。
「ハープだよねぇ」
アオロビが笑う。
「なんか分かる」
「“綺麗だけど急に刺してくる”感じにゃ?」
「性格じゃん」
「否定できないぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
ティラミスは、
静かにピアノ音源を鳴らしている。
「ティラちゃんはもう“ピアノそのもの”なんだよなぁ」
ルクレティアが少し笑う。
「静かだけど感情重い」
「……否定しない」
「ティラミスさんの音、夜中の雨感あるにゃ」
「急に詩的」
アオロビが吹き出した。
その時。
チノが真顔で言った。
「私は刀です」
数秒静止。
「楽器じゃない」
「知ってます」
「なんで言ったにゃ」
「流れです」
「ちーちゃん強いぽん〜」
みるくは、
そんな空気を見ながら小さく笑っていた。
「みるみるはフルート、本当に似合うよねぇ」
ちょこみんとが言う。
「……静かな音、好きなので」
「みるしゃんの音、朝っぽいぽん〜」
「そうね」
ルクレティアも頷いた。
「柔らかい風みたいな音を出す」
みるくは少し恥ずかしそうに俯く。
その横で、
ルクレティアはドラムスティックを軽く回していた。
アオロビがふと笑う。
「でもルクさんがドラムなの、かなり納得なんだよね」
「私がか?」
「全体見てるから」
静かな空気。
「テンポ崩れそうになると戻すし」
「後ろから支えてる感じあるにゃ」
「ルクしゃん居ると安心するぽん〜」
ルクレティアは少しだけ目を細めた。
「……そういうものか」
「そういうもの」
アオロビが笑う。
窓の外では、
夏の夜風が静かに吹いていた。
食べ物の好み
夜。
共有ルーム。
テーブルの上には:
- ポテチ
- チョコ
- アイス
- 炭酸
- 深夜テンションで買った謎のお菓子
が大量に並んでいた。
アオロビはその光景を見ながら、
小さく笑う。
「これ、健康に悪そう」
「今さらぽん〜」
ぴたぽんがふわっと笑った。
「でもこういうのって、好み出るよねぇ」
「食べ物の?」
ちょこみんとがアイスを開けながら聞き返す。
「そうそう」
アオロビはポテチをつまむ。
「なんか性格出るじゃん」
「みんとしゃんはもう分かりやすすぎるにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「アイス!」
「辛いもの!」
「甘いもの!」
「全部好きぽん〜」
「欲張りって言わないで!」
笑い声が広がる。
ローシャはコーヒーを飲みながら、
少し考える。
「でもみんとさんって、“食べる事を楽しんでる”感じあるよね」
「えへへー」
「新作アイス見つけるとテンション上がるにゃ」
「上がる!」
即答だった。
その横で、
ティラミスは静かにケーキを食べている。
アオロビが笑う。
「ティラさんはブレないねぇ」
「……甘いものは必要」
「もう呼吸みたいに言うじゃん」
「実際かなり糖分で動いてそうぽん〜」
ぴたぽんがふわっと頷く。
そのぴたぽんは、
なぜかラムネを大量に抱えていた。
「ぴたしゃんラムネ好きすぎでは?」
「口寂しい時ちょうどいいぽん〜」
「お母さん感ある」
「子供のお菓子管理してそうにゃ」
「否定できないぽん〜」
ローシャが小さく笑う。
「ろしゃろしゃは?」
ちょこみんとが聞く。
「んー……」
ローシャは少し考えた。
「静かな店のご飯好きかなぁ」
「うわ、分かる」
アオロビが頷く。
「なんかローシャさん、“夜カフェ”感ある」
「にゃー、照明暗めのバー似合う」
「実際似合うしなぁ」
ルクレティアが静かにコーヒーを置いた。
その時。
みるくが小さく口を開く。
「……私は」
全員が自然と見る。
「甘いものと、温かい飲み物好きです」
静かな声。
「みるしゃんっぽいぽん〜」
「分かるにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「クッキーとミルクティーのイメージ」
「あと部屋」
「部屋?」
「外じゃなくて“自分の場所で食べる”感じ」
「……あ」
みるくは少し照れたように俯いた。
「合ってます」
「にゃはは」
その横で、
チノが真顔で言った。
「私は可愛いものです」
数秒。
「食べ物?」
アオロビが聞き返す。
「はい」
「どういう事にゃ」
「見た目が可愛いとテンション上がります」
「ちーちゃんらしいぽん〜」
「キャラ弁とか好きそう」
「好きです」
即答だった。
ルクレティアは、
そんな会話を静かに聞いていた。
アオロビがふと聞く。
「ルクさんって何好きなの?」
「私?」
ルクレティアは少し考える。
「……和食かしら」
数秒。
「うわ、分かる」
「めっちゃ分かるにゃ」
「なんか“落ち着く味”好きそうぽん〜」
「あとお酒に合うやつ」
ローシャが笑った。
「否定はしない」
その時。
La lune bleue .が、にやっと笑う。
「ちなみにあおさんは?」
「私?」
「夜中にコンビニで変な飲み物買ってそう」
「やめろ」
「しかもジャケ買いするにゃ」
「否定材料がないぽん〜」
アオロビは天を仰いだ。
笑い声が広がる。
その空気を見ながら、
ルクレティアは小さく微笑む。
「食の好みも、やっぱり人柄が出るものね」
静かな声。
「みんな、かなり分かりやすいよねぇ」
アオロビが笑う。
ちょこみんとは、
新しいアイスを開けながら元気よく言った。
「好きなもの食べてる時が一番幸せ!」
「みんとしゃん、それ毎回言ってるぽん〜」
夜の共有ルームには、
穏やかな笑い声が響いていた。
嫌いな食べ物
夜。
共有ルーム。
テーブルの上には、
コンビニで買ってきた食べ物が並んでいた。
ポテチ、
サンドイッチ、
プリン、
アイス、
なぜか大量の駄菓子。
ちょこみんとは、
新作アイスを嬉しそうに眺めている。
「……ふと思ったんだけど」
アオロビが炭酸を開けながら言った。
「みんな嫌いな食べ物ってある?」
数秒。
「急に小学生みたいな話題にゃ」
La lune bleue .が笑う。
「でもちょっと気になるぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
ローシャは少し考える。
「私は……」
「お?」
「パクチー」
即答だった。
「あー」
「分かるぽん〜」
「ロマンさん、香り強いの苦手そうにゃ」
「嫌いっていうか、主張が強すぎるんだよねぇ」
その横で、
ルクレティアが静かにコーヒーを飲んでいた。
「ルクさんは?」
アオロビが聞く。
「私?」
少し考える。
「……極端に甘いものは少し苦手かもしれない」
数秒。
「えっ」
ちょこみんとが固まる。
「人生半分損してるよ!?」
「そこまでではないでしょ」
「ルクさん、和菓子派っぽいぽん〜」
「それはあるね」
「静かな甘さ好きそう」
「静かな甘さって何にゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
その時。
ティラミスが静かに口を開く。
「……苦いもの」
全員が少し驚く。
「おお、意外」
「コーヒー飲んでるのに?」
アオロビが聞き返す。
「……砂糖いっぱい入れてる」
数秒。
「子供舌にゃー!」
「かわいいぽん〜」
ティラミスは少しだけ視線を逸らした。
その横で、
みるくが小さく手を挙げる。
「……辛すぎるもの、苦手です」
ちょこみんとがゆっくり振り向く。
「えっ」
「……えっ」
「みんとしゃん圧かけないぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「いやでも辛いの美味しいよ!?」
「……痛いです」
「正論にゃ」
La lune bleue .が肩を震わせる。
ローシャが少し笑った。
「みるくさん、刺激弱め好きそうだもんねぇ」
「はい……」
チノは真顔で言った。
「私は苦い野菜です」
「子供!」
アオロビが吹き出した。
「ピーマン嫌いそう」
「……嫌いです」
「即答ぽん〜」
「でも食べます」
「偉いにゃ」
その時。
La lune bleue .が頬杖をついた。
「にゃんころ、実は納豆ちょっと苦手」
空気が止まる。
「えっ」
アオロビが目を丸くする。
「ネコさんいけそうなのに」
「におい強いのちょっと苦手にゃ」
「へぇー」
「意外ぽん〜」
その横で、
ぴたぽんがラムネを転がしながら言った。
「ウチは特にないぽん〜」
「お、強い」
「でも昔、子供しゃんの食べ残し処理係だったから慣れたぽん」
「お母さん強い」
アオロビが笑う。
すると。
「じゃああおちーは?」
ちょこみんとが聞いた。
「私?」
アオロビは少し考える。
「……レーズン」
数秒。
「分かる」
「分かるにゃ」
「パンに急に居るぽん〜」
「そう!」
アオロビが机を指差す。
「なんでパンに“急に果物”入れるの!?」
「熱量すごいにゃ」
笑い声が広がる。
その空気を見ながら、
ルクレティアは小さく微笑んだ。
「食べ物の好みも、随分個性が出るものねぇ」
「みんな、かなりバラバラだよねぇ」
アオロビが笑う。
その時。
ちょこみんとがアイスを食べながら真顔で言った。
「でもアイス嫌いな人居なくて良かった!」
数秒。
「みんとしゃん基準そこぽん〜?」
夜の共有ルームには、
また笑い声が広がっていた。
『戦闘』ってどう?
夜。
共有ルーム。
ライブ資料と、
戦闘装備データ。
本来なら混ざらないはずのものが、
同じ机の上に並んでいた。
アオロビは椅子にもたれながら、
武器カスタム画面を眺めている。
「……ふと思ったんだけど」
「ん?」
ちょこみんとがアイスを食べながら顔を上げた。
「みんな、戦闘って好き?」
数秒。
静かな空気が落ちる。
「急に重め来たにゃ」
La lune bleue .が頬杖をついた。
「でもちょっと分かるぽん〜」
ぴたぽんがふわっと頷く。
ローシャは少し考える。
「私は……」
静かな声。
「勝つのは好きだけど、“戦う事そのもの”はそこまでかも」
「ローシャさんっぽい」
アオロビが笑う。
「必要だからやる感じだよねぇ」
「うん。守るためとか、支えるためとか」
その横で、
ルクレティアが静かにコーヒーを置いた。
「私も近いわね」
全員が自然とそちらを見る。
「戦闘は手段であって、目的ではない」
静かな声。
「昔から、そういう時代を長く見てきたから」
少し空気が静かになる。
その時。
「ウチは好きぽん〜」
ぴたぽんが柔らかく言った。
少し意外そうな空気。
「お、ぴたさん戦闘狂側だ」
アオロビが笑う。
ぴたぽんは困ったように笑った。
「でも、“壊したい”じゃないぽん」
「うん?」
「全力出せる感じが好きぽん〜」
数秒。
「……あー」
ローシャが頷く。
「それ分かるかも」
「集中してる時、楽しいにゃ」
La lune bleue .も笑う。
そのLa lune bleue .は、
少しだけ視線を上げた。
「にゃんころは、“守るために強くなる人”結構好きにゃ」
静かな声。
「戦うの好きでも、“誰か傷つけたい”とは違う人」
数秒。
アオロビが小さく頷く。
「Gleam Garden、そっち多いよね」
その時。
ティラミスが、
ぽつり。
「……私は」
静かな声。
「戦ってる時、静かになる」
空気が少し止まる。
「ティラさんそれちょっと怖いんだよなぁ」
アオロビが苦笑する。
「でも分かるにゃ」
La lune bleue .が頷いた。
「ティラミスさん、戦闘時だけ感情が“閉じる”感じある」
ティラミスは否定しなかった。
その横で、
みるくが小さく口を開く。
「……私は」
全員が自然と見る。
「戦闘、怖いです」
静かな声。
「でも、必要だから出る」
数秒。
ルクレティアが、
小さく目を細めた。
「それで良いのだと思う」
「怖いと思える方が、壊れにくい」
静かな言葉。
チノは真顔で言った。
「私は集中すると口が悪くなります」
「知ってる」
全員一致だった。
「不本意です」
「でもちーちゃん、戦闘中めっちゃ強いにゃ」
「……効率優先なので」
「急に圧があるぽん〜」
笑い声が広がる。
その時。
ちょこみんとが、
アイスの棒を持ったまま言った。
「私はさ!」
「ん?」
「みんなで勝つのが好き!」
数秒。
そして。
「……あー」
アオロビが笑う。
「それ、ちょこ姉っぽい」
「一人で勝つより、“みんなでやったー!”の方が好き!」
「みんとしゃんらしいぽん〜」
ぴたぽんも笑った。
La lune bleue .は、
そんなちょこみんとを見ながら小さく笑う。
「だから、にゃんころ達ここに居るんだろうにゃ」
静かな声。
誰も否定しなかった。
窓の外では、
夏の夜風が静かに吹いていた。
趣味ってなに?
夜。
共有ルーム。
今日は作業も少なく、
みんな思い思いに過ごしていた。
アオロビはヘッドホンを首に掛けながら、
動画サイトを流している。
ちょこみんとは新作アイスを開封。
ローシャはコーヒー片手に記事を読んでいた。
ルクレティアは資料整理。
La lune bleue .はソファで寝転がり。
ぴたぽんはラムネを転がしている。
みるくは本を読んでいて、
チノはぬいぐるみを並べていた。
そんな中。
アオロビがぽつり。
「そういやさ」
「んー?」
ちょこみんとが顔を上げる。
「趣味ってなに?」
数秒。
「急に哲学っぽくなったにゃ」
La lune bleue .が笑った。
「いやなんか」
アオロビは椅子を回す。
「“趣味なんですか?”って聞かれて、意外と困るなって」
「確かにぃ〜」
ぴたぽんも頷いた。
「好きな事いっぱいあると、逆に分からんぽん」
ローシャは少し考える。
「私は……」
静かな声。
「音楽探しと妄想かなぁ」
「妄想って自分で言うんだ」
アオロビが吹き出した。
「いやでも実際そうだし」
「ロマンさん、“この曲の主人公絶対こういう人”とか考えてそうにゃ」
「やめて」
図星だった。
その横で、
La lune bleue .が頬杖をつく。
「にゃんころはガンダムと人間観察」
「後者が強い」
ルクレティアが苦笑する。
「ネコさん、ほんと人見てるよねぇ」
ちょこみんとが笑う。
「だって面白いにゃ」
「怖い事さらっと言うぽん〜」
その時。
みるくが小さく口を開いた。
「……私は」
全員が自然と見る。
「本と、静かな部屋」
数秒。
「みるしゃんだ」
ぴたぽんがふわっと笑う。
「あと雨の日好きそう」
「……好きです」
「当たったにゃ」
アオロビも少し笑う。
「みるさん、“一人時間を楽しむ才能”あるよね」
みるくは少し照れたように俯いた。
その横で、
チノが真顔で言った。
「私は可愛いもの収集です」
「強い」
「一貫してるにゃ」
「あとおねぇちゃん達観察です」
数秒静止。
「ちーちゃん?」
アオロビが笑う。
「“観察”って言った?」
「行動パターンを把握しています」
「急に怖いぽん〜!」
ぴたぽんが吹き出した。
ルクレティアは、
そんな空気を見ながらコーヒーを置く。
「趣味、か」
少し考える。
「昔は色々あったが、今は“続ける事”そのものかもしれないわね」
静かな声。
アオロビが少し目を細める。
「ルクさんっぽい」
「長く続けてる人の答えにゃ」
La lune bleue .も頷いた。
その時。
「私は!」
ちょこみんとが元気よく手を上げる。
「アイス!」
「食べ物」
「ゲーム!」
「おしゃべり!」
「ライブ!」
「楽しそうな事全部!」
数秒。
「みんとしゃん、それ“人生”ぽん〜」
「趣味っていうか存在そのものだにゃ」
笑い声が広がる。
その空気を見ながら、
アオロビが小さく笑った。
「でも、ちょこ姉っぽいなぁ」
「えへへー!」
その時。
ぴたぽんが短く入る。
「そういうあおしゃんは?」
全員の視線が集まる。
「私?」
アオロビは少し考えた。
数秒。
「……好きなもの探す事、かな」
静かな空気。
ローシャが、
ふっと笑った。
「それ、かなりあおちーっぽい」
La lune bleue .も頷く。
「新しい曲とか、景色とか、人とか」
「気づいたら“これ好き”見つけてるにゃ」
アオロビは少しだけ照れたように笑った。
窓の外では、
夏の夜風が静かに吹いていた。
Girlfriend Collection
夜。
共有ルーム。
テーブルの上には、
歴代のGirlfriend Collection冊子が並んでいた。
Vol.01 チノ
Vol.02 ちょこみんと
Vol.03 La lune bleue .
Vol.04 ローシャ
そして制作途中のVol.05 アオロビ。
部屋には、
静かな作業BGMが流れている。
アオロビは、
Vol.04を手に取りながら小さく笑った。
「……増えたねぇ」
「シリーズになったにゃ」
La lune bleue .がソファに寝転がりながら言う。
「最初、ここまで続くと思ってなかったぽん〜」
ぴたぽんもふわっと頷いた。
ローシャは、
自分のVol.04を見ながら苦笑した。
「未だにちょっと不思議なんだよねぇ」
「ん?」
「“自分が表紙”って感覚」
「ロマンさん回、完成度高かったにゃ」
「Bar Lumièreの空気かなり良かったぽん〜」
「ありがとうございます……?」
少し照れたように笑う。
その横で、
ルクレティアが静かにページをめくっていた。
「しかし、このシリーズ」
「ん?」
「かなり“その人”が出るね」
静かな声。
数秒。
アオロビが頷く。
「それは本当にそう」
「Vol.01とか、ちーちゃんの“守られマスコット感”すごいし」
「私は計算済みです」
チノが真顔で言う。
「営業だった」
La lune bleue .が吹き出した。
「Vol.02はもう“みんとしゃん”そのものぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「アイス! 夏! 元気!」
「あと距離近い」
アオロビが追加する。
「えへへー」
ちょこみんとは満更でもなさそうだ。
みるくは、
Vol.03を静かに見つめていた。
「……La lune bleue .さん回、夜っぽいですよね」
「にゃんころ回はかなり“夜の彼女感”強かったにゃ」
ローシャが笑う。
「ちょっと掴めそうで掴めない感じ」
「褒めてるにゃ?」
「褒めてる」
La lune bleue .は少し嬉しそうに笑った。
その横で、
アオロビが制作途中のVol.05を眺める。
「でもさ」
「ん?」
「Girlfriend Collectionって、普通の写真集とちょっと違うよね」
静かな空気。
ルクレティアが、
小さくコーヒーを置いた。
「“見せる”より、“一緒に居る”に近いからかな」
「……あー」
みるくが小さく頷く。
「生活感ありますよね」
「コンビニ行ったり」
「部屋いたり」
「ぼーっとしてたり」
ローシャが続ける。
「“特別なイベント”より、“いつもの時間”多いんだよねぇ」
「だから距離近く感じるぽん〜」
ぴたぽんも笑った。
その時。
ティラミスが、
静かに口を開く。
「……静かなページ、好き」
「ティラちゃん無音ページ好きだよねぇ」
アオロビが笑う。
「……空気あるから」
静かな声。
La lune bleue .は、
そんなティラミスを見ながら頷いた。
「Girlfriend Collectionって、“空気読む本”なんだにゃ」
数秒。
「……それだ」
アオロビが小さく笑う。
「ストーリーというより、“温度感”読む感じ」
その時。
チノが真顔で言った。
「疑似恋愛コンテンツです」
数秒静止。
「急に現実へ戻された」
ローシャが吹き出す。
「でも間違ってないにゃ」
「ちのちゃん、分析だけ妙に鋭いぽん〜」
チノは真顔のままだ。
「ただし」
「ん?」
「Gleam Gardenの場合、“推しを見る”というより、“一緒に過ごす”寄りです」
静かな空気。
ルクレティアが、
ふっと目を細めた。
「だから、長く残るのかもしれないわね」
「ライブの瞬間だけじゃなく」
「“その人の日常”が残る」
静かな声。
その時。
ちょこみんとが、
自分のVol.02を抱きしめながら笑った。
「でもさ!」
「ん?」
「好きな人の“いつもの感じ”見れるのって、嬉しくない!?」
数秒。
そして。
「……それはそう」
アオロビが笑った。
La lune bleue .も、
小さく笑う。
「だから続いてるんだろうにゃ」
夜の共有ルームには、
静かなページをめくる音が響いていた。
幽波紋
夜。
共有ルーム。
机の上には、
大量のスタンドシートが広がっていた。
能力説明、
六角パラメータ、
謎に格好良い英語、
そして本人達の顔。
アオロビは、
その光景を見ながらため息をつく。
「……なんでここまで本格化したんだっけ」
「楽しかったからにゃ」
La lune bleue .が即答した。
「勢いって怖いぽん〜」
ぴたぽんも笑う。
その横で、
ちょこみんとは自分のシートを嬉しそうに掲げていた。
「でも私これ好き!」
“Sunflower Party”
明るい文字。
ローシャが笑う。
「みんとさん、本当に能力までみんとさんなんだよねぇ」
「“楽しい方向へ選択肢誘導”だっけ」
アオロビが読む。
「それ能力としてかなりズルくない?」
「えへへー!」
「でも分かるにゃ」
La lune bleue .が頬杖をついた。
「みんとさん居ると、なんか空気前向きになるし」
「自然と“楽しい方”選ぶぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
その時。
チノが真顔で、
自分のシートを机に置く。
“Close To You”
静かな青色。
「ちーちゃんの、かなり綺麗だよねぇ」
みるくが小さく言った。
「“距離を落ち着きに変換する”」
静かな空気。
ルクレティアが、
小さく目を細める。
「戦うのではなく、“戦わなくてよくする”能力」
「本当は平和主義です」
チノが真顔で言う。
「戦闘時口悪いのに?」
「ネタです」
「もう定着してるにゃ」
笑い声が広がる。
その横で、
アオロビは自分のシートを見ていた。
“Weak Bullet”
ローシャがふっと笑う。
「あおちー、これ本当に性格出てる」
「そう?」
「“情報を撃ち込んで勝ち筋固定”だよ?」
数秒。
「観察癖そのものぽん〜」
「まず相手見る人にゃ」
アオロビは苦笑した。
「否定はできない」
その時。
ティラミスが、
静かに自分のシートを見下ろしていた。
“Doll House : Last Room”
部屋。
人形。
閉鎖空間。
La lune bleue .が小さく笑う。
「ティラミスさんの、かなり怖いにゃ」
「……静かなだけ」
「静かな怪異ぽん〜」
ぴたぽんがふわっと言う。
ティラミスは否定しなかった。
その横で、
ローシャは自分のシートを指でなぞる。
“Silent Equilibrium”
「ろしゃろしゃの“固定”ってかなり、ろしゃろしゃだよねぇ」
ちょこみんとが笑う。
「“そのままでいい”って感じ」
静かな空気。
ローシャは少し照れたように笑った。
「崩れそうな人、支えたいだけなんだけどね」
「それがローシャさんぽん〜」
その時。
La lune bleue .が、
自分のシートをひらひら振る。
“La lune bleue ”
「ネコさんのこれ、怖いんだよなぁ」
アオロビが苦笑する。
「“距離を消す”」
「逃げられないにゃ」
「言い方」
「でもネコしゃん、“気づいたら隣いる”ぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
La lune bleue .は、
にやっと笑う。
「近い方が楽しいでしょ?」
「その台詞そのまま載ってそう」
そのぴたぽん自身は、
紫色のシートを見ていた。
“Afterimage”
高速。
残像。
認識ズレ。
アオロビが笑う。
「ぴたさんの、ギャップすごいよね」
「普段と戦闘時違いすぎるにゃ」
「そんな事ないぽん〜」
「あります」
チノが即答した。
「ちーちゃん辛辣」
笑い声。
その時。
みるくが、
静かに自分のシートを見つめる。
“Velvet Gravity”
重さを操る能力。
「みるさんの、優しいのに怖いよねぇ」
アオロビが言う。
「“少し休もうか”って言いながら動けなくしてきそう」
「……否定はできません」
みるくが少し困ったように笑う。
その横で。
ルクレティアは、
最後の一枚を静かに見ていた。
“Gatekeeper”
許可。
拒否。
成立制御。
La lune bleue .が、
ふっと笑う。
「ルクさんだけ、“戦場のルールそのもの”感あるにゃ」
「門番ねぇ…」
静かな声。
「“通すかどうか決める人”」
アオロビが小さく頷く。
数秒。
そして。
ちょこみんとが、
全員のシートを見ながら笑った。
「でもさ!」
「ん?」
「こうして見ると、みんな“本人そのまま”だよね!」
静かな空気。
ローシャが、
ふっと笑う。
「能力って、“その人がどう生きてるか”出るんだろうねぇ」
誰も否定しなかった。
夜の共有ルームには、
静かなBGMだけが流れていた。
ifのガンダム
夜更け。
Eternal Garden Regalia、メインラウンジ。
戦闘後の静かな時間。
誰かが流していた古いアニメソングが、
艦内に小さく響いていた。
ソファに寝転がっていたちょこみんとが、
ふと口を開く。
「ねぇ」
「ん?」
アオロビが端末から顔を上げる。
「もしさ、
わたしたちが“ガンダム世界の人達”だったら、
どういう立ち位置なんだろ」
「また急な話ね」
ローシャが紅茶を置いた。
「でもちょっと分かるにゃん」
ネコちゃんが笑う。
「機体、
完全にガンダム文法で進化してるし」
「最初期は特にそれっぽかったぽん」
ぴたぽんが頷く。
「Blue Signalとか、
完全に“主人公初期機”感あるぽん」
「……まぁ、否定はしない」
アオロビが苦笑する。
「初期は、
“狙撃できる万能寄り機”
くらいだったし」
モニターに、
GG-A01 Blue Signalが映る。
白と黒。
ターコイズ発光。
細身の高機動狙撃機。
「でもSigma辺りから急に、
“ラスボス側の戦術機”感出てきたよねぇ」
ちょこみんとが笑う。
「Oracleに至っては、
もう敵側が絶望するタイプにゃん」
「“未来予測”
“全域リンク”
“行動固定”」
ローシャが数えながら言う。
「だいぶ危険思想よ」
「戦争長引くと、
ああなるんだよ」
アオロビが静かに返す。
「“どう戦うか”じゃなくて、
“どう終わらせるか”
考え始めるから」
少しだけ、
空気が落ち着く。
「……ガンダムっぽいね」
みるくが小さく呟いた。
ちょこみんとはモニターを切り替える。
Golden Parade。
Golden Parade Nova。
光の翼が広がった。
「で!
わたし絶対主人公機じゃん!」
「それはそう」
全員一致だった。
「珍しく満場一致にゃん」
ネコちゃんが吹き出す。
「だって機体コンセプトが、
“みんなで前に進む”だもん」
「しかも後継機で更に光るし」
アオロビが言う。
「Nova、
完全に最終決戦仕様」
「だって主人公だし!」
「自己申告で言うな」
ローシャが笑った。
「でもちょこさんの機体って、
“希望”を武器にしてる感じする」
みるくがぽつりと言う。
「……希望?」
「うん」
みるくはNovaを見る。
「強いんだけど、
怖くないの」
静かに、
全員が画面を見る。
確かにGolden Parade系は、
圧力より“前向きさ”が先に来る。
「まぁ、
あれだけ光ってて陰湿だったら嫌だけど」
「ネコさん???」
笑いが漏れた。
ティラミスは、
自分の機体を見ていた。
Dolce Funeral。
そしてRequiem。
黒紫。
鋭利。
静かな殺意。
「ティラさんのは、
完全に“敵エース機”だよね」
アオロビが言う。
「しかも後半で出てくるやつ」
「主人公陣営が、
“あれと近距離やるの無理”
ってなるやつにゃん」
ネコちゃんが笑う。
ティラミスは少し考えてから言う。
「……別に、
嫌いじゃない」
「絶対似合うぽん」
ぴたぽんが頷く。
「静かに近づいて、
一撃で終わらせるの怖いぽん」
「でも、
Requiemになってからちょっと変わったよね」
ローシャが言う。
「暴走というより、
制御方向に進んだ」
「……壊れるの、
効率悪いから」
「発想が戦闘AIなのよ」
ローシャが苦笑する。
画面が切り替わる。
Queen of the Night。
そしてNocturne。
「ローシャしゃんのは、
完全に後方司令型ぽんね」
「魔法参謀MSって感じ」
「ガンダムで“魔法”って言うな」
アオロビが突っ込む。
「でも近いよ?」
ローシャは笑った。
「六属性遠隔制御、
広域支援、
分離ユニット運用」
Nocturneの円陣展開図が映る。
「実際やってる事、
だいぶゲームの魔導士」
「しかも本人前に出ないにゃん」
「安全第一よ」
「その割に機体火力高いよねぇ」
ちょこみんとが言う。
「後方支援機の火力じゃない」
「だって、
後ろ壊されたら終わりだもの」
全員納得した。
ネコちゃんがMoon Fang Rexを映す。
「で、
問題児にゃん」
「完全に暴走近接機だよねぇ……」
「でも、
ネコさんっぽい」
みるくが言う。
「え、どこが?」
「楽しそうだから」
ネコちゃんが数秒止まった。
「……それ、
ちょっと嬉しいにゃん」
Moon Fang Rex。
牙。
加速。
獣化。
「初期はまだ、
“月夜の騎士”だったんだけどね」
ローシャが笑う。
「Rexから急に、
“月夜の猛獣”になった」
「止まれなくなったにゃん」
ネコちゃんは笑った。
「でも、
あれが一番“生きてる”感じする」
静かだった。
その感覚は、
多分みんな少し分かっていた。
ぴたぽんが、
Silent Thorn Phantomを見つめる。
「ぴたしゃんのは、
ガンダムっていうか
暗部特殊部隊にゃ」
「まぁそうね……」
ローシャが苦笑する。
「Phantom、
完全に隠密特化」
「主人公側に一人いると便利だけど、
敵に居ると最悪なやつ」
アオロビが即答した。
「見えない、
速い、
近い、
一撃重い」
「やだねぇ」
ちょこみんとが笑う。
「でも、
ぴたさんって本来こういう役割向いてるよね」
「気づかれないの、
得意ぽん」
「怖い」
みるくが小さく呟いた。
そして最後に、
Serenity。
白い機体。
青い光。
静かな二面性。
チノが少しだけ目を伏せる。
「……これ、
最初はもっと別々だった」
Guardian。
Execution。
守護。
処刑。
「でも、
両方必要だったから」
アオロビが頷く。
「ガンダムっぽいよね」
「うん?」
「“優しさだけじゃ守れない”
って理解した主人公機」
少しだけ、
チノが笑った。
「……でも、
怒るだけでも駄目だった」
Serenityの統合モードが映る。
「だから、
両方残した」
誰もすぐには喋らなかった。
その後。
中央モニターに、
Eternal Garden Regaliaが映る。
巨大な旗艦。
全員の帰る場所。
ルクレティアは静かにそれを見る。
「結局さ」
皆が顔を向ける。
「この世界観って、
“強い機体”を作る話じゃないのよね」
静かな声だった。
「“誰を守るために進化したか”
の話なの」
Regaliaの全域リンクが広がる。
それはもう、
一隻の戦艦というより。
居場所そのものだった。
ちょこみんとが笑う。
「……あー、
なんかわかる!」
アオロビも頷く。
「だから、
全部ちゃんと違うんだよ」
誰一人、
同じ進化をしていない。
誰一人、
同じ強さを求めていない。
でも。
全部、
Gleam Gardenだった。
『強さ』って?
夜。
Gleam Gardenの共有スペース。
配信も、
練習も、
作業も一段落して。
なんとなく全員が集まって、
なんとなくそのまま居残っている時間。
ぴたぽんはソファの端で丸くなりながら、
温かい飲み物を両手で持っていた。
みるくはテーブルに本を置いて、
ぼんやり窓の外を見ている。
ちょこみんとはアイスを食べていた。
いつものことだった。
「ねぇ」
ちょこみんとがスプーンをくわえたまま言う。
「“強い人”って、
なんだと思う?」
アオロビが即座に返す。
「急だなぁ」
「いやなんかさ、
最近ちょっと考えてて」
ローシャが苦笑した。
「またちょこさん、
夜になると哲学始まる」
「あるあるにゃん」
ネコちゃんが笑う。
ルクレティアは紅茶を飲みながら、
静かにみんなを見ていた。
「ちょこちゃん的には、
どういう人が強いの?」
「んー……」
ちょこみんとは少し考える。
「昔のわたしなら、
“なんでも出来る人”って言ってたと思う」
「今は違うぽん?」
ぴたぽんが首を傾げる。
「今はねぇ……」
ちょこみんとは、
少しだけ笑った。
「“ちゃんと立ち直れる人”
かなぁ」
静かになった。
アオロビが、
ふっと視線を落とす。
「……あー」
「分かる?」
「ちょっと分かる」
失敗しない人。
傷つかない人。
負けない人。
昔は、
そういうのを“強い”と思っていた。
でも。
「実際、
ずっと平気な人って居ないしね」
ローシャが言う。
「どっかでみんな折れる」
「ローシャさんは折れなさそう」
みるくが小さく言う。
「折れるわよ?」
ローシャは普通に返した。
「ただ、
見せないだけ」
「大人だ……」
「大人っていうか、
タイミング選んでるだけ」
ネコちゃんが笑う。
「ローシャさん、
人前で崩れると空気終わるの分かってるタイプにゃん」
「まぁ、
それはある」
「自覚あるんだ」
「あるわよ」
ちょっと笑いが起きる。
ティラミスは、
静かにフォークを置いた。
「……強い人って」
全員がそちらを見る。
「“壊れても、
自分を嫌いになり切らない人”
だと思う」
空気が少し止まる。
ティラミスは、
視線を逸らしたまま続ける。
「失敗した時って、
だいたい自分が一番嫌になるから」
「……」
「そこで全部終わりにしない人、
強いと思う」
静かな声だった。
でも、
重かった。
みるくが小さく頷く。
「わたし、
それ苦手かも」
「みるしゃん、
真面目ぽん」
ぴたぽんが優しく言う。
「みるしゃん、
“ちゃんとしなきゃ”
いっぱい考えるぽん」
「……うん」
みるくは少し笑った。
「なんか、
迷惑かけるの怖くて」
ルクレティアが、
そこで初めて口を開いた。
「でも、
みるちゃん」
「?」
「人って、
迷惑かけ合いながら生きるものよ?」
穏やかな声だった。
「ちゃんとした人だけで世界作ると、
誰も休めなくなるの」
「あー……」
アオロビが苦笑する。
「それめっちゃ分かる」
「アオちゃん、
昔そっち寄りだったものね」
「今も割とそうだよ」
「だから倒れるのよ」
即答だった。
ネコちゃんが吹き出す。
「ルクさん容赦ないにゃん」
「事実だもの」
ルクレティアは涼しい顔で紅茶を飲む。
「強い人って、
“無理できる人”じゃないのよ」
「……じゃあ?」
ちょこみんとが聞く。
ルクレティアは少し考えてから言った。
「“無理し続けると壊れる”
って分かった上で、
それでも誰かを大事に出来る人」
静かだった。
窓の外には、
夜景。
誰もすぐに喋らない。
そのあと。
ネコちゃんが空気を少しだけ軽くするように笑った。
「まぁでも、
一番強いのはアイス食べながら哲学始めるみんとさんかもしれないにゃん」
「えへへ」
「褒めてないぽん」
「えっ」
寝落ち
深夜。
共有ルーム。
作業用モニターの光だけが、
部屋をぼんやり照らしていた。
誰かは編集作業。
誰かは譜面確認。
誰かは雑談。
いつもの夜。
アオロビはヘッドホンを首に掛けたまま、
キーボードを叩いている。
ローシャは資料整理。
La lune bleue .はソファで丸くなっていた。
ちょこみんとは、
アイスを食べながら動画を見ている。
静かな時間。
その時。
「……すぅ」
小さな寝息。
全員の視線が、
同時に一点へ向いた。
ルクレティアだった。
ソファ端。
紅茶を持ったまま、
完全に寝落ちしている。
数秒静止。
そして。
「ルクさんまた寝落ちしてるにゃ」
La lune bleue .が小さく笑う。
「今日かなり動いてたぽん〜」
ぴたぽんも声を落として言った。
アオロビが苦笑する。
「会議、配信、素材確認、
全部やってたもんねぇ」
「途中からちょっと危なかった」
ローシャも頷く。
「目が半分閉じてた」
みるくが、
静かにブランケットを持ってくる。
「……掛けます?」
「起こさないようににゃ」
La lune bleue .がそっと位置をずらす。
ブランケットが、
静かにルクレティアへ掛けられた。
ルクレティアは、
少しだけ身じろぎしたけれど起きない。
「完全に電池切れぽん」
ぴたぽんが小さく笑う。
「でもルクさん、
寝顔めっちゃ静かだよねぇ」
ちょこみんとが覗き込む。
「普段から静かにゃ」
「いやなんか、
“ちゃんと寝てる時だけ年相応感ある”」
「それ本人に言うと怒られるぽん〜」
笑いを堪える空気。
その時。
チノが真顔で言った。
「ルクさん、
寝落ち率かなり高いです」
「統計取ってるの?」
アオロビが吹き出す。
「体感です」
「ちーちゃん、
地味に観察精度高いにゃ」
ローシャが笑った。
みるくは、
眠るルクレティアを見ながら小さく呟く。
「……安心してる時しか、
こんな寝方しないですよね」
静かな空気。
アオロビが、
少しだけ目を細めた。
「まぁ、
ここだと気抜いてるんだろうね」
「外だと結構ずっと気張ってそうにゃ」
La lune bleue .も静かに言う。
「ルクさん、
“見てる側”になりやすいし」
ぴたぽんがふわっと頷いた。
「みんな大丈夫かな〜って、
ずっと見てるぽん」
「だから先に電池切れる」
ローシャが苦笑する。
その時。
ちょこみんとが、
ルクレティアの寝顔を見ながら笑った。
「でもなんか、
こういうルクさん好き」
「分かるにゃ」
「ちょっと隙あるぽん〜」
「普段ちゃんとしてる人が、
寝落ちすると急に人間味出るよねぇ」
アオロビも笑う。
静かな夜。
誰も大きな声を出さない。
キーボード音だけが、
小さく響いていた。
その数分後。
「……ん」
ルクレティアが、
少しだけ目を開ける。
ぼんやり。
周囲を見る。
数秒。
「……寝ていたかしら」
「寝てたぽん〜」
「結構しっかりにゃ」
「ルクさん、
三十分くらい落ちてたよ」
ちょこみんとが笑う。
ルクレティアは、
少しだけ顔を押さえた。
「……やってしまったわね」
その肩に掛かっているブランケットを見て、
少しだけ目を細める。
「ありがとう」
静かな声。
La lune bleue .が、
小さく笑った。
「たまには、
ルクさんも休まないとにゃ」
お喋り脱線事故
夜。
共有ルーム。
今日の議題は、
本来かなり真面目だった。
夏ライブ構成。
照明。
曲順。
演出。
かなり大事な話。
……のはずだった。
「で、
二曲目終わりで暗転入れて――」
アオロビが説明していた所で。
「そういえばさ」
ちょこみんとが急に顔を上げた。
「ペンライトって、
最初に考えた人すごくない?」
数秒静止。
「急に脱線したにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「いやでも気になるじゃん!」
「みんとしゃん、
今それ考えるぽん?」
ぴたぽんが肩を震わせる。
ローシャは苦笑した。
「ライブの話ではあるけども」
「でも確かに、
最初なんだったんだろうねぇ」
アオロビまで乗り始める。
「火とか?」
「危なすぎるにゃ」
「でも昔のライブ、
サイリウムじゃない時代ありそうぽん〜」
「ろしゃろしゃ詳しそう」
ちょこみんとが振る。
「えっ私?」
ローシャは少し考える。
「昔はケミカルライトとかじゃない?」
「おー」
「なんか急に賢い」
「その反応やめて?」
笑いが広がる。
その横で、
ルクレティアが静かに紅茶を飲んでいた。
「……まぁ、
昔は今よりもっと“現地感”強かったわね」
「古参コメント来たにゃん」
「実際古参だもの」
ネコちゃんが吹き出す。
「ルクさん、
ライブ文化の歴史全部知ってそう」
「そこまでではないわよ」
「でも普通に知識出てくるぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
その時。
みるくが小さく口を開く。
「……ペンライトって」
「ん?」
「なんか、
“応援してるの見える”の良いですよね」
静かな空気。
「あー……」
ちょこみんとが頷く。
「分かる」
「暗い会場で、
光いっぱいあると安心する」
アオロビも小さく笑った。
「ライブ始まる前、
客席光ってるの見るとちょっと落ち着くんだよね」
「分かるにゃん」
La lune bleue .が頬杖をつく。
「“ちゃんと居る”
って見えるから」
少しだけ、
空気が静かになる。
――そのはずだった。
「そういえば」
チノが真顔で言った。
「ペンライト、
食べられますか?」
数秒停止。
「なんで?」
アオロビが吹き出す。
「アイスみたいな色してるので」
「ちーちゃん、
発想が子供ぽん〜!」
「いやでもラムネ味しそうなやつあるにゃ」
「ネコさん乗るな」
ローシャが笑いを堪える。
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと首を傾げた。
「でも脱線って、
なんで楽しいんだろぽん?」
数秒。
「んー……」
アオロビが椅子を回す。
「多分、
“その人っぽい話”
が急に出るからじゃない?」
「お?」
「真面目な話だけしてると、
“役割”になるじゃん」
静かな声。
「でも脱線すると、
急に“その人”出る」
La lune bleue .が、
小さく笑った。
「分かるにゃん」
「みんとさん、
急にアイスの話始めるし」
「えへへ」
「ローシャさん、
変な所で知識出るし」
「アオさん、
気づいたら夜の話してるにゃ」
「やめろ」
笑いが広がる。
ルクレティアは、
そんな空気を見ながら目を細めた。
「まぁ、
こういう無駄話で分かる事も多いものよ」
「るくるくも、
なんだかんだ付き合ってくれるよねぇ」
ちょこみんとが笑う。
「途中で止めても、
結局また脱線するでしょう?」
「それはそうぽん〜」
ぴたぽんが頷いた。
その瞬間。
アオロビが資料を見て固まる。
「……あ」
「ん?」
「一時間くらい、
ライブ構成の話止まってる」
数秒。
静寂。
そして。
「やっちゃったにゃん」
La lune bleue .が吹き出した。
「脱線しすぎぽん〜!」
夜の共有ルームには、
また笑い声が響いていた。
得意料理
夜。
共有ルーム。
作業も一段落して、
今日は珍しく食べ物の話になっていた。
テーブルの上には:
- お菓子
- コンビニ惣菜
- 炭酸
- アイス
- 深夜テンションで買った謎スナック
が並んでいる。
アオロビが、
コンビニパスタを見ながらため息をついた。
「……たまには、
ちゃんと料理したいねぇ」
「おっ」
ちょこみんとが反応する。
「料理トーク!?」
「みんとしゃん、
絶対つまみ食い係ぽん」
ぴたぽんが笑った。
「なんで!?」
「してそうだからにゃ」
La lune bleue .が即答する。
笑いが広がる。
その時。
みるくが小さく聞いた。
「……みんな、
得意料理ってあるんですか?」
数秒。
「おー、
それ気になる」
アオロビが頷く。
「ローシャさんとか普通に上手そう」
ローシャは少し困ったように笑った。
「んー……
まぁ、普通にはするかな」
「絶対上手い」
「“適量”ちゃんと出来る人にゃ」
「あと盛り付け綺麗そうぽん〜」
「その辺は気にするかも」
ローシャは苦笑する。
「煮込み系好きね」
「うわ似合う」
「夜に静かにシチュー作ってそう」
「なんでそんな具体的なの」
アオロビが吹き出した。
その横で、
ぴたぽんがふわっと言う。
「ウチ、
卵料理多いぽん〜」
「お母さん感ある」
「簡単で失敗少ないぽん」
「でもぴたさん、
絶対“食べやすさ”考えるよね」
みるくが小さく笑った。
「柔らかい味しそう」
「みるしゃん分かってるぽん〜」
その時。
「私は!」
ちょこみんとが勢いよく手を上げる。
「カレー!」
「子供人気高い」
La lune bleue .が笑う。
「あと唐揚げ!」
「男子高校生にゃ」
「えー!?」
「でもみんとさんの料理、
“楽しいご飯”感あるよねぇ」
アオロビが言う。
「なんか、
みんなで食べる前提っぽい」
数秒。
「……あー」
ルクレティアが小さく頷く。
「確かに」
ちょこみんとは少し照れたように笑った。
「一人分作るの苦手なんだよねぇ」
「みんとしゃんらしいぽん」
その横で、
ティラミスが静かに言った。
「……お菓子」
「お?」
「ティラさん料理するの?」
「……甘いものだけ」
「偏りがすごいにゃ」
La lune bleue .が肩を震わせる。
「でもティラミスさん、
細かい作業上手そう」
みるくが言う。
「ケーキとか綺麗に作りそうです」
ティラミスは少し考える。
「……デコレーションは好き」
「うわ、
絶対綺麗」
ちょこみんとが目を輝かせた。
その時。
チノが真顔で言った。
「私はオムライスです」
「おお」
「可愛い料理来たにゃ」
「旗付きぽん〜」
「あと顔描きます」
「完全にちびっ子メニュー」
チノは真顔のままだ。
「ケチャップアートは大事です」
「こだわり強い」
笑い声。
その時。
La lune bleue .が頬杖をついた。
「にゃんころ、
実は酒のつまみ系得意にゃ」
「うわ似合う」
アオロビが即答する。
「夜食強そう」
「だし巻き卵とか、
簡単な炒め物とか」
「Bar Lumière適性高いぽん〜」
ローシャが小さく笑った。
「ネコさん、
“誰かの為に作る料理”
上手そう」
一瞬。
La lune bleue .が、
少しだけ目を丸くした。
「……まぁ、
食べてくれる人いる方が楽しいにゃ」
静かな声。
ルクレティアは、
そんな空気を見ながら紅茶を置く。
「ルクさんは?」
アオロビが聞く。
「私?」
少し考える。
「……和食かしら」
「うわ、
めっちゃ分かる」
「煮物強そうにゃ」
「あと味噌汁」
「なんで皆そんなイメージ固定なの」
ルクレティアが苦笑した。
「でも実際、
“落ち着く味”作りそうぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
全員の視線が、
自然にアオロビへ向いた。
「……なに?」
「料理するの?」
ちょこみんとが聞く。
アオロビは少し考える。
「……深夜パスタ」
数秒。
「夜」
ローシャが即答した。
「夜にゃ」
「深夜二時感ぽん〜」
「なんでそんな満場一致なんだよ!」
笑い声が広がる。
窓の外では、
静かな夜風が吹いていた。
将来の夢
夜。
共有ルーム。
今日は珍しく、
誰も作業を急いでいなかった。
配信も終わり。
編集も一区切り。
ライブ準備も、
今日はここまで。
静かな空気の中。
ちょこみんとが、
アイスを食べながらぽつりと言った。
「ねぇ」
「ん?」
「みんな、
“将来の夢”ってある?」
数秒。
アオロビが吹き出す。
「急に学生みたいなテーマ来たなぁ」
「でもちょっと気になるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
La lune bleue .はソファで寝転がったまま、
目だけ向けた。
「“将来”って、
どこまでの話にゃ?」
「そこから難しいんだよねぇ」
ローシャが苦笑する。
「子供の頃と違って、
現実感混ざるから」
その時。
みるくが、
小さく呟いた。
「……でも、
考えるのは好きです」
静かな空気。
「みるさん、
どんなの?」
ちょこみんとが聞く。
みるくは少し悩む。
「んー……」
「静かな家で、
本いっぱいあって」
「うんうん」
「たまに、
みんな来る」
数秒。
「みるしゃんだぽん〜」
ぴたぽんがふわっと笑った。
「完全に想像できる」
「お菓子置いてありそうにゃ」
「……あります」
「あるんだ」
笑いが広がる。
その横で、
アオロビが椅子を回した。
「私は、
んー……」
少し考える。
「なんか、
“面白いもの探してたい”かな」
「抽象的」
La lune bleue .が笑う。
「でもあおさんっぽいにゃ」
「新しい曲とか、
ゲームとか、
人とか」
アオロビは肩を竦めた。
「ずっと“知らない景色”見てたい」
静かな言葉だった。
ルクレティアが、
少しだけ目を細める。
「アオちゃんらしいわね」
その時。
ローシャが、
紅茶を見ながら呟く。
「私は……」
数秒。
「安心できる場所、
作れたらいいかな」
「おお」
「ろしゃろしゃっぽい」
ちょこみんとが頷く。
「なんか、
帰ってこれる場所」
ローシャは少し笑った。
「別に大きいものじゃなくていいんだけどね」
「でも、
リズさんってそういう人よね」
ルクレティアが静かに言う。
「“居ていい空気”
作るのが上手い」
ローシャは少し照れたように視線を逸らした。
その時。
La lune bleue .が、
ぽつり。
「にゃんころは」
全員が自然とそちらを見る。
「……笑っててほしい人達が、
ちゃんと笑ってる未来なら、
割となんでもいいにゃ」
静かな空気。
アオロビが、
少しだけ目を細めた。
「ネコさん、
そういう事サラッと言うよねぇ」
「重いぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「でも、
ネコしゃんっぽいぽん」
La lune bleue .は、
少しだけ困ったように笑った。
その横で。
ティラミスが、
静かに口を開く。
「……私は」
数秒。
「好きなもの作ってたい」
「お」
「服とか、
音楽とか、
世界とか」
静かな声。
「……誰かに、
“好き”って言ってもらえたら嬉しい」
ちょこみんとが、
ふわっと笑う。
「ティラさん、
クリエイターだねぇ」
ティラミスは少しだけ頷いた。
その時。
チノが真顔で言った。
「私はおねぇちゃん達と居られればいいです」
数秒停止。
「ストレート」
アオロビが吹き出す。
「ちーちゃん、
そういう所ずるいにゃ」
「欲望に正直ぽん〜」
チノは真顔のままだ。
「あと可愛い部屋欲しいです」
「現実的!」
笑い声。
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと天井を見上げた。
「ウチはねぇ」
「ん?」
「みんな元気なら、
それでいいぽん〜」
「ぴたさん、
保護者みたい」
ぴたぽんが笑う。
「でも、
それが一番難しいぽん」
静かな言葉だった。
最後に。
ちょこみんとが、
アイスを食べ終わりながら言った。
「私は!」
「うん」
「未来でも、
みんなと笑ってたい!」
数秒。
そして。
「……それ、
Gleam Gardenそのものだねぇ」
アオロビが小さく笑った。
窓の外では、
静かな夜景が広がっていた。
『お嫁さん』って憧れる?
夜。
共有ルーム。
雑談タイム。
今日は珍しく、
全員かなり気が抜けていた。
ちょこみんとはアイス。
アオロビは炭酸。
ローシャは紅茶。
ルクレティアはソファで足を組み、
La lune bleue .はクッションを抱えている。
ぴたぽんは、
なぜか巨大マグカップだった。
そんな中。
みるくが、
本当に何気なく聞いた。
「……みんな、
“お嫁さん”って憧れたりします?」
数秒。
空気停止。
「急だなぁ!?」
アオロビが吹き出した。
「みるしゃん、
たまに爆弾投げるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
みるくは少し慌てる。
「えっ、
ご、ごめんなさい……」
「いや別に嫌じゃないけどにゃ」
La lune bleue .が笑った。
「ちょっと不意打ちだっただけにゃん」
ちょこみんとは、
アイスを食べながら考えている。
「んー……」
「みんとしゃん、
めっちゃ考えてるぽん」
「いやなんか、
“お嫁さん”って言葉かわいいなって」
「視点そこなんだ」
ローシャが肩を震わせた。
「でも、
憧れはちょっとあるかも」
ちょこみんとは笑う。
「好きな人と、
“おかえりー!”ってしたい!」
「みんとさん、
想像が平和にゃ」
「でもすごくみんとさんっぽい」
アオロビも笑った。
その横で、
ローシャは静かに紅茶を揺らす。
「私は……」
少し考える。
「“お嫁さん”というより、
安心できる関係に憧れるかな」
「ローシャさんらしいぽん〜」
ぴたぽんが頷く。
「気を遣いすぎなくていい場所、
みたいな」
「それ大事にゃ」
La lune bleue .も静かに言った。
そのLa lune bleue .は、
少しだけ視線を上げる。
「にゃんころは、
“帰ってきて安心される人”
には憧れるかも」
静かな声。
「おお……」
アオロビが少し目を細める。
「ネコさん、
それかなり“お嫁さん感”ある」
「なんか、
“待ってる側”似合うよねぇ」
ちょこみんとも頷いた。
La lune bleue .は、
少し困ったように笑う。
「でも実際は、
落ち着かなくて横でずっと喋ってそうにゃ」
「想像できるぽん〜」
笑い声。
その時。
ルクレティアが、
紅茶を置いた。
「私は、
“お嫁さん”そのものに憧れた事はあまり無いわね」
「お?」
「どっちかというと、
“居場所を作る人”にはなりたいけれど」
静かな声。
「ルクさん、
なんか“家庭”って感じする」
アオロビが言う。
「安心感あるっていうか」
「でも、
本人は案外ぽんこつぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「やめなさい」
ルクレティアが苦笑した。
その時。
ティラミスが、
ぽつり。
「……私は」
全員が自然と見る。
「好きな人の為に、
静かに何か作るのは好きかも」
数秒。
「うわ、
ティラさんそれ刺さる」
ちょこみんとが胸を押さえる。
「なんか、
夜にお菓子焼いてそう」
「……静かな生活は好き」
ティラミスは少しだけ頷いた。
その横で。
チノが真顔で言った。
「私はおねぇちゃん達のお嫁さんになります」
数秒停止。
「重い」
アオロビが吹き出す。
「独占欲強いにゃ」
「ちーちゃん、
それ全員相手ぽん〜?」
「はい」
「欲張り」
笑い声が広がる。
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと言った。
「ウチねぇ」
「ん?」
「“おかえり”
って言える人、
ちょっと憧れるぽん」
静かな空気。
「疲れて帰ってきた人に、
“おつかれぽん〜”
って出来たらいいぽん」
数秒。
「ぴたさん、
母性が強すぎる」
アオロビが笑う。
「でも分かるにゃ」
La lune bleue .も頷いた。
最後に。
アオロビが炭酸を飲みながら言った。
「私はまぁ……
憧れというより」
「うん?」
「好きな人と、
気を遣わず夜更かし出来たら幸せかも」
静かな空気。
そして。
「……あー」
全員ちょっと納得した。
「めっちゃアオさん」
「夜型すぎるぽん〜」
窓の外には、
静かな夜景が広がっていた。
服の好み
夜。
共有ルーム。
今日は配信も早めに終わり、
みんな比較的ゆったりしていた。
ソファ。
クッション。
飲み物。
お菓子。
そして、
なぜか始まる雑談。
「そういえばさ」
アオロビが、
ルクレティアの服を見ながら言った。
「みんな、
服の好みって結構分かれてるよね」
「急にファッション回にゃ」
La lune bleue .が笑う。
「でも気になるぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
ちょこみんとは、
自分のカーディガン袖を見ながら笑う。
「私は分かりやすいよ?」
「ふわふわ系」
「かわいい系」
「柔らかい色」
全員一致だった。
「でもみんとさん、
意外と“動きやすさ”優先するよねぇ」
ローシャが言う。
「あー、する!」
「スカートでも結構動くしにゃ」
「食べ歩きとかしたいし!」
「理由がみんとしゃんぽん〜」
笑いが広がる。
その横で、
アオロビはパーカーの袖を引っ張る。
「私はもう、
楽なのがいい」
「完全に普段着人間にゃ」
「だってパーカー強いじゃん」
「それは分かる」
ローシャが即答した。
「アオさん、
“頑張ってないオシャレ”上手そう」
「えっなにそれ」
「自然体って事ぽん〜」
ぴたぽんが補足する。
みるくが、
小さく口を開いた。
「……アオロビさん、
夜の服似合いますよね」
数秒。
「夜の服?」
「暗い色なのに、
重く見えないというか」
静かな空気。
「みるさん、
たまに表現が詩人」
アオロビが苦笑した。
その時。
ローシャが、
自分の袖を見る。
「私は、
落ち着く服好きかな」
「ろしゃろしゃ、
色味まとまってるよねぇ」
ちょこみんとが言う。
「あと、
細かい所綺麗」
「ロマンさん、
絶対素材気にするにゃ」
「……ちょっとする」
「やっぱり」
ローシャは苦笑した。
「触り心地大事なのよ」
その横で。
La lune bleue .が、
クッションを抱えたまま笑う。
「にゃんころは、
“ちょっと遊びある服”好きにゃ」
「ネコさん、
小物使い上手そう」
アオロビが言う。
「リボンとか、
アクセとか」
「あと、
ちょっと悪そうなの好き」
「分かるぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
「でもネコしゃん、
ちゃんと“相手に合わせる”ぽん」
静かな空気。
La lune bleue .は、
少しだけ目を逸らす。
「まぁ、
服って会話みたいな所あるしにゃ」
ローシャが、
小さく頷いた。
「それ、
かなりにゃんこさんっぽい」
その時。
ティラミスが、
ぽつり。
「……私は、
好きな世界観着たい」
「お」
「ゴシック?」
ちょこみんとが聞く。
「……レースとか、
暗い色とか、
静かな服」
「ティラさん、
完全に世界観で生きてる」
アオロビが笑う。
「でもめちゃくちゃ似合うにゃ」
「服も作品っぽいぽん〜」
ティラミスは少しだけ頷いた。
その横で。
ルクレティアが、
静かに紅茶を置いた。
「私は、
あまり派手なのは疲れるわね」
「ルクさん、
上品系だよねぇ」
みるくが言う。
「なんか、
“綺麗に整ってる”感じ」
「落ち着いて見える服は好きかしら」
ルクレティアは少し笑う。
「あと、
動きやすいもの」
「そこ大事なんだ」
「意外と動くもの、私」
「それはそう」
全員一致だった。
その時。
チノが真顔で言った。
「私は可愛い服です」
「知ってる」
「あと、
ふわふわ」
「知ってる」
「あと、
おねぇちゃん達に褒められる服」
数秒。
「かわいい」
ちょこみんとが崩れ落ちた。
「ちーちゃん、
それは強い」
「計算されてるにゃ」
「本能です」
笑い声。
最後に。
ぴたぽんが、
マグカップを抱えながら笑う。
「ウチ、
“安心する服”好きぽん〜」
「安心する服?」
「締め付け少なくて、
柔らかくて、
長く着れる服ぽん」
「ぴたさん、
家感あるよねぇ」
アオロビが言う。
「なんか、
帰ってきた感じする」
数秒。
ぴたぽんは、
ふわっと笑った。
「それなら嬉しいぽん〜」
夜の共有ルームには、
穏やかな空気が流れていた。
『友達』何人欲しい?
夜。
共有ルーム。
作業も終わり、
今日は珍しく全員かなりゆるい空気だった。
BGMは小さめ。
窓の外には夜景。
ちょこみんとはアイス。
アオロビは炭酸。
ぴたぽんは、
また大きいマグカップを抱えている。
そんな中。
チノが、
ふと真顔で言った。
「友達って、
何人必要なんでしょうか」
数秒。
「急に哲学始まったにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
「でもちょっと気になるぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
アオロビは椅子を回す。
「んー……
“多い方が良い”
とも限らないよね」
「アオさん、
交友広そうなのにゃ」
「広いっていうか、
流れていく感じ」
静かな声。
「昔のゲームとか、
その時その時の場所とか」
少しだけ、
夜っぽい空気になる。
ローシャが、
紅茶を揺らしながら言った。
「私は、
少なくていい派かな」
「ロマンさんっぽい」
ちょこみんとが笑う。
「でも、
ちゃんと話せる人が居る方が大事」
「深く長くタイプにゃ」
La lune bleue .が頷く。
「人付き合い、
量でやると疲れるものねぇ」
ローシャは少し苦笑した。
その時。
みるくが、
小さく呟く。
「……私は、
今くらいでも多いくらいです」
「みるしゃん、
人多いと疲れそうぽん〜」
「……ちょっと」
みるくは小さく笑った。
「でも、
ここは落ち着く」
静かな空気。
ルクレティアが、
少しだけ目を細める。
「“人数”より、
安心できるかどうか、
なのかもしれないわね」
「ルクさん、
知り合いめっちゃ多そう」
アオロビが言う。
「長くやってるし」
「多いわよ」
即答だった。
「ただ、
“友人”となると別」
数秒。
「広く浅くじゃなく?」
「ええ」
ルクレティアは静かに笑う。
「長く居られる人の方が、
結局残るもの」
その言葉に、
La lune bleue .が小さく頷いた。
「……分かるにゃ」
静かな声。
「増える事より、
離れない事の方が難しいにゃん」
少しだけ、
空気が静かになる。
ちょこみんとが、
それを軽くするように笑った。
「でも私はいっぱい欲しい!」
「みんとしゃんっぽいぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「だって楽しいじゃん!」
「友達100人出来るかなタイプ」
アオロビが吹き出した。
「でもみんとさん、
ちゃんと一人一人覚えてそうにゃ」
「覚えるよ!?」
「しかも距離近いぽん〜」
その時。
ティラミスが、
ぽつり。
「……少なくていい」
全員が自然と見る。
「静かな人の方が好き」
「ティラさん、
疲れると消えそうだもんねぇ」
「……否定しない」
小さな笑い。
その横で。
チノが真顔で言った。
「私はもう足りてます」
「お?」
「ここに居るので」
数秒。
「ちーちゃん、
時々ストレートすぎるにゃ」
La lune bleue .が笑った。
「あと、
増えすぎると覚えきれません」
「現実的ぽん〜!」
笑い声が広がる。
最後に。
ぴたぽんが、
マグカップを抱えたまま言った。
「ウチねぇ」
「ん?」
「“帰ってこれる人”
が居れば、
数はそんなに要らないぽん」
静かな空気。
アオロビが、
小さく笑った。
「……それ、
Gleam Gardenっぽいね」
誰も否定しなかった。
夜の共有ルームには、
穏やかな空気が流れていた。
好きなデザート
夜。
共有ルーム。
今日は作業より、
完全に雑談モードだった。
テーブルの上には:
- コンビニスイーツ
- ドーナツ
- プリン
- アイス
- 謎に大量のチョコ
が並んでいる。
原因はもちろん。
「新作アイス見つけた!!」
ちょこみんとだった。
「みんとしゃん、
また増やしたぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「冷凍庫が甘い匂いするにゃ」
La lune bleue .も肩を震わせた。
その時。
みるくが、
小さくプリンを見ながら聞いた。
「……みんな、
好きなデザートってなんですか?」
「おっ、
平和なお題来た」
アオロビが笑う。
「ちょこ姉は、
聞くまでもないよねぇ」
「アイス!!」
即答だった。
「知ってた」
全員一致。
「でも何味好きなの?」
ローシャが聞く。
ちょこみんとは真剣な顔になる。
「バニラは基本」
「急に語り始めたにゃ」
「チョコミントも好き!」
「自分の名前寄りぽん〜」
「あと季節限定!!」
「コンビニに人生左右されてそう」
アオロビが吹き出した。
その横で。
アオロビ自身は、
缶コーヒー片手に少し考える。
「私は……
深夜に食べるプリンとか好き」
「夜」
La lune bleue .が即答する。
「“夜コンビニデザート”感強いぽん〜」
「なんでそんなイメージ固定なの」
「事実だからにゃ」
笑いが広がる。
その時。
ローシャが、
小さく口を開いた。
「私はチーズケーキかな」
「うわ似合う」
「ローシャさん、
カフェで静かに食べてそう」
「あとコーヒー横にあるぽん〜」
「それはある」
ローシャは苦笑した。
「甘すぎない方が好きなのよね」
「大人だにゃ」
その横で。
La lune bleue .が、
頬杖をつきながら笑う。
「にゃんころ、
ティラミス好きにゃ」
数秒。
全員がティラミスを見る。
ティラミスも、
静かに視線を上げた。
「……偶然」
「絶対ネタにされてるぽん〜」
ぴたぽんが吹き出す。
「でもネコさん、
コーヒー系デザート好きそう」
みるくが言う。
「苦味ある甘さ、好きそうです」
「みるくさん、
人の味覚イメージ上手いにゃ」
La lune bleue .は少し笑った。
その時。
ティラミスが、ぽつり。
「……ショコラ系」
「うわ、
めっちゃティラさん」
アオロビが頷く。
「静かな高級感あるやつ」
「小さいのをゆっくり食べてそう」
ちょこみんとも笑う。
ティラミスは少し考える。
「……あと、
見た目綺麗なお菓子好き」
「作品として見てるにゃ」
「……うん」
その横で。
ルクレティアが、
静かに紅茶を置いた。
「私は和菓子かしら」
「分かるー!」
ちょこみんとが即反応。
「絶対お茶とセット!」
「羊羹とか好きそうにゃ」
「あと練り切りぽん〜」
「……そこまで読まれるのね」
ルクレティアが苦笑した。
「でも、
甘すぎない上品なものは好きよ」
その時。
チノが真顔で言った。
「私はパフェです」
「でかいの来た」
アオロビが吹き出す。
「可愛いの全部乗ってるので」
「理由がちーちゃん」
「あと旗刺さってると嬉しいです」
「まだ旗好きなんだ」
笑い声。
最後に。
ぴたぽんが、
マグカップを抱えながらふわっと笑った。
「ウチ、
ホットケーキ好きぽん〜」
「ぴたさん、
家感ある」
「休日の朝感にゃ」
「バターと蜂蜜いっぱいぽん〜」
「うわ幸せそう」
みるくが小さく笑った。
その時。
アオロビがテーブルを見回す。
「……なんか、
甘い物の好みって性格出るね」
数秒。
そして。
「それはかなりあるにゃ」
La lune bleue .が笑った。
夜の共有ルームには、
穏やかな甘い香りが広がっていた。
みんなでお料理
昼下がり。
共有ルームのキッチン。
珍しく、
今日は全員が居た。
原因は単純。
「たまにはみんなで料理しよう!!」
ちょこみんとだった。
「みんとしゃん、
テンション高いぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「でもちょっと楽しそうにゃ」
La lune bleue .もエプロン姿で頬杖をついている。
アオロビは冷蔵庫を開けながらため息をついた。
「人数多いと、
普通に量すごいね」
「みんな居るもの」
ローシャが苦笑する。
今日の担当は自然と分かれていた。
- ちょこみんと:メイン進行
- ルクレティア:和食側サポート
- ローシャ:味調整
- ぴたぽん:下準備
- ティラミス:盛り付け&デザート
- アオロビ:雑務
- La lune bleue .:つまみ食い監視(本人含む)
- みるく:飲み物準備
- チノ:応援
「応援?」
アオロビが吹き出す。
「はい」
チノは真顔だった。
「大事な役目です」
「まぁ、
邪魔してないだけ偉いにゃ」
「ネコさん、
それ言うと大体自分に返るよ?」
その瞬間。
La lune bleue .の手から、
つまみ食い寸前の唐揚げが発見された。
「現行犯ぽん〜!」
ぴたぽんが笑う。
「味見にゃ!」
「三個目だよねぇ?」
「数えてるの怖いにゃん」
笑い声が広がる。
その横で。
ルクレティアは、
静かに出汁を取っていた。
みるくが隣で覗き込む。
「……綺麗」
「ん?」
「料理してるルクさん、
なんか落ち着きます」
ルクレティアは少し笑う。
「和食は、
慌てると失敗するからかもしれないわね」
「ルクしゃん、
手元全然ブレないぽん〜」
ぴたぽんも感心していた。
その時。
「……あ」
アオロビの声。
全員が振り向く。
「やった?」
「ちょっと焦がした」
「深夜パスタ人間〜」
La lune bleue .が吹き出す。
「いやまだ軽傷だから!」
ローシャが横から鍋を確認する。
「ん、
これなら修正できる」
「ローシャさん強い」
「経験値よ」
そのローシャは、
味見しながら静かに調整していく。
「ローシャさん、
料理中かなり静かですね」
みるくが言う。
「考えてる時、
無言になるのよねぇ」
アオロビが笑った。
「あと細かい」
「ちゃんと美味しくしたいじゃない」
「ローシャしゃん、
“みんなが食べる”と気合い入るぽん〜」
ローシャは少し照れたように苦笑した。
その頃。
ティラミスは、
黙々とデザートを作っていた。
「てぃらみ何作ってるの?」
ちょこみんとが覗き込む。
「……ショコラ」
「うわ絶対美味しい」
「あと見た目綺麗そうにゃ」
La lune bleue .も覗き込む。
ティラミスは、
静かにクリームを整えながら言った。
「……食べる前に、
綺麗って思ってほしい」
数秒。
「ティラさん、
ほんと作品作る人だよねぇ」
アオロビが小さく笑った。
その時。
「できたー!!」
ちょこみんとが元気よく皿を並べる。
唐揚げ。
カレー。
煮物。
サラダ。
卵焼き。
スープ。
ショコラ。
完全に大人数の食卓だった。
「おぉ……」
チノの目が輝く。
「豪華ぽん〜!」
ぴたぽんも笑顔になる。
席について。
いただきます。
しばらくは、
本当に静かだった。
「……美味しい」
みるくがぽつりと呟く。
「良かったぁ」
ちょこみんとが嬉しそうに笑う。
ルクレティアは、
静かに周囲を見回した。
楽しそうに食べる声。
笑い声。
他愛ない会話。
その空気を見ながら、
小さく目を細める。
La lune bleue .がそれに気づく。
「ルクさん、
なんか保護者みたいな顔してるにゃ」
「やめなさい」
少し笑いが起きる。
その時。
アオロビが、
箸を持ったままぽつりと言った。
「……なんかさ」
「ん?」
「こういうの、
結構好きかも」
静かな空気。
ローシャが、
小さく笑った。
「分かる」
「ライブとか配信も楽しいけど」
アオロビは少し照れたように笑う。
「こういう普通の時間、
結構大事だよね」
数秒。
そして。
「……うん」
みんな、
自然と頷いていた。
Midnight Signal
深夜。
山の展望PA。
自販機の白い光だけが、
静かに駐車場を照らしていた。
並ぶ二台。
青いNAロードスター。
そして、
黒いFD3S。
エンジンは止まっている。
でも、
さっきまで走っていた熱だけが、
まだ夜気の中に残っていた。
ちょこみんとが、
缶ジュースを持ちながら二台を見る。
「やっぱこの二台、
並ぶと雰囲気すごいよねぇ」
「Midnight Signalそのものにゃ」
La lune bleue .が、
FDに寄りかかりながら笑った。
アオロビは、
ロードスターの横で缶コーヒーを開ける。
「ネコさんのFD、
夜だとマジで見えない」
「褒め言葉にゃ?」
「多分」
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと首を傾げた。
「でもさぁ」
「ん?」
「なんでアオしゃんロードスターで、
ネコしゃんFDぽん?」
数秒。
「確かに」
みるくも小さく頷く。
「他にも速い車いっぱいありますよね」
ちょこみんとも笑う。
「GT-Rとか、
スープラとか!」
「アオさん、
意外ともっと強そうなの乗りそうなのにゃ」
La lune bleue .も言う。
アオロビは少し苦笑した。
「まぁ……
なんとなく?」
「絶対違うぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
ルクレティアが、
静かに缶コーヒーを置いた。
「……それはね」
全員がそちらを見る。
「この二台、
“速さ”で選んでないのよ」
夜風が少し吹く。
ルクレティアは、
まずロードスターを見る。
「アオちゃんって、
“見る人”なの」
静かな声。
「見る?」
みるくが首を傾げる。
「ええ」
ルクレティアは頷く。
「空気、温度、人、流れ、変化」
「全部観察してる」
アオロビが少し視線を逸らす。
「……まぁ、
見るの好きではある」
「ロードスターって、
そういう車なのよ」
ルクレティアは、
青いNAを見つめた。
「馬力で押す車じゃない」
「路面を読んで、空気を感じて、
流れに乗る車」
静かな夜。
「だからアオちゃん、
GT-Rじゃないの」
「おー……」
ちょこみんとが感心する。
「“勝つ”より、
“読む”側なんだ」
アオロビは、
缶コーヒーを持ちながら苦笑した。
「なんか、
全部見透かされてる気分」
「実際そうだもの」
ルクレティアが普通に返す。
笑いが起きる。
その後。
視線が、
黒いFDへ向いた。
La lune bleue .は、
少しだけ目を細める。
「で、ネコさんは?」
ルクレティアは、
少しだけ笑った。
「にゃんちゃんは逆」
「逆?」
「“感じさせる側”」
静かな声。
FDの黒いボディに、
街灯が流れる。
「FDって、
すごく綺麗なのよ」
「うん」
ローシャが頷く。
「でも、危うい」
数秒。
La lune bleue .が、
少しだけ笑った。
「それ、よく言われるにゃん」
「FDも同じ」
ルクレティアは続ける。
「扱い間違えると暴れる」
「でも、
分かる人には異常に速い」
夜風が吹く。
「あと、
ネコさんのFDって」
アオロビが小さく笑う。
「“逃げてる”っていうより、
“誘ってる”んだよね」
La lune bleue .が、
少しだけ目を丸くした。
「……お」
「抜かせないんじゃなくて、
“離れないならいい”
って感じ」
静かな空気。
ルクレティアが、
小さく頷く。
「だからMidnight Signalなのよ」
数秒。
誰もすぐ喋らない。
「アオちゃんは、
信号を読む」
「ネコちゃんは、
夜へ引き込む」
PAの静かな空気。
遠くの山道。
さっきまで、
二台が走っていた道。
「だから、
あの二台は“勝負”にならないの」
「……会話になる」
ローシャが静かに言った。
La lune bleue .は、
少しだけ笑った。
「ロマンさん、
そういう事サラッと言うにゃ」
「実際そうじゃない?」
アオロビは、
黒FDのテールを見る。
「ネコさんのFD、
追ってると」
少しだけ笑った。
「“どこ行くんだろ”
ってなる」
La lune bleue .は、
静かに視線を向ける。
「ついてくるにゃ?」
「行ける所まで」
数秒。
そして。
「……悪くないにゃん」
黒いFDのテールに、
月光が静かに反射していた。
『頭文字G』(Midnight Signalの続き)
深夜。
山の展望PA。
自販機の光。
静かな夜風。
青いロードスターと、
黒いFDが並んでいる。
Midnight Signalの話は、
まだ続いていた。
「……なるほどねぇ」
ちょこみんとが、
FDとロードスターを見比べる。
「ちゃんと理由あるんだ」
「なんとなくじゃなかったぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
La lune bleue .は、
FDに寄りかかったまま小さく笑う。
「まぁ、
夜に合う車選んでるのは間違ってないにゃ」
「ネコさんのFD、
存在感あるのに見失うんだよなぁ」
アオロビが苦笑する。
「褒めてるぽん?」
「多分」
その時。
ちょこみんとが、
ふとルクレティアを見る。
「じゃあさ!」
「ん?」
「わたし達は?」
数秒。
「おー」
アオロビが笑う。
「確かに気になる」
「ルクさん、
絶対もう考えてるにゃ」
La lune bleue .が目を細める。
ルクレティアは、
静かに紅茶缶を置いた。
「まぁ……
なんとなくは」
「絶対全部決まってるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
ちょこみんとが、
勢いよく手を上げる。
「はい!
まずわたし!」
「元気ねぇ」
ルクレティアが苦笑する。
「ちょこちゃんは、
S2000かしら」
数秒。
「おぉ……!」
アオロビが頷く。
「分かる」
「オープンカーぽん〜」
ぴたぽんも笑う。
ちょこみんとは、
目を輝かせる。
「なんでなんで!?」
ルクレティアは、
少し笑った。
「ちょこちゃんって、
“走る事そのものを楽しむ”
人だから」
「……おぉ」
「S2000って、
速さだけじゃなくて」
静かな声。
「“回して楽しい”
車なのよ」
「うわ、
みんとさんっぽいにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「あと、
乗ってる人が楽しそう」
「それ大事!」
ちょこみんとは嬉しそうだった。
その時。
ローシャが、
静かに缶を揺らす。
「私は?」
「ローシャさんは、
JZX100」
数秒。
「……あぁ」
ローシャが小さく笑った。
「なんか分かる」
アオロビも頷く。
「夜高速強そう」
「ローシャさん、
“静かに速い”感じぽん」
ぴたぽんが言う。
ルクレティアは、
静かに続けた。
「ローシャさんって、
前に出すぎないでしょう?」
「まぁ、
あまり得意じゃないわね」
「でも、
ちゃんと速い」
夜風が吹く。
「JZX100って、
“分かる人だけ怖い”
車なの」
La lune bleue .が、
小さく笑う。
「ロマンさんそのものにゃ」
「やめて、
照れるから」
その時。
ティラミスが、
静かに視線を向ける。
「……私は」
ルクレティアは即答した。
「Lotus Exige」
数秒。
「うわ怖い」
アオロビが反射で言った。
「なんでよ」
「いや、
なんか“静かな怖さ”が……」
La lune bleue .も頷く。
「ティラミスさん、
気づいたら後ろに居そうにゃ」
ティラミスは、
少し考える。
「……悪くない」
「気に入ってるぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
ルクレティアは、
ティラミスを見る。
「ティラちゃんって、
“重い圧”
じゃないのよ」
「うん」
「“気づいたら逃げ場がない”
タイプ」
数秒。
「怖」
ちょこみんとが肩を震わせた。
その時。
みるくが、
少し遠慮がちに聞く。
「……私は?」
「みるちゃんは、
WRX STI」
静かな空気。
「雪強そう」
アオロビが即答した。
「あと雨」
ローシャも頷く。
みるくは少し驚いた顔をする。
「わたし、
もっと遅い車かと思ってました」
「そこなのよ」
ルクレティアは少し笑った。
「みるちゃんって、
普段静かでしょう?」
「……はい」
「でも、
“崩れない”の」
静かな声。
「WRXって、
安心感の車なのよ」
La lune bleue .が、
小さく笑った。
「“守る為に速い”
感じにゃ」
みるくは、
少し照れたように笑った。
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと手を上げる。
「ウチは〜?」
「ぴーちゃんは、
カプチーノ」
数秒。
そして。
「ぴったり」
全員一致だった。
「ちっちゃいのに速いぽん〜!」
「あとどっか行く」
アオロビが笑う。
「視界から消えるにゃ」
La lune bleue .も吹き出す。
ルクレティアは、
少し肩を竦めた。
「ぴーちゃん、
“圧”ないでしょう?」
「んにゅ?」
「でも、
気づいたら隣に居る」
「怖いぽん?」
「ちょっと」
笑い声。
最後に。
チノが、
真顔で聞いた。
「私は?」
ルクレティアは、
少しだけ笑う。
「GRヤリス」
数秒。
「おぉ……」
アオロビが頷く。
「小さいのに化け物」
「ちーちゃんだ」
ちょこみんとも笑う。
チノは、
少し考える。
「褒められてます?」
「かなり」
ルクレティアが頷く。
「GRヤリスって、
見た目で油断されるの」
静かな声。
「でも本気出すと、
異常に速い」
La lune bleue .が、
チノを見て笑う。
「ちーちゃんそのままにゃ」
「普段可愛いぽん〜」
「戦闘時怖い」
アオロビが真顔で言った。
「なんでですか」
笑いが広がる。
夜。
PA。
山風。
静かな車達。
ルクレティアは、
並ぶ車を静かに見渡した。
「……でも面白いわね」
「ん?」
「車って、
ちゃんと人が出るのよ」
誰も否定しなかった。
だってもう。
誰がどの車か、
みんな自然に想像出来てしまっていたから。
みんなで遊ぶ
休日。
珍しく、
全員の予定が合った日。
「今日は遊ぶ!!」
ちょこみんとの一声で、
Gleam Gardenは街へ出ていた。
――結果。
現在。
ゲームセンター。
「なんでこうなったんだろうねぇ」
アオロビが苦笑する。
「みんとしゃんが、
“みんなで遊びたい!”
って言ったからぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
「ゲームセンター久しぶりにゃ」
La lune bleue .も、
店内を見回している。
チノは既に目を輝かせていた。
「光ってます」
「うん、
ゲームセンターだからね」
ローシャが肩を震わせる。
その時。
「まずこれやろ!!」
ちょこみんとが指差した先。
音ゲー。
「来たにゃ」
「ちょこ姉絶対強い」
アオロビが笑う。
「えへへ」
ちょこみんとは、
かなりやる気だった。
結果。
「なんでそんな動けるの!?」
アオロビが吹き出す。
「リズムだから!」
「ライブ感でやってるぽん〜!」
ぴたぽんも笑う。
その横で。
ティラミスが、
無言で高難易度譜面を始める。
数分後。
「……」
全員静止。
フルコンボ。
「ティラさん???」
「なんでそんな冷静なのに出来るのにゃ」
La lune bleue .が目を丸くする。
ティラミスは、
静かに画面を見る。
「……音、
綺麗だから」
「理由が芸術家」
ローシャが苦笑した。
その後。
チノがクレーンゲーム前で止まる。
「……取ります」
「お、
ちーちゃん参戦」
アオロビが後ろから覗く。
数分後。
「……」
「……」
「……」
取れない。
「沼ってるぽん〜」
ぴたぽんが肩を震わせる。
「絶対取ります」
チノの目が本気だった。
その時。
La lune bleue .が、
後ろからスッと操作する。
一発。
ぽとっ。
景品落下。
数秒。
「ネコさん強」
アオロビが吹き出した。
「こういうの、
重心読むだけにゃ」
「FD乗りの発言じゃない?」
「全部ライン読みぽん〜」
笑い声。
その後。
みるくは、
静かなメダルゲームコーナーに居た。
「みるさん、
落ち着く場所行ったねぇ」
ちょこみんとが笑う。
「……音、
綺麗です」
確かに。
メダルが落ちる音だけが、
静かに響いている。
その横で。
ルクレティアは、
なぜかガンシューティングをしていた。
「ルクさん???」
アオロビが固まる。
「普通に上手いにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
「昔ちょっとね」
「“ちょっと”で済まない命中率ぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
その時。
ローシャが、
少し離れた場所を見る。
「……あ」
「ん?」
「ネコさん、
またチノさんに景品取ってる」
数秒。
「保護者だ」
「完全に保護者ぽん〜」
La lune bleue .は、
少し困ったように笑う。
「だって欲しそうだったし」
「ネコさん、
そういう所なんだよねぇ」
アオロビが小さく笑った。
その後。
フードコーナー。
みんな少し疲れて、
テーブルに座っていた。
ジュース。
ポテト。
アイス。
戦利品。
「……なんか、
こういうの久しぶりかも」
みるくが小さく言う。
「んー?」
「“遊ぶ為だけの日”」
静かな空気。
確かに。
最近は:
- 配信
- ライブ
- 制作
- 収録
- 打ち合わせ
ばかりだった。
「たまには必要よ」
ルクレティアが静かに言う。
「“何も生まない時間”って」
数秒。
La lune bleue .が、
小さく笑った。
「ルクさん、
それ言う時って大体」
「ん?」
「自分が一番休めてない時にゃ」
静止。
「……」
「図星ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
ルクレティアは、
少しだけ困ったように息を吐いた。
その時。
ちょこみんとが、
ポテトを食べながら笑う。
「でもさ!」
「ん?」
「みんなで遊ぶの、
やっぱ好き!」
数秒。
そして。
「……うん」
誰からともなく、
自然に頷いていた。
ゲームセンターの騒がしい音の中。
そのテーブルだけは、
どこか穏やかな空気に包まれていた。
病気
雨の日。
共有ルーム。
窓に当たる雨音だけが、
静かに響いていた。
今日は珍しく、
全体的に静かだった。
理由は単純。
アオロビが風邪を引いた。
「……ごめん、
普通にしんどい」
ソファ。
毛布。
スポドリ。
完全に病人だった。
「アオしゃん、
熱あるぽん〜?」
ぴたぽんが額に手を当てる。
「ちょっと……」
「ちょっとじゃないにゃ」
La lune bleue .が呆れる。
「顔色悪いにゃん」
「昨日まで普通だったのにねぇ」
ちょこみんとが心配そうに座る。
その横で。
ルクレティアは、
静かに薬を並べていた。
「はい」
「……ありがとうございます」
「食後用」
「完全に病院」
ローシャが苦笑した。
その時。
みるくが、
小さくブランケットを追加する。
「寒くないですか?」
「ちょっと寒い」
「はい」
追加。
「包囲網ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
アオロビは、
毛布の中から苦笑した。
「なんか……
みんな過保護じゃない?」
数秒。
「今更?」
La lune bleue .が即答した。
「自覚なかったにゃ?」
「アオさん、
無理する側だもん」
ローシャも頷く。
「倒れるまで気づかないタイプ」
「否定できない……」
その時。
チノが、
真顔でアオロビを見ていた。
「アオおねぇちゃん」
「ん?」
「死にます?」
数秒停止。
「死なないよ!?」
アオロビが吹き出す。
「ちーちゃん、
極端ぽん〜!」
ぴたぽんも笑う。
チノは真顔のままだ。
「でも病気は怖いです」
静かな声。
その空気を、
ティラミスが静かに受け取る。
「……体調崩すと、
普段出来てる事全部止まるから」
数秒。
「ティラさん、
説得力ある」
アオロビが苦笑した。
その時。
La lune bleue .が、
スポドリを差し出す。
「ほら」
「ありがと」
「ちゃんと飲むにゃ」
「はい……」
「あと今日は作業禁止」
「えっ」
「えっじゃないにゃ」
ネコちゃんの声は柔らかい。
でも完全に拒否権が無かった。
ローシャも頷く。
「熱ある時の判断力、
信用してないから」
「ひどい」
「実績があるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
ちょこみんとが、
アオロビの横に座った。
「アオちーってさ」
「んー?」
「頑張りすぎるよねぇ」
静かな声。
アオロビは、
少しだけ目を逸らした。
「まぁ……
止まるの苦手なんだよね」
数秒。
ルクレティアが、
静かに紅茶を置く。
「でも、
止まれない人は長く走れないわよ」
雨音。
静かな部屋。
「病気ってね」
ルクレティアは、
窓の外を見ながら言った。
「“休め”っていう、
身体からの命令なの」
誰もすぐには喋らなかった。
その後。
アオロビは、
少しだけ笑った。
「……じゃあ今日は、
ちゃんと休みます」
「よろしいにゃ」
La lune bleue .が頷く。
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと毛布を整えた。
「こういう時くらい、
甘えるぽん〜」
静かな声。
みるくも、
小さく笑った。
「みんな居ますから」
数秒。
アオロビは、
少しだけ目を閉じた。
「……ありがと」
雨音だけが、
静かに部屋へ響いていた。
病は気から…?
冬。
共有ルーム。
空気が静かだった。
理由は簡単。
ルクレティアが、
インフルエンザにかかった。
「……」
全員、
ちょっとまだ信じられていない。
「鬼なのに?」
アオロビが真顔で言う。
「鬼なのにぽん?」
ぴたぽんも続く。
「鬼でも風邪くらい引くわよ」
ベッドの上。
ルクレティアは、
少し不満そうだった。
なお、
熱は普通に高い。
「全然説得力ないにゃ……」
La lune bleue .が呆れる。
問題はそこではなかった。
問題は。
「だから大丈夫だと言っているでしょう」
ルクレティアが、
普通に起き上がろうとしている事だった。
「いやいやいや」
アオロビが即座に止める。
「何してんの?」
「何って、
仕事を――」
「寝て」
「寝るぽん〜」
「寝てください」
「寝ろにゃ」
全方向包囲。
ルクレティアは、
少しだけ眉をひそめた。
「大袈裟よ」
「大袈裟じゃないです」
ローシャが真顔だった。
「39度近い人の台詞じゃない」
「でも、
病は気からと言うでしょう?」
数秒。
そして。
「出た」
アオロビが頭を抱えた。
「精神論」
「昭和ぽん〜」
ぴたぽんが肩を震わせる。
ルクレティアは、
本気で言っていた。
「気持ちが負けなければ――」
「ルクさん」
La lune bleue .が、
静かに遮る。
「今、
“気合いでインフル治そうとしてる人”
にしか見えてないにゃ」
静止。
「……」
「しかも完全に無理するタイプ」
ローシャもため息をつく。
その時。
ルクレティアが、
また布団から出ようとした。
「だから私は――」
その瞬間。
ぽすっ。
「……?」
チノだった。
無言で、
ルクレティアの上に乗っている。
「ちーちゃん???」
アオロビが吹き出す。
「逃がしません」
真顔。
「物理封鎖ぽん〜!」
ぴたぽんが笑い崩れる。
「ちーちゃん、
今日妙に判断が早いにゃ」
La lune bleue .も肩を震わせた。
ルクレティアは、
完全に困惑していた。
「ちーちゃん、
降りなさい」
「嫌です」
即答。
「ルクおねぇちゃん、
絶対動きます」
「そんな事――」
その瞬間。
みるくが、
静かに追加毛布を掛ける。
「はい」
「みるちゃんまで!?」
さらに。
ティラミスが、
無言で枕を整える。
「ティラちゃん??」
「……寝やすくした」
完全包囲だった。
アオロビが、
苦笑しながら腕を組む。
「いやでも、
ちょっと安心した」
「ん?」
「ルクさんも普通に病気なるんだなって」
数秒。
「それどういう意味かしら」
「いや、
なんかいつも強そうだから」
ルクレティアは、
少しだけ視線を逸らした。
「……強くても、
病気にはなるわよ」
静かな声。
その時。
ローシャが、
少しだけ笑った。
「でも、
倒れるまで無理するのは変わらない」
「否定できないにゃ」
La lune bleue .も頷く。
ぴたぽんは、
ふわっとルクレティアの髪を撫でた。
「ルクしゃん、
“休む”の下手ぽん〜」
「……」
ルクレティアは、
少しだけ黙る。
そして、
小さく息を吐いた。
「……皆、
過保護すぎない?」
数秒。
「今更?」
アオロビが即答した。
笑い声。
その時。
ちょこみんとが、
ルクレティアの横に座る。
「でもさ」
「ん?」
「ルクさんって、
いつもみんなの事見てるじゃん?」
静かな声。
「だから、
こういう時くらい」
ちょこみんとは、
ふわっと笑った。
「わたしたちに、
ルクさん見させてよ」
数秒。
静かな部屋。
雨ではなく、
冬の風の音。
ルクレティアは、
少しだけ目を細めた。
「……敵わないわね」
「観念したぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
そして。
その数分後。
「……すぅ」
静かな寝息。
チノは、
まだ乗っていた。
「チノさん、
まだそこ居るの?」
アオロビが吹き出す。
チノは真顔だった。
「監視です」
「徹底してるにゃ」
La lune bleue .が肩を震わせる。
静かな冬の夜。
共有ルームには、
どこか穏やかな空気が流れていた。
病院
夜。
共有ルーム。
今日は全員元気だった。
誰も熱を出していない。
誰も倒れていない。
平和。
……のはずだった。
「病院ってさぁ」
ちょこみんとが、
ソファで丸くなりながら言った。
「なんであんな怖いんだろ」
数秒。
「あー」
アオロビが苦笑する。
「みんとさん、
病院嫌い?」
「嫌い!!」
即答だった。
「注射やだ!」
「子供ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「あと待ち時間長いし!」
「それは分かるにゃ」
La lune bleue .も頷く。
その時。
ローシャが、
静かに紅茶を置く。
「ちょこさんって、
絶対“まだ大丈夫!”
って言って行かないタイプよね」
「……えへへ」
「図星にゃ」
笑いが起きる。
その横で。
ルクレティアが、
静かに視線を逸らした。
アオロビが気づく。
「……ルクさんも?」
数秒。
「別に嫌いではないわ」
「その前置きする人、
大体嫌いなんだよなぁ」
アオロビが吹き出す。
「ルクしゃん、
絶対ギリギリまで行かないぽん〜」
ぴたぽんも笑う。
ルクレティアは、
少し咳払いした。
「……病は気からというでしょう?」
数秒静止。
「また出た」
La lune bleue .が頭を抱える。
「精神論にゃ」
「ルクさん、
“寝れば治る”
って言いそう」
「実際寝るのは大事よ?」
「論点そこじゃないぽん〜!」
笑い声。
その時。
チノが、
静かに視線を逸らしていた。
アオロビが気づく。
「……チノさん?」
「はい」
「病院嫌い?」
数秒。
「……嫌いです」
「いた」
La lune bleue .が吹き出す。
「ちのちの、
意外と苦手そうだもんねぇ」
ちょこみんとが笑う。
チノは真顔のままだ。
「薬の匂いします」
「分かるぽん〜」
ぴたぽんが頷く。
「あと静かで怖いです」
「ちびっ子理由だ」
アオロビが笑う。
その時。
ローシャが、
少し呆れたように息を吐いた。
「なんで嫌い組、
全員“我慢すれば何とかなる”
側なのよ」
数秒。
「……あ」
ちょこみんとが目を逸らす。
ルクレティアも目を逸らす。
チノも目を逸らす。
「分かりやすすぎるにゃ」
La lune bleue .が肩を震わせた。
みるくが、
小さく苦笑する。
「でも、
怖いのはちょっと分かります」
「みるしゃんは?」
ぴたぽんが聞く。
「……私は、
“悪い結果聞くの怖い”
かもしれないです」
静かな空気。
「うわ、
それは分かる」
アオロビが頷く。
「行く前が一番怖い」
ローシャも小さく笑った。
その時。
La lune bleue .が、
頬杖をつく。
「でも、
放置して悪化する方が怖いにゃ」
数秒。
「ネコさん、
そこ現実派だよねぇ」
アオロビが言う。
「痛いの長引くの嫌にゃ」
「合理的ぽん〜」
その時。
ちょこみんとが、
少し小さな声で言った。
「……だってさ」
「ん?」
「病院行くと、
“病人”って感じするじゃん」
静かな空気。
ルクレティアが、
少しだけ目を細めた。
「……あぁ」
「分かるにゃ」
La lune bleue .も頷く。
「認めたくないのよね」
ローシャが静かに言う。
「“自分大丈夫じゃない”
って」
数秒。
誰もすぐには喋らなかった。
そのあと。
ぴたぽんが、
ふわっと笑った。
「でも、
ちゃんと治すのも強さぽん〜」
静かな声。
「我慢し続けると、
みんな心配するぽん」
その言葉に。
ちょこみんとと、
ルクレティアと、
チノが。
少しだけ気まずそうに視線を逸らした。
「……図星組にゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
夜の共有ルームには、
穏やかな笑い声が広がっていた。
温泉旅行(長文)
夕方。
山奥。
旅館。
「うわぁ〜〜〜!!」
ちょこみんとの声が、
山に響いた。
「すごい!
温泉街だ!!」
石畳。
提灯。
硫黄の匂い。
少し冷たい風。
今日は、
Gleam Garden全員での温泉旅行だった。
「なんか、
修学旅行みたいぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「でも空気静かですね」
みるくは、
山の景色を見上げていた。
La lune bleue .は、
旅館の看板を見ながら頷く。
「こういう古い旅館、
結構好きにゃ」
その横で。
ルクレティアは、
静かに息を吐いた。
「……落ち着くわね」
「ルクさん、
和旅館似合いすぎ」
アオロビが苦笑する。
「着物着てそうにゃ」
「既に旅館側の人ぽん〜」
笑い声。
その時。
チノが、
真顔で言った。
「温泉まんじゅうあります」
「食べ物しか見てない」
ローシャが肩を震わせた。
――そして。
部屋。
「広っ!?」
ちょこみんとが飛び込む。
畳。
大きな窓。
山景色。
低い机。
完全に旅行空間だった。
「なんか、
テンション上がるよねぇ」
アオロビが窓を開ける。
冷たい山風。
遠くで川の音が聞こえる。
その時。
「お茶入れるぽん〜」
ぴたぽんが、
既に旅館適応していた。
「早い」
La lune bleue .が笑う。
その横で。
ティラミスは、
静かに座椅子へ沈んでいる。
「ティラさん、
既に馴染んでる」
「……畳好き」
「なんかわかるにゃ」
しばらくして。
「じゃ、
温泉行こ!!」
ちょこみんとが立ち上がる。
数十分後――
露天風呂。
夜。
湯気。
山の空気。
「はぁぁ〜〜……」
全員、
かなり溶けていた。
「ダメだ、
これは寝る」
アオロビが完全に脱力している。
「温泉って、
人をダメにするにゃ」
La lune bleue .も、
岩に寄りかかっていた。
その時。
みるくが、
静かに空を見る。
「……星、
綺麗です」
全員、
自然と上を見た。
山の夜空。
静かな星。
街では見えない数。
「……いいわね」
ルクレティアが、
静かに目を細める。
ローシャも、
小さく笑った。
「こういう時間、
久しぶりかも」
数秒。
静かな湯音だけが響く。
その時。
ちょこみんとが、
ぽつり。
「なんかさ」
「ん?」
「みんなで温泉来れて、
良かったねぇ」
静かな声。
アオロビは、
少しだけ笑った。
「急に真面目」
「えへへ」
でも。
誰も否定しなかった。
こうして全員揃って、
何も考えず、
ただ温泉に入っている。
それだけで、
十分特別だったから。
その時。
「……のぼせたぽん」
ぴたぽんが、
ふらっとした。
「ぴたさん!?」
「早いにゃ!!」
一気に騒がしくなる。
笑い声。
湯気。
山風。
静かな温泉旅館の夜は、
ゆっくりと更けていった。
深夜。
旅館。
温泉から戻った後。
全員、
浴衣姿だった。
「旅館ってさぁ」
ちょこみんとが、
畳へ転がりながら言う。
「なんでこんなに眠くなるんだろ」
「温泉入ったからぽん〜」
ぴたぽんは、
既に半分溶けていた。
テーブルには:
- 温泉まんじゅう
- 瓶牛乳
- ポテチ
- お茶
- アイス
完全に旅行モードだった。
その時。
「はい」
La lune bleue .が、
瓶牛乳をアオロビへ渡す。
「ありがと」
「風呂上がりの牛乳、
義務にゃ」
「それ昭和感ある」
アオロビが笑う。
でもちゃんと飲む。
その横で。
チノが、
温泉まんじゅうを真顔で食べていた。
「……おいしいです」
「ちのさん、
ずっと食べてる」
ローシャが肩を震わせる。
「旅行補正です」
「万能ワードぽん〜」
笑い声。
その時。
みるくが、
窓際に座りながら外を見る。
「……静か」
山の夜。
虫の声。
川音。
遠くの灯り。
都会とは違う夜だった。
ルクレティアが、
静かにその隣へ座る。
「こういう場所、
好き?」
みるくは、
少しだけ頷いた。
「……落ち着きます」
静かな声。
「誰かが騒いでても、
外が静かだから」
数秒。
「それ、
結構分かるわ」
ルクレティアが小さく笑う。
その後ろでは。
「ねぇねぇ!!」
ちょこみんとが、
突然立ち上がった。
「枕投げしよう!!」
数秒静止。
「始まったにゃ」
La lune bleue .が頭を抱える。
「修学旅行テンションぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「絶対やると思った」
アオロビも苦笑する。
その時。
チノが、
真顔で枕を持った。
「参加します」
「ちーちゃん、
妙にやる気だにゃ」
ローシャが吹き出す。
そして。
数分後。
「うわっ!?」
枕飛来。
「ちょこ姉強い!!」
アオロビが笑いながら避ける。
「えへへへ!!」
「子供ぽん〜!」
ぴたぽんも巻き込まれる。
その時。
ぼすっ。
「……」
アオロビ、
顔面直撃。
犯人。
La lune bleue .。
「ネコさん???」
「油断したにゃ」
「不意打ちだろ今の!」
笑い声。
その横で。
ティラミスは、
静かに座っていた。
「てぃらみはやらないの?」
ちょこみんとが聞く。
数秒。
そして。
ぽすっ。
綺麗に、
ちょこみんとの顔へ命中。
「うわっ!?」
「……参加した」
「ティラさん怖」
アオロビが吹き出した。
その時。
ルクレティアが、
ため息をつく。
「あなた達……」
完全に保護者目線だった。
しかし。
次の瞬間。
ぽふっ。
枕が、
ルクレティアへ直撃。
静止。
全員、
固まる。
犯人。
チノ。
「……」
「……ちのちゃん?」
数秒。
「戦争です」
真顔。
「なんで急に開戦したにゃ!?」
La lune bleue .が吹き出す。
ルクレティアは、
少しだけ沈黙した。
そして。
静かに枕を持つ。
「あっ」
アオロビが察する。
数秒後。
「きゃーーー!?」
ちょこみんとの悲鳴。
「ルクさん参戦したぽん〜!!」
ぴたぽんが笑い崩れる。
結果。
部屋は大惨事だった。
枕。
布団。
笑い声。
完全に修学旅行。
そして、
数十分後――
「……」
「……」
「……」
全員、
布団で力尽きていた。
「楽しかったねぇ……」
ちょこみんとが、
眠そうに笑う。
「騒ぎすぎたにゃ……」
La lune bleue .も、
かなり眠そうだった。
その時。
アオロビが、
小さく笑う。
「なんか、
こういうの良いね」
静かな声。
「ライブとかじゃなくて」
「ただ、
みんなで遊ぶだけ」
数秒。
ローシャが、
小さく頷いた。
「……うん」
その時。
ぴたぽんが、
半分寝ながら呟く。
「修学旅行みたいぽん〜……」
数秒後。
「……すぅ」
寝た。
「早い」
アオロビが吹き出す。
でも。
その空気が、
どこか心地良かった。
旅館の静かな夜。
虫の声。
遠くの川音。
そして。
みんなの、
穏やかな寝息だけが。
静かに、
部屋へ広がっていた。
翌朝。
旅館。
静かな山の空気。
障子の隙間から、
朝日がゆっくり差し込んでいた。
そして。
「……」
最初に目を開けたのは、
アオロビだった。
数秒。
ぼーっと天井を見る。
「……あー」
思い出す。
温泉。
枕投げ。
夜更かし。
修学旅行みたいな空気。
その時。
「……すぅ」
横から寝息。
見る。
ちょこみんと。
完全に布団から転がり落ちかけていた。
「なんでそんな寝相なの」
アオロビが吹き出す。
その向こうでは。
La lune bleue .が、
クッション抱えたまま寝ている。
ぴたぽんは、
布団に埋まっていた。
チノは、
なぜかルクレティアにくっついて寝ている。
「ちーちゃん、
ガード固いなぁ」
小さく笑う。
その時。
障子が少し開いた。
ローシャだった。
「あ、
起きてた」
「おはよー」
「朝風呂行ってた」
「健康」
ローシャは、
少し濡れた髪をタオルで拭いていた。
朝の静かな旅館空気が、
妙に似合っている。
「ローシャさん、
旅館適性高いよねぇ」
アオロビが笑う。
「そう?」
「なんかもう、
“こういう場所に居る人”
感ある」
ローシャは苦笑した。
その時。
「……ん」
みるくも、
静かに目を覚ます。
「おはようございます……」
まだ眠そうだった。
「おはよ」
「……静かですね」
朝の山。
鳥の声。
川音。
旅館の廊下を歩く足音。
都会には無い朝だった。
その時。
「んちゃ〜……」
ぴたぽん復活。
「ぴたさん、
まだ寝てる?」
「半分ぽん〜……」
完全に朝弱い。
笑いが起きる。
その直後。
「おはよーーー!!」
ちょこみんと覚醒。
「うるさ」
La lune bleue .が、
布団に顔埋めたまま言った。
「朝から元気ぽん〜」
「旅行だよ!?」
「昨日もそれ言ってたにゃ……」
その時。
ルクレティアが、
ゆっくり起き上がる。
「……おはよう」
まだ少し眠そうだった。
珍しい。
アオロビが笑う。
「ルクさんでも寝起きあるんだ」
「失礼ね」
「でもちょっとレアにゃ」
La lune bleue .も笑った。
その時。
チノが、
ルクレティアにくっついたまま目を開ける。
「……ルクおねぇちゃん」
「ん?」
「まだ居ました」
数秒。
「居るわよ」
ルクレティアが苦笑する。
「消えると思ってたの?」
「たまに夢見ます」
「ちーちゃん、
ちょっと重いぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
その後。
朝食会場。
旅館の和朝食。
焼き魚。
味噌汁。
卵焼き。
湯豆腐。
そして。
「朝から豪華〜!!」
ちょこみんとのテンションが高い。
「旅館の朝ごはんって、
なんでこんな強いんだろうねぇ」
アオロビも感心していた。
その時。
みるくが、
静かに味噌汁を飲む。
「……おいしい」
静かな声。
ローシャが小さく笑った。
「こういう朝、
良いわね」
数秒。
全員、
自然と頷く。
騒がしいのに、
どこか穏やか。
誰かが喋っている。
誰かが笑っている。
でも、
無理している空気は無い。
その時。
La lune bleue .が、
窓の外を見ながらぽつりと言った。
「……また来たいにゃ」
静かな声。
ちょこみんとが、
すぐ笑う。
「来ようよ!」
「次は雪見温泉ぽん〜!」
「いいですね……」
みるくも頷いた。
アオロビは、
少しだけ笑う。
「なんか、
こういう“次”の話出来るの良いね」
数秒。
ルクレティアが、
静かにお茶を置いた。
「……ええ」
その声は、
どこか優しかった。
山の旅館。
静かな朝。
そして、
Gleam Gardenの笑い声は。
今日も、
穏やかに響いていた。
牛丼チェーン店の好み
夜。
共有ルーム。
今日は珍しく、
全員かなりぐだっとしていた。
理由。
配信後。
収録後。
編集後。
つまり:
全員疲れていた。
「……お腹空いた」
アオロビが、
ソファから動かず呟く。
「出前ぽん?」
ぴたぽんが聞く。
「なんか、
ジャンク寄り食べたいにゃ」
La lune bleue .も、
クッション抱えたまま言った。
その時。
ちょこみんとが、
突然起き上がる。
「牛丼!!!」
数秒。
「始まった」
ローシャが苦笑した。
「牛丼チェーンって、
性格出るよねぇ」
アオロビが笑う。
「え、
出る?」
ちょこみんとが首を傾げる。
「結構出るにゃ」
La lune bleue .が頷く。
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと聞いた。
「みんな、
どこ派ぽん?」
数秒。
そして。
「私はすき家!」
ちょこみんと即答。
「早い」
アオロビが吹き出す。
「だって種類いっぱいあるし!」
「分かるぽん〜」
ぴたぽんも笑う。
「チーズ牛丼とか、
明太マヨとか、
楽しい!」
「みんとさん、
“楽しいご飯”好きだもんねぇ」
ローシャが頷く。
「あとデザートあるにゃ」
「そこ重要!」
完全にちょこみんとだった。
その時。
アオロビが、
缶コーヒーを持ちながら言う。
「私は吉野家かなぁ」
「お、
王道」
La lune bleue .が笑う。
「なんか、
シンプルで良くない?」
「分かる」
ローシャも頷く。
「余計な事してない安心感ある」
「あと深夜感」
ネコちゃんが言った。
「深夜二時、
一人で入ってそうにゃ」
「なんでそこまで具体的なの」
「似合うからぽん〜」
笑い声。
その横で。
ローシャが、
静かに考える。
「私は……
松屋かも」
「おぉ」
「定食強いにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「味噌汁付くし」
「そこ?」
「大事よ?」
ローシャは真顔だった。
「あと、
夜遅くでもちゃんとご飯感ある」
「ローシャさん、
食事の“安心感”重視ぽん〜」
ぴたぽんが頷く。
その時。
La lune bleue .が、
少し笑う。
「にゃんころ、
実は吉野家派にゃ」
「へぇ?」
アオロビが少し意外そうにする。
「なんか、
ネコさんもっと変化球行きそう」
「いや、
牛丼はシンプルが良いにゃ」
静かな声。
「あと、
深夜の吉野家って」
少しだけ笑った。
「妙に人生感じるにゃん」
数秒。
「急に文学」
アオロビが吹き出した。
その時。
みるくが、
小さく口を開く。
「……私は、
松屋かも」
「お、
みるしゃんもぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「定食系好き?」
「……落ち着くので」
静かな声。
「なんか分かるにゃ」
ローシャも小さく笑った。
その横で。
ティラミスが、
ぽつり。
「……牛丼より、
カレー」
「松屋適性高い」
アオロビが即答する。
「ティラさん、
深夜に静かにカレー食べてそう」
「……否定しない」
その時。
ルクレティアが、
静かにお茶を置いた。
「私は……
吉野家かしら」
「ルクさん王道だ」
ちょこみんとが笑う。
「理由ある?」
ルクレティアは少し考える。
「変わらない味は、
安心するでしょう?」
数秒。
「……あー」
La lune bleue .が、
少しだけ目を細めた。
「それ、
ルクさんっぽいにゃ」
その時。
チノが真顔で言った。
「私はすき家です」
「ちーちゃん、
絶対そう」
アオロビが吹き出す。
「おもちゃ付いてた時期好きでした」
「子供すぎるぽん〜!」
ぴたぽんが笑い崩れる。
チノは真顔のままだ。
「あとチーズ牛丼」
「育ち盛りにゃ」
笑い声。
最後に。
ぴたぽんが、
ふわっと笑った。
「ウチ、
なか卯ぽん〜」
数秒。
「あーーーー」
全員納得。
「親子丼似合う」
「うどんありそう」
「朝ごはん強そう」
「優しい味ぽん〜」
ぴたぽんは、
嬉しそうに笑った。
その時。
アオロビが、
小さく呟く。
「……なんか、
牛丼チェーンでも性格出るんだね」
数秒。
そして。
「かなり出るにゃ」
La lune bleue .が笑った。
夜の共有ルームには、
また穏やかな笑い声が広がっていた。
ベッド派?布団派?
夜。
共有ルーム。
今日は珍しく、
本当にどうでもいい話をしていた。
「ねぇ」
ちょこみんとが、
ソファで転がりながら聞く。
「みんなって、
ベッド派?布団派?」
数秒。
「急に生活感」
アオロビが吹き出す。
「でも気になるぽん〜」
ぴたぽんも笑った。
その時。
La lune bleue .が、
即答する。
「ベッド」
「早いな」
アオロビが笑う。
「理由ある?」
「落ち着く」
シンプルだった。
「あと、
布団だとそのまま床で生活始まるにゃ」
「ネコさん、
堕落タイプだ」
「否定できないぽん〜」
笑い声。
その横で。
アオロビが、
少し考える。
「私は……
布団かなぁ」
「お?」
「なんか、
好きな場所で寝れる感じする」
「分かるにゃ」
La lune bleue .も頷く。
「あと、
そのまま床座り文化になる」
「完全に日本人ぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
その時。
ローシャが、
紅茶を置く。
「私はベッド」
「ロマンさん、
ちゃんとしてそう」
ちょこみんとが笑う。
「腰痛くなるの嫌なのよ」
「現実的」
「あと、
寝る場所と生活場所分けたい」
数秒。
「うわ、
ローシャさんっぽい」
アオロビが頷いた。
その横で。
ティラミスが、
ぽつり。
「……布団」
「意外」
La lune bleue .が目を丸くする。
「静かな感じ好き」
「畳似合うぽん〜」
「あと、
毛布いっぱいに出来る」
数秒。
「ティラさん、
巣作るタイプだ」
アオロビが吹き出した。
その時。
みるくが、
小さく口を開く。
「……ベッドです」
「お、
みるしゃんベッド派ぽん〜」
「本読むので」
数秒。
「あーーーー」
全員納得。
「ベッドで本読んで寝落ちしてそう」
「……します」
「してるんだ」
笑い声。
その時。
ルクレティアが、
静かにお茶を飲む。
「私はベッドかしら」
「ルクさん、
ホテルみたいな部屋してそう」
アオロビが言う。
「なんか整ってるにゃ」
「片付いてはいるわね」
「あと寝相良さそうぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
ルクレティアは、
少し考える。
「布団も嫌いじゃないのだけど」
「だけど?」
「起きた時、
自分がどこ向いてるか分からなくなる時あるでしょう」
数秒。
「分かる」
アオロビが即答した。
その時。
ちょこみんとが、
元気よく手を上げる。
「私は布団!!」
「みんとさん、
絶対そう」
La lune bleue .が笑う。
「なんで!?」
「寝相」
「あと、
ゴロゴロ転がってそうぽん〜」
「えへへ」
否定しない。
その時。
チノが、
真顔で言った。
「私は布団です」
「ちーちゃんも?」
「秘密基地感あります」
数秒。
「子供だ」
アオロビが吹き出す。
「あと、
冬ぬくぬくです」
「分かるにゃ〜」
La lune bleue .も頷く。
最後に。
ぴたぽんが、
ふわっと笑った。
「ウチ、
どっちも好きぽん〜」
「出た万能」
ローシャが肩を震わせる。
「でも、
ふかふかなら幸せぽん〜」
静かな声。
その時。
アオロビが、
少し笑った。
「……結局、
安心出来る場所なら何でも良いのかもね」
数秒。
そして。
「それはそうにゃ」
La lune bleue .が、
小さく笑った。
夜の共有ルームには、
今日も穏やかな空気が流れていた。
好きな季節
夜。
共有ルーム。
今日は珍しく、
作業が早めに終わっていた。
窓の外には、
少しだけ涼しい風。
季節の変わり目みたいな夜だった。
その時。
みるくが、
窓の外を見ながらぽつりと言う。
「……みんな、
好きな季節ってありますか?」
数秒。
「お、
平和なお題」
アオロビが笑う。
「でも結構性格出そうぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
その時。
ちょこみんとが、
勢いよく手を上げる。
「夏!!」
「早いにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
「だって楽しいじゃん!」
ちょこみんとは、
指を折り始める。
「海!
アイス!
お祭り!
かき氷!
夜更かし!」
「子供の夏休みぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
「でもみんとさん、
“夏の楽しい所”
全部好きそう」
アオロビも頷く。
「あと人集まる季節好きだよねぇ」
「うん!」
即答だった。
その横で。
アオロビは、
少し考える。
「私は……
夏の終わりかなぁ」
数秒。
「うわ、
アオさんっぽい」
La lune bleue .が笑う。
「夜風強くなる頃」
「分かる」
ローシャも頷く。
アオロビは、
窓の外を見ながら続けた。
「ちょっと涼しくて、
夜長くて、
空気静かな感じ」
「完全に深夜人間にゃ」
「否定できない」
笑い声。
その時。
ローシャが、
紅茶を持ちながら言った。
「私は秋ね」
「ろしゃろしゃ秋っぽい〜」
ちょこみんとが笑う。
「理由ある?」
「空気が落ち着いてるから」
静かな声。
「暑すぎないし、
服も楽しいし」
「あー、
分かるぽん〜」
ぴたぽんも頷く。
「あと音楽聴きたくなる季節」
La lune bleue .が、
少しだけ目を細めた。
「それ、
ロマンさんっぽいにゃ」
その横で。
ティラミスが、
ぽつり。
「……冬」
「おぉ」
「ティラさん、
かなり冬」
アオロビが笑う。
「静かだから」
短い答え。
「あと、
空気綺麗」
「ゴシックとの相性良さそうぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
ティラミスは、
少しだけ頷いた。
「夜の灯りが綺麗」
数秒。
「うわ、
その感覚分かる」
La lune bleue .も小さく笑った。
その時。
みるくが、
静かに言う。
「……春です」
「お、
みるしゃん春ぽん〜」
「なんか安心する季節です」
静かな声。
「寒すぎなくて、
風も柔らかくて」
「みるさん、
“柔らかい季節”
好きそう」
ローシャが微笑む。
その横で。
La lune bleue .が、
頬杖をついた。
「にゃんころは、
夜の夏」
数秒。
「限定的」
アオロビが吹き出す。
「昼暑いにゃ」
「正直」
笑い声。
La lune bleue .は、
少し笑う。
「でも、
夏の夜って特別感あるにゃん」
「分かる」
アオロビが頷く。
「ちょっと世界静かになる感じ」
「あと、
夜更かし許される空気あるぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
その時。
ルクレティアが、
静かにお茶を置く。
「私は冬かしら」
「お、
ティラさんと一緒」
ちょこみんとが言う。
「冬の静けさは好きね」
静かな声。
「あと、
温かいものが美味しい」
「ルクさん、
和室と雪似合うにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「鍋ぽん〜」
「みかんぽん〜」
「完全にこたつ空間」
笑い声。
その時。
チノが、
真顔で言った。
「冬です」
「お、
ちーちゃんも」
「布団が強いので」
数秒。
「理由が生活」
アオロビが吹き出す。
「あと、
ぬくぬく出来ます」
「ちーちゃん、
冬眠適性高いにゃ」
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと笑った。
「ウチ、
春と秋好きぽん〜」
「過ごしやすい勢」
ローシャが笑う。
「みんな元気だからぽん」
静かな声。
数秒。
そして。
アオロビが、
小さく笑った。
「……なんか、
好きな季節でも性格出るね」
数秒。
「かなり出るにゃ」
La lune bleue .が笑った。
窓の外では、
夜風が静かに揺れていた。
アウトドアキャンプ(超長文)
共有ルーム。
夜。
「キャンプ行きたい!!!」
その一言から、
全てが始まった。
「急にゃ」
La lune bleue .が、
ソファで頬杖をつく。
「でも楽しそうぽん〜」
ぴたぽんは、
既に乗り気だった。
「キャンプかぁ」
アオロビが、
ノートPCから顔を上げる。
「やった事ある人いる?」
数秒。
「……」
「……」
「……」
全員、
微妙な顔。
「バーベキューくらいなら」
ローシャが苦笑する。
「テント泊は無いわね」
ルクレティアも静かに頷いた。
その時。
ティラミスが、
ぽつり。
「……動画ならいっぱい見た」
「知識勢いた」
アオロビが吹き出す。
「ティラさん、
“実践ゼロなのに妙に詳しい人”だ」
「……キャンプ動画、
ずっと見れる」
「分かるぽん〜」
ぴたぽんも頷く。
その後。
話は一気に進んだ。
- 食材
- テント
- ランタン
- 毛布
- 寝袋
- 虫除け
- 焚き火台
- クーラーボックス
そして。
「移動どうする?」
アオロビの一言。
数秒。
ルクレティアが、
静かに言った。
「ハイエース借りましょう」
「おぉ〜」
ちょこみんとが目を輝かせる。
「キャンプっぽい!!」
「機材車感あるにゃ」
La lune bleue .も笑った。
「全員乗れるぽん〜」
「荷物も積めます」
みるくが小さく頷く。
その瞬間。
チノが真顔で聞いた。
「虫いますか」
数秒。
「居るにゃ」
La lune bleue .が即答。
「行きません」
「早いぽん〜!」
ぴたぽんが吹き出す。
「ちーちゃん、
虫ダメ?」
「飛ぶの嫌です」
「分かる」
アオロビが真顔で頷いた。
その瞬間。
ルクレティアが、
静かに言った。
「大丈夫よ」
「?」
「私が守るわ」
数秒。
「るくるく、
虫相手に頼もしすぎる」
ちょこみんとが笑った。
――そして当日。
早朝。
駐車場。
黒いハイエース。
大量の荷物。
「朝早〜い……」
アオロビが欠伸をする。
「でも旅行感あるぽん〜」
ぴたぽんは、
既にテンションが高かった。
その横で。
La lune bleue .が、
荷物を見て固まる。
「……多くない?」
「キャンプだから!」
ちょこみんとが即答。
「“キャンプだから”万能すぎるにゃ」
笑い声。
荷物を積み込む。
クーラーボックス。
椅子。
テント。
食材。
寝袋。
毛布。
そして。
「ちーちゃん、
そこ座れる?」
「埋まりました」
チノ、
荷物の隙間に収納されていた。
「完全に積載物ぽん〜!」
ぴたぽんが笑い崩れる。
「出荷される猫みたいにゃ」
「失礼です」
真顔だった。
――出発。
高速道路。
朝日。
静かな道路。
車内では、
既に空気がゆるかった。
「なんか修学旅行みたいだねぇ」
アオロビが窓際で言う。
「分かる!!」
ちょこみんとが即反応。
「お菓子食べる!?」
「まだ朝ぽん〜」
「旅行補正!!」
「万能ワードにゃ」
笑い声。
その横で。
みるくは、
静かに窓の外を見ていた。
流れていく景色。
少しずつ増える山。
朝の光。
「……綺麗」
小さな声。
ローシャが、
その視線を追う。
「空気変わってきたわね」
「山近いぽん〜」
ぴたぽんが伸びをする。
その時。
La lune bleue .が、
助手席から後ろを見る。
「ティラミスさん静かにゃ」
見る。
ティラミス、
既にイヤホンで半分別世界だった。
「……移動中好き」
「分かる」
アオロビが笑う。
「何もしなくていい時間だよね」
その頃。
ルクレティアは、
静かに運転していた。
安定。
滑らか。
怖さゼロ。
「ルクさん運転うま……」
ちょこみんとが感心する。
「酔わないぽん〜」
「安心感すごいにゃ」
その時。
ルクレティアが、
少しだけ笑った。
「人乗せてる時は、
急がないものよ」
数秒。
「ルクさん、
そういう所なんだよねぇ」
アオロビが小さく笑った。
――そして。
山道へ入る。
窓を開ける。
森の匂い。
冷たい空気。
川の音。
「うわぁ〜〜〜!!」
ちょこみんとの声が響く。
「完全に自然!」
「テンション高いにゃ」
La lune bleue .が笑った。
その時。
チノが、
真顔で周囲を見ていた。
「……虫まだ居ません」
「まだって何ぽん」
ぴたぽんが吹き出す。
――キャンプ場到着。
空。
山。
川。
木々。
静かな自然。
「すご……」
みるくが、
小さく息を漏らした。
「空広いです」
その横で。
アオロビが、
ハイエース後部を開けて固まる。
「待って」
「ん?」
「荷物、
思ったより多い」
「だから言ったにゃ」
La lune bleue .が笑う。
全員で荷下ろし開始。
そして。
テント袋。
説明書。
大量のポール。
数分後。
「……」
「……」
「……」
全員、
説明書を見て固まる。
「分からん」
アオロビが即答。
「全部棒です」
チノ真顔。
「どれがどこ入るぽん〜?」
「絵が難しいにゃ」
完全初心者集団だった。
その時。
ティラミスが、
静かに前へ出る。
「……貸して」
数秒。
カチャ。
カチャ。
テキパキ。
「え?」
ちょこみんとが固まる。
「てぃらみ、
なんでそんな出来るの!?」
「……動画で見た」
「動画だけで出来るレベルじゃないにゃ」
La lune bleue .も目を丸くする。
ティラミスは、
静かにペグを打ち込む。
「……こういう準備、
好き」
数分後。
テント完成。
しかも綺麗。
「すご……」
みるくが、
素直に感心していた。
その時。
ルクレティアが、
少しだけ笑う。
「ティラちゃん、
妙な所で実用力高いわね」
「……調べるの好き」
「キャンプ適性高いぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
その頃。
ちょこみんとは、
既に川を見ていた。
「遊びたい」
「まだ設営終わってないにゃ!!」
La lune bleue .が吹き出す。
山の空気。
木漏れ日。
笑い声。
Gleam Gardenの、
少し長いキャンプ旅行が。
静かに始まろうとしていた。
昼過ぎ。
キャンプ場。
設営が終わった瞬間。
「川ーーー!!!」
ちょこみんと、
即ダッシュだった。
「早いにゃ!」
La lune bleue .が吹き出す。
「まだ靴ちゃんと履いてぽん〜!」
ぴたぽんが後ろから追いかける。
その頃。
アオロビは、
折りたたみ椅子へ沈んでいた。
「……キャンプ、
設営が本番じゃない?」
「まだ始まったばかりよ」
ローシャが苦笑する。
その横で。
みるくは、
静かに川を見ていた。
透明な水。
流れる音。
太陽光。
「……綺麗」
小さな声。
ルクレティアが、
その隣へ来る。
「冷たいわよ」
「……入ります?」
「私は後で」
静かな会話。
その頃。
川では。
「冷たーーーーい!!!」
ちょこみんと、
完全にはしゃいでいた。
「みんとしゃん、
元気すぎるぽん〜」
ぴたぽんも、
裾を少し上げて水へ入る。
その横で。
チノが真顔で石を見ていた。
「綺麗です」
「ちーちゃん、
石集め始まったにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「丸いの好きです」
「小学生ぽん〜」
笑い声。
その時。
ばしゃっ。
「うわっ!?」
アオロビ、
水被弾。
犯人。
ちょこみんと。
「えへへ!!」
「ちょこ姉!?」
「あおちーも来なよー!!」
「冷たいの苦手なんだけど!」
その瞬間。
La lune bleue .が、
後ろから静かに押した。
どぼん。
数秒。
「ネコさん???」
「夜だけじゃなく、
昼も油断するにゃ」
爆笑。
「完全に巻き込まれ事故ぽん〜!」
ぴたぽんが笑い崩れる。
その横で。
ティラミスは、
川辺の石へ座っていた。
静か。
でも。
少しだけ、
楽しそうだった。
みるくが、
その隣へ座る。
「……入らないんですか?」
「……見るの好き」
「分かります」
川音。
風。
木漏れ日。
騒がしいのに、
どこか穏やかな時間だった。
――そして夕方。
キャンプ場へ戻る。
「お腹空いた!!!」
ちょこみんと、
まだ元気だった。
「無限体力にゃ」
La lune bleue .が呆れる。
その頃。
ローシャとルクレティアは、
既に炭火準備を始めていた。
火起こし。
炭。
網。
煙。
「ローシャさん、
火起こし慣れてない?」
アオロビが聞く。
「嫌いじゃないのよ」
ローシャが笑う。
「こういう、
ちゃんと手順ある作業」
「ローシャさん、
整理整頓タイプぽん〜」
その横で。
ルクレティアが、
静かに食材を並べていた。
肉。
野菜。
焼きおにぎり。
きのこ。
かなり本格的だった。
「ルクさん、
旅館の人みたい」
アオロビが吹き出す。
「なんで皆そうなるのよ」
「でも似合うにゃ」
その時。
「肉ーーーーー!!!」
ちょこみんと、
テンション最大。
「みんとしゃん、
まだ始まってないぽん〜!」
ぴたぽんが笑った。
焼ける音。
煙。
炭火の匂い。
夕方の山。
完全にキャンプ空間だった。
その時。
みるくが、
小さく呟く。
「……外で食べるだけで、
違いますね」
「分かる」
アオロビが頷く。
「なんか全部美味い」
「キャンプ補正にゃ」
La lune bleue .も笑う。
その頃。
チノは、
焼きおにぎりを真顔で見ていた。
「……強いです」
「何が?」
「美味しそうオーラです」
「語彙が子供ぽん〜」
笑い声。
その後。
夜。
焚き火。
ランタン。
山の冷たい空気。
食後のまったり時間。
その時。
ルクレティアが、
ふと思い出したように言った。
「そういえば」
「ん?」
「寝る場所、
決めてなかったわね」
数秒。
「あっ」
全員止まる。
「重要イベントにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「どう分けるぽん〜?」
ぴたぽんが首を傾げる。
今回のテントは:
- 大型テント
- 中型テント
- 小型テント
の三つ。
「人数どうする?」
アオロビが聞く。
その時。
ちょこみんとが、
即座に言った。
「みんな一緒!!」
「絶対狭いにゃ」
La lune bleue .が即答。
「寝返り地獄ぽん〜」
「えー!?」
その横で。
ティラミスが、
静かに言う。
「……静かな人同士の方が平和」
数秒。
「ティラさん、
既に避難先考えてる」
アオロビが吹き出した。
結果。
大型テント
- ちょこみんと
- アオロビ
- La lune bleue .
- チノ
中型テント
- ルクレティア
- ローシャ
- みるく
小型テント
- ティラミス
- ぴたぽん
になった。
「なんでてぃらみとぽんぽん?」
ちょこみんとが聞く。
数秒。
「……寝相静かそう」
アオロビが言う。
「大事ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
La lune bleue .が、
チノを見る。
「ちーちゃん、
みんとさんと同じテントで大丈夫にゃ?」
数秒。
チノは真顔だった。
「不安です」
「おい」
ちょこみんとが吹き出す。
「絶対夜騒ぐにゃ」
「えへへ」
否定しない。
その時。
ローシャが、
焚き火を見ながら小さく笑った。
「……なんか、
本当に修学旅行みたいね」
数秒。
誰も否定しなかった。
焚き火の音。
山の夜。
笑い声。
そして。
これから始まる、
“テント内の夜”を想像しながら。
Gleam Gardenのキャンプは、
まだゆっくり続いていく。
夜。
キャンプ場。
焚き火の火も、
少しずつ小さくなっていた。
山の空気は冷たい。
遠くで川の音。
虫の声。
そして。
「さむっ」
アオロビが、
肩を震わせながら大型テントへ入る。
「夜の山ってこんな冷えるんだねぇ」
「昼との差すごいにゃ」
La lune bleue .も、
ランタンを持って入ってきた。
その後ろから。
「わーーー、
寝袋いっぱい!!」
ちょこみんと、
まだ元気だった。
「みんとさん、
いつ電池切れるぽん……」
ぴたぽんが、
小型テント側から苦笑する。
――大型テント。
中は思ったより広かった。
ランタンの暖色光。
寝袋。
毛布。
荷物。
完全に秘密基地だった。
「チノさん、
どこ寝る?」
アオロビが聞く。
チノは、
少し考えてから言う。
「壁際」
「猫にゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
「落ち着くです」
「分かるにゃ」
その時。
ちょこみんとが、
寝袋へダイブした。
「ふかふかーーー!!!」
「うるさい」
アオロビが笑う。
「絶対みんとさん、
夜寝ないタイプにゃ」
La lune bleue .も笑う。
「えへへ」
否定しない。
その頃。
――中型テント。
こちらはかなり静かだった。
ランタンの灯りも控えめ。
外の虫の声が、
よく聞こえる。
みるくは、
毛布を抱えながら小さく息を吐いた。
「……落ち着きます」
「静かだものね」
ローシャが微笑む。
その横で。
ルクレティアが、
静かにランタンを調整していた。
「寒くない?」
「大丈夫です」
みるくが頷く。
その時。
ローシャが、
少し笑った。
「なんか、
このテント平和すぎない?」
数秒。
「確かに」
ルクレティアも苦笑する。
「向こう、
絶対騒いでるわよ」
その頃。
――大型テント。
「ねぇねぇ!!」
「ほら始まった」
La lune bleue .が笑う。
ちょこみんとは、
完全に修学旅行テンションだった。
「こういう時って、
怖い話しない!?」
数秒。
「やだ」
アオロビ即答。
「早いにゃ」
「山で怖い話とか、
帰り道終わるじゃん」
「分かるぽん〜」
ぴたぽんの声が、
隣のテントから聞こえてくる。
「ぴたさん聞こえてるんだけど!?」
「テント薄いにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
その時。
チノが、
真顔で聞いた。
「……実際、
山って何か出ますか」
数秒静止。
「チノさん、
やめて」
アオロビが真顔になる。
「虫?」
「そっちならまだ平和にゃ」
笑い声。
その頃。
――小型テント。
こちらはかなり静かだった。
ぴたぽんは、
毛布へ包まりながら笑う。
「なんか、
声聞こえるぽん〜」
「……聞こえる」
ティラミスも、
静かに横になっていた。
ランタンの小さな灯り。
外の風。
虫の声。
「……こういう音、
嫌いじゃない」
ティラミスがぽつりと言う。
ぴたぽんは、
ふわっと笑った。
「ティラしゃん、
静かな場所好きぽん〜」
「……人少ない所、
落ち着く」
数秒。
「でも、
今日は賑やかぽん?」
ティラミスは、
少しだけ考えた。
そして。
「……悪くない」
静かな返答。
ぴたぽんが、
少し嬉しそうに笑った。
――再び大型テント。
「でね!!」
「まだ喋るの!?」
アオロビが吹き出す。
ちょこみんとの体力、
まだ切れていなかった。
La lune bleue .は、
既に半分寝ている。
チノは、
寝袋へ完全収納済み。
その時。
アオロビが、
小さく呟いた。
「……でもさ」
「んー?」
「こういうの、
結構好きかも」
静かな声。
数秒。
ちょこみんとも、
少しだけ笑った。
「分かる」
「なんか、
子供の頃みたい」
外では、
風が木々を揺らしている。
ランタンの灯りだけが、
小さく揺れる。
その時。
La lune bleue .が、
目を閉じたままぽつり。
「……こういう時間って、
あとから思い出すタイプにゃ」
数秒。
誰もすぐには喋らなかった。
その空気が、
なんだか少しだけ大事に感じたから。
その頃。
中型テントでは、
既にみるくが寝落ちしかけていた。
小型テントでは、
ぴたぽんが完全に寝ていた。
そして。
大型テントでは。
「……すぅ」
一番先に寝たのは、
ちょこみんとだった。
「電池切れたにゃ」
La lune bleue .が、
小さく笑う。
アオロビは、
少しだけ目を閉じた。
外の川音。
虫の声。
山の空気。
そして。
遠くで聞こえる、
仲間達の穏やかな気配。
「……キャンプ、
良いなぁ」
その呟きは、
静かな夜へ溶けていった。
朝。
山の空気は、
少し冷たかった。
鳥の声。
川の音。
風で揺れる木々。
そして。
「……さむ」
最初に起きたのは、
アオロビだった。
寝袋から、
半分だけ顔を出す。
ランタンは消えている。
テントの布越しに、
朝日が少しだけ透けていた。
数秒。
ぼーっとする。
「……キャンプだ」
思い出す。
川。
焚き火。
テント。
夜更かし。
修学旅行みたいな空気。
その時。
「……すぅ」
横を見る。
ちょこみんと、
完全に寝袋からはみ出していた。
「なんでそうなるの」
アオロビが吹き出す。
その向こうでは。
La lune bleue .が、
クッション抱えたまま寝ている。
チノは、
壁際で丸まっていた。
「猫だなぁ」
その時。
もぞっ。
「……ん」
La lune bleue .が、
少しだけ目を開ける。
「朝にゃ……?」
「朝だよ」
「さむいにゃ」
再び寝ようとする。
「二度寝体勢入った」
アオロビが笑った。
その頃。
――中型テント。
こちらはかなり静かだった。
みるくは、
まだ毛布へ埋まっている。
ローシャは、
既に起きていた。
静かに外を見ている。
「ローシャさん、
早いですね」
みるくが、
眠そうに聞いた。
「こういう場所だと、
自然に起きるのよ」
朝の山。
静かな光。
「空気綺麗です……」
みるくが、
小さく目を細めた。
その横で。
ルクレティアが、
ゆっくり起き上がる。
珍しく、
少し寝ぼけていた。
「……おはよう」
「おはようございます」
「ルクさん、
寝起き弱そうぽん〜」
声。
見る。
ぴたぽんが、
小型テントから顔だけ出していた。
「ぴたさん、
髪すごい」
ローシャが吹き出す。
「朝ぽん〜……」
完全に寝起きだった。
その後。
朝食準備。
「寒っ!!」
ちょこみんと、
外出た瞬間震えていた。
「昨日あんな元気だったのにゃ」
La lune bleue .が笑う。
焚き火再点火。
お湯。
簡単な朝ごはん。
ホットサンド。
スープ。
コーヒー。
朝のキャンプ場は、
夜と全然違う空気だった。
「……なんか、
朝の焚き火好き」
アオロビが、
紙コップを持ちながら言う。
「分かるぽん〜」
ぴたぽんも頷く。
「静かだから」
その時。
チノが、
真顔でホットサンドを見ていた。
「……外補正あります」
「また補正言ってるにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
「でも美味しいです」
「ちのちの、
ずっと食べてる」
ちょこみんとが笑った。
その横で。
ティラミスは、
静かにコーヒーを飲んでいた。
朝の冷気。
白い湯気。
静かな横顔。
「ティラさん、
朝の山似合うなぁ」
アオロビが言う。
「……静かだから好き」
小さな返答。
その時。
ルクレティアが、
周囲を見渡しながら言った。
「さて」
数秒。
「撤収しましょうか」
一気に現実へ戻される。
「うわぁ……
帰る準備だぁ……」
ちょこみんとが崩れ落ちた。
「旅行終わる時のやつにゃ」
La lune bleue .が苦笑する。
その後。
撤収開始。
テーブル。
椅子。
ランタン。
寝袋。
毛布。
全部片付ける。
しかし。
「……入らない」
アオロビが固まる。
「どうして昨日入ってたのこれ」
「キャンプあるあるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「袋、
帰りだけ小さくなるにゃ」
「なんで!?」
笑い声。
その頃。
ティラミスが、
無言でテントを畳んでいた。
しかも早い。
「ティラさん、
撤収も強い」
アオロビが吹き出す。
「……覚えた」
「適応早すぎるぽん〜」
その横で。
みるくが、
少しだけ名残惜しそうに景色を見ていた。
山。
川。
朝の光。
静かな空気。
「……帰るんですね」
小さな声。
ローシャが、
その隣で微笑む。
「また来ればいいのよ」
数秒。
みるくは、
少しだけ笑った。
「……はい」
その後。
荷物積み込み完了。
ハイエースへ、
全員戻る。
「なんか、
帰りって静かだねぇ」
アオロビが言う。
数秒。
「疲れたぽん〜」
ぴたぽんが、
完全に溶けていた。
「みんとさん、
もう寝そうにゃ」
見る。
ちょこみんと、
既に半分寝ていた。
「遊び切った人の顔してる」
La lune bleue .が笑う。
その時。
ルクレティアが、
エンジンをかけながら小さく言った。
「……楽しかったわね」
静かな声。
数秒。
そして。
「うん」
誰からともなく、
自然に頷いていた。
山の空気。
焚き火の匂い。
笑い声。
夜のテント。
全部が、
まだ少し身体へ残っている。
ハイエースは、
静かに山道を下っていく。
窓の外。
流れていく景色を見ながら。
アオロビは、
少しだけ笑った。
「……また行こうか」
その言葉に。
「行くぽん〜」
「次は冬キャンプにゃ」
「虫少ないです」
「ちーちゃん基準そこなんだ」
笑い声。
Gleam Gardenのキャンプ旅行は。
静かに、
でも確かに。
みんなの中へ、
思い出として残っていった。
〜アフタートーク〜
数日後。
共有ルーム。
「……筋肉痛」
アオロビが、
ソファへ沈みながら呟いた。
「弱」
La lune bleue .が即答する。
「ネコさん無傷なの?」
「普段動いてるにゃ」
「悔しい」
その横で。
ちょこみんとは、
スマホを見ながら笑っていた。
「見て見て!!
写真いっぱい撮ってた!」
「うわ、
結構ある」
アオロビが覗き込む。
川。
焚き火。
ホットサンド。
テント。
そして。
「ぴたさん、
全部寝顔ある」
「撮られてたぽん〜!?」
ぴたぽんが吹き出した。
「焚き火前で寝てる」
「椅子で寝てる」
「毛布で寝てる」
「ほぼ睡眠集にゃ」
La lune bleue .が肩を震わせる。
その横で。
チノが、
真顔で写真を見ていた。
「……虫写ってます」
「そこ見るの!?」
アオロビが吹き出す。
「ちーちゃん、
最後まで虫警戒してるにゃ」
その時。
ローシャが、
静かに写真を眺めながら言った。
「でも、
思ったよりちゃんとキャンプしてたわね」
数秒。
「分かる」
アオロビも頷く。
「絶対もっとグダると思ってた」
「途中、
みんとしゃん川へ突撃してたぽん〜」
「楽しかったから!」
ちょこみんとは、
全く反省していない。
その時。
みるくが、
小さく呟く。
「……夜、
綺麗でした」
静かな声。
「焚き火も、
星も」
数秒。
La lune bleue .が、
少しだけ笑った。
「みるくさん、
あの時ずっと空見てたにゃ」
「……静かだったので」
その横で。
ティラミスが、
ぽつり。
「……川の音、
良かった」
「ティラさん、
自然音好きだよねぇ」
アオロビが笑う。
「……余計な音少ないから」
静かな返答。
その時。
ルクレティアが、
お茶を置きながら小さく言った。
「でも、
意外だったわ」
「ん?」
「皆、
ちゃんと協力出来てた」
数秒。
「親目線にゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
「でも実際、
設営とか片付けとか、
自然に役割分かれてたぽん〜」
ぴたぽんが頷く。
「ろしゃろしゃ火担当だった」
「るくるく管理人だった」
「てぃらみ職人だった」
「みんとさん騒音担当にゃ」
「なんで!?」
笑い声。
その時。
チノが、
真顔で言った。
「アオおねぇちゃん、
荷物係でした」
「地味」
アオロビが吹き出す。
「いや、
結構運んだんだけど!?」
「ずっと“重っ”って言ってたにゃ」
「事実だから!」
その頃。
ちょこみんとは、
写真をスクロールしていた。
そして。
「……なんかさ」
「ん?」
「また行きたいねぇ」
静かな声。
数秒。
誰も、
すぐには喋らなかった。
でも。
「……うん」
みるくが頷く。
「次、
雪少ない時期ぽん〜」
ぴたぽんも笑う。
「虫少ないにゃ」
「そこ大事です」
チノ真顔。
その時。
アオロビが、
少しだけ笑った。
「でもさ、
今回ので分かった」
「?」
「Gleam Garden、
多分どこ行ってもこんな感じだ」
数秒。
そして。
「確かににゃ」
La lune bleue .が、
小さく笑った。
騒がしくて。
ゆるくて。
誰かが笑ってて。
誰かが寝てて。
でも、
ちゃんと一緒に居る。
そんな空気が。
今日も、
共有ルームには静かに流れていた。
海派?プール派?
夜。
共有ルーム。
今日は全体的に、
かなりゆるかった。
ソファ。
お菓子。
アイス。
完全オフ空間。
その時。
ちょこみんとが、
アイスを食べながら聞いた。
「みんなって、
海派?プール派?」
数秒。
「夏トーク始まったにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「でも結構分かれそうぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
その瞬間。
「海!!!」
ちょこみんと即答。
「早い」
アオロビが吹き出す。
「だって夏って感じするじゃん!」
「まぁ、
みんとさんは海っぽいにゃ」
La lune bleue .も笑う。
「広いし!
テンション上がるし!
遊べるし!」
「あと走り回ってそうぽん〜」
「うん!」
否定しない。
その横で。
アオロビが、
少し考える。
「私は……
プールかなぁ」
「お、
意外」
ちょこみんとが目を丸くする。
「なんか、
海って疲れない?」
数秒。
「分かるにゃ」
La lune bleue .が頷く。
「砂」
「潮」
「日差し」
「帰った後のだるさ」
「現実的ぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
アオロビは、
少し苦笑する。
「あと、
プールの夜感好き」
「あー」
ローシャが頷く。
「ナイトプールとか、
照明綺麗よね」
「アオさん、
夜属性にゃ」
「否定できない」
笑い声。
その時。
ローシャが、
紅茶を置きながら言った。
「私は海かしら」
「ローシャさん海!?」
アオロビが少し意外そうにする。
「静かな海辺好きなのよ」
静かな声。
「泳ぐというより、
見る側」
「あーーー」
全員納得。
「夕方とか似合うにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「あと、
音楽聴いてそうぽん〜」
「それはあるかな」
ローシャも小さく笑った。
その横で。
ティラミスが、
ぽつり。
「……プール」
「ティラさん、
屋内プール感ある」
アオロビが即答。
「……静かだから」
短い返答。
「海、
人多いにゃ」
La lune bleue .が頷く。
ティラミスは、
少しだけ考える。
「あと、
水の音綺麗」
数秒。
「分かる」
みるくが、
小さく頷いた。
「……わたしも、
プールです」
「お、
みるしゃんプール派ぽん〜」
「海、
ちょっと疲れます」
静かな声。
「あと、
焼けます」
「現実的」
アオロビが吹き出した。
その時。
La lune bleue .が、
頬杖をつく。
「にゃんころは海にゃ」
「やっぱり」
ちょこみんとが笑う。
「夜の海好き」
静かな声。
「昼より、
暗くなってから」
数秒。
「ネコさん、
完全に夜側なんだよなぁ」
アオロビが笑った。
「あと、
海沿いドライブ好きにゃ」
「FDで来そうぽん〜」
「頭文字G混ざってる」
笑い声。
その時。
ルクレティアが、
静かにお茶を飲む。
「私は……
どちらも好きだけれど」
「出た万能」
La lune bleue .が吹き出す。
「でも、
過ごすなら海かしら」
「理由ある?」
ちょこみんとが聞く。
ルクレティアは、
少しだけ目を細めた。
「景色が広いでしょう?」
静かな声。
「海って、
考え事しやすいのよ」
数秒。
「ルクさん、
海辺で黄昏れてそう」
アオロビが笑う。
「否定できないぽん〜」
その時。
チノが、
真顔で言った。
「プールです」
「ちーちゃん、
分かりやすいにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「海、
砂付きます」
「そこ!?」
アオロビが吹き出す。
「あと、
クラゲ怖いです」
「子供理由ぽん〜」
「でも分かる」
ちょこみんとも頷いた。
最後に。
ぴたぽんが、
ふわっと笑う。
「ウチ、
海ぽん〜」
「お、
ぴたさん海派」
「ぼーっと出来るぽん〜」
静かな声。
「あと、
夕方の海風好き」
数秒。
アオロビが、
少しだけ笑った。
「……結局、
みんな“空気”で選んでるね」
数秒。
そして。
「それはそうにゃ」
La lune bleue .が、
小さく笑った。
夏の夜風が、
静かに窓を揺らしていた。
キャンプ(2回目・前回以上長文)
共有ルーム。
夜。
「またキャンプ行きたい!!!」
ちょこみんとの声が、
部屋へ響いた。
数秒。
「来ると思ったにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「前回完全にハマってたぽん〜」
ぴたぽんも頷く。
アオロビは、
ソファへ沈みながら苦笑した。
「でも確かに、
また行きたい感ある」
「今度は海の近くが良い!!」
ちょこみんとは、
勢いよくスマホ画面を見せる。
映っていたのは:
海沿いのキャンプ場。
青い海。
白い砂浜。
松林。
夕焼け。
そして、
海辺へ並ぶテント。
「おぉ……」
アオロビが少し声を漏らす。
「これは良いにゃ」
La lune bleue .も頷いた。
「夜の海見れるぽん〜」
ぴたぽんが嬉しそうに笑う。
みるくも、
静かに画面を見る。
「……綺麗」
小さな声。
その時。
ローシャが、
少しだけ笑った。
「海キャンプって、
ちょっと特別感あるわね」
「海鮮焼ける!!」
ちょこみんとの視点だけ、
少し違った。
「食欲側にゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その後。
話は一気に広がった。
前回より:
- 遊び道具追加
- 食材増量
- ランタン増量
- 毛布増量
- 飲み物増量
完全に装備が増えていた。
「見て!!」
ちょこみんとが、
机へ並べ始める。
- トランプ
- UNO
- バドミントン
- フリスビー
- ボール
- 水鉄砲
- 花火
「夏休み小学生にゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
「全部やりたい!」
「元気すぎるぽん〜」
ぴたぽんが肩を震わせた。
その頃。
チノは、
真顔である物を見ていた。
「……虫除け増えてます」
「ちーちゃん、
そこ重要なんだねぇ」
アオロビが笑う。
「海辺でも虫は居ます」
真顔だった。
その時。
ルクレティアが、
静かに荷物一覧を見る。
数秒。
「……増えすぎね」
「ですよねぇ」
アオロビも苦笑する。
前回ですら、
ハイエース一台がほぼ満載だった。
今回。
遊具。
花火。
海遊び用品。
追加。
「これ、
一台無理じゃない?」
アオロビが言う。
その瞬間。
La lune bleue .が、
小さく笑った。
「二台出すにゃ?」
数秒。
「おぉ〜〜〜!!」
ちょこみんとの目が輝く。
「キャンプ感すごい!!」
「遠征部隊ぽん〜」
ぴたぽんも笑った。
結果。
1号車
- ルクレティア(運転)
- ローシャ
- みるく
- チノ
2号車
- アオロビ(運転)
- ちょこみんと
- La lune bleue .
- ティラミス
- ぴたぽん
となった。
「ティラさん、
二号車で大丈夫?」
アオロビが聞く。
「……多分、
うるさい」
「分かってるにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
――そして当日。
早朝。
駐車場。
二台のハイエース。
大量の荷物。
クーラーボックス。
テント。
寝袋。
花火。
遊具。
そして。
「海用サンダル忘れてない!?」
ちょこみんとが騒いでいた。
「まだ出発前にゃ」
La lune bleue .が笑う。
その横で。
みるくは、
静かに海用の帽子を抱えている。
ぴたぽんは、
既に眠そうだった。
「朝早いぽん〜……」
「ぴたさん、
まだ起きてない」
アオロビが吹き出した。
その頃。
ルクレティアは、
静かに積載確認をしていた。
「ちーちゃん、
そこ狭くない?」
「大丈夫です」
見る。
チノ、
荷物と毛布の間へ綺麗に収まっていた。
「収納されてるにゃ」
La lune bleue .が肩を震わせる。
「秘密基地感あります」
「ちーちゃん、
順応が早いぽん〜」
笑い声。
――出発。
高速道路。
朝日。
二台のハイエースが、
海沿い方面へ向かっていく。
2号車は、
既に騒がしかった。
「海だーーー!!!」
「まだ見えてないにゃ!」
La lune bleue .が吹き出す。
「でも近づいてる感じする!」
「空気変わったぽん〜」
ぴたぽんが窓を見る。
その横で。
ティラミスは、
既にイヤホン世界へ避難済みだった。
「ティラさん、
完全防御だ」
アオロビが笑う。
「……想定済み」
「諦めが早いにゃ」
その頃。
1号車。
こちらはかなり静かだった。
窓の外。
少しずつ変わる景色。
山から、
海沿いの道路へ。
「……海の匂いします」
みるくが小さく言う。
数秒。
確かに。
少し潮風が混ざっていた。
ローシャが、
窓の外を見ながら微笑む。
「海キャンプ、
思ったより良さそうね」
「夜、
綺麗そうです」
チノも、
静かに外を見ていた。
その時。
ルクレティアが、
少しだけ笑った。
「今回は、
かなり賑やかになりそうね」
――途中SA。
二台停車。
その瞬間。
「塩ソフト!!」
ちょこみんと、
即ダッシュ。
「海沿い来ると絶対食べるやつにゃ」
La lune bleue .が笑う。
アオロビは、
缶コーヒーを飲みながら空を見る。
青空。
海風。
少しだけ夏の匂い。
「……なんか、
もう旅行始まってる感じするね」
静かな声。
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと笑った。
「みんな居ると、
移動中からイベントぽん〜」
数秒。
誰も否定しなかった。
そして。
高速を降りる。
窓の向こう。
ついに見えてきた。
青い海。
広い水平線。
白い波。
「うわぁぁぁぁ!!!」
ちょこみんとの声が、
無線越しに響く。
「テンション最大にゃ」
La lune bleue .が笑う。
その時。
みるくが、
小さく目を細めた。
「……綺麗」
静かな声。
海沿いキャンプ場へ向かう、
二台のハイエース。
Gleam Garden、
二度目のキャンプ旅行が。
潮風と一緒に、
静かに始まろうとしていた。
海沿いの道路を抜ける。
窓の向こう。
青い海。
白い波。
そして。
「海だーーーーーー!!!」
ちょこみんとの声が、
無線越しに響いていた。
「まだ駐車場入ってないにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その頃。
1号車。
みるくは、
静かに窓の外を見ていた。
海。
光。
揺れる波。
「……綺麗」
小さな声。
ローシャも、
少しだけ目を細める。
「海の近くって、
空気柔らかいわね」
潮風が、
少しだけ窓から入る。
その時。
チノが真顔で言った。
「虫、
まだ少ないです」
「まだ気にしてたのね」
ルクレティアが苦笑した。
――そして。
キャンプ場到着。
海沿い。
松林。
白い砂。
少し高い場所に、
テントサイトが並んでいる。
波の音が、
ずっと聞こえていた。
「うわぁぁぁぁ……」
アオロビが、
少し感動した顔をする。
「これは良いなぁ」
「めちゃくちゃ海近いぽん〜」
ぴたぽんも目を輝かせる。
その瞬間。
「行ってくる!!!」
ちょこみんと、
海へダッシュ。
「まだ荷物!!」
アオロビが吹き出す。
「みんとしゃん、
絶対そうなると思ったぽん〜」
その横で。
ティラミスは、
静かに海を見ていた。
波音。
潮風。
空。
「……音、
良い」
小さな呟き。
La lune bleue .が、
少しだけ笑う。
「ティラミスさん、
海の静かな部分好きそうにゃ」
「……人少ない海、
好き」
その後。
荷下ろし開始。
しかし。
「待って」
アオロビが固まる。
「前回より荷物倍ない?」
「あります」
チノ真顔。
テント。
椅子。
クーラーボックス。
花火。
遊具。
水鉄砲。
浮き輪。
「なんで浮き輪あるの!?」
「海だから!!」
ちょこみんと即答。
「説得力あるにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
その頃。
ルクレティアとローシャは、
既に設営位置を見ていた。
「風向きこっちね」
「木陰側使いましょうか」
かなり慣れてきていた。
「二回目って、
人って成長するんだねぇ」
アオロビが苦笑する。
その時。
ティラミスが、
静かにテント袋を持ち上げた。
「……やる」
数秒。
「ティラさん、
完全に職人ポジションになってる」
La lune bleue .が笑う。
設営開始。
前回より、
全員かなり動けていた。
- ポール組み立て
- ペグ打ち
- シート固定
- 荷物整理
自然に役割分担されていく。
その時。
みるくが、
少し驚いた顔をする。
「……前より早い」
「経験者になったぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
その頃。
ちょこみんとは。
「見てーーー!!!」
既に海へ入っていた。
「早すぎるにゃ!!!」
La lune bleue .が吹き出す。
「まだ設営終わってない!」
「だって海!!!」
完全に小学生だった。
その瞬間。
ばしゃっ。
「うわっ!?」
アオロビ被弾。
犯人。
ちょこみんと。
「えへへ!!」
「まだ靴なんだけど!?」
「あおちーも来なよー!!」
「冷たいの苦手なんだって!」
その時。
La lune bleue .が、
後ろから静かに押した。
どぼん。
数秒。
「ネコさん???」
「海に来たなら、
入るにゃ」
爆笑。
「強制参加ぽん〜!!」
ぴたぽんが笑い崩れる。
その後。
設営完了。
海風の中。
三つのテントが、
綺麗に並んでいた。
その瞬間。
「遊ぶ!!!」
ちょこみんと、
第二ラウンド開始。
バドミントン。
フリスビー。
ボール。
水鉄砲。
完全レジャー状態だった。
「ちょこ姉、
体力どうなってるの」
アオロビが笑う。
その横で。
チノは、
真顔で貝殻を集めていた。
「綺麗です」
「ちーちゃん、
海来ると収集癖出るにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その時。
みるくが、
波打ち際へ座る。
静かな波音。
白い泡。
少し冷たい水。
ローシャが、
その隣へ座った。
「海、
好き?」
みるくは、
少しだけ頷く。
「……見てると、
落ち着きます」
静かな声。
風が、
髪を揺らす。
その頃。
アオロビは、
砂浜へ座っていた。
「……なんか、
もう満足感ある」
「まだ昼にゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その時。
ルクレティアが、
少し離れた場所から全員を見る。
海。
笑い声。
走り回るちょこみんと。
静かに遊ぶみるく。
波を見るティラミス。
貝殻集めるチノ。
騒がしいアオロビ。
そして。
その光景へ、
少しだけ目を細めた。
「……良いわね」
小さな呟きは。
潮風と一緒に、
静かに海へ溶けていった。
夕方。
海沿いキャンプ場。
空が、
少しずつオレンジ色へ変わり始めていた。
波音。
潮風。
焚き火の匂い。
そして。
「お腹空いたーーーー!!!」
ちょこみんとの声が、
キャンプ場へ響く。
「遊び倒した人の声にゃ」
La lune bleue .が笑った。
昼から:
- 海
- バドミントン
- 水鉄砲
- フリスビー
- 砂浜鬼ごっこ
かなり全力だった。
その頃。
アオロビは、
椅子へ沈んでいる。
「……疲れた」
「あおさん、
途中から普通に砂浜で倒れてたぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「だって暑いし!」
「みんとさんだけ無限体力にゃ」
その時。
ルクレティアが、
クーラーボックスを開ける。
「さて」
静かな声。
「夕食作りましょうか」
数秒。
「来た」
アオロビが起き上がる。
今回の夕食は:
メイン
- 海辺キャンプカレー
サブ
- 焼き海鮮
- 焼き野菜
- ホイル焼き
- 焼きマシュマロ
かなり豪華だった。
「カレー!!!」
ちょこみんと、
再び元気になる。
「食欲復活早いにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
そして。
自然に役割分担が始まる。
■ カレー班
ルクレティア
ローシャ
みるく
■ 火起こし班
ティラミス
アオロビ
■ ご飯炊き班
ぴたぽん
チノ
■ 遊撃班(邪魔)
ちょこみんと
La lune bleue .
「“邪魔”って何!?」
ちょこみんとが吹き出す。
「実際そうにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その頃。
ローシャは、
静かに野菜を切っていた。
手際が良い。
「ローシャさん、
包丁慣れてない?」
アオロビが聞く。
「一人暮らし長いと、
自然にね」
静かな返答。
その横で。
みるくが、
じゃがいもの皮を剥いている。
かなり慎重。
「みるしゃん、
丁寧ぽん〜」
ぴたぽんが覗き込む。
「……失敗したくないので」
「かわいいにゃ」
La lune bleue .が笑った。
その頃。
少し離れた場所。
ぴたぽんとチノは、
飯盒の前で真剣だった。
「お米って、
最初どれくらい洗うぽん?」
「動画だと、
透明になるまででした」
「なるほどぽん〜」
かなり真面目だった。
その時。
アオロビが、
炭を弄りながら笑う。
「ぴたさん達、
なんか家庭科の授業みたい」
「真面目空間にゃ」
La lune bleue .も肩を震わせる。
チノは、
真顔で飯盒を見る。
「……責任重大です」
「お米は重要ぽん〜」
ぴたぽんも真剣だった。
その頃。
ティラミスは、
静かに炭を調整していた。
火加減。
薪位置。
空気量。
妙に上手い。
「ティラさん、
なんでそんな火扱えるの」
アオロビが聞く。
「……動画で」
「万能すぎるにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その時。
「見て!!」
ちょこみんと、
巨大水鉄砲を持っていた。
「なんでまだ持ってるの!?」
アオロビが吹き出す。
「戦えるかなって!」
「何とにゃ」
その瞬間。
ばしゃっ。
「冷っ!?」
アオロビ被弾。
「ちょこ姉!!」
「えへへ!!」
完全に小学生だった。
その頃。
ルクレティアは、
静かに鍋を混ぜていた。
玉ねぎ。
にんじん。
じゃがいも。
肉。
炒める音。
夕方の海風。
「キャンプのカレーって、
なんでこんな強いんだろうねぇ」
アオロビが呟く。
「外補正ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「あと、
みんなで作る補正にゃ」
La lune bleue .も頷く。
その時。
ルクレティアが、
静かに言った。
「“手間”が入るからじゃない?」
数秒。
「ん?」
「家だと、
もっと効率考えるでしょう?」
静かな声。
「でもキャンプって、
不便なのよ」
波音。
焚き火。
夕暮れ。
「火を起こして、
ご飯炊いて、
外で待つ」
「……あー」
ローシャが、
少しだけ笑った。
「それ込みで美味しいのね」
その頃。
飯盒前。
「……」
「……」
ぴたぽんとチノ、
真剣だった。
「まだ開けちゃダメぽん?」
「蒸らしです」
「ご飯難しいぽん〜」
その時。
ちょこみんとが、
後ろから覗き込む。
「まだー!?」
「開けると怒られるぽん〜!」
「誰に」
「なんか全部にゃ」
笑い声。
そして。
数分後。
「……よし」
チノが、
静かに蓋を開ける。
湯気。
炊き立ての匂い。
数秒。
「うわぁぁぁ……」
ちょこみんと、
目を輝かせる。
「成功ぽん〜!!」
ぴたぽんも嬉しそうだった。
「ちーちゃん達すごい」
みるくが小さく笑う。
その時。
ルクレティアが、
カレーを盛り始める。
「出来たわよ」
数秒静止。
「うおおおおお!!!」
ちょこみんと、
最速で皿を持った。
「並ぶの早いにゃ!!」
La lune bleue .が吹き出す。
海辺。
夕焼け。
焚き火。
そして。
みんなで作った、
海キャンプカレー。
「……うま」
アオロビが、
静かに呟く。
「ご飯、
強いです」
チノ真顔。
「炊き立てぽん〜」
ぴたぽんも笑う。
その横で。
みるくが、
少しだけ目を細めた。
「……なんか、
安心する味です」
静かな声。
その時。
La lune bleue .が、
海を見ながら小さく笑う。
「夕方の海とカレー、
結構贅沢にゃ」
数秒。
波音だけが聞こえる。
オレンジ色の空。
揺れるランタン。
そして。
焚き火を囲む、
Gleam Gardenの穏やかな笑い声が。
海風の中へ、
静かに広がっていた。
夜。
海沿いキャンプ場。
夕食も終わり。
焚き火の火が、
ゆっくり揺れていた。
波音。
潮風。
暗い海。
ランタンの暖色光。
完全に、
“夜キャンプ”の空気だった。
「はぁ〜〜〜……」
ちょこみんとが、
椅子へ沈む。
「食べた〜……」
「みんとさん、
幸せそうにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その横で。
チノは、
まだ焼きマシュマロを見ていた。
「……伸びます」
「まだ見てる」
アオロビが吹き出す。
その時。
ぴたぽんが、
焚き火を見ながらぽつり。
「夜の海って、
ちょっと怖いぽん〜」
数秒。
静かな波音。
暗い海。
遠くの光。
昼とは全然違う空気だった。
その瞬間。
ちょこみんとの目が光る。
「あっ」
数秒。
「ダメな顔してるにゃ」
La lune bleue .が察した。
「肝試ししよう!!!」
数秒静止。
「来た」
アオロビが頭を抱える。
「絶対言うと思ったぽん〜」
ぴたぽんが苦笑する。
その時。
チノが、
真顔で固まった。
「……」
「ちーちゃん?」
「帰ります」
「まだ始まってないにゃ!!」
La lune bleue .が吹き出した。
――数十分後。
海沿い遊歩道。
ランタン数個。
暗い松林。
波音。
海風。
完全に雰囲気があった。
「いや、
普通に怖いんだけど」
アオロビが小声になる。
「アオさん、
さっきから弱いにゃ」
La lune bleue .が笑う。
今回の並びは:
先頭
- ルクレティア
- ティラミス
中央
- ローシャ
- みるく
- チノ
後方
- アオロビ
- La lune bleue .
- ぴたぽん
- ちょこみんと
だった。
「なんで後ろ!?」
ちょこみんとが抗議する。
「言い出しっぺだからにゃ」
「理不尽!!」
その時。
ざざぁ……
波が、
少し強く鳴る。
風が吹く。
松林が揺れる。
ガササッ。
「ひっ」
ちょこみんと、
即ぴたぽんへ抱きつく。
「みんとしゃん、
怖がってるぽん〜」
「だって怖いじゃん!?」
その頃。
アオロビは、
かなり周囲警戒していた。
「なんかさぁ……」
「ん?」
「夜の海って、
“何か居そう感”あるよね」
数秒。
「やめるぽん〜!」
ぴたぽんが笑う。
その時。
チノが、
真顔で後ろを見る。
数秒。
「……誰か居ます」
静止。
「チノさん???」
アオロビの声が裏返る。
「冗談です」
「やめろぉぉぉ!!!」
完全に悲鳴だった。
La lune bleue .
笑い崩れる。
「アオさん今日一番良い声出たにゃ」
「ネコさん笑うなって!!」
その時。
ばさっ!!
「うわぁぁぁっ!?」
今度は、
鳥だった。
松林から飛び立っただけ。
数秒。
「アオおねぇちゃん、
びっくりしすぎです」
チノ真顔。
「チノさんに言われたくない!」
笑い声。
その頃。
先頭組。
ルクレティアとティラミスは、
妙に落ち着いていた。
「ティラちゃん、
平気なの?」
ルクレティアが聞く。
「……暗いだけ」
静かな返答。
波音。
月明かり。
黒い海。
ティラミスは、
少しだけ海を見た。
「……綺麗」
その声に。
みるくも、
小さく頷く。
「……怖いけど、
綺麗です」
その時。
ローシャが、
少し笑った。
「夜の海って、
感情揺れるのよね」
数秒。
確かに。
怖い。
でも綺麗。
静かなのに、
落ち着かない。
そんな空気だった。
――そして。
遊歩道終点。
小さな展望スペース。
全員、
自然と足を止める。
夜の海。
月。
白い波。
暗い水平線。
「……」
誰も、
少し喋らなかった。
波音だけが聞こえる。
その空気を。
ちょこみんとが、
小さく壊した。
「……なんかさ」
「ん?」
「こういうの、
あとから思い出すやつだよね」
静かな声。
数秒。
「分かるにゃ」
La lune bleue .が、
少しだけ笑った。
――キャンプサイトへ帰還。
「はぁぁぁ……」
ちょこみんと、
焚き火前へ崩れ落ちる。
「疲れたぁ……」
「自分で言い出したにゃ」
その時。
アオロビが、
ふと思い出したように言う。
「そういえば、
花火あるじゃん」
数秒。
「あっ」
ちょこみんと復活。
「やる!!!」
「回復早いぽん〜」
――砂浜。
手持ち花火。
小さなバケツ。
夜の海。
ぱちぱち。
火花が揺れる。
「うわぁ〜〜〜……」
みるくが、
小さく目を細める。
「綺麗……」
静かな声。
その横で。
チノは、
真顔で線香花火を守っていた。
「……落ちるな……」
「チノさん本気」
アオロビが吹き出す。
その時。
ちょこみんとが、
花火を振り回しかける。
「危ないにゃ!!!」
La lune bleue .が即停止。
「ちゃんと前向ける!」
「はーい!」
完全に小学生だった。
その頃。
ルクレティアは、
少し離れた場所で海を見ていた。
花火の光。
笑い声。
波音。
その横へ、
ローシャが並ぶ。
「……静かね」
「ええ」
ルクレティアが小さく笑う。
「でも、
賑やかでしょう?」
数秒。
遠くでは:
「あおちー火花飛んだ!!」
「熱っ!?」
「みんとしゃん暴れすぎぽん〜!」
「ネコさん笑ってないで助けて!」
完全に騒がしかった。
ローシャが、
少し肩を震わせる。
「……確かに」
花火の光が、
夜の海へ揺れていた。
そして。
遊び終わった頃。
「さて」
ルクレティアが、
静かに言う。
「今度は、
寝る場所決めましょうか」
数秒。
「あっ」
全員止まる。
今回のテント割りは:
■ 大型テント
- ちょこみんと
- ローシャ
- チノ
- ぴたぽん
■ 中型テント
- アオロビ
- La lune bleue .
- ティラミス
■ 小型テント
- ルクレティア
- みるく
「おぉ、
今回かなり違うにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「ローシャさん、
ちょこ姉の相手お願いします」
アオロビが苦笑する。
「覚悟してるわ」
ローシャも苦笑した。
その横で。
ぴたぽんが、
既に少し眠そうだった。
「大型、
たぶん騒がしいぽん〜」
「絶対そうにゃ」
その時。
みるくが、
少しだけルクレティアを見る。
「……よろしくお願いします」
ルクレティアは、
小さく笑った。
「ええ、
静かに眠れそうね」
波音。
潮風。
花火の残り香。
そして。
これから始まる、
“テントの夜”を想像しながら。
海辺のキャンプは、
まだ静かに続いていこうとしていた。
夜。
海沿いキャンプ場。
花火も終わり。
焚き火も小さくなっていた。
波音だけが、
静かに響いている。
そして。
それぞれ、
テントへ戻る時間だった。
■ 大型テント
ちょこみんと
ローシャ
チノ
ぴたぽん
「ひろーーーい!!」
ちょこみんと、
入った瞬間ダイブ。
「みんとさん、
絶対静かに寝ないぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その頃。
ローシャは、
静かに寝袋を整えていた。
「ろしゃろしゃ、
妙にキャンプ慣れてきてない?」
ちょこみんとが聞く。
「二回目だからね」
静かな返答。
「あと、
みんとさん止める係必要でしょう?」
「えっ」
「否定できないぽん〜」
笑い声。
その時。
チノが、
壁際へ綺麗に収まる。
「……ここ落ち着きます」
「ちーちゃん、
本当に猫ぽん」
ぴたぽんが肩を震わせた。
その後。
数分。
「ねぇ」
ちょこみんとが、
寝袋へ潜りながら聞く。
「みんなさ、
無人島行ったら生き残れる?」
数秒。
「急に重い」
ローシャが吹き出す。
「みんとしゃん、
修学旅行テンションぽん〜」
「えー気になるじゃん!」
その時。
チノが、
真顔で言った。
「みんとおねぇちゃん、
初日で海入って遊びます」
「否定できない」
ローシャ即答。
「えぇ!?」
「そのまま魚追いかけてそうぽん〜」
「やりそう!!」
笑い声。
その時。
ローシャが、
少しだけ考える。
「意外と、
ぴたさん強そう」
「ウチ?」
「火起こし出来るし、
料理出来るし、
人落ち着かせるし」
数秒。
「確かにぽん〜」
ぴたぽん、
ちょっと嬉しそうだった。
その頃。
ちょこみんとは、
まだ騒いでいた。
「じゃあちのちのは!?」
「……」
チノ真顔。
「木陰に秘密基地作ります」
数秒。
「生き残るタイプだ」
ローシャが吹き出す。
「虫少ない場所探します」
「そこ最優先ぽん?」
ぴたぽん笑い崩壊。
その時。
ちょこみんとが、
急に寝袋から顔を出した。
「ろしゃろしゃは?」
「私?」
「無人島」
ローシャは、
少しだけ考える。
「……皆の食事管理してそう」
数秒。
「ありそう」
全員納得。
「“まず水分摂って”
って言ってそうぽん〜」
「完全に保護者」
笑い声。
そして。
数分後。
「……すぅ」
一番最初に寝たのは、
ぴたぽんだった。
「早い」
ローシャが苦笑する。
「ぴたさん、
キャンプ来ると即寝するね」
その頃。
ちょこみんとは、
まだ元気だった。
「ねぇねぇ、
トランプしない!?」
「今から!?」
「夜更かしイベント!!」
チノが、
静かに寝袋へ潜る。
「……嫌な予感します」
「ちのちの逃げるな」
■ 中型テント
アオロビ
La lune bleue .
ティラミス
こちらは、
かなり空気が違った。
静か。
波音がよく聞こえる。
アオロビは、
寝袋へ転がりながら息を吐く。
「……このテント、
夜属性しか居ない」
「否定できないにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その頃。
ティラミスは、
ランタンの灯りを少し弱めていた。
「ティラさん、
その動き慣れてる」
「……眩しいと眠れない」
「猫にゃ」
「ネコさん居るしねぇ」
笑い声。
その後。
少し静かな時間。
波音だけが聞こえる。
その時。
アオロビが、
ぽつり。
「……なんかさ」
「ん?」
「夜の海って、
曲作れそうだよね」
数秒。
La lune bleue .が、
少しだけ笑った。
「アオさん、
すぐ曲になるにゃ」
「でも分かる」
ティラミスも、
静かに頷く。
「……音多いのに、
静か」
その表現に。
アオロビが少し笑う。
「ティラさん、
たまに詩人なんだよなぁ」
その時。
遠くから:
「うわぁぁぁ!?」
「みんとさん静かに〜!」
大型テントの声。
数秒。
「……向こう元気だにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
■ 小型テント
ルクレティア
みるく
こちらは、
かなり静かだった。
小さなランタン。
毛布。
波音。
みるくは、
毛布へ包まりながら小さく息を吐く。
「……落ち着きます」
静かな声。
ルクレティアは、
少しだけ笑った。
「狭い方が安心するタイプ?」
「……ちょっと」
その時。
遠くから:
「UNO!!」
「今!?」
「ちのちの逃げるなぁ!!」
大型テント。
数秒。
みるく、
少し笑う。
「……元気ですね」
「ええ」
ルクレティアも苦笑する。
その後。
少し静かな時間。
波音。
風。
ランタンの灯り。
みるくが、
ぽつり。
「……ルクさんって、
結構面倒見良いですよね」
数秒。
ルクレティア、
少し止まる。
「急ね」
「なんとなく、
思ってました」
静かな声。
「みんなの事、
ちゃんと見てるので」
波音だけが響く。
そして。
ルクレティアは、
少しだけ困ったように笑った。
「……放っておけないだけよ」
その頃。
大型テントでは。
「負けた人変顔ね!!」
「なんで!?」
「修学旅行すぎる」
「おねぇちゃん、
元気すぎます……」
チノ、
かなり巻き込まれていた。
そして。
中型テントでは。
アオロビが、
波音を聞きながら小さく呟く。
「……こういう夜、
結構好きかも」
静かな声。
海風。
波音。
笑い声。
そして。
少し騒がしくて、
少し穏やかな。
Gleam Gardenのキャンプの夜は。
まだ、
ゆっくり続いていく。
朝。
海沿いキャンプ場。
波音。
潮風。
少し冷たい朝の空気。
そして。
「……さむ」
最初に起きたのは、
アオロビだった。
寝袋から、
半分だけ顔を出す。
ランタンは消えている。
テント越しに、
朝日が少し透けていた。
数秒。
ぼーっとする。
「……海だ」
思い出す。
肝試し。
花火。
UNO。
夜更かし。
完全に修学旅行みたいだった。
その時。
「……すぅ」
横を見る。
La lune bleue .、
毛布へ包まっていた。
ティラミスは、
かなり静かに寝ている。
「このテント、
静かすぎる」
アオロビが小さく笑う。
その頃。
――大型テント。
「……」
「……」
「……」
こちらは惨状だった。
UNO。
トランプ。
お菓子。
全部散乱。
「修学旅行後の部屋にゃ」
La lune bleue .が、
外から見て吹き出した。
ちょこみんとは、
寝袋から完全に転がり出ていた。
ぴたぽんは、
毛布へ埋まっている。
チノは、
壁際で綺麗に丸まっていた。
そして。
ローシャだけ、
既に起きていた。
「ローシャさん、
寝れた?」
アオロビが聞く。
数秒。
「……途中まで」
「何があったの」
ローシャは、
少しだけ遠い目をした。
「UNO罰ゲーム大会」
「まだやってたの!?」
その瞬間。
「……ん」
ちょこみんと復活。
「朝……?」
「みんとさん、
昨日何時まで起きてたにゃ」
「覚えてない!」
「終わってるぽん〜」
ぴたぽんが、
寝ながら笑った。
その頃。
――小型テント。
みるくは、
静かに外を見ていた。
朝の海。
白い波。
朝日。
かなり綺麗だった。
その横で。
ルクレティアが、
ゆっくり起き上がる。
「……おはよう」
「おはようございます」
静かな声。
その時。
みるくが、
少しだけ笑った。
「……海、
朝も綺麗ですね」
ルクレティアも、
静かに外を見る。
数秒。
「……ええ」
波音だけが響く。
――その後。
朝食準備。
焚き火再点火。
お湯。
ホットサンド。
ベーコン。
卵。
スープ。
コーヒー。
「朝ごはんだーーー!!!」
ちょこみんと、
復活していた。
「回復早いにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その頃。
ティラミスは、
静かにフライパンを見ていた。
「ティラさん、
火加減お願いします」
アオロビが言う。
「……任せて」
数秒後。
焼き加減完璧。
「ティラさん、
キャンプ適性高すぎる」
「……慣れた」
「二回目で?」
笑い声。
その頃。
ぴたぽんとチノは、
ホットサンド係だった。
「チーズ入れすぎぽん?」
「もっと行けます」
「ちーちゃん攻めるぽん〜」
その時。
ちょこみんとが、
後ろから覗き込む。
「いい匂い!!」
「みんとおねぇちゃん、
近いです」
「お腹空いたんだもん!」
完全に子供だった。
――朝食完成。
海を見ながら、
全員で食べる。
朝の潮風。
白い光。
静かな波音。
「……朝の海、
良いなぁ」
アオロビが呟く。
「夜とは全然違うにゃ」
La lune bleue .も頷く。
その時。
みるくが、
小さく目を細める。
「……静かです」
確かに。
昨日より、
少し穏やかな海だった。
その頃。
チノは、
ホットサンドを真顔で見ていた。
「……強いです」
「また食レポ語彙が弱い」
アオロビが吹き出す。
「でも美味しいぽん〜」
ぴたぽんも笑う。
その後。
「食べた!!!」
ちょこみんと、
即立ち上がる。
「また遊ぶ!!!」
「元気すぎるにゃ」
La lune bleue .が笑う。
そして。
二日目、
遊び再開。
海。
浮き輪。
フリスビー。
砂浜。
完全夏休み状態だった。
「あおちー取ってーーー!!」
「遠い遠い!!」
フリスビーが飛ぶ。
その横で。
ぴたぽんとみるくは、
波打ち際を歩いていた。
「朝の海、
落ち着くぽん〜」
「……はい」
静かな波。
足元へ来る水。
かなり穏やかな時間だった。
その頃。
ローシャは、
砂浜へ座っていた。
「ローシャさん、
休憩?」
アオロビが聞く。
「みんとさん見てるだけで疲れるのよ」
数秒。
見る。
ちょこみんと、
浮き輪で爆走していた。
「納得」
その時。
ティラミスが、
静かに海を見る。
波音。
空。
風。
そして。
「……こういう時間、
嫌いじゃない」
小さな声。
アオロビが、
少しだけ笑った。
「ティラさん、
今回結構楽しんでるよね」
数秒。
ティラミスは、
少しだけ考える。
そして。
「……静かな騒がしさ、
くらいが丁度良い」
その表現に。
La lune bleue .が、
少し笑った。
「ティラミスさん、
たまに言葉綺麗にゃ」
波音。
笑い声。
夏の光。
そして。
Gleam Gardenの、
少し騒がしくて穏やかな二日目は。
まだ、
ゆっくり続いていこうとしていた。
昼前。
海沿いキャンプ場。
太陽は、
昨日より少し高かった。
波音。
潮風。
砂浜。
そして。
「お腹空いた!!!」
ちょこみんと、
本日三回目くらいの発言だった。
「遊び続けてたからにゃ」
La lune bleue .が笑う。
午前中も:
- 海
- フリスビー
- 水鉄砲
- 浮き輪
- 貝殻探し
完全に遊び倒していた。
その頃。
アオロビは、
椅子へ沈んでいる。
「……もう日焼けした気がする」
「あおさん、
昨日からずっと外ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
ルクレティアが、
クーラーボックスを開ける。
「さて」
静かな声。
「最後のお昼にしましょうか」
数秒。
「来たーーー!!!」
ちょこみんと復活。
「体力どうなってるにゃ」
今回の昼食は:
- 焼きそば
- ソーセージ
- 焼きとうもろこし
- 残り食材色々焼き
完全にキャンプ終盤飯だった。
「焼きそばって、
なんで外で食べると強いんだろうねぇ」
アオロビが呟く。
「鉄板補正ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その頃。
ローシャは、
静かに野菜を切っていた。
ルクレティアは、
鉄板準備。
ティラミスは、
炭調整。
かなり連携が自然になっている。
「二回目だから、
みんな動き分かってるね」
みるくが小さく言う。
「確かににゃ」
La lune bleue .も頷いた。
その時。
ちょこみんとが、
ソーセージを持って騒ぐ。
「見て!!
長い!!」
「みんとさん、
小学生男子みたいぽん〜」
笑い声。
その横で。
チノは、
真顔でとうもろこしを見ていた。
「……強いです」
「チノさん、
食べ物全部“強い”判定」
アオロビが吹き出す。
その後。
焼ける音。
ソースの匂い。
海風。
かなり、
“最後のご飯”感があった。
「……終わるの、
ちょっと寂しいですね」
みるくが、
小さく呟く。
数秒。
ローシャが、
少しだけ笑った。
「二日目って、
急に終わるのよね」
「分かるにゃ」
La lune bleue .も頷く。
その時。
ぴたぽんが、
焼きそばを食べながら笑う。
「でも、
いっぱい遊んだぽん〜」
静かな声。
確かに。
海。
夜の肝試し。
花火。
UNO。
波音。
全部、
ちゃんと“旅行”だった。
その時。
アオロビが、
小さく笑う。
「なんか今回、
“夏休み”って感じだったね」
数秒。
「分かる!!!」
ちょこみんと即答。
「ずっと楽しかった!」
その声に。
みんな、
少しだけ笑った。
――昼食後。
撤収開始。
そして。
「……」
「……」
「……」
全員、
荷物量を見て固まる。
「増えてる」
アオロビ真顔。
「なんで帰りの方が多く見えるの」
「キャンプあるあるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「袋、
帰りだけ小さくなるにゃ」
「絶対おかしい」
その頃。
ティラミスは、
静かにテントを畳んでいた。
しかも早い。
「ティラさん、
もうキャンプ職人だ」
アオロビが吹き出す。
「……慣れた」
「適応力高すぎるぽん〜」
その横で。
チノが、
真顔で貝殻を袋へ入れていた。
「お土産です」
「ちーちゃん、
結構楽しんでたにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「……悪くなかったです」
静かな返答。
その頃。
みるくは、
少し離れた場所で海を見ていた。
昼の海。
白い波。
青い空。
風。
その隣へ、
ルクレティアが来る。
「名残惜しい?」
みるくは、
少しだけ頷いた。
「……はい」
静かな声。
「また来たいです」
数秒。
ルクレティアは、
小さく笑った。
「ええ」
「また来ましょう」
――撤収完了。
二台のハイエース。
荷物満載。
少し疲れた空気。
でも。
どこか満足そうだった。
「帰り絶対寝るぽん〜」
ぴたぽん、
既に眠そう。
「みんとさんも静かだにゃ」
見る。
ちょこみんと、
かなり電池切れ寸前だった。
「……楽しかったぁ……」
「完全燃焼してる」
アオロビが笑う。
その時。
La lune bleue .が、
窓の外の海を見る。
「……夏終わりそうな気分にゃ」
静かな声。
数秒。
確かに。
二日しか経っていないのに。
少しだけ、
“夏の思い出”みたいな空気があった。
その頃。
1号車。
みるくは、
静かに波を見ていた。
ローシャは、
少し眠そう。
チノは、
貝殻袋を抱えている。
そして。
ルクレティアが、
静かに車を走らせる。
海沿い道路。
流れていく景色。
潮風。
夏の空。
その時。
アオロビから、
無線が入る。
『……また来ようか』
数秒。
そして。
『行く!!』
ちょこみんとの声が、
即返ってきた。
笑い声。
波音。
そして。
Gleam Garden、
二度目のアウトドアキャンプは。
少し騒がしくて。
少し穏やかなまま。
静かに、
思い出になっていった。
お手伝いさん、チノ
昼。
共有ルーム。
今日は珍しく、
全員かなり忙しかった。
資料。
機材。
ノートPC。
完全に作業日だった。
その時。
ルクレティアが、
小さく息を吐く。
「……終わらないわね」
「今日多いにゃ」
La lune bleue .も苦笑する。
ローシャは、
音源確認中。
アオロビは、
編集作業。
みるくは、
資料整理。
ぴたぽんは、
スケジュール確認。
ちょこみんとは――
「アイス休憩!!!」
「ちょこ姉だけ自由すぎる」
アオロビが吹き出した。
その頃。
チノは、
静かに部屋を見ていた。
数秒。
「……」
そして。
すっ……
無言で動き始めた。
最初は、
誰も気づかなかった。
――数分後。
「……あれ?」
アオロビが顔を上げる。
「コーヒー増えてる」
机を見る。
温かいコーヒー。
しかも、
ちゃんと各自違う。
「えっ」
その時。
チノが、
静かに戻ってくる。
「補充です」
真顔。
「チノさん!?」
「アオおねぇちゃん、
砂糖多めでしたよね」
「覚えてるの!?」
その頃。
ローシャの横には、
静かに追加の資料が整理されていた。
付箋付き。
順番付き。
「……」
ローシャ、
静かに止まる。
「チノちゃん?」
「見づらそうだったので」
「仕事出来るにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その時。
みるくが、
小さく声を漏らす。
「……ブランケット」
膝を見る。
いつの間にか、
毛布が掛かっていた。
数秒。
「チノちゃん?」
「冷えてたので」
静かな返答。
みるく、
少しだけ笑う。
「……ありがとうございます」
その頃。
ルクレティアは、
真顔で固まっていた。
机。
書類。
全部整理されている。
しかも。
かなり綺麗。
「……」
「ルクしゃん、
顔止まってるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
ルクレティアが、
静かに聞く。
「……チノちゃん、
これ全部?」
「はい」
「いつの間に」
「見てました」
数秒。
「怖いくらい気が利くにゃ」
La lune bleue .が肩を震わせた。
その頃。
ちょこみんとは。
「ちのちの!!」
「?」
「アイス持ってきて!!」
数秒。
全員静止。
「ちょこ姉???」
アオロビが吹き出す。
チノは、
少し考えた。
そして。
「……冷凍庫です」
真顔。
爆笑。
「正論ぽん〜!!」
ぴたぽん笑い崩壊。
その後。
作業再開。
しかし。
チノのお手伝い能力は、
止まらなかった。
- コード整理
- 飲み物補充
- 落ちたペン拾う
- 書類順番直す
- エアコン温度調整
- お菓子補給
全部、
静かにやる。
気づくと終わってる。
その時。
アオロビが、
小さく呟く。
「……チノさん、
居ると生活力上がる」
「分かるわ」
ローシャも頷く。
「静かなサポート力高すぎるにゃ」
La lune bleue .も笑う。
その頃。
チノは、
真顔で掃除機をかけていた。
「……」
「チノさん、
なんでそんな慣れてるの」
アオロビが聞く。
数秒。
「お手伝い、
好きなので」
静かな返答。
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと笑う。
「チノしゃん、
“気づいたら助かってる”タイプぽん〜」
数秒。
確かに。
派手じゃない。
前に出ない。
でも。
居るだけで、
空間が整う。
そんな感じだった。
その時。
ルクレティアが、
静かにコーヒーを飲む。
そして。
ぽつり。
「……嫁力高いわね」
数秒静止。
「えっ」
チノ、
止まる。
「ルクさん、
今なんて?」
アオロビが吹き出す。
「いや、
だって」
ルクレティア、
かなり真面目だった。
「気が利くし、
整理出来るし、
生活力あるし」
「確かににゃ」
La lune bleue .が笑う。
その瞬間。
ちょこみんとが、
勢いよく抱きつく。
「ちのちのをお嫁さんにしたい!!」
「重いです」
真顔。
爆笑。
その頃。
チノは、
静かに掃除機を止める。
そして。
ぽつり。
「……でも、
みんな居ると楽しいので」
数秒。
共有ルームが、
少し静かになる。
その後。
「ちーちゃん、
良い子すぎるにゃ」
La lune bleue .が笑った。
今日も。
Gleam Gardenの共有ルームには。
穏やかで、
少し騒がしい時間が流れていた。
みんなで共同生活をしたら…?
夜。
共有ルーム。
今日は珍しく、
全員かなりまったりしていた。
ソファ。
クッション。
お菓子。
完全オフ空間。
その時。
アオロビが、
ぽつりと言った。
「そういえばさ」
「ん?」
ちょこみんとが顔を上げる。
「もしみんなで、
本当に共同生活したらどうなるんだろうね」
数秒。
「始まったにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「でも絶対面白いぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
その瞬間。
「毎日楽しい!!」
ちょこみんと即答。
「ちょこ姉はそう」
アオロビが吹き出す。
「毎日パーティ!!」
「絶対うるさいにゃ」
La lune bleue .が肩を震わせた。
その時。
ローシャが、
静かに紅茶を置く。
「でも、
役割分かれそうよね」
数秒。
「確かに」
アオロビも頷く。
その瞬間。
「ルクさん管理人」
全員一致。
「早いにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
ルクレティア、
少し止まる。
「……いつも、そう言ってくるけど…」
「絶対生活管理してるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「“ちゃんと寝なさい”
“ちゃんと片付けなさい”
って言ってる」
「でも自分は食べてないにゃ」
数秒静止。
「ネコさん???」
アオロビ吹き出す。
「事実よね」
ローシャ追撃。
「昨日コーヒーだけでした」
チノ真顔。
「ちーちゃん報告係やめなさい」
爆笑。
その頃。
ちょこみんとは、
既に別方向へ暴走していた。
「毎日ゲーム大会しよ!!」
「毎日やってそうにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「あと絶対、
深夜にアイス食べてる」
「食べる!!」
否定しない。
その時。
みるくが、
小さく口を開く。
「……でも、
夜静かな時間もありそうです」
数秒。
「分かるぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
「みんな好き勝手してるけど、
同じ空間に居る感じ」
静かな声。
その時。
アオロビが、
少し笑う。
「分かる。
誰か作業してて、
誰かゲームしてて、
誰か寝てる」
「そして、
みんとさんだけ騒がしいにゃ」
「なんで!?」
笑い声。
その頃。
ティラミスが、
ぽつり。
「……静かな部屋欲しい」
数秒。
「ティラさん、
絶対避難部屋作る」
アオロビが吹き出す。
「“入室時ノック”って貼ってありそうにゃ」
「……貼る」
「やるんだ」
笑い声。
その時。
チノが、
真顔で言った。
「掃除当番、
みんとおねぇちゃん不安です」
「えっ」
「分かるにゃ」
La lune bleue .即答。
「みんとしゃん、
途中で遊ぶぽん〜」
「ちゃんとやるよ!?」
数秒。
「……半分くらい」
ローシャが静かに言った。
爆笑。
その頃。
ぴたぽんが、
ふわっと笑う。
「でも、
料理は楽しそうぽん〜」
「分かる!!」
ちょこみんと即反応。
「みんなでご飯作りたい!」
「みんとさん、
つまみ食い担当にゃ」
「なんで!?」
「絶対する」
アオロビが笑った。
その時。
ルクレティアが、
静かに考える。
「でも、
一番危ないのは……」
数秒。
「?」
「冷蔵庫のプリン争奪戦ね」
静止。
その瞬間。
「それだ」
アオロビ吹き出す。
「絶対起きるにゃ」
La lune bleue .も笑い崩れる。
「名前書かなきゃ!!」
ちょこみんとが騒ぐ。
「みんとさん、
勝手に食べそうぽん〜」
「食べないよ!?」
数秒。
「……限定プリンなら危ない」
ローシャ真顔。
爆笑。
その頃。
みるくが、
小さく笑っていた。
「……でも、
ちょっと楽しそうです」
静かな声。
「賑やかだけど、
帰って来れる場所ある感じ」
数秒。
その空気に。
みんな、
少しだけ静かになる。
その後。
La lune bleue .が、
小さく笑った。
「……もう半分くらい、
共同生活みたいなものにゃ」
数秒。
確かに。
誰かが笑って。
誰かが作業して。
誰かが寝て。
誰かが食べて。
そんな時間が、
もう自然になっていた。
その時。
ちょこみんとが、
勢いよく立ち上がる。
「よし!!」
「ん?」
「共同生活したら、
毎日たこ焼きパーティしよう!!」
「絶対太るにゃ」
笑い声。
今日も。
Gleam Gardenの共有ルームには。
穏やかで、
少し騒がしい時間が流れていた。
好きなアトラクション
夜。
共有ルーム。
今日はかなり賑やかだった。
理由。
ちょこみんとが、
テーマパーク動画を見始めたから。
「うわぁぁぁ!!
これ乗りたい!!!」
「始まったにゃ」
La lune bleue .が笑う。
巨大ジェットコースター。
絶叫。
夜景。
完全に派手だった。
その時。
アオロビが、
少し顔を引く。
「いや、
それ怖いやつじゃん」
「えっ!?」
ちょこみんと、
信じられない顔をする。
「あおちー、
絶叫ダメなの!?」
「ダメっていうか、
浮遊感が苦手」
数秒。
「アオさん、
意外と弱いにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと笑う。
「ウチ、
観覧車好きぽん〜」
「ぴたさんっぽい」
みるくが小さく笑う。
「ゆっくり景色見れるぽん〜」
静かな返答。
「あと夜」
「ぴたさん、
空気派にゃ」
その頃。
ローシャが、
紅茶を飲みながら言う。
「私は……
お化け屋敷系好きかも」
数秒。
「えっ」
アオロビ止まる。
「ローシャさん、
そっち行くんだ」
「怖がる人見るの面白いのよ」
静かな返答。
「ローシャさん、
意外と悪いぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
チノが、
真顔で言った。
「嫌です」
「即答」
La lune bleue .が吹き出す。
「暗いです」
「怖いです」
「急に来ます」
「ちーちゃん、
完全敗北してる」
アオロビが笑った。
その頃。
ティラミスが、
ぽつり。
「……水族館」
数秒。
「アトラクション!?」
ちょこみんとが吹き出す。
「……落ち着く」
静かな返答。
「ティラさん、
絶対クラゲ見てるにゃ」
「……好き」
「やっぱり」
笑い声。
その時。
みるくが、
小さく口を開く。
「……メリーゴーランド、
好きです」
数秒。
「かわいい」
ちょこみんとが笑う。
「音楽とか、
ライトとか、
綺麗なので」
静かな返答。
「みるしゃん、
雰囲気楽しむタイプぽん〜」
その頃。
La lune bleue .が、
頬杖をつく。
「にゃんころ、
夜のジェットコースター好きにゃ」
「ネコさん、
夜景側なんだよなぁ」
アオロビが笑う。
「スピード感と、
夜景が合う」
静かな返答。
「あと、
怖いより楽しい派」
「FD乗りは違うなぁ」
「頭文字G混ざってる」
笑い声。
その時。
全員、
自然にルクレティアを見る。
「ルクさんは?」
数秒。
ルクレティアは、
少し考えた。
「……プラネタリウムかしら」
数秒静止。
「急に落ち着いた」
アオロビが吹き出す。
「ルクさん、
絶対好き」
ローシャも頷く。
「静かでしょう?」
ルクレティアが小さく笑う。
「あと、
空間が綺麗」
静かな返答。
「寝そうにゃ」
La lune bleue .が肩を震わせる。
「実際、
寝た事あるわ」
「あるんだ!?」
爆笑。
その瞬間。
ちょこみんとが、
勢いよく立ち上がる。
「よし!!!」
「ん?」
「今度みんなで遊園地行こう!!」
数秒。
「みんとさん、
絶対全部乗るにゃ」
「乗る!!!」
「アオさん、
絶叫で死にそうぽん〜」
「やめろって!」
笑い声。
その時。
チノが、
真顔で言った。
「お化け屋敷、
ルクさんと行きます」
数秒。
「保護者扱いされてるにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
ルクレティアは、
少しだけ苦笑する。
「ええ、
連れて行くわ」
その瞬間。
ちょこみんとが、
アオロビを見る。
「あおちーは絶叫ね!!」
「なんで!?」
「逃げ禁止!!」
「横にネコさん配置するにゃ」
「絶対笑うじゃん!!」
爆笑。
今日も。
Gleam Gardenの共有ルームには。
穏やかで、
少し騒がしい笑い声が広がっていた。
テーマパーク(全5話・長文注意)
第1話
― 夢の国へ出発 ―
早朝。
空港。
「眠い……」
アオロビが、
キャリーケースへ寄りかかっていた。
「アオさん、
顔死んでるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「だって朝早いんだって……」
その横では。
ちょこみんとが、
完全に元気だった。
「うわぁぁぁ!!
楽しみすぎる!!!」
「みんとさん、
朝五時から元気だったにゃ」
La lune bleue .が肩を震わせる。
今回の目的地は。
“夢と魔法の国”。
誰でも知ってる、
あの巨大テーマパークだった。
ただし。
誰も正式名称は言わない。
なんとなく、
全員察している。
「まぁ……
あそこよね」
ローシャが苦笑する。
「ネズミの国ぽん〜」
ぴたぽんが小声で言った。
「それも危ない気がする」
アオロビが吹き出す。
その頃。
ルクレティアは、
既に全員分のチケット確認をしていた。
「ホテル予約確認済み」
「荷物配送確認済み」
「入園時間確認済み」
完全に旅行管理人だった。
「ルクさん、
仕事出来すぎない?」
アオロビが苦笑する。
「慣れてるだけよ」
静かな返答。
その時。
チノが、
真顔で聞く。
「……本当に、
あの耳つけるんですか」
数秒。
「つける!!!」
ちょこみんと即答。
「ちーちゃん絶対似合うにゃ」
La lune bleue .も笑う。
「拒否権ありますか」
「ありません」
「即答ぽん〜」
笑い声。
その頃。
みるくは、
静かにパンフレットを見ていた。
夜景。
お城。
パレード。
ライト。
「……綺麗」
小さな声。
ティラミスも、
その横から少しだけ覗く。
「……夜良さそう」
「ティラさん、
絶対夜景組」
アオロビが笑った。
――そして。
移動。
ホテル到着。
ロビーへ入った瞬間。
「うわぁ……」
みるくが、
小さく声を漏らす。
広い吹き抜け。
豪華な照明。
落ち着いた香り。
完全に、
“夢の国ホテル”だった。
「すごーーーい!!!」
ちょこみんと、
既にテンション最大。
「みんとさん、
まだ入園してないにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その頃。
チノは、
真顔で周囲を見ていた。
「……床、
綺麗です」
「見る所そこ!?」
アオロビが吹き出した。
その時。
ローシャが、
少し笑う。
「でも、
こういう非日常感いいわね」
静かな返答。
「ホテルだけで旅行感あるぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
――部屋到着。
数秒。
「うわぁぁぁぁ!!!」
ちょこみんと、
即ベッドダイブ。
「広ーーーーーい!!!」
「みんとさん、
絶対やると思ったにゃ」
La lune bleue .が肩を震わせる。
今回の部屋は:
大人数用の、
かなり広めの部屋だった。
窓の外には、
遠くのライト。
テーマパークの音楽も、
少しだけ聞こえる。
「……なんか、
もう楽しい」
アオロビが、
窓際で笑う。
その時。
ルクレティアが、
静かに言った。
「今日は軽く回って、
明日が本番ね」
数秒。
「二日あるの強い!!!」
ちょこみんと、
完全に小学生だった。
その頃。
ティラミスは、
ソファへ座りながらぽつり。
「……人、
多そう」
「そこは覚悟にゃ」
La lune bleue .が笑う。
「でも夜エリア綺麗そうぽん〜」
ぴたぽんも楽しそうだった。
その時。
チノが、
真顔でパンフレットを見ていた。
「……食べ物多いです」
「ちーちゃん、
そこ見てたの?」
アオロビが吹き出す。
「限定メニューあります」
「ガチだにゃ」
その後。
全員、
なんとなく明日の計画を始める。
- 絶叫乗る派
- 雰囲気派
- パレード派
- ご飯派
- 写真派
綺麗に分かれていた。
その時。
ちょこみんとが、
勢いよく立ち上がる。
「よし!!」
「ん?」
「明日、
全部回る!!!」
数秒。
「無理にゃ」
La lune bleue .即答。
「絶対途中で死ぬぽん〜」
ぴたぽん笑う。
その時。
ルクレティアが、
静かにパンフレットを閉じる。
「まぁ」
小さく笑った。
「楽しみましょうか」
窓の外。
ライトアップされた、
“夢の国”。
そして。
少し浮かれた、
Gleam Gardenの夜は。
まだ、
ゆっくり始まったばかりだった。
第2話
― 夢の国、開園 ―
早朝。
ホテル。
「……ねむ……」
アオロビが、
ベッドから半分落ちていた。
その横では。
「起きてーーーー!!!」
ちょこみんと、
朝から最大出力。
「みんとさん、
朝六時です」
チノ真顔。
「でも今日本番だよ!?」
「元気すぎるにゃ……」
La lune bleue .が、
毛布へ包まりながら呻く。
その頃。
ルクレティアは、
既に準備完了だった。
髪。
荷物。
チケット。
完璧。
「ルクさん、
本当に朝強いねぇ」
アオロビが苦笑する。
「今日は遅れる訳にいかないでしょう?」
静かな返答。
その時。
ぴたぽんが、
まだ半分寝ながら言った。
「夢の国の朝、
早いぽん〜……」
「みんな本気だからにゃ」
――そして。
開園前。
テーマパーク入口。
既に人が多い。
かなり多い。
「うわぁ……」
みるくが、
少しだけ圧倒されていた。
「すごい人です……」
「夢の国、
舐めちゃダメにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その頃。
ちょこみんとは、
既に耳カチューシャ装備済みだった。
「見て!!!」
「似合ってるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その横で。
チノが、
かなり真顔だった。
頭には、
小さい耳。
「……恥ずかしいです」
「ちーちゃん可愛いにゃ」
La lune bleue .が肩を震わせる。
「拒否権無かった……」
「似合ってるからヨシ」
アオロビが吹き出した。
その時。
開園音楽。
歓声。
ゲートオープン。
数秒。
「行くよーーーー!!!」
ちょこみんと、
最速ダッシュ。
「待ちなさい!!!」
ルクレティアが追う。
「みんとさん、
絶対先走るにゃ!」
――入園。
完全に、
別世界だった。
音楽。
景色。
お城。
キャスト。
匂い。
全部、
“夢の国”だった。
「うわぁぁぁ……」
みるくが、
少しだけ目を輝かせる。
「……本当に、
夢みたいです」
静かな声。
その横で。
ティラミスが、
空を見上げる。
「……音、
すごい」
「ずっと世界観あるよねぇ」
アオロビも笑った。
その時。
ちょこみんとが、
勢いよくパンフレットを広げる。
「まず絶叫!!!」
「朝イチから!?」
アオロビの顔が引く。
「あおちー逃げない!!」
「怖いんだって!」
「並ぶにゃ」
La lune bleue .、
完全に楽しんでいた。
――数十分後。
絶叫アトラクション前。
「……」
アオロビ、
かなり静かだった。
「顔死んでるにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
「いや高いってこれ!!」
「景色綺麗ぽん〜」
ぴたぽん、
かなり余裕。
その頃。
チノは、
真顔で説明看板を見ていた。
「……落ちます」
「読むな読むな!」
アオロビ悲鳴。
そして。
発進。
数秒後。
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
アオロビ絶叫。
「アオさん、
良い声にゃーーー!!」
La lune bleue .、
爆笑。
「みんとさん楽しそうぽん〜!」
「最高ーーーー!!!」
ちょこみんと、
完全優勝していた。
その頃。
ティラミスは。
「……」
無表情だった。
「ティラさん、
怖くないの?」
アオロビが聞く。
「……風強い」
「感想そこ!?」
爆笑。
――その後。
パーク内散策。
限定フード。
写真。
ショップ。
全部イベントだった。
「見て!!
このポップコーン入れ!!!」
ちょこみんと、
既に散財モード。
「荷物増えるにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その頃。
みるくは、
静かにお城を見ていた。
青空。
音楽。
キラキラした装飾。
「……綺麗」
ぽつり。
その横へ、
ルクレティアが来る。
「好き?」
みるくは、
少しだけ頷いた。
「……こういう、
非日常好きです」
静かな返答。
その時。
遠くから。
「あおちー!!
次行くよ!!!」
ちょこみんとの声。
「休憩させろって!!」
「夢の国に休憩は無いにゃ」
爆笑。
その頃。
チノは、
真顔でチュロスを食べていた。
「……強いです」
「チノさん、
食レポずっとそれ」
アオロビが吹き出した。
そして。
夢の国の一日目は。
まだまだ、
始まったばかりだった。
第3話
― 昼の夢の国/パレード/大混乱ショッピング ―
昼過ぎ。
夢の国。
「人すご……」
アオロビが、
少し遠い目をしていた。
午前中だけで:
- 絶叫系
- 暗闇系
- ボート系
- シアター系
- 写真スポット
かなり回っていた。
その横で。
「次どこ行く!?」
ちょこみんと、
まだ元気だった。
「みんとさん、
体力どうなってるにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その頃。
ぴたぽんは、
ベンチでジュースを飲んでいた。
「人いっぱいぽん〜」
「夢の国だからねぇ」
アオロビも苦笑する。
その時。
ティラミスが、
ぽつり。
「……甘い匂い多い」
数秒。
確かに。
ポップコーン。
キャラメル。
チュロス。
ワッフル。
常に何か美味しそうだった。
その瞬間。
ちょこみんとが、
勢いよく振り返る。
「チュロス食べよう!!!」
「また食べるにゃ」
La lune bleue .が肩を震わせた。
――数十分後。
ベンチ周辺。
全員、
食べ物持っていた。
「テーマパーク飯って、
なんでこんな強いんだろ」
アオロビが呟く。
「非日常補正ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その頃。
チノは、
限定パッケージを真顔で見ていた。
「……捨てづらいです」
「分かるにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「あと、
容器欲しくなる」
「夢の国、
そこ強いよねぇ」
アオロビも頷いた。
その時。
みるくが、
小さく空を見る。
青空。
風船。
遠くの音楽。
「……ずっと、
映画みたいです」
静かな声。
その横で。
ルクレティアが、
少しだけ笑った。
「作り込みが凄いのよ」
見る場所全部、
世界観がある。
背景すら、
“夢の国”だった。
その時。
遠くから音楽。
歓声。
「始まる!!!」
ちょこみんと、
即立ち上がる。
「パレードにゃ」
――メインストリート。
かなり人が集まっていた。
場所取り。
カメラ。
手を振る子供達。
完全に、
“あの空気”だった。
「うわぁ……」
みるくが、
少し目を輝かせる。
「すごい……」
その時。
音楽。
フロート。
キャラクター達。
歓声。
一気に空気が変わる。
「すごーーーい!!!」
ちょこみんと、
完全に子供だった。
「みんとさん、
今日ずっと小学生にゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その頃。
チノは、
真顔で手を振っていた。
「……」
「ちーちゃん、
ノリノリじゃん」
アオロビが笑う。
「振り返してくれました」
真顔。
「良かったにゃ〜」
その横で。
ぴたぽんは、
静かに景色を見ていた。
「こういうの、
なんか幸せぽん〜」
静かな声。
数秒。
誰も、
少し否定しなかった。
その時。
ティラミスが、
ぽつり。
「……音、
綺麗」
数秒。
確かに。
賑やかなのに、
全部ちゃんとまとまっていた。
世界が完成している。
そんな感じだった。
――そして。
夕方。
事件発生。
「見て!!」
ちょこみんと、
巨大袋を持っていた。
数秒。
「増えてる」
アオロビ真顔。
「えへへ」
「“えへへ”じゃないにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その頃。
チノも、
袋を持っていた。
「……限定です」
「ちーちゃんまで」
アオロビが頭を抱える。
その横で。
みるくは、
小さいぬいぐるみを抱えていた。
「……かわいかったので」
「みるしゃん、
静かに買ってるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
ローシャが、
少し苦笑する。
「荷物、
絶対増えると思ったのよね」
静かな声。
その横で。
ルクレティアは、
既に追加バッグを持っていた。
数秒。
「準備済み!?」
アオロビ吹き出す。
「こうなると思ってたもの」
「保護者すぎるにゃ」
その頃。
La lune bleue .は、
夜用の耳カチューシャを見ていた。
「ネコさん、
買うの?」
「……ちょっと悩むにゃ」
数秒。
「絶対似合う!!!」
ちょこみんと、
即押し。
「みんとさん、
店員みたいぽん〜」
笑い声。
その時。
遠くで、
ライトが点き始める。
夜の夢の国。
イルミネーション。
音楽。
夕暮れ。
アオロビが、
少しだけ立ち止まる。
「……夜、
めちゃくちゃ綺麗だね」
静かな声。
その瞬間。
La lune bleue .が、
小さく笑った。
「だから、
夜の夢の国好きにゃ」
数秒。
ライトが、
ゆっくり街を照らしていく。
そして。
Gleam Gardenの、
夢の国一日目は。
まだ、
終わろうとしていなかった。
第4話
― 夜の夢の国 / 光のパレード / ホテル帰還 ―
夕方。
夢の国。
空の色が、
少しずつ変わり始めていた。
オレンジ。
紫。
そして。
街のライトが、
一つずつ灯り始める。
「……うわぁ」
みるくが、
小さく声を漏らした。
昼とは、
まるで別世界だった。
「夜になると、
急に空気変わるにゃ」
La lune bleue .が、
少しだけ笑う。
その頃。
ちょこみんとは、
まだ元気だった。
「次どこ行く!?」
「みんとさん、
体力無限すぎるぽん〜」
ぴたぽんが苦笑する。
その横で。
アオロビは、
ベンチへ沈んでいた。
「……足が終わった」
「アオさん、
今日かなり歩いたにゃ」
「夢の国、
広すぎるんだって」
笑い声。
その時。
遠くから、
音楽が聞こえる。
「来る!!!」
ちょこみんと、
即立ち上がる。
「夜パレードにゃ」
――メインストリート。
完全に人で埋まっていた。
ライト。
音楽。
夜空。
そして。
一気に消える照明。
数秒。
「……」
全員、
自然と静かになる。
その瞬間。
光。
フロート。
イルミネーション。
歓声。
夜の夢の国が、
動き始めた。
「うわぁぁぁ……」
みるくが、
目を輝かせる。
「……綺麗」
静かな声。
光が、
ゆっくり通りを流れていく。
キラキラした音楽。
夜空。
夢みたいな景色。
その頃。
ちょこみんとは、
完全に手を振っていた。
「すごーーーい!!!」
「みんとさん、
没入しすぎにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その横で。
チノも、
かなり真面目に見ていた。
「……光すごいです」
「ちーちゃん、
語彙が小学生」
アオロビが吹き出す。
「でも分かるぽん〜」
ぴたぽんも笑った。
その時。
ティラミスが、
ぽつり。
「……夜、
好き」
数秒。
昼より、
落ち着いている。
光が綺麗で。
音楽も柔らかい。
ティラミスには、
かなり合っていた。
その横で。
La lune bleue .が、
夜景を見る。
「……やっぱり、
夜の夢の国好きにゃ」
静かな声。
「光が浮いてる感じ、
綺麗」
数秒。
アオロビも、
少しだけ頷いた。
「なんか、
現実感無くなるよね」
静かな返答。
――パレード終了。
歓声。
拍手。
そして。
「……終わっちゃった」
ちょこみんとが、
少しだけ寂しそうに言う。
「まだ終わりじゃないにゃ」
La lune bleue .が笑う。
見る。
夜のエリア。
ライトアップ。
水辺。
お城。
全部、
昼と別物だった。
「写真撮ろ!!!」
ちょこみんと復活。
「回復早いぽん〜」
その後。
写真大会。
耳カチューシャ。
ぬいぐるみ。
夜景。
完全に旅行だった。
その時。
ルクレティアが、
全員を見ながら小さく笑う。
「ちゃんと、
楽しめてる?」
数秒。
「楽しい!!!」
ちょこみんと即答。
「疲れたけど楽しい」
アオロビも笑う。
その頃。
みるくは、
静かに夜のお城を見ていた。
ライト。
夜空。
音楽。
「……ずっと見てられます」
ぽつり。
その横へ、
ローシャが並ぶ。
「夢の国って、
夜が本番な気するのよね」
静かな声。
「昼は楽しい」
「夜は綺麗」
数秒。
みるくが、
少しだけ笑った。
「……分かります」
――そして。
閉園前。
「帰りたくなーーーい!!!」
ちょこみんと、
かなり騒いでいた。
「毎回それ言う人居るにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
「でも分かるぽん〜」
ぴたぽんも笑う。
その頃。
アオロビは、
かなり限界だった。
「……ホテル着いたら倒れる」
「アオさん、
今日叫びすぎたにゃ」
「絶叫系連打したせい!!」
その時。
チノが、
真顔で袋を抱えていた。
「……お土産守ります」
「ちーちゃん、
使命感すごい」
笑い声。
――ホテル帰還。
部屋へ入った瞬間。
「……はぁぁぁ」
全員、
一気に力が抜けた。
「足終わったぽん〜」
ぴたぽん、
ベッドへ沈む。
その横で。
ちょこみんとは、
まだお土産を広げていた。
「見て見て!!」
「まだ元気なの!?」
アオロビが吹き出す。
その頃。
ティラミスは、
静かに窓際へ座っていた。
遠くに見える、
ライトアップされた夢の国。
「……綺麗」
ぽつり。
その時。
La lune bleue .が、
隣へ来る。
「夜、
好きだったにゃ?」
ティラミスは、
少しだけ頷いた。
「……静かな光、
好き」
数秒。
窓の外。
夢みたいな夜景。
そして。
少し疲れて、
でも楽しかった一日が。
ゆっくり、
終わろうとしていた。
第5話
― 二日目 / お土産 / 帰り道 ―
朝。
ホテル。
カーテンの隙間から、
柔らかい光が入っていた。
「……あさ」
最初に起きたのは、
みるくだった。
静かな部屋。
昨日のお土産袋。
耳カチューシャ。
完全に、
“旅行翌朝”だった。
その頃。
「……ぅ」
アオロビ、
ベッドで固まっていた。
「筋肉痛」
「アオさん、
昨日叫びすぎたにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その横で。
ちょこみんとは、
まだ寝ていた。
かなり珍しい。
「みんとしゃん、
電池切れぽん〜」
ぴたぽんが苦笑する。
その時。
チノが、
真顔で言った。
「昨日、
限界まで遊んでました」
「完全燃焼だったにゃ」
――数十分後。
朝食会場。
かなり豪華だった。
パン。
卵料理。
スープ。
フルーツ。
夢の国ホテル、
最後まで強かった。
「うわぁぁぁ……」
ちょこみんと、
復活していた。
「朝から元気復活してる」
アオロビが吹き出す。
その頃。
ルクレティアは、
静かにコーヒーを飲んでいた。
「今日はどうする?」
数秒。
「お土産!!!」
ちょこみんと即答。
「まぁ、
そうなるにゃ」
La lune bleue .が笑う。
――二日目。
今日は、
“帰る前にゆっくり楽しむ日”。
昨日ほど走らない。
ゆっくり見る。
写真撮る。
買い物する。
そんな空気だった。
その頃。
みるくは、
静かに雑貨を見ていた。
小さい缶。
お菓子。
ガラス小物。
「……かわいい」
ぽつり。
その横で。
ローシャが、
少し笑う。
「みるくさん、
静かに買い物するタイプよね」
「……気づいたら増えてます」
「分かるにゃ」
La lune bleue .も頷いた。
その時。
遠くから。
「見てーーー!!!」
ちょこみんと、
巨大袋を持っていた。
数秒。
「また増えてる」
アオロビ真顔。
「えへへ」
「“えへへ”で済む量じゃないぽん〜」
ぴたぽんが笑い崩れる。
その頃。
チノは、
かなり真剣だった。
「……限定」
「チノさん、
昨日から限定に弱い」
アオロビが吹き出す。
「今しかないです」
真顔。
「強いにゃ」
その時。
ティラミスが、
静かに窓の外を見る。
昼の景色。
青空。
遠くの音楽。
「……昼も良い」
ぽつり。
昨日は夜。
今日は昼。
同じ場所なのに、
空気が違った。
その横で。
La lune bleue .が、
少し笑う。
「ティラミスさん、
今回かなり夢の国満喫してるにゃ」
「……嫌いじゃなかった」
「かなり高評価ぽん〜」
――昼過ぎ。
帰る時間が近づく。
「……終わるの早くない?」
アオロビが呟く。
数秒。
誰も、
少し否定しなかった。
楽しい時間ほど、
終わるのが早い。
その時。
ちょこみんとが、
少しだけ静かに言う。
「また来たいね」
数秒。
「来ようにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「次は別ホテルぽん〜」
「夜エリアもっと見たいです」
みるくも小さく頷いた。
その頃。
ルクレティアは、
全員分の荷物を確認していた。
「忘れ物無い?」
数秒。
「……」
「……」
「……」
全員、
一瞬止まる。
「怖いこと聞くなぁ」
アオロビが吹き出す。
その瞬間。
チノが、
真顔で袋を抱えた。
「お土産あります」
「それは大丈夫」
笑い声。
――帰り道。
空港。
少し疲れた空気。
でも。
みんな、
どこか満足そうだった。
その頃。
ぴたぽんは、
かなり眠そうだった。
「帰り寝るぽん〜……」
「昨日からずっと眠そうにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その横で。
ちょこみんとは、
まだ写真を見返していた。
「見て!!
これめっちゃ良くない!?」
「ちょこ姉、
余韻長い」
アオロビが苦笑する。
その時。
みるくが、
スマホの写真を見る。
夜のお城。
ライト。
花火。
みんなの笑顔。
「……楽しかったです」
静かな声。
数秒。
ルクレティアが、
小さく笑った。
「ええ」
「良い旅行だったわね」
その頃。
飛行機の窓から、
少しずつ景色が遠ざかっていく。
夢みたいな場所。
騒がしい二日間。
笑い声。
夜景。
パレード。
そして。
少しだけ、
現実じゃないみたいだった時間。
その時。
アオロビが、
小さく呟く。
「……また、
行こうか」
数秒。
そして。
「行く!!!」
ちょこみんとの声が、
即返ってきた。
爆笑。
窓の外。
青空。
そして。
Gleam Gardenの、
“夢の国旅行”は。
少し騒がしくて、
少しキラキラしたまま。
静かに、
思い出になっていった。
『清楚』ってなに?
昼。
共有ルーム。
今日はかなり平和だった。
紅茶。
お菓子。
ソファ。
完全にオフ時間。
その時。
ちょこみんとが、
スマホを見ながら言った。
「この服、
めっちゃ清楚じゃない?」
数秒。
「また始まったにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その頃。
ルクレティアが、
静かに首を傾げていた。
「……」
「ん?」
アオロビが気づく。
ルクレティア、
かなり真面目な顔だった。
「その“清楚”というの、
結局何を指しているの?」
数秒静止。
「えっ」
ちょこみんと止まる。
「ルクさん、
そこから!?」
アオロビが吹き出した。
「だって、
毎回意味が違うでしょう?」
静かな返答。
「服にも使う」
「人にも使う」
「雰囲気にも使う」
数秒。
「確かにぽん〜」
ぴたぽんも頷く。
その時。
ルクレティアが、
かなり真面目に続ける。
「“上品”とは違うの?」
「“可愛い”とも違う?」
「“大人しい”とも少し違う気がする」
数秒。
全員、
少し考え始める。
「……難しいにゃ」
La lune bleue .が笑った。
その瞬間。
ちょこみんとが立ち上がる。
「清楚っていうのはね!!」
「うん」
「なんか……
こう……」
数秒。
「白い感じ!!!」
静止。
「雑」
アオロビ即答。
爆笑。
「でも分かるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その頃。
ローシャが、
紅茶を置きながら言う。
「“派手すぎない綺麗さ”
みたいな感じかしら」
数秒。
「おぉ」
アオロビ頷く。
「落ち着いてて、
上品寄りで、
柔らかい感じ」
「ロマンさん、
説明うまいにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その時。
ちょこみんとが、
勢いよく言う。
「あとね!!
“ちゃんとしてそう感”!!」
「感覚ワードにゃ〜」
その頃。
みるくが、
小さく口を開く。
「……優しそう、
とかも入るかもしれないです」
静かな声。
「怖くない感じ」
数秒。
「みるしゃん、
かなり近いぽん〜」
ぴたぽんが頷いた。
その時。
ルクレティアが、
静かに考える。
「つまり……」
数秒。
「“安心感のある綺麗さ”?」
全員、
少し止まる。
「……あっ」
アオロビが反応する。
「それかなり近い」
「ルクさん、
急に本質行ったにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その頃。
チノが、
真顔で言った。
「あと、
露出少ないです」
数秒。
「チノさん、
現実的」
アオロビが吹き出す。
「でも重要ぽん〜」
ぴたぽんも笑う。
その時。
ちょこみんとが、
急にルクレティアを見る。
「ルクさんって、
かなり清楚側だよね」
数秒。
ルクレティア、
少し止まる。
「……そうなの?」
「白と青」
「上品」
「落ち着いてる」
「喋り方綺麗」
「綺麗なお姉さん」
アオロビが数え始める。
「あと食べ物後回しにして倒れそうにゃ」
「そこは清楚じゃない」
ローシャ即答。
爆笑。
その頃。
La lune bleue .が、
少し笑いながら言う。
「でも、
ルクさんって“清楚”というより」
数秒。
「“お嬢様感”の方が強いにゃ」
「あー」
全員納得。
その瞬間。
ちょこみんとが、
みるくを見る。
「みるみるも清楚!!」
「えっ」
みるく止まる。
「静か」
「柔らかい」
「可愛い」
「優しい」
「ふわふわ」
「あと本読んでそうぽん〜」
「読んでます……」
静かな返答。
「やっぱりにゃ」
笑い声。
その時。
アオロビが、
急に聞く。
「じゃあ逆に、
清楚じゃないの誰?」
数秒。
沈黙。
そして。
全員、
自然にちょこみんとを見る。
「なんでぇ!?」
爆笑。
「元気すぎるにゃ」
「走るぽん〜」
「騒ぐ」
「飛ぶ」
「アイス食べる」
「最後関係なくない!?」
笑い声。
その頃。
ティラミスが、
ぽつり。
「……でも、
みんとさん、
服は清楚寄り」
数秒。
「おぉ」
ちょこみんと、
少し嬉しそうになる。
「ティラさん優しい!!」
「中身が元気すぎるだけにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
その時。
ルクレティアが、
静かに紅茶を飲む。
そして。
少しだけ笑った。
「……なるほどね」
「少し分かった気がするわ」
その瞬間。
ちょこみんとが、
勢いよく立ち上がる。
「よし!!
次は“お姉さん感”について語ろう!!」
「また始まったにゃ」
今日も。
Gleam Gardenの共有ルームには。
穏やかで、
少し騒がしい笑い声が広がっていた。
Gleam Garden姉妹説
夜。
共有ルーム。
今日はかなり平和だった。
ソファ。
クッション。
お菓子。
完全にオフ空間。
その時。
ちょこみんとが、
急に言った。
「ねぇ」
「ん?」
アオロビが顔を上げる。
「Gleam Gardenって、
姉妹感ない?」
数秒。
「急にゃ」
La lune bleue .が笑う。
「でも分かるぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
その瞬間。
ちょこみんとが、
勢いよく立ち上がる。
「誰が長女か決めよう!!!」
「また始まった」
アオロビが吹き出す。
その時。
チノが、
真顔で言った。
「ルクさんです」
数秒。
「早い」
La lune bleue .が笑った。
全員、
なんとなく頷く。
■ 長女
ルクレティア
「ここは強いにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「管理役」
「保護者」
「最後に全部確認する」
アオロビが数え始める。
「あと、
なんだかんだ面倒見良いぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
その頃。
ルクレティアは、
少し困った顔をしていた。
「別に、
そんなつもりは無いのだけれど」
「長女って大体そう言うにゃ」
爆笑。
その時。
ローシャが、
静かに紅茶を置く。
「あと、
“自分だけ後回し”なのも長女感あるわよね」
数秒。
「出た」
アオロビ吹き出す。
「ルクさん、
みんなには“ちゃんと食べなさい”って言うのに」
「本人コーヒーだけの日あるにゃ」
「ちーちゃん報告します」
「しなくていいわ」
笑い声。
■ 次女
ローシャ
「ローシャさん、
次女感かなり強い」
アオロビが頷く。
「落ち着いてる」
「裏から支える」
「静かにフォロー」
「あと、
空気読むにゃ」
La lune bleue .も笑う。
みるくが、
小さく口を開く。
「……優しいですし」
「でも怒ると静かに怖そうぽん〜」
「否定出来ない」
爆笑。
ローシャは、
少しだけ苦笑した。
「なんとなく、
納得されるの嫌ね」
■ 三女
La lune bleue .
「自由なお姉ちゃん枠にゃ」
本人が言った。
「夜中に突然ドライブ連れてくタイプ」
アオロビが吹き出す。
「あと変な映画見せてくる」
「あるにゃ」
「認めるんだ」
笑い声。
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと笑う。
「ネコしゃん、
頼れる時めちゃくちゃ頼れるぽん〜」
数秒。
全員頷く。
■ 四女
ちょこみんと
「元気担当」
アオロビ即答。
「家の中走る」
「冷蔵庫勝手に開ける」
「アイス見つける」
「なんでそんな具体的なの!?」
ちょこみんとが吹き出す。
「でも愛されるにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その時。
ローシャが、
少しだけ笑った。
「みんとさん、
空気明るくするものね」
数秒。
ちょこみんと、
ちょっと止まる。
「……えへへ」
「褒められると弱いぽん〜」
■ 五女
ぴたぽん
「近所のお姉ちゃん感ぽん〜」
ぴたぽん、
自分で言う。
「面倒見良い」
「怒らない」
「お菓子持ってる」
「飴あるぽん〜」
「やっぱり」
爆笑。
その頃。
アオロビが、
少し笑う。
「ぴたさん、
なんか安心感あるんだよね」
「分かるにゃ」
La lune bleue .も頷いた。
■ 六女
アオロビ
「妹感強いにゃ」
La lune bleue .即答。
「えっ」
アオロビ止まる。
「なんか、
放っておけない」
ローシャが苦笑する。
「あと、
ちゃんとしてそうで抜ける」
「やめろって」
笑い声。
その時。
チノが、
真顔で言った。
「アオおねぇちゃん、
騒がしいです」
「ちーちゃんに言われたくない!」
爆笑。
■ 七女
ティラミス
数秒。
全員、
少し考える。
そして。
「不思議枠」
アオロビが言った。
「夜中に居るにゃ」
「突然消えるぽん〜」
「あと静か」
その時。
ティラミスが、
ぽつり。
「……猫?」
「ちょっと分かる」
La lune bleue .が吹き出す。
- 気配薄い
- マイペース
- 静か
- でも居ると安心
かなり独特だった。
■ 八女
みるく
「みるしゃん、
末妹感強いぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「静か」
「ふわふわ」
「守りたくなる」
「あと部屋で本読んでるにゃ」
La lune bleue .も頷いた。
みるく、
少し照れる。
「……そんなにですか?」
「かなり」
全員即答。
■ 特殊枠
チノ
「チノちゃん、
普通の末っ子じゃないんだよなぁ」
アオロビが苦笑する。
「生活力高いにゃ」
「静かに全員支えてるぽん〜」
その時。
ローシャが、
少し笑った。
「“しっかり者の末妹”
って感じかしら」
「あーーー」
全員納得。
その瞬間。
チノが、
真顔で言った。
「……納得してません」
「なんでにゃ」
「アオおねぇちゃんの方が妹です」
数秒静止。
「チノさん???」
爆笑。
その頃。
ルクレティアが、
静かに全員を見る。
騒がしい。
自由。
まとまりが無い。
でも。
不思議と、
ちゃんと噛み合っている。
その時。
ルクレティアは、
少しだけ笑った。
「……まぁ」
静かな声。
「家族みたい、
というのは分かるわね」
その瞬間。
ちょこみんとが、
勢いよく抱きつく。
「お姉ちゃーーーん!!!」
「重いわ」
でも。
ルクレティアは、
少しだけ笑っていた。
今日も。
Gleam Gardenの共有ルームには。
穏やかで、
少し騒がしい時間が流れていた。
Gleam Garden杯 可愛い王選手権
夜。
共有ルーム。
今日はかなり平和だった。
お菓子。
ジュース。
クッション。
完全オフ空間。
――のはずだった。
その時。
ちょこみんとが、
急に言った。
「ねぇ」
「ん?」
アオロビが顔を上げる。
「Gleam Gardenで、
一番可愛いのって誰だと思う?」
数秒。
静止。
「始まったにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「危険な議題ぽん〜」
ぴたぽんも苦笑する。
その瞬間。
「私!!!」
ちょこみんと、
即挙手。
「早い」
アオロビが吹き出した。
「だって可愛い担当だもん!」
「自己申告制にゃ」
La lune bleue .が肩を震わせる。
その時。
チノが、
真顔で言った。
「みんとおねぇちゃんは、
元気です」
数秒。
「可愛い判定じゃない!?」
爆笑。
その頃。
ローシャが、
紅茶を飲みながらぽつり。
「“可愛い”にも種類あるでしょう?」
数秒。
「出た理論派」
アオロビが笑う。
「小動物系」
「綺麗系」
「妹系」
「守りたくなる系」
「確かにぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
その瞬間。
La lune bleue .が、
ニヤッと笑う。
「じゃあ、
ジャンル別にゃ?」
「逃げるな!!!」
ちょこみんとが抗議する。
その時。
アオロビが、
少し考える。
「でも総合なら……
みるさん強くない?」
数秒。
全員、
自然にみるくを見る。
「……えっ」
みるく止まる。
「静か」
「柔らかい」
「ふわふわ」
「守りたくなる」
「あと声が可愛いにゃ」
La lune bleue .も頷いた。
みるく、
かなり困る。
「……そんな事ないです」
「出た、
自己評価低い系」
アオロビが吹き出した。
その時。
ちょこみんとが、
勢いよく言う。
「でも可愛いって、
元気も重要じゃない!?」
「みんとさん、
方向性変えたにゃ」
爆笑。
「明るくて、
楽しくて、
一緒に居ると元気出る!!」
数秒。
ぴたぽんが、
ふわっと笑う。
「それはかなり強いぽん〜」
「でしょ!?」
その頃。
チノが、
真顔でぽつり。
「……みんとおねぇちゃん、
犬です」
数秒静止。
「犬」
アオロビ吹き出す。
「大型犬にゃ」
「絶対走るぽん〜」
「なんで!?」
爆笑。
その時。
La lune bleue .が、
頬杖をつく。
「にゃんころは、
ロマンさん結構可愛いと思うにゃ」
数秒。
「えっ」
ローシャ止まる。
「ロマンさん、
普段落ち着いてるのに、
好きな話になると急に喋る」
「あと猫好き」
「あと可愛い物好き」
「あと妄想乙女にゃ」
「やめなさい」
ローシャ、
珍しく少し赤い。
爆笑。
その頃。
ティラミスが、
ぽつり。
「……ローシャ、
ギャップある」
「ティラさんまで!?」
その時。
アオロビが、
笑いながら言う。
「ティラさんも普通に可愛い側でしょ」
数秒。
ティラミス、
止まる。
「……?」
「その“分かってない感”含めてにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
「静か」
「マイペース」
「急に天然」
「あと雰囲気」
「猫っぽいぽん〜」
ぴたぽんも笑った。
その頃。
ルクレティアは、
静かに紅茶を飲んでいた。
完全に傍観モード。
その時。
ちょこみんとが、
急に振り向く。
「るくるくは!?」
「えっ」
「るくるく、
自分で誰可愛いと思う!?」
数秒。
ルクレティア、
かなり困った顔になる。
「……平和に終わらない質問ね」
「早く早く!!」
その時。
ルクレティアは、
少しだけ考えた。
そして。
「……全員、
種類違うでしょう?」
数秒。
「うわ、
ズルい回答」
アオロビが吹き出す。
「だって本当にそうじゃない」
静かな返答。
「ちょこちゃんは、
明るさ込みで可愛いし」
「みるちゃんは、
守りたくなる可愛さ」
「リズさんはギャップ」
「ティラちゃんは独特」
「ぴーちゃんは安心感」
「にゃんちゃんは雰囲気」
「アオちゃんは放っておけない」
「ちーちゃんは小動物」
数秒。
チノ、
真顔。
「小動物……」
「ハムスター系にゃ」
「猫じゃないぽん〜」
爆笑。
その時。
アオロビが、
ふと思い出したように言う。
「じゃあルクさんは?」
数秒。
全員、
自然にルクレティアを見る。
「……」
「……」
「……綺麗」
みるく、
小さく言った。
数秒。
「分かるにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「ルクさん、
“可愛い”より“綺麗”側」
「でもたまにポンコツぽん〜」
「そこが可愛い」
アオロビ追撃。
「また食事抜いてるし」
「それは関係ないでしょう!?」
珍しくルクレティアが慌てる。
爆笑。
その瞬間。
ちょこみんとが、
勢いよく立ち上がる。
「よし!!!」
「ん?」
「結論!!!」
数秒。
「Gleam Garden全員可愛い!!!」
「雑にまとめたにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
笑い声。
そして今日も。
共有ルームには、
穏やかで騒がしい時間が流れていた。
RPGだと、どんな役?
夜。
共有ルーム。
今日はかなりゲーム寄りの空気だった。
理由。
アオロビが、
昔ながらの“勇者が魔王倒す系RPG”動画を見始めたから。
「うわ懐かし」
「剣と魔法の世界にゃ」
La lune bleue .が笑う。
その時。
ちょこみんとが、
勢いよく言った。
「もしGleam Gardenで、
RPGパーティ組んだらどうなるんだろ!」
数秒。
「始まったぽん〜」
ぴたぽんが苦笑する。
その瞬間。
アオロビが、
即答した。
「ルクさん勇者」
数秒。
全員、
なんとなく頷く。
「分かるにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「なんか最終的に前出てる」
「あと主人公感あります」
チノ真顔。
その頃。
ルクレティアは、
少し困った顔をしていた。
「ええ……
私なの?」
「だって絶対パーティまとめてるぽん〜」
ぴたぽんも頷く。
「あと、
最終決戦で一人だけ立ってそう」
「それ死亡フラグにゃ」
爆笑。
その時。
ちょこみんとが、
勢いよく手を上げる。
「じゃあ私は!?」
数秒。
「僧侶」
アオロビ即答。
「ヒーラーにゃ」
La lune bleue .も笑う。
「えーーー!?
もっと主人公側じゃない!?」
「でも絶対回復してるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「あとバフ撒く」
「応援する」
「パーティ明るくする」
数秒。
ちょこみんと、
少し止まる。
「……あっ、
なんか納得した」
「しかも回復しながら前出るタイプにゃ」
「絶対MP切れる」
爆笑。
その頃。
アオロビは、
自分で言った。
「私は後衛」
「魔法使いにゃ」
La lune bleue .即答。
「遠距離」
「分析」
「弱点探す」
「でも紙耐久」
「最後やめろって」
笑い声。
チノが、
真顔でぽつり。
「ボス戦で一回倒れます」
「チノさん???」
爆笑。
その時。
ローシャが、
静かに紅茶を置く。
「私は?」
数秒。
「賢者」
全員一致。
「強い」
アオロビが吹き出す。
「回復」
「補助」
「魔法」
「状況判断」
「あと、
パーティの精神安定剤にゃ」
La lune bleue .も頷く。
ローシャは、
少し苦笑した。
「便利職すぎない?」
「ローシャさん、
絶対居ないと崩壊するぽん〜」
その頃。
ティラミスが、
ぽつり。
「……私は?」
数秒。
全員、
少し考える。
そして。
「魔剣士」
アオロビが言った。
数秒。
「おぉ」
「前衛なのに危ないにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「HP吸収」
「暴走」
「火力高い」
「でも危険」
「ティラさん、
絶対“力を使いすぎるな”って言われるタイプ」
「あるぽん〜」
爆笑。
その時。
みるくが、
小さく口を開く。
「……わたし、
戦えますか?」
数秒。
「精霊使いにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「後衛支援」
「結界」
「回復」
「あと召喚」
「みるしゃん、
絶対優しい魔法使うぽん〜」
ぴたぽんも頷いた。
その頃。
ぴたぽんが、
ふわっと笑う。
「ウチは?」
数秒。
「旅芸人」
全員一致。
爆笑。
「なんでぇ!?」
「絶対便利」
アオロビが吹き出す。
「回復」
「補助」
「状態異常解除」
「でもたまに強い」
「あと町の人と仲良くなるにゃ」
La lune bleue .が肩を震わせた。
その時。
La lune bleue .自身が、
少し考える。
「にゃんころ、
盗賊かもしれないにゃ」
数秒。
「分かる」
全員頷く。
「素早い」
「夜行動」
「ナイフ似合う」
「あと単独行動」
「でも仲間思いぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その頃。
チノが、
真顔で言った。
「……わたしは?」
数秒。
沈黙。
そして。
「モンスター使い」
アオロビが言った。
「えっ」
「猫連れてそうにゃ」
「あと、
静かに強い」
「小さいのに危ないぽん〜」
その時。
チノ、
少し考える。
「……悪くないです」
真顔。
その瞬間。
ちょこみんとが、
急に聞いた。
「じゃあさ!!」
「ん?」
「ラスボス誰!?」
数秒。
沈黙。
そして。
全員、
自然にルクレティアを見る。
「なんで!?」
珍しくルクレティアが慌てる。
爆笑。
「勇者でもあり、
ラスボスでもあるにゃ」
「第二形態ありそうぽん〜」
「角生える」
「BGM変わる」
「やめなさい」
笑い声。
その頃。
アオロビが、
少し笑いながら言った。
「でも、
結局全員仲間側なんだよね」
数秒。
その空気に。
みんな、
少しだけ笑う。
その時。
ちょこみんとが、
勢いよく立ち上がる。
「よし!!」
「ん?」
「今度RPGごっこしよう!!!」
「また始まったにゃ」
今日も。
Gleam Gardenの共有ルームには。
穏やかで、
少し騒がしい笑い声が広がっていた。
Gleam Garden杯 大食い王決定戦
昼。
駅前。
今日はかなり危険だった。
理由。
「ケーキ食べ放題行こう!!!」
ちょこみんとの、
その一言だった。
そして現在。
Gleam Gardenメンバーは、
“甘味天国”として有名な、
某スイーツ食べ放題店へ来ていた。
もちろん、
正式名称は誰も言わない。
「夢の国より危険にゃ」
La lune bleue .が苦笑する。
ショーケース。
ケーキ。
タルト。
ムース。
チョコ。
全部並んでいる。
完全に暴力だった。
その時。
ちょこみんとが、
勢いよく言った。
「開催します!!!」
「何を」
アオロビが嫌な顔をする。
「Gleam Garden杯!!
大食い王決定戦!!!」
数秒。
「始まったぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
ルールは単純。
■ ケーキ縛り
■ 制限時間90分
■ 何ピース食べられるか
それだけ。
その瞬間。
チノが、
真顔で聞く。
「……途中でしょっぱい物無しですか」
「無し!!」
「厳しいです」
爆笑。
――開戦。
スタート直後。
ちょこみんと、
即突撃。
「ショートケーキ!!
チョコ!!
いちご!!
モンブラン!!!」
「速いにゃ!?」
La lune bleue .が吹き出す。
その頃。
アオロビは、
かなり慎重だった。
「いや、
最初飛ばすと死ぬ」
「アオさん、
経験者ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その横で。
ローシャは、
かなり理性的だった。
「重い系は後半危険ね……」
完全に分析している。
その時。
ティラミスが、
静かに食べ続けていた。
「……」
「ティラさん、
無言で怖い」
アオロビが引く。
ペースが一定。
しかも止まらない。
その頃。
みるくは、
かなり苦戦していた。
「……甘いです」
「まだ開始十分にゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その横で。
ルクレティアは、
静かに紅茶を飲んでいた。
「ルクさん、
戦う気ある!?」
アオロビが笑う。
「あるわよ?」
静かな返答。
でも。
ペースが異常に上品だった。
ナイフ。
フォーク。
姿勢。
完全に優雅。
「大食い企画の食べ方じゃないにゃ」
――20分後。
■ 途中経過
- ちょこみんと:7
- ティラミス:6
- チノ:5
- La lune bleue .:5
- アオロビ:4
- ローシャ:4
- ぴたぽん:4
- ルクレティア:3
- みるく:2
「みんとさん、
飛ばしすぎぽん〜」
ぴたぽんが苦笑する。
「まだ行ける!!!」
ちょこみんと、
完全に元気だった。
その時。
チノが、
真顔で言った。
「……生クリーム、
重いです」
「ちーちゃん、
現実見始めたにゃ」
爆笑。
その頃。
La lune bleue .が、
静かに言う。
「にゃんころ、
限界近い」
「ネコさん早い!?」
アオロビが吹き出す。
「甘い物、
そんな連打する食べ物じゃないにゃ」
正論だった。
――40分後。
空気が変わる。
「……」
「……」
全員、
静かになっていた。
理由。
甘い。
とにかく甘い。
その時。
ローシャが、
静かに呟く。
「これ、
後半は精神戦ね……」
「ローシャさん、
目が戦士ぽん〜」
ぴたぽん笑う。
その頃。
ティラミスは、
まだ無表情で食べていた。
「……」
「ティラさん、
なんでそんな平然としてるの」
アオロビが引く。
「……慣れてる」
「何に」
爆笑。
その瞬間。
ちょこみんと、
止まる。
「……ぅ」
数秒。
「来たにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「みんとさん、
スタートダッシュ型ぽん〜」
「まだ……
いける……」
明らかに弱っていた。
――60分後。
■ 終盤戦
- ちょこみんと:10
- ティラミス:10
- チノ:8
- La lune bleue .:7
- ローシャ:7
- アオロビ:6
- ぴたぽん:6
- ルクレティア:5
- みるく:3
「ティラさん怖い」
アオロビ真顔。
「ペース落ちてないにゃ」
La lune bleue .も引いていた。
その頃。
ルクレティアは、
静かにフォークを置く。
「……満足したわ」
「ルクさん、
大食い向いてないぽん〜」
「最初から分かってた」
笑い声。
その横で。
みるくは、
完全に限界だった。
「……甘いです……」
「みるしゃん、
頑張ったにゃ」
――ラスト10分。
完全に死闘。
その時。
チノが、
真顔で追加を取りに行く。
「えっ」
アオロビ止まる。
「チノさん!?」
「まだ行けます」
「強いにゃーーー!?」
爆笑。
そして。
終了。
――結果発表。
■ 第1位
ティラミス:13ピース
「……」
「ティラさん怖い」
全員一致。
ティラミス、
静かに水を飲む。
「……普通」
「普通じゃないにゃ」
――第2位
ちょこみんと:11ピース
「あとちょっとだったのにーーー!!!」
「みんとさん、
途中で死んでたぽん〜」
――第3位
チノ:10ピース
「チノさん強っ!?」
アオロビ吹き出す。
「成長期です」
「万能ワードにゃ」
爆笑。
その頃。
La lune bleue .が、
かなりぐったりしていた。
「……もう、
しばらくケーキいいにゃ」
「ネコさん、
魂抜けてる」
笑い声。
その時。
ルクレティアが、
静かに紅茶を飲みながら言う。
「でも」
数秒。
「こういう馬鹿みたいな企画、
嫌いじゃないわ」
静かな返答。
その瞬間。
ちょこみんとが、
勢いよく立ち上がる。
「次回!!!」
「まだやるの!?」
アオロビ悲鳴。
「今度はパスタ大会!!!」
「地獄ぽん〜」
爆笑。
今日も。
Gleam Gardenの共有スペースでは。
甘すぎて、
少し騒がしい時間が流れていた。
Gleam Garden杯 大食い王決定戦・2回戦目
三日前。
“甘味地獄”が終わったばかりだった。
しかし。
「第二回やろう!!!」
ちょこみんとの、
その一言で。
再び戦いが始まった。
――場所。
ルクレティアの出身地方。
北側の、
雪と麺文化が強い地域。
そして会場は。
“お椀へ次々蕎麦を入れてくる”
あの有名店だった。
もちろん。
正式名称は誰も出さない。
「いや待って」
アオロビが、
店前で真顔になる。
「なんで三日後に第二回?」
「勢い!!」
ちょこみんと、
元気だった。
「みんとさん、
前回途中で死んでたにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その頃。
ルクレティアは、
少しだけ苦笑していた。
「……まぁ、
こっちなら甘くないものね」
静かな返答。
その時。
チノが、
真顔で聞く。
「ルクさん、
ここ来たことありますか」
数秒。
ルクレティア、
少し止まる。
「……観光客向けだから、
実はあまり」
「地元あるあるぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
「県民、
普通の蕎麦食べるにゃ」
「わんこ蕎麦って、
イベントなんだよねぇ」
アオロビも苦笑する。
――店内。
座敷。
店員。
大量の椀。
そして。
給仕さん。
完全に、
“戦場”だった。
その時。
店員さんが、
元気よく言う。
「はい、どんどん行きますからねー!」
数秒。
「圧が強いにゃ」
La lune bleue .が笑う。
ルール。
■ 椀を閉じたら終了
■ 食べた杯数で勝負
単純明快だった。
その瞬間。
ちょこみんとが、
勢いよく言った。
「今回は勝つ!!!」
「前回、
後半死んでたぽん〜」
「今回は塩気あるから!!」
「理論派にゃ」
爆笑。
――開戦。
「はいどんどん!」
「はいじゃんじゃん!」
椀。
椀。
椀。
無限に来る。
「速っ!?」
アオロビが吹き出す。
「待って待って!!」
その横で。
チノが、
かなり真面目だった。
「……効率が重要です」
「ちーちゃん、
競技として見始めたにゃ」
爆笑。
その頃。
ティラミスは。
「……」
無言。
ただ食べていた。
「またティラさん怖い」
アオロビが引く。
ペースが、
前回と同じだった。
止まらない。
その時。
ルクレティアが、
静かに蕎麦を食べる。
「……懐かしい味ね」
数秒。
「ルクさん、
地元補正ある?」
アオロビが聞く。
「普通の蕎麦は好きよ」
静かな返答。
「でも、
これはイベント寄りね」
「県民っぽいにゃ」
La lune bleue .が笑った。
――20分後。
■ 中間結果
- ティラミス:58杯
- ちょこみんと:51杯
- チノ:47杯
- ルクレティア:43杯
- La lune bleue .:39杯
- アオロビ:36杯
- ローシャ:35杯
- ぴたぽん:33杯
- みるく:21杯
「待って」
アオロビ、
かなり真顔。
「ティラさん、
怖いって」
「……まだ行ける」
「その顔で言うの怖いにゃ」
爆笑。
その頃。
みるくは、
かなり限界だった。
「……温かいです……」
「みるしゃん、
戦いじゃなくなってるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
ローシャが、
静かに分析していた。
「これ、
満腹よりペース崩れる方が危険ね」
「ロマンさん、
完全に競技者」
アオロビ吹き出す。
――後半戦。
「はいどんどん!」
「はいじゃんじゃん!」
完全に圧。
その時。
La lune bleue .が、
突然吹き出した。
「待ってにゃ」
「ん?」
「給仕さん、
完全にボス戦BGM側にゃ」
爆笑。
その頃。
ちょこみんとが、
かなり危険だった。
「……ぅ」
「みんとさん、
また飛ばしたぽん〜」
「まだ……
いける……」
前回と同じ流れだった。
――終盤。
■ 最終決戦
- ティラミス:92
- チノ:81
- ちょこみんと:78
- ルクレティア:74
- ローシャ:63
- アオロビ:60
- La lune bleue .:57
- ぴたぽん:55
- みるく:34
「ティラさん、
なんでそんな強いの」
アオロビ真顔。
「……分からない」
「本人も分かってないにゃ」
爆笑。
その時。
チノが、
真顔で追加を受け続ける。
「チノさん強っ!?」
「成長期です」
「またそれぽん〜!!」
笑い崩れるぴたぽん。
そして。
決着。
――結果発表。
■ 第1位
ティラミス:101杯
「三桁!?」
アオロビ絶叫。
「ティラさん、
もはや別ジャンルにゃ」
ティラミス、
静かにお茶を飲む。
「……美味しかった」
「余裕あるの怖い」
――第2位
チノ:89杯
「ちーちゃん化け物!?」
「成長期です」
「万能ワードすぎる」
爆笑。
――第3位
ちょこみんと:82杯
「前回より伸びた!!!」
「みんとさん、
学習したぽん〜」
その頃。
La lune bleue .は、
かなりぐったりしていた。
「……しばらく蕎麦いいにゃ」
「ネコさん、
魂抜けてる」
笑い声。
その時。
ルクレティアが、
静かにお茶を飲みながら言う。
「でも」
数秒。
「こういう馬鹿みたいな企画、
嫌いじゃないわ」
静かな返答。
その瞬間。
ちょこみんとが、
勢いよく立ち上がる。
「第三回!!!」
「まだやるの!?」
アオロビ悲鳴。
「次は焼肉!!!」
「地獄ぽん〜」
爆笑。
その頃。
店員さんが、
静かに呟いた。
「皆さん……
強いですねぇ……」
そして今日も。
Gleam Gardenは、
妙な方向で団結していた。
Gleam Garden杯 大食い王決定戦・3回戦目
翌日。
「なんでだよ」
アオロビ、
開幕から真顔だった。
昨日。
100杯超えの蕎麦戦争が終わったばかり。
なのに。
現在。
Gleam Gardenメンバーは、
“王様系焼肉食べ放題”の店へ来ていた。
もちろん、
正式名称は誰も言わない。
「いや、
昨日蕎麦100杯やったよね?」
「やった!!!」
ちょこみんと、
元気だった。
「なんで元気なのにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その頃。
チノが、
真顔でメニューを見ていた。
「肉です」
「知ってる」
アオロビ即答。
今回のルール。
■ 好きな物を注文OK
■ 焼いて食べる
■ カウントは“皿”
シンプル。
ただし。
この店。
一皿の量が、
地味に罠だった。
その時。
ルクレティアが、
静かにお茶を飲みながら言う。
「今回は、
ペース配分重要そうね」
「ルクさん、
完全に常連の視点にゃ」
La lune bleue .が笑う。
――開戦。
タッチパネル。
注文。
爆速到着。
「早っ!?」
アオロビが吹き出す。
「夢の国より速いにゃ」
その瞬間。
ちょこみんと、
即注文連打。
「カルビ!!
ハラミ!!
タン!!
あとデザート!!」
「デザート早いぽん〜!?」
ぴたぽん爆笑。
その頃。
ティラミスは、
静かに肉を焼いていた。
「……」
「ティラさん、
焼き奉行側?」
アオロビが聞く。
「……焦がしたくない」
真顔。
「こだわり強いにゃ」
その横で。
チノが、
かなり効率的だった。
焼く。
食べる。
次置く。
無駄が無い。
「ちーちゃん、
大会慣れしてきてない?」
「成長期です」
「万能ワードぽん〜!!」
笑い声。
――20分後。
テーブル。
完全に戦場。
皿。
皿。
皿。
肉。
煙。
「待って、
焼くの追いつかない」
アオロビが悲鳴を上げる。
「アオさん、
処理能力低いにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
その頃。
ローシャは、
かなり冷静だった。
「脂重いわね……」
静かな分析。
「途中でタン塩挟むと戻る」
「ローシャさん、
完全に攻略勢」
その時。
みるくが、
静かに聞く。
「……ご飯、
頼んじゃダメですか?」
数秒。
「罠にゃ」
La lune bleue .即答。
「米入れると終わるぽん〜」
ぴたぽんも頷く。
みるく、
少しだけ悲しそう。
「……焼肉には白米です」
「正論」
爆笑。
その頃。
ルクレティアは、
かなり落ち着いていた。
焼く。
食べる。
会話する。
ペース一定。
「ルクさん、
意外と強いね」
アオロビが驚く。
「肉は好きよ?」
静かな返答。
「ただ、
量より長く食べるタイプかな」
「大人の食べ方にゃ」
その瞬間。
ちょこみんと、
立ち上がる。
「追加ァ!!!」
「ちょこ姉、
まだ行くの!?」
アオロビが引く。
「カルビ五皿!!!」
「急に体育会系ぽん〜!!」
――40分後。
■ 中間結果
- ティラミス:28皿
- チノ:25皿
- ちょこみんと:24皿
- ルクレティア:20皿
- La lune bleue .:18皿
- ローシャ:17皿
- アオロビ:15皿
- ぴたぽん:14皿
- みるく:11皿
「ティラさん怖い」
アオロビ真顔。
「なんで昨日101杯やった翌日でこれなの」
「……肉は別腹」
「別腹の規模がデカいにゃ」
爆笑。
その頃。
La lune bleue .は、
既にかなり危険だった。
「……脂が来るにゃ」
「ネコしゃん、
牛カルビ行きすぎぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
チノが、
真顔で追加を押す。
「まだ行けます」
「ちーちゃん、
今回も化け物側」
――終盤。
完全に空気が変わる。
全員、
静か。
肉を焼く音だけ。
その時。
ローシャが、
ぽつり。
「これ、
後半メンタル戦ね……」
「前回も聞いたにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その頃。
みるくは、
完全に白米へ逃げていた。
「……美味しいです」
「みるしゃん、
勝負から降りたぽん〜」
――ラスト10分。
「追加ァ!!!」
「まだ行くの!?」
アオロビ悲鳴。
ちょこみんと、
最後の猛攻。
その横で。
ティラミス、
無言。
ただ食べている。
怖い。
そして。
終了。
――結果発表。
■ 第1位
ティラミス:41皿
「またティラさん!?」
アオロビ絶叫。
「ティラさん、
胃袋どうなってるにゃ」
ティラミス、
静かに水を飲む。
「……普通」
「普通じゃないぽん〜!!」
――第2位
チノ:38皿
「ちーちゃん強すぎ」
「成長期です」
「もう聞き飽きたにゃ」
爆笑。
――第3位
ちょこみんと:36皿
「肉は強い!!!」
「みんとさん、
最後の追い込み凄かったぽん〜」
その頃。
アオロビは、
かなり死んでいた。
「……もう焼肉見たくない」
「絶対また来るにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その時。
ルクレティアが、
静かにお茶を飲みながら言う。
「でも」
数秒。
「焼肉は、
皆で食べるのが楽しいわね」
静かな返答。
その瞬間。
ちょこみんとが、
勢いよく立ち上がる。
「第4回!!!」
「まだやるの!?」
アオロビ悲鳴。
「次は寿司!!!」
「地獄は続くぽん〜」
爆笑。
今日も。
Gleam Gardenは、
妙な方向で仲良しだった。
Gleam Garden杯 大食い王決定戦・4回戦目
一週間後。
「もう嫌な予感しかしない」
アオロビ、
開幕から真顔だった。
理由。
前回。
焼肉地獄。
さらにその前。
蕎麦地獄。
さらにその前。
ケーキ地獄。
結果。
■ 数名、胃を壊した
「若干リアルなダメージあったにゃ」
La lune bleue .が苦笑する。
その頃。
ルクレティアが、
静かにお茶を飲んでいた。
「だから、
一週間空けたでしょう?」
「ルクさん、
割と普通に参加してた側だからね?」
アオロビが吹き出す。
現在。
Gleam Gardenメンバーは、
某回転寿司チェーンへ来ていた。
もちろん、
正式名称は伏せる。
でも、
みんな分かる。
あの青い寿司屋だった。
「今回は平和ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「寿司なら軽いにゃ」
その瞬間。
チノが、
真顔で言った。
「それ、
前回も聞きました」
数秒。
「確かに」
爆笑。
今回のルール。
■ 皿の数で勝負
■ サイドメニューは“一品=一皿”
シンプル。
ただし。
油断すると。
米が来る。
――開戦。
「注文したよーーー!!!」
ちょこみんと、
開幕から飛ばす。
「サーモン!!
えび!!
まぐろ!!
ポテト!!」
「ポテト!?」
アオロビ吹き出す。
「寿司屋でポテト頼む人にゃ」
La lune bleue .が笑った。
その頃。
ローシャは、
かなり冷静だった。
「米がある分、
ペース配分重要ね」
「ロマンさん、
もう完全に競技者ぽん〜」
ぴたぽん苦笑。
その時。
ティラミスは。
「……」
静かに、
まぐろを食べ続けていた。
「ティラさん、
寿司だと地味に怖い」
アオロビが引く。
「……魚、
好き」
「なるほどにゃ」
その横で。
チノが、
真顔で注文していた。
「えんがわ」
「サーモン」
「茶碗蒸し」
「ちーちゃん、
渋い」
「成長期です」
「もう万能すぎるぽん〜!!」
爆笑。
――20分後。
テーブル。
皿。
皿。
皿。
完全に積み上がっていた。
「寿司って、
地味に来る」
アオロビが真顔になる。
「米にゃ」
La lune bleue .が頷く。
その頃。
みるくは、
かなり平和だった。
「……おいしいです」
静かな声。
「みるしゃん、
大会というより普通に楽しんでるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
ルクレティアが、
静かに言った。
「寿司は、
ゆっくり食べたいわね」
「ルクさん、
今回かなり大人側」
アオロビが笑う。
「お茶飲みながら食べるの好き」
静かな返答。
「あと、
炙り系好きにゃ?」
La lune bleue .が聞く。
「好きよ」
「ちょっと分かる」
――40分後。
■ 中間結果
- ティラミス:31皿
- チノ:29皿
- ちょこみんと:28皿
- La lune bleue .:24皿
- ルクレティア:23皿
- ローシャ:22皿
- アオロビ:20皿
- ぴたぽん:18皿
- みるく:15皿
「待って」
アオロビ、
かなり真顔。
「ティラさん、
魚でも強いの?」
「……別腹」
「全部別腹にゃ」
爆笑。
その頃。
ちょこみんとは、
かなり危険だった。
「……ぅ」
「みんとさん、
また飛ばしたぽん〜」
「でもデザートは行ける!!」
「寿司屋でケーキ行く人にゃ」
La lune bleue .が肩を震わせた。
その時。
チノが、
真顔で追加する。
「ラーメン」
数秒。
「待って」
アオロビ止まる。
「ちーちゃん、
今ラーメン頼んだ?」
「サイドメニューは一皿です」
「ルール理解度高いにゃーーー!!」
爆笑。
――終盤。
完全に静かだった。
皿だけ増えていく。
その時。
ローシャが、
ぽつり。
「寿司って、
気づいたら食べてるわね……」
「ローシャさん、
危険領域ぽん〜」
ぴたぽん笑う。
その頃。
La lune bleue .は、
かなり限界だった。
「……米が重いにゃ」
「ネコさん、
後半露骨に減速してる」
アオロビ吹き出す。
――ラスト10分。
「追加ァ!!!」
「まだ行くの!?」
アオロビ悲鳴。
ちょこみんと、
最後の猛攻。
その横で。
ティラミス、
無言。
ただ寿司を食べている。
怖い。
そして。
終了。
――結果発表。
■ 第1位
ティラミス:46皿
「またティラさん!?」
アオロビ絶叫。
「ティラさん、
寿司でも強いにゃ」
ティラミス、
静かにお茶を飲む。
「……美味しかった」
「余裕あるぽん〜!!」
――第2位
チノ:43皿
「ちーちゃんまた強い!!」
「成長期です」
「もうそれで押し切る気にゃ」
爆笑。
――第3位
ちょこみんと:39皿
「寿司は強かった!!!」
「でも途中でデザート挟んだぽん〜」
その頃。
アオロビは、
かなり死んでいた。
「……もう米見たくない」
「来週またやるにゃ?」
La lune bleue .がニヤッと笑う。
「やめろ!!!」
爆笑。
その時。
ルクレティアが、
静かにお茶を飲みながら言った。
「でも」
数秒。
「こういう馬鹿な事を、
皆でやってる時間は好きよ」
静かな返答。
その瞬間。
ちょこみんとが、
勢いよく立ち上がる。
「第5回!!!」
「まだやるの!?」
アオロビ悲鳴。
「次は――」
数秒。
全員、
少し身構える。
そして。
「……しばらく休もうか」
ルクレティア、
真顔だった。
数秒静止。
その後。
爆笑が起きた。
今日も。
Gleam Gardenは、
妙な方向で仲良しだった。
Gleam Garden杯 コーディネート王決定戦
昼。
共有ルーム。
今日はかなり平和だった。
――のはずだった。
その時。
ちょこみんとが、
突然立ち上がる。
「開催します!!!」
数秒。
「嫌な予感にゃ」
La lune bleue .が苦笑する。
「Gleam Garden杯!!
コーディネート王決定戦!!!」
「また始まったぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その頃。
アオロビが、
嫌な顔をしていた。
「……ルールは?」
ちょこみんと、
ニヤッと笑う。
「テーマを決めます!!!」
「うん」
「一人をモデルにします!!!」
「うん」
「残り全員で、
その人のコーデ組みます!!!」
数秒。
「嫌な予感しかしない」
アオロビ真顔。
その瞬間。
ちょこみんとが、
勢いよく指を差す。
「第一回モデル!!
あおちー!!!」
「なんでぇ!?」
爆笑。
――数十分後。
会場。
服。
アクセ。
靴。
完全に、
ファッション地獄だった。
アオロビは、
既に諦め顔だった。
「なんで私が着せ替え人形側なの」
「小柄で着せ替えしやすいにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「あと反応面白いぽん〜」
ぴたぽん追撃。
今回のテーマ。
■ 『夏の夜デートコーデ』
数秒。
「急に難易度高い」
アオロビ真顔。
その時。
ルクレティアが、
静かに言う。
「それぞれ個性出そうね」
「絶対出るにゃ」
――トップバッター。
■ ちょこみんと案
数分後。
「完成ーーー!!!」
アオロビ登場。
白×ミント系。
パーカー。
ショートパンツ。
キャップ。
スニーカー。
かなり“元気系夏コーデ”だった。
「おぉ」
「みんとさんっぽいにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「テーマ、
夜デートだよね?」
アオロビが聞く。
「いっぱい歩ける!!!」
「機能性だったぽん〜」
爆笑。
その頃。
ローシャが、
静かに言う。
「でもアオロビらしさはあるわね」
数秒。
「確かに」
かなり好評だった。
――次。
■ La lune bleue .案
「にゃふふ」
数十分後。
アオロビ再登場。
黒。
細身。
青ネオン系アクセ。
薄手ジャケット。
かなり夜街寄り。
「うわ、
急にMidnight Signal」
ちょこみんとが吹き出す。
「ネコさん、
趣味全開」
「夜景歩きたいにゃ」
La lune bleue .満足そう。
その頃。
アオロビ、
鏡を見ながら苦笑する。
「……なんか、
夜中に車乗ってそう」
「FDの助手席ぽん〜」
爆笑。
――次。
■ ローシャ案
「シンプルに行くわ」
数分後。
アオロビ再登場。
白シャツ。
ベージュ系ロング。
細アクセ。
落ち着いた色。
「うわぁ、
ローシャさん感ある」
「大人っぽいにゃ」
La lune bleue .も頷く。
「ちゃんと似合うの腹立つ」
アオロビ苦笑。
その時。
ローシャが、
静かに言う。
「アオロビ、
元気系も似合うけど」
数秒。
「静かな服も結構似合うのよ」
その空気に、
少しだけ全員頷いた。
――次。
■ ぴたぽん案
「可愛くするぽん〜」
数分後。
アオロビ再登場。
ゆるカーディガン。
柔らか色。
小物多め。
かなり“優しい彼女感”だった。
「強い」
ちょこみんと即答。
「ぴたさん、
こういうの上手いにゃ」
La lune bleue .も笑う。
その頃。
アオロビが、
少し照れる。
「……なんか、
恥ずかしい」
「照れてるぽん〜」
爆笑。
――次。
■ チノ案
数十分後。
「完成しました」
真顔。
アオロビ再登場。
黒×白。
シンプル。
でも妙にまとまってる。
「えっ、
ちーちゃん強くない?」
アオロビ驚く。
「無駄減らしました」
真顔。
「ちーちゃん、
センス実用寄りにゃ」
「あと、
普通にオシャレぽん〜」
その時。
チノが、
真顔で言った。
「アオおねぇちゃん、
動きやすそうです」
「そこ基準なんだ」
爆笑。
――そして。
最後。
■ ルクレティア案
数十分後。
「……」
アオロビ、
再登場。
青×白。
綺麗め。
落ち着き。
少し上品。
でも重すぎない。
「うわ」
数秒。
空気が止まる。
「ルクさん、
強いにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「完成度高いぽん〜」
ぴたぽんも頷く。
その頃。
アオロビが、
鏡を見る。
「……なんか、
めちゃくちゃちゃんとして見える」
「アオさん、
急に知的側」
「ルクさん、
素材活かすの上手い」
ローシャも笑った。
その時。
ちょこみんとが、
勢いよく言う。
「結果発表ーーー!!!」
数秒。
かなり揉めた。
- 元気系派
- 夜街派
- 大人系派
- 可愛い派
- 実用派
全員バラバラ。
その頃。
ティラミスが、
ぽつり。
「……全部似合ってた」
数秒。
「ティラさん、
優しいにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その時。
ちょこみんとが、
急に言った。
「じゃあ次!!」
「ん?」
「次の着せ替え人形、
ネコちゃん!!!」
数秒。
La lune bleue .、
止まる。
「……にゃ?」
全員、
ニヤッと笑った。
今日も。
Gleam Gardenの共有ルームには。
穏やかで、
かなり騒がしい時間が流れていた。
コラボカフェ(全2話)
第1話 ― 開店、Gleam Garden Café ―
朝。
駅前。
今日はかなり異様だった。
理由。
某・緑色の有名コーヒーチェーン。
その一店舗が。
期間限定で:
■ Gleam Gardenコラボ店舗
になっていたからだ。
もちろん、
正式名称は出さない。
でも。
誰でも分かる。
「あのコーヒー屋さんだ……」
アオロビが、
店前を見上げる。
ガラス。
木目。
落ち着いた照明。
そして。
入口横。
■ 『Gleam Garden Collaboration』
大きな看板。
「うわぁぁぁ!!!」
ちょこみんと、
既にテンション最大。
「みんとさん、
朝から元気すぎるにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
今回。
ただのコラボではない。
なんと。
■ メンバー本人が店員として接客
する。
かなり危険な企画だった。
「いや待って」
アオロビ、
真顔になる。
「本当に接客するの?」
「するぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「ルクさん、
なんで通したの」
その時。
ルクレティアが、
静かに答える。
「面白そうだったから」
「出た」
爆笑。
――店内。
完全に、
Gleam Garden空間だった。
- 店内BGMは楽曲アレンジ
- 壁にビジュアル
- 季節曲イメージ装飾
- 夜側エリアはMidnight Signal風
- 春側はCherry Blossom
- 夏側はHydrangea Candy
かなり本気。
「すご……」
みるくが、
小さく声を漏らす。
その時。
店内スピーカーから、
柔らかく流れる。
♪ Cherry Blossom
ピアノ。
ギター。
柔らかいボーカル。
「店内BGMになると、
また空気違うにゃ」
La lune bleue .が笑った。
その頃。
ちょこみんとは、
既に制服を着ていた。
エプロン。
キャップ。
かなり似合う。
「見て!!」
「みんとさん、
完全に店員ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その横で。
チノも制服姿だった。
かなり真顔。
「……働きます」
「チノさん、
普通に有能そう」
アオロビ吹き出す。
――そして。
今回の最大企画。
■ メンバー考案オリジナルメニュー
が、
販売されていた。
■ ちょこみんと案
『Mint Blossom Cream』
ミント×さくら×ホワイトチョコ。
かなり甘い。
「映え重視にゃ」
La lune bleue .が笑う。
■ アオロビ案
『Midnight Signal Latte』
深煎り。
少しビター。
青いシロップが夜空みたい。
「完全に夜ドライブ」
ローシャ苦笑。
■ ローシャ案
『Bar Lumière Mocha』
チョコ×ビター×少し大人味。
「ロマンさん、
店の空気変えるぽん〜」
■ ティラミス案
『Dolce Violet』
紫ベリー系。
静かに甘い。
見た目かなり綺麗。
「ティラさん、
急にオシャレ」
■ La lune bleue .案
『Moonlight Black Tea』
夜イメージ。
柑橘系。
後味が静か。
「ネコさん、
雰囲気全振りにゃ」
■ みるく案
『Morning Curtain Milk』
優しい甘さ。
白系。
かなり落ち着く。
「みるしゃん、
安心感ぽん〜」
■ ぴたぽん案
『Muguet Honey Tea』
はちみつ。
柔らかい紅茶。
かなり癒し系。
■ チノ案
『Black Cat Cocoa』
黒ココア。
少し苦め。
猫マシュマロ入り。
「ちーちゃん、
意外と可愛い」
■ ルクレティア案
『Azure Crown』
青×白。
上品。
紅茶ベース。
かなり綺麗。
「ルクさん、
ホテルラウンジ側」
アオロビが笑った。
――開店。
「いらっしゃいませー!!」
ちょこみんと、
元気全開。
その横で。
チノは、
かなり完璧だった。
「ご注文お伺いします」
「ちーちゃん、
普通にプロ」
アオロビが引く。
その頃。
みるくは、
少し緊張していた。
「……あ、
ありがとうございます」
静かな接客。
でも。
かなり丁寧。
「みるしゃん、
癒し空間ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
店内BGMが変わる。
♪ Midnight Signal
夜っぽいシンセ。
静かなビート。
少し大人な空気。
その瞬間。
La lune bleue .が、
小さく笑った。
「……夜エリア、
雰囲気強いにゃ」
青い照明。
黒基調。
かなりMidnight Signalだった。
その頃。
アオロビは、
コーヒーを運びながら苦笑する。
「なんか……
普通にカフェやってる」
「今さらぽん〜?」
ぴたぽん笑う。
その時。
ルクレティアが、
店内を見回す。
笑ってる人。
写真撮る人。
曲を聴いてる人。
ゆっくり過ごしてる人。
そして。
Gleam Gardenメンバー達。
少し騒がしくて。
でも。
どこか心地いい空間。
その時。
ルクレティアは、
小さく笑った。
「……悪くないわね」
窓の外。
朝の光。
そして。
Gleam Garden Caféは。
ゆっくり、
賑わい始めていた。
第2話 ― 閉店後、灯りの残るカフェで ―
夕方。
Gleam Garden Café。
店内は、
かなり賑わっていた。
「Midnight Signal Latte二つお願いしまーす!」
「はーい!!」
ちょこみんと、
完全に店員モード。
その横で。
チノは、
相変わらず完璧だった。
「こちら、
Moonlight Black Teaです」
静か。
丁寧。
無駄が無い。
「ちーちゃん、
普通に本職側にゃ」
La lune bleue .が笑う。
その頃。
みるくは、
少しずつ慣れてきていた。
「……こちら、
Morning Curtain Milkです」
柔らかい接客。
声まで、
店の空気に合っていた。
「みるしゃん、
癒し空間ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
店内BGMが変わる。
♪ Casablanca Snow
静かなベース。
夜っぽいピアノ。
少し大人な空気。
その瞬間。
店の空気が、
少し落ち着く。
「……この曲、
カフェだと強いわね」
ローシャが、
少しだけ笑った。
自分の曲なのに。
いつもと、
違って聞こえる。
その頃。
アオロビは、
かなり忙しかった。
「うわっ、
ラテアート失敗した!!」
「アオさん、
慌てすぎにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
「コーヒー難しいんだって!」
その横で。
ルクレティアは、
かなり自然だった。
オーダー確認。
席案内。
フォロー。
全部滑らか。
「ルクさん、
接客強いねぇ」
アオロビが驚く。
「人を見る仕事は嫌いじゃないわ」
静かな返答。
「あと、
困ってる人分かりやすい」
数秒。
「ルクさん、
やっぱ保護者側にゃ」
笑い声。
――そして。
夜。
閉店前。
店内の人も、
少しずつ減っていく。
照明が落ちる。
静かな音楽。
外の夜景。
かなり、
良い空気だった。
その頃。
La lune bleue .が、
窓際席を見ながらぽつり。
「……夜、
かなり良いにゃ」
青い照明。
静かなBGM。
コーヒーの香り。
完全に、
Midnight Signal空間だった。
その時。
ティラミスが、
静かに店内を見回す。
「……落ち着く」
数秒。
「ティラさん、
かなり馴染んでるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その横で。
チノが、
真顔で言った。
「……閉店作業、
好きです」
「分かるにゃ」
La lune bleue .も頷く。
「静かな感じ良い」
その頃。
ちょこみんとは、
かなり疲れていた。
「……足いたい」
数秒。
「みんとさん、
今日はしゃぎすぎぽん〜」
「でも楽しかった!!」
即復活。
「回復早いにゃ」
爆笑。
その時。
店内BGMが、
静かに変わる。
♪ Wisteria Dream
ピアノ。
夜。
柔らかい余韻。
その空気に。
みんな、
少しだけ静かになる。
窓の外。
夜の街。
店内の灯り。
コーヒーの香り。
まるで。
本当に、
どこかのカフェみたいだった。
その時。
アオロビが、
ぽつり。
「……なんかさ」
「ん?」
「普通にまたやりたいかも」
数秒。
その言葉に。
みんな、
少し笑う。
「分かるぽん〜」
ぴたぽんが頷く。
「こういう空間、
落ち着くにゃ」
La lune bleue .も笑った。
その頃。
ローシャが、
静かにカップを置く。
「音楽って、
ライブだけじゃないのね」
静かな声。
「こうやって、
空間に溶けるのも良いわ」
数秒。
ルクレティアも、
小さく笑う。
「ええ」
「“居場所”になる感じね」
その時。
ちょこみんとが、
急に立ち上がる。
「じゃあ次!!!」
「ん?」
「今度は――」
数秒。
「Gleam Gardenレストラン!!!」
「規模がデカくなったにゃ」
La lune bleue .吹き出す。
「絶対厨房崩壊するぽん〜」
爆笑。
その頃。
店の外では。
コラボ終了を惜しむように、
何人かが写真を撮っていた。
窓の中。
笑い声。
音楽。
柔らかい灯り。
そして。
Gleam Garden Café最後の夜は。
少し名残惜しく、
ゆっくり更けていった。
コラボレストラン(全4話+おまけ)
第1話 ― コラボ最終週、開店前 ―
一週間前。
コラボカフェ終了直後。
「次はレストラン!!!」
ちょこみんとの、
その一言。
本当に。
通ってしまった。
――現在。
某・安くて有名な、
イタリアン系ファミレスチェーン。
もちろん正式名称は伏せる。
でも。
赤と緑を見ると、
みんな察する。
その店舗が。
■ 『Gleam Garden Restaurant』
になっていた。
「なんで実現するの」
アオロビ、
店前で真顔。
入口には:
- メンバー巨大パネル
- コラボメニュー看板
- 楽曲ポスター
- 限定ノベルティ告知
かなり本気だった。
その頃。
ちょこみんとは、
既にテンション最大。
「うわぁぁぁ!!
本当にレストランになってる!!!」
「みんとさん、
言霊強すぎるにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
今回の企画。
基本はカフェと同じ。
■ メンバー本人が接客
■ コラボ限定メニュー販売
■ 店内BGMがGleam Garden仕様
しかし。
今回は追加で:
■ 来店特典
■ メンバー人気投票
という、
かなり危険な企画が増えていた。
「人気投票!?」
アオロビが止まる。
「なんでそんな危険なの通したの」
その時。
ルクレティアが、
静かに答える。
「店側提案よ」
「止めなかったの!?」
「面白そうだったから」
「またそれ!!」
爆笑。
――店内。
完全に、
Gleam Garden仕様だった。
- 春エリア
- 夜エリア
- 夏エリア
- Bar Lumière風席
まである。
「ガチすぎるにゃ」
La lune bleue .が苦笑する。
その頃。
店内BGMでは:
♪ Daisy Picnic
明るいギター。
軽快なドラム。
完全に昼ファミレス空間。
「この曲、
レストランだと強いぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
――そして。
コラボメニュー。
■ ちょこみんと案
『Sunflower Party ミックスグリル』
唐辛子入り。
ちょっと辛い。
でも楽しそう。
「みんとさん、
味まで元気」
■ アオロビ案
『Midnight Signal 黒胡椒パスタ』
夜系。
黒胡椒。
ベーコン。
少し大人味。
「完全に夜ドライブ飯にゃ」
■ ローシャ案
『Bar Lumière 赤ワイン煮込み』
ちょっと高級寄り。
かなり本格派。
「ローシャさん、
急にレストラン格上げするぽん〜」
■ ティラミス案
『Dolce Funeral 紫芋ティラミス』
名前が若干危ない。
でもめちゃくちゃ美味しい。
「ティラさん、
ネーミング不穏」
■ La lune bleue .案
『Moonlight 海老クリームドリア』
夜イメージ。
見た目かなり綺麗。
「ネコさん、
ドリア似合うなぁ」
■ みるく案
『Morning Curtain ホワイトスープパスタ』
優しい味。
かなり落ち着く。
「みるしゃん、
癒し系ぽん〜」
■ ぴたぽん案
『Muguet ハニーピザ』
甘じょっぱい。
みんなで食べる系。
■ チノ案
『Black Cat ブラックカレー』
見た目真っ黒。
でも美味しい。
猫型チーズ付き。
「チノさん、
地味に人気出そう」
■ ルクレティア案
『Azure Crown シーフードリゾット』
青白テーマ。
かなり上品。
「ルクさん、
ホテルレストラン側」
アオロビが笑った。
――そして。
来店特典。
■ 限定コースター
■ ミニカード
■ ランダムメッセージペーパー
当然。
争奪戦だった。
「コンプ勢が怖いにゃ」
La lune bleue .が苦笑する。
その頃。
店内奥。
最も危険なコーナー。
■ 『Gleam Garden 人気投票』
大きなボード。
名前。
投票シール。
完全に危険。
「やめようよこれぇ!?」
アオロビ悲鳴。
「えっ、
私勝ちたい!!」
ちょこみんと、
既にやる気。
「みんとさん、
アイドル適性高すぎるにゃ」
その時。
チノが、
真顔で聞く。
「優勝したらどうなるんですか」
数秒。
「……特に無いわね」
ルクレティア静か。
「平和だったぽん〜」
爆笑。
――そして。
開店。
「いらっしゃいませーーー!!!」
ちょこみんと、
完全に元気店員。
その横で。
チノは、
相変わらず完璧だった。
「こちら、
限定コースターです」
静か。
丁寧。
無駄が無い。
「ちーちゃん、
普通に社員側にゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その頃。
アオロビは、
パスタを運びながら苦笑する。
「なんか……
本当にレストランになってる」
その時。
店内BGMが変わる。
♪ Midnight Signal
夜っぽいシンセ。
静かなビート。
少し大人な空気。
その瞬間。
店の雰囲気が、
少しだけ変わる。
窓の外。
夕方の街。
そして。
Gleam Garden Restaurant、
コラボ最終週。
最後の二日間が、
ゆっくり始まっていた。
第2話 ― 人気投票、大荒れ ―
昼過ぎ。
Gleam Garden Restaurant。
店内は、
完全に賑わっていた。
「いらっしゃいませー!!」
ちょこみんと、
今日も全力。
その横で。
チノは、
相変わらず静かだった。
「こちら、
限定コースターです」
丁寧。
完璧。
「ちーちゃん、
もう普通に店員にゃ」
La lune bleue .が笑う。
その頃。
アオロビは、
パスタを運びながら苦笑していた。
「いや、
忙しいってこれ」
「アオさん、
顔死んでるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
店内BGMが変わる。
♪ Hydrangea Candy
明るい。
速い。
ちょっと電波。
その瞬間。
店内空気まで、
少し元気になる。
「この曲、
ファミレスで流れると強いにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その頃。
人気投票コーナー。
既に、
かなり危険だった。
投票シール。
メンバー名。
順位表。
――揉めていた。
「待って待って!!」
アオロビ、
ボード前で止まる。
「なんでちょこ姉こんな強いの」
数秒。
現在順位。
■ 1位:ちょこみんと
■ 2位:ルクレティア
■ 3位:チノ
「やったぁぁぁ!!!」
ちょこみんと、
大喜び。
「みんとさん、
強すぎるにゃ」
La lune bleue .が苦笑する。
その頃。
チノは、
かなり真顔だった。
「……なぜ三位」
「ちーちゃん、
静かな人気あるぽん〜」
ぴたぽん笑う。
その時。
ローシャが、
静かにボードを見る。
「ルクさん、
地味に強いわね」
数秒。
ルクレティア、
少し困る。
「別に競ってないのだけれど」
「ルクさん、
そういう所にゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
――そして。
問題発生。
「ネコさん見て!!!」
アオロビが、
笑いを堪えていた。
数秒。
La lune bleue .、
ボードを見る。
■ コメント欄
『Midnight Signal組最高』
『夜ドライブしたい』
『FD乗ってそう』
「なんで車の話増えてるにゃ」
爆笑。
その頃。
アオロビ側にも:
『助手席感ある』
『夜コンビ強い』
『黒胡椒パスタ美味しかった』
「なんなのこの空間」
アオロビ吹き出す。
その時。
ちょこみんと側。
『元気もらえる』
『接客かわいかった』
『Sunflower Partyグリル辛うま』
「勝った!!!」
「みんとさん、
完全に現場強いタイプぽん〜」
その頃。
みるくの所には:
『癒された』
『スープパスタ落ち着く』
『声が優しい』
みるく、
かなり照れていた。
「……なんか、
恥ずかしいです」
「みるしゃん、
こういうの強いにゃ」
――夕方。
店内。
かなり混み始める。
その時。
事件発生。
「……ぁ」
ちょこみんと、
止まる。
数秒。
「ちょこ姉?」
アオロビが見る。
「限定コースター、
無くなった!!!」
静止。
「早いにゃーーー!?」
La lune bleue .絶叫。
「まだ今日半分ぽん〜!?」
ぴたぽんも驚く。
その頃。
チノが、
静かに裏を見る。
「……追加あります」
数秒。
「ちーちゃん神!!!」
爆笑。
その時。
ルクレティアが、
小さく息を吐く。
「予備作っておいて正解だったわね」
「ルクさん、
完全に保護者」
アオロビ苦笑。
――夜。
店内照明が、
少し暗くなる。
BGMも変わる。
♪ Midnight Draft
夜っぽい。
少し大人。
静かな夏。
その空気に。
店の雰囲気が、
一気に変わる。
その頃。
La lune bleue .が、
窓際を見る。
夜の街。
店の灯り。
静かな音楽。
「……夜側、
かなり良いにゃ」
ぽつり。
その横で。
ローシャも、
小さく笑った。
「昼と空気変わるわね」
静かな返答。
その時。
人気投票ボード前。
また騒ぎが起きる。
「待って!!」
アオロビ、
吹き出す。
「なんでティラさん、
急に伸びてるの」
数秒。
■ コメント欄
『静かな美人』
『紫芋ティラミス美味しい』
『無表情接客逆に刺さる』
「刺さるんだ……」
アオロビ困惑。
その頃。
ティラミス本人は。
「……?」
意味が分かっていなかった。
「ティラさん、
天然人気ぽん〜」
――閉店前。
順位。
■ 1位:ちょこみんと
■ 2位:ルクレティア
■ 3位:ティラミス
■ 4位:チノ
「ティラさん来たにゃーーー!?」
La lune bleue .吹き出す。
その時。
ちょこみんとが、
ニヤッと笑う。
「ふふふ」
「何」
「このまま優勝する!!!」
数秒。
ルクレティアが、
静かに言った。
「ちょこちゃん」
「ん?」
「まだ最終日残ってるわよ?」
数秒。
ちょこみんと、
固まる。
「……ハッ」
「急に不安になるタイプにゃ」
爆笑。
その頃。
店の外。
夜の街。
窓越しの灯り。
音楽。
笑い声。
そして。
Gleam Garden Restaurant、
最終日へ向けて。
静かに、
熱を帯び始めていた。
第3話 ― 最終日前夜、逆転の気配 ―
夜。
Gleam Garden Restaurant。
コラボ終了まで、
残りあと一日。
店内は、
むしろ初日以上に混んでいた。
「いらっしゃいませーーー!!!」
ちょこみんと、
相変わらず元気全開。
しかし。
今日は少し違った。
理由。
■ 人気投票
である。
現在順位。
■ 1位:ちょこみんと
■ 2位:ルクレティア
■ 3位:ティラミス
■ 4位:チノ
かなり接戦。
「なんでティラさんこんな伸びたの」
アオロビが真顔。
その頃。
ティラミス本人は。
「……?」
意味が分かっていなかった。
「天然強いにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
――開店直後。
事件。
「ティラミスさん居ますか!?」
数秒。
「ファンだにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その頃。
ティラミス、
静かに出てくる。
「……はい」
静か。
無表情。
でも。
妙に雰囲気がある。
その瞬間。
お客さん側、
かなり喜ぶ。
「うわ本物だ……」
「紫芋ティラミス美味しかったです!」
「……ありがとう」
静かな返答。
数秒。
「ティラさん、
接客が逆に刺さってるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その頃。
人気投票ボード。
またコメントが増えていた。
『静かな接客落ち着く』
『夜カフェみたい』
『紫のメニュー映える』
「完全に雰囲気票にゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その時。
ちょこみんとが、
かなり焦る。
「待って待って!!
てぃらみの追い上げ怖い!!」
「みんとさん、
アイドル脳ぽん〜」
爆笑。
――昼。
店内大混雑。
完全に戦場だった。
「パスタお願いしまーす!」
「ハニーピザ上がりましたー!」
「コースター追加持ってきます!!」
大忙し。
その頃。
チノが、
静かに無双していた。
案内。
配膳。
補充。
全部速い。
「チノさん、
なんでそんな働けるの」
アオロビが引く。
「効率です」
真顔。
「社員側にゃ」
その時。
人気投票。
また動く。
■ 1位:ちょこみんと
■ 2位:ティラミス
■ 3位:ルクレティア
「えぇぇぇ!?」
アオロビ吹き出す。
「ルクさん抜いた!?」
数秒。
ルクレティア、
静かにボードを見る。
「……人気ね、ティラちゃん」
「ルクさん余裕すぎるにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その頃。
ちょこみんとは、
完全に危機感を持っていた。
「ダメだ!!」
「何が」
「接客力で勝負する!!!」
「今まで何だったにゃ」
爆笑。
その瞬間。
ちょこみんと、
接客覚醒。
「ありがとうございます!!」
「ごゆっくりどうぞ!!」
「写真撮りますか!?」
「みんとさん、
急にプロ意識高いぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その頃。
アオロビは、
かなり疲れていた。
「なんで人気投票で戦ってんの私達」
「店側が悪いにゃ」
正論。
――夕方。
BGM。
♪ Twilight Lantern
夕暮れ。
少し切ない。
夏祭りっぽい空気。
店内の照明も、
少し暖色寄りになる。
その瞬間。
空気が変わる。
「……この時間、
かなり好き」
みるくが、
小さく言った。
窓の外。
夕焼け。
店内の灯り。
柔らかい音楽。
完全に、
“居たくなるファミレス”だった。
その頃。
ローシャが、
静かに言う。
「音楽で空気変わるの、
面白いわね」
静かな返答。
「昼は賑やか」
「夜は落ち着く」
「Gleam Gardenそのものにゃ」
La lune bleue .も笑った。
――そして。
閉店直前。
人気投票最終確認。
■ 1位:ちょこみんと
■ 2位:ティラミス
■ 3位:ルクレティア
■ 4位:チノ
■ 5位:La lune bleue .
「ネコさん五位!?」
アオロビ吹き出す。
「夜勢は票割れるにゃ……」
La lune bleue .、
ちょっと悔しそう。
その時。
コメント欄。
『Moonlightドリア美味しかった』
『ネコちゃん接客距離感ちょうど良い』
『夜の雰囲気似合う』
数秒。
La lune bleue .、
少し止まる。
「……悪くないにゃ」
「ネコさん、
ちょろいぽん〜」
爆笑。
その頃。
ちょこみんとは、
ボード前で震えていた。
「最終日……」
「うん」
「絶対勝つ!!!」
「急にジャンプ主人公にゃ」
その瞬間。
ティラミスが、
静かに言った。
「……別に、
勝たなくても」
数秒。
ちょこみんと、
止まる。
そして。
「てぃらみがそういう事言うと怖い!!!」
爆笑。
窓の外。
夜の街。
店内の灯り。
そして。
Gleam Garden Restaurant、
コラボ最終日。
最後の一日が、
静かに近づいていた。
第4話 ― 最終日、結果発表 ―
最終日。
朝。
Gleam Garden Restaurant前。
既に、
人が並んでいた。
「待って」
アオロビ、
店前で止まる。
「なんで最終日で人増えてるの」
「口コミ広がったにゃ」
La lune bleue .が苦笑する。
入口には:
■ 『本日最終日』
の文字。
限定コースター。
限定メニュー。
人気投票。
全部、
今日で終わる。
その頃。
ちょこみんとは、
完全に気合い入っていた。
「今日勝つ!!!」
「まだ言ってるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
ルクレティアが、
静かに言った。
「ちょこちゃん」
「ん?」
「今日は楽しみなさい」
数秒。
「……うん!!」
珍しく、
ちょこみんと素直だった。
――開店。
「いらっしゃいませーーー!!!」
店内、
一気に賑わう。
BGM。
♪ Sunflower Party
明るい。
楽しい。
完全に、
最終日のお祭り空間だった。
その頃。
人気投票ボード前。
かなり人が集まっていた。
「うわ、
本当に投票してる」
アオロビ苦笑。
コメント欄。
もう、
かなりカオス。
『みんとさん元気もらえる』
『ティラミスさん静かで好き』
『ルクさんの接客落ち着く』
『チノちゃん働きすぎ』
『ネコちゃん夜似合いすぎ』
『アオロビさん普通に店員うまい』
『ローシャさん説明丁寧』
『ぴたぽんさん癒し』
「ちーちゃん働きすぎで笑うにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その頃。
チノ本人は。
「……?」
意味が分かっていなかった。
――昼。
完全に戦場。
「グリル一つお願いしまーす!」
「ブラックカレー上がりましたー!」
「限定カード終了です!」
店内、
大混乱。
その時。
事件発生。
「ルクさん!!」
アオロビ、
厨房前で止まる。
「なに?」
「パスタ足りない!!!」
数秒。
「……予備出すわ」
即対応。
「ルクさん強すぎるにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その頃。
ちょこみんとは、
接客しながら投票を気にしていた。
「今何位!?」
「接客するもじゃ〜!!」
ぴたぽん爆笑。
――夕方。
店内BGM。
♪ One More Summer
柔らかい。
少し寂しい。
“終わる空気”が、
ゆっくり店内へ広がる。
その瞬間。
少しだけ。
みんな静かになる。
窓の外。
夕焼け。
ガラスに映る店内。
限定メニュー。
笑い声。
そして。
コラボ最終日。
その頃。
みるくが、
小さく呟く。
「……終わるの、
ちょっと寂しいです」
静かな声。
その横で。
ローシャも、
少し笑った。
「一週間って、
意外と早いわね」
静かな返答。
その時。
La lune bleue .が、
人気投票ボードを見る。
最終結果、
集計中。
「……怖いにゃ」
「ネコさん、
地味に気にしてる」
アオロビ吹き出す。
――閉店後。
店内。
照明少し暗め。
最後の片付け。
そして。
人気投票結果発表。
「では!!」
ちょこみんと、
かなり緊張していた。
「Gleam Garden人気投票!!
結果発表です!!!」
数秒。
全員、
ボードを見る。
■ 第1位
ちょこみんと
「やったぁぁぁぁ!!!」
大歓声。
「みんとさん強いにゃーーー!!」
La lune bleue .も笑う。
「現場型アイドルぽん〜」
ぴたぽん拍手。
ちょこみんと、
完全に大喜び。
「勝ったーーー!!!」
その時。
アオロビが、
順位を見る。
■ 第2位
ティラミス
「ティラさん強すぎない?」
数秒。
ティラミス、
静か。
「……?」
本人、
あまり分かっていない。
「無自覚強者にゃ」
爆笑。
■ 第3位
ルクレティア
「ルクさん安定感」
「保護者人気ぽん〜」
■ 第4位
チノ
「チノさん普通に人気高い」
「働きすぎ票あるにゃ」
■ 第5位
La lune bleue .
「夜票にゃ」
「ジャンル名みたいになってる」
爆笑。
その頃。
アオロビは、
順位を見て苦笑する。
「なんか、
本当にイベントやり切った感じする」
その時。
ルクレティアが、
静かに店内を見回す。
片付け途中の店。
少し静かな空気。
BGM。
♪ Wisteria Dream
最後に流れていた。
その瞬間。
ちょこみんとが、
少しだけ静かに言う。
「……楽しかったね」
数秒。
みんな、
少しだけ笑う。
「またやりたいにゃ」
La lune bleue .が言う。
「今度はもっと夜寄りぽん〜」
「いや、
普通に疲れるって」
アオロビ苦笑。
その時。
ルクレティアが、
小さく笑った。
「でも」
静かな声。
「こういう“居場所”を作れるの、
Gleam Gardenらしいわね」
数秒。
窓の外。
夜の街。
店内の灯り。
笑い声。
音楽。
そして。
一週間だけ存在した、
少し特別なレストランは。
静かに、
幕を下ろしていった。
〜特別アフタートーク〜
夜。
共有ルーム。
今日はかなり静かだった。
理由。
コラボカフェ。
そして。
コラボレストラン。
怒涛の二週間が、
ついに終わったからだ。
「……終わったぁ」
アオロビ、
ソファへ沈む。
「お疲れ様ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その頃。
ちょこみんとは、
まだ余韻側だった。
「楽しかったねぇ……」
「みんとさん、
完全に燃え尽き側にゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その時。
アオロビが、
スマホを持ち上げる。
「……そういえば」
「ん?」
「世間、
どういう反応なんだろ」
数秒。
「出たエゴサにゃ」
La lune bleue .が笑った。
その瞬間。
ちょこみんと、
勢いよく近寄る。
「見る!!!」
「近い近い」
爆笑。
――検索開始。
当然。
正式店名や、
正式サービス名は伏せながら。
それっぽいワードで探す。
すると。
「うわ」
アオロビ、
少し止まる。
「めちゃくちゃ投稿ある」
数秒。
全員、
自然に集まる。
――まず。
■ コラボカフェ側
『夜エリアの雰囲気神だった』
『Midnight Signal Latte良すぎ』
『普通に居座りたくなる空間』
「夜勢強いにゃ」
La lune bleue .、
ちょっと嬉しそう。
『Morning Curtain Milk、
優しい味で好き』
みるく、
少し照れる。
「……嬉しいです」
『ルクレティアさん、
接客丁寧すぎて緊張した』
「ルクさん、
本当にホテルスタッフ感あったぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その頃。
ルクレティアは、
少し困った顔だった。
「そんなにかしら……」
「かなりにゃ」
全員一致。
『ティラミスさん、
静かな接客なのに存在感すごい』
数秒。
ティラミス、
止まる。
「……?」
「ティラさん、
無自覚人気強すぎる」
アオロビ吹き出す。
『アオロビさん、
絶対裏でブラックコーヒー飲んでる』
「なんだそれ」
爆笑。
「でも分かるにゃ」
La lune bleue .が肩を震わせた。
――そして。
■ コラボレストラン側
『ちょこみんとさん、
接客エネルギー凄かった』
「やった!!!」
ちょこみんと、
大喜び。
『Sunflower Partyグリル、
普通に辛くて笑った』
「褒められてる!?」
アオロビ吹き出す。
「辛いの好きだから!!」
『チノちゃん、
仕事出来すぎて普通に店回してた』
数秒。
全員、
チノを見る。
チノ、
真顔。
「……働きました」
「ちーちゃん、
完全に社員だったにゃ」
爆笑。
『ローシャさん、
メニュー説明が丁寧で助かった』
ローシャ、
少し苦笑する。
「接客だから当然でしょう?」
「ローシャしゃん、
普通に上手かったぽん〜」
『Moonlightドリア、
深夜に食べたい』
La lune bleue .、
ちょっと嬉しそう。
「夜飯にゃ」
その頃。
アオロビが、
さらにスクロールする。
そして。
止まる。
「……あっ」
「何?」
数秒。
画面。
『Gleam Garden、
“ライブだけじゃない”の強い』
『空間作るの上手い』
『また居場所増やしてる感じ』
数秒。
共有ルームが、
少し静かになる。
その時。
みるくが、
小さく言った。
「……居場所」
静かな声。
その横で。
ルクレティアが、
少しだけ笑う。
「……嬉しい言葉ね」
その時。
La lune bleue .が、
ぽつり。
「ライブって、
一瞬じゃない?」
数秒。
「でも、
カフェとかレストランって」
静かな声。
「“居られる”にゃ」
その空気に。
みんな、
少しだけ頷く。
その頃。
ちょこみんとが、
スマホを覗き込む。
「うわ!!」
「ん?」
「“またコラボして欲しい”めっちゃある!!」
数秒。
アオロビ、
嫌な予感。
「……ちょこ姉?」
ちょこみんと、
ニヤァっと笑う。
「次やろう!!!」
「早いにゃーーー!!」
爆笑。
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと笑う。
「次何やるぽん〜?」
数秒。
全員、
少し考える。
そして。
チノが、
真顔で言った。
「……旅館」
数秒静止。
「待って」
アオロビ吹き出す。
「ちーちゃん、
急に大型企画」
「温泉ありそうにゃ」
「浴衣ぽん〜」
「旅館飯!!!」
ちょこみんと、
既に乗っていた。
その頃。
ルクレティアは、
静かにその様子を見る。
騒がしい。
自由。
まとまりが無い。
でも。
楽しそうだった。
その時。
ルクレティアは、
小さく笑った。
「……まぁ」
静かな声。
「また、
面白い事になりそうね」
窓の外。
夜の街。
スマホ画面の灯り。
そして。
Gleam Gardenの、
次の“居場所”は。
もう、
少しずつ動き始めていた。
Live裏側ドキュメント(全5話)
第1話 ― 「ライブ、やろうか」 ―
夜。
共有ルーム。
今日は珍しく、
かなり真面目な空気だった。
理由。
テーブル中央。
ライブ会場候補一覧。
スケジュール表。
機材見積もり。
完全に、
“運営会議”だった。
その時。
ルクレティアが、
静かに資料を置く。
「……じゃあ」
数秒。
「次のライブ、
本格的に動かしましょうか」
静かな声。
その瞬間。
空気が変わる。
ちょこみんとが、
勢いよく立ち上がる。
「やるーーー!!!」
「座ってにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
その頃。
アオロビは、
資料を見ながら苦笑していた。
「うわ……
会場候補多い」
今回。
単なるライブではない。
■ Gleam Garden単独ライブ
しかも。
季節ライブ。
かなり大規模だった。
――まず。
最初の問題。
■ 会場選び
である。
「キャパどうする?」
アオロビが聞く。
その時。
ローシャが、
静かに答える。
「今までより、
少し広くしたいわね」
「でも、
広すぎると空気変わるぽん〜」
ぴたぽんも頷く。
その頃。
ルクレティアは、
静かに言う。
「“近さ”は残したいのよね」
数秒。
みんな、
少し頷く。
Gleam Gardenのライブは。
“見る”より。
“居る”空気が強い。
だから。
大きすぎる会場は、
少し違った。
その時。
ちょこみんとが、
勢いよく言う。
「夏曲やりたい!!!」
「まだ会場決まってないにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
「でも、
Sunflower Party絶対盛り上がるぽん〜」
ぴたぽんも笑った。
――数十分後。
会場候補。
かなり絞られていく。
- 音響
- 導線
- ステージ高さ
- 客席距離
- 夜演出
全部確認。
その頃。
アオロビが、
資料を見ながら言う。
「……ライブって、
思ったより現実的な作業多いね」
数秒。
ルクレティア、
少し笑う。
「表に見えないだけで、
裏側はかなり地道よ」
静かな返答。
「機材」
「照明」
「スケジュール」
「搬入」
「あと予算にゃ」
La lune bleue .追撃。
「現実だ」
爆笑。
――そして。
次。
■ セットリスト会議
である。
その瞬間。
空気が変わる。
「一曲目、
絶対Sunflower Party!!!」
ちょこみんと即答。
「最初から飛ばす気にゃ」
La lune bleue .笑う。
その頃。
ローシャが、
静かに言う。
「Midnight Signalは後半が良いわね」
数秒。
アオロビ頷く。
「あの曲、
夜空気で強くなるし」
「照明映えするぽん〜」
ぴたぽんも笑った。
その時。
ティラミスが、
ぽつり。
「……Wisteria Dream、
終盤」
静かな声。
数秒。
空気が少し止まる。
そして。
みんな、
なんとなく頷いた。
「分かるにゃ」
La lune bleue .が小さく笑う。
「最後、
静かに締めたい」
その頃。
みるくは、
小さく資料を見ていた。
「……Morning Curtain、
最初の方ですか?」
静かな声。
ルクレティアが、
少し頷く。
「ライブの“始まり”に合うと思うわ」
数秒。
みるく、
少し嬉しそうだった。
――会議後半。
完全に、
ライブ制作空間だった。
照明イメージ。
演出。
MC位置。
映像。
転換。
その時。
アオロビが、
ぽつり。
「なんか……
文化祭準備の超強化版みたい」
数秒。
「分かるにゃ」
La lune bleue .笑う。
「ただし責任が重いぽん〜」
ぴたぽん苦笑。
その頃。
ルクレティアは、
静かに全員を見る。
楽しそうに話すメンバー。
でも。
少しずつ。
“本番”へ向かう顔になっている。
その時。
ルクレティアは、
小さく笑った。
「……ライブって」
静かな声。
「ステージに立つ前から、
もう始まってるのよね」
数秒。
窓の外。
夜の街。
テーブル上の資料。
書き込まれていくセットリスト。
そして。
Gleam Gardenのライブは。
まだステージも無い段階から。
静かに、
動き始めていた。
第2話 ― リハーサル初日 ―
昼。
ライブ会場。
今日はまだ、
客席が空っぽだった。
照明も半分。
音響チェック中。
ステージには、
まだ“本番前の空気”が残っている。
その時。
アオロビが、
ステージ中央を見上げる。
「……うわ」
静かな声。
「広い」
数秒。
La lune bleue .が、
少し笑った。
「実際立つと、
また違うにゃ」
その頃。
スタッフ側は、
かなり慌ただしかった。
ケーブル。
照明位置。
モニター確認。
搬入。
全部、
同時進行。
その時。
ルクレティアが、
静かに確認を進めている。
「返し、
もう少し上げられる?」
「了解です」
「Wisteria Dream、
ピアノだけ残したいので」
完全に、
制作側だった。
「ルクさん、
普通に監督側にゃ」
La lune bleue .が苦笑する。
――そして。
■ 音合わせ開始
ドラム。
ベース。
ギター。
ピアノ。
順番に音を出していく。
その瞬間。
会場空気が変わる。
「うわ……」
みるくが、
小さく声を漏らした。
何も無かった空間に。
音だけで、
ライブが生まれ始める。
その頃。
ローシャが、
ベースを鳴らす。
低音。
会場に広がる。
「広い会場だと、
低音かなり違うわね」
静かな声。
「ローシャさん、
今日かなり真面目モードぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
ちょこみんとが、
ギターを鳴らす。
♪ ジャッ
数秒。
「音デカっ!?」
本人が驚く。
爆笑。
「みんとさん、
モニター近いにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
――数十分後。
■ リハーサル開始
最初の曲。
♪ Morning Curtain
柔らかい。
静かな始まり。
客席は空なのに。
もう、
ライブの空気だった。
その頃。
みるくは、
少し緊張していた。
「……ぁ」
声。
少し震える。
その瞬間。
ルクレティアが、
静かに言う。
「大丈夫」
数秒。
「リハは失敗する場所よ」
静かな返答。
みるく、
少しだけ頷く。
そして。
二回目。
今度は、
ちゃんと歌えた。
「良い感じにゃ」
La lune bleue .が笑った。
――次。
♪ Sunflower Party
空気が変わる。
「はいっ!!」
「HEY!!」
「にゃーん!!」
一気に騒がしい。
その瞬間。
スタッフ側まで笑う。
「うるさっ」
アオロビ吹き出す。
「ライブ始まった瞬間、
空気変わりすぎにゃ」
その頃。
ちょこみんとは、
完全に本番顔だった。
動く。
煽る。
笑う。
「みんとさん、
ステージ強いぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
ルクレティアが、
静かにメモを見る。
「……照明、
ここでもう少し暖色」
「了解です!」
完全に監督。
その頃。
アオロビは、
少しだけ客席を見る。
まだ誰も居ない。
空っぽ。
でも。
想像出来る。
ペンライト。
歓声。
音。
その時。
アオロビが、
ぽつり。
「……なんか、
急に実感出てきた」
静かな声。
その横で。
ローシャが、
小さく笑う。
「会場に音入ると、
急に“ライブ”になるのよね」
――そして。
後半。
♪ Midnight Signal
会場照明、
暗転。
青。
黒。
静かなシンセ。
その瞬間。
空気が変わる。
「……うわ」
スタッフ側からも、
小さく声が漏れる。
夜。
静かな熱。
そして。
ステージ中央。
アオロビと、
La lune bleue .
完全に、
“Midnight Signalの空気”だった。
その頃。
ルクレティアは、
少しだけ安心したように息を吐く。
「……大丈夫そうね」
静かな声。
その時。
ティラミスが、
ぽつり。
「……本番、
もっと綺麗になる」
数秒。
みんな、
少し笑う。
――リハ終了後。
会場。
少し静か。
機材音だけ残る。
その頃。
ちょこみんとは、
床へ座り込んでいた。
「つかれたーーー!!!」
「まだ初日リハにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その横で。
チノが、
真顔で言った。
「……本番怖いですか」
数秒。
少し静かになる。
その時。
アオロビが、
少し考える。
「怖いっていうか」
静かな声。
「失敗したくない、
かな」
数秒。
その空気に。
みんな、
少しだけ頷いた。
その時。
ルクレティアが、
静かに言う。
「でも」
全員、
そちらを見る。
「完璧じゃなくても、
“Gleam Gardenだった”って思えるライブなら」
静かな声。
「きっと、
大丈夫よ」
数秒。
会場。
空の客席。
静かなステージ。
でも。
そこにはもう。
確かに、
ライブの気配が生まれていた。
第3話 ― 演出会議と、ぶつかる理想 ―
夜。
ライブ会場。
リハーサル二日目。
今日は、
演奏だけではなかった。
■ 演出会議
である。
ステージ中央。
椅子。
資料。
照明表。
映像案。
完全に、
制作会議だった。
その時。
ルクレティアが、
静かに資料を開く。
「じゃあ、
今日は演出周りを詰めましょう」
静かな声。
その瞬間。
空気が少し変わる。
――まず。
問題。
■ 『Sunflower Party』演出
である。
「最初、
もっと派手にしたい!!!」
ちょこみんと、
即主張。
「開幕から爆発したい!!」
「みんとさん、
毎回それ言うにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
その頃。
ローシャが、
静かに言う。
「でも、
最初から全開だと後半疲れるわよ」
数秒。
「うっ」
ちょこみんと止まる。
正論だった。
その時。
アオロビが、
資料を見ながら言う。
「でも、
最初の掴みは強い方が良いよね」
「あおさん、
珍しく前のめりにゃ」
「Sunflower Partyは、
“始まった感”欲しいし」
数秒。
ルクレティア、
少し考える。
そして。
「……じゃあ」
静かな声。
「曲開始前、
会場暗転長めにしましょうか」
数秒。
「おぉ」
全員反応する。
「静かに溜めて、
一気に爆発」
「ルクさん、
演出上手いぽん〜」
ぴたぽんも笑った。
――次。
■ 『Midnight Signal』
その瞬間。
空気が、
少し静かになる。
「この曲は、
照明かなり重要よね」
ローシャが、
静かに言う。
その頃。
La lune bleue .が、
ステージを見上げる。
「青だけじゃなくて、
街灯感欲しいにゃ」
数秒。
「街灯?」
アオロビが聞く。
「夜道っぽさ」
静かな返答。
「走ってるだけじゃなくて、
“夜に居る感じ”欲しい」
数秒。
その空気に。
みんな、
少し頷く。
その時。
照明スタッフ側も、
メモを取り始める。
「なるほど……
街灯系スポット追加します」
「ガチ会議にゃ」
La lune bleue .苦笑。
――そして。
問題発生。
■ 『Wisteria Dream』
演出案。
かなり割れていた。
「最後、
静かに終わりたい」
ティラミスが、
静かに言う。
その一方。
ちょこみんとは、
少し悩んでいた。
「でも、
最後盛り上がった方が良くない?」
数秒。
空気が少し止まる。
その時。
ローシャが、
静かに口を開く。
「“盛り上がる”と、
“余韻残る”って違うのよね」
静かな声。
「Wisteria Dreamは、
静かな余韻側だと思う」
数秒。
みんな、
少し考える。
その頃。
ルクレティアは、
静かに会場を見る。
空の客席。
ステージ。
そして。
最後に残したい景色。
その時。
ルクレティアが、
ぽつり。
「……最後」
静かな声。
「歓声じゃなくて、
“静けさ”で終わるライブ、
私は好きよ」
数秒。
その空気に。
ティラミスが、
小さく頷く。
「……うん」
ちょこみんとも、
少し考える。
そして。
「……じゃあ」
数秒。
「最後、
みんなでお辞儀だけにする?」
静かな声。
「喋らないで」
その瞬間。
空気が、
少し変わる。
アオロビが、
小さく笑う。
「……それ、
絶対綺麗じゃん」
その頃。
ぴたぽんが、
ふわっと笑う。
「余韻で帰るライブぽん〜」
――会議後半。
完全に、
“作品作り”になっていた。
照明。
MC。
転換。
立ち位置。
全部、
細かく決まっていく。
その時。
チノが、
真顔で言った。
「……ライブって、
思ったより作るんですね」
数秒。
ルクレティア、
少し笑う。
「ええ」
静かな返答。
「ステージの上だけじゃ、
ライブは出来ないのよ」
その頃。
アオロビが、
空の客席を見る。
まだ誰も居ない。
でも。
少しずつ。
ここへ、
“景色”が作られていく。
その時。
アオロビが、
ぽつり。
「……文化祭っていうより」
数秒。
「映画作ってる感じかも」
その空気に。
みんな、
少しだけ笑った。
窓の外。
夜。
静かな会場。
そして。
Gleam Gardenのライブは。
少しずつ。
“本番”の形になり始めていた。
第4話 ― 本番前夜、静かな緊張 ―
夜。
ライブ前日。
会場。
客席はまだ空。
でも。
昨日までとは、
空気が違った。
照明。
映像。
機材。
全部、
ほぼ完成している。
つまり。
■ “明日、人が入る”
段階まで来ていた。
その時。
アオロビが、
静かに客席を見る。
「……うわ」
ぽつり。
「本当に、
明日なんだ」
数秒。
La lune bleue .が、
少し笑う。
「急に実感来たにゃ?」
「来た」
真顔。
その頃。
ステージ上では、
最終リハが行われていた。
♪ Morning Curtain
静かな始まり。
でも。
今日は、
昨日よりずっと良い。
音。
立ち位置。
空気。
全部、
噛み合い始めていた。
その時。
スタッフ側から声。
「かなり良い感じです!」
数秒。
ちょこみんと、
少し嬉しそう。
「やった!!」
「みんとさん、
褒められると分かりやすいにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
――そして。
今日は。
■ 通しリハーサル
の日。
つまり。
本番と同じ流れで、
全部やる。
MC。
転換。
照明。
全部込み。
その瞬間。
空気が、
少し張る。
「……行こうか」
ルクレティア、
静かに言う。
数秒。
会場暗転。
そして。
♪ Sunflower Party
爆発。
照明。
歓声SE。
演出。
昨日決めた、
“長い暗転からの爆発”。
完全にハマっていた。
「うわっ」
スタッフ側からも、
小さく声が漏れる。
その頃。
ちょこみんとは、
完全に本番顔だった。
煽る。
笑う。
動く。
「みんとさん、
スイッチ入ると別人にゃ」
La lune bleue .苦笑。
その横で。
アオロビも、
かなり集中していた。
動き。
立ち位置。
視線。
全部確認している。
「あおさん、
今日静かぽん〜」
ぴたぽんが小声で言う。
「余裕無いだけ」
真顔。
爆笑。
――中盤。
♪ Midnight Signal
会場暗転。
青。
静かなシンセ。
そして。
ステージ中央。
アオロビと、
La lune bleue .
昨日より。
ずっと、
空気が完成していた。
夜。
静かな熱。
“ライブ”というより。
一つの景色。
その時。
照明スタッフが、
小さく呟く。
「……これ、
本番かなり綺麗だな」
数秒。
ルクレティア、
少しだけ安心したように笑う。
――後半。
♪ Wisteria Dream
静かな始まり。
紫。
月光みたいな照明。
そして。
終盤。
昨日決めた演出。
楽器が、
一つずつ止まる。
静かになる会場。
最後。
ティラミスのピアノだけ残る。
その瞬間。
空気が変わる。
「……」
誰も喋らない。
ピアノ。
声。
余韻。
そして。
最後の一音。
静寂。
数秒。
そのまま。
全員、
静かに前へ出る。
言葉無し。
ただ。
一礼。
数秒。
会場には、
まだ誰も居ない。
なのに。
誰も動かなかった。
その時。
アオロビが、
ぽつり。
「……うわ」
静かな声。
「これ、
本番泣く人いる」
「あおさんが泣きそうにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
爆笑。
空気が、
少し戻る。
――通し終了後。
ステージ脇。
全員、
かなり疲れていた。
「つかれたーーー……」
ちょこみんと、
床へ沈む。
「まだ本番前ぽん〜」
ぴたぽん苦笑。
その頃。
みるくは、
静かに客席を見ていた。
空っぽ。
でも。
明日には、
人で埋まる。
その時。
みるくが、
小さく言う。
「……怖いです」
数秒。
静かになる。
その時。
ローシャが、
少し笑った。
「分かるわ」
静かな返答。
「何回やっても、
始まる前は怖いもの」
その横で。
ルクレティアも、
静かに頷く。
「でも」
全員、
そちらを見る。
「怖いって事は、
ちゃんと大事にしてるって事よ」
静かな声。
数秒。
その空気に。
みんな、
少しだけ頷いた。
――帰り際。
会場。
照明が落ちる。
静かなステージ。
機材だけ残る空間。
その時。
アオロビが、
最後に客席を見る。
明日。
ここに、
人が居る。
歓声がある。
光がある。
その実感が。
少しだけ、
胸へ来る。
その時。
ルクレティアが、
静かに言った。
「……さぁ」
小さな声。
「明日、
始まるわよ」
窓の外。
夜。
そして。
Gleam Gardenのライブは。
ついに、
本番前夜を迎えていた。
第5話 ― 開演、そしてその先へ ―
ライブ当日。
朝。
会場裏。
まだ静かだった。
でも。
空気だけは、
昨日までと違う。
緊張。
期待。
ざわつき。
全部混ざっていた。
その時。
アオロビが、
楽屋の壁にもたれて呟く。
「……無理かも」
数秒。
「始まったにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
「毎回本番前そうぽん〜」
ぴたぽんも笑った。
その頃。
ちょこみんとは、
落ち着かない。
歩く。
止まる。
また歩く。
「みんとさん、
犬みたいにゃ」
「落ち着かないんだって!!」
爆笑。
その時。
ルクレティアが、
静かに会場モニターを見る。
開場待機列。
既にかなり人が居た。
グッズ。
ペンライト。
会話。
全部、
“ライブ前”の空気だった。
その瞬間。
ルクレティア、
少しだけ目を細める。
「……来てくれたわね」
静かな声。
――開場。
客席へ、
人が流れ込んでいく。
ざわざわした声。
席確認。
ペンライト。
BGM。
その頃。
楽屋。
完全に戦場だった。
「イヤモニどこ!?」
「ケーブル!!」
「飲み物誰の!?」
大混乱。
その時。
チノだけ、
妙に冷静だった。
「……アオおねぇちゃん、
イヤモニここです」
「チノさん神!!!」
爆笑。
その頃。
ローシャは、
静かにベースを確認していた。
指。
音。
呼吸。
かなり集中している。
その時。
La lune bleue .が、
少し笑う。
「ロマンさん、
完全に戦闘前にゃ」
「ライブ前は毎回こうよ」
静かな返答。
――開演10分前。
楽屋。
急に静かになる。
モニター越し。
客席。
満員。
光。
ざわめき。
その瞬間。
“本番”が来る。
その時。
みるくが、
小さく呟いた。
「……いっぱい居ます」
数秒。
アオロビ、
真顔。
「見ない方が良かった」
爆笑。
少しだけ。
空気が軽くなる。
その時。
ルクレティアが、
静かに立ち上がる。
「……行きましょうか」
数秒。
全員、
顔を上げる。
その瞬間。
ステージ裏。
暗転。
歓声。
地鳴りみたいな音。
「うわ……」
ちょこみんと、
少し震える。
その時。
ルクレティアが、
小さく笑った。
「大丈夫」
静かな声。
「ここまで来たら、
あとは楽しみなさい」
数秒。
そして。
ステージへ。
――暗転。
静寂。
長い溜め。
昨日決めた演出。
客席、
息を飲む。
その瞬間。
♪ Sunflower Party
爆発。
歓声。
光。
音。
全部、
一気に弾ける。
「うぉぉぉぉ!!!」
会場が揺れる。
その頃。
ちょこみんとは、
完全にステージ側だった。
笑う。
煽る。
跳ねる。
「ちょこみーーーん!!!」
歓声。
その瞬間。
本人、
さらに元気になる。
「みんとさん、
燃料歓声にゃ」
La lune bleue .が笑う。
その横では。
ローシャのベースが、
会場を揺らす。
ルクレティアのドラムが、
ライブ全体を押し上げる。
ティラミスのピアノが、
空気を塗り替える。
アオロビのシンセと歌が、
景色を作る。
ぴたぽんのバイオリン。
みるくのフルート。
La lune bleue .の歌。
チノのサポート。
全員が、
ちゃんと“ステージの上”に居た。
――ライブ中盤。
♪ Midnight Signal
暗転。
青。
静かな夜。
その瞬間。
会場空気が変わる。
ペンライト。
深い青。
静かな歓声。
そして。
ステージ中央。
アオロビと、
La lune bleue .
完全に、
“夜”だった。
後方。
ローシャの低音。
静かに響く。
ルクレティアのドラム。
夜道みたいなリズム。
ティラミスのシンセパッド。
街灯みたいな空気。
全員で、
“Midnight Signal”を作っていた。
その時。
客席から、
小さく声が漏れる。
「……綺麗」
数秒。
ステージ上。
La lune bleue .が、
少しだけ笑う。
――終盤。
♪ Wisteria Dream
静かな空気。
紫。
月光みたいな照明。
そして。
一つずつ。
楽器が止まっていく。
最初に、
ギター。
次に、
ベース。
ドラム。
静かになる。
最後。
ティラミスのピアノだけ残る。
会場、
誰も叫ばない。
誰も動かない。
ただ。
聴いている。
その瞬間。
ステージ上の全員が、
同じ空気を感じていた。
最後の一音。
静寂。
数秒。
そして。
全員、
静かに前へ出る。
言葉無し。
ただ。
一礼。
その瞬間。
会場が揺れた。
歓声。
拍手。
光。
全部、
一気に押し寄せる。
「うわぁ……」
アオロビ、
少し笑っていた。
その頃。
みるくは、
少し泣きそうだった。
ちょこみんとは、
笑っていた。
La lune bleue .は、
静かに客席を見ていた。
ローシャは、
小さく息を吐く。
ティラミスは、
静かにピアノを見下ろす。
そして。
ルクレティアは。
少しだけ、
安心したように笑った。
――終演後。
楽屋。
全員、
完全に抜け殻だった。
「つかれたぁぁぁ……」
ちょこみんと、
床へ沈む。
「足無いぽん〜」
ぴたぽんも崩れる。
その頃。
アオロビが、
静かに言った。
「……でもさ」
数秒。
「また、
やりたいね」
静かな声。
その空気に。
みんな、
少しだけ笑う。
その時。
ルクレティアが、
小さく言った。
「ええ」
静かな声。
「だから、
また次を作るのよ」
窓の外。
夜。
まだ少し残る歓声。
そして。
Gleam Gardenのライブは、
終わった。
でも。
その“次”は。
もう、
少しずつ始まっていた。
ちょこみんとの1日
『ちょこみんとの1日』
― 密着記録者:チノ ―
AM 7:12
「……来ました」
私は、
ちょこおねぇちゃんの部屋前に居ました。
今回の企画。
■ 『ちょこみんとの1日密着』
です。
アオおねぇちゃん曰く:
「たぶん一番動いてるから、
観察対象に向いてる」
との事でした。
意味が分かりません。
数秒後。
部屋のドアが開きます。
「ふわぁ……」
ちょこおねぇちゃん、
寝起きです。
髪、
ちょっとボサボサです。
「……おはよ、
ちのちの」
「おはようございます」
数秒。
「……なんで居るの?」
「密着です」
「えっ」
静止。
「そうだった!!」
忘れていました。
――AM 7:25
朝ご飯。
ちょこおねぇちゃん、
冷蔵庫前で悩みます。
「んーーー……」
数秒。
「アイス」
「朝です」
「ダメ?」
「ダメではないですが、
朝です」
その後。
普通にトーストになりました。
ただし。
食後。
「アイス食べよ」
結局食べていました。
意味が分かりません。
――AM 8:10
身支度。
ちょこおねぇちゃん、
服を大量に広げています。
「これかなぁ……
でもこっちかなぁ……」
「悩みすぎでは」
「服は大事!!!」
真顔でした。
最終的に:
- ミント色系
- 白系
- 少し可愛い寄り
に落ち着きました。
「どう!?」
「ちょこおねぇちゃんです」
「感想雑!!!」
――AM 10:30
買い物。
商店街。
歩く速度、
速いです。
あと。
寄り道が多い。
「あっ」
「見てちのちの」
「新作!!!」
数秒。
「またお菓子ですか」
「限定なの!!」
限定に弱いです。
あと。
店員さんに顔を覚えられていました。
「また来てくれたー!」
「えへへ〜」
コミュ力高いです。
意味が分かりません。
――PM 12:15
昼食。
ラーメン屋。
「辛いの行こ!!」
ちょこおねぇちゃん、
元気です。
数分後。
「辛ぁぁぁい!!!」
「自分で頼みました」
汗だくです。
でも。
「美味しい!!」
完食していました。
意味が分かりません。
――PM 2:40
ゲームセンター。
「ちのちゃん!!
あれ取って!!」
「無理です」
「えぇー!?」
その後。
ちょこおねぇちゃん本人が挑戦。
五百円で撤退。
「難しい……」
「散財です」
「言い方!!」
――PM 4:00
カフェ休憩。
窓際席。
ちょこおねぇちゃん、
急に静かになります。
「……」
数秒。
「眠いですか」
「ちょっと」
そのまま。
ぼーっと外を見ています。
こういう時。
意外と静かです。
その時。
ちょこおねぇちゃんが、
ぽつり。
「……楽しいねぇ」
静かな声。
「何がですか」
「こういうの」
数秒。
「みんなで遊ぶのも好きだけど」
「二人でのんびりも好き」
少しだけ、
穏やかな顔でした。
――PM 6:20
帰宅。
共有ルーム。
その瞬間。
「おかえりぽん〜」
ぴたさん。
「またお菓子増えてるにゃ」
ネコさん。
即バレです。
その頃。
アオおねぇちゃんが、
袋を見る。
「うわ、
また限定買ってる」
「だって限定なんだもん!!」
「みんとさん、
毎回それにゃ」
爆笑。
――PM 8:00
夕食。
今日は、
かなり賑やかでした。
ちょこおねぇちゃん、
ずっと喋っています。
でも。
全員ちゃんと聞いています。
不思議です。
その時。
ルクさんが、
少し笑いました。
「ちょこちゃん居ると、
静かにならないわね」
数秒。
ちょこおねぇちゃん、
笑います。
「えへへ」
なんか。
嬉しそうでした。
――PM 11:14
密着終了。
ちょこおねぇちゃん、
既に眠そうです。
「ん〜……」
ソファ。
ぐでー。
その時。
「ちのちの」
「はい」
「今日どうだった?」
数秒。
私は、
少し考えました。
そして。
「……忙しかったです」
「でしょ!!」
「でも」
数秒。
「退屈はしませんでした」
静かな返答。
その瞬間。
ちょこおねぇちゃん、
少し笑います。
「そっかぁ」
その後。
数分で寝ました。
早いです。
私は、
今日のメモを閉じます。
■ 結論
ちょこおねぇちゃんは:
- 元気
- よく食べる
- よく笑う
- 寄り道が多い
- 限定に弱い
- 騒がしい
です。
でも。
多分。
周りを、
明るくする人です。
……少しだけ、
分かった気がしました。
ルクレティアの1日
『ルクレティアの1日』
― 密着記録者:チノ ―
AM 5:42
「……早いです」
私は今。
ルクさんの部屋前に居ます。
今回の企画。
■ 『ルクレティアの1日密着』
です。
アオおねぇちゃん曰く:
「ルクさん、
絶対裏で何かしてる」
との事でした。
多分合っています。
数秒後。
部屋のドアが開きます。
「……あら」
ルクさんです。
既に起きています。
髪、
整っています。
意味が分かりません。
「おはようございます」
「おはよう、ちーちゃん」
静かな声。
眠そうではありません。
本当に意味が分かりません。
――AM 6:00
共有ルーム。
ルクさん。
既に紅茶を淹れています。
静かです。
朝なのに、
空間が完成しています。
「……ルクさん、
いつもこの時間ですか」
「割と」
普通みたいに言います。
その時。
ルクさん、
スマホを見ながら何かを書いています。
「何してるんですか」
「今日やる事整理」
数秒。
画面。
■ スケジュール表
びっしりです。
「仕事です」
「分かります」
――AM 7:10
朝食。
普通に食べています。
重要なので記録します。
ルクさんは:
■ 『食べない人』ではない
です。
ただ:
■ 優先順位が低い
だけです。
今日は:
- トースト
- サラダ
- コーヒー
でした。
その時。
アオおねぇちゃん、
寝ぼけながら登場。
「……おはよ……」
ルクさん、
即反応。
「アオちゃん、
朝食べなさい」
数秒。
「ルクさん、
保護者です」
「ちーちゃんまで」
――AM 9:30
会議。
ルクさん、
完全に仕事モードです。
電話。
確認。
資料。
スケジュール調整。
全部同時にやっています。
「……怖いくらい仕事出来ます」
その時。
ルクさん、
普通に返答します。
「慣れよ」
慣れで済ませる規模ではありません。
その頃。
ちょこおねぇちゃんが乱入。
「るくるくーーー!!!」
「どうしたの」
「新しい企画思いついた!!!」
数秒後。
ルクさん、
普通に聞いています。
意味が分かりません。
――PM 12:20
昼。
移動中。
ルクさん、
普通に歩く速度速いです。
あと。
周囲をよく見ています。
その時。
道端。
転びそうな子供。
ルクさん、
即反応。
支える。
笑顔。
終了。
速いです。
「……自然ですね」
「ん?」
「助けるの」
数秒。
ルクさん、
少しだけ考えます。
「困ってる人放置する方が、
落ち着かないもの」
静かな返答。
記録しました。
――PM 2:10
スタジオ。
ドラム確認。
ルクさん、
完全に演奏者です。
集中すると、
空気変わります。
その時。
ローシャさんが来ます。
「ルクさん、
昨日のライブ案だけど」
数秒。
二人、
普通に深い話始めました。
演出。
余韻。
照明。
音。
難しいです。
でも。
二人とも、
楽しそうです。
――PM 4:30
休憩。
カフェ。
ルクさん、
珍しく少し脱力しています。
「……疲れましたか」
「少しね」
普通に言いました。
その時。
ルクさん、
窓の外を見ながら言います。
「でも、
嫌いじゃないのよ」
静かな声。
「忙しいの」
数秒。
「皆、
好き勝手だから」
「大変そうです」
「ええ」
即答。
爆笑しました。
でも。
その後。
少し笑います。
「でも、
ちゃんと帰ってくるから」
静かな返答。
なんとなく。
その言葉、
ルクさんっぽいと思いました。
――PM 7:00
夕食。
今日は全員居ます。
かなり騒がしいです。
ちょこおねぇちゃん:
「辛いの食べたい!!」
ネコさん:
「夜食べると危険にゃ」
アオおねぇちゃん:
「もう疲れた」
ぴたさん:
「いっぱい食べるぽん〜」
騒がしいです。
その時。
ルクさん。
少し笑っています。
多分。
この時間、
好きです。
――PM 10:40
共有ルーム。
かなり静か。
その頃。
ルクさん、
まだ作業しています。
「……寝ませんか」
「もう少し」
数秒。
でも。
疲れてそうです。
その時。
私は、
聞きました。
「ルクさん」
「ん?」
「なんで、
そんな頑張るんですか」
数秒。
ルクさん、
少し止まります。
そして。
静かに笑いました。
「皆が、
楽しそうだからかしら」
静かな返答。
「ライブも」
「企画も」
「馬鹿騒ぎも」
数秒。
「“居場所”になるなら、
作る意味あるでしょう?」
静かな声。
その時。
少しだけ分かりました。
ルクさんは。
前に立つ人というより。
■ “場所を作る人”
です。
――PM 11:58
密着終了。
ルクさん、
まだ起きています。
多分、
もう少し作業します。
■ 結論
ルクさんは:
- 朝早い
- 仕事出来る
- 面倒見が良い
- 意外と普通に食べる
- 人をよく見ている
- 疲れてても隠す
です。
あと。
多分。
誰より:
■ “皆の場所”を大事にしてる人
です。
……少しだけ、
分かった気がしました。
ローシャの1日
『ローシャの1日』
― 密着記録者:チノ・ちょこみんと ―
AM 8:03
記録者:チノ
「……来ました」
今日は。
■ 『ローシャの1日密着』
です。
なお。
今回は:
■ ちょこおねぇちゃん共同取材
です。
不安です。
数秒後。
ドアが開きます。
「……あら」
ローシャさんです。
髪、
綺麗です。
既に服も整っています。
「おはようございます」
「おはよ〜!!」
ちょこおねぇちゃん、
元気です。
ローシャさん、
少し笑いました。
「朝から元気ねぇ」
「えへへ〜」
なお。
ローシャさん、
寝起きでも声が落ち着いています。
大人です。
AM 8:25
記録者:ちょこみんと
朝ご飯!!
なんだけど!!
ろしゃろしゃ、
めちゃくちゃちゃんとしてる。
「いただきます」
姿勢綺麗。
食べ方綺麗。
パンの置き方綺麗。
「ローシャさん、
生活力高い……」
あおちー、
普通に感心してた。
その時。
ろしゃろしゃ、
コーヒー飲みながら:
「アオさん、
また夜更かししたでしょう」
数秒。
あおちー、
止まる。
「なんで分かるの」
「顔」
怖っ。
AM 10:10
記録者:チノ
買い物。
ローシャさん、
かなり見るタイプです。
服。
雑貨。
文房具。
全部、
ちゃんと見ています。
あと。
猫グッズ前で止まる率高いです。
「……見ました」
「……何を?」
「猫です」
数秒。
ローシャさん、
少し目を逸らしました。
怪しいです。
その後。
普通に猫グッズ買っていました。
「ロマンさん、
好きすぎるにゃ」
ネコさん笑ってました。
PM 12:40
記録者:ちょこみんと
お昼!!!
パスタ屋さん!!!
ろしゃろしゃ、
メニュー見るの長い。
「悩んでる?」
「ええ」
数秒。
「全部美味しそうなのよ」
分かる。
でも。
最終的に:
■ 一番オシャレそうなやつ
頼んでた。
「ろしゃろしゃ、
選び方大人」
「なんか言い方雑じゃない?」
その後。
デザートも頼んでた。
甘いの普通に食べる。
重要。
PM 2:15
記録者:チノ
カフェ。
ローシャさん、
急に喋ります。
好きな話題になると、
長いです。
今日は:
■ 音楽
■ ベース
■ 映画
■ 昔のゲーム
でした。
アオおねぇちゃんと:
「その作品分かる!?」
「うわ懐かしい!!」
盛り上がっていました。
その時。
私は気づきました。
■ ローシャさん、
好きな話になると早口です。
記録しました。
PM 4:50
記録者:ちょこみんと
スタジオ!!!
ろしゃろしゃって、
ベース持った瞬間、
空気変わる。
怖いくらい集中する。
その時。
あおちーが:
「ローシャさん、
演奏モード入ると目違う」
って言ってた。
分かる。
あと。
演奏中は:
■ めちゃくちゃカッコいい
重要。
その頃。
ネコちゃんが:
「ロマンさん、
ベース持つとモテるにゃ」
って笑ってた。
ろしゃろしゃ:
「何それ」
ちょっと困ってた。
PM 6:30
記録者:チノ
夕方。
移動中。
ローシャさん、
かなり周囲見ています。
あと。
気遣い多いです。
「ちーちゃん、
疲れてない?」
「大丈夫です」
「なら良いけど」
自然です。
その時。
ちょこおねぇちゃんが:
「ろしゃろしゃって、
お姉ちゃん力高いよね〜」
と言いました。
数秒。
ローシャさん、
少し苦笑します。
「皆が自由すぎるだけよ」
正論でした。
PM 8:20
記録者:ちょこみんと
共有ルーム!!!
今日は:
- あおちーがゲーム
- ネコちゃんが夜ドライブ動画見てる
- みるみる眠そう
- るくるく作業中
- ぽんぽんお菓子食べてる
いつもの。
その時。
ろしゃろしゃ、
自然に全員の会話入る。
誰とも喋れる。
しかも。
ちゃんと相手に合わせてる。
「……ろしゃろしゃって、
器用だね」
って言ったら:
「生き方よ」
って返ってきた。
カッコつけてる。
PM 11:02
記録者:チノ
夜。
かなり静か。
その頃。
ローシャさん、
窓際で音楽聞いていました。
「……何聞いてるんですか」
「内緒」
少し笑います。
その時。
私は聞きました。
「ローシャさん」
「ん?」
「自分の事、
どういう人だと思いますか」
数秒。
ローシャさん、
少し考えます。
そして。
「……面倒くさい人じゃない?」
静かな返答。
「考えすぎるし」
「気にしすぎるし」
その後。
少しだけ笑いました。
「でも、
嫌いじゃないのよね」
静かな声。
「この場所も」
数秒。
「皆も」
その時。
なんとなく分かりました。
ローシャさんは:
■ “ちゃんと見てる人”
です。
誰が疲れてるか。
誰が無理してるか。
誰が楽しそうか。
多分。
全部見ています。
――密着終了。
■ 結論
ローシャさんは:
- 大人っぽい
- 生活力高い
- 猫好き
- 好きな話になると長い
- 面倒見が良い
- 気遣いが細かい
- ベース持つと急にカッコいい
です。
あと。
多分。
■ 一番“周りを観察してる人”
です。
……ちょっと、
分かってきました。
チノの1日
『チノの1日』
― 密着記録者:アオロビ ―
AM 6:58
「……早い」
私は今。
チノさんの部屋前に居る。
今回の企画。
■ 『チノの1日密着』
目的。
ただ一つ。
■ “あの戦闘時の攻撃性はどこから来るのか”
を調査する事。
普段:
- 静か
- 真面目
- 礼儀正しい
- メイド
- 眠そう
なのに。
戦闘になると:
■ 「殺す」
■ 「死ねよ」
■ 「黙れクソ野郎」
になる。
意味が分からない。
数秒後。
ドアが開く。
「……おはようございます」
チノさん。
普通。
いつもの。
静か。
「おはよう」
数秒。
「……なんで居るんですか」
「密着」
「嫌な予感します」
勘が良い。
――AM 7:15
朝。
共有ルーム。
チノさん、
既に掃除してる。
「早くない?」
「普通です」
普通じゃない。
その頃。
ちょこ姉登場。
「おはよぉ〜……」
寝癖。
半目。
チノさん、
即反応。
「ちょこおねぇちゃん、
髪」
「あっ」
数秒後。
普通に整えてあげてる。
「チノさん、
保護者力高くない?」
「放置すると酷いので」
正論。
――AM 8:10
朝食。
チノさん、
かなり普通。
- ご飯
- 味噌汁
- 卵焼き
健康。
「なんか、
一番生活安定してない?」
「規則正しいです」
その時。
私は聞く。
「ちなみにさ」
「はい」
「普段、
イラッとしたりする?」
数秒。
「します」
「するんだ」
「でも、
表に出しません」
怖っ。
――AM 10:40
買い物。
チノさん、
かなり実用派。
無駄が無い。
「これ必要」
「これは後回し」
判断速い。
その時。
猫グッズコーナー。
止まる。
数秒。
「……」
「チノさん?」
「……猫です」
知ってる。
その後。
猫クッション購入。
「実用性は?」
「猫です」
無敵だった。
――PM 12:50
昼。
ファミレス。
チノさん、
かなり静か。
でも。
急に:
「アオおねぇちゃん」
「ん?」
「野菜足りてません」
数秒。
「なんで分かるの」
「顔色」
怖っ。
その頃。
ちょこ姉から連絡。
『デザート食べたい!!』
チノさん、
真顔。
「いつものです」
「辛辣」
――PM 2:30
ゲームセンター。
事件発生。
子供。
泣いてる。
理由。
ぬいぐるみ取れない。
その瞬間。
チノさん、
止まる。
数秒後。
財布取り出す。
「えっ」
クレーンゲーム。
一発。
成功。
「すごっ!?」
その後。
ぬいぐるみを渡す。
子供、
笑顔。
母親、
めちゃくちゃ感謝。
その時。
チノさん、
少し照れた。
「……偶然です」
絶対違う。
――PM 4:20
休憩。
カフェ。
チノさん、
窓際。
静か。
その時。
私は聞く。
「ねぇ」
「はい」
「なんで戦闘時だけ、
あんな口悪いの」
数秒。
止まる。
「……」
そして。
小さくため息。
「アオおねぇちゃんが」
「えっ」
「広めたからです」
数秒。
「あっ」
そうだった。
元々、
私がネタにした。
「いやでも、
元はあるでしょ!?」
「多少は」
「あるんだ」
その時。
チノさん、
静かに言う。
「……集中すると、
余裕無くなるので」
静かな声。
「無駄を切る感じになります」
数秒。
「だから、
言葉も荒くなる?」
「多分」
なるほど。
つまり。
■ 本人は別にキャラ作ってない
らしい。
「でも」
数秒。
「最近、
ちょっと定着しすぎました」
「ごめん」
「本当にです」
辛辣。
――PM 6:40
夕方。
共有ルーム。
今日も騒がしい。
ちょこ姉:
「アイスーーー!!!」
ネコさん:
「夜アイス危険にゃ」
ぴたさん:
「でも食べるぽん〜」
その時。
チノさん。
静かに全員分スプーン持ってくる。
自然。
「……チノさん、
こういう所なんだよなぁ」
その頃。
ルクさんが、
少し笑う。
「ちーちゃん、
気遣い細かいものね」
チノさん、
ちょっと照れてた。
――PM 10:50
夜。
かなり静か。
その時。
私は最後に聞く。
「結局さ」
「はい」
「チノさんって、
どういう人なの」
数秒。
チノさん、
少し考える。
そして。
「……普通です」
「嘘だぁ」
爆笑。
その後。
少しだけ笑った。
「でも」
静かな声。
「皆居る場所は、
嫌いじゃないです」
その瞬間。
ちょっと分かった。
チノさんは:
■ “守る側”
なんだ。
静かだけど。
ちゃんと見てる。
ちゃんと気づく。
ちゃんと動く。
ただ。
戦闘になると:
■ 守る為に無駄を全部切る
だけ。
……まぁ。
口悪いのは、
多分素だと思うけど。
――密着終了。
■ 結論
チノさんは:
- 生活力高い
- 実用派
- 猫好き
- 面倒見良い
- 気遣い細かい
- 守る側
- 普段は静か
です。
ただし。
■ 戦闘になると急に怖い
これは本当でした。
アオロビの1日
『アオロビの1日』
― 密着記録者:ルクレティア ―
AM 9:14
「……どうして私が」
現在。
私は、
アオちゃんの部屋前に居る。
今回の企画。
■ 『アオロビの1日密着』
なお。
理由。
ちょこちゃん曰く:
『あおちー、
ルクさん相手だと油断してるから!!』
ちーちゃん曰く:
『普段見れない部分出るかもしれません』
との事。
完全に押し付けられた。
不本意である。
数秒後。
ドアが開く。
「……ぉはよ」
アオちゃん。
半分寝ている。
髪、
ボサボサ。
メガネ、
ちょっとズレてる。
そして。
私を見る。
数秒。
「……えっ」
止まる。
「ルクさん?」
「ええ」
「なんで」
「密着」
数秒。
「最悪だ」
「私もそう思うわ」
――AM 9:40
共有ルーム。
アオちゃん、
まだ眠そう。
ソファ。
ぐでー。
その頃。
ちょこちゃん、
爆笑している。
「あおちー、
油断しすぎ!!」
「だってルクさん来ると思わないじゃん!!」
「撮れ高にゃ」
ネコちゃんまで笑っている。
その時。
私は、
静かにメモを書く。
■ 寝起きはかなり無防備
重要。
「書かないで!?」
――AM 10:15
朝食。
アオちゃん。
コーヒー。
トースト。
以上。
「少なくない?」
「起きたばっかだから……」
数秒。
私は、
少しため息を吐く。
「ちゃんと食べなさい」
「ルクさん、
母親みたい」
「誰のせいかしら」
その後。
普通に追加で食べていた。
素直。
――AM 11:40
部屋。
機材。
PC。
ヘッドホン。
モニター。
完全に、
“アオロビ空間”だった。
「うわ」
思わず声が出る。
「コード多いわね……」
「整理してるよ!?」
「これで?」
数秒。
アオちゃん、
少し目を逸らした。
その頃。
モニター画面。
音源。
編集ソフト。
仮メロ。
メモ。
かなり作業している。
「……ちゃんと仕事してるのね」
「失礼じゃない?」
その時。
アオちゃん、
椅子を回しながら言う。
「曲作る時、
だいたいここ居る」
静かな声。
「夜とか」
数秒。
私は、
少しだけ納得した。
アオちゃんの曲。
どこか、
“夜の部屋”感がある。
理由が分かった気がした。
――PM 1:20
外出。
アオちゃん、
歩く時かなり周囲見ている。
人。
店。
看板。
空。
無意識に観察している。
その時。
「アオちゃん」
「ん?」
「普段から、
そんなに周り見るの?」
数秒。
「……クセかなぁ」
静かな返答。
「景色とか、
音とか」
「曲のネタになるし」
なるほど。
その頃。
アオちゃん、
急に止まる。
「……あっ」
「どうしたの」
「猫」
数秒。
本当に居た。
しかも。
しゃがんでる。
「……かわいい」
かなり小声。
その瞬間。
私は、
静かにメモを書く。
■ 猫を見るとIQ下がる
「書かないでって!!」
――PM 3:05
カフェ。
窓際。
アオちゃん、
かなり落ち着いている。
その時。
私は聞く。
「アオちゃんって、
一人の時間好きよね」
数秒。
「好き」
即答。
「静かなの落ち着くし」
その後。
少しだけ笑った。
「でも、
ずっと一人は嫌」
静かな声。
「皆居る方が楽しい」
数秒。
その返答。
かなり、
アオちゃんっぽかった。
――PM 5:40
ゲームショップ。
事件。
アオちゃん、
足止まる。
「……限定カラー」
嫌な予感。
その数分後。
「買ったの?」
「……うん」
「弱いわね」
「限定に弱いの、
みんな知ってるでしょ」
正論だった。
――PM 7:10
共有ルーム。
今日も騒がしい。
ちょこちゃん:
「あおちー!!
ゲームやろ!!」
ネコちゃん:
「夜ドライブ動画見るにゃ」
ぴたぽん:
「お菓子ぽん〜」
アオちゃん。
さっきまで静かだったのに。
普通に輪の中心に居る。
その時。
私は少し気づく。
アオちゃんは:
■ 一人時間好き
でも
■ 一人きりが好きではない
タイプ。
多分。
“戻る場所”がある前提で、
一人を楽しんでいる。
――PM 10:50
夜。
共有ルーム。
かなり静か。
その頃。
アオちゃん、
ソファで横になっている。
油断しきっている。
「……眠い?」
「ちょっと」
数秒。
「ルクさん」
「なに?」
「今日、
どうだった?」
静かな声。
私は、
少し考える。
そして。
「思ったより、
ちゃんとしてたわ」
「どういう意味!?」
爆笑。
その後。
少しだけ、
私は笑った。
「でも」
静かな声。
「思ったより、
寂しがり屋なのね」
数秒。
アオちゃん、
止まる。
「……それ、
みんなには言わないで」
珍しく、
少し困った顔。
その瞬間。
私は、
ちょっと笑ってしまった。
――密着終了。
■ 結論
アオちゃんは:
- 夜型
- 一人時間好き
- 景色をよく見てる
- 猫でIQ下がる
- 限定に弱い
- 普段はかなり気を抜いてる
- でも意外と周囲を見てる
です。
あと。
多分。
■ “帰る場所”をかなり大事にしてる人
です。
……まぁ。
ちょっと、
油断しすぎだけれど。
Gleam Garden杯 炎の料理人王決定戦
♪ デーーーーン……
照明。
長テーブル。
並ぶ調理器具。
謎に重厚なBGM。
そして。
中央ステージ。
「さぁ始まりましたーーー!!!」
実況。
ちょこみんと。
「Gleam Garden杯!!
炎の料理人王決定戦!!!」
歓声SE。
「なんでこんな壮大なの」
解説席。
アオロビ、
既に困惑していた。
その時。
ちょこみんと、
勢いよく説明する。
「ルールは簡単!!!」
■ 指定食材を必ず使う
■ 料理は一品のみ
■ 制限時間60分
■ 味・見た目・意外性で採点
「なお今回の指定食材はーーー!!!」
数秒。
巨大モニター。
■ 『鶏卵』
♪ ドォォォン!!
「卵ーーー!!!」
「万能すぎる」
アオロビ即答。
その時。
参加者席。
ルクレティア、
静かに腕を組む。
ローシャ、
既に考えている。
ティラミス、
無表情。
La lune bleue .、
何故かニヤニヤ。
ぴたぽん、
楽しそう。
みるく、
少し不安そう。
チノ、
真顔。
完全にカオスだった。
――そして。
開始。
■ 制限時間60分
「スタートーーー!!!」
♪ デェェェェン!!!
その瞬間。
全員、
一斉に動く。
――まず。
■ ルクレティア
動きが速い。
迷いが無い。
「ルクさん、
既に強い」
アオロビが引く。
包丁。
火加減。
段取り。
全部綺麗。
「完全にプロ側にゃ……じゃなくて、
側ですね!!!」
実況、
危うく混ざる。
その頃。
ルクレティア。
普通に複数工程同時進行。
意味が分からない。
――次。
■ ローシャ
静か。
でも怖い。
「ローシャさん、
“料理できる女”の空気が強い」
アオロビ解説。
「分量を測る姿すら美しいーーー!!!」
ちょこみんと実況。
その頃。
ローシャ、
盛り付け皿まで選び始めていた。
「見た目点狙ってる」
「強者です!!!」
――次。
■ ティラミス
「……」
無言。
怖い。
ただ。
切る。
焼く。
混ぜる。
全部静か。
「ティラさん、
料理中も怖い」
アオロビ真顔。
その時。
謎の紫色ソース。
「待って」
「何を作ってるのか分かりません!!!」
実況困惑。
――次。
■ La lune bleue .
「にゃふふ」
何故か余裕。
しかも。
「ワイン使ってる」
アオロビ止まる。
「ネコさん、
急に大人側」
「夜メニューの香りがしますーーー!!!」
その頃。
La lune bleue .、
味見しながら笑う。
「深夜飯にゃ」
絶対美味いやつ。
――次。
■ ぴたぽん
「いっぱい作るぽん〜!」
「一品!!!」
アオロビ即ツッコミ。
気づいたら:
- 卵焼き
- スープ
- サラダ
出来かけていた。
「ぴたさん、
家庭料理側にゃ!!」
「お母さん属性が強いーーー!!!」
――次。
■ みるく
かなり慎重。
でも。
丁寧。
「みるみる、
すごい優しい料理作りそう」
実況、
既に癒されている。
その頃。
みるく。
小さく盛り付け位置調整。
「……かわいい」
「料理に性格出てる」
――次。
■ チノ
静か。
怖い。
しかも。
異常に速い。
「チノさん、
手際良くない!?」
アオロビ驚く。
「効率です」
真顔。
その頃。
既にフライパン二個回していた。
「厨房経験者ですかーーー!!!」
「メイドなので」
強い。
――そして。
残り20分。
地獄。
「時間が無いーーー!!!」
ちょこみんと、
完全に実況側。
その頃。
ティラミス、
まだ謎の紫。
「本当に大丈夫?」
アオロビ真顔。
「……大丈夫」
怖い。
――残り5分。
全員、
盛り付けへ。
ここで個性が出る。
ルクレティア:
高級レストラン。
ローシャ:
映え重視。
La lune bleue .:
夜カフェ。
ぴたぽん:
実家。
みるく:
かわいい。
チノ:
実用性。
ティラミス:
謎。
「ティラさんだけジャンル違う!!!」
爆笑。
――終了。
■ 実食タイム
「まずはーーー!!!」
■ ルクレティア
オムレツ。
ソース。
完璧。
「強っ」
アオロビ即答。
「店で出る味ですーーー!!!」
その頃。
ルクレティア、
普通に言う。
「卵は火入れ大事だから」
プロ。
――次。
■ ローシャ
カルボナーラ風。
見た目綺麗。
味強い。
「ローシャさん、
女子人気高そう」
「カフェで1200円しそうですーーー!!!」
――次。
■ ティラミス
紫。
怖い。
しかし。
「……美味っ!?」
アオロビ驚愕。
「なんで!?」
「……ブルーベリー」
なるほど。
デザート系だった。
「見た目で損してるーーー!!!」
爆笑。
――次。
■ La lune bleue .
半熟卵ドリア。
強い。
夜。
重い。
美味い。
「深夜2時に食べたい」
アオロビ真顔。
「勝ったにゃ」
ドヤ顔。
――次。
■ ぴたぽん
普通に美味しい。
安心。
実家。
「泣きそうーーー!!!」
実況、
情緒崩壊。
――次。
■ みるく
小さめキッシュ。
優しい。
可愛い。
美味しい。
「みるみる、
カフェ開ける!!!」
――最後。
■ チノ
オムライス。
シンプル。
しかし。
強い。
「待って」
アオロビ止まる。
「これ、
めちゃくちゃ美味い」
数秒。
チノ、
真顔。
「普通です」
「普通ではないーーー!!!」
――結果発表。
■ 優勝
ルクレティア
「やはり強いーーー!!!」
拍手。
「ルクさん、
完成度高すぎる」
アオロビ納得。
■ 準優勝
チノ
「ちーちゃん強っ!?」
「成長期です」
「料理でもそれ言うのーーー!?」
爆笑。
■ 第3位
ローシャ
「ローシャさん、
安定感強い」
その頃。
ティラミス、
少しだけ不満そう。
「……見た目で損した」
「自覚あったんだ」
爆笑。
その時。
ちょこみんと、
勢いよく立ち上がる。
「第二回開催決定ーーー!!!」
「またやるの!?」
アオロビ悲鳴。
「次回食材は!!!」
数秒。
「豆腐!!!」
「難易度高っ!!!」
今日も。
Gleam Gardenは、
妙な方向で本気だった。
Gleam Garden杯 炎の料理人王決定戦・2回戦目
♪ デェェェェン……
重厚なBGM。
巨大キッチン。
並ぶ調理台。
そして。
中央モニター。
■ 『指定食材:豆腐』
♪ ドォォォン!!
「さぁ始まりましたーーー!!!」
実況。
ちょこみんと。
「Gleam Garden杯!!
炎の料理人王決定戦・第二回戦!!!」
歓声SE。
その横。
解説席。
前回王者。
ルクレティア。
「よろしくお願いします」
静かな声。
その時。
ちょこみんと、
勢いよく紹介する。
「今回の指定食材は!!
シンプルなのに奥が深い!!
“豆腐”ですーーー!!!」
「豆腐は、
調理法でかなり印象が変わる食材ね」
ルクレティア、
静かに解説する。
「淡白だからこそ、
技術や発想が出やすいわ」
その頃。
参加者席。
- アオロビ
- ローシャ
- ティラミス
- La lune bleue .
- ぴたぽん
- みるく
- チノ
全員、
既に調理モードだった。
――開始。
■ 制限時間60分
「スタートーーー!!!」
♪ デェェェェン!!!
その瞬間。
全員、
一斉に動き出す。
――まず動いたのは。
■ ローシャ
「ろしゃろしゃ!
もう水切り始めてますーーー!!!」
「判断が早いわね」
ルクレティア頷く。
「豆腐料理は、
最初の水分処理が重要だから」
その頃。
ローシャ。
ハーブ。
オリーブオイル。
チーズ。
既にオシャレ。
「会場にカフェの香りが漂ってきましたーーー!!!」
――次。
■ チノ
静か。
速い。
迷い無し。
「ちのちの!
今回も手際が怖いーーー!!!」
その頃。
既に揚げ工程準備。
「揚げ出し系かしら」
ルクレティアが見る。
「豆腐は揚げると、
食感が変わるから強いのよね」
チノ、
黙々と作業。
無駄が無い。
――次。
■ ぴたぽん
「ぽんぽん!
お鍋スタートですーーー!!!」
出汁。
味噌。
ネギ。
完全に安心感。
「家庭料理方向ね」
ルクレティア少し笑う。
「派手ではないけれど、
こういう料理は強いわよ」
「実家の匂いがしますーーー!!!」
――次。
■ La lune bleue .
「ネコちゃん、
フライパンで何か炒めてますーーー!!!」
香ばしい匂い。
辛味。
油。
夜の匂い。
「かなり味強めに行ってるわね」
ルクレティア解説。
「お酒に合いそうな方向かしら」
その頃。
La lune bleue .、
笑いながら味見。
「深夜飯にゃ」
「説得力がありますーーー!!!」
――次。
■ みるく
かなり静か。
でも。
手元が丁寧。
「みるみるは、
型を使ってますーーー!!!」
小さい丸型。
可愛い。
「盛り付け重視ね」
ルクレティア頷く。
「見た目点もかなり大事だから」
その頃。
みるく、
慎重に配置確認。
完全にカフェ側。
――次。
■ アオロビ
「あおちー、
めちゃくちゃ悩んでますーーー!!!」
冷蔵庫開ける。
閉める。
また開ける。
「迷ってるわね」
ルクレティア苦笑。
「でも、
発想型だから後半伸びるタイプかもしれないわ」
その頃。
アオロビ。
豆板醤を手に取る。
「辛い方向へ行ったーーー!!!」
――そして。
■ ティラミス
「てぃらみは
今回も静かですーーー!!!」
無言。
怖い。
しかし。
手だけは異常に滑らか。
その頃。
豆腐を潰す。
混ぜる。
そして。
■ 紫色粉末
「出たーーー!!!」
会場騒然。
「また独創的な方向ね……」
ルクレティア、
ちょっと困っていた。
「ティラちゃん、
毎回発想が読めないのよね」
――残り30分。
会場。
かなり香りが変わってきた。
その頃。
ローシャ、
盛り付け皿選択。
「ろしゃろしゃ!
皿までオシャレーーー!!!」
「料理は器も大事よ」
ルクレティア静か。
「視覚も味の一部だから」
その一方。
チノ。
既に完成形見えてる。
「ちのちの、
早いですーーー!!!」
「工程管理が上手いわね」
ルクレティア納得。
――残り10分。
空気が変わる。
全員、
仕上げ段階。
ローシャ:
高級カフェ。
La lune bleue .:
夜居酒屋。
ぴたぽん:
実家。
みるく:
かわいいカフェ。
チノ:
定食屋最強。
アオロビ:
辛そう。
ティラミス:
紫。
「個性が大渋滞ですーーー!!!」
――終了。
■ 実食タイム
「まずはーーー!!!」
■ ローシャ
豆腐グラタン。
焼き色。
香り。
見た目。
全部強い。
「美しいわね」
ルクレティア頷く。
「完成度かなり高いわ」
「オシャレカフェ開店ですーーー!!!」
――次。
■ チノ
揚げ出し豆腐。
シンプル。
しかし。
出汁の香りが強い。
「これは……
かなり良いわね」
ルクレティア、
少し驚く。
「完成度が高い」
チノ、
真顔。
「普通です」
「普通じゃありませーーーん!!!」
――次。
■ ぴたぽん
湯豆腐系。
優しい。
安心。
「帰省した気分になりますーーー!!!」
「こういう料理、
落ち着くのよね」
ルクレティア、
少し笑う。
――次。
■ La lune bleue .
麻婆豆腐。
香り強い。
辛味強い。
「完全に夜飯ですーーー!!!」
「かなり完成度高いわね」
ルクレティア頷く。
「味の方向性がはっきりしてる」
La lune bleue .、
ドヤ顔。
「夜は正義にゃ」
――次。
■ みるく
豆腐ティラミス。
小さくて可愛い。
「かわいいーーー!!!」
実況大興奮。
「見た目点かなり高いわね」
ルクレティアも頷く。
「優しい味」
――次。
■ アオロビ
激辛麻婆豆腐。
赤い。
かなり赤い。
「辛そうですーーー!!!」
数秒。
ルクレティア、
一口。
止まる。
「……辛い」
会場ざわつく。
「でも、
ちゃんと美味しいわ」
静かな解説。
「辛味に頼りきってない」
その頃。
アオロビ、
ちょっと嬉しそう。
――最後。
■ ティラミス
紫。
怖い。
しかし。
一口。
数秒。
「……美味しい」
ルクレティア、
少し驚く。
「豆腐ムース系ね」
「ティラさん、
また発想が独特ですーーー!!!」
ティラミス、
小さく頷く。
「……紫、
綺麗」
「そこ重要なんですねーーー!!!」
――結果発表。
■ 優勝
チノ
「ちのちの!ゆうしょーーー!!!」
歓声。
拍手。
「安定感が凄かったわね」
ルクレティア納得。
「シンプルだけど、
完成度が非常に高かったわ」
チノ、
真顔。
「……揚げ物強いです」
「理由が地味ですーーー!!!」
爆笑。
■ 準優勝
ローシャ
「ろしゃろしゃ、
今回も強かったーーー!!!」
■ 第3位
ティラミス
「紫が食い込みましたーーー!!!」
ティラミス、
少し満足そう。
「……紫、
正義」
その時。
ちょこみんと、
勢いよく立ち上がる。
「第三回開催決定ーーー!!!」
「まだやるのね……」
ルクレティア、
少し笑った。
今日も。
Gleam Gardenは、
妙な方向で本気だった。
朝の情報番組VTR撮影(全4話)
第1話 ― 朝は早い ―
AM 5:12
「……早すぎる」
アオロビ、
車内で死んでいた。
今日は:
■ 朝の情報番組・音楽コーナー収録
の日。
全国放送。
しかも。
朝。
めちゃくちゃ朝。
「アオさん、
魂抜けてるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その頃。
ちょこみんとは、
逆に元気だった。
「テレビだよテレビ!!」
「朝から元気すぎるにゃ」
La lune bleue .苦笑。
現在。
移動中。
ハイエース二台編成。
機材。
衣装。
メンバー。
完全に遠征だった。
――AM 6:08
テレビ局到着。
「うわぁ……」
みるく、
少し緊張していた。
巨大スタジオ。
忙しそうなスタッフ。
モニター。
照明。
完全に、
“テレビの裏側”だった。
その時。
スタッフが近づく。
「本日はよろしくお願いします!」
「よろしくお願いします」
ルクレティア、
即対応。
自然。
慣れている。
「ルクさん、
もう業界人にゃ」
La lune bleue .が小声で笑う。
――控室。
かなり広い。
その瞬間。
ちょこみんと、
テンション上昇。
「うわっ!!
テレビの控室だ!!!」
「芸能人っぽいぽん〜」
ぴたぽんも笑う。
その頃。
アオロビは、
ソファへ沈む。
「朝無理……」
「アオちゃん、
顔死んでるわよ」
ルクレティア苦笑。
その時。
チノが、
静かに飲み物を渡す。
「……糖分です」
「ちーちゃん神」
――AM 6:40
打ち合わせ開始。
会議室。
番組スタッフ。
進行表。
カンペ。
タイムテーブル。
完全にテレビ制作だった。
「今回は、
新曲紹介と簡単なトークになります!」
スタッフ説明。
その瞬間。
ちょこみんと、
勢いよく挙手。
「はい!!」
「元気ですね!?」
「元気です!!!」
数秒。
スタッフ側、
ちょっと笑っていた。
――説明続行。
■ 番組構成
- MCトーク
- Gleam Garden紹介
- 新曲VTR
- 軽いインタビュー
- コメント撮影
「時間かなりシビアですので!」
スタッフ真顔。
その瞬間。
全員、
少し緊張する。
その頃。
ローシャが、
静かに資料を見る。
「テレビって、
秒単位なのね」
「生放送近いからね」
アオロビも頷く。
――その時。
問題。
「では最後、
“朝らしい一言”お願いします!」
数秒。
静止。
「朝らしい一言?」
La lune bleue .が止まる。
「おはようとか?」
「普通すぎるぽん〜」
ぴたぽん苦笑。
その時。
ちょこみんと、
急に元気。
「いっせーので言う!?」
「事故るにゃ」
即却下。
――さらに。
MCとのトーク確認。
「好きな朝ご飯とか聞くかもです!」
その瞬間。
アオロビ、
嫌な顔。
「朝弱いのバレる」
「既にバレてるわ」
ルクレティア即答。
その頃。
ティラミス、
静か。
「……朝、
苦手」
「てぃらみも危険側ーーー!!!」
ちょこみんと実況モード。
――打ち合わせ後半。
VTR確認。
ライブ映像。
MV。
コメント順。
かなり本格的だった。
その時。
みるくが、
小さく呟く。
「……本当にテレビ出るんですね」
静かな声。
その瞬間。
少しだけ、
空気が変わる。
今までも。
ライブ。
イベント。
コラボ。
色々やってきた。
でも。
■ “朝の全国放送”
はまた別だった。
その時。
ルクレティアが、
静かに言う。
「緊張する?」
みるく、
少し頷く。
「……ちょっと」
数秒。
ルクレティア、
少し笑った。
「大丈夫よ」
静かな声。
「いつも通りで良いの」
その時。
アオロビも、
少し笑う。
「まぁ、
変に気取る方が事故るし」
「アオさん、
既に事故りそうぽん〜」
爆笑。
――打ち合わせ終了。
控室へ戻る。
その頃。
ちょこみんとは、
まだ元気だった。
「テレビだよ!?
全国だよ!?」
「みんとさん、
エネルギー無限にゃ」
La lune bleue .苦笑。
その時。
スタッフが扉を開ける。
「30分後、
収録準備お願いしまーす!」
数秒。
空気が、
少し変わる。
いよいよ。
本番が近づいていた。
第2話 ― 収録前30分 ―
AM 7:18
控室。
収録開始まで、
残り30分。
さっきまで賑やかだった空気が。
少しずつ、
“本番前”へ変わり始めていた。
その頃。
スタイリスト陣、
かなり慌ただしい。
「次アオロビさん入りまーす!」
「はーい……」
アオロビ、
まだ朝。
完全には起きていない。
「あおちー、
顔が夜ですーーー!!!」
ちょこみんと実況。
「今から朝にされる」
――メイクルーム。
鏡。
ライト。
ヘアセット。
完全にテレビ業界空間だった。
その時。
La lune bleue .が、
鏡越しに笑う。
「テレビメイク、
ちょっと濃いにゃ」
「照明強いからね」
ローシャが静かに返す。
その頃。
みるく、
かなり緊張していた。
「……なんか、
もう緊張してきました」
「みるしゃん、
まだVTRぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
ルクレティアが、
静かに言う。
「収録始まると、
逆にあっという間よ」
静かな声。
「始まる前が一番長いの」
数秒。
みるく、
少しだけ頷いた。
――一方その頃。
アオロビ。
ヘアセット中。
「前髪上げます?」
「いや、
いつも寄りで……」
「了解でーす!」
数秒。
鏡を見る。
完全に、
“テレビ用アオロビ”になっていた。
「うわ」
「どうしました?」
「なんか、
ちゃんとしてる」
爆笑。
スタッフ:
「普段どんな認識なんですか」
――AM 7:36
衣装確認。
今回は:
■ Gleam Garden
Summer
EP
の紹介。
つまり。
全体テーマは:
■ “夏”
だった。
衣装も:
- 爽やか
- 夏寄り
- 軽め
- ライブ感あり
で統一されている。
その頃。
ちょこみんとは、
かなり満足そう。
「夏感ある!!!」
「みんとさん、
本当に夏好きね」
ローシャ苦笑。
その時。
スタッフが確認する。
「今回ご紹介いただくのは、
2nd EP “Summer”になります!」
数秒。
空気、
少し変わる。
モニターには:
■ Gleam Garden
Summer
ジャケット映像。
Morning Curtain。
Hydrangea Candy。
Twilight Lantern。
Midnight Draft。
One More Summer。
EP全体が、
少しずつ映し出されていく。
その瞬間。
アオロビが、
少しだけ静かになる。
「……なんか」
「ん?」
「改めて並ぶと、
ちゃんとEPなんだね」
静かな声。
その頃。
ローシャも、
モニターを見る。
「“夏の一日”って感じ、
ちゃんと出てるわね」
静かな返答。
その時。
スタッフが聞く。
「今回、
特に推したい曲あります?」
数秒。
全員、
ちょっと考える。
そして。
ちょこみんと、
即答。
「Hydrangea Candy!!!」
「知ってたにゃ」
La lune bleue .吹き出す。
その頃。
アオロビは、
少し考えていた。
「Twilight Lanternかな」
静かな声。
「夕方の空気、
結構好き」
その時。
La lune bleue .も、
少し笑う。
「Midnight Draftにゃ」
「ネコさん、
予想通りすぎるぽん〜」
爆笑。
その一方。
ティラミスは。
「……One More Summer」
静かな声。
数秒。
「終わる感じ、
綺麗」
その瞬間。
少しだけ。
全員、
頷いた。
――AM 7:52
収録5分前。
控室。
急に静かになる。
モニターには、
現在放送中の番組。
スタッフ。
カウント。
移動。
完全に、
“テレビ本番前”だった。
その頃。
チノが、
静かに衣装を整えている。
「ネクタイ曲がってます」
「えっ」
アオロビ、
即修正。
「ちーちゃん居ないと終わるにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その時。
スタッフが入ってくる。
「では、
スタジオ移動お願いしまーす!」
数秒。
全員、
立ち上がる。
その瞬間。
空気が、
変わる。
本番。
全国放送。
そして。
Gleam Gardenの、
“夏”が。
いよいよ、
テレビへ流れようとしていた。
第3話 ― 本番、5秒前 ―
AM 7:58
スタジオ裏。
モニターには、
現在の放送映像。
スタッフ達が、
秒単位で動いている。
「30秒前でーす!」
その声で。
空気が、
一気に張る。
その頃。
ちょこみんとは、
まだ少しソワソワしていた。
「全国放送だよ……!?」
「今更緊張してるにゃ?」
La lune bleue .が笑う。
「だってカメラ多い!!」
その時。
アオロビ、
スタジオカメラを見る。
「うわ……
本当に多い」
レールカメラ。
固定。
手持ち。
モニター。
完全にテレビだった。
――そして。
スタッフが手を上げる。
「5秒前!」
数秒。
静寂。
■ 5
アオロビ、
深呼吸。
■ 4
みるく、
少し手を握る。
■ 3
ルクレティア、
静かに全員を見る。
■ 2
ちょこみんと、
小さく頷く。
■ 1
赤ランプ点灯。
――本番。
「続いては、
今注目の音楽ユニット!」
拍手。
照明。
カメラ。
その瞬間。
Gleam Garden、
完全に“テレビ側”へ入る。
「おはようございますー!」
ちょこみんと、
即元気。
「よろしくお願いします」
ルクレティア、
落ち着いている。
その頃。
アオロビ、
ちょっとだけ固い。
「アオさん、
顔硬いにゃ」
La lune bleue .小声。
「無理」
――MC紹介。
■ 『Gleam Garden』
■ 『2nd EP “Summer”』
モニターには、
夏EPのジャケット。
Morning Curtain。
Hydrangea Candy。
Twilight Lantern。
Midnight Draft。
One More Summer。
夏の景色が、
順番に映る。
「今回のテーマは、
“夏の一日”なんですよね?」
MC質問。
その瞬間。
ルクレティアが、
自然に答える。
「はい」
静かな声。
「朝から夜まで、
時間の流れを感じるEPになっています」
安定。
完璧。
その横で。
ちょこみんと、
頷きすぎている。
「みんとさん、
頷き大きいにゃ」
La lune bleue .苦笑。
――その時。
事件。
「ではこちら、
“Hydrangea Candy”!」
VTR切り替え。
……ない。
数秒。
モニター真っ黒。
静止。
「あっ」
スタッフ側、
固まる。
「VTR出てません!!」
小声でざわつく。
数秒。
スタジオ。
妙な沈黙。
その瞬間。
アオロビ、
ちょっと笑いそうになる。
「テレビだ」
その時。
ちょこみんと、
即反応。
「じゃあ!!
その間に宣伝します!!!」
スタッフ:
「!?」
MC:
「助かります!!」
その瞬間。
ちょこみんと、
完全にトークモード。
「Hydrangea Candyは!!
雨の日でも楽しくなる曲で!!」
勢い。
元気。
空気が戻る。
その横で。
ローシャも自然に入る。
「ライブだと、
かなり盛り上がる曲ですね」
静かな補足。
さらに。
La lune bleue .が笑う。
「コールが忙しいにゃ」
スタジオ、
笑う。
空気復帰。
その頃。
裏側。
スタッフ大慌て。
「VTR復旧しました!!」
数秒。
MC、
笑顔で繋ぐ。
「では改めて、
ご覧ください!」
♪ Hydrangea Candy
映像。
音楽。
無事スタート。
その瞬間。
スタッフ側、
かなり安心していた。
――VTR終了後。
MCも少し笑っている。
「皆さん、
対応力凄いですね」
その時。
アオロビ、
苦笑する。
「ライブで機材止まる時とか、
たまにあるので……」
「現場慣れしてるにゃ」
La lune bleue .も笑う。
――後半。
質問コーナー。
「ちなみに、
皆さん夏で好きな時間帯は?」
その瞬間。
かなり分かれる。
みるく:
「朝……静かな感じ好きです」
ちょこみんと:
「お昼!!夏祭り!!」
La lune bleue .:
「深夜にゃ」
「知ってた」
アオロビ即答。
その頃。
ティラミス、
少し考えて。
「……夕方」
静かな声。
「終わりそうな空気、
綺麗」
数秒。
スタジオ、
ちょっと静かになる。
その時。
MCが、
少し笑った。
「なんか、
皆さん本当に“夏の時間”で分かれてるんですね」
その瞬間。
モニターには:
■ Gleam Garden
Summer
再び映る。
朝。
昼。
夕方。
夜。
全部、
ちゃんと繋がっていた。
――収録終盤。
最後のコメント。
「では最後に、
視聴者の皆さんへ!」
数秒。
全員、
少し顔を見る。
そして。
ルクレティアが、
静かに口を開く。
「慌ただしい毎日でも」
静かな声。
「少しだけ、
季節を感じられる時間になったら嬉しいです」
その横で。
ちょこみんと、
笑顔。
「夏!!
いっぱい楽しんでください!!」
La lune bleue .:
「夜更かししすぎ注意にゃ」
ぴたぽん:
「いっぱい食べるぽん〜」
スタジオ、
少し笑う。
その頃。
アオロビは、
ちょっと安心していた。
トラブルもあった。
噛みそうにもなった。
緊張もした。
でも。
多分。
ちゃんと:
■ “Gleam Gardenだった”
その時。
スタッフが、
小さく言った。
「……ありがとうございました!」
赤ランプ消灯。
数秒。
全員、
同時に力抜けた。
「終わったぁぁぁ……」
アオロビ、
完全に脱力。
「アオさん、
朝番組で魂削れてるにゃ」
爆笑。
そして。
Gleam Gardenの、
ちょっと騒がしい朝は。
無事、
全国へ流れていった。
第4話 ― 放送後 ―
AM 9:42
収録終了。
控室。
全員、
完全に脱力していた。
「終わったぁぁぁ……」
アオロビ、
ソファへ沈む。
「朝番組って、
こんな疲れるんだ……」
「アオさん、
朝でHP削られてるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その頃。
ちょこみんとは、
まだ元気だった。
「でも楽しかった!!」
「みんとさんだけ、
体力どうなってるにゃ」
La lune bleue .苦笑。
――その時。
スタッフが入ってくる。
「皆さん、
ありがとうございました!」
拍手。
「VTRトラブルのフォロー、
本当に助かりました!」
数秒。
ちょこみんと、
ちょっとドヤ顔。
「えへへ」
その横で。
ローシャが、
静かに笑う。
「完全に現場対応だったわね」
その時。
アオロビ、
苦笑する。
「ライブ現場の経験、
変な所で役立った」
――AM 10:15
撤収準備。
衣装回収。
メイク落とし。
機材整理。
完全に、
“イベント後”だった。
その頃。
みるくが、
小さく言う。
「……テレビって、
本当に慌ただしいですね」
「秒で動く世界だからね」
アオロビ頷く。
その時。
ルクレティアが、
静かにスタッフへ挨拶している。
自然。
丁寧。
「ルクさん、
最後まで業界人にゃ」
La lune bleue .が笑った。
――AM 11:02
移動車内。
ハイエース。
かなり静か。
……5分だけ。
その後。
「そういえば!!」
ちょこみんと、
急に起きる。
「今日の放送、
録画されるんだよね!?」
数秒。
全員、
顔を上げる。
「……見るの?」
アオロビ、
嫌そう。
「見る!!!」
即答。
「絶対見るにゃ」
La lune bleue .笑う。
「怖いもじゃ〜」
ぴたぽん苦笑。
――PM 7:03
共有ルーム。
テレビ前。
全員集合。
机には:
- お菓子
- ジュース
- アイス
- ポップコーン
完全に上映会だった。
その頃。
アオロビ、
かなり嫌そう。
「本当に見るの……?」
「逃げない!!!」
ちょこみんと、
強制着席。
「自分見るの嫌なのよねぇ」
ローシャも苦笑。
その時。
チノが、
静かに録画再生。
■ 『朝の音楽コーナー』
スタート。
数秒。
全員、
急に静かになる。
――テレビ。
『続いては、
今注目の音楽ユニット!』
「うわ始まった!!!」
ちょこみんと、
即騒ぐ。
その瞬間。
テレビ内ちょこみんと:
『おはようございますー!!』
現実ちょこみんと:
「うわ元気」
「お前だよ」
爆笑。
――さらに。
アオロビ登場。
テレビ内アオロビ:
ちょっと真顔。
現実アオロビ:
「顔硬っ」
「緊張してたにゃ」
La lune bleue .笑う。
その頃。
みるく、
かなり恥ずかしそう。
「……自分の声、
変な感じします」
「みるしゃん、
かわいいぽん〜」
――そして。
問題のVTR事故シーン。
テレビ内:
『……』
一瞬止まる。
その瞬間。
共有ルーム。
「来たーーー!!!」
大爆笑。
さらに。
テレビ内ちょこみんと:
『じゃあ宣伝しまーーーす!!!』
現実ちょこみんと:
「私、
頑張ってる!!!」
「みんとさん、
普通に強かったにゃ」
La lune bleue .笑う。
その頃。
アオロビ、
ちょっと感心していた。
「いや、
あそこ助かったよね実際」
その時。
ルクレティアも、
小さく頷く。
「ええ」
静かな声。
「ちゃんと空気戻してたわ」
ちょこみんと、
ちょっと嬉しそう。
――中盤。
夏EP紹介。
Morning Curtain。
Hydrangea Candy。
Twilight Lantern。
Midnight Draft。
One More Summer。
順番に流れる。
その時。
共有ルーム、
少し静かになる。
テレビ越しに見ると。
また、
少し違って見える。
その頃。
ティラミスが、
ぽつり。
「……ちゃんとEP」
数秒。
アオロビ、
少し笑う。
「今日それ二回目」
――終盤。
最後のコメント。
テレビ内ルクレティア:
『少しだけ、
季節を感じられる時間になったら嬉しいです』
数秒。
共有ルーム。
少し静か。
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと笑った。
「ルクさん、
やっぱ締め上手ぽん〜」
「慣れてるにゃ」
La lune bleue .も笑う。
――放送終了。
数秒。
静寂。
その後。
「うわぁぁぁ恥ずかしい!!!」
アオロビ、
ソファへ倒れる。
「アオさん、
自分見る耐性ゼロにゃ」
爆笑。
その頃。
ちょこみんとは、
かなり満足そう。
「でも!!
ちゃんとGleam Gardenだったよね!!」
数秒。
その言葉で。
少し空気が止まる。
そして。
ルクレティアが、
小さく笑った。
「ええ」
静かな声。
「ちゃんと、
私達だったわ」
窓の外。
夜。
テレビの余韻。
笑い声。
そして。
全国放送の朝は終わっても。
Gleam Gardenの、
いつもの騒がしさは。
今日も、
変わらなかった。
Gleam Garden バラエティ番組進出(全4話)
第1話 ― 「温泉、行きませんか?」 ―
夜。
共有ルーム。
今日はかなり静かだった。
……最初だけ。
その時。
ちょこみんとが、
スマホを見ながら固まる。
「……えっ」
数秒。
「えっ!?!?」
爆音。
「うるさっ」
アオロビ、
即反応。
その頃。
ちょこみんと、
立ち上がる。
「来た!!!
来た来た来た!!!」
「何がにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その瞬間。
ちょこみんと、
勢いよく画面を見せる。
■ 『某超人気旅バラエティ番組』
■ 『温泉同好会企画オファー』
数秒。
静止。
「えっ」
アオロビ止まる。
「テレビ?」
「バラエティ!?」
「温泉ぽん〜!?」
ぴたぽんまで反応。
その頃。
ルクレティア、
静かにメール確認。
数秒。
「……本物ね」
静かな声。
その瞬間。
共有ルーム、
爆発した。
「やったぁぁぁ!!!」
ちょこみんと、
完全に大喜び。
以前。
何気なく言った。
■ 『バラエティ出たい!!!』
それが。
通った。
――数十分後。
緊急会議。
テーブル中央。
番組資料。
ロケ内容。
構成案。
完全に、
テレビ企画会議だった。
その時。
アオロビが、
資料を見る。
「うわ……
本当にあの番組系じゃん」
■ 温泉
■ ロケ
■ 食レポ
■ 謎企画
■ 外ロケ
完全に、
“あの感じ”だった。
その頃。
ちょこみんとは、
もう行く気満々。
「温泉!!
旅館!!
卓球!!」
「みんとさん、
もう修学旅行にゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
――その時。
問題。
■ 『出演人数』
である。
スタッフ側希望。
■ 『3人程度』
数秒。
「無理では?」
アオロビ即答。
「9人居るんだけど」
その頃。
ルクレティア、
静かに資料を見る。
「移動や撮影都合でしょうね」
現実的。
その瞬間。
共有ルーム、
少しざわつく。
「誰行くの!?」
ちょこみんと、
ソワソワ。
その時。
アオロビ、
即答。
「ちょこ姉は確定」
「やったーーー!!!」
そりゃそうである。
企画発案者。
そして。
■ バラエティ適性SSS
その頃。
残り二人問題。
数秒。
La lune bleue .、
静かに笑う。
「夜ロケ映えするにゃ?」
「なんのアピール」
爆笑。
その時。
ぴたぽんが、
ふわっと手を上げる。
「温泉好きもじゃ〜」
「ぴたさん、
旅番組適性高い」
アオロビ納得。
その一方。
ローシャが、
少し考える。
「食レポなら、
ルクさん強そう」
数秒。
全員、
ルクレティアを見る。
ルクレティア、
止まる。
「……え?」
珍しく。
ちょっと嫌そう。
「ルクさん、
旅館似合いすぎるにゃ」
La lune bleue .笑う。
その頃。
チノが、
真顔で言う。
「ルクさん居ると、
番組成立します」
「なんでそんな信頼高いの」
アオロビ吹き出す。
――数分後。
正式決定。
■ 出演者
- ちょこみんと
- ぴたぽん
- ルクレティア
数秒。
「やったーーー!!!」
ちょこみんと、
大喜び。
その横で。
ぴたぽん、
ふわふわしてる。
「温泉ぽん〜」
一方。
ルクレティア。
静か。
かなり静か。
「……断れない流れだったわね」
「諦めるにゃ」
La lune bleue .笑う。
――そして。
番組資料確認。
ロケ先。
温泉地。
旅館。
食べ歩き。
卓球。
外湯巡り。
完全に、
“あの番組”だった。
その時。
ちょこみんと、
資料を見ながら叫ぶ。
「うわ!!
温泉街散策ある!!!」
「絶対食べ歩きするわね」
ローシャ苦笑。
その頃。
アオロビは、
少し笑っていた。
「なんかさ」
数秒。
「ライブとかテレビ出演とは、
また違う方向来たね」
静かな声。
その時。
ルクレティアも、
小さく笑う。
「ええ」
静かな返答。
「でも、
こういうのも私達らしいんじゃない?」
その瞬間。
ちょこみんと、
勢いよく立ち上がる。
「温泉旅行だぁぁぁ!!!」
「仕事です」
チノ即修正。
爆笑。
そして。
Gleam Gardenの、
新たな挑戦。
■ 『バラエティ番組進出』
が。
騒がしく、
始まろうとしていた。
第2話 ― 温泉同好会、現場入り ―
AM 5:48
新幹線。
「ねむいぽん〜……」
ぴたぽん、
既にふにゃふにゃ。
その横。
ちょこみんとは、
真逆だった。
「ロケだーーー!!!」
元気。
朝から元気。
「ちょこ姉、
どうしてそのテンション保てるの」
アオロビ、
見送り側なのに疲れていた。
その頃。
ルクレティアは、
静かにコーヒー飲んでいる。
完全に大人。
「ルクさん、
旅番組慣れしてそうにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「してないわよ」
静かな返答。
でも。
なんか似合う。
――AM 8:12
温泉街到着。
雪。
湯気。
温泉街。
木造旅館。
完全に、
“あの番組の温泉回”だった。
その時。
番組スタッフ。
「本日はよろしくお願いしまーす!!」
さらに。
レギュラーメンバーのお笑い芸人達。
テンション高い。
「おぉー!!
本当に来たー!!」
「人数減ったGleam Gardenだ!!」
「言い方!!」
ちょこみんと、
即ツッコミ。
その瞬間。
芸人側、
笑う。
「いいねぇ!!
反応早いねぇ!!」
その頃。
ぴたぽん、
完全に飲まれていた。
「芸人さんぽん〜……」
「ぴたさん、
緊張してるねぇ」
その横で。
ルクレティア。
普通に挨拶している。
「本日はよろしくお願いします」
落ち着いてる。
強い。
「ルクさん、
既に番組成立してる」
スタッフ小声。
――ロケ前打ち合わせ。
旅館ロビー。
番組構成確認。
しかし。
ここで。
現実を知る。
「今回、
結構“強め”にいきますので!」
数秒。
「……強め?」
ちょこみんと、
ちょっと止まる。
その時。
芸人側、
笑顔。
「いやー、
旅番組って言っても」
数秒。
「ほぼ大喜利だから」
静止。
「えっ」
ぴたぽん固まる。
その頃。
ルクレティア、
静かに察する。
「……なるほど」
つまり。
■ 温泉旅行風バラエティ
ではなく。
■ “温泉を使った芸人空間”
だった。
――そして。
ロケ開始。
カメラ。
音声。
ディレクター。
全員配置。
「本番いきまーす!!」
その瞬間。
芸人側、
急にスイッチ入る。
「さぁ始まりました!!
温泉同好会ーーー!!!」
テンション高い。
速い。
うるさい。
その瞬間。
ちょこみんと、
笑ってしまう。
「勢いすごっ!?」
「ちょこみん!!
負けないで!!」
「えっ!?」
完全に巻き込まれる。
――最初の企画。
■ 温泉街食べ歩き対決
ルール:
“食レポで一番美味しそうに伝えろ”
「バラエティ始まったーーー!!!」
ちょこみんと、
完全に笑っている。
その頃。
ぴたぽん。
温泉まんじゅう食べる。
「ほわぁ〜……」
数秒。
「……優しい味ぽん〜」
静か。
ふわふわ。
その瞬間。
芸人側。
「ぴたぽんちゃん、
逆に強い!!!」
「癒し系食レポだ!!」
スタッフ、
爆笑。
一方。
ちょこみんとは。
「うまっ!!
これ三個いける!!!」
勢い。
元気。
リアクション。
強い。
「ちょこみん、
バラエティ適性高いな!!」
芸人側、
大喜び。
その頃。
ルクレティア。
静かに一口。
数秒。
「……出汁が上品ね」
静かなコメント。
その瞬間。
芸人側、
止まる。
「急に旅番組の格が上がった」
爆笑。
「ルクレティアさん、
ちゃんと番組締まるタイプだ!!」
――しかし。
ここで。
トラブル。
次のロケ。
■ 足湯リアクション企画
その時。
ディレクター。
「じゃあ、
熱めでお願いします!」
数秒。
「嫌な予感」
スタジオじゃないけど、
空気が察する。
その瞬間。
芸人、
足を入れる。
「熱っっっ!!!!!」
大騒ぎ。
飛ぶ。
叫ぶ。
崩れる。
カオス。
その横。
ちょこみんと、
完全に笑い崩壊。
「待って待って!!
面白すぎる!!」
その頃。
ぴたぽん、
恐る恐る入る。
数秒。
「……あちちぽん〜!!」
かわいい。
芸人側、
大爆笑。
さらに。
ルクレティア。
静かに足を入れる。
数秒。
普通。
「るくるく強っ!!?」
ちょこみんと絶叫。
その時。
ルクレティア、
静かに言う。
「……鬼族だからかしら」
「ズルい!!」
爆笑。
――昼過ぎ。
ロケ継続。
卓球。
射的。
変顔写真。
完全に、
“あの番組の温泉回”だった。
その頃。
スタッフが、
小さく言う。
「Gleam Garden、
思ったより馴染むな……」
本当に。
ちゃんと:
■ “等身大”
だった。
騒ぐ。
笑う。
巻き込まれる。
でも。
無理に芸人になろうとしてない。
だから。
逆に自然だった。
その時。
芸人側が、
ちょこみんとへ言う。
「ちょこみん、
また来てよ!!」
数秒。
ちょこみんと、
満面の笑み。
「行きます!!!」
その横で。
ルクレティア、
小さくため息。
「……増えそうね、
仕事」
でも。
少しだけ。
楽しそうだった。
第3話 ― ロケ終了、そして帰還 ―
PM 6:42
温泉街。
外ロケ終了。
「お疲れ様でしたーーー!!!」
拍手。
スタッフ。
芸人。
カメラ班。
全員、
かなり疲れていた。
その頃。
ちょこみんとは。
■ 完全に電池切れ
だった。
「つかれたぁぁぁ……」
旅館ロビー。
ぐでー。
「みんとさん、
朝から騒いでたからにゃ」
La lune bleue .、
リモート通話越しに笑う。
現在。
Gleam Gardenグループ通話中。
留守番組、
かなり気にしていた。
――その頃。
ぴたぽん。
まだ若干ふわふわしている。
「芸人さん、
すごかったぽん〜……」
「ずっと喋ってたね」
ちょこみんとも苦笑。
実際。
今回のロケ。
■ 基本ずっと大喜利空間
だった。
温泉。
食レポ。
卓球。
全部:
■ 『どう面白くなるか』
で回っていた。
その時。
アオロビ、
通話越しに聞く。
「で、
実際どうだった?」
数秒。
ちょこみんと、
即答。
「体力勝負!!!」
爆笑。
その頃。
ルクレティアは、
静かにお茶飲んでいる。
完全に温泉旅館似合う。
「ルクさん、
普通に馴染みすぎだったらしいにゃ」
ネコさん笑う。
その時。
ちょこみんと、
急に笑い出す。
「ねぇ!!
ルクさんの“鬼族だからかしら”、
めっちゃウケてた!!」
数秒。
ぴたぽん、
吹き出す。
「あれ空気変わったぽん〜」
その時。
ルクレティア、
少し困った顔。
「普通に答えただけなのだけれど……」
「それが面白かったんだって」
――その後。
番組スタッフ、
挨拶に来る。
「本当にありがとうございました!」
「めちゃくちゃ良い画撮れました!」
その瞬間。
ちょこみんと、
ちょっと嬉しそう。
「ほんとですか!?」
「ちょこみん、
かなりバラエティ強いねぇ!」
芸人側も笑う。
「リアクション良いし、
ツッコミも速い!」
その頃。
ぴたぽん。
「ウチ何もしてないもじゃ〜……」
「ぴたぽんちゃん、
存在が面白い」
芸人側即答。
「えぇ〜!?」
爆笑。
さらに。
ルクレティア。
「ルクレティアさん、
番組締めるの上手すぎます」
「コメントが旅番組なんよ!」
芸人側、
かなり気に入っていた。
その時。
ルクレティア、
少し苦笑する。
「……褒められてるのかしら」
「褒められてるにゃ」
通話越し。
La lune bleue .即答。
――PM 8:15
旅館夕食。
豪華。
完全に旅番組飯。
その瞬間。
ちょこみんと、
復活。
「カニだぁぁぁ!!!」
「復活早いぽん〜」
ぴたぽん笑う。
その頃。
芸人側。
「ちょこみん、
元気戻るの食べ物なんだ」
「わかりやすっ!」
爆笑。
その時。
アオロビ、
通話越しに聞く。
「で、
オンエアどうなるんだろ」
数秒。
ルクレティア、
静かに答える。
「かなり編集されるでしょうね」
静かな声。
「収録量凄かったもの」
実際。
今日は:
- 温泉街散策
- 食レポ
- 足湯
- 卓球
- 浴衣撮影
- 外湯巡り
- 大喜利
- 芸人無茶振り
全部やった。
「編集さん死ぬにゃ」
La lune bleue .苦笑。
――翌日。
帰路。
新幹線。
かなり静か。
全員疲れていた。
その頃。
ちょこみんと、
窓見ながらぽつり。
「……なんか」
「ん?」
「ライブとも、
テレビとも違ったね」
静かな声。
数秒。
ぴたぽん、
ふわっと笑う。
「“遊んでるみたいなお仕事”だったぽん〜」
その時。
ルクレティアも、
少し笑った。
「ええ」
静かな返答。
「でも、
ああいう“素”を見せる仕事も悪くないわね」
その頃。
アオロビ、
通話越しに言う。
「オンエア楽しみ」
数秒。
ちょこみんと、
ニヤッと笑う。
「絶対変な編集されてる!!」
爆笑。
そして。
Gleam Garden初の本格バラエティロケは。
騒がしく。
慌ただしく。
でも。
ちゃんと、
“Gleam Gardenらしく”終わった。
第4話 ― 放送事故寸前上映会 ―
PM 7:01
共有ルーム。
テレビ前。
全員集合。
机の上。
- ポテチ
- アイス
- ジュース
- ピザ
- 唐揚げ
完全に、
“番組鑑賞会”だった。
その頃。
ちょこみんとは。
■ 異常にソワソワしていた
「始まる!!
始まるって!!」
「みんとさん、
5分前からずっと言ってるにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その時。
アオロビ、
ソファへ沈む。
「怖い」
「何がぽん〜?」
ぴたぽんが聞く。
「編集」
全員納得。
――そして。
番組スタート。
例のテーマ曲。
スタジオ。
芸人達。
温泉。
その瞬間。
「来たぁぁぁ!!!」
ちょこみんと、
既に騒がしい。
さらに。
■ 『Gleam Garden参戦!!』
テロップ。
ドン。
効果音。
無駄に壮大。
「編集強っ!!!」
アオロビ吹き出す。
その頃。
テレビ内ちょこみんと:
『ロケだーーー!!!』
現実ちょこみんと:
「元気だなぁ私」
「お前だにゃ」
爆笑。
――そして。
問題の:
■ 温泉街食べ歩き
スタート。
テレビ編集。
かなり盛られていた。
芸人:
『ちょこみん!!
その食レポどう!?』
テレビ内ちょこみんと:
『美味しい!!!
あと三個いけます!!!』
\ドン!!/
■ 『食欲モンスター』
テロップ。
数秒。
共有ルーム。
大爆笑。
「待って!!!
そんな食べてない!!」
「いや食べてたぽん〜」
ぴたぽん即答。
さらに。
テレビ編集。
■ 『みんと、ずっと食ってる』
テロップ。
「悪意ーーー!!!」
爆笑。
――その頃。
ぴたぽん。
温泉まんじゅうシーン。
テレビ内ぴたぽん:
『優しい味ぽん〜』
その瞬間。
編集。
謎のキラキラエフェクト。
さらに。
■ 『浄化』
テロップ。
共有ルーム、
崩壊。
「なんで浄化!?」
「ぴたさん、
存在が癒し枠にゃ」
La lune bleue .笑い崩壊。
その頃。
ぴたぽん本人、
困惑。
「なんか神様みたいぽん〜……」
――そして。
問題の:
■ 足湯地獄
映像。
芸人:
『熱っっっ!!!』
大暴れ。
カットイン。
悲鳴。
効果音。
完全に地獄。
その横。
ちょこみんと。
■ 笑いすぎて崩壊してる所だけ抜かれる
「待って!!!
そこばっか使われてる!!」
爆笑。
さらに。
編集。
■ 『ずっと笑ってる人』
テロップ。
「否定できないにゃ」
その頃。
ルクレティア。
静かに足湯。
普通。
数秒。
芸人:
『なんで平気なんですか!?』
テレビ内ルクレティア:
『鬼族だからかしら』
\ドォォォン!!/
■ 『鬼、現る』
テロップ。
さらに。
謎の炎エフェクト。
共有ルーム、
完全崩壊。
「編集遊びすぎーーー!!!」
アオロビ、
腹抱えてる。
その頃。
ルクレティア、
顔覆っていた。
「……何これ」
「ルクさん、
完全にラスボス扱いにゃ」
La lune bleue .笑いすぎて死にかけ。
――さらに。
卓球シーン。
テレビ編集。
■ ちょこみんと、
ラリー全部顔芸化
「待って!!
そんな顔してた!?」
「してたぽん〜」
ぴたぽん即答。
さらに。
負けた瞬間。
\デェェェン!!/
■ 『弱い』
巨大テロップ。
「編集ひどい!!」
爆笑。
――そして。
番組終盤。
芸人側コメント。
『Gleam Garden、
思った以上に馴染んでたな!』
『また来てほしいわ!!』
『ちょこみんホント、
バラエティ強すぎる!』
数秒。
共有ルーム。
少し静かになる。
その時。
ちょこみんと、
ちょっと照れてた。
「……えへへ」
その横で。
アオロビが、
少し笑う。
「でも、
ちゃんと面白かったよ」
静かな声。
「Gleam Gardenだったし」
数秒。
その時。
最後。
番組ラスト。
■ 『次回、温泉同好会また地獄へ』
予告。
その瞬間。
小さく:
■ 『Gleam Garden再登場……?』
テロップ。
数秒。
静止。
「えっ」
全員止まる。
「待って」
「また!?」
ちょこみんと、
立ち上がる。
その頃。
ルクレティア、
静かにため息。
「……嫌な予感しかしないわ」
その瞬間。
アオロビ、
笑う。
「いやでも」
数秒。
「ちょっと見たいかも」
その言葉で。
共有ルーム。
また笑いが戻る。
テレビは終わった。
でも。
Gleam Gardenの、
騒がしさは。
多分。
まだ終わらなさそうだった。
Gleam Gardenバラエティ番組進出・再オファー(全5話)
第1話 ― 「次は海外です」 ―
夜。
共有ルーム。
テレビ。
前回の温泉同好会回、
再放送中。
その頃。
ちょこみんとは:
■ 自分の顔芸で死んでいた
「待って!!
そこ止めないで!!」
アオロビ、
爆笑。
「みんとさん、
リアクション芸人だったにゃ」
La lune bleue .も笑う。
その時。
ルクレティア。
静かに紅茶飲んでいる。
しかし。
画面に映る:
■ 『鬼、現る』
テロップ。
数秒。
「……まだ言うのね」
「完全に定着したぽん〜」
ぴたぽん苦笑。
――その瞬間。
スマホ通知。
ルクレティア、
確認。
数秒。
止まる。
「……あら」
静かな声。
「どうしたの?」
ローシャが聞く。
その時。
ルクレティア、
画面を見せる。
■ 『温泉同好会・再出演オファー』
数秒。
静止。
そして。
「うわぁぁぁぁ!!!」
ちょこみんと、
再び爆発。
「また来た!!!
また来たよ!!!」
「みんとさん、
嬉しすぎにゃ」
La lune bleue .笑う。
その頃。
アオロビ、
メール内容を見る。
数秒。
「……待って」
「海外?」
その瞬間。
全員止まる。
メール。
そこには:
■ 『フィンランドサウナ特集』
の文字。
数秒。
「スケールアップしてるーーー!!!」
爆笑。
――緊急会議。
テーブル中央。
資料。
ロケ概要。
スケジュール。
完全にまた番組企画会議だった。
その時。
アオロビが、
資料を読む。
「えーっと……」
■ サウナ
■ 雪ダイブ
■ 湖飛び込み
■ 現地グルメ
■ 北欧体験
「また絶対大変なやつ」
その頃。
ちょこみんとは、
既に行く気満々。
「海外ロケだよ!?」
「みんとさん固定枠にゃ」
La lune bleue .苦笑。
実際。
番組側から:
■ 『ちょこみんとさんはぜひ』
名指しだった。
「やったーーー!!!」
完全に嬉しそう。
――しかし。
問題。
■ 今回も3人制限
数秒。
「また厳選かぁ」
アオロビ苦笑。
その時。
ちょこみんと、
即言う。
「るくるく行こう!!!」
「待ちなさい」
即答。
「前回だけで十分では?」
しかし。
その横で。
ローシャが静かに言う。
「でも、
海外ロケでルクさん居ないと不安」
「わかる」
全員頷く。
その頃。
チノも真顔。
「ルクさんは必要です」
「なんでそんな信頼高いの……」
ルクレティア、
ちょっと遠い目。
――残り一枠。
数秒。
候補。
- ぴたぽん
- La lune bleue .
- アオロビ
- ローシャ
その時。
アオロビ、
静かに言う。
「今回、
ネコさん強そう」
数秒。
La lune bleue .、
止まる。
「……にゃ?」
「海外夜ロケ、
絶対似合う」
「あと芸人耐性高い」
ローシャ補足。
その瞬間。
ちょこみんと、
納得。
「確かに!!」
その頃。
La lune bleue .、
少し笑う。
「フィンランドの夜とか、
ちょっと気になるにゃ」
その時。
番組資料。
追加項目。
■ 『サウナ我慢大会』
数秒。
「嫌な予感しかしないもじゃ……」
ぴたぽん苦笑。
その頃。
ルクレティア、
静かに資料を見る。
「……雪飛び込み?」
静かな声。
「なんで温泉番組って、
段々過酷になるのかしら」
「芸人さんだから」
アオロビ即答。
――そして。
正式決定。
■ 出演者
- ちょこみんと
- ルクレティア
- La lune bleue .
数秒。
「海外だーーー!!!」
ちょこみんと、
既に旅行気分。
その頃。
La lune bleue .、
少しニヤッと笑う。
「北欧の夜景、
楽しみにゃ」
一方。
ルクレティア。
静か。
かなり静か。
「……帰れるかしら」
「まだ始まってないにゃ」
爆笑。
――その後。
番組側オンライン打ち合わせ。
ディレクター:
『前回かなり良かったので!!』
『今回はもっと攻めます!!!』
数秒。
「嫌な予感しかしないわね」
ルクレティア真顔。
さらに。
芸人側。
『今回は海外だから!!
テンションMAXで行こう!!』
『雪に飛び込もう!!』
『叫ぼう!!』
その瞬間。
La lune bleue .、
小声。
「芸人って元気にゃ……」
その頃。
ちょこみんとは、
逆に盛り上がっていた。
「オーロラ見れるかな!?」
「みんとさん、
完全に旅行気分ね」
ローシャ苦笑。
その時。
アオロビが、
少し笑う。
「でもさ」
数秒。
「また面白い事になりそう」
静かな声。
その瞬間。
全員、
なんとなく察していた。
次の温泉同好会。
絶対。
■ “普通には終わらない”
と。
第2話 ― 北欧、そして灼熱 ―
AM 4:32
空港。
「ねむぅぅぅい……」
ちょこみんと、
既に半分溶けていた。
その横。
La lune bleue .、
普通に元気。
「海外テンションにゃ」
「ネコさん強い……」
一方。
ルクレティア。
■ 完全に眠そう
珍しい。
かなり珍しい。
「ルクさん、
目が死んでるぽん〜」
ぴたぽん、
見送り側で笑っていた。
「朝4時集合は、
流石に人類に厳しいわ」
静かな返答。
その頃。
アオロビ、
ニヤニヤしている。
「今回、
絶対ルクさんいじられる」
「やめなさい」
即答。
――数時間後。
フィンランド。
雪。
白。
湖。
森。
空気。
全部、
日本と違った。
「うわぁぁぁ!!」
ちょこみんと、
完全に観光客。
「寒っっっ!!!」
数秒後。
「でも綺麗!!!」
忙しい。
その頃。
La lune bleue .、
夜空見てる。
「空気静かにゃ……」
珍しく、
ちょっと感動していた。
一方。
ルクレティア。
静かに周囲確認。
「寒い国って、
音少ないのね」
静かな声。
その時。
芸人側、
合流。
「来たーーー!!!
Gleam Garden!!!」
テンション高い。
元気。
うるさい。
海外でも変わらない。
「芸人さん、
フィンランドでも芸人にゃ…」
La lune bleue .の言葉、
全員納得。
――ロケ開始。
オープニング。
雪原。
サウナ施設。
湖。
完全に海外番組だった。
「さぁ始まりました!!
温泉同好会!!
北欧サウナスペシャルーーー!!!」
爆音。
その瞬間。
ちょこみんと、
既に笑っている。
「勢いすごいって!!」
――最初の企画。
■ 本場フィンランドサウナ体験
その頃。
スタッフ。
「本場なので、
かなり熱いです!」
数秒。
「嫌な予感しかしないにゃ」
La lune bleue .小声。
――サウナ室。
熱い。
めちゃくちゃ熱い。
芸人:
「熱っっっ!!!」
大騒ぎ。
汗。
悲鳴。
カオス。
その横。
ちょこみんと。
■ 5分で崩壊
「待って無理!!
熱い熱い熱い!!!」
「ちょこみん、
リアクション良すぎる!!」
芸人側大爆笑。
その頃。
La lune bleue .。
意外と耐えてる。
「ネコさん強っ!?」
「夜型だから暑さ慣れてるにゃ」
意味不明。
さらに。
ルクレティア。
普通。
「ルクさんまた強い!!?」
芸人、
騒然。
その時。
ルクレティア、
静かに言う。
「鬼族だからかしら」
数秒。
芸人側。
「海外でも出たーーー!!!」
爆笑。
スタッフ、
笑い崩壊。
――しかし。
地獄はここからだった。
■ 『本場サウナ→雪ダイブ』
数秒。
「……えっ」
ちょこみんと、
止まる。
芸人側、
笑顔。
「行こう!!!」
「いや待って待って待って!!」
その瞬間。
芸人。
■ 雪へダイブ
「うわぁぁぁぁ!!!」
絶叫。
さらに。
ちょこみんと。
巻き込まれる。
「冷たぁぁぁぁい!!!」
雪まみれ。
崩壊。
La lune bleue .、
笑いすぎて立てない。
「みんとさん、
白猫になってるにゃ」
爆笑。
その頃。
ルクレティア。
静かに外へ。
数秒。
雪。
見る。
そして。
■ 普通に歩く
「ルクさん!!?
なんで平気!!?」
芸人絶叫。
その時。
ルクレティア、
静かに振り返る。
「東北育ちだからかしら」
数秒。
「急に現実的ーーー!!!」
大爆笑。
――昼。
現地グルメ。
サーモン。
シチュー。
黒パン。
北欧料理。
その瞬間。
ちょこみんと、
完全復活。
「美味しい!!!」
「みんとさん、
食べ物で回復するタイプにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その頃。
芸人側。
「Gleam Garden、
ロケ強いな……」
実際。
かなり自然だった。
ちょこみんと:
騒ぐ。
La lune bleue .:
横で遊ぶ。
ルクレティア:
締める。
バランスが良い。
――夕方。
湖ロケ。
その時。
ディレクター。
『じゃあ最後、
湖飛び込み行きましょう!』
数秒。
静止。
「……は?」
ルクレティア、
珍しく素で出た。
芸人側、
爆笑。
「ルクレティアさん、
その顔初めて見た!!」
その頃。
La lune bleue .、
静かに笑う。
「今回はルクさん崩れる回にゃ」
「やめなさい」
しかし。
その直後。
芸人側。
■ ルクレティア巻き込み成功
「待っ――」
\バッシャァァァン!!!/
数秒。
静寂。
その後。
「キャアアアアーーーー!!!!」
ルクレティア、
絶叫。
全員、
崩壊。
「るくるく叫んだーーー!!!」
ちょこみんと、
笑い死にかけ。
その瞬間。
スタッフ。
■ 『使える』
顔。
――夜。
ロッジ。
撮影終了。
その頃。
ルクレティア、
毛布に包まっていた。
「……酷い目に遭ったわ」
その横。
La lune bleue .、
まだ笑ってる。
「今日一番面白かったにゃ」
「忘れなさい」
その時。
ちょこみんと、
スマホ見ながら笑う。
「絶対今回、
編集ヤバいよ!!」
数秒。
全員、
なんとなく察していた。
今回。
■ 前回より確実に“事故ってる”
と。
第3話 ― 北欧ロケ、最後まで地獄 ―
AM 9:18
フィンランド最終日。
ロッジ。
静か。
……ではなかった。
「筋肉痛ぉぉぉ……」
ちょこみんと、
床で死んでいた。
その横。
La lune bleue .、
普通に朝食食べてる。
「みんとさん、
昨日はしゃぎすぎにゃ」
「雪ダイブが悪い!!」
一方。
ルクレティア。
■ まだ毛布に包まってる
「ルクさん、
重症ぽん〜」
ぴたぽん、
通話越しに笑う。
その時。
ルクレティア、
静かに言う。
「北欧を甘く見ていたわ……」
完全に敗北していた。
――しかし。
今日は:
■ ロケ後半戦
である。
しかも。
スタッフ。
元気。
「今日は外企画多めです!!」
数秒。
「嫌な予感しかしないにゃ」
La lune bleue .小声。
――最初の企画。
■ 『薪割り対決』
数秒。
「温泉番組では?」
アオロビ、
通話越しに真顔。
その頃。
芸人側。
「北欧だから!!!」
勢いで押し切る。
そして。
斧。
登場。
「うわぁぁぁ……
本当にやるんだ……」
ちょこみんと、
若干引いていた。
――まず。
芸人挑戦。
\ガッ!!/
失敗。
「かたっっっ!!」
爆笑。
その後。
La lune bleue .。
「にゃ」
\パカーン!!/
綺麗に割れる。
静止。
「ネコさん強っ!!!」
スタッフ騒然。
La lune bleue .、
ちょっとドヤ顔。
「夜型なめるにゃ」
意味不明。
――さらに。
ちょこみんと。
「えいっ!!」
\スカッ/
空振り。
「危なっ!!!」
全員大騒ぎ。
「みんとさん、
バラエティ神に愛されすぎにゃ」
La lune bleue .爆笑。
その頃。
ルクレティア。
静かに斧を持つ。
数秒。
\パキィン!!/
一撃。
綺麗。
完全。
芸人側、
止まる。
「ルクレティアさん、
何者なの!?」
その時。
ルクレティア、
静かに言う。
「東北の冬を舐めない事ね」
\ドォォォン!!/
■ 『北国の鬼』
巨大テロップ。
「編集絶対遊ぶにゃ」
――次。
■ 湖ボートレース
数秒。
「温泉どこ行ったもじゃ?」
ぴたぽん、
通話越しに困惑。
その頃。
芸人側。
「海外来たらやるしかない!!」
勢い。
全部勢い。
――スタート。
ちょこみんと。
■ 漕ぎすぎ
「待って進まな――」
\クルッ/
回転。
「ちょこみん!回ってる!!」
大爆笑。
さらに。
La lune bleue .。
「にゃははは!!」
■ 笑いすぎて漕げてない
地獄。
その一方。
ルクレティア。
普通に速い。
「るくるくなんで上手いの!?」
「体幹強そうにゃ」
芸人側、
妙に納得していた。
――昼。
ロケ飯。
北欧BBQ。
肉。
魚。
ソーセージ。
その瞬間。
ちょこみんと、
完全復活。
「お肉ぅぅぅ!!!」
「回復したにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その頃。
芸人側。
「ちょこみん、
エネルギー分かりやすすぎる」
「燃費悪いのよ」
ルクレティア、
静かに補足。
――そして。
ラスト企画。
■ 『サウナ→氷水→コメント耐久』
数秒。
「嫌な予感しかしない」
ちょこみんと、
真顔。
その頃。
スタッフ。
「最高の“ととのいコメント”お願いします!」
芸人側。
「来たーーー!!!」
地獄確定。
――結果。
芸人:
「地球と一体化した……」
ちょこみんと:
「寒い!!!!」
La lune bleue .:
「夜風にゃ……」
ルクレティア:
「人生を考えたくなるわね……」
数秒。
芸人側。
「ルクレティアさん、
コメントだけ急に文学なんよ!!」
爆笑。
その瞬間。
ルクレティア、
ちょっと疲れていた。
「……もう帰りたいわ」
「本音出たにゃ」
――夕方。
全ロケ終了。
拍手。
「お疲れ様でしたーーー!!!」
その頃。
スタッフ側。
かなり満足そう。
「今回めちゃくちゃ撮れ高ありました!」
「編集楽しみだわー!!」
数秒。
出演者側。
■ 不安しかない
「絶対変な切り抜きされる」
ちょこみんと真顔。
その頃。
芸人側。
「また来てよ!!」
「次は南国行こう!!」
「もうシリーズ化してるにゃ」
La lune bleue .苦笑。
――帰国空港。
夜。
かなり静か。
流石に疲れていた。
その時。
ちょこみんと、
ぽつり。
「……でもさ」
数秒。
「めちゃくちゃ楽しかった」
静かな声。
その頃。
La lune bleue .も、
少し笑う。
「騒がしかったにゃ」
そして。
ルクレティア。
静かにため息。
「……二度と湖には落ちたくないわ」
数秒。
全員、
吹き出した。
多分。
今回も。
■ “最高にGleam Gardenだった”
のである。
第4話 ― 放送事故寸前・北欧カオスSP ―
PM 7:00
共有ルーム。
テレビ前。
全員集合。
前回以上。
■ 完全上映会モード
だった。
机。
- ピザ
- ポテチ
- 唐揚げ
- アイス
- エナドリ
完全に夜更かし空間。
その頃。
ちょこみんとは。
■ 既に嫌な予感していた
「今回絶対ヤバいって!!」
「みんとさん、
毎回言ってるにゃ」
La lune bleue .笑う。
一方。
ルクレティア。
静か。
しかし。
かなり静か。
「……帰りたい」
「まだ始まってないぽん〜」
ぴたぽん苦笑。
――そして。
番組スタート。
例のテーマ曲。
爆音。
雪景色。
フィンランド。
その瞬間。
\ドォォォン!!/
■ 『Gleam Garden、北欧上陸』
巨大テロップ。
さらに。
■ 『鬼、海外進出』
「待って」
「なんで!?」
共有ルーム崩壊。
「開始5秒で擦られてるーーー!!!」
アオロビ爆笑。
その頃。
テレビ内ルクレティア:
『……海外ね』
\ドン!!/
■ 『まだ知らない、この後の地獄を』
「映画みたいに編集するな!!!」
爆笑。
――さらに。
空港シーン。
テレビ編集。
ちょこみんと。
■ 全部倍速
『ロケだーーー!!!』
『海外だーーー!!!』
『雪ーーー!!!』
\ピュンピュンピュン!!/
■ 『うるさい』
「編集ひどっ!!!」
全員笑い崩壊。
その頃。
La lune bleue .。
空港で普通に歩いてるだけなのに。
\シャラァァン…/
■ 『夜の女』
「なんで!?!?」
「ネコさん、
編集班に気に入られすぎ」
その時。
ルクレティア。
空港でコーヒー飲んでるだけ。
\ドォォォン!!/
■ 『北国の鬼』
「まだ空港よ!?」
爆笑。
――問題の。
■ サウナ地獄
開始。
芸人:
『熱っっっ!!!』
テレビ編集。
■ 熱波エフェクト
■ 爆発SE
■ 火山噴火映像
「雑!!!」
共有ルーム、
崩壊。
その頃。
ちょこみんと。
■ 汗だく絶叫シーンだけ連続使用
『熱い!!』
『無理!!』
『死ぬ!!』
\ドン!!/
■ 『情緒崩壊アイドル』
「待って!!!
そんな言ってない!!!」
「言ってたぽん〜」
ぴたぽん即答。
さらに。
La lune bleue .。
普通に耐えてる。
すると。
編集。
■ 『夜行性生物、暑さに強い』
「生物扱いにゃ!?!?」
爆笑。
――そして。
問題の:
■ 雪ダイブ
芸人:
『行けぇぇぇ!!!』
テレビ内ちょこみんと:
『えっ待っ――』
\バッシャァァァン!!!/
次の瞬間。
編集。
■ 一時停止
■ 白黒化
■ 『享年・ちょこみんと』
「やめろぉぉぉ!!!」
共有ルーム、
大爆発。
その頃。
La lune bleue .、
笑いすぎて呼吸できてない。
「編集班、
悪意しかないにゃ」
さらに。
その直後。
ルクレティア。
普通に歩く。
\ドォォォン!!/
■ 『寒冷地仕様』
「機械みたいに言うな!!!」
アオロビ、
腹筋崩壊。
――さらに。
湖飛び込み。
ここ。
完全に番組側が遊んでいた。
芸人:
『行けぇぇぇ!!!』
テレビ内ルクレティア:
『待っ――』
\バッシャァァァン!!!/
数秒。
静寂。
そして。
■ 『キャアアアアーーーー!!!』
ルクレティア絶叫。
その瞬間。
編集。
■ 4方向リプレイ
■ スロー再生
■ 炎エフェクト
■ 『鬼、敗北』
共有ルーム。
■ 完全崩壊
「編集最低ーーー!!!」
ちょこみんと、
床転がってる。
その横。
ルクレティア、
顔覆ってる。
「……なんなのこれ」
「ルクさん、
今回主役にゃ」
――さらに。
薪割り。
La lune bleue .、
一撃成功。
編集。
\キラァァン!!/
■ 『野生』
「だから生物扱いやめるにゃ!!!」
爆笑。
一方。
ちょこみんと。
空振り。
\スカッ/
\ドン!!/
■ 『運動音痴疑惑』
「違うもん!!!」
その頃。
アオロビ。
笑いすぎて涙出てる。
「ちょこ姉、
全部テロップ強い」
――番組終盤。
サウナ後コメント。
テレビ内ルクレティア:
『人生を考えたくなるわね』
数秒。
編集。
■ 哲学BGM
■ 謎の北欧映像
■ 『鬼、悟る』
「なんで毎回そうなるの!!?」
全員崩壊。
その頃。
La lune bleue .。
『夜風にゃ……』
編集。
■ 月エフェクト
■ 『深夜2時』
「編集班、
にゃんころ好きすぎるにゃ」
――そして。
ラスト。
芸人側。
『また来てねー!!!』
『次回、
南国SPか!?』
その瞬間。
\ドォォォン!!/
■ 『Gleam Garden、逃げられない』
数秒。
静止。
「続くの!?!?」
ちょこみんと絶叫。
その頃。
ルクレティア。
静かに天井を見る。
「……もう湖には落ちたくないわ」
数秒。
その言葉で。
共有ルーム、
再び爆笑。
テレビは終わった。
でも。
今回。
確実に。
■ 前回以上に“バラエティ化”していた
のである。
第5話 ― “また出る?” ―
夜。
共有ルーム。
テレビ。
温泉同好会、ゲスト参加2回目回、
放送終了直後。
数秒。
静寂。
そして。
「編集ぅぅぅぅ!!!」
ちょこみんと、
クッションへダイブ。
「今回ヤバかったにゃ」
La lune bleue .、
まだ笑ってる。
その頃。
アオロビ。
■ 笑い疲れて死んでいた
「腹筋痛い……」
一方。
ルクレティア。
静か。
かなり静か。
しかし。
その顔。
■ 完全に諦め顔
だった。
「ルクさん、
“鬼、敗北”めちゃくちゃ使われてたぽん〜」
ぴたぽん苦笑。
「……忘れなさい」
無理だった。
――その時。
問題のテロップ。
■ 『Gleam Garden、逃げられない』
が再び脳裏をよぎる。
数秒。
ちょこみんと、
止まる。
「……でもさ」
「ん?」
「これ、
また呼ばれるのかな」
静かな声。
共有ルーム。
少し静かになる。
その頃。
アオロビ、
ソファから顔出す。
「……どうなんだろ」
「温泉番組って、
シリーズ出演とかあるわよね」
ローシャも考える。
その時。
La lune bleue .、
少し笑う。
「問題は」
数秒。
「世間がどう思ったかにゃ」
その瞬間。
全員。
■ スマホを見る
――数秒後。
■ エゴサーチ大会開始
「やめようよぉぉぉ!!」
ちょこみんと、
既に怖がっていた。
「みんとさん、
一番見る気満々にゃ」
「気になるじゃん!!」
――まず。
前回。
■ 温泉同好会・初出演回
検索。
数秒。
大量。
「うわっ」
アオロビ止まる。
■ 『Gleam Garden面白すぎる』
■ 『みんとちゃんリアクション芸人』
■ 『ルクレティアさんで笑った』
■ 『ぴたぽん癒し』
■ 『また呼んでほしい』
「めちゃくちゃ好評にゃ」
La lune bleue .笑う。
その頃。
ぴたぽん、
ちょっと照れてる。
「浄化って何だったぽん〜……」
さらに。
■ 『鬼族だからかしら』
切り抜き大量発生
「やめてぇぇぇぇ!!!」
ルクレティア、
顔覆う。
アオロビ、
笑い死にかけ。
「ルクさん、
ネットミーム化してる」
「嫌すぎるわ……」
――さらに。
今回。
■ フィンランド回
検索。
数秒。
共有ルーム。
■ 爆発
「待って待って待って!!!」
ちょこみんと、
スマホ抱える。
■ 『鬼、敗北で腹筋死んだ』
■ 『ルクレティアさん絶叫するんだ』
■ 『ネコさん夜属性すぎる』
■ 『みんとちゃん毎秒リアクションしてる』
■ 『Gleam Gardenバラエティ強すぎ』
■ 『もう準レギュラーだろ』
「準レギュラー言われてるにゃ」
La lune bleue .吹き出す。
その頃。
アオロビ。
笑いながら読む。
「“編集班がGleam Garden好きすぎる”」
数秒。
「それはそう」
全員納得。
――さらに。
問題。
■ 『鬼、敗北』
切り抜き。
再生数。
数十万。
静止。
「待って」
ルクレティア、
真顔。
「なんで?」
アオロビ、
もうダメだった。
「ルクさん、
今回完全に主人公だった」
その頃。
ちょこみんと。
別の投稿発見。
■ 『ちょこみんと、
バラエティ適性バケモン』
数秒。
「えへへ」
嬉しそう。
しかし。
その直後。
■ 『食欲モンスター』
切り抜き。
「やっぱダメ!!!」
爆笑。
――さらに。
La lune bleue .。
■ 『夜の女』
■ 『深夜2時』
■ 『野生』
編集ネタ、
全部定着。
「生物カテゴリにされたにゃ……」
「にゃんこさん、
編集班に愛されすぎ」
ローシャ苦笑。
その頃。
ぴたぽん。
■ 『浄化系アイドル』
「まだ続いてるぽん〜!?」
――数十分後。
完全にエゴサ祭り。
切り抜き。
ファンアート。
感想。
実況。
全部流れてくる。
その時。
みるくが、
小さく言う。
「……なんか」
数秒。
「皆、
楽しそうですね」
静かな声。
その瞬間。
少し空気が変わる。
そう。
笑われてる、
ではなく。
■ “楽しんでもらえてる”
だった。
その時。
ルクレティア、
静かにスマホを置く。
「……まぁ」
小さなため息。
「悪い気分ではないわね」
その瞬間。
ちょこみんと、
即反応。
「じゃあ次も行ける!?」
「誰もそこまでは言ってないわ」
しかし。
数秒後。
La lune bleue .、
ニヤッと笑う。
「でも」
静かな声。
「南国編、
ちょっと見たいにゃ」
その瞬間。
共有ルーム。
また笑いが戻る。
そして。
Gleam Gardenは。
多分。
■ もう“普通の音楽ユニット”には戻れなかった
のである。
Gleam Gardenバラエティ番組進出・南の国スペシャル(全11話)
第1話 ― 「今度は9人です」 ―
夜。
共有ルーム。
かなり静かだった。
……ルクレティア以外は。
その頃。
ちょこみんとは、
スマホ見ながら震えていた。
「……来た」
数秒。
「来たぁぁぁぁぁ!!!」
爆発。
「またかにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その瞬間。
ちょこみんと、
画面を突き出す。
■ 『温泉同好会・南の島SP』
■ 『7日間大型ロケ』
■ 『Gleam Garden全員出演希望』
数秒。
静止。
その後。
「全員!!?」
アオロビ絶叫。
「9人ぽん〜!?」
ぴたぽんも止まる。
その頃。
ローシャ、
資料を確認。
「……規模、
かなり大きいわね」
実際。
内容。
■ 南国リゾート
■ 海外ロケ
■ 温泉
■ 海
■ アクティビティ
■ 島横断企画
■ 7日間密着
完全に:
■ 『大型特番』
だった。
――しかし。
その横。
ルクレティア。
■ 完全に遠い目
「……嫌な予感しかしないわ」
「ルクさん、
前回主役だったからにゃ」
La lune bleue .笑う。
その瞬間。
アオロビ。
スマホ確認。
数秒。
「待って」
「ん?」
「番組側コメント」
読む。
■ 『ルクレティアさんのリアクションが非常に好評でした』
数秒。
共有ルーム。
■ 大爆笑
「終わったーーー!!!」
ちょこみんと、
笑い崩壊。
ルクレティア、
顔覆う。
「もう嫌……」
その頃。
チノ、
真顔。
「逃げられませんね」
「ちーちゃん、
追い討ちやめなさい」
――そして。
緊急会議開始。
テーブル中央。
資料。
スケジュール。
ロケ計画。
その瞬間。
全員、
少しざわつく。
■ 『7日間』
長い。
かなり長い。
その頃。
みるく、
小さく呟く。
「修学旅行みたいです……」
「わかるーーー!!!」
ちょこみんと即反応。
しかし。
アオロビ、
冷静だった。
「いや、
絶対途中で地獄になる」
全員納得。
――その時。
番組側オンライン会議接続。
芸人側。
相変わらず元気。
『来たーーー!!!
Gleam Garden全員!!!』
『人数増えてる!!!』
『もうアイドルグループじゃなくて部活なんよ!!』
爆笑。
その頃。
La lune bleue .、
小声。
「芸人さん、
毎回テンション壊れてるにゃ」
その時。
ディレクター説明。
■ 今回テーマ
『南の島で全力バカンス』
数秒。
嫌な予感。
さらに。
■ 『ただし企画は地獄』
確定だった。
内容。
- 海上アスレチック
- 島横断レース
- 激辛南国料理
- ナイトサファリ
- 無人島BBQ
- 朝5時ロケ
- 温泉
- 絶叫系
「温泉どこ!?」
アオロビ即ツッコミ。
芸人側。
『最後にちょっとある!!』
雑。
――その頃。
メンバー側。
既に空気が分かれ始める。
■ ワクワク勢
- ちょこみんと
- ぴたぽん
- La lune bleue .
■ 若干不安勢
- みるく
- ローシャ
- チノ
■ 既に嫌な予感勢
- アオロビ
- ティラミス
- ルクレティア
その時。
芸人側。
『ちなみに今回、
9人全員居るので!!』
数秒。
『編集も地獄です!!!』
スタッフ側、
爆笑。
――会議終了後。
共有ルーム。
かなり騒がしい。
「海だよ海!!」
ちょこみんと、
既にテンションMAX。
「水着持ってかなきゃ!!」
「みんとさん、
旅行気分にゃ」
La lune bleue .笑う。
その頃。
アオロビ、
静かに資料を見る。
「……朝5時ロケ」
嫌そう。
さらに。
ルクレティア。
■ 『巨大ウォータースライダー対決』
を見る。
止まる。
「……帰りたい」
「まだ始まってないぽん〜」
ぴたぽん苦笑。
その時。
ローシャ、
小さく笑った。
「でも、
9人全員はちょっと楽しみかも」
静かな声。
確かに。
今までは3人。
でも。
今回は:
■ Gleam Garden全員
である。
騒がしくなるのは、
確定していた。
その時。
ちょこみんと、
勢いよく立ち上がる。
「よーーーし!!
南国だぁぁぁ!!!」
その瞬間。
アオロビ、
ぽつり。
「絶対誰か海落ちる」
数秒。
全員。
■ ルクレティアを見る
「なんで私を見るのかしら」
爆笑。
そして。
Gleam Garden最大規模の、
バラエティ地獄。
■ 『南の国スペシャル』
が。
ついに、
始まろうとしていた。
第2話 ― 南国、初日から大事故 ―
AM 10:18
南の島。
空港。
暑い。
青い。
海。
完全にリゾートだった。
「うわぁぁぁぁ!!!」
ちょこみんと、
秒でテンションMAX。
「海ーーー!!!」
「みんとさん、
まだロケ始まってないにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その頃。
みるく、
空を見上げていた。
「……綺麗」
静かな声。
一方。
アオロビ。
■ 暑さで死にかけ
「無理……
南国向いてない……」
「アオさん、
開始10分で終わってるぽん〜」
ぴたぽん爆笑。
その時。
芸人側合流。
「来たーーー!!!
Gleam Gardenフルメンバー!!!」
人数。
多い。
うるさい。
カオス。
スタッフ側も、
ちょっと笑っていた。
「画面圧すごいな……」
――そして。
ロケ開始。
南国BGM。
ドローン映像。
海。
空。
その瞬間。
\ドォォォン!!/
■ 『南国温泉同好会SP』
巨大テロップ。
「温泉要素どこにゃ」
La lune bleue .小声。
その頃。
ディレクター説明。
『まずは海上アスレチックです!!』
数秒。
「初日から地獄ぽん〜」
――移動。
巨大海上アスレチック。
滑る。
跳ねる。
飛ぶ。
落ちる。
■ 絶対事故るやつ
だった。
その瞬間。
ちょこみんと。
「行くぞーーー!!!」
■ 開始3秒で落下
\バッシャァァァン!!/
芸人側、
爆笑。
「早い早い!!」
その頃。
アオロビ。
慎重。
かなり慎重。
しかし。
「アオさん、
ビビってるにゃ」
「落ちたくないだけ!!」
数秒後。
\スルッ/
\バッシャァァァン!!/
「うわぁぁぁぁ!!!」
共有スタッフ、
大爆笑。
――一方。
チノ。
■ 異常に上手い
「ちーちゃん強っ!!!」
ぴたぽん驚愕。
その頃。
チノ、
真顔。
無駄ゼロ。
バランス感覚おかしい。
芸人側。
「なんでそんな強いの!?」
「普段から鍛えてるので」
説得力。
怖い。
――さらに。
問題児。
■ La lune bleue .
「にゃははは!!」
■ 普通に楽しんでる
しかも。
運動神経高い。
飛ぶ。
避ける。
渡る。
速い。
「ネコさん、
野生すぎる!!」
芸人側爆笑。
その頃。
La lune bleue .。
「夜の生物にゃ」
意味不明。
――そして。
最大の事件。
■ ルクレティア
慎重。
かなり慎重。
「ルクさん、
珍しく警戒してるにゃ」
数秒。
その瞬間。
足場。
滑る。
\ズルッ/
「えっ」
\バッシャァァァン!!!/
数秒。
静寂。
その後。
「冷たぃっっっ!!!」
ルクレティア絶叫。
全員。
■ 崩壊
「ルクさんまた落ちたーーー!!!」
ちょこみんと、
笑い死にかけ。
その頃。
芸人側。
「持ってるなぁ!!」
「完全に温泉同好会エースだ!!」
「嫌すぎる称号ね……」
――昼。
南国グルメ。
巨大肉。
フルーツ。
謎ジュース。
その瞬間。
ちょこみんと、
完全復活。
「お肉ぅぅぅ!!!」
「回復早すぎるにゃ」
ローシャ苦笑。
その頃。
みるく。
マンゴージュース飲んでる。
「……甘い」
平和。
一方。
ティラミス。
静か。
しかし。
■ 激辛島料理を選択
「ティラさん、
なんで?」
アオロビ困惑。
数秒後。
「……辛」
珍しく崩れた。
爆笑。
――夕方。
ビーチ企画。
自由時間風撮影。
その瞬間。
■ 9人居るので全員自由
地獄。
ちょこみんと:
海へダッシュ。
La lune bleue .:
砂浜で遊んでる。
ぴたぽん:
貝拾い。
みるく:
木陰避難。
アオロビ:
日陰避難。
ティラミス:
寝てる。
ローシャ:
写真撮ってる。
チノ:
荷物管理。
ルクレティア:
既に疲れてる。
芸人側。
「まとまりねぇ!!!」
爆笑。
しかし。
それが:
■ “Gleam Garden”
だった。
――夜。
ホテル。
初日ロケ終了。
その頃。
全員。
■ ぐったり
「まだ一日目だよね……?」
アオロビ、
遠い目。
その時。
ディレクター。
笑顔。
『明日は朝5時集合です!!』
数秒。
静止。
「終わったぽん〜」
ぴたぽん、
布団へ倒れる。
その頃。
ルクレティア。
天井見ながら、
静かに呟く。
「……七日間?」
誰も。
まだ。
■ 本当の地獄を知らなかった
のである。
第3話
― 2日目、全員バラエティに染まり始める ―
AM 4:57
ホテル。
真っ暗。
静か。
……ではなかった。
「起きてぇぇぇぇ!!!」
ちょこみんと。
■ 朝からうるさい
「まだ夜……」
アオロビ、
完全に死。
その頃。
ルクレティア。
■ 布団から出てこない
「ルクさん、
本当に限界そうにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その時。
チノ、
真顔。
「あと3分で集合です」
数秒。
■ 全員起床
「ちーちゃん怖っ」
――AM 5:23
ビーチ。
朝日。
海。
綺麗。
……なのに。
ディレクター。
『朝イチ企画!!
南国早朝ビーチフラッグ対決ーーー!!!』
数秒。
「朝から?」
アオロビ真顔。
芸人側。
『朝だからだよ!!!』
意味不明。
――スタート。
砂浜。
全員並ぶ。
その瞬間。
■ ちょこみんと、
フライング
「まだーーー!!!」
\ズザァァァァ!!!/
転倒。
砂まみれ。
芸人側、
大爆笑。
「ちょこみん、
朝弱いのか強いのかわからん!!」
その頃。
ぴたぽん。
■ スタート遅い
「えっ、
もう始まったぽん!?」
平和。
しかし。
その一方。
■ チノ、
異常に速い
「ちーちゃんまた強い!!?」
芸人側困惑。
その頃。
チノ。
真顔。
滑り込み。
奪取。
無駄ゼロ。
「なんでそんなガチなの!?」
「勝負なので」
怖い。
――さらに。
La lune bleue .。
「にゃはは!!」
■ 普通に横から妨害し始める
「ネコさん自由すぎる!!!」
爆笑。
その時。
ルクレティア。
静かに走る。
しかし。
■ 砂浜に足取られる
\ズルッ/
「わっ」
\バタッ/
数秒。
芸人側。
「またルクレティアさん!!?」
完全に事故担当化していた。
「……砂浜嫌いになりそう」
――朝食。
南国ホテルビュッフェ。
ここで。
事件。
ちょこみんと。
■ 盛りすぎ
パン。
肉。
フルーツ。
卵。
山。
「みんとさん、
合宿の男子高校生にゃ」
La lune bleue .苦笑。
その頃。
みるく。
■ 小皿に綺麗配置
「みるしゃん、
朝からオシャレぽん〜」
一方。
ティラミス。
■ 朝なのにカレー
「ティラさん重っ」
「……朝だから」
意味不明。
――午前企画。
■ 『巨大ウォータースライダー耐久』
数秒。
「来た……」
アオロビ、
完全に諦め顔。
その頃。
芸人側。
『何回も滑ってもらいます!!』
「耐久って何!?」
――結果。
ちょこみんと:
毎回叫ぶ。
ぴたぽん:
毎回変な声出る。
La lune bleue .:
途中から笑いすぎ。
アオロビ:
顔が終わる。
ローシャ:
意外と冷静。
みるく:
静かに固まる。
ティラミス:
無。
チノ:
姿勢が綺麗。
ルクレティア:
■ 毎回水しぶきで事故る
芸人側、
腹筋崩壊。
「ルクレティアさん、
撮れ高の神に愛されてる!!」
「嫌すぎるわ……」
――昼。
自由散策風ロケ。
しかし。
人数が多いので。
■ 三班に分断
■ 元気組
- ちょこみんと
- La lune bleue .
- ぴたぽん
→市場で暴走
■ 静か組
- ローシャ
- みるく
- ティラミス
→カフェ避難
■ 保護者組
- アオロビ
- チノ
- ルクレティア
→疲れてる
その頃。
市場班。
ちょこみんと、
謎フルーツ食べる。
「酸っぱぁぁぁ!!!」
芸人側大爆笑。
La lune bleue .、
横で笑い転げてる。
ぴたぽん、
試食全部食べてる。
完全に修学旅行だった。
――一方。
カフェ班。
平和。
静か。
ローシャ、
写真撮影。
みるく、
ジュース飲んでる。
ティラミス、
寝そう。
スタッフ。
「ここだけ番組違う」
――そして。
保護者組。
アオロビ、
日陰。
ルクレティア、
日陰。
チノ、
荷物管理。
■ 全員疲れてる
「温泉同好会って、
こんな体力企画だっけ……」
アオロビ遠い目。
その頃。
ルクレティア。
静かに海を見る。
数秒。
「……まだ二日目なのよね」
「言わない方がいいです」
チノ真顔。
――夜。
ナイトサファリ企画。
暗い。
森。
虫。
音。
その瞬間。
■ みるく、
アオロビへ避難
「怖いです……」
「わかる」
アオロビも怖い。
一方。
La lune bleue .。
■ テンション上昇
「夜だにゃ」
生き生きしてる。
その頃。
芸人側。
「ネコさんだけ適応してる!!」
――そして。
最後。
謎の大きい虫。
登場。
数秒。
■ ちょこみんと絶叫
■ ぴたぽん逃走
■ アオロビ後退
■ みるく固まる
■ ローシャ笑ってる
■ ティラミス無反応
■ チノ観察してる
■ La lune bleue .興味津々
そして。
ルクレティア。
数秒。
「……無理」
■ 即離脱
「ルクさん逃げたーーー!!!」
芸人側大爆笑。
その夜。
ホテル。
全員。
■ かなり疲れていた
でも。
確実に。
■ “全員バラエティに慣れ始めていた”
のである。
第4話 ― 3日目、南国大運動会開幕 ―
AM 6:12
ホテルロビー。
■ 全員、死んでいた
「……帰りたい」
アオロビ、
ソファで溶けている。
その横。
ルクレティア。
■ 完全に同じ顔
「三日目でこれなのね……」
静かな絶望。
その頃。
ちょこみんとは。
■ 何故か復活していた
「朝ご飯食べたら元気になった!!」
「燃費どうなってるぽん〜」
ぴたぽん苦笑。
――その時。
ディレクター登場。
笑顔。
嫌な笑顔。
『今日はですね!!』
数秒。
『南国大運動会でーーーす!!!』
静止。
「……は?」
全員、
止まる。
芸人側。
『せっかく9人居るからね!!』
『チーム戦だよ!!』
その瞬間。
ちょこみんと、
急に元気。
「運動会!!?」
一方。
アオロビ。
「終わった」
――チーム分け。
■ 太陽チーム
- ちょこみんと
- La lune bleue .
- チノ
- ローシャ
■ 月チーム
- アオロビ
- ルクレティア
- ぴたぽん
- みるく
- ティラミス
「人数差あるにゃ」
「月側、
保護者感強い」
アオロビ即答。
――第一種目。
■ 『巨大浮き輪リレー』
海。
浮き輪。
全力ダッシュ。
完全に地獄。
その瞬間。
ちょこみんと。
■ スタートダッシュ全力
速い。
うるさい。
元気。
「ちょこみん、
運動会適性高いな!!」
芸人側大爆笑。
しかし。
次の瞬間。
\ズルッ/
\バッシャァァァン!!!/
「またぁぁぁ!!?」
開始10秒。
落水。
「みんとさん、
海に愛されてるにゃ」
爆笑。
――その頃。
チノ。
■ 真面目に速い
浮き輪抱えて爆走。
芸人側。
「ちーちゃん、
ガチ勢だ!!」
「勝負なので」
怖い。
――一方。
月チーム。
アオロビ。
■ 浮き輪で転倒
ぴたぽん。
■ 浮き輪に埋まる
みるく。
■ 波で流されかける
ルクレティア。
■ 助けに行って一緒に落ちる
芸人側。
■ 崩壊
「ルクレティアさん、
なんで毎回事故るの!?」
「知らないわよ!!!!!」
珍しく大声。
――さらに。
ティラミス。
■ 普通に速い
「ティラさん強っ!?」
無言。
無表情。
でも速い。
その頃。
La lune bleue .。
■ 途中で遊び始める
「ネコさん!!
競技中!!」
「夏にゃ」
自由すぎる。
――第二種目。
■ 『激辛南国カレー早食い』
数秒。
「また食べ物ぽん〜」
その頃。
ちょこみんと、
嬉しそう。
「食べる系来た!!」
一方。
アオロビ。
■ 嫌な予感
そして。
カレー到着。
赤い。
危険。
芸人側。
『かなり辛いです!!』
その瞬間。
ティラミス。
■ ちょっと嬉しそう
「ティラさんなんで?」
――スタート。
ちょこみんと:
勢いで行く。
アオロビ:
秒で死ぬ。
ぴたぽん:
涙目。
みるく:
静かに限界。
ローシャ:
頑張る。
チノ:
無表情完食。
ティラミス:
普通。
La lune bleue .:
笑いながら食べてる。
そして。
ルクレティア。
一口。
数秒。
止まる。
「……辛っ」
その瞬間。
芸人側。
■ 大騒ぎ
「ルクレティアさんが崩れた!!」
「珍しいーーー!!!」
その頃。
ちょこみんと。
■ 辛さで情緒崩壊
「痛い!!
辛い!!
でも美味しい!!!」
「感情忙しいにゃ」
――昼。
休憩。
しかし。
■ カメラ回ってる
ので休憩にならない。
その頃。
アオロビ。
日陰で死んでる。
すると。
芸人側。
「アオロビちゃん、
完全に南国向いてないな!?」
「夜型なんで……」
その瞬間。
La lune bleue .、
横から入る。
「夜の生物にゃ」
「また生物扱い!!」
爆笑。
――夕方。
最後の企画。
■ 『巨大ウォーターバルーン戦争』
数秒。
「嫌な予感しかしない」
全員察する。
その瞬間。
開始。
■ 地獄
水風船。
投げる。
叫ぶ。
逃げる。
滑る。
落ちる。
カオス。
ちょこみんと:
投げすぎ。
アオロビ:
狙われる。
ぴたぽん:
味方にも当てる。
ローシャ:
地味に上手い。
みるく:
逃げ専。
チノ:
命中率高すぎ。
ティラミス:
無言狙撃。
La lune bleue .:
楽しんでる。
そして。
ルクレティア。
■ 集中砲火
\バシャッ!!/
\バシャッ!!/
\バッシャァァン!!!/
「なんで私ばっかり!?」
芸人側。
■ 大爆笑
「ルクレティアさん、
リアクション良いから!!」
「理由が最低ね!?」
その瞬間。
全員。
■ 笑い崩壊
――夜。
ホテル。
完全に疲労困憊。
しかし。
その頃。
スタッフ側。
かなり満足そう。
「今日、
撮れ高ヤバいな……」
その一方。
Gleam Garden側。
■ まだ三日目という事実
「……あと四日?」
アオロビ、
遠い目。
その時。
ルクレティア。
静かにベッドへ倒れる。
「……次の人生では、
静かに暮らしたいわ」
数秒。
共有部屋。
■ 爆笑
南国ロケ。
まだ。
■ 折り返しですらなかった
のである。
第5話 ― 4日目、無人島サバイバル地獄 ―
AM 7:08
ホテル前。
■ 全員、静か
静かすぎた。
その頃。
アオロビ。
「もう筋肉痛がデフォ」
ぴたぽん。
「歩き方おじいちゃんぽん〜」
ちょこみんと。
「でも今日は海!!」
■ 何故か元気
「みんとさん、
エネルギー無限なの?」
ローシャ苦笑。
その一方。
ルクレティア。
■ 既に疲れてる
「今日は何をさせられるのかしら……」
完全に諦め顔だった。
――その時。
ディレクター。
笑顔。
『今日はですね!!』
数秒。
『無人島サバイバル企画でーす!!!』
静止。
「温泉どこ?」
アオロビ真顔。
芸人側。
『最後に温泉入るから!!』
雑。
――船移動。
南国の海。
青。
透明。
綺麗。
しかし。
その頃。
みるく。
■ 船酔い気味
「……ゆれる……」
「みるしゃん大丈夫ぽん〜?」
ぴたぽん介護モード。
その一方。
La lune bleue .。
■ 船先で風浴びてる
「ネコさん、
完全に海賊」
芸人側爆笑。
さらに。
ちょこみんと。
■ 既に海入りたい
「まだダメです」
チノ即制止。
――無人島到着。
ジャングル。
砂浜。
何も無い。
その瞬間。
芸人側。
『ここで皆さんには!!』
数秒。
『BBQの材料を現地調達してもらいます!!』
「始まったにゃ……」
La lune bleue .苦笑。
――チーム分け。
■ 食材調達班
- ちょこみんと
- アオロビ
- La lune bleue .
- ぴたぽん
■ 拠点作成班
- ルクレティア
- ローシャ
- チノ
- みるく
- ティラミス
「絶対拠点班の方が安心」
アオロビ即答。
――まず。
食材班。
■ 魚釣り
開始。
しかし。
ちょこみんと。
「釣れない!!!」
騒がしい。
その横。
ぴたぽん。
「釣れたぽん〜」
■ 秒で成功
「ぴたさん強っ!!」
芸人側大爆笑。
さらに。
La lune bleue .。
■ 普通に素手で小魚捕獲
「ネコさん野生化してる!!!」
「夜の生物にゃ」
もう意味不明だった。
その頃。
アオロビ。
■ 日陰で休憩しかける
「アオさん働いて!!」
「暑いんだって!!」
――一方。
拠点班。
■ 異常に安定していた
チノ:
設営。
ローシャ:
整理。
みるく:
飲み物。
ティラミス:
木陰。
ルクレティア:
指示。
「ルクさん、
完全にキャンプ場管理人」
芸人側苦笑。
その時。
スタッフ。
『じゃあルクレティアさん、
火起こしお願いします!』
数秒。
「……ええ」
静かに薪準備。
その瞬間。
■ 異常に上手い
\ボッ!!/
芸人側。
「早っ!!!」
ルクレティア、
普通。
「キャンプ二回やったもの」
説得力。
――しかし。
問題。
ティラミス。
■ 火を見てぼーっとしてる
「ティラさん寝そう!!」
「……落ち着く」
その横。
みるく。
■ 何故か鳥に懐かれてる
「みるしゃん、
ディズニーみたいぽん〜」
平和だった。
――昼。
BBQ開始。
肉。
魚。
南国野菜。
その瞬間。
ちょこみんと。
■ 焼き係暴走
「いっぱい焼く!!!」
結果。
■ 焦がす
「みんとさん!!
黒い黒い!!」
爆笑。
その頃。
ローシャ、
静かに修正。
「火力強すぎるのよ」
完全に保護者。
一方。
La lune bleue .。
■ 肉横取りしてる
「ネコさん自由すぎる!!」
――さらに。
芸人側。
『せっかくだから、
南国フルーツ激辛チャレンジ!!』
数秒。
「嫌な予感ぽん〜……」
出てきた。
■ 謎の赤いソース
その瞬間。
ティラミス。
■ 興味津々
「ティラさん、
なんで嬉しそうなの」
――結果。
ちょこみんと:
叫ぶ。
アオロビ:
死ぬ。
ぴたぽん:
涙目。
みるく:
静かに限界。
ローシャ:
水飲む。
チノ:
普通。
La lune bleue .:
笑ってる。
ティラミス:
平気。
そして。
ルクレティア。
一口。
数秒。
止まる。
「……辛っ」
芸人側。
■ 拍手喝采
「また崩れたーーー!!!」
「もう嫌……」
完全に番組のおもちゃだった。
――夕方。
ラスト企画。
■ 『無人島宝探し』
しかし。
実態。
■ ジャングル地獄
暑い。
虫。
狭い。
その頃。
アオロビ。
■ 迷う
「待ってどこ!?」
「あおさん、
方向音痴にゃ」
爆笑。
さらに。
ルクレティア。
枝引っかかる。
\バサッ/
「きゃっ」
芸人側。
■ 即反応
「ルクレティアさん、
今日も撮れ高完璧!!」
「不本意すぎるわ……」
――夜。
無人島温泉。
ようやく。
■ 温泉要素回収
その瞬間。
全員。
■ 生き返る
「温泉だぁぁぁ……」
アオロビ、
半分溶けてる。
その頃。
ルクレティア。
静かに湯へ沈む。
数秒。
「……やっと温泉同好会だったわね」
その瞬間。
全員。
■ 爆笑
4日目。
ようやく。
少しだけ。
■ “温泉番組”を思い出した
のである。
第6話 ― 5日目、ついに全員おかしくなる ―
AM 8:14
ホテル。
■ 誰も起きてこない
静か。
異常なほど静か。
その頃。
スタッフ側。
「……今日、
全員疲れてるな」
そりゃそうである。
五日目。
■ まだ終わらない
のである。
――数分後。
ロビー。
まず。
アオロビ。
■ 完全に虚無
「魂抜けてるにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その頃。
ぴたぽん。
「歩くと筋肉痛ぽん〜……」
さらに。
ちょこみんと。
■ 何故かまだ元気
「朝ご飯ある!?」
「そこなのね……」
ローシャ苦笑。
一方。
ルクレティア。
■ 目が半分死んでる
「……あと何日?」
「まだ三日あります」
チノ即答。
「聞かなければよかったわ」
――その時。
ディレクター登場。
相変わらず元気。
『今日は!!
南国文化体験SPです!!!』
数秒。
「比較的平和そう」
みるく、
ちょっと安心。
その瞬間。
芸人側。
『ただし全部体張ります!!』
「終わった」
――最初の企画。
■ 『巨大バナナボート耐久』
数秒。
「文化?」
アオロビ真顔。
芸人側。
『南国だから!!』
勢い。
全部勢い。
――スタート。
海。
スピード。
揺れる。
その瞬間。
■ ちょこみんと、
楽しすぎて壊れる
「速ーーーい!!!」
一方。
みるく。
■ 固まってる
「みるしゃん、
魂飛んでるぽん〜」
さらに。
アオロビ。
■ 既に限界
「腕が無理!!」
その頃。
La lune bleue .。
■ 立とうとして怒られる
「ネコさん危ない!!」
爆笑。
――そして。
最大の事件。
ボート。
急旋回。
\ブンッ!!/
数秒。
■ ルクレティアだけ飛ぶ
\バッシャァァァン!!!/
静止。
芸人側。
■ 崩壊
「なんで毎回ルクレティアさん!!?」
「もう嫌ぁぁぁ!!!」
ついに叫んだ。
その瞬間。
全員。
■ 笑い死ぬ
――さらに。
■ 南国伝統ダンス体験
衣装。
音楽。
先生。
完全に文化企画。
……のはずだった。
その頃。
ちょこみんと。
■ 順応早い
「楽しい!!!」
上手い。
ノリも良い。
芸人側。
「ちょこみん、
こういうの強いな!!」
一方。
アオロビ。
■ 手足バラバラ
「アオさん、
ロボットにゃ」
爆笑。
さらに。
ティラミス。
■ 無表情なのに上手い
怖い。
その頃。
La lune bleue .。
■ アレンジし始める
「ネコさん自由!!」
「音楽入ると強いのよね」
ローシャ苦笑。
――そして。
ルクレティア。
優雅。
綺麗。
完璧。
芸人側。
「うわっ、
本物感ある!!」
その瞬間。
ちょこみんと。
「るくるくだけ作品違う!!」
爆笑。
――昼。
南国屋台ロケ。
ここで。
事件。
■ 『超巨大かき氷チャレンジ』
数秒。
「嫌な予感しかしないぽん〜」
そして。
出てきた。
■ バケツサイズ
「でっか!!!」
その頃。
ちょこみんと。
■ 即テンションMAX
「食べるーーー!!!」
一方。
アオロビ。
■ 頭痛確定を察知
――結果。
ちょこみんと:
速い。
ぴたぽん:
冷たい。
みるく:
小動物みたい。
ローシャ:
静か。
ティラミス:
無。
チノ:
普通。
La lune bleue .:
遊び始める。
そして。
ルクレティア。
数秒後。
■ 頭キーン
「っ……!」
芸人側。
■ 即テロップ確定顔
「ルクレティアさん、
リアクション神すぎる!!」
「もう本当に嫌……」
――夕方。
■ 島横断スタンプラリー
開始。
しかし。
五日目。
■ 全員疲れてる
ちょこみんと:
勢いだけ。
アオロビ:
省エネ。
ぴたぽん:
迷子。
みるく:
休憩多め。
ローシャ:
地図担当。
ティラミス:
静か。
チノ:
異常に正確。
La lune bleue .:
どっか行く。
ルクレティア:
■ もうツッコミ疲れてる
「にゃんちゃん、
どこ行くの」
「夜風感じてくるにゃ」
「今夕方よ」
――夜。
ホテル。
全員。
■ 完全にバラエティ慣れしていた
芸人側との距離も近い。
スタッフとも普通に喋る。
最初の緊張感。
もう無い。
その頃。
芸人側が、
笑いながら言う。
「Gleam Garden、
最初よりだいぶ壊れてきたな!」
数秒。
アオロビ。
ぽつり。
「多分、
環境が悪い」
爆笑。
その時。
ルクレティア。
静かにソファへ沈みながら言う。
「……あと二日」
数秒。
ちょこみんと。
満面の笑み。
「まだ遊べる!!!」
その瞬間。
全員。
■ 温度差で笑うしかなかった
のである。
第7話
― 6日目、ついに番組が制御不能になる ―
AM 9:02
ホテルロビー。
■ 全員、終わっていた
静か。
疲労。
虚無。
南国テンション、
完全消滅。
その頃。
アオロビ。
「身体が重い……」
ぴたぽん。
「もう日焼けが痛いぽん〜……」
みるく。
「……帰ったら寝ます」
ローシャ。
「全員限界ね」
しかし。
その一方。
■ ちょこみんと
だけ。
「朝ご飯のパンケーキ美味しかった!!」
「みんとさんだけ世界違うにゃ」
La lune bleue .苦笑。
――その時。
ディレクター。
笑顔。
■ 凄く嫌な笑顔
『今日はですね!!!』
数秒。
『南国巨大テーマパーク制覇SPでーーーす!!!』
静止。
「……テーマパーク?」
アオロビ、
ちょっと嫌な予感。
芸人側。
『絶叫全部乗ります!!』
「終わったぽん〜」
――移動。
南国巨大テーマパーク。
ジェットコースター。
巨大水路。
回転。
絶叫。
完全に:
■ “体力を削る施設”
だった。
その瞬間。
ちょこみんと。
■ テンション完全復活
「うわぁぁぁぁ!!!」
「みんとさん、
なんで元気なの」
――第一アトラクション。
■ 『超巨大急流滑り』
数秒。
「嫌だ」
アオロビ即答。
しかし。
芸人側。
『乗りまーーーす!!!』
強制。
――スタート。
ボート。
進む。
静か。
その頃。
ルクレティア。
■ 凄く嫌そう
「ルクさん、
顔に出すぎにゃ」
その時。
急降下。
\ゴォォォォォ!!!/
「うわぁぁぁぁ!!!」
■ 全員叫ぶ
そして。
着水。
\バッシャァァァン!!!/
数秒。
静止。
その後。
■ ルクレティアだけ全身ずぶ濡れ
芸人側。
■ 大爆笑
「なんで毎回!?」
「呪われてるのかしら……」
その頃。
チノ。
■ 濡れてない
「ちーちゃんどうなってるの!?」
「姿勢制御です」
怖い。
――さらに。
■ 『巨大回転ブランコ』
開始。
その頃。
みるく。
■ 既に怖い
「高いです……」
ぴたぽん。
「ウチも怖いぽん〜……」
一方。
La lune bleue .。
■ 楽しんでる
「夜風にゃーーー!!」
「今昼!!!」
爆笑。
その頃。
アオロビ。
■ 顔終わってる
芸人側。
「アオロビちゃん、
魂飛んでる!!」
――そして。
最大事故。
■ 『逆さ回転コースター』
数秒。
「無理」
ルクレティア真顔。
しかし。
芸人側。
『行ける行ける!!』
勢い。
全部勢い。
――結果。
ちょこみんと:
絶叫。
ぴたぽん:
変な声。
みるく:
固まる。
ローシャ:
意外と冷静。
ティラミス:
無。
チノ:
真顔。
La lune bleue .:
笑ってる。
アオロビ:
魂消失。
そして。
ルクレティア。
■ 降りた瞬間座り込む
芸人側、
崩壊。
「ルクレティアさん、
今日絶好調!!!」
「絶不調よ!!!」
ついにキレた。
その瞬間。
全員。
■ 爆笑
――昼。
休憩。
……のはずだった。
ディレクター。
『では次!!
南国動物ふれあい企画!!』
「休ませて」
アオロビ即答。
――動物エリア。
鳥。
猿。
ヤギ。
カピバラ。
平和。
……最初だけ。
その頃。
みるく。
■ 小動物に囲まれる
「みるしゃん、
完全に森の民ぽん〜」
平和。
一方。
La lune bleue .。
■ 猿に懐かれる
「ネコさん、
仲間認定されてる」
爆笑。
その頃。
ちょこみんと。
■ 鳥にエサ全部持ってかれる
「待ってぇぇぇ!!!」
芸人側。
■ 大爆笑
さらに。
ルクレティア。
静かにカピバラ撫でてる。
平和。
珍しく平和。
……その瞬間。
後ろから:
■ ヤギ突進
\ドンッ!!/
「きゃっ!?」
数秒。
芸人側。
■ 床崩壊レベルで笑う
「ルクレティアさん、
なんで毎回イベント起きるの!?」
「知らないわよぉ!!」
完全に番組の神に愛されていた。
――夜。
ホテル。
6日目終了。
その頃。
全員。
■ バラエティ適応済み
だった。
ちょこみんと、
普通に芸人側へツッコミ。
La lune bleue .、
勝手に編集ポイント作る。
アオロビ、
諦めてリアクションする。
ルクレティア。
■ もう抵抗しなくなってる
その時。
芸人側が笑う。
「最初より全員リアクション良くなってる!!」
数秒。
ローシャ、
静かに言う。
「慣れって怖いですね」
その瞬間。
全員。
■ 深く頷いた
のである。
第8話 ― 最終日、そして帰還 ―
AM 8:41
ホテル。
■ 最終日
だった。
数秒。
静か。
その頃。
ちょこみんと。
「……最終日かぁ」
珍しく、
少し落ち着いていた。
その横。
La lune bleue .。
窓の外を見る。
「早かったにゃ」
一方。
アオロビ。
■ かなり疲れてる
「やっと帰れる……」
本音。
その時。
ルクレティア。
静かにコーヒー飲みながら。
「長かったわね……」
数秒。
「本当に長かったわ」
重みが違う。
――その頃。
スタッフ側。
『本日最終日!!
ラストまでよろしくお願いしまーす!!』
元気。
■ まだ元気
芸人って怖い。
――最終日企画。
■ 『南国自由行動ロケ』
数秒。
「自由……?」
全員、
若干疑っていた。
しかし。
今回は本当に自由寄りだった。
海。
街。
買い物。
カフェ。
散歩。
かなり穏やか。
その瞬間。
全員。
■ 明らかに安心する
「今日は平和にゃ……」
La lune bleue .、
ちょっと嬉しそう。
――そして。
班分け。
■ 海満喫組
- ちょこみんと
- La lune bleue .
- ぴたぽん
■ 街散策組
- ローシャ
- みるく
- ティラミス
■ 休憩組
- アオロビ
- ルクレティア
- チノ
「休憩組って何」
アオロビ真顔。
「必要でしょう」
ルクレティア即答。
――海組。
■ ほぼ遊び
ちょこみんと、
海へダッシュ。
ぴたぽん、
浮き輪。
La lune bleue .、
浜辺で貝探し。
完全に夏休みだった。
その頃。
芸人側。
「ちょこみん、
本当に海好きだな!!」
「夏だから!!!」
元気。
しかし。
数秒後。
\ツルッ/
\バッシャァァァン!!!/
「また落ちたーーー!!!」
芸人側、
大爆笑。
「みんとさん、
もう海の住人にゃ」
――街組。
■ 番組変わったレベルで静か
ローシャ、
雑貨見る。
みるく、
カフェ。
ティラミス、
静か。
平和。
その頃。
スタッフ。
「ここだけ深夜番組」
さらに。
ローシャ。
現地アクセサリー見る。
「綺麗……」
みるく。
「似合いそうです」
完全に女子旅。
その一方。
ティラミス。
■ 謎の香辛料買ってる
「ティラさん、
何に使うの」
「……料理」
嫌な予感しかしない。
――休憩組。
■ 完全に保護者の休日
アオロビ。
「静かだ……」
感動していた。
その頃。
ルクレティア。
テラス席。
風。
海。
コーヒー。
■ 異常に似合う
芸人側。
「ルクレティアさん、
急に旅行雑誌なんよ」
その時。
チノ。
静かに言う。
「今が一番平和です」
全員納得。
――夕方。
全員集合。
海辺。
夕日。
かなり綺麗だった。
その頃。
スタッフ。
『最後、
皆さんで感想コメントお願いしまーす!』
数秒。
少し静かになる。
その時。
ちょこみんと、
笑う。
「楽しかった!!!」
即答。
「大変だったけど、
いっぱい笑ったし!」
その横。
ぴたぽんも頷く。
「毎日お祭りだったぽん〜」
La lune bleue .。
「夜の海綺麗だったにゃ」
ローシャ。
「こんな長いロケ初めてだったわね」
みるく。
「……最初より、
皆で自然に居られた気がします」
静かな声。
その時。
アオロビ。
少し笑う。
「途中から、
普通に合宿だった」
全員納得。
その頃。
ティラミス。
「……疲れた」
「それはそう」
爆笑。
そして。
最後。
ルクレティア。
静かに海を見る。
夕日。
風。
波。
数秒。
「……最初は、
正直嫌だったけれど」
静かな声。
「悪くなかったわ」
その瞬間。
ちょこみんと、
即抱きつく。
「るくるくーーー!!!」
「暑い暑い暑い」
崩れた。
――夜。
空港。
帰国。
全員。
■ かなり静か
疲労。
達成感。
そして。
少し寂しい。
その頃。
芸人側。
「また絶対来てね!!」
「次、
雪山とかどう!?」
数秒。
Gleam Garden側。
■ 全員嫌な顔
「嫌すぎるにゃ」
爆笑。
――飛行機。
窓の外。
夜空。
その頃。
ちょこみんと、
小さく呟く。
「……でもさ」
数秒。
「また行きたいかも」
静かな声。
その瞬間。
ルクレティア。
少し間を空けて。
「……次は、
もう少し平和な場所がいいわね」
全員、
吹き出した。
こうして。
7日間の南国バラエティ地獄は。
騒がしく。
馬鹿みたいで。
でも。
■ 最高に“Gleam Gardenらしい旅”
として、
終わったのである。
第9話 ― オンエア鑑賞会(前半) ―
PM 6:58
共有ルーム。
■ 完全上映会モード
だった。
机の上。
- ピザ
- ハンバーガー
- ポテチ
- アイス
- 炭酸
- エナドリ
「今日は長丁場だからね!!」
ちょこみんと、
完全に気合い入っていた。
実際。
今回。
■ “二週連続特番”
である。
編集量。
地獄。
放送時間。
長い。
その頃。
アオロビ。
ソファへ沈みながら。
「怖い……」
「アオさん、
もう慣れたにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その横。
ルクレティア。
■ 既に諦め顔
「どうせ今回も、
変な編集されてるのでしょう」
全員:
「うん」
「否定しなさい」
――そして。
番組スタート。
例のテーマ曲。
ドローン映像。
海。
空。
南国。
その瞬間。
\ドォォォン!!!/
■ 『温泉同好会・南の国7日間SP』
さらに。
\ドン!!!/
■ 『Gleam Garden、全員参戦』
数秒。
共有ルーム。
「うわ始まったぁぁぁ!!!」
ちょこみんと、
既にうるさい。
――さらに。
空港シーン。
■ ちょこみんと、
早送り編集
『海ーーー!!!』
『ロケーーー!!!』
『南国ーーー!!!』
\ピュンピュンピュン!!!/
■ 『騒がしい』
「またぁぁぁ!!!」
爆笑。
その頃。
アオロビ。
■ 死んだ顔だけ抜かれる
\ドン!!/
■ 『夜型』
「雑!!!」
芸人側、
笑い死ぬ。
――さらに。
La lune bleue .。
浜辺歩いてるだけ。
なのに。
\シャラァァァン……/
■ 『夜の生物、南へ』
「なんでドキュメンタリーみたいにゃ!?」
爆笑。
その頃。
みるく。
小動物に囲まれる。
編集。
■ 『森属性』
「属性付け始まったぽん〜」
――そして。
問題の:
■ 海上アスレチック
開始。
テレビ編集。
ちょこみんと。
■ 開始3秒落水
\バッシャァァァン!!!/
その瞬間。
編集。
■ 三回リプレイ
■ スロー
■ 『早い』
共有ルーム。
■ 崩壊
「そんな何回も落ちてない!!!」
「落ちてたにゃ」
La lune bleue .即答。
さらに。
アオロビ。
慎重移動。
しかし。
\スルッ/
\バッシャァァァン!!!/
編集。
■ 『南国向いてない』
「否定できないぽん〜」
――そして。
■ チノ無双
普通に速い。
落ちない。
安定。
編集。
\ドン!!!/
■ 『軍曹』
「なんで!?」
チノ、
真顔。
その頃。
芸人側。
「ちーちゃんだけ競技ガチなんよ!」
――さらに。
問題児。
■ ルクレティア
海へ落下。
\バッシャァァァン!!!/
その瞬間。
編集。
■ 『またお前か』
共有ルーム。
■ 大爆笑
「最低すぎるわ!!!」
ルクレティア、
クッション投げる。
さらに。
落ちた後の:
『冷たっ!!!』
■ 五回リプレイ
「編集班私で遊んでるでしょう!?」
「完全に主役にゃ」
――さらに。
■ 巨大ウォータースライダー
開始。
ちょこみんと:
叫ぶ。
ぴたぽん:
変な声。
みるく:
固まる。
アオロビ:
魂抜ける。
ティラミス:
無。
La lune bleue .:
笑ってる。
ルクレティア:
■ 水しぶき事故担当
編集。
\ドォォォン!!!/
■ 『水属性の鬼』
「属性増えた!!!」
共有ルーム崩壊。
――そして。
■ 激辛南国カレー
問題回。
ちょこみんと。
『辛い!!
でも美味しい!!』
編集。
■ 『情緒崩壊』
「酷い!!」
その頃。
ティラミス。
普通に食べる。
編集。
■ 『異常個体』
「ティラさんだけホラー番組ぽん〜」
さらに。
ルクレティア。
『……辛っ』
編集。
■ 一時停止
■ 炎背景
■ 『鬼、炎に敗北』
「なんで毎回そうなるの!?」
全員笑い死ぬ。
――番組中盤。
■ 無人島BBQ
開始。
ちょこみんと、
肉焦がす。
編集。
\ドン!!!/
■ 『炭生成機』
「違うもん!!!」
La lune bleue .。
肉横取り。
編集。
■ 『野生』
「もう固定されたにゃ……」
その頃。
ルクレティア。
火起こし成功。
編集。
\ドォォォン!!!/
■ 『北国の鬼、火を支配』
「なんなのその世界観!!!」
――さらに。
宝探し。
アオロビ迷子。
編集。
■ 『遭難』
「ただ迷っただけ!!」
みるく。
静かに木陰休憩。
編集。
■ 『妖精』
「編集班、
世界観作り始めてるぽん〜」
――そして。
前半ラスト。
■ 温泉シーン
ようやく。
本当に温泉。
その瞬間。
編集。
\ピカーーーーン!!/
■ 『本業』
数秒。
共有ルーム。
■ 爆笑
「温泉同好会だからね!?」
その頃。
アオロビ、
涙拭きながら言う。
「編集、
今回本当に暴走してる」
その瞬間。
テレビ。
■ 『後半へ続く』
\ドォォォン!!!/
さらに。
次回予告。
■ 『鬼、絶叫』
■ 『野生解放』
■ 『地獄のテーマパーク』
数秒。
共有ルーム。
静止。
「……後半、
もっと酷いのでは?」
アオロビ、
真顔。
その横。
ルクレティア。
■ 完全に遠い目
「……帰りたい」
第10話 ― オンエア鑑賞会(後半) ―
PM 8:14
共有ルーム。
■ 全員、既に疲れていた
理由。
■ 前半だけで笑いすぎた
からである。
その頃。
アオロビ。
「もう腹筋無理……」
ぴたぽん。
「編集が暴走しすぎぽん〜……」
一方。
ルクレティア。
■ まだ“鬼”擦られてる事に納得してない
「本当に何なのかしら、
あの番組……」
「今更にゃ」
――そして。
後半開始。
\ドォォォン!!!/
■ 『後半戦突入』
さらに。
■ 『疲労限界のGleam Garden』
「失礼すぎる!!!」
爆笑。
――まず。
■ 巨大テーマパーク編
開始。
急流滑り。
絶叫。
その瞬間。
ルクレティア。
\バッシャァァァン!!!/
編集。
■ 七方向リプレイ
■ スロー
■ 『また濡れた』
共有ルーム。
■ 崩壊
「七回はやりすぎでしょう!?」
ちょこみんと、
笑い転げる。
その頃。
芸人側。
「編集班、
完全に味しめてるな」
――さらに。
■ アオロビ、
絶叫マシン後
顔。
死。
編集。
\ドン!!!/
■ 『ログアウト寸前』
「やめて!!!」
爆笑。
その横。
La lune bleue .。
■ ジェットコースターで笑ってるだけ
編集。
■ 『適応済み』
「ネコさん、
南国で進化した感」
――そして。
■ 動物ふれあい編
開始。
みるく。
小動物に囲まれる。
編集。
\キラキラァァン……/
■ 『森の精霊』
「編集班、
みるしゃん好きすぎぽん〜」
その頃。
La lune bleue .。
猿に囲まれる。
編集。
■ 『ボス猿』
「カテゴリが野生側にゃ!!!」
爆笑。
さらに。
問題の。
■ ヤギ突進事件
\ドンッ!!/
『きゃっ!?』
編集。
■ 一時停止
■ ズーム
■ 『鬼、敗北』
共有ルーム。
■ 全員転げ落ちる
「なんで全部負けるのよ!!!」
ルクレティア、
クッション抱えてる。
――さらに。
■ バナナボート編
開始。
その頃。
ちょこみんと。
『速ーーーい!!!』
編集。
■ 謎の青春BGM
■ 『夏、してる』
数秒。
「急にエモくするな!!」
爆笑。
しかし。
次の瞬間。
ルクレティア。
\バッシャァァァン!!!/
編集。
■ 『5日連続落水』
「カウントされてる!?」
芸人側、
腹筋崩壊。
――そして。
■ ダンス体験
ここ。
編集班。
■ 完全に遊んでた
ちょこみんと:
ノリノリ。
La lune bleue .:
アレンジ。
ティラミス:
無表情で上手い。
ローシャ:
綺麗。
みるく:
控えめ。
アオロビ:
手足迷子。
編集。
■ 『ロボット』
「また!?」
その頃。
ルクレティア。
優雅。
綺麗。
完璧。
編集。
\ドォォォン!!!/
■ 『ラスボス覚醒』
「ダンス企画よね!?」
――さらに。
■ 巨大かき氷
問題回。
ちょこみんと。
『頭痛い!!!』
編集。
■ 『知能低下』
「酷すぎる!!!」
ぴたぽん。
『冷たいぽん〜!』
編集。
■ 『平和』
「雑ぽん〜!?」
そして。
ルクレティア。
■ 頭キーン
編集。
■ 雷エフェクト
■ 『鬼、氷属性に敗北』
「属性増やすのやめなさい!!!」
共有ルーム。
■ 呼吸困難
――さらに。
■ テーマパーク最終戦
逆さコースター。
その瞬間。
ルクレティア。
『嫌ぁぁぁぁ!!!』
数秒。
共有ルーム。
■ 静止
「待って」
アオロビ、
真顔。
「ルクさん、
こんな叫ぶんだ」
「そこ!?」
爆笑。
編集。
■ 三連リプレイ
■ 『鬼、飛ぶ』
「もう帰る!!!」
しかし。
その直後。
番組ラスト。
夕日。
海。
静かなBGM。
その頃。
メンバー達。
笑ってる。
遊んでる。
疲れてる。
でも。
楽しそう。
数秒。
共有ルーム。
少し静かになる。
テレビ内。
ちょこみんと:
『また来たいね!!』
La lune bleue .:
『騒がしかったにゃ』
アオロビ:
『合宿だったなぁ……』
ルクレティア:
『……悪くなかったわ』
その瞬間。
番組スタッフコメント。
■ 『Gleam Garden、
完全に温泉同好会ファミリー入り』
数秒。
共有ルーム。
静止。
「……ファミリー?」
アオロビ、
嫌な予感。
その時。
テレビ。
最後の最後。
\ドォォォン!!!/
■ 『次回、雪山編――?』
数秒。
全員。
■ 嫌な顔
「嫌ぁぁぁぁぁ!!!」
ちょこみんと絶叫。
その頃。
ルクレティア。
静かに天井を見る。
「……逃げられないのね」
その瞬間。
共有ルーム。
■ 大爆笑
こうして。
南の国スペシャル。
そして。
7日間地獄ロケは。
完全に:
■ “伝説回”
として、
世に放たれたのである。
第11話 ― “世間の反応、見ます?” ―
夜。
共有ルーム。
■ 静か
だった。
理由。
■ 二週連続特番を見終えた
からである。
笑った。
騒いだ。
疲れた。
完全に、
エネルギーを使い切っていた。
その頃。
アオロビ。
ソファに沈みながら。
「……凄かったね」
「編集が暴走してたにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その横。
ルクレティア。
■ 完全に遠い目
「……もう“鬼”って呼ばれたくないわ」
「無理ぽん〜」
ぴたぽん即答。
――その時。
ちょこみんと。
スマホ持ちながら。
■ ソワソワしていた
数秒。
「……見る?」
静かな声。
全員。
察する。
■ エゴサーチ
である。
――数秒後。
共有ルーム。
■ 第二回エゴサ祭り開幕
「怖い怖い怖い!!!」
ちょこみんと、
既に情緒不安定。
その頃。
アオロビ。
検索。
数秒。
止まる。
「……うわ」
「どうしたにゃ?」
スマホ画面。
■ 『温泉同好会、
Gleam Garden回が神回すぎる』
■ 『もう芸人より面白い』
■ 『編集班に愛されてる』
■ 『毎週出てほしい』
共有ルーム。
静止。
「毎週!?」
ルクレティア、
嫌そう。
さらに。
■ 『鬼、敗北』
切り抜き。
■ 再生数:100万突破
数秒。
共有ルーム。
■ 崩壊
「なんで!?」
ルクレティア、
本気で困惑。
その頃。
アオロビ、
笑い死にかけ。
「ルクさん、
ネットのおもちゃになってる」
「嫌すぎるわ!!!」
――さらに。
ちょこみんと。
検索。
数秒後。
■ 『みんとちゃん、
リアクション全部満点』
■ 『騒がしいのに可愛い』
■ 『情緒崩壊アイドル好き』
■ 『食欲モンスターまた見たい』
「最後なんかおかしい!!」
爆笑。
その頃。
La lune bleue .。
自分の感想検索。
数秒。
止まる。
■ 『夜の生物』
■ 『野生』
■ 『ボス猿』
■ 『南国適応個体』
数秒。
「……生き物扱いにゃ」
「もう分類されてるぽん〜」
――その頃。
みるく。
静かに見ていた。
すると。
■ 『森の精霊』
■ 『癒し枠』
■ 『みるくさんだけ空気違う』
数秒。
みるく、
ちょっと照れる。
「……優しい人多いですね」
静かな声。
その時。
ローシャも、
検索していた。
■ 『ローシャさん、
実はかなり常識人』
■ 『保護者感ある』
■ 『落ち着く』
その瞬間。
ローシャ、
苦笑。
「保護者って何なのかしら」
その横。
アオロビ。
■ 『ログアウト寸前』
切り抜き大量発生
「やめて」
爆笑。
さらに。
チノ。
■ 『軍曹』
■ 『フィジカル担当』
■ 『実は一番強い説』
数秒。
「チノさん、
完全に別方向人気出てる」
その頃。
チノ、
真顔。
「軍曹とは」
「知らない方が良いぽん〜」
――さらに。
ティラミス。
■ 『異常個体』
■ 『感情が読めない』
■ 『でも強い』
数秒。
ティラミス。
「……褒められてる?」
「たぶんにゃ」
――そして。
問題。
■ 『温泉同好会、
Gleam Garden正式加入しろ』
数秒。
共有ルーム。
静止。
「加入?」
アオロビ、
嫌な顔。
その時。
さらに。
■ 『雪山編、
Gleam Garden絶対必要』
■ 『次回予告、
ガチだったら嬉しい』
■ 『もうレギュラーだろ』
数秒。
ルクレティア。
■ 無言でスマホ伏せる
「見なかった事にしたいわ……」
その頃。
ちょこみんと。
逆に、
かなり嬉しそう。
「でもさ!!」
数秒。
「こんなに楽しんでもらえたんだよ!?」
静かな声。
共有ルーム。
少し静かになる。
確かに。
大変だった。
疲れた。
毎日騒がしかった。
でも。
画面の向こう。
いっぱい笑ってた。
いっぱい楽しんでた。
その時。
アオロビ、
少し笑う。
「……まぁ」
数秒。
「Gleam Gardenらしかったよね」
その瞬間。
La lune bleue .も、
静かに頷く。
「綺麗すぎない感じが、
良かったのかもにゃ」
ローシャ。
「“頑張ってる感”より、
本当に楽しんでたものね」
みるく。
「……文化祭みたいでした」
ぴたぽん。
「毎日修学旅行ぽん〜」
その時。
ルクレティア。
静かにため息。
数秒。
「……次があるなら」
全員、
見る。
「せめて、
湖に落ちない場所がいいわ」
数秒。
共有ルーム。
■ 大爆笑
こうして。
Gleam Gardenの:
■ 温泉同好会シリーズ
は。
ただのゲスト出演ではなく。
■ “伝説のバラエティ回”
として。
確かに、
刻まれたのである。
外出、し辛くなった?
夜。
共有ルーム。
かなり静かだった。
テレビ。
そこには:
■ 『温泉同好会・南の国SP 再放送決定!』
の文字。
数秒。
「またやるの!?」
ちょこみんと、
笑いながら崩れる。
その横。
アオロビ。
「擦られすぎでは」
La lune bleue .。
「もう完全に定番回にゃ」
その頃。
ルクレティア。
■ 完全に諦め顔
「……“鬼、敗北”また流れるのね」
「流れるぽん〜」
ぴたぽん即答。
――その時。
みるくが、
小さく言った。
「……でも」
数秒。
「皆、
普通に外歩けてるんですか?」
静かな声。
その瞬間。
共有ルーム。
少し止まる。
確かに。
今まで:
- 音楽番組
- 朝番組
- 温泉同好会×2
- 大型南国SP
かなり出た。
しかも。
■ 顔出し
完全にしている。
その頃。
アオロビ、
ぽつり。
「……言われてみれば」
ちょこみんとも止まる。
「そういえば、
普通にバレそう」
――数秒後。
■ “実際どうなのか会議”
開始。
その頃。
ちょこみんと。
「私はねー」
数秒。
「めちゃくちゃ声掛けられる」
静止。
「やっぱり?」
アオロビ納得。
ちょこみんと、
苦笑。
「特に子供!」
『みんとちゃん!?』
って普通に言われる」
その瞬間。
La lune bleue .、
吹き出す。
「みんとさん、
リアクション派手だから覚えられやすいにゃ」
「あと声」
ローシャ補足。
確かに。
テレビのまんま。
隠せない。
――さらに。
ちょこみんと。
「でも、
写真ください!
とかより」
数秒。
「“応援してます!”
が多いかな」
静かな声。
「嬉しいよ?」
「でも、
コンビニで急に言われると
びっくりする!」
爆笑。
――その頃。
アオロビ。
「私は逆」
数秒。
「気付かれない」
「えっ」
全員見る。
その時。
アオロビ。
■ 普段パーカー+メガネ+マスク
「完全に一般人」
「アオさん、
オーラ消すの上手いぽん〜」
しかし。
アオロビ、
続ける。
「ただ」
数秒。
「“ログアウト寸前の人ですよね?”
って言われた事ある」
共有ルーム。
■ 崩壊
「最悪!!!」
ちょこみんと、
笑い死にかけ。
「なんでそこ覚えられてるの!?」
「ネットミーム化してたにゃ」
――さらに。
La lune bleue .。
「ネコさんは?」
数秒。
「……バレるにゃ」
即答。
「やっぱり」
「猫耳無くても?」
「目立つもの」
確かに。
La lune bleue .。
雰囲気が強い。
その時。
La lune bleue .、
苦笑。
「あと」
数秒。
「“夜の生物だ”
って言われた」
共有ルーム。
■ 爆笑
「一般人がその呼び方する!?」
「完全に番組視聴者ぽん〜」
――その頃。
みるく。
「私は、
まだあんまり……」
静かな声。
しかし。
ローシャ、
少し笑う。
「みるくさん、
街だと普通に溶け込むものね」
確かに。
みるくは、
自然体。
静か。
目立ちにくい。
その時。
みるく。
少し考えて。
「でも」
数秒。
「“森の精霊の人ですよね?”
はありました」
静止。
「居たんだその呼び方!!!」
爆笑。
――さらに。
チノ。
「私は、
かなり見られます」
即答。
「やっぱり」
チノ、
真顔。
「“軍曹だ”って」
数秒。
共有ルーム。
■ 大爆笑
「軍曹定着してるーーー!!!」
その頃。
チノ、
納得いってない。
「軍曹とは」
「もう説明不能もじゃ」
――その時。
全員。
■ ルクレティアを見る
数秒。
ルクレティア、
察する。
「……聞くのね」
その瞬間。
ちょこみんと。
「るくるく絶対ヤバい!!」
数秒。
ルクレティア。
静かにため息。
「……かなり気付かれるわ」
「やっぱりにゃ」
「特に」
数秒。
■ 『鬼、敗北』
が強すぎた。
共有ルーム。
■ 爆発
「そこ!?」
「“あっ、鬼の人だ”
って言われるのよ」
「嫌すぎる!!!」
その頃。
アオロビ、
腹抱えてる。
「肩書きが最悪」
しかし。
ルクレティア、
少し真面目になる。
「でも」
静かな声。
「嫌な事ばかりではないわ」
その瞬間。
空気が少し変わる。
「普通に」
数秒。
「“音楽好きです”
とか」
「“ライブ行きました”
とか」
「“頑張ってください”
って言われる方が多いもの」
静かな声。
その頃。
ローシャも頷く。
「そこは本当にそう」
「怖い人、
ほとんど居ないよね」
ちょこみんとも笑う。
その時。
ぴたぽん。
ぽつり。
「でも、
全員で歩くのは危険ぽん〜」
数秒。
全員。
■ 想像する
9人。
南国SPメンバー。
街。
カオス。
「……目立つ」
アオロビ即答。
「隠れる気ゼロにゃ」
La lune bleue .笑う。
その時。
ルクレティア。
静かに言った。
「まぁ」
数秒。
「少なくとも」
「前みたいに、
全員でファミレス行って騒ぐのは
少し難しくなったわね」
その瞬間。
ちょこみんと。
少し寂しそうに笑う。
「……有名になるって、
そういう事なんだね」
静かな声。
でも。
その直後。
アオロビ、
小さく笑った。
「まぁでも」
数秒。
「“Gleam Gardenですか?”
って言われるの」
「嫌いじゃないでしょ」
その瞬間。
共有ルーム。
少し静かになって。
それから。
みんな、
少しだけ笑った。
闇鍋パーティ(リズ様リクエスト・全3話+おまけ)
第1話 ― “それ、鍋に入れるの?” ―
夜。
共有ルーム。
寒い。
冬。
そんな中。
ローシャが、
ぽつりと言った。
「……闇鍋、しない?」
数秒。
静止。
その後。
「闇鍋!?」
ちょこみんと、
即反応。
「急にどうしたにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その頃。
ローシャ。
少し笑う。
「なんとなく、
皆で騒ぎたいなって」
静かな声。
「あと、
誰が何持ってくるのか
ちょっと気になる」
その瞬間。
全員。
■ 嫌な予感
がした。
――数分後。
■ 闇鍋ルール会議
開催。
ルクレティア。
「一応確認するけれど」
数秒。
「“食べられる物”よね?」
その瞬間。
全員。
■ ティラミスを見る
「……?」
「ティラさんを疑うなにゃ」
「いやでも絶対なんかやるぽん〜」
――ルール。
■ 一人一品持参
■ 正体は最後まで秘密
■ 食べ物である事
■ 本当に危険な物は禁止
「最後のルール、
ティラさん向け」
アオロビ即答。
「……失礼」
――そして。
翌日。
共有ルーム。
テーブル中央。
■ 巨大鍋
設置。
その周囲。
袋。
箱。
タッパー。
保冷バッグ。
かなり危険だった。
その頃。
ちょこみんと。
■ ニヤニヤしてる
「ふふふ……」
「みんとさん、
絶対ロクでもないにゃ」
La lune bleue .苦笑。
その一方。
アオロビ。
■ めちゃくちゃ警戒
「怖い怖い怖い」
その時。
ぴたぽん。
「普通に美味しいの持ってきたぽん〜」
平和。
しかし。
ローシャ。
「“普通”って、
この場だと信用できないのよね」
――まず。
みるく。
静かに袋を置く。
「……これは、
普通です」
小さな声。
その瞬間。
全員。
■ 逆に怖い
「みるしゃんが言うと
本当に普通そうぽん〜」
――次。
La lune bleue .。
■ めちゃくちゃ細長い箱
持参。
「ネコさん、
何それ」
「秘密にゃ」
嫌な笑い方。
――さらに。
アオロビ。
コンビニ袋。
「私は安全枠だから」
「フラグっぽいにゃ」
――その頃。
ルクレティア。
普通の紙袋。
「ルクさんは?」
「鍋なのだから、
鍋らしい物を」
■ 唯一まともそう
だった。
しかし。
その横。
ティラミス。
■ 保冷バッグ
しかも。
冷気。
「ティラさん?」
「……大丈夫」
「その“大丈夫”が怖いぽん〜」
――さらに。
チノ。
■ 無言
ただ。
袋だけ置く。
「ちーちゃん、
逆に読めない」
ローシャ苦笑。
その時。
ぴたぽん。
大きい紙袋。
「ウチ、
楽しいの持ってきたぽん〜」
「楽しい?」
数秒。
全員。
■ 不安
――そして。
最後。
ちょこみんと。
■ やたら重そう
「ちょこ姉、
何それ」
「ふっふっふ」
嫌な笑い方。
「絶対ダメなやつ!!!」
アオロビ即警戒。
――準備開始。
しかし。
ここで問題。
■ 全員、
お互いを信用してない
「先に見せて」
「嫌にゃ」
「ティラさんだけ確認したい」
「……?」
「その反応怖いのよ」
――その頃。
ローシャ。
笑っていた。
「もうこの時点で面白いわね」
静かな声。
確かに。
まだ:
■ 鍋、始まってない
のである。
――そして。
ルクレティア。
鍋に火を入れる。
ぐつぐつ。
湯気。
冬。
良い雰囲気。
……のはずだった。
その瞬間。
ちょこみんと。
「じゃあ!!
せーので入れる!?」
数秒。
静止。
アオロビ。
「待って、
本当に大丈夫?」
その時。
La lune bleue .、
ニヤッと笑う。
「もう遅いにゃ」
そして。
全員。
■ 一斉に食材を構える
鍋。
湯気。
不穏。
その頃。
ルクレティア。
静かに呟く。
「……これ、
本当に食べられるのかしら」
数秒後。
■ 地獄が始まる
のである。
第2話 ― “もう匂いが終わってる” ―
夜。
共有ルーム。
テーブル中央。
■ 運命の鍋
ぐつぐつ。
湯気。
しかし。
■ 不安しかない
その頃。
ちょこみんと。
「じゃあ!!
順番に入れてこう!!」
元気。
怖い。
――トップバッター。
■ ルクレティア
「普通の物から入れましょう」
安心感。
袋オープン。
中身。
■ 白菜
■ しいたけ
■ 鶏肉
■ 豆腐
数秒。
全員。
■ 安堵
「ルクさん神!!!」
「ようやく鍋になったにゃ……」
その頃。
ルクレティア。
ちょっと不満そう。
「何故そこまで警戒されていたのかしら」
「他が怖いからぽん〜」
――次。
■ アオロビ
「私は安全枠」
コンビニ袋。
中身。
■ ウインナー
■ 餃子
■ もやし
「普通だ!」
「良かったぁぁぁ!!」
しかし。
La lune bleue .、
小声。
「逆に怖いにゃ」
――そして。
■ ぴたぽん
「いくぽん〜!」
紙袋。
中身。
■ ちくわぶ
■ はんぺん
■ カニカマ
平和。
かなり平和。
「ぴたさん優しい」
「安心感すごいぽん〜」
その時。
ティラミス。
■ 無言
保冷バッグを開ける。
数秒。
中身。
■ 激辛麻婆豆腐
静止。
「待って」
アオロビ真顔。
「鍋に?」
「……美味しい」
「そういう問題じゃないにゃ!!!」
その頃。
ちょこみんと。
■ 爆笑
「てぃらみ強すぎるって!!」
しかし。
ティラミス。
普通に投入。
\ドバァッ/
数秒後。
■ 鍋、赤くなる
「終わったぽん〜」
――さらに。
■ La lune bleue .
細長い箱。
開封。
中身。
■ チョコバナナ(屋台のやつ)
静止。
「ネコさん?」
「にゃ?」
「なんで?」
La lune bleue .、
笑う。
「闇鍋だからにゃ」
「ルールを悪用するな!!!」
しかし。
投入。
\ボチャッ/
数秒。
■ 鍋から甘い匂い
「終わったにゃ」
――その頃。
みるく。
静かにタッパー開ける。
「……普通です」
中身。
■ マロニー
数秒。
全員。
■ 拍手
「みるしゃん!!
ありがとうぽん〜!!」
「救世主にゃ」
みるく、
ちょっと困ってる。
――さらに。
■ チノ
無言で袋を置く。
中身。
■ 魚肉ソーセージ
「チノさんも安全!」
しかし。
その次。
■ “わさび大量”
静止。
「待って」
チノ、
真顔。
「アクセントです」
「加減を覚えて!!!」
芸人番組みたいになっていた。
――その時。
最大問題。
■ ちょこみんと
重い袋。
ゆっくり開封。
数秒。
中身。
■ 巨大プリン
静止。
共有ルーム。
■ 完全停止
「…………は?」
アオロビ、
真顔。
「ちょこ姉?」
ちょこみんと、
満面の笑み。
「美味しいかなって!」
「なんでそう思った!!!」
爆笑。
その頃。
ルクレティア。
■ 頭抱える
「待ちなさい、
本当に入れるの?」
「闇鍋だよ!?」
「免罪符みたいに使わないで」
しかし。
投入。
\ボチャァッ/
数秒。
■ 鍋、完全に終わる
赤い。
甘い。
辛い。
謎。
「匂いが喧嘩してるにゃ!!!」
La lune bleue .、
笑い崩壊。
――そして。
完成。
■ Gleam Garden闇鍋
見た目:
終末。
匂い:
地獄。
色:
説明不能。
その頃。
アオロビ。
■ 箸持つ手が震えてる
「これ食べるの……?」
その時。
ローシャ。
■ めちゃくちゃ笑ってる
「最高ねこれ」
「提案者が一番楽しんでるぽん〜」
――そして。
運命の実食。
ルール:
■ 取った物は食べる
逃げ禁止。
その瞬間。
ちょこみんと。
「いっくぞーーー!!!」
■ 最初に取る
勢いよく。
持ち上がる。
数秒。
■ プリン付き餃子
静止。
共有ルーム。
■ 大爆笑
「最初から事故ってる!!!」
その頃。
ちょこみんと。
一口。
数秒。
止まる。
「……甘辛い」
「感想が終わってるにゃ」
――さらに。
アオロビ。
取る。
■ 麻婆豆腐まみれチョコバナナ
「嫌ぁぁぁぁ!!!」
爆笑。
ぴたぽん。
■ わさび直撃
「つーーーん!!!」
みるく。
■ 比較的安全
「……普通に美味しいです」
「みるしゃんだけ世界違う」
――そして。
ルクレティア。
静かに取る。
数秒。
■ プリン浸ししいたけ
共有ルーム。
■ 崩壊
「なんでよりによって!!?」
その頃。
La lune bleue .。
涙出るほど笑ってる。
「ルクさん、
持ってるにゃ……」
ルクレティア。
覚悟。
一口。
数秒。
静止。
そして。
「……っ」
その瞬間。
全員。
■ 注目
ルクレティア。
静かに言う。
「……人生で初めて、
しいたけに謝りたくなったわ」
共有ルーム。
■ 完全崩壊
そして。
地獄の闇鍋は。
■ まだ始まったばかり
だったのである。
第3話 ― “誰が勝者だったの?” ―
夜。
共有ルーム。
■ 地獄
だった。
テーブル中央。
闇鍋。
既に:
■ “鍋”ではない何か
へ進化していた。
色。
赤い。
茶色い。
黄色い。
説明不能。
匂い。
甘い。
辛い。
しょっぱい。
もう喧嘩とかいうレベルじゃない。
――その頃。
アオロビ。
■ 完全に戦意喪失
「もう無理……」
「まだ終わってないにゃ」
La lune bleue .、
悪い笑顔。
その横。
ぴたぽん。
「鼻が混乱してるぽん〜……」
――そして。
第二ラウンド。
■ 強制再開
「じゃあ次!!」
ちょこみんと、
何故か元気。
その瞬間。
アオロビ。
「ちょこ姉、
なんでそんな楽しそうなの」
「闇鍋だから!!」
■ 免罪符再使用
――次。
ローシャ。
箸を入れる。
数秒。
持ち上がる。
■ プリン麻婆豆腐
静止。
共有ルーム。
「うわぁ……」
しかし。
ローシャ。
笑っていた。
「逆に気になるわね」
「ロマンさん、
時々狂うにゃ」
一口。
数秒。
止まる。
「……甘い後に辛い」
「その情報いらない!!!」
爆笑。
――さらに。
ティラミス。
無言。
取る。
■ チョコバナナ+わさび
数秒。
全員。
■ 注目
ティラミス。
食べる。
数秒。
静止。
その後。
「……変」
「ティラさんが変って言うレベル!?」
かなり危険だった。
――その頃。
みるく。
恐る恐る取る。
数秒。
■ 安全そうな豆腐
「みるしゃん当たりぽん〜!」
しかし。
一口後。
静止。
「……甘い」
数秒。
■ プリン味
共有ルーム。
■ 崩壊
「逃げられない!!!」
――さらに。
チノ。
無言。
取る。
■ わさび直撃マロニー
しかし。
普通に食べる。
「チノさん!?」
「……辛いです」
「その程度で済むの!?」
芸人番組ならテロップ出てた。
――そして。
■ La lune bleue .
笑いながら鍋を探る。
数秒。
「あっ」
嫌な声。
持ち上がる。
■ プリンしいたけ麻婆豆腐
「役満にゃ」
全員。
■ 爆笑
その頃。
ルクレティア。
「もうやめましょうこの鍋……」
完全に疲れていた。
しかし。
La lune bleue .。
■ 食べる
数秒。
止まる。
さらに。
数秒。
「……脳が混乱するにゃ」
「ネコさんが負けた!!!」
――その時。
事件。
ちょこみんと。
鍋の奥を見る。
数秒。
「あれ?」
「どうしたぽん〜?」
その瞬間。
■ 巨大プリン、原型残ってる
共有ルーム。
■ 崩壊
「まだ居るの!?」
「強すぎるにゃ!!!」
その頃。
アオロビ。
■ 本気で引いてる
「なんで溶けないの……」
ちょこみんと、
笑顔。
「ラスボスだ!!」
「嬉しそうに言うな」
――そして。
最後。
■ 誰がラスボスプリンを食べるか問題
発生。
数秒。
全員。
■ 押し付け合い
「みんとさんが入れたんだから
みんとさん食べて」
「えぇぇぇ!!?」
「責任取るにゃ」
「ティラさん食べれるでしょ」
「……嫌」
「ティラさんが拒否した!?」
――その時。
ローシャ。
笑いながら言う。
「じゃあ、
最後は提案者の私が食べようか」
数秒。
全員。
「えっ」
ローシャ。
静かにプリンをすくう。
そこへ。
■ 麻婆豆腐
■ わさび
■ チョコ
■ 出汁
全部絡んでる。
完全体。
その瞬間。
アオロビ。
「待って、
本当にやめた方が」
しかし。
ローシャ。
笑顔。
「せっかくだもの」
一口。
数秒。
静止。
共有ルーム。
■ 全員注目
その後。
ローシャ。
静かに水を飲む。
さらに。
数秒後。
「……人生で初めて、
“味が渋滞する”って理解したわ」
共有ルーム。
■ 完全崩壊
ちょこみんと、
床転がってる。
ぴたぽん、
呼吸困難。
La lune bleue .、
涙出てる。
ルクレティア、
机叩いて笑ってる。
みるく、
珍しく声出して笑ってる。
チノ、
肩震えてる。
ティラミス。
ぽつり。
「……またやる?」
数秒。
静止。
その後。
■ 全員
「やらない!!!」
大爆笑。
――そして。
テーブル上。
地獄鍋。
空気。
笑い声。
散らかった部屋。
その頃。
ルクレティア。
静かに笑いながら言う。
「……まぁ」
数秒。
「こういう馬鹿みたいな時間、
嫌いじゃないわ」
その瞬間。
共有ルーム。
少しだけ、
優しい空気になる。
闇鍋。
味は終わっていた。
でも。
■ “Gleam Gardenらしさ”は満点
だったのである。
『闇鍋パーティ・特別アフタートーク』
― “誰が悪かったの?”反省会 ―
深夜。
共有ルーム。
鍋終了後。
■ 地獄の後始末
である。
その頃。
アオロビ。
■ 鍋洗い担当
「……プリンって、
鍋にこびりつくんだ」
絶望していた。
その横。
ちょこみんと。
「ごめんなさい」
珍しく素直。
しかし。
数秒後。
「でも面白かったよね!」
「反省しろ!!!」
爆笑。
――その頃。
ルクレティア。
テーブル拭きながら、
静かに言う。
「まず、
誰が悪かったのか整理しましょう」
数秒。
全員。
■ ちょこみんとを見る
「なんでぇぇぇ!!?」
「プリン」
「プリンにゃ」
「プリンぽん〜」
「プリンですね」
満場一致。
――しかし。
ちょこみんと、
即反論。
「でも!!
ネコちゃんもチョコバナナ入れたじゃん!!」
その瞬間。
La lune bleue .。
■ 目逸らす
「……お祭り気分だったにゃ」
「認めた!!!」
爆笑。
――さらに。
アオロビ。
「ティラさんもだいぶ悪い」
ティラミス。
「……?」
「麻婆豆腐を鍋に入れるな」
「美味しい」
「方向性の問題なのよ!!!」
――その頃。
ぴたぽん。
笑いながら言う。
「ルクさんだけ最後まで
“鍋に戻そう”としてたぽん〜」
その瞬間。
全員。
■ 思い出す
白菜。
鶏肉。
豆腐。
■ 最初だけ普通だった
「ルクさん、
途中で諦めてたにゃ」
ルクレティア。
静かにため息。
「プリン投入の瞬間、
全てを諦めたわ」
爆笑。
――さらに。
ローシャ。
食器片付けながら、
小さく笑う。
「でも、
思ったより酷かったわね」
「提案者が言う!?」
その時。
ローシャ。
少し考えて。
「いや、
もっと“食べられない何か”になると思ってた」
数秒。
静止。
「基準どうなってるの!?」
――その頃。
みるく。
静かに言う。
「でも、
皆で笑ってる時間は好きです」
小さな声。
共有ルーム。
少し静かになる。
その時。
アオロビも笑った。
「まぁ、
なんか久々に
“学生のノリ”って感じだった」
「修学旅行ぽん〜」
ぴたぽん頷く。
その横。
チノ。
真顔。
「ただ、
次回開催時は食材検査を導入します」
「次回あるの!?」
――その瞬間。
ティラミス。
ぽつり。
「……チーズフォンデュなら、
平和」
数秒。
ちょこみんと。
「やろう!!!」
「待ちなさい」
ルクレティア即制止。
「もう“平和”という単語を信用できないのよ」
共有ルーム。
■ 爆笑
――その後。
片付け終了。
深夜。
静かになった部屋。
その頃。
La lune bleue .、
ソファで笑いながら言う。
「でも、
今日ので確信したにゃ」
「ん?」
「Gleam Garden、
絶対バラエティ向いてる」
数秒。
アオロビ。
遠い目。
「それ、
喜んでいいのかな……」
その時。
ルクレティア。
静かに紅茶を飲みながら。
ぽつり。
「……少なくとも」
数秒。
「“鬼、敗北”よりは
平和だったわね」
その瞬間。
共有ルーム。
■ 本日最後の大爆笑
となったのである。
闇鍋リベンジ(全3話)
第1話 ― “今度こそ普通の鍋を” ―
夜。
共有ルーム。
テーブル中央。
■ 前回の闇鍋写真
置かれていた。
数秒。
静止。
その後。
「酷い」
アオロビ即答。
「酷かったにゃ」
La lune bleue .頷く。
その頃。
ルクレティア。
■ 真顔
「プリンは二度と許さないわ」
「まだ言う!?」
ちょこみんと、
爆笑。
――その時。
ローシャ。
静かに笑いながら言う。
「……せっかくだし、
もう一回やらない?」
数秒。
共有ルーム。
■ 凍る
「えっ」
「またぽん〜!?」
「ロマンさん、
味を占めたにゃ」
しかし。
ローシャ、
今回は違った。
「今度は」
数秒。
■ “まともな闇鍋”
を目指しましょう」
静止。
「……まとも?」
アオロビ、
嫌な予感。
――緊急会議。
テーマ:
■ 『食べられる闇鍋』
ルール追加:
- 甘味禁止
- デザート禁止
- “鍋に合うと思う物”限定
- プリン永久追放
「永久追放!?」
ちょこみんと抗議。
「当然よ」
ルクレティア即答。
――その頃。
ティラミス。
ぽつり。
「……麻婆豆腐は?」
「アウトにゃ」
「アウトです」
「アウトぽん〜」
満場一致。
ティラミス、
ちょっと不満そう。
――そして。
買い出し開始。
しかし。
ここで問題。
■ 全員、
“まとも”の基準が違う
――まず。
ルクレティア。
■ 超まとも
- 白菜
- 春菊
- 鶏団子
- きのこ
完全に鍋。
「安心感すごい」
――次。
ローシャ。
■ 出汁ガチ勢
- 昆布
- 鶏ガラスープ
- 柚子胡椒
「ローシャさん、
急に本気」
「今度は美味しく食べたいもの」
切実だった。
――その頃。
アオロビ。
■ 手抜き気味
「私は安全」
コンビニ袋。
- ウインナー
- 水餃子
- 豆苗
「普通に助かるにゃ」
――さらに。
みるく。
■ マロニー再登場
「また来たぽん〜」
「万能です」
説得力。
――その頃。
ぴたぽん。
■ おでん寄り
- はんぺん
- ちくわ
- つみれ
「ぴたさん、
冬の民にゃ」
――問題児。
■ La lune bleue .
数秒。
袋を開く。
中身。
■ カマンベールチーズ
静止。
「待って」
アオロビ真顔。
「鍋にゃ」
「いや、
ギリわかる」
「ギリなのよ!!!」
――さらに。
ティラミス。
保冷バッグ。
数秒。
中身。
■ 激辛キムチ
共有ルーム。
「また赤い!!!」
「鍋」
「理論は正しいにゃ……」
――そして。
■ ちょこみんと
満面の笑み。
「今回はまともだよ!!」
数秒。
袋。
オープン。
中身。
■ 餅
静止。
「普通!!!」
全員驚愕。
ちょこみんと、
ドヤ顔。
「成長した!!!」
「前回が酷すぎただけぽん〜」
――その頃。
チノ。
無言。
袋を置く。
中身。
■ 豚肉
「ちーちゃんまでまとも」
「失礼です」
――そして。
準備開始。
鍋。
火。
出汁。
食材。
■ 今回かなり美味しそう
だった。
その瞬間。
アオロビ。
「……これ本当に闇鍋?」
数秒。
La lune bleue .、
ニヤッと笑う。
「まだ分からないにゃ」
その時。
ティラミス。
■ キムチ投入量がおかしい
「待って待って待って!!!」
ちょこみんと絶叫。
さらに。
La lune bleue .。
■ チーズ丸ごと投入
\ボチャッ/
数秒。
ルクレティア。
静かに天井を見る。
「……始まったわね」
そして。
■ “まともな闇鍋”
への挑戦が。
再び、
始まったのである。
第2話 ― “これ、普通に美味しくない?” ―
夜。
共有ルーム。
テーブル中央。
■ 第二回闇鍋
ぐつぐつ。
しかし。
前回と違う。
■ 匂いがまとも
だった。
その頃。
アオロビ。
「……なんか普通に美味しそう」
「成長したにゃ」
La lune bleue .、
少し誇らしげ。
しかし。
その横。
ルクレティア。
■ 油断してない
「まだよ」
真顔。
「ティラちゃんとにゃんちゃんが居る限り、
安心してはいけないわ」
「信用ゼロぽん〜」
――そして。
実食開始。
今回ルール:
■ “何が入ってるか分からない”
だけ
つまり:
■ 食べられる物しか入ってない
……はずだった。
――最初。
ちょこみんと。
「いただきまーーーす!!」
すくう。
数秒。
■ 餅
■ 鶏団子
■ 白菜
「普通に美味しい!!」
共有ルーム。
■ 軽く感動
「食べられる……」
アオロビ、
ちょっと泣きそう。
――さらに。
ぴたぽん。
「ウチもいくぽん〜」
すくう。
■ チーズ
■ ウインナー
■ キムチスープ
数秒。
「……あ、美味しいぽん」
静止。
「えっ」
その頃。
La lune bleue .、
ドヤ顔。
「チーズ鍋にゃ」
「ネコさん、
急に有能」
爆笑。
――さらに。
ローシャ。
静かに食べる。
数秒。
「……ちゃんと鍋ね」
安心した顔。
「前回で感覚壊れてたから
これだけで感動する」
その瞬間。
全員頷く。
――しかし。
問題。
■ ティラミス
である。
その頃。
ティラミス。
■ キムチ追加中
「待って」
アオロビ真顔。
「また増やしてる」
「……美味しい」
「限度を覚えて!!!」
しかし。
結果。
■ ちょい辛くらい
で済んでいた。
「意外と平和にゃ」
La lune bleue .苦笑。
――その時。
事件。
ちょこみんと。
鍋の底を見る。
数秒。
「あっ」
嫌な声。
「何」
その瞬間。
■ チーズ完全溶解
鍋。
■ 超濃厚化
「うわっ!!!」
「なんか急に重いぽん〜!?」
その頃。
ルクレティア。
一口。
数秒。
「……これはこれで」
「アリね」
静止。
「ルクさんが認めた!?」
かなり珍しい。
――さらに。
みるく。
静かに食べる。
■ 餅+チーズ+キムチ
数秒。
「……美味しいです」
その瞬間。
ちょこみんと。
「よっしゃぁぁぁ!!」
「みんとさん、
なんで作った側みたいな顔してるにゃ」
――その頃。
アオロビ。
■ 警戒心が消え始める
「今回は本当に平和かも」
その瞬間。
La lune bleue .、
ニヤッと笑う。
「そう思うにゃ?」
数秒。
嫌な予感。
そして。
ネコさん、
袋を取り出す。
静止。
「待って」
「何それ」
La lune bleue .。
■ “追いチーズ”
共有ルーム。
■ 爆笑
「まだ増やすの!?」
「もっとドロドロにゃ」
その頃。
ルクレティア。
静かに頭抱える。
「方向性が偏ってきたわね……」
――さらに。
ちょこみんと。
テンション上がる。
「じゃあお餅追加しよう!!」
\ボチャッ/
ぴたぽん。
「つみれ追加ぽん〜!」
\ボチャッ/
ティラミス。
「……キムチ」
\ドバッ/
「ティラさん!!!」
気付けば。
鍋。
■ またカオス寄り
になり始めていた。
――その頃。
チノ。
静かに鍋を見る。
数秒。
「……これ、
普通の鍋では?」
共有ルーム。
静止。
「確かに」
アオロビ、
気付く。
そう。
今。
起きている事。
■ “各自好き勝手追加してるだけ”
である。
その瞬間。
ちょこみんと。
「じゃあ闇要素足そう!!」
「待ちなさい」
ルクレティア即制止。
しかし。
もう遅かった。
その頃。
ティラミス。
静かに保冷バッグを開く。
数秒。
中身。
■ “追加用・激辛ラー油”
共有ルーム。
■ 崩壊
「ティラさん!!!
学習してない!!!」
そして。
■ “まともな闇鍋”
は。
再び、
危険な領域へ踏み込み始めるのである。
第3話 ― “結局こうなる” ―
夜。
共有ルーム。
テーブル中央。
■ 第二回闇鍋
現在。
かなり怪しい状態だった。
最初:
美味しそう。
現在:
■ チーズとキムチが支配してる
「なんか赤いし重い」
アオロビ、
真顔。
その頃。
ティラミス。
■ ラー油投入完了
「ティラさん、
目を離した隙に何してるの」
「……味変」
「概念が強いにゃ」
――さらに。
La lune bleue .。
■ 追いチーズ継続中
\ボチャッ/
「ネコさん、
もう鍋じゃなくて
フォンデュにしたいだけでしょ」
「美味しいにゃ」
否定しない。
――その頃。
ちょこみんと。
「じゃあお餅追加!!」
\ボチャッ/
ルクレティア。
「待ちなさい」
遅い。
数秒後。
■ 鍋、重量級になる
ぴたぽん。
「すごい粘度ぽん〜……」
――しかし。
問題。
■ 美味しい
のである。
その瞬間。
共有ルーム。
「……あれ?」
アオロビ、
止まる。
一口。
数秒。
「……普通に美味しい」
静止。
「えっ」
ローシャも食べる。
「……キムチチーズ鍋として成立してる」
その頃。
みるく。
「お餅合いますね……」
チノ。
「悪くありません」
ルクレティア。
■ かなり複雑そう
「闇鍋なのに、
ちゃんとしてるわね……」
――その瞬間。
ちょこみんと。
■ 何故か悔しそう
「もっとカオスになると思った!!」
「何を期待してるのよ!!!」
爆笑。
――その時。
La lune bleue .。
静かに言う。
「つまり」
数秒。
「まだ足りないにゃ」
静止。
「待って」
全員。
■ 嫌な予感
その瞬間。
ネコさん。
取り出す。
■ “乾燥梅干し”
「なんで持ってるの!?」
「酸味にゃ」
その横。
ティラミス。
■ “山椒”
追加。
「ティラさん!?」
「刺激」
「足すな!!!」
――数分後。
鍋。
■ 再び意味不明化
辛い。
酸っぱい。
チーズ。
餅。
キムチ。
山椒。
情報量が多い。
その頃。
アオロビ。
■ 一口で混乱
「待って脳が追いつかない」
ぴたぽん。
「舌が忙しいぽん〜!!」
その一方。
ちょこみんと。
■ 爆笑しながら食べてる
「これこれぇ!!」
「求めてたのそこなの!?」
――さらに。
事件。
餅。
■ チーズと融合
持ち上げる。
\ビヨォォォォン……/
数秒。
「うわぁ」
共有ルーム。
■ 謎の一体感
その頃。
ルクレティア。
■ もう笑うしかない
「鍋というより、
生き物ねこれ……」
――その時。
ローシャ。
ぽつり。
「でも、
前回より全然平和じゃない?」
数秒。
全員。
■ 止まる
確かに。
前回:
- プリン
- チョコバナナ
- 麻婆豆腐
- わさび直撃
今回:
- 辛い
- 重い
- 濃い
だけ。
つまり。
■ “普通に食べられる”
のである。
その瞬間。
ちょこみんと。
「……リベンジ成功?」
アオロビ。
「ギリ」
La lune bleue .。
「半分成功にゃ」
ぴたぽん。
「胃には重いぽん〜」
――その頃。
ルクレティア。
鍋を見ながら、
少し笑った。
「まぁ」
数秒。
「今回は、
しいたけに謝らなくて済みそうね」
共有ルーム。
■ 爆笑
その瞬間。
ティラミス。
ぽつり。
「……次、
カレー鍋」
静止。
全員。
■ 一斉に止める
「やめなさい!!!」
「絶対辛くなるにゃ!!!」
「ティラさん、
全部赤くするぽん〜!!」
大騒ぎ。
その頃。
ローシャ。
笑いながら、
静かに言う。
「でも」
数秒。
「こうやって、
くだらない事で騒いでる時間」
「結構好きかも」
その瞬間。
共有ルーム。
少し静かになる。
鍋。
笑い声。
散らかった机。
疲れた顔。
でも。
みんな。
■ 楽しそうだった
そして。
第二回闇鍋。
結論。
■ “まともではないけど美味しかった”
のである。
『闇鍋リベンジ・特別アフタートーク』
― “結局、誰が一番危険だったの?” ―
深夜。
共有ルーム。
鍋終了後。
テーブル。
空。
しかし。
■ チーズ臭が残ってる
「すごい匂いにゃ……」
La lune bleue .苦笑。
その頃。
アオロビ。
ソファへ沈みながら。
「前回よりマシだった……」
心からの声。
その瞬間。
ちょこみんと。
「でも前回の方が面白かったよね!」
「それは否定できないぽん〜」
ぴたぽん頷く。
――その頃。
ルクレティア。
静かに紅茶を飲みながら。
「今回は、
“食べられる”という点で大きく成長したわ」
数秒。
「前回、
食べ物じゃなくなってたもの」
爆笑。
――その時。
ローシャ。
笑いながら聞く。
「で、
結局今回誰が一番危険だったと思う?」
数秒。
共有ルーム。
■ 全員考える
まず。
アオロビ。
「ティラさん」
即答。
「ラー油」
「山椒」
「キムチ」
「全部赤い」
ティラミス。
「……美味しい」
「問題は量なのよ!!!」
――さらに。
La lune bleue .。
「にゃんころ悪くないにゃ」
数秒。
全員。
■ チーズを見る
「ネコさん、
鍋をフォンデュに変えた」
「でも美味しかったにゃ?」
静止。
「……否定できない」
かなり悔しい。
――その頃。
ちょこみんと。
「今回は私、
普通だったよ!?」
確かに。
餅。
かなりまとも。
しかし。
アオロビ、
真顔。
「“もっとカオスにしたかった”
って言ってた」
静止。
共有ルーム。
■ 爆笑
「言ったーーー!!!」
「みんとさん、
根本が危険ぽん〜」
その頃。
ちょこみんと。
■ めちゃくちゃ笑ってる
「だって闇鍋だよ!?」
「また免罪符にしてるにゃ」
――その時。
みるく。
小さく言う。
「でも、
今回は皆ちょっと協力してましたよね」
静かな声。
数秒。
共有ルーム。
少し止まる。
確かに。
前回:
“破壊”
今回:
“ギリ成立させようとした”
差は大きい。
その頃。
ルクレティア。
少し笑う。
「誰かが壊し始めても、
誰かが修正してたものね」
ローシャ:
出汁修正。
みるく:
マロニー。
ルクレティア:
普通具材。
アオロビ:
無難路線。
ぴたぽん:
おでん側。
つまり。
■ “被害を抑える勢力”
が居た。
その瞬間。
La lune bleue .。
ぽつり。
「でも、
ティラさんとにゃんころだけだと
終わってたにゃ」
数秒。
ティラミス。
「……うん」
認めた。
共有ルーム。
■ 崩壊
――その後。
鍋の残りを見ながら。
アオロビ、
遠い目。
「なんかさ」
「ん?」
「前回より、
“Gleam Garden感”あった」
静かな声。
その瞬間。
ちょこみんと。
「どういうこと?」
アオロビ。
少し笑う。
「暴走する人居て」
「止める人居て」
「乗っかる人居て」
「静かに見てる人居て」
「でも最後、
なんだかんだ皆食べて笑ってる感じ」
数秒。
共有ルーム。
ちょっと静かになる。
その時。
ローシャ。
柔らかく笑った。
「……確かに」
その横。
ぴたぽん。
「文化祭みたいぽん〜」
La lune bleue .。
「鍋一つでここまで騒げるの、
才能にゃ」
「褒めてないわよねそれ」
ルクレティア苦笑。
――そして。
最後。
ティラミス。
ぽつり。
「……次、
豆乳鍋」
数秒。
静止。
その後。
ルクレティア。
静かに言う。
「その言い方だと、
絶対何か仕込むわね」
共有ルーム。
■ 大爆笑
こうして。
第二回闇鍋も。
騒がしく。
くだらなく。
でも。
■ “Gleam Gardenらしい夜”
として、
終わっていったのである。
Russian roulette(全3話)
第1話 ― “絶対なんか入れたでしょ” ―
夜。
共有ルーム。
テーブル中央。
■ たこ焼き器
設置。
その瞬間。
アオロビ。
「嫌な予感しかしない」
真顔。
その横。
ちょこみんと。
■ 満面の笑み
「ロシアンたこ焼きやろーーー!!!」
「始まったにゃ……」
La lune bleue .苦笑。
――その時。
ルクレティア。
静かに確認する。
「ちなみに」
数秒。
「“食べ物”なのよね?」
その瞬間。
全員。
■ ちょこみんとを見る
「失礼な!?」
「前科が多いぽん〜」
――そして。
ルール説明。
■ たこ焼き総数:45個
■ 当たり:9個
■ 当たり率:1/5
さらに。
■ 一番多く当たりを引いた人
→罰ゲーム
数秒。
アオロビ。
「普通に嫌」
――その頃。
ちょこみんと。
■ 危険食材準備中
机。
大量。
- 激辛ソース
- わさび
- からし
- デスソース
- 梅干し
- レモン
- 青汁粉
- ハバネロ
- 謎の激酸っぱいグミ
「待って」
ローシャ真顔。
「最後何?」
「面白そうだったから!」
「基準が終わってるにゃ」
――さらに。
ティラミス。
■ 興味津々
「……辛いのある?」
「あるよ!!」
「嬉しそうに返事するな」
――そして。
調理開始。
しかし。
ここで問題。
■ ちょこみんと、
楽しすぎて危険
「あっはははは!!」
激辛投入。
わさび投入。
デスソース投入。
「みんとさん、
完全に悪の科学者ぽん〜」
――その頃。
ルクレティア。
■ 真面目に焼いてる
「せめて見た目は普通にしましょう」
「ルクさんだけ料理番組」
しかし。
横で。
ちょこみんと。
■ デスソース追加
「ちょこ姉!!!」
――さらに。
La lune bleue .。
■ “どれが当たりか”覚え始める
その瞬間。
ローシャ。
静かに立ち上がる。
「では」
数秒。
■ シャッフル開始
皿。
移動。
回転。
並び替え。
完全にプロ。
「ローシャさん、
ガチだにゃ」
「公平性は必要でしょう?」
その頃。
ちょこみんと。
■ 本当に分からなくなる
「待って!!
私も分からない!!」
「自爆システムぽん〜」
――そして。
完成。
■ ロシアンたこ焼き45個
見た目:
普通。
中身:
地獄。
その瞬間。
アオロビ。
「これ、
本当に安全?」
ローシャ。
静かに笑う。
「“たぶん”」
「その言い方やめて!!!」
――ルール。
■ 順番に一個ずつ食べる
■ リアクション禁止
■ 水は当たり判定後
「リアクション禁止無理にゃ」
「絶対無理ぽん〜」
――トップバッター。
■ ぴたぽん
「いくぽん〜……」
ぱく。
もぐもぐ。
数秒。
静止。
その後。
「……普通ぽん!」
共有ルーム。
■ 安堵
「良かったぁぁぁ」
――次。
■ アオロビ
「嫌だなぁ……」
ぱく。
数秒。
静止。
さらに。
数秒。
その後。
■ 無言で机叩く
「当たりだ!!!」
爆笑。
「何入ってたにゃ!?」
アオロビ。
涙目。
「わさび!!!」
共有ルーム。
■ 大爆笑
その頃。
ちょこみんと。
■ 床転がってる
「最初から引く!?」
――さらに。
ルクレティア。
ぱく。
もぐもぐ。
数秒。
静止。
さらに。
数秒。
「……酸っぱい」
「何!?」
「梅干しね」
比較的平和。
しかし。
その横。
La lune bleue .。
■ ニヤニヤしてる
「ネコさん怪しい」
「ウチはまだ普通にゃ」
フラグだった。
――さらに。
ティラミス。
ぱく。
数秒。
静止。
その後。
「……辛」
しかし。
■ 平然
「ティラさん、
当たり引いても普通!!?」
「ハバネロです」
「強すぎるぽん〜!!!」
――その頃。
みるく。
恐る恐る食べる。
数秒。
■ レモン直撃
「すっぱ……!」
小さく崩れる。
その瞬間。
共有ルーム。
■ ちょっと和む
「みるしゃん可愛いにゃ」
――さらに。
チノ。
ぱく。
数秒。
静止。
「……青汁」
「なんで分かったの!?」
「味です」
強い。
――そして。
最後。
■ ちょこみんと
自分で焼いたたこ焼き。
ぱく。
数秒。
静止。
さらに。
数秒。
■ 顔が死ぬ
「えっ」
「みんとさん?」
その後。
「辛ぁぁぁぁぁぁ!!!」
共有ルーム。
■ 爆発
「作った本人が引いたーーー!!!」
その頃。
ローシャ。
■ めちゃくちゃ笑ってる
「公平ね」
――そして。
第一ラウンド終了。
現在:
- アオロビ:1
- ルクレティア:1
- ティラミス:1
- みるく:1
- チノ:1
- ちょこみんと:1
■ 全員横並び
数秒。
アオロビ。
ぽつり。
「……地獄始まるの、
ここからでは?」
その瞬間。
ちょこみんと。
■ 第二皿を焼き始める
「次いこーーー!!!」
全員。
■ 嫌な予感しかしなかった
のである。
第2話 ― “リアクション禁止、無理” ―
夜。
共有ルーム。
テーブル中央。
■ 第二ラウンド
開始。
現在スコア:
- アオロビ:1
- ルクレティア:1
- ティラミス:1
- みるく:1
- チノ:1
- ちょこみんと:1
- La lune bleue .:0
- ローシャ:0
- ぴたぽん:0
数秒。
アオロビ。
「ネコさんとローシャさん、
まだノーダメなの怖い」
その瞬間。
ローシャ、
静かに笑う。
「運よ?」
「絶対違うにゃ」
――そして。
第二皿。
焼き上がる。
しかし。
■ 匂いがちょっと危険
「みんとさん、
何追加したぽん〜?」
ちょこみんと。
■ ニヤニヤしてる
「秘密!」
「絶対ダメ」
――ルール再確認。
■ リアクション禁止
しかし。
■ 既に守れてない
「もう意味無いにゃ」
La lune bleue .苦笑。
――トップ。
■ ローシャ
ついに。
ぱく。
もぐもぐ。
数秒。
静止。
さらに。
数秒。
その後。
■ 無言で水へ手を伸ばす
共有ルーム。
■ 爆発
「ローシャさん来た!!!」
その頃。
ローシャ。
■ 涙目
「……デスソース」
「一番ヤバいやつ!!!」
ちょこみんと、
床転がってる。
「ローシャさん、
静かに死ぬタイプだ!!」
――さらに。
■ La lune bleue .
ぱく。
数秒。
静止。
さらに。
数秒。
■ 普通に食べ切る
「えっ」
アオロビ困惑。
「当たり?」
La lune bleue .。
静かに笑う。
「当たりにゃ」
「何入ってたの!?」
「からし」
「強っ!!!」
――その頃。
ぴたぽん。
ぱく。
数秒。
■ 変な顔
「ぴたさん!?」
「……苦いぽん〜……」
中身。
■ 青汁+ハバネロ
「複合型やめて!!!」
――さらに。
みるく。
恐る恐る食べる。
数秒。
静止。
その後。
■ 小さく震える
「みるしゃん!?」
「……辛いです」
「何!?」
「デスソース」
共有ルーム。
■ 大騒ぎ
「みるしゃんにデスソース当てるな!!!」
ちょこみんと。
「ごめんってぇぇぇ!!」
――そして。
問題。
■ ティラミス
ぱく。
数秒。
静止。
さらに。
数秒。
「……?」
「ティラさん?」
「……当たり?」
「なんで疑問形なの」
その頃。
ティラミス。
■ 激辛でも分からなくなってる
「舌壊れてるにゃ」
――さらに。
アオロビ。
ぱく。
数秒。
静止。
その後。
■ 秒速で机伏せる
「アオさん!!!」
「酸っっっっっ!!!」
中身。
■ レモン+からし
「組み合わせ最悪!!!」
爆笑。
――その頃。
ルクレティア。
静かにたこ焼きを持つ。
数秒。
ぱく。
もぐもぐ。
静止。
その後。
■ 完全停止
「ルクさん?」
さらに。
数秒。
「……甘い」
共有ルーム。
静止。
「えっ」
ちょこみんと、
察する。
「まさか」
ルクレティア。
■ “激酸っぱいグミ”
直撃。
数秒。
「たこ焼きの中から、
お菓子出てくるの意味分からないわ……」
共有ルーム。
■ 崩壊
「ちょこ姉!!!
ルール違反寄り!!!」
「食べ物だもん!!」
「免罪符にするな!!!」
――その頃。
チノ。
ぱく。
数秒。
静止。
さらに。
■ 咳き込む
共有ルーム。
■ 騒然
「チノさん!?」
チノ。
珍しく苦しそう。
「……山椒」
「ちーちゃん効いてる!!!」
かなり珍しい光景だった。
――そして。
最後。
■ ちょこみんと
自分で取る。
ぱく。
数秒。
静止。
さらに。
■ 顔が真っ赤
「ちょこ姉!?」
「からっ……!!」
「また自爆してる!!!」
爆笑。
その頃。
ローシャ。
笑いながら言う。
「配置変えたの、
正解だったわね」
確かに。
■ 誰も逃げられない
のである。
――現在スコア。
- アオロビ:2
- ルクレティア:2
- ちょこみんと:2
- みるく:2
- ローシャ:1
- ぴたぽん:1
- ティラミス:1
- チノ:2
- La lune bleue .:1
数秒。
共有ルーム。
■ 大接戦
その瞬間。
ちょこみんと。
■ 新しいソースを取り出す
「第三ラウンド行こーーー!!!」
静止。
アオロビ。
「……まだ増えるの?」
その時。
La lune bleue .、
静かに笑う。
「ここからが本番にゃ」
全員。
■ 本気で嫌そうな顔
をしたのである。
第3話 ― “敗者、決定” ―
夜。
共有ルーム。
テーブル中央。
■ 最終ラウンド
たこ焼き残数:
15個。
つまり。
■ 当たり率、かなり高い
「終わったにゃ」
La lune bleue .、
苦笑。
その頃。
アオロビ。
■ かなり警戒
「もう普通のたこ焼き信じられない」
「みんとさんが悪いぽん〜」
「なんで私!?」
全員:
「全部」
――現在スコア。
- アオロビ:2
- ルクレティア:2
- ちょこみんと:2
- みるく:2
- チノ:2
- ローシャ:1
- ぴたぽん:1
- ティラミス:1
- La lune bleue .:1
つまり。
■ 現時点トップ5人
かなり危険。
――その時。
ちょこみんと。
■ 新ソース投入しようとする
「最後に盛り上げ――」
「やめなさい」
ルクレティア即停止。
「もう増やさなくていい」
「今回はルクさんが正しいにゃ」
――そして。
運命の最終戦。
トップ。
■ アオロビ
ぱく。
数秒。
静止。
さらに。
■ 無言で崩れる
「アオさん!?」
「辛っっっっ!!!」
中身。
■ デスソース+山椒
共有ルーム。
■ 爆発
「最悪コンボ!!!」
現在。
アオロビ:3
「トップだぁぁぁ!!!」
――さらに。
■ ルクレティア
静かに取る。
ぱく。
もぐもぐ。
数秒。
静止。
さらに。
「……普通」
共有ルーム。
■ 安堵
しかし。
その直後。
「……あっ」
数秒。
■ 遅延型わさび
「っ……!!」
ルクレティア、
机伏せる。
全員。
■ 崩壊
「ルクさん、
遅れてきた!!!」
現在。
ルクレティア:3
――さらに。
■ La lune bleue .
ぱく。
数秒。
静止。
その後。
■ 普通に笑う
「当たりにゃ」
「また!?」
「梅干し」
「ネコさん、
強すぎる」
現在。
La lune bleue .:2
――その頃。
みるく。
恐る恐る取る。
ぱく。
数秒。
静止。
さらに。
■ 涙目
「みるしゃん!?」
「……からいです……」
中身。
■ ハバネロ
「みるしゃんに辛いの集中しすぎ!!!」
現在。
みるく:3
――さらに。
チノ。
ぱく。
数秒。
静止。
その後。
■ 水飲む
共有ルーム。
「ちーちゃんも!?」
「……酸っぱい」
中身。
■ レモン+グミ
「またグミ入ってる!!!」
現在。
チノ:3
――その時。
ぴたぽん。
ぱく。
数秒。
静止。
さらに。
■ 変な声
「ぴたさん!?」
「にがぁぁぁいぽん〜!!」
中身。
■ 青汁MAX
共有ルーム。
■ 爆笑
現在。
ぴたぽん:2
――さらに。
ローシャ。
ぱく。
数秒。
静止。
その後。
■ ゆっくり天井を見る
「ローシャさん?」
「……辛い」
「静かにダメージ受ける人だ!!!」
現在。
ローシャ:2
――そして。
問題児。
■ ティラミス
ぱく。
数秒。
静止。
その後。
「……普通」
「絶対嘘」
しかし。
本当に平気。
「ティラさん、
ラスボスにゃ」
現在。
ティラミス:1
――最後。
■ ちょこみんと
残り一個。
数秒。
共有ルーム。
■ 全員見る
ちょこみんと。
「えぇぇぇぇ……」
恐る恐る。
ぱく。
数秒。
静止。
さらに。
■ 秒速で立ち上がる
「痛ぁぁぁぁぁぁい!!!」
共有ルーム。
■ 大爆笑
中身。
■ デスソース全部乗せ
「自分で作ったのに!!!」
現在。
ちょこみんと:3
――最終結果。
■ 3ポイント組
- アオロビ
- ルクレティア
- みるく
- チノ
- ちょこみんと
■ 同率最下位
数秒。
アオロビ。
「多すぎる」
「決着ついてないぽん〜」
その瞬間。
ローシャ。
■ 静かに笑う
「じゃあ、
最後の一個決定戦やりましょうか」
数秒。
共有ルーム。
■ 凍る
「まだあるの!?」
ローシャ。
皿を出す。
■ “最後のたこ焼き”
完全ランダム。
誰が食べるか。
じゃんけん。
その結果。
数秒後。
■ ちょこみんと敗北
共有ルーム。
■ 爆発
「みんとさんーーー!!!」
「作成者責任にゃ」
ちょこみんと。
「うわぁぁぁぁ……」
覚悟。
ぱく。
数秒。
静止。
さらに。
■ 無言
「ちょこ姉?」
その後。
■ 机叩いて崩れる
「にっっっっが!!!」
共有ルーム。
■ 大爆笑
中身。
■ 青汁+デスソース+グミ
完全体。
――結果。
■ 優勝(敗北)
→ちょこみんと
罰ゲーム。
■ “次回、全員分のたこ焼き作成”
数秒。
「普通に料理係じゃん!!!」
ルクレティア。
少し笑いながら言う。
「少なくとも、
プリンを入れないなら歓迎するわ」
その瞬間。
共有ルーム。
■ 本日最大の爆笑
となったのである。
『ロシアンルーレット・おまけ回』
― “結局、普通が一番” ―
昼。
共有ルーム。
テーブル中央。
■ 再び、たこ焼き器
設置。
その瞬間。
アオロビ。
「またやるの?」
真顔。
その横。
ちょこみんと。
■ エプロン装備
「今日は普通!!」
「その宣言が一番怖いにゃ」
La lune bleue .苦笑。
――本日。
■ 罰ゲーム執行日
である。
前回。
ロシアンたこ焼き敗北者:
■ ちょこみんと
罰ゲーム内容:
■ “全員分の普通のたこ焼きを作る”
数秒。
ルクレティア。
静かに頷く。
「平和で良いわ」
「前回が酷すぎたぽん〜」
――その頃。
ローシャ。
ソファで笑いながら言う。
「でも、
今考えると不思議よね」
「ん?」
「45個中、
当たり9個だったのに」
数秒。
「なんであんな当たったのかしら」
静止。
共有ルーム。
■ 思い返す
確かに。
確率上:
■ 1/5
のはず。
なのに。
■ ほぼ毎回誰か死んでた
その瞬間。
アオロビ。
真顔。
「ちょこ姉」
「えっ」
「絶対、
当たり増やしてた」
共有ルーム。
■ 静止
ちょこみんと。
■ 目逸らし
「……いや?」
「疑問形!!!」
爆笑。
――その時。
La lune bleue .。
ぽつり。
「途中から、
普通のたこ焼きの方が少なかったにゃ」
「やっぱり!!!」
その頃。
ちょこみんと。
慌てる。
「だって!!
途中で楽しくなって!!」
「犯人確定ぽん〜」
――さらに。
ルクレティア。
静かに言う。
「しかも、
途中から複合型が増えていたわね」
数秒。
「デスソース+山椒とか」
「レモン+グミとか」
「青汁+ハバネロとか」
共有ルーム。
■ 思い出し地獄
「酷かったにゃ……」
その時。
ティラミス。
ぽつり。
「……辛いの美味しかった」
「ティラさんだけ感想違う!!!」
――その頃。
みるく。
小さく笑う。
「でも、
皆すごく笑ってましたよね」
静かな声。
数秒。
共有ルーム。
少し静かになる。
確かに。
地獄だった。
でも。
■ かなり楽しかった
のである。
――その時。
ちょこみんと。
■ 真面目モード
「だから今日は!!
ちゃんと美味しいの作る!」
数秒。
アオロビ。
「……本当に?」
「信用ないにゃ」
「ひどい!!」
――しかし。
本日。
■ 本当に普通
だった。
タコ。
紅しょうが。
天かす。
チーズ。
ねぎ。
ソーセージ。
餅。
かなり平和。
その頃。
ルクレティア。
■ 安心してる
「普通って素晴らしいわね……」
「前回で基準壊れてるぽん〜」
――そして。
調理開始。
くるくる。
丸い。
香ばしい。
■ めちゃくちゃ美味しそう
その瞬間。
アオロビ。
「うわ、
匂いだけで安心する」
La lune bleue .。
「プリン臭しないにゃ」
「まだ言う!?」
――さらに。
ちょこみんと。
■ 意外と上手い
くるくる。
丸い。
綺麗。
その頃。
ローシャ。
少し驚く。
「みんとさん、
普通に料理上手いのよね」
「ロシアンやるから忘れるにゃ」
――その時。
ぴたぽん。
「ウチもやるぽん〜!」
くるっ。
成功。
その横。
みるく。
「……難しい」
少し崩れる。
その瞬間。
ちょこみんと。
「大丈夫!!
最初はみんなそう!!」
珍しく先生。
――さらに。
気付けば。
■ 全員参加
アオロビ:
食べる係。
ルクレティア:
火力管理。
ローシャ:
生地追加。
La lune bleue .:
つまみ食い。
ティラミス:
辛いソース狙ってる。
チノ:
綺麗に回す。
ぴたぽん:
盛り上げ。
みるく:
慎重。
ちょこみんと:
中心で騒いでる。
その頃。
アオロビ。
ぽつり。
「……なんか、
普通のタコパになったね」
数秒。
ローシャ。
柔らかく笑う。
「それで良いんじゃない?」
その瞬間。
共有ルーム。
少し静かになる。
くるくる。
笑い声。
ソースの匂い。
冬。
暖かい部屋。
その時。
ルクレティア。
静かに笑う。
「……結局」
数秒。
「こういう普通の時間が、
一番楽しいのかもしれないわね」
その瞬間。
ちょこみんと。
満面の笑み。
「じゃあ次は――」
全員。
■ 一斉に止める
「ロシアン禁止!!!」
共有ルーム。
■ 大爆笑
こうして。
ロシアンたこ焼き騒動は。
最後には:
■ “ただの楽しいタコパ”
へ変わっていったのである。
逃げる自信は?(全7話)
第1話 ― “あの番組だけは嫌” ―
夜。
共有ルーム。
静か。
その頃。
アオロビ。
スマホ見ながら固まっていた。
数秒。
「……来た」
その瞬間。
ちょこみんと。
「えっ何!?」
La lune bleue .。
「またバラエティにゃ?」
その横。
アオロビ。
ゆっくり画面を見せる。
そこには:
■ 『大型逃走系バラエティ出演オファー』
数秒。
共有ルーム。
■ 静止
「…………」
その後。
ちょこみんと。
■ 大爆発
「出たーーーーー!!!」
「絶対面白いやつ!!!」
その瞬間。
ルクレティア。
■ 秒速拒否
「私は出ないわ」
早い。
異常に早い。
――その頃。
ぴたぽん。
「ルクさん、
秒だったぽん〜」
ルクレティア。
真顔。
「もうバラエティ怖いのよ」
「温泉同好会の傷が深いにゃ」
――さらに。
アオロビ。
説明を続ける。
「人数制限あるから、
今回は二人だけ」
数秒。
共有ルーム。
■ 空気変わる
逃走系番組。
つまり。
■ 運動
■ 判断
■ メンタル
■ 裏切り
■ 賞金
全部必要。
その時。
ちょこみんと。
■ 即立候補
「私出たい!!!」
「予想通りにゃ」
――その頃。
ローシャ。
少し考える。
「確かに、
みんとさんは映えそう」
「走り回る絵が想像できるぽん〜」
一方。
アオロビ。
■ 凄く嫌そう
「私、
追いかけられるの嫌なんだけど……」
「タイトルから向いてないにゃ」
――その時。
La lune bleue .。
静かに笑う。
「でも、
アオさん逃げるの上手そう」
数秒。
全員。
■ ちょっと納得
確かに。
アオロビ:
- 小柄
- 隠れるの得意
- 判断早い
- 危険察知高い
「逃走成功率高そう」
ローシャ分析。
その頃。
アオロビ。
■ 全然嬉しくない
「なんで出演前提なの」
――さらに。
チノ。
ぽつり。
「私は出ません」
「チノさん強そうなのに」
チノ、
真顔。
「捕まる側より、
追う側です」
数秒。
共有ルーム。
■ 静止
「怖っ」
「ハンター側適性高すぎるにゃ」
――その頃。
みるく。
「私は、
絶対無理です……」
小さな声。
「みるしゃん、
逃げる前に隠れちゃいそうぽん〜」
かなり想像できた。
――さらに。
ティラミス。
「……出てもいい」
数秒。
共有ルーム。
■ ざわつく
「ティラさん出るの!?」
「……面白そう」
「絶対危険」
アオロビ即答。
理由。
■ 指示聞かなそう
である。
――その頃。
La lune bleue .。
静かに笑う。
「にゃんころも興味あるにゃ」
その瞬間。
アオロビ。
■ 嫌な予感
「ネコさん、
絶対途中で遊び始める」
「夜の街なら勝てるにゃ」
「生態の話やめて」
――その時。
ローシャ。
冷静に整理する。
「つまり候補は」
- ちょこみんと
- アオロビ
- La lune bleue .
- ティラミス
辺りかしら」
数秒。
ルクレティア。
静かに言う。
「私は全力で観客席に回るわ」
「バラエティ恐怖症ぽん〜」
――その頃。
ちょこみんと。
■ 完全にやる気
「賞金取ったらさ!!」
「皆で焼肉行こう!!」
その瞬間。
共有ルーム。
■ ちょっと揺れる
「焼肉……」
アオロビ、
少し止まる。
La lune bleue .。
「高い肉にゃ」
ぴたぽん。
「お寿司もいいぽん〜」
その時。
ローシャ、
苦笑。
「釣られ始めてるわよ」
――さらに。
ルクレティア。
静かにコーヒー飲みながら言う。
「でも、
あの番組」
数秒。
「“性格”かなり出るでしょうね」
共有ルーム。
少し静かになる。
確かに。
逃げ方。
判断。
協力。
裏切り。
恐怖。
全部。
■ “素”
が出る。
その瞬間。
La lune bleue .。
ニヤッと笑う。
「つまり、
一番面白い人がバレるにゃ」
数秒。
全員。
■ ルクレティアを見る
「なんで私を見るのかしら」
その時。
アオロビ。
ぽつり。
「だってルクさん、
追われると絶対リアクション良い」
共有ルーム。
■ 大爆笑
「だから出ないのよ!!!」
こうして。
Gleam Garden:
■ 新たな地獄系バラエティ
への挑戦が。
また、
始まろうとしていたのである。
第2話 ― “芸能人だらけなんだけど!?” ―
昼。
都内某所。
大型スタジオ施設。
その前。
■ Gleam Garden集合
だった。
その頃。
ちょこみんと。
■ 朝からテンションMAX
「うわぁぁぁ!!
本当に来ちゃった!!!」
一方。
アオロビ。
■ 既に帰りたい
「逃げる前に帰りたい」
「タイトル否定し始めたにゃ」
La lune bleue .苦笑。
――そして。
今回の出演メンバー。
■ ちょこみんと
■ アオロビ
に正式決定。
理由。
ちょこみんと:
バラエティ適性。
アオロビ:
逃走適性。
かなり分かりやすかった。
――その頃。
ルクレティア。
■ 同行済み
ただし。
出演ではない。
役割:
■ “Gleam Garden側プロデューサー”
である。
その瞬間。
アオロビ。
「なんでルクさん普通に居るの」
「貴女達だけだと不安だからよ」
「保護者にゃ」
――さらに。
ローシャ。
「ちゃんと帰ってきてね」
ぴたぽん。
「逃げ切るぽん〜!」
みるく。
「無理しないでくださいね……」
ティラミス。
「……ハンター、
速そう」
「怖いこと言うな」
――そして。
控室。
番組スタッフ。
『本日はよろしくお願いします!』
かなり大規模。
スタッフ人数も多い。
その頃。
ちょこみんと。
■ 完全に観光気分
「うわー!!
控室だ!!」
「落ち着いて」
ルクレティア即回収。
――その後。
軽い打ち合わせ。
スタッフ。
『今回は大型商業エリア貸切です!』
『ミッションあり、
裏切り要素なし、
賞金変動ありです!』
数秒。
アオロビ。
「普通に怖い」
その横。
ちょこみんと。
■ ワクワクしてる
「絶対楽しそう!!!」
「みんとさん、
ハンター来た瞬間終わりそうにゃ」
――その時。
ルクレティア。
静かに確認。
「ちなみに」
数秒。
「転倒・接触時は?」
完全に保護者。
スタッフ。
『安全第一で対応します!』
『無理な逃走は推奨しません!』
その瞬間。
ルクレティア。
■ アオロビを見る
「聞いた?」
「なんで私」
「無茶しそうだから」
「信頼が無い」
――そして。
出演者顔合わせ。
大型控室。
開く。
その瞬間。
■ 芸能人だらけ
だった。
お笑い芸人。
俳優。
アイドル。
スポーツ選手。
モデル。
バラエティ常連。
テレビで見た事ある人ばかり。
数秒。
ちょこみんと。
■ 固まる
「うわっ」
珍しく静か。
その頃。
アオロビ。
■ もっと固まる
「帰りたい」
「まだ始まってないにゃ」
――その時。
芸人側。
「あっ!!
Gleam Gardenだ!!」
空気変わる。
さらに。
「温泉同好会の!!」
「鬼敗北の人達!!」
数秒。
ルクレティア。
■ 顔を覆う
「やっぱりそれなのね……」
爆笑。
――さらに。
別の出演者。
「南国SP見ましたよ!」
「めちゃくちゃ面白かった!」
「アオロビさん、
ログアウト寸前でしたよね?」
数秒。
アオロビ。
■ 頭抱える
「もうその呼ばれ方嫌だ」
その横。
ちょこみんと。
■ めちゃくちゃ笑ってる
――その頃。
芸人側。
「今日誰出るの?」
「この二人です!」
ちょこみんと、
元気に前出る。
その瞬間。
出演者達。
■ “納得顔”
「みんとちゃん、
絶対向いてるわ」
「リアクション強そう」
「すぐ見つかりそう」
「なんで!?」
爆笑。
――一方。
アオロビ。
静か。
しかし。
俳優側出演者。
ぽつり。
「逆にアオロビさん、
最後まで残りそう」
数秒。
周囲。
■ ちょっと納得
小柄。
静か。
警戒心高い。
逃走系向き。
その時。
アオロビ。
■ 嫌そう
「期待値上げないで……」
――さらに。
ルクレティア。
出演しないのに:
■ 普通に芸能人と会話してる
「プロデューサーさんですか?」
「ええ、
まぁそんな感じです」
落ち着きすぎていた。
その頃。
ちょこみんと。
小声。
「るくるく、
こういう場強いよね」
アオロビ。
「社会性の塊だから……」
――そして。
最後。
スタッフ。
『そろそろ本番準備お願いしまーす!』
空気変わる。
出演者達。
立ち上がる。
緊張。
ざわつき。
その瞬間。
ちょこみんと。
■ 急に静か
アオロビ。
「……緊張してる?」
数秒。
ちょこみんと。
少し笑う。
「……ちょっとだけ」
珍しい。
しかし。
その時。
ルクレティア。
静かに二人を見る。
「まぁ」
数秒。
「いつも通り騒いで来なさい」
その瞬間。
ちょこみんと、
吹き出す。
アオロビも、
少し笑った。
そして。
大型逃走バラエティ:
■ “ゲーム開始”
まで。
あと少しとなったのである。
第3話 ― “始まった瞬間、終わった人” ―
AM 10:00
巨大商業エリア。
貸切。
静か。
その中央。
■ 参加者、集結
緊張感。
ざわつき。
カメラ。
ナレーション。
そして。
\ドォォォン!!!/
■ 『GAME START』
一斉に:
■ 全員走る
「うわぁぁぁ始まったーーー!!!」
ちょこみんと、
秒でテンションMAX。
その横。
アオロビ。
■ 即周囲確認
「待って、
まず位置把握」
「あおちー、
急にガチ」
――開始直後。
出演者達。
- 隠れる
- 高所確認
- ミッション相談
- カメラ意識
かなりバラける。
その頃。
ちょこみんと。
■ 普通に走り回る
「ちょこ姉!!!」
アオロビ、
即回収。
「最初に走る人から死ぬの!!!」
「えっ」
「この番組そういうやつ!!!」
――その時。
遠く。
\デデン!!!/
■ ハンター放出
黒スーツ。
サングラス。
無音ダッシュ。
数秒。
ちょこみんと。
「うわ本当に怖っ!!?」
■ 初めて危機感
――その頃。
アオロビ。
■ 既にルート確認済み
「こっち!!」
即誘導。
細道。
柱裏。
視線切り。
かなり上手い。
その瞬間。
芸人側出演者。
「アオロビさん、
ガチ勢だ!!」
――一方。
ちょこみんと。
■ 隠れるの下手
「ちょこ姉、
頭見えてるんだけど」
「えっ!?」
普通に目立つ。
――その頃。
控室。
ルクレティア。
モニター視聴中。
その横。
ローシャ達。
完全観戦モード。
その瞬間。
ルクレティア。
■ 即コメント
「ちょこちゃん、
五分以内に一回見つかるわね」
「ルクさん、
予想がリアルぽん〜」
――そして。
最初のミッション。
\ドォォォン!!!/
■ 『エリア封鎖阻止ミッション』
内容:
指定装置を二箇所起動。
失敗:
行動エリア半減。
その瞬間。
出演者達。
■ 一気に動く
芸人側。
「行く!?」
「どうする!?」
その頃。
ちょこみんと。
■ 即行く気
「ミッションやりたい!!!」
アオロビ。
■ 凄く嫌そう
「絶対危ない」
「でもエリア減るの嫌!」
数秒。
アオロビ。
ため息。
「……行くよ」
「よっしゃぁぁぁ!!!」
――移動。
しかし。
ここで。
■ ハンター接近
遠く。
黒スーツ。
歩く。
その瞬間。
ちょこみんと。
「うわっ!!」
■ 秒で声出る
アオロビ。
「静かに!!!」
柱裏へ引き込む。
数秒。
ハンター通過。
静寂。
その後。
ちょこみんと。
小声。
「心臓止まるかと思った……」
その瞬間。
アオロビ。
少し笑う。
「ちょこ姉、
こういう時ちゃんと怖がるんだ」
「当たり前でしょ!?」
――その頃。
別エリア。
芸人側出演者。
■ 一人確保
\ピピーーーーッ!!!/
■ 『○○確保、残り17人』
空気変わる。
その瞬間。
ちょこみんと。
■ 一気に真面目
「……怖」
その横。
アオロビ。
静かに言う。
「だから走り回っちゃダメなの」
完全に解説役。
――そして。
ミッション地点到着。
装置。
しかし。
■ ハンター巡回中
数秒。
ちょこみんと。
「どうする?」
アオロビ。
即判断。
「待つ」
「えっ」
「今動くと見つかる」
かなり冷静。
その頃。
モニター室。
ルクレティア。
■ 納得顔
「アオちゃん、
ちゃんと周り見えてるわね」
ローシャ。
「こういうゲーム得意そう」
――しかし。
その時。
ちょこみんと。
遠くを見る。
数秒。
「あっ」
「何」
「別の人、
追われてる!!」
その瞬間。
■ ハンター進路変更
「っ!!」
アオロビ。
即座に:
「走る!!!」
二人。
ダッシュ。
ミッション装置。
到着。
ちょこみんと:
押す。
アオロビ:
周囲警戒。
\ピッ!!/
■ ミッション成功
その瞬間。
ちょこみんと。
■ ガッツポーズ
「やったぁぁぁ!!!」
しかし。
次の瞬間。
\デデン!!!/
■ ハンター接近
「えっ」
近い。
かなり近い。
数秒。
アオロビ。
「逃げる!!!」
■ 全力ダッシュ
ちょこみんと。
「待って速っ!!?」
アオロビ。
■ 小柄で機動力高い
細道。
階段。
方向転換。
かなり上手い。
一方。
ちょこみんと。
■ 叫びながら逃げる
「無理無理無理ーーー!!!」
その瞬間。
ハンター:
■ ロックオン
「ちょこ姉ぇ!!!」
アオロビ、
止まる。
数秒。
視線。
迷う。
その後。
■ 戻る
「こっち!!!」
ちょこみんと。
「えっ!?」
アオロビ。
別ルート指示。
ハンター、
一瞬迷う。
その隙。
二人。
■ ギリギリ逃走成功
数秒。
物陰。
隠れる。
静寂。
その後。
ちょこみんと。
■ 床へ崩れる
「死ぬかと思った……」
その横。
アオロビ。
■ かなり息切れ
「……ほんと、
声大きい」
しかし。
少し笑っていた。
――その頃。
モニター室。
ルクレティア。
静かに言う。
「……あの二人」
数秒。
「思ったより、
相性良いわね」
その瞬間。
ローシャ達。
少し笑った。
そして。
ゲームは。
まだ:
■ 始まったばかり
だったのである。
第4話 ― “逃げ切れる気、しない” ―
AM 10:47
ゲーム時間、
残り半分。
賞金:
かなり増加。
しかし。
■ 残り人数、激減
大型モニター。
\デデン!!!/
■ 『残り11人』
その頃。
ちょこみんと。
「減るの早すぎない!?」
物陰で震えていた。
その横。
アオロビ。
■ かなり集中モード
「この番組、
後半から本番だから……」
完全に理解していた。
――その頃。
モニター室。
ルクレティア。
■ 真剣に見てる
「アオちゃん、
だいぶ慣れてきたわね」
ローシャ。
「最初より動き上手くなってる」
その横。
La lune bleue .。
「みんとさん、
完全にリアクション担当にゃ」
――そして。
次のミッション。
\ドォォォン!!!/
■ 『ハンター増殖阻止ミッション』
失敗:
■ ハンター追加2体
共有エリア。
一気にざわつく。
芸人側出演者。
「ヤバいって!!」
「行く!?」
「いや無理!!」
その頃。
ちょこみんと。
■ 即動く気
「行かなきゃダメじゃない!?」
しかし。
アオロビ。
■ 即止める
「今一番危ないタイミング」
「でも!」
「皆動くから、
ハンターも動く」
かなり冷静。
――数秒。
ちょこみんと。
少し黙る。
そして。
「……あおちー、
こういう時めちゃくちゃ頼れるね」
その瞬間。
アオロビ。
■ 少し照れる
「ちょこ姉が危なすぎるだけ」
「ひどい!!」
――しかし。
その時。
遠く。
悲鳴。
\ピピーーーーッ!!!/
■ 『○○確保、残り10人』
空気。
さらに重くなる。
その頃。
ちょこみんと。
静かに言う。
「……やっぱり行く」
数秒。
アオロビ。
見る。
ちょこみんと。
真剣だった。
「賞金だけじゃなくてさ」
「皆困るの嫌だもん」
静かな声。
その瞬間。
アオロビ。
ため息。
「……分かった」
数秒。
「行くなら、
絶対単独行動しないで」
「うん!」
――移動開始。
その頃。
別出演者達。
かなり逃げ腰。
誰も前へ出にくい。
その時。
ちょこみんと。
■ 普通に前出る
芸人側。
「みんとちゃん行くの!?」
「行きます!!」
その瞬間。
空気変わる。
さらに。
アオロビも前へ出る。
俳優側出演者。
「アオロビさんも!?」
「……ちょこ姉放置できないので」
爆笑。
――ミッション地点。
端末。
しかし。
■ 開放エリア
隠れ場所少ない。
その瞬間。
アオロビ。
「最悪……」
かなり嫌そう。
一方。
ちょこみんと。
「私押す!!」
「待って、
周囲確認――」
その時。
\デデン!!!/
■ ハンター接近
「うわっ!!」
一気に緊張。
その瞬間。
出演者達:
■ 一斉逃走
しかし。
ちょこみんと。
■ 端末前
数秒。
迷う。
その時。
アオロビ。
■ 戻る
「押して!!!」
「えっ!?」
「今ならギリ間に合う!!!」
その瞬間。
ちょこみんと。
■ 端末起動
\ピッ!!!/
■ ミッション成功
しかし。
同時。
■ ハンター視界内
「っ!!」
ロックオン。
その瞬間。
アオロビ。
「走る!!!」
二人。
■ 全力疾走
ちょこみんと。
「無理無理無理!!!」
アオロビ。
■ 逃走ルート構築が上手い
曲がる。
隠れる。
視線切る。
かなり冷静。
しかし。
問題。
ちょこみんと。
■ スタミナ切れ始める
「はっ……!
はっ……!」
その瞬間。
アオロビ。
振り返る。
数秒。
ハンター近い。
かなり近い。
その時。
アオロビ。
■ 判断
「ちょこ姉、
右!!!」
「えっ!?」
自分:
■ 左へ
分断。
ハンター。
一瞬迷う。
その後。
■ アオロビ追跡
「あおちー!!!」
その瞬間。
モニター室。
■ 空気変わる
ルクレティア、
立ち上がる。
「アオ……!」
――その頃。
アオロビ。
■ 全力
細道。
階段。
方向転換。
逃げる。
しかし。
ハンター。
速い。
かなり速い。
数秒。
アオロビ。
■ 察する
「……無理か」
その瞬間。
\ピピーーーーッ!!!/
■ 『アオロビ確保、残り9人』
静止。
その後。
アオロビ。
■ 床座り込み
「っはぁぁぁ……」
完全に限界。
その頃。
ちょこみんと。
物陰。
モニター通知。
見る。
数秒。
■ 固まる
「……あおちー?」
静かな声。
その瞬間。
番組ナレーション。
■ 『ミッション成功の裏で、
仲間を守ったアオロビ確保――』
その頃。
モニター室。
ルクレティア。
静かに息を吐く。
そして。
少し笑った。
「……ちゃんと、
格好良いじゃない」
その横。
ローシャ。
頷く。
「アオさんらしい終わり方ね」
――一方。
確保ルーム。
アオロビ。
水飲みながら、
天井を見る。
数秒。
「……ちょこ姉、
生き残れよ」
静かな声。
その頃。
ゲームエリア。
ちょこみんと。
一人。
静かに立っていた。
しかし。
次の瞬間。
■ 目が変わる
「……逃げる」
小さな声。
「絶対、
逃げ切る」
その瞬間。
■ ちょこみんとの本気
が。
ようやく、
始まったのである。
第5話 ― “最後まで逃げろ” ―
AM 11:18
ゲーム時間、
残り僅か。
エリア。
静か。
しかし。
■ 緊張感は限界
だった。
残り人数:
■ 9人
その頃。
ちょこみんと。
物陰。
一人。
息を整えていた。
数秒。
静か。
その時。
モニター通知。
\デデン!!!/
■ 『アオロビ確保』
再表示。
その瞬間。
ちょこみんと。
少し俯く。
「……あおちー」
小さな声。
しかし。
次の瞬間。
■ 顔を上げる
「……逃げる」
静かな声。
「絶対、
最後まで」
――その頃。
確保ルーム。
アオロビ。
モニター見ていた。
ちょこみんと。
走ってる。
隠れてる。
警戒してる。
数秒。
アオロビ。
少し笑う。
「……本気モード入った」
その横。
芸人側確保者。
「みんとちゃん、
覚醒してるな」
確かに。
今まで:
■ “騒がしい”
だった。
しかし。
今:
■ “勝ちに来てる”
のである。
――その頃。
モニター室。
ルクレティア。
静かに画面を見る。
ちょこみんと。
一人。
走る。
隠れる。
判断する。
数秒。
「……ちゃんと、
背負うのね」
静かな声。
ローシャ。
少し笑う。
「みんとさん、
こういう時逃げないもの」
――その時。
最後の大型ミッション。
\ドォォォン!!!/
■ 『賞金単価アップミッション』
成功:
1秒300円。
失敗:
変化なし。
しかし。
内容。
■ “二人必要”
数秒。
エリア。
ざわつく。
残り人数、
少ない。
つまり。
■ リスクが高い
その頃。
出演者達。
迷う。
「行く!?」
「危険すぎる!!」
その瞬間。
ちょこみんと。
■ 立ち上がる
「行く」
数秒。
その場の出演者達。
驚く。
「みんとちゃん!?」
「だって!」
ちょこみんと。
少し笑う。
「あおちーなら、
絶対行ってたもん」
その瞬間。
確保ルーム。
アオロビ。
■ 顔を覆う
「そういう所……」
少し困ったように笑った。
――ミッション地点。
遠い。
しかも。
■ ハンター巡回密度高い
かなり危険。
しかし。
ちょこみんと。
■ 行く
途中。
芸人側出演者と合流。
「一緒行く!?」
「お願いします!!」
その瞬間。
■ 共闘成立
――移動。
隠れる。
走る。
止まる。
かなり緊張感ある。
その頃。
ちょこみんと。
■ 珍しく静か
完全集中。
その瞬間。
芸人側出演者。
少し笑う。
「みんとちゃん、
本気だな」
数秒。
ちょこみんと。
小さく笑う。
「……怖いもん」
静かな声。
「でも」
「皆見てるから」
その瞬間。
モニター室。
ルクレティア。
少し目を細めた。
――そして。
ミッション地点到着。
装置。
二台。
しかし。
同時。
\デデン!!!/
■ ハンター接近
「来た!!!」
空気変わる。
その瞬間。
芸人側出演者。
「押して!!」
ちょこみんと。
走る。
端末。
手。
伸ばす。
しかし。
■ ハンター近い
かなり近い。
その瞬間。
ちょこみんと。
■ 一瞬止まる
数秒。
怖い。
でも。
その時。
脳裏。
アオロビ。
『行くなら、
絶対最後まで』
その瞬間。
ちょこみんと。
■ ボタン押す
\ピッ!!!/
同時。
もう一人も成功。
\ドォォォン!!!/
■ ミッション成功
賞金アップ。
しかし。
次の瞬間。
■ ハンターロックオン
「うわっ!!!」
全力ダッシュ。
その頃。
確保ルーム。
全員立ち上がる。
「みんとちゃん!!」
――逃走。
全力。
しかし。
■ 体力限界
何日もバラエティやってきた。
体力。
削れてる。
その瞬間。
ちょこみんと。
「はっ……!
はっ……!」
ハンター。
近い。
かなり近い。
その時。
曲がり角。
視線。
切れる。
数秒。
静寂。
さらに。
数秒。
■ ハンター通過
その瞬間。
ちょこみんと。
物陰へ崩れる。
「……っはぁぁぁ……」
ギリギリ。
生きていた。
――そして。
終盤。
残り:
■ 4人
その頃。
ちょこみんと。
■ 生存中
確保ルーム。
大騒ぎ。
「みんとちゃん凄い!!」
「本当に残ってる!!!」
その横。
アオロビ。
静かに笑う。
「……やるじゃん」
――残り1分。
BGM。
緊張感。
その頃。
ちょこみんと。
静かに隠れていた。
汗。
呼吸。
震える手。
しかし。
目は:
■ 折れてない
その瞬間。
ハンター。
遠く。
通過。
数秒。
時計。
減る。
10。
9。
8。
その頃。
確保ルーム。
全員立ち上がる。
「行け!!!」
「みんとさん!!!」
「逃げ切れぇぇぇ!!!」
――そして。
3。
2。
1。
\ピピピピピーーーーッ!!!/
■ 『GAME CLEAR』
静止。
その後。
ちょこみんと。
■ 床へ崩れる
「……えっ」
数秒。
「……逃げ切った?」
その瞬間。
エリア。
スタッフ。
出演者。
■ 大拍手
確保ルーム。
■ 大爆発
「みんとちゃんやったぁぁぁ!!!」
アオロビ。
■ めちゃくちゃ笑ってる
「マジか……」
――その頃。
ちょこみんと。
放心。
しかし。
次の瞬間。
モニター。
\ドォォォン!!!/
■ 『賞金獲得:○○万円』
数秒。
ちょこみんと。
■ ようやく実感
「やったぁぁぁぁぁ!!!」
その瞬間。
全員。
■ 爆笑と拍手
だった。
――後日。
共有ルーム。
焼肉。
大量。
その頃。
アオロビ。
「本当に奢るんだ……」
ちょこみんと。
■ ドヤ顔
「約束だからね!!!」
その横。
ルクレティア。
少し笑う。
「……まぁ」
数秒。
「ちゃんと、
主人公してたわよ」
その瞬間。
ちょこみんと。
少し照れながら笑った。
こうして。
Gleam Gardenの:
■ “逃走バラエティ編”
は。
笑って。
走って。
叫んで。
そして最後に:
■ “最高の逃走成功”
で、
幕を閉じたのである。
第6話 ― “O.A観る?” ―
夜。
共有ルーム。
部屋。
少し暗い。
机の上には:
- 飲み物
- 軽食
- お菓子
しかし。
空気は:
■ “上映会”
というより。
■ “試合観戦”
に近かった。
その頃。
ちょこみんと。
■ 落ち着かない
「うわぁぁぁ……
怖い怖い怖い……」
その横。
アオロビ。
静かに座る。
「ちょこ姉、
逃げ切った人の顔じゃない」
「だって編集どうなってるか分かんないじゃん!!」
――その頃。
ルクレティア。
ソファで腕組み。
■ 完全観戦モード
「まぁ、
今回はかなり綺麗に撮れてる気はするわ」
「ルクさん、
現場居たもんね」
ローシャ笑う。
――そして。
番組開始。
\ドォォォン!!!/
■ 『大型逃走ゲームSP』
重低音。
緊迫感あるBGM。
都市エリア映像。
ハンター。
出演者達。
そして:
■ 『Gleam Garden参戦』
数秒。
共有ルーム。
静か。
皆、
自然と見入っていた。
――出演者紹介。
芸人。
俳優。
アスリート。
アイドル。
そして。
\ドン!!!/
■ 『Gleam Garden』
■ “ちょこみんと”
■ “アオロビ”
紹介VTR。
南国SP。
ライブ映像。
朝番組。
温泉同好会。
短く。
テンポ良く。
その頃。
アオロビ。
「普通に格好良い編集だ」
「温泉みたいな雑編集じゃないにゃ」
――さらに。
ゲーム開始。
\GAME START/
出演者:
■ 一斉逃走
その瞬間。
テレビ。
■ アオロビ即座に周囲確認
■ ルート把握
■ 視線管理
■ 隠れ場所確認
編集。
\ドン!!!/
■ 『冷静な分析型』
共有ルーム。
「うわ、
なんか頭良さそう」
「実際ゲーム脳だもの」
ルクレティア苦笑。
――一方。
ちょこみんと。
■ 初動から全力移動
しかし。
編集は:
■ “騒がしい人”
ではなく。
■ “感情が全部顔に出るタイプ”
として描かれていた。
ハンター接近。
ちょこみんと。
息を呑む。
焦る。
隠れる。
編集。
■ 心拍音演出
■ 視線アップ
■ 緊張感重視
その頃。
みるく。
ぽつり。
「……凄く怖そう」
確かに。
バラエティというより:
■ サバイバルゲーム
だった。
――そして。
ミッション。
『エリア封鎖阻止』
その瞬間。
ちょこみんと。
『行く!!』
アオロビ。
『危ない』
しかし。
ちょこみんと。
『でも誰か行かなきゃ!!』
数秒。
共有ルーム。
静か。
その時。
アオロビ。
ため息。
『……分かった。
行くなら一緒に』
編集。
■ 『対照的な二人』
■ “感情型”と“分析型”
かなり綺麗に構成されていた。
――その頃。
ルクレティア。
少し驚く。
「……ちゃんと、
キャラクター理解して編集してるわね」
ローシャ頷く。
「番組側、
かなり見てる」
――そして。
問題の。
■ アオロビ確保シーン
空気。
変わる。
BGM。
落ちる。
ハンター接近。
ちょこみんと、
追いつかれそう。
その瞬間。
アオロビ。
『右!!!』
自分:
■ 別方向へ誘導
そして。
ロックオン。
逃走。
全力。
細道。
階段。
視線切り。
ギリギリ。
しかし。
\ピピーーーーッ!!!/
■ 『アオロビ確保』
静止。
編集。
ここで:
■ 無音
数秒。
その後。
ナレーション。
■ 『仲間を逃がす為、
自ら囮となったアオロビ――』
共有ルーム。
■ 完全に静か
その頃。
テレビ内。
確保後。
アオロビ。
息切れしながら:
『……ちょこ姉、
生き残れよ』
数秒。
ちょこみんと。
■ テレビ見ながら顔覆う
「やばい……
ここ無理……」
かなり効いていた。
――そして。
後半。
■ ちょこみんと覚醒編
編集。
かなり熱い。
最初:
騒がしい。
感情型。
しかし。
後半:
■ “背負う側”
へ変化。
ミッションへ向かう。
怖い。
でも止まらない。
その瞬間。
ナレーション。
■ 『仲間の想いを背負い、
少女は走る』
共有ルーム。
■ 静か
La lune bleue .。
ぽつり。
「……主人公にゃ」
――ラスト1分。
BGM。
鼓動。
残り4人。
ハンター。
近い。
ちょこみんと。
息。
震える手。
それでも:
■ 隠れ続ける
逃げる。
耐える。
その瞬間。
共有ルーム。
■ 全員立ってる
「行け……!」
「みんとしゃん……!」
「逃げ切れ……!」
――そして。
\GAME CLEAR/
テレビ。
崩れ落ちるちょこみんと。
出演者拍手。
スタッフ歓声。
編集。
派手ではない。
でも:
■ 凄く“達成感”がある
演出だった。
――エンディング。
ナレーション。
■ 『感情で動いた少女と、
冷静に支えた分析者』
■ 『二人の逃走劇は、
確かにゲームを動かした』
数秒。
共有ルーム。
静か。
その後。
アオロビ。
ぽつり。
「……なんか、
普通に良い番組だった」
その瞬間。
ちょこみんと。
■ 泣き笑い
「うわぁぁぁ……
恥ずかしいぃぃぃ……」
しかし。
その横。
ルクレティア。
静かに笑う。
「でも」
数秒。
「ちゃんと、
Gleam Gardenしてたわよ」
その瞬間。
皆、
少しだけ笑った。
そして。
逃走劇は。
ただのバラエティではなく:
■ “一つの物語”
として。
確かに、
残ったのである。
第7話 ― “エゴサ、どーする?” ―
夜。
共有ルーム。
静か。
テーブル上。
スマホ。
数台。
テレビ。
さっきまで:
■ 『逃走ゲームSP』
の余韻が残っていた。
その頃。
ちょこみんと。
■ ソワソワしてる
「……ねぇ」
数秒。
「エゴサする?」
静止。
共有ルーム。
■ 空気止まる
アオロビ。
「来た」
La lune bleue .。
「地獄の時間にゃ」
――その頃。
ルクレティア。
コーヒー飲みながら。
■ 完全に傍観姿勢
「今回は私は出演してないもの」
数秒。
全員。
■ 見る
「でも絶対名前出てる」
「嫌な確信があるわ」
――そして。
■ エゴサ大会開始
まず。
ちょこみんと。
検索。
数秒。
止まる。
「うわっ」
「どうしたにゃ」
画面。
■ 『ちょこみんと、
主人公すぎた』
■ 『最後の1分、
普通に泣いた』
■ 『逃げ切った瞬間鳥肌』
■ 『最初うるさかったのに、
後半格好良すぎる』
共有ルーム。
静止。
その後。
ちょこみんと。
■ 顔真っ赤
「うわぁぁぁ恥ずかしい!!!」
その横。
ローシャ。
少し笑う。
「でも、
かなり良い編集だったもの」
――さらに。
■ 『感情型主人公』
■ 『応援したくなるタイプ』
■ 『絶対途中で捕まると思ってた』
「最後なんなの!?」
爆笑。
――その頃。
アオロビ。
■ 恐る恐る検索
数秒。
止まる。
さらに。
■ 遠い目
「どうしたぽん〜?」
画面。
■ 『アオロビ、
ガチで有能だった』
■ 『分析型すぎる』
■ 『FPSとか上手そう』
■ 『仲間逃がすシーン熱すぎ』
■ 『あそこ主人公交代イベントだった』
共有ルーム。
■ ざわつく
「交代イベント!?」
La lune bleue .、
笑い死にかけ。
その頃。
アオロビ。
■ 顔覆う
「なんで皆そんなゲーム目線なの……」
――さらに。
■ 『アオロビ、
逃走中向いてる』
■ 『冷静すぎる』
■ 『判断が早い』
■ 『囮になる決断が格好良すぎた』
数秒。
共有ルーム。
少し静かになる。
その時。
ルクレティア。
ぽつり。
「……ちゃんと、
見てくれてるのね」
静かな声。
――その頃。
La lune bleue .。
検索。
数秒。
「にゃはは」
「何」
画面。
■ 『ネコさん、
観覧席なのに存在感ある』
■ 『同行プロデューサー枠好き』
■ 『鬼敗北プロデューサー』
数秒。
共有ルーム。
■ 爆発
「結局そこ擦られるの!?」
ルクレティア崩れる。
――さらに。
■ 『ルクレティア、
次回出てほしい』
■ 『絶対リアクション面白い』
■ 『逃げながらキレそう』
「なんでそういうイメージなのかしら」
その横。
アオロビ。
「積み重ね」
「否定できないにゃ」
――その頃。
みるく。
静かに検索。
数秒。
「……優しい人多い」
小さな声。
画面。
■ 『見守ってるGleam Garden空気好き』
■ 『仲良いの伝わる』
■ 『本当にチーム感ある』
共有ルーム。
少し静かになる。
その時。
ローシャ。
柔らかく笑った。
「“逃げるゲーム”なのに、
ちゃんと協力してる感じが
伝わったのかもね」
――さらに。
ちょこみんと。
検索継続。
その瞬間。
■ 『みんとちゃん、
芸人じゃないのにリアクション強い』
■ 『バラエティ適性高すぎ』
■ 『でもちゃんとアイドルだった』
数秒。
ちょこみんと。
■ 床転がる
「アイドルだったって何!?」
爆笑。
――その頃。
アオロビ。
別投稿発見。
数秒。
読む。
静止。
その後。
少し笑った。
「……これ好き」
「ん?」
画面。
■ 『逃げるだけじゃなく、
“誰のために動くか”
が見えた回だった』
共有ルーム。
静か。
その時。
ルクレティア。
少しだけ目を細める。
「……良い番組だったわね」
静かな声。
皆、
頷く。
その瞬間。
ちょこみんと。
ぽつり。
「……また出たいな」
数秒。
共有ルーム。
全員。
■ ルクレティアを見る
「なんで私を見るのよ」
その時。
アオロビ。
小さく笑う。
「次、
ルクさん出たら伝説になる」
「ならないわよ」
「なるにゃ」
「なるぽん〜」
「絶対なる」
満場一致。
その夜。
Gleam Gardenの:
■ “逃走ゲーム編”
は。
笑いと。
達成感と。
少しの誇らしさを残して。
静かに、
幕を閉じたのである。
NGってある?
夜。
共有ルーム。
机の上。
資料。
スケジュール表。
番組企画書。
最近。
■ メディア仕事が急増
していた。
その頃。
ルクレティア。
資料を見ながら、
ぽつり。
「……そろそろ確認しておきましょうか」
数秒。
「皆、
“これは嫌”ってある?」
共有ルーム。
少し静かになる。
――その頃。
ちょこみんと。
「NG?」
「番組とか企画とか、
今後増えるでしょう?」
ルクレティア、
プロデューサーモード。
「だから、
先に線引き確認」
かなり真面目。
――まず。
アオロビ。
即答。
「虫」
数秒。
共有ルーム。
■ 爆笑
「早いにゃ」
「無理。
絶対無理」
真顔。
「虫系ロケ、
絶対やらない」
その瞬間。
ルクレティア。
■ 少し笑う
「へぇ……」
嫌な反応。
「待って」
「虫に弱いアオちゃん、
需要ありそうね」
「やめて!!!」
――さらに。
ちょこみんと。
「私はねー」
数秒。
「高い所から落ちる系」
「あー」
全員納得。
「バンジーとか無理!」
その瞬間。
ルクレティア。
■ 資料にメモ
「へぇ……」
「るくるくその顔やめて」
「ちょこちゃん、
リアクション良さそうだもの」
「絶対やらせようとしてる!!」
――その頃。
La lune bleue .。
「にゃんころは、
激辛限界突破系にゃ」
数秒。
全員。
■ 止まる
「意外」
「ネコさん、
そういうの強そう」
La lune bleue .、
苦笑。
「辛いの平気なのと、
“痛い”は別にゃ」
その瞬間。
ルクレティア。
■ ニヤッ
「へぇ……」
「完全に企画考えてる顔!!!」
――さらに。
みるく。
小さく手を上げる。
「……心霊」
共有ルーム。
■ 即理解
「みるしゃん絶対ダメぽん〜」
「怖いの本当に苦手です……」
その瞬間。
ルクレティア。
■ 少し考える
「でも、
みるちゃんの心霊ロケ」
「ルクさん???」
「需要ありそうね」
「プロデューサーの目になってるにゃ」
――さらに。
ぴたぽん。
「ウチ、
絶叫マシンぽん〜」
「あ、
ぴたさんダメそう」
「内臓浮くぽん〜……」
その瞬間。
ルクレティア。
■ またメモ
「へぇ……」
「ルクさん絶対楽しんでるぽん〜!!!」
――その頃。
ローシャ。
少し考える。
「私は……」
数秒。
「汚い系?」
「汚い系」
「泥とか、
虫とか、
臭いとか」
「なるほど」
ローシャ。
静かにため息。
「女性として、
最低限守りたいものはあるわ」
その瞬間。
ルクレティア。
■ ちょっと納得
「それはそうね」
しかし。
数秒後。
「でも、
リズさんって
綺麗な人が崩れる面白さあるのよね」
共有ルーム。
■ 爆笑
「完全に演出家視点!!!」
ローシャ。
「嫌なプロデューサーね……」
――さらに。
ティラミス。
「……ない」
静止。
「えっ」
「ティラさん、
無敵?」
ティラミス。
少し考える。
「……寒いのは嫌」
「初めて人間味出たにゃ」
――その頃。
チノ。
真顔。
「私は大体大丈夫です」
数秒。
「チノさん強い」
「ただ」
「ん?」
「子供扱いされる番組は嫌です」
共有ルーム。
少し静かになる。
チノ。
真顔。
「マスコット枠固定は困ります」
その瞬間。
アオロビ。
■ 目逸らし
「……ごめん」
「広めたのアオさんぽん〜」
――そして。
最後。
全員。
■ ルクレティアを見る
数秒。
「ルクさんは?」
その瞬間。
ルクレティア。
静止。
少し考える。
その後。
静かに言った。
「……私は」
数秒。
「“メンバーが本気で嫌がってるのに、
無理やりやらせる企画”は嫌ね」
共有ルーム。
静かになる。
ルクレティア。
コーヒーを置く。
「面白さは大事」
「でも、
ちゃんと笑える範囲じゃないと」
「Gleam Garden、
壊れるもの」
静かな声。
その瞬間。
空気が少し柔らかくなる。
――しかし。
次の瞬間。
ルクレティア。
■ ニヤッ
「まぁでも」
数秒。
「アオちゃんの虫企画は
ちょっと見たいわね」
「ルクさん!!!」
共有ルーム。
■ 大爆笑
その夜。
Gleam Gardenは:
■ “守るライン”
と。
■ “押してはいけないボタン”
を。
なんとなく、
理解したのである。
某温泉企画・雪山SP(全5話)
第1話 ― “また呼ばれたんだけど” ―
夜。
共有ルーム。
静か。
その頃。
ルクレティア。
■ 凄く嫌そうな顔
をしていた。
理由。
机の上。
企画書。
そこに:
■ 『某大型日曜バラエティ』
■ 『人気温泉企画・雪山SP』
の文字。
数秒。
共有ルーム。
静止。
その後。
ちょこみんと。
■ 大爆発
「雪山きたぁぁぁ!!!」
「嫌な予感しかしないにゃ」
La lune bleue .苦笑。
――その頃。
アオロビ。
資料読む。
数秒。
「……え?」
さらに。
「“氷点下露天風呂巡り”?」
「“雪中アクティビティ”?」
「“極寒チャレンジ”?」
その瞬間。
全員。
■ ルクレティアを見る
数秒。
ルクレティア。
■ 完全に遠い目
「……帰りたい」
「まだ始まってないぽん〜」
――しかし。
番組側。
■ 本気
だった。
前回の:
- 南国SP
- フィンランドサウナ
- 温泉企画
の反響。
かなり大きかったらしい。
その結果。
■ “またGleam Garden呼ぼう”
となった。
「人気出すぎにゃ」
La lune bleue .苦笑。
――その時。
ローシャ。
冷静に聞く。
「今回は何人?」
アオロビ。
資料確認。
数秒。
「……四人」
共有ルーム。
■ ざわつく
――そして。
既に:
■ ちょこみんと
→確定
■ ルクレティア
→番組側から指名
「なんでぇぇぇ!!!」
ルクレティア崩れる。
その横。
La lune bleue .。
■ 笑い死にかけ
「もう準レギュラーにゃ」
「嫌よ!!!」
――さらに。
残り二人。
ここで選抜会議。
その頃。
ぴたぽん。
「雪好きぽん〜!」
みるく。
「寒そうです……」
ティラミス。
「……雪、
静かだから好き」
アオロビ。
「私は見る側で」
即答。
しかし。
ルクレティア。
真顔。
「アオちゃん」
「何」
「雪山で貴女が追い込まれる絵、
番組側好きそうなのよね」
共有ルーム。
■ 爆笑
「なんで既に編集目線なの!?」
――その時。
ちょこみんと。
■ ニヤニヤ
「あおちー、
雪で転びそう」
「ちょこ姉が一番転ぶ」
「否定できないにゃ」
――さらに。
ティラミス。
ぽつり。
「……ルクレティア、
また叫びそう」
静止。
その後。
共有ルーム。
■ 崩壊
「ティラさんまで!?」
前回。
某南国SP。
某温泉企画。
ルクレティア:
■ 絶叫担当化
していた。
本人は認めていない。
――そして。
最終決定。
■ ちょこみんと
■ ルクレティア
■ ぴたぽん
■ ティラミス
理由。
■ 番組的に強い
だった。
――後日。
ロケ当日。
雪山。
真っ白。
極寒。
吹雪。
その頃。
ちょこみんと。
■ テンションMAX
「雪ーーー!!!」
一方。
ルクレティア。
■ 開始数分で後悔
「寒い」
「まだ温泉入ってないぽん〜」
――その時。
某番組レギュラーメンバー達。
「来たよGleam Garden!!」
「今回も大丈夫!?」
「何が!?」
ちょこみんと、
既に笑ってる。
――さらに。
番組スタッフ。
『今回はですね』
■ “雪山温泉巡り”
■ “雪中アクティビティ”
■ “極寒ミッション”
があります!」
数秒。
ルクレティア。
■ 察する
「……絶対ロクでもないわね」
その横。
ティラミス。
■ 雪触ってる
「……冷たい」
「感想が薄いにゃ」
――そして。
記念撮影。
雪山。
白銀。
某温泉企画チーム。
Gleam Garden。
その頃。
ちょこみんと。
■ 既に騒がしい
「絶対楽しい!!!」
その横。
ルクレティア。
■ 既に疲れてる
「まだ始まってないのだけれど……」
その瞬間。
番組ナレーション。
■ 『再び現れた、
騒がしいアイドル達――』
そして。
■ 雪山地獄ロケ
が。
静かに、
始まったのである。
第2話 ― “雪山、舐めてた” ―
雪山ロケ地。
朝。
■ 氷点下
吹雪。
白銀。
完全に:
■ “テレビで見る雪山”
だった。
その頃。
ちょこみんと。
■ テンションMAX
「うわぁぁぁ!!!
雪ふわふわ!!!」
\バフッ/
雪へダイブ。
その瞬間。
ルクレティア。
■ 即ツッコミ
「ちょこちゃん!!!
服濡れる!!!」
「冷たっ!!!」
「ほら見なさい!!!」
開始数分。
既に騒がしい。
――その頃。
ぴたぽん。
■ 雪だるま作り始めてる
「雪国ぽん〜♪」
「ぴーちゃん適応早い」
――一方。
ティラミス。
■ 普通に雪見てる
静か。
動かない。
その瞬間。
芸人側レギュラー。
「ティラミスちゃん、
雪の精霊みたい」
数秒。
ティラミス。
「……寒い」
「やっぱ人間だった」
――そして。
本日の最初の企画。
スタッフ。
『では皆さん!
まずはこちら!!』
\ドォォォン!!!/
■ 『雪山ソリレース』
共有空気:
■ 察する
その頃。
ルクレティア。
■ 嫌な顔
「嫌な予感しかしないわ」
スタッフ。
『二人一組です!!』
その瞬間。
組み合わせ。
- ちょこみんと × ルクレティア
- ぴたぽん × 芸人側レギュラー
- ティラミス × 若手俳優
「終わった」
ルクレティア即答。
――スタート地点。
かなり急斜面。
その頃。
ちょこみんと。
■ めちゃくちゃ楽しそう
「絶対速いやつ!!」
一方。
ルクレティア。
■ 本気で怖い
「待ちなさい、
これブレーキあるの?」
スタッフ。
『ありません!』
数秒。
ルクレティア。
■ 空を見る
「帰りたい」
――そして。
スタート。
\GO!!!/
■ 全チーム発進
その瞬間。
ちょこみんと。
「うわぁぁぁ速い!!!」
ルクレティア。
「ちょ、待っ――」
\ギャァァァァァ!!!/
■ 秒で絶叫
共有スタッフ。
■ 爆笑
一方。
ぴたぽん。
「風すごいぽん〜〜〜!!!」
楽しそう。
さらに。
ティラミス。
■ 無言
真顔。
高速滑走。
その瞬間。
俳優側。
「ティラミスちゃん、
顔変わらない!?」
――しかし。
問題。
ちょこみんと&ルクレティア組。
■ 曲がりきれない
「うわぁぁぁぁ!!!」
「ちょこちゃん!!!
重心!!!」
\ドッカーーーン!!!/
■ 雪へ突撃
数秒。
静止。
その後。
雪山。
■ 爆笑
その頃。
ちょこみんと。
雪まみれ。
「たのしーーー!!!」
一方。
ルクレティア。
■ 埋まってる
「……寒い」
「ルクさんが死んでるぽん〜」
――さらに。
第二企画。
■ “雪上障害物競走”
開始。
その瞬間。
アオロビ。
モニター観戦中。
「なんでアイドルが
こんな事してるの」
ローシャ。
「もう半分芸人枠なのよ」
――競技開始。
雪。
深い。
走りにくい。
その頃。
ちょこみんと。
■ 全力
しかし。
\ズボッ/
■ 埋まる
「足ぃぃぃ!!!」
爆笑。
一方。
ぴたぽん。
「んちゃーーー!!」
■ 何故か速い
「ぴたさん強い!?」
その横。
ティラミス。
■ 無言で突破
淡々。
静か。
強い。
その瞬間。
芸人側。
「ティラミスちゃん、
アサシン系だ」
――しかし。
最大事件。
ルクレティア。
雪道。
数秒。
\ツルッ/
■ 盛大転倒
「っっ!!?」
共有現場。
■ 大爆笑
その頃。
ルクレティア。
■ 雪まみれ
「……もう嫌」
その瞬間。
番組レギュラー。
「出た!!
ルクレティアちゃんのリアクション!!」
「リアクション扱いしないで!!!」
――そして。
最後。
極寒露天風呂。
湯気。
雪景色。
かなり綺麗。
その頃。
全員。
■ やっと落ち着く
「生き返るぽん〜……」
「温泉最高……」
ちょこみんと、
溶けてる。
その横。
ルクレティア。
■ 完全に脱力
「……ここだけでいいわ」
しかし。
その瞬間。
スタッフ。
『では次、
夜の雪中ミッション行きまーす!』
数秒。
ルクレティア。
■ フリーズ
「……夜?」
その瞬間。
ちょこみんと。
■ 爆笑
「まだ終わってなかった!!!」
そして。
■ 雪山地獄ロケ
は。
まだ、
始まったばかりだったのである。
第3話 ― “もうアイドル番組じゃない” ―
雪山。
夜。
■ 氷点下
だった。
吹雪。
暗い山道。
ライト。
スタッフ。
そして:
■ “嫌な企画感”
が凄い。
その頃。
ルクレティア。
■ 完全に嫌そう
「……夜の雪山って、
こんなに怖いのね」
「今更ぽん〜?」
ぴたぽん、
笑ってる。
しかし。
ちょこみんとですら:
■ ちょっと不安そう
「……なんか、
ガチ感ある」
――その時。
スタッフ。
『では皆さん!
今回最後はこちら!!』
\ドォォォン!!!/
■ 『雪山ナイトミッション』
内容:
雪山に設置された温泉札を探し、
全回収。
制限時間あり。
さらに:
■ “ビビったら即終了”
数秒。
共有空気。
■ 察する
その頃。
ルクレティア。
「帰っていいかしら」
「毎回言ってる」
――そして。
チーム分け。
- ちょこみんと × ぴたぽん
- ルクレティア × ティラミス
「嫌な予感しかしないわ」
「……よろしく」
ティラミス、
静か。
その瞬間。
ルクレティア。
■ 更に不安
――スタート。
雪山。
暗い。
寒い。
静か。
しかし。
風だけ凄い。
\ヒュォォォ……/
その頃。
ちょこみんと。
■ ライトぶん回してる
「どこどこどこ!?」
「みんとしゃん、
前見えてないぽん〜!!」
――一方。
ルクレティア&ティラミス。
■ 静か
かなり静か。
その瞬間。
芸人側レギュラー。
「この二人、
ホラー映画みたい」
確かに。
雪。
暗闇。
無言。
ティラミス。
■ 雪山適応しすぎ
だった。
――その頃。
ちょこみんと。
札発見。
「うわあった!!」
\ピローーーン!!!/
効果音。
その瞬間。
物陰。
\ガサッ/
「うわぁぁぁぁ!!!」
■ 秒で絶叫
共有現場。
■ 爆笑
しかし。
原因。
■ スタッフ
「人じゃん!!!」
「当たり前ぽん〜!!!」
――さらに。
ぴたぽん。
■ 雪へ埋まる
\ズボッ/
「んちゃぁぁぁ!!?」
「ぽんぽん消えた!!!」
雪山。
■ カオス
――一方。
ルクレティア達。
かなり順調。
その頃。
ルクレティア。
「ティラちゃん、
夜目効くの?」
「……なんとなく」
「便利ね……」
しかし。
その瞬間。
\バキッ/
雪道。
崩れる。
「っ!!」
ルクレティア。
■ 足滑る
その瞬間。
ティラミス。
■ 無言で腕掴む
静止。
数秒。
ルクレティア。
■ 固まる
ティラミス。
「……危ない」
静かな声。
その瞬間。
共有スタッフ。
■ ちょっとざわつく
「ティラミスちゃん、
イケメンすぎる」
――しかし。
次の瞬間。
ルクレティア。
■ 盛大に滑る
\ツルッ!!!/
「きゃぁぁぁ!!!」
■ 雪へダイブ
共有現場。
■ 大爆笑
その頃。
ティラミス。
■ 無表情
「……落ちた」
「見れば分かるわよ!!!」
――さらに。
後半。
吹雪。
強くなる。
視界悪い。
その頃。
ちょこみんと。
■ 迷子寸前
「どっちーーー!?」
ぴたぽん。
「白しかないぽん〜!!」
その瞬間。
遠く。
■ 温泉札発見
「最後あったぁぁぁ!!!」
全力。
しかし。
\ツルッ/
■ ちょこみんと転倒
「みんとしゃーーーん!!!」
雪山。
■ 笑いと悲鳴が混ざる
――そして。
ラスト数秒。
全札回収。
\SUCCESS!!!/
共有現場。
拍手。
達成感。
その頃。
ちょこみんと。
■ 雪まみれ
「寒いぃぃぃ!!!」
一方。
ルクレティア。
■ 完全疲労
「もう二度と雪山来ないわ……」
その瞬間。
番組レギュラー。
「次は極寒湖チャレンジかな!」
数秒。
ルクレティア。
■ 真顔
「契約解除を検討するわ」
共有現場。
■ 大爆笑
――その後。
夜。
温泉旅館。
全員。
■ 完全に疲れ切ってる
しかし。
空気は。
どこか暖かかった。
その頃。
ちょこみんと。
ぽつり。
「……でもさ」
数秒。
「めちゃくちゃ楽しかったね」
静かな声。
その瞬間。
皆。
少し笑った。
そして。
雪山ロケは:
■ “また一つ、
伝説を増やした”
のである。
第4話 ― “オンエア鑑賞会” ―
夜。
共有ルーム。
机の上。
- 鍋
- みかん
- ポテチ
- 炭酸
- アイス
■ 完全に冬仕様
だった。
その頃。
ちょこみんと。
■ そわそわ
「始まる……」
一方。
ルクレティア。
■ 凄く嫌そう
「見たくないわ……」
「また言ってるにゃ」
La lune bleue .苦笑。
――そして。
テレビ。
\ドォォォン!!!/
■ 『某大型バラエティ・雪山SP』
BGM。
吹雪。
雪山映像。
そして:
■ 『再び現れたGleam Garden』
共有ルーム。
「うわぁぁぁ始まった!!!」
ちょこみんと、
既に騒がしい。
――オープニング。
まず:
■ ちょこみんと雪ダイブ
\バフッ!!!/
編集。
■ スロー
■ 三回リプレイ
■ 『テンションだけで生きてる』
共有ルーム。
■ 爆笑
「雑ぅぅぅ!!!」
――さらに。
ルクレティア。
雪山到着直後。
『寒い』
編集。
■ 『開始3分で後悔』
数秒。
共有ルーム。
■ 崩壊
「早すぎるのよ!!!」
その横。
アオロビ。
■ 笑い死にかけ
「ルクさん、
編集に愛されてる」
「嫌な愛され方なのよ!!!」
――さらに。
ソリレース。
\GO!!!/
■ 爆速
ちょこみんと。
『速いぃぃぃ!!!』
ルクレティア。
『待っ――』
\ギャァァァァァ!!!/
■ 雪へ突撃
編集。
■ 角度違い三連発
■ 『綺麗な飛び込み』
共有ルーム。
■ 完全崩壊
「なんで芸術点みたいな編集なの!?」
その頃。
ティラミス。
■ 無表情滑走
編集。
■ 『感情を雪山へ置いてきた女』
「ティラさん強いにゃ……」
――さらに。
雪上障害物競走。
ぴたぽん。
『んちゃーーー!!』
■ 謎に速い
編集。
■ 『雪山適性SS』
「SSって何ぽん〜!?」
爆笑。
――一方。
ルクレティア。
\ツルッ!!!/
■ 盛大転倒
編集。
■ 無音
■ スロー
■ “ツルッ”SE追加
その後。
■ 『本日2回目』
共有ルーム。
■ 大爆笑
「カウントしないで!!!」
――さらに。
夜の雪山ミッション。
空気。
変わる。
BGM。
静か。
緊張感。
その頃。
みるく。
「……ここ綺麗ですね」
確かに。
編集。
かなり:
■ “冬映画”
みたいだった。
しかし。
次の瞬間。
ちょこみんと。
『うわぁぁぁ!!!』
■ スタッフにビビる
編集。
■ 『一般スタッフにも怯える女』
共有ルーム。
■ 爆発
「やめてぇぇぇ!!!」
――そして。
問題の。
■ ティラミスが
ルクレティアを助けるシーン
雪道。
崩れる。
ルクレティア。
落ちる。
ティラミス。
■ 無言で腕掴む
編集。
■ 超シリアス
BGM。
止まる。
ナレーション。
■ 『静かな相棒』
共有ルーム。
■ 少し静か
その瞬間。
ルクレティア。
「……ここ、
普通に格好良かったわね」
その横。
ティラミス。
「……うん」
――しかし。
次の瞬間。
\ツルッ!!!/
■ 直後に転ぶルクレティア
編集。
■ 『なお5秒後』
共有ルーム。
■ 崩壊
「なんで繋げたのよ!!!」
――さらに。
ラスト。
全員雪まみれ。
温泉。
笑顔。
達成感。
編集。
■ エモい締め
ナレーション。
■ 『笑って、
転んで、
凍えて』
■ 『それでも彼女達は、
今日も騒がしい』
数秒。
共有ルーム。
静か。
その後。
ちょこみんと。
■ ソファへダイブ
「うわぁぁぁ……
めっちゃ面白かった……」
その横。
アオロビ。
「普通に良い番組だったね」
ローシャ。
少し笑う。
「編集、
ちゃんと見せ場理解してる」
――その頃。
ルクレティア。
コーヒー飲みながら。
■ 遠い目
「……もう雪山は嫌」
数秒。
全員。
■ 察する
その瞬間。
テレビ。
次回予告。
\ドォォォン!!!/
■ 『次回、
極寒湖チャレンジ!?』
共有ルーム。
■ 静止
その後。
全員。
■ ルクレティアを見る
「なんで私を見るのよ」
その瞬間。
ちょこみんと。
■ ニヤァ
「ルクさん、
泳ごっか!」
「契約解除を検討するわ」
共有ルーム。
■ 本日最大の爆笑
となったのである。
第5話 ― “恐怖のエゴサーチ” ―
夜。
共有ルーム。
ソファ。
机。
テレビ。
その周囲。
■ Gleam Garden全員集合
していた。
ただし。
本日の主役は:
■ 雪山ロケ参加組
- ちょこみんと
- ルクレティア
- ぴたぽん
- ティラミス
である。
その頃。
アオロビ。
■ ニヤニヤ
「さーて」
数秒。
「今日は皆で見る側だね」
「嫌な司会者にゃ」
La lune bleue .苦笑。
――その横。
ルクレティア。
■ 本気で嫌そう
「……帰りたい」
「まだ始まってないぽん〜」
――そして。
■ エゴサ大会開始
まず。
ちょこみんと。
検索。
数秒。
止まる。
「うわっ」
「どうしたの?」
みるく、
覗き込む。
画面。
■ 『雪山で一番元気だった』
■ 『みんとちゃん、
ずっと楽しそうで癒された』
■ 『雪ダイブで全部持ってった』
■ 『転んでもすぐ復活するの強い』
共有ルーム。
■ 爆笑
「雪ダイブそんなに!?」
その横。
アオロビ。
「開始数分だったから印象強い」
――さらに。
■ 『寒そうなのに笑顔なの凄い』
■ 『大型犬感ある』
数秒。
ちょこみんと。
■ 固まる
「だから大型犬って何!?」
La lune bleue .。
「わかるにゃ」
「なんで!?」
――その頃。
ぴたぽん。
検索。
数秒。
「んにゅ?」
画面。
■ 『ぴたぽん、
雪適性高すぎ』
■ 『埋まっても楽しそう』
■ 『リアクションが全部平和』
■ 『雪国の妖精』
共有ルーム。
■ 爆笑
「妖精になったぽん〜!?」
その横。
ローシャ。
「ぴたさん、
空気柔らかくするの上手いもの」
――さらに。
ティラミス。
検索。
数秒。
静止。
「……?」
「てぃらみ?」
ちょこみんと、
覗き込む。
画面。
■ 『ティラミスちゃん、
静かなのに存在感ある』
■ 『雪山で無表情なの強い』
■ 『助けるシーン普通に格好良かった』
■ 『雪景色めちゃくちゃ似合う』
共有ルーム。
■ 少しざわつく
「ティラさん、
映像映えするにゃ」
ティラミス。
■ 分かってない
「……そう?」
――そして。
問題。
■ ルクレティア
数秒。
共有ルーム。
■ 静か
ルクレティア。
「……嫌なのだけれど」
「逃げちゃだめもじゃ〜」
アオロビ、
笑いながらスマホ押し付ける。
観念。
検索。
数秒。
止まる。
さらに。
■ 顔覆う
「どうしたの!?」
画面。
■ 『ルクレティアさん、
また転んでる』
■ 『リアクション綺麗すぎる』
■ 『雪山でも面白いのズルい』
■ 『絶叫してるのに上品』
共有ルーム。
■ 大爆笑
「絶叫に上品とかあるの!?」
その横。
ちょこみんと。
■ 笑い死にかけ
「るくるく、
完全に愛されてるよ!!」
「嬉しくないわよ!!!」
――さらに。
■ 『4人の空気感が良かった』
■ 『ちゃんと仲良いの伝わる』
■ 『友達同士の旅行感ある』
■ 『無理してない自然さが好き』
数秒。
共有ルーム。
少し静かになる。
その時。
みるく。
小さく笑う。
「……ちゃんと、
見てくれてるんですね」
ローシャも頷く。
「良い空気だったもの」
――その頃。
アオロビ。
別投稿見つける。
数秒。
吹き出す。
「これ好き」
「何?」
画面。
■ 『この4人、
雪山でも修学旅行してる』
共有ルーム。
静止。
その後。
■ 爆笑
「わかるにゃ」
「合宿感あったぽん〜」
その瞬間。
ルクレティア。
ため息混じりに笑う。
「……アイドルとは」
その横。
ちょこみんと。
満面の笑み。
「でも楽しかったじゃん!」
数秒。
共有ルーム。
静か。
その後。
ティラミス。
ぽつり。
「……また雪、
行きたい」
静止。
ルクレティア。
■ ゆっくり振り向く
「ティラちゃん?」
ちょこみんと。
■ ニヤァ
「第2回雪山SP?」
「やめなさい」
即答。
共有ルーム。
■ 大爆笑
その夜。
雪山スペシャルの思い出は。
笑いながら。
暖かく、
積もっていったのである。
ラジオ、やってみよう(全5話)
第1話 ― “深夜ラジオって何話せばいいの?” ―
夜。
共有ルーム。
静か。
その頃。
ルクレティア。
机の上へ:
■ 一枚の企画書
を置く。
数秒。
ちょこみんと。
「なになに?」
企画書。
そこには:
■ 『某深夜ラジオ番組 出演オファー』
の文字。
その瞬間。
共有ルーム。
■ ざわつく
「ラジオ!?」
「今度は声だけにゃ」
La lune bleue .、
少し笑う。
――さらに。
アオロビ。
資料を読む。
数秒。
「……二人進行?」
ルクレティア。
頷く。
「深夜帯だから、
基本フリートーク中心」
「お便りも読むみたいね」
その瞬間。
ちょこみんと。
■ テンション上昇
「ラジオやりたい!!!」
「みんとさん、
絶対向いてるぽん〜」
ぴたぽん納得。
――しかし。
問題。
■ “二人”
である。
誰を出すか。
かなり重要。
――その頃。
ローシャ。
冷静に言う。
「ラジオって、
意外と難しいわよ」
「映像無いものね」
確かに。
テレビと違い:
- 声
- 間
- 会話テンポ
- 空気感
だけで成立させる必要がある。
――その時。
アオロビ。
ぽつり。
「事故る組み合わせ多そう」
「誰と誰なら事故るにゃ?」
数秒。
共有ルーム。
■ 想像大会開始
――まず。
■ ちょこみんと × ティラミス
「会話飛びすぎる」
「途中で宇宙行くぽん〜」
――さらに。
■ ルクレティア × ローシャ
「落ち着きすぎる」
「夜3時向けね」
「眠くなるにゃ」
――さらに。
■ アオロビ × チノ
数秒。
全員。
■ 察する
「ラジオじゃなくて会議」
「淡々と進みそう」
――その頃。
ちょこみんと。
■ 手を上げる
「私やりたい!」
「予想通りね」
ルクレティア苦笑。
――問題。
相方。
その瞬間。
全員。
■ アオロビを見る
「なんで」
「みんとさん制御役必要」
「保護者枠ぽん〜」
「嫌すぎる」
しかし。
かなり適任だった。
ちょこみんと:
暴走。
アオロビ:
回収。
バランス良い。
――さらに。
La lune bleue .。
ニヤッと笑う。
「でも、
アオさん深夜ラジオ適性高そうにゃ」
「え?」
「ずっとゲームとか夜の話してそう」
数秒。
共有ルーム。
■ 納得
「あー……」
「確かに」
アオロビ。
■ 不本意そう
「なんで」
――その頃。
ルクレティア。
資料確認。
「番組側も、
“会話テンポが良い二人”
希望らしいわ」
その瞬間。
ローシャ。
少し笑う。
「じゃあ決まりじゃない?」
――そして。
出演者決定。
■ ちょこみんと
■ アオロビ
で確定。
その瞬間。
ちょこみんと。
■ 大喜び
「ラジオーーー!!!」
一方。
アオロビ。
■ 既に不安
「深夜テンションのちょこ姉、
絶対危ない」
「あおちーが止めるの!」
「無理」
即答。
――その時。
ルクレティア。
ぽつり。
「ちなみに」
数秒。
「生放送」
共有ルーム。
■ 静止
「えっ」
「編集効かないにゃ」
「終わったぽん〜」
――さらに。
企画内容。
- フリートーク
- リスナーお便り
- コーナー企画
- 深夜雑談
かなり:
■ “素”
が出る。
その頃。
ちょこみんと。
急に静か。
「……待って」
数秒。
「私、
放送禁止ワード言わない?」
アオロビ。
■ 真顔
「そこなんだ」
――その瞬間。
ルクレティア。
少し笑う。
「まぁ」
数秒。
「深夜ラジオは、
多少事故るくらいが面白いわよ」
その時。
アオロビ。
■ 嫌な予感
「ルクさん、
絶対面白がってる」
「へぇ……」
■ ニヤッ
嫌な反応。
「なんか、
ちょこちゃんが深夜テンションで
暴走する所見たいわね」
「ルクさん!!!」
共有ルーム。
■ 大爆笑
こうして。
Gleam Garden:
■ 初の深夜ラジオ挑戦
が。
静かに、
始まろうとしていたのである。
第2話 ― “深夜テンション、解放” ―
深夜。
都内某所。
ラジオ局。
■ 防音スタジオ
ガラス越し。
スタッフ。
ミキサー。
時計。
そして。
中央。
■ ちょこみんと
■ アオロビ
着席。
その頃。
ちょこみんと。
■ 落ち着かない
「うわぁぁぁ……
ラジオ局だぁ……」
一方。
アオロビ。
■ 周囲観察中
「思ったより静か」
「深夜だからね」
スタッフ苦笑。
――そして。
本番前打ち合わせ。
構成作家。
『基本自由です!』
『お便り読んで、
雑談して、
自然にやってもらえれば!』
数秒。
アオロビ。
「自然が一番危ない」
「何で!?」
ちょこみんと抗議。
――さらに。
スタッフ。
『多少事故っても、
深夜ラジオなんで!』
その瞬間。
アオロビ。
■ 不安増加
「事故前提なの?」
一方。
ちょこみんと。
■ ちょっと安心
「じゃあ大丈夫か!」
「なんで安心したの」
――その頃。
台本確認。
しかし。
内容。
■ “ほぼ白紙”
「えっ」
ちょこみんと、
固まる。
『流れだけあります!』
- オープニング
- 自己紹介
- フリートーク
- お便り
- コーナー
以上。
「自由度高っ」
――その時。
アオロビ。
ぽつり。
「ちょこ姉、
絶対余計な事言う」
「あおちーが止めるの!」
「無理」
即答。
――そして。
本番数分前。
スタジオ。
少し暗くなる。
BGM準備。
赤ランプ。
その頃。
ちょこみんと。
■ 急に静か
アオロビ。
「……緊張してる?」
数秒。
ちょこみんと。
小さく頷く。
「生放送だもん……」
珍しい。
その瞬間。
アオロビ。
少し笑う。
「まぁ、
いつも通り喋ればいいでしょ」
「あおちー優しい」
「今だけ」
――そして。
スタッフ。
『5秒前入りまーす!』
■ 5
■ 4
■ 3
■ 2
■ 1
\ON AIR/
その瞬間。
スタジオ空気。
■ 一変
BGM。
深夜ラジオ感。
そして。
ちょこみんと。
■ 満面の笑み
「こんばんはーーー!!!」
\パチパチパチ!!/
「Gleam Gardenの
ちょこみんとです!」
その横。
アオロビ。
少し笑いながら。
「こんばんは、
アオロビです」
――そして。
番組開始。
ちょこみんと。
「いやでもさ!!」
「本当に私達で
深夜ラジオいいのかな!?」
アオロビ。
「もう始まってるからね」
「怖いね!!」
「今更?」
テンポ良い。
その瞬間。
スタッフブース。
■ 少しざわつく
「会話テンポ良いな……」
かなり自然。
――さらに。
ちょこみんと。
「深夜ラジオってさ!」
「うん」
「もっとこう……
大人の色気ある感じかと思ってた!」
数秒。
アオロビ。
「ちょこ姉来た時点で無理」
スタッフ。
■ 吹き出す
――そして。
最初のお便り。
『お二人は、
深夜になると何してますか?』
その瞬間。
ちょこみんと。
「アイス食べる!!!」
即答。
アオロビ。
「夜中に?」
「背徳感が美味しいの!」
「終わってる」
――さらに。
アオロビ。
「私は普通にゲームかな」
「深夜ゲーム!!」
「まぁ、
夜の方が静かだし」
「なんか分かるー!」
かなり:
■ “普段の会話”
だった。
――その頃。
ちょこみんと。
■ 徐々に深夜テンション化
「でもさ!!」
「何」
「深夜って急に
人生考えない!?」
アオロビ。
「急に重い」
「“うわ私将来どうなるんだろ”
ってならない!?」
「夜中3時に?」
「なる!!!」
スタッフ。
■ 笑い堪えてる
――さらに。
お便り。
『メンバー内で、
深夜に一番起きてそうなのは?』
その瞬間。
二人。
■ 即答
「てぃらみ!」
「ティラさん!」
完全一致。
爆笑。
「絶対静かに起きてる」
「分かる」
「しかも気配ない」
「怖い」
――さらに。
『逆に、
一番寝るの早そうなのは?』
数秒。
ちょこみんと。
「ぽんぽん!」
アオロビ。
「分かる」
「なんか22時くらいで
“おやすみぽん〜”
って消える」
「想像できる」
スタジオ。
■ 空気かなり良い
――その時。
ちょこみんと。
■ 笑いながら暴走開始
「でもさでもさ!」
「何」
「るくるくって絶対、
深夜一人でコーヒー飲みながら
難しい本読んでそうじゃない!?」
アオロビ。
数秒。
「……あー」
「でしょ!?」
「しかも、
なんか窓見てる」
スタッフ。
■ 爆笑
――さらに。
アオロビ。
「ネコさんは絶対、
夜中テンション高い」
「わかる!!!」
「急に猫動画送りつけてくる」
「ありそう!!!」
その瞬間。
ブース。
■ 空気完全に温まる
――そして。
スタッフ。
『そろそろ前半ラストです!』
数秒。
ちょこみんと。
「えっ!?
もう!?」
アオロビ。
「体感早い」
その瞬間。
BGM。
少し落ち着く。
ちょこみんと。
笑いながら。
「いやでも、
ラジオめっちゃ楽しいね!」
その横。
アオロビ。
少し笑う。
「……思ったよりね」
そして。
Gleam Garden初の:
■ 深夜ラジオ
は。
まだまだ:
■ 深夜テンション加速中
だったのである。
第3話 ― “深夜2時、テンション崩壊” ―
深夜。
ラジオスタジオ。
ON AIR中。
その頃。
■ ちょこみんと
■ アオロビ
かなり:
■ 温まっていた
――前半終了後。
CM中。
スタッフ。
『めちゃくちゃ良い感じです!』
ちょこみんと。
■ テンション上昇
「ほんと!?」
アオロビ。
「ちょこ姉、
完全に慣れてきた」
「楽しくなってきた!!」
「危険な兆候」
――そして。
後半スタート。
\ON AIR/
BGM。
深夜感。
静かな空気。
その瞬間。
ちょこみんと。
「さぁ!!
後半戦です!!」
アオロビ。
「テンションが深夜じゃない」
――そして。
後半最初のコーナー。
■ 『Gleam Garden内部事情』
リスナーお便り。
『メンバー内で、
一番生活が謎なのは?』
数秒。
二人。
■ 即答
「るくるく」
「ルクさん」
完全一致。
スタジオ。
■ 爆笑
――さらに。
ちょこみんと。
「だってさ!!」
「うん」
「気づいたら居ないし!」
「居たと思ったら
コーヒー飲んでるし!」
「しかも寝てない」
「わかる!!!」
――その頃。
アオロビ。
ぽつり。
「あと、
急に仕事終わってる」
「それ!!!」
「怖い」
スタッフ。
■ 笑い堪えてる
――さらに。
お便り。
『逆に、
一番分かりやすい人は?』
数秒。
アオロビ。
「ちょこ姉」
「えっ」
「お腹空いたら分かる」
「なんで!?」
「テンション下がる」
爆笑。
――さらに。
ちょこみんと。
「あおちーも分かりやすいよ!」
「どこが」
「ゲーム負けると静かになる!」
数秒。
アオロビ。
■ 目逸らし
「……否定できない」
スタッフ。
■ 爆笑
――そして。
次コーナー。
■ 『リスナー質問箱』
『もしメンバーと
旅行行くなら誰?』
その瞬間。
ちょこみんと。
「えーーー!!」
かなり悩む。
「難しい!」
アオロビ。
「私はローシャさんかな」
「おぉ〜」
「なんか、
全部ちゃんとしてそう」
「分かる」
「店選びとか強い」
かなり納得。
――その頃。
ちょこみんと。
「私はねー」
数秒。
「ねこちゃん!」
「意外」
「絶対楽しいもん!!」
その瞬間。
アオロビ。
■ 即理解
「あー……
夜の街歩きとか好きそう」
「そうそう!!」
「あと急に変な店入る」
「わかる!!」
スタッフ。
■ 笑ってる
――さらに。
『無人島に一人連れてくなら?』
数秒。
二人。
■ 即答
「るくるく」
「ルクさん」
完全一致。
「なんで」
ちょこみんと。
「生き残れそう」
アオロビ。
「文明作りそう」
「わかる!!!」
――さらに。
アオロビ。
「ティラさんは
静かに魚獲ってそう」
「ぴたさんは
なんか料理してくれそう!」
「みるさんは
最初に体調崩す」
「チノさんは普通に強い」
テンポ良い。
かなり自然。
――その時。
深夜テンション。
加速。
ちょこみんと。
「でもさ!!!」
「何」
「ラジオって危険だね!?」
「急」
「なんかずっと喋れちゃう!!」
その瞬間。
アオロビ。
少し笑う。
「ちょこ姉、
元々ずっと喋ってる」
「ひどい!」
――さらに。
最後のお便り。
『お二人にとって、
Gleam Gardenってどんな場所ですか?』
数秒。
スタジオ。
少し静かになる。
その頃。
ちょこみんと。
珍しく。
少し考える。
その後。
笑った。
「……帰る場所、
かな」
静かな声。
「なんか、
外で色々あっても」
「戻ると、
皆いるから」
数秒。
スタジオ。
かなり静か。
――その横。
アオロビ。
少し笑う。
「……私は、
変な人達の集まり」
「台無し!!」
爆笑。
しかし。
アオロビ。
少し笑ったまま続ける。
「でも」
数秒。
「その“変な人達”が、
ちゃんと居る場所かな」
静かな声。
その瞬間。
スタッフブース。
■ 少し静か
だった。
――そして。
エンディング。
BGM。
深夜。
落ち着いた空気。
ちょこみんと。
「いやーーー!!
楽しかった!!!」
アオロビ。
「思ったより一瞬だった」
「またやりたい!!」
その瞬間。
スタッフ。
■ めちゃくちゃ頷いてる
――最後。
ちょこみんと。
「ではでは!
ここまでのお相手は!」
「Gleam Gardenの
ちょこみんとと」
「アオロビでした!」
二人。
「「おやすみなさーい!!」」
\END/
赤ランプ。
消灯。
静寂。
数秒。
その後。
ちょこみんと。
■ 椅子へ崩れる
「終わったぁぁぁ……」
一方。
アオロビ。
■ 少し笑ってる
「……でも、
楽しかったね」
その瞬間。
ちょこみんと。
満面の笑み。
「うん!!」
そして。
Gleam Garden初の:
■ 深夜ラジオ挑戦
は。
静かな夜の中。
優しく、
幕を閉じたのである。
第4話 ― “深夜2時、Gleam Garden視聴会” ―
深夜。
共有ルーム。
テレビ。
スピーカー接続。
机の上。
- お菓子
- 夜食
- コーヒー
- アイス
完全に:
■ “深夜ラジオ待機部屋”
だった。
その少し前。
ルクレティア。
コート姿。
「じゃあ、
録音お願いね」
ローシャ。
「了解」
数秒。
ルクレティア。
少し笑う。
「……変な事故起こしてないといいけれど」
その後。
■ ラジオ局へ2人の迎えに行った
――そして。
現在。
共有ルーム。
残ったメンバー:
- ローシャ
- ティラミス
- La lune bleue .
- ぴたぽん
- みるく
- チノ
深夜。
静か。
しかし。
どこかワクワクしていた。
その頃。
ぴたぽん。
「もうすぐぽん〜!」
La lune bleue .。
「深夜ラジオって、
なんか特別感あるにゃ」
――そして。
\ON AIR/
スピーカー。
BGM。
ちょこみんとの声。
『こんばんはーーー!!!』
共有ルーム。
■ 即笑う
「元気すぎるぽん〜」
「深夜テンションだにゃ」
――さらに。
アオロビ。
『こんばんは、
アオロビです』
ローシャ。
少し笑う。
「アオさん、
声ちょっと固いわね」
「緊張してる」
チノ即答。
――その頃。
ラジオ内。
ちょこみんと。
『深夜ラジオって、
もっと大人っぽいと思ってた!』
アオロビ。
『ちょこ姉来た時点で無理』
共有ルーム。
■ 爆笑
「いつものだにゃ」
「安心感あるぽん〜」
――さらに。
『メンバー内で、
深夜に一番起きてそうなのは?』
二人。
『てぃらみ』
『ティラさん』
完全一致。
その瞬間。
共有ルーム。
■ 全員ティラミスを見る
ティラミス。
■ 無反応
「……起きてる」
「やっぱりにゃ」
――さらに。
ちょこみんと。
『るくるくって絶対、
深夜一人でコーヒー飲んでそう!』
アオロビ。
『しかも窓見てる』
共有ルーム。
■ 静止
数秒。
ローシャ。
■ 吹き出す
「わかる」
La lune bleue .。
「映像見えるにゃ」
――その頃。
みるく。
小さく笑ってる。
「……なんだか、
本当に普段の会話ですね」
確かに。
ラジオなのに:
■ “いつものGleam Garden”
だった。
――さらに。
『ネコさんは
急に猫動画送りつけてくる』
共有ルーム。
■ La lune bleue .静止
数秒。
「……送ってるにゃ」
「本当にやってるんですか」
チノ、
若干引いてる。
――その頃。
お便りコーナー。
『無人島に一人連れてくなら?』
二人。
『るくるく』
『ルクさん』
共有ルーム。
■ 爆笑
ローシャ。
「満場一致ね」
La lune bleue .。
「ルクさん、
文明築きそうにゃ」
――さらに。
アオロビ。
『みるさんは
最初に体調崩す』
共有ルーム。
■ みるく静止
「えっ」
その横。
ぴたぽん。
「否定しきれないぽん〜」
「そんなに弱そうですか……?」
「インドア組だからにゃ」
――さらに。
『チノさんは普通に強い』
チノ。
■ 無言
数秒。
ローシャ。
「否定しないのね」
「……否定材料がありません」
共有ルーム。
■ 爆笑
――その頃。
ラジオ後半。
空気。
少し落ち着く。
『Gleam Gardenって
どんな場所ですか?』
その瞬間。
共有ルーム。
少し静かになる。
ちょこみんと。
『帰る場所かな』
アオロビ。
『変な人達の集まり』
共有ルーム。
■ 笑う
しかし。
その後。
アオロビ。
『その“変な人達”が
ちゃんと居る場所』
静かな声。
その瞬間。
共有ルーム。
少し静かになる。
――その頃。
みるく。
小さく笑う。
「……なんか、
嬉しいですね」
ぴたぽん。
「アオさん、
ちゃんと良いこと言うぽん〜」
La lune bleue .。
「たまににゃ」
――そして。
エンディング。
『またやりたい!!』
『思ったより楽しかった』
その瞬間。
ローシャ。
少し笑う。
「……あの二人、
相性良いわね」
チノも頷く。
「テンポが安定してます」
ティラミス。
ぽつり。
「……ずっと聴ける」
――そして。
\END/
ラジオ終了。
深夜。
静かな部屋。
数秒。
誰もすぐ喋らなかった。
その後。
La lune bleue .。
小さく笑う。
「……なんか、
良いラジオだったにゃ」
その瞬間。
皆。
静かに頷いた。
そして。
深夜2時過ぎ。
Gleam Gardenの夜は。
まだ少しだけ、
続いていくのである。
第5話 ― “深夜ラジオ、反響どう?” ―
深夜。
というより、
明け方。
共有ルーム。
静か。
……ではなかった。
玄関。
\ガチャッ/
その瞬間。
ちょこみんと。
■ 疲労MAX
「ただいまぁぁぁ……」
一方。
アオロビ。
■ ぐったり
「深夜テンションで喋りすぎた……」
その後ろ。
ルクレティア。
■ 保護者顔
「お疲れ様」
そして。
共有ルーム側。
待機組:
- ローシャ
- ティラミス
- La lune bleue .
- ぴたぽん
- みるく
- チノ
■ 全員起きてる
「おかえりぽん〜!」
「全員で夜明けを迎えるにゃ」
――その頃。
ちょこみんと。
ソファへダイブ。
「疲れたぁぁぁ……」
しかし。
次の瞬間。
■ スマホ掲げる
「でもね!!!」
数秒。
「もうエゴサした!!!」
共有ルーム。
■ 察する
アオロビ。
■ 顔覆う
「車の中でずっと見てた」
「気になったんだもん!!」
――さらに。
ローシャ。
少し笑う。
「実はこっちも」
数秒。
「皆で見てたわ」
静止。
その後。
ちょこみんと。
■ 爆笑
「結局全員エゴサしてる!!!」
――そして。
■ 深夜ラジオエゴサ祭り
開始。
まず。
ちょこみんと。
「これこれ!!!」
スマホ見せる。
画面。
■ 『深夜ラジオ、
空気感めっちゃ良かった』
■ 『ずっと友達の会話聴いてる感じ』
■ 『作ってない自然さが良い』
共有ルーム。
少し静かになる。
その頃。
みるく。
小さく笑う。
「……嬉しいですね」
――さらに。
■ 『みんとちゃん、
深夜になると更に元気』
■ 『ラジオ適性高い』
■ 『話飛びまくるのに成立してるの凄い』
共有ルーム。
■ 爆笑
「話飛びまくってる認識なんだ!?」
アオロビ。
「自覚無かったの?」
「えっ」
――さらに。
アオロビ。
スマホ見る。
数秒。
「うわ」
「何にゃ?」
画面。
■ 『アオロビ、
ツッコミ上手すぎる』
■ 『声落ち着いてて深夜向き』
■ 『深夜ゲームトークもっと聞きたい』
■ 『意外とラジオ慣れしてる』
その瞬間。
ぴたぽん。
「アオさん、
夜ラジオ声ぽん〜」
「何それ」
La lune bleue .。
「なんか分かるにゃ」
――さらに。
■ 『みんとちゃん暴走』
■ 『アオロビ回収』
■ 『バランス良すぎる』
共有ルーム。
■ 納得空気
ローシャ。
「まぁ、
役割綺麗だったものね」
――その頃。
ルクレティア。
■ 少し困惑
「……そんな感じだったの?」
「ルクさん、
内容知らないんだっけ」
「控室待機だったから」
その瞬間。
ちょこみんと。
■ ニヤァ
「るくるく、
めちゃくちゃ話題出たよ!」
数秒。
ルクレティア。
■ 嫌な顔
「……どんな」
その瞬間。
アオロビ。
読み上げる。
『ルクさん、
深夜にコーヒー飲みながら
窓見てそう』
静止。
共有ルーム。
■ 全員ルクレティアを見る
数秒。
ルクレティア。
■ 目逸らし
「……否定はしないわ」
爆笑。
――さらに。
ちょこみんと。
『無人島に連れてくならるくるく』
ルクレティア。
「何故」
アオロビ。
「文明築けそうだから」
共有ルーム。
■ 崩壊
「どういうイメージなのよ!!!」
その横。
チノ。
真顔。
「かなり納得しました」
「ちーちゃんまで!?」
――さらに。
La lune bleue .。
スマホ見ながら笑う。
「これ好きにゃ」
画面。
■ 『Gleam Garden、
ラジオでも空気変わらないの良い』
■ 『仲良いの伝わる』
■ 『深夜なのに安心して聴ける』
数秒。
共有ルーム。
少し静かになる。
――その頃。
ティラミス。
ぽつり。
「……ずっと聴けるって、
書かれてた」
「ティラさん人気だったぽん〜」
「雪山からずっと強いにゃ」
ティラミス。
■ あまり分かってない
「……そう?」
――さらに。
ローシャ。
スマホ見ながら。
「あと、
これ多いわね」
画面。
■ 『またラジオやってほしい』
■ 『レギュラー化して』
■ 『今度は別メンバー回も聞きたい』
共有ルーム。
■ ざわつく
「えっ」
「次あるの!?」
ちょこみんと、
目キラキラ。
一方。
アオロビ。
■ 遠い目
「深夜3時解散、
結構キツいよ」
「でも楽しかったでしょ?」
数秒。
アオロビ。
少し笑う。
「……まぁね」
――その瞬間。
ルクレティア。
コーヒー飲みながら、
ぽつり。
「次やるなら」
数秒。
「リズさん辺り、
かなり向いてそうね」
その瞬間。
ローシャ。
■ 固まる
「えっ」
La lune bleue .。
■ ニヤニヤ
「深夜ジャズラジオ始まるにゃ」
「絶対眠くなるぽん〜」
「失礼ね」
しかし。
少しだけ:
■ 興味ありそう
だった。
その夜。
Gleam Gardenの:
■ 初ラジオ出演
は。
静かな余韻と。
少しの眠気と。
たくさんの笑いを残して。
ゆっくり、
終わっていったのである。
続・ラジオ、やってみよう(全5話)
第1話 ― “次、誰が喋る?” ―
夜。
共有ルーム。
静か。
その頃。
ちょこみんと。
■ ドヤ顔
をしていた。
理由。
スマホ。
そこに:
■ 『某深夜ラジオ番組 再出演希望多数』
の記事。
「ふっふっふ……」
一方。
アオロビ。
■ 嫌な予感
「その顔やめて」
――その瞬間。
ルクレティア。
机へ:
■ 一枚の企画書
を置く。
数秒。
共有ルーム。
■ 察する
「……来たにゃ」
La lune bleue .苦笑。
――企画書。
そこには:
■ 『某深夜ラジオ番組』
■ 『再出演オファー』
さらに。
■ “別メンバー組み合わせ希望多数”
の文字。
その瞬間。
ちょこみんと。
■ 大爆発
「第2回きたぁぁぁ!!!」
――その頃。
アオロビ。
■ 遠い目
「また深夜3時帰宅……」
「でも前回、
楽しそうだったぽん〜」
ぴたぽん笑う。
――さらに。
ルクレティア。
資料読む。
「番組側曰く」
数秒。
「“Gleam Gardenは
組み合わせで空気変わるのが面白い”」
共有ルーム。
■ 少し納得
確かに。
前回:
- ちょこみんと
- アオロビ
だった。
つまり:
■ 明るい暴走型
今回は:
■ 別方向を見たい
らしい。
――その時。
La lune bleue .。
ニヤッと笑う。
「つまり、
色んな事故が見たいにゃ」
「言い方」
――そして。
組み合わせ予想大会。
――まず。
■ ローシャ × ルクレティア
数秒。
共有ルーム。
■ 想像
「……深夜2時のバー」
「眠くなるぽん〜」
「でも需要ありそう」
かなり分かる。
――さらに。
■ ネコちゃん × ちょこみんと
「うるさい」
「絶対脱線する」
「放送事故にゃ」
満場一致。
――さらに。
■ ティラミス × みるく
数秒。
■ 静かすぎる
「寝落ちASMRぽん〜」
「でもちょっと聴きたい」
――さらに。
■ チノ × アオロビ
「会議」
「ラジオじゃないにゃ」
「議題進行してそう」
――その頃。
ルクレティア。
資料見ながら。
ぽつり。
「番組側的には、
“前回と全然違う空気”
希望みたいね」
その瞬間。
ローシャ。
少し考える。
「……なら」
数秒。
「ネコさん辺り、
かなりラジオ強そう」
La lune bleue .。
「にゃ?」
確かに。
- 話せる
- 空気読める
- 深夜感ある
- 雑談向き
かなり適性高い。
――さらに。
ぴたぽん。
「ローシャさんも
ラジオ声ぽん〜」
共有ルーム。
■ 納得
ローシャ。
■ 嫌そう
「えぇ……?」
しかし。
かなり合ってる。
落ち着いた声。
会話力。
深夜向き。
――その時。
ちょこみんと。
■ ニヤァ
「ろしゃろしゃ、
深夜ラジオ絶対色っぽい」
「やめなさい」
即否定。
しかし。
La lune bleue .。
「わかるにゃ」
「夜景見ながら喋ってそうぽん〜」
「勝手に世界観作らないで」
――さらに。
ティラミス。
ぽつり。
「……ネコちゃんとローシャ、
ずっと喋ってそう」
数秒。
共有ルーム。
■ 察する
確かに。
その二人。
■ 話が終わらない
タイプ。
――その頃。
ルクレティア。
資料を閉じる。
「じゃあ、
今回は」
数秒。
■ 『ローシャ』
■ 『La lune bleue .』
で行きましょうか」
共有ルーム。
■ おぉ〜……
かなり納得空気。
その瞬間。
La lune bleue .。
■ ニヤニヤ
「深夜の女達にゃ」
「言い方」
ローシャ、
頭抱える。
――さらに。
ちょこみんと。
「絶対オシャレ回だ!!」
アオロビ。
「でも途中で変な方向行きそう」
「否定できないにゃ」
――その頃。
ローシャ。
ぽつり。
「……でも、
生放送なのよね」
静止。
共有ルーム。
■ 察する
La lune bleue .。
■ 少し笑う
「事故る時は一緒に事故るにゃ」
「安心できない」
即答。
――そして。
Gleam Garden:
■ 第二回深夜ラジオ
は。
前回とは全く違う:
■ “夜”
になろうとしていたのである。
第2話 ― “深夜、大人組営業中” ―
深夜。
都内某所。
ラジオ局。
静か。
前回より:
■ 空気が落ち着いている
その頃。
■ ローシャ
■ La lune bleue .
スタジオ入り。
――まず。
打ち合わせ室。
スタッフ。
『本日はよろしくお願いします!』
ローシャ。
丁寧に会釈。
La lune bleue .。
「よろしくにゃん」
前回組と:
■ 温度が違う
――その頃。
スタッフ。
『今回は
“大人っぽい深夜回”
期待してます!』
その瞬間。
La lune bleue .。
■ ニヤッ
「ちなみに」
数秒。
「飲酒オーケーにゃ?」
打ち合わせ室。
■ 一瞬止まる
スタッフ。
『……えっ』
ローシャ。
■ 顔覆う
「ネコさん???」
しかし。
スタッフ側。
数秒後。
■ めちゃくちゃ盛り上がる
『えっ、
アリです!!』
『むしろ深夜感出ますね!?』
La lune bleue .。
「やったにゃ」
ローシャ。
「やったじゃないのよ……」
――さらに。
スタッフ。
『ただ、
飲みすぎ注意で!』
La lune bleue .。
■ 笑顔
「保証はしないにゃ」
「しなさい」
即ツッコミ。
――その頃。
ローシャ。
■ 台本確認中
かなり細かい。
「入りBGM後、
どのタイミングでお便り?」
『一通目後です!』
「中盤コーナー尺、
どのくらい?」
『押しても大丈夫です!』
La lune bleue .。
■ 横で見てる
「ローシャさん、
完全にMCにゃ」
「段取り確認は大事なの」
――その頃。
スタッフ側。
小声。
「……安心感すごい」
「ネコさんが自由すぎる分、
バランス良いな……」
完全に:
■ “制御役と自由人”
である。
――さらに。
本番前。
スタジオ。
机。
マイク。
ヘッドホン。
そして。
■ ワインと軽いおつまみ
「本当に置かれたにゃ」
La lune bleue .、
嬉しそう。
ローシャ。
■ 遠い目
「深夜ラジオで
本当に飲む人初めて見たかも」
――その時。
スタッフ。
『5分前入りまーす!』
空気。
少し変わる。
しかし。
前回組と違い:
■ 緊張感より、
夜の落ち着き
が強かった。
――その頃。
La lune bleue .。
グラス揺らしながら。
ぽつり。
「ルクさん、
来なかったにゃ」
ローシャ。
少し笑う。
「“良い大人なんだから
引率いらないでしょう?”
ですって」
「正論にゃ」
――そして。
本番。
\ON AIR/
深夜BGM。
静かな入り。
その瞬間。
La lune bleue .。
■ 既に少し飲んでる
「こんばんにゃ〜」
落ち着いた声。
その横。
ローシャ。
柔らかく笑う。
「こんばんは、
Gleam Gardenのローシャです」
前回と:
■ 空気が全然違う
――そして。
La lune bleue .。
グラス持ちながら。
「……深夜って、
いいにゃ」
スタッフブース。
■ 空気掴まれる
ローシャ。
「始まって早々、
飲酒ラジオなの?」
「深夜だから許されるにゃ」
――さらに。
La lune bleue .。
「前回組、
めちゃくちゃ元気だったらしいにゃ」
ローシャ。
「深夜テンションで
暴走してたわね」
「アオさん、
大変そうだったにゃ〜」
かなり自然。
そして。
■ “静かな会話”
なのに。
妙に耳に残る。
――さらに。
最初のお便り。
『お二人は、
夜型ですか?』
その瞬間。
La lune bleue .。
■ 即答
「夜型にゃ」
ローシャ。
「でしょうね」
「夜の街好きにゃ」
「知ってる」
――さらに。
ローシャ。
少し笑いながら。
「私は、
静かな時間が好きね」
「深夜、
音減るにゃ」
「そうそう」
その瞬間。
スタジオ。
■ 一気に深夜感
が強くなる。
――その頃。
La lune bleue .。
■ ワイン追加
「ネコさん、
ペース早くない?」
「気のせいにゃ」
「気のせいじゃない」
スタッフ。
■ ちょっと笑ってる
――さらに。
お便り。
『メンバーの中で、
一番夜が似合うのは?』
数秒。
二人。
■ 即答
「ルクさん」
完全一致。
爆笑。
La lune bleue .。
「絶対夜景似合うにゃ」
ローシャ。
「窓際でコーヒー飲んでそう」
「しかも寝てないにゃ」
「分かる」
その瞬間。
スタッフブース。
■ 爆笑
――そして。
前半終了直前。
La lune bleue .。
ぽつり。
「……なんか、
このラジオ」
数秒。
「ずっと喋れそうにゃ」
ローシャ。
少し笑う。
「まだ前半よ」
その瞬間。
スタッフ。
■ 察する
「……これ、
後半もっと危ないな」
そして。
Gleam Garden:
■ 第二回深夜ラジオ
は。
静かに:
■ “夜へ沈み始めていた”
のである。
第3話 ― “深夜3時、大事故発生” ―
深夜。
ラジオスタジオ。
ON AIR中。
その頃。
■ La lune bleue .
■ ローシャ
完全に:
■ 出来上がり始めていた
――前半終了後。
CM中。
スタッフ。
『めちゃくちゃ雰囲気良いです!』
La lune bleue .。
■ ほんのり上機嫌
「楽しいにゃ〜」
まだ:
■ “少し柔らかい”
程度。
問題。
その横。
ローシャ。
■ 明らかに酔ってる
「……ふふ」
「ロマンさん?」
「んー?」
目が:
■ とろん
としている。
――その瞬間。
La lune bleue .。
■ 察する
「……ロマンさん、
酔い弱かったにゃ?」
ローシャ。
数秒。
「……そんなこと、
ないわよ〜?」
■ ある
完全にある。
――そして。
後半戦。
\ON AIR/
BGM。
深夜感。
しかし:
■ 空気が危ない
――その頃。
La lune bleue .。
■ 若干保護者モード
「後半戦にゃ〜」
一方。
ローシャ。
■ ふにゃふにゃ
「こんばんはぁ〜……」
スタッフブース。
■ 察する
「崩れた」
――さらに。
お便り。
『お二人は、
酔うとどうなりますか?』
数秒。
La lune bleue .。
「ロマンさん見れば分かるにゃ」
爆笑。
ローシャ。
「ネコさん冷たぁい……」
「急に甘えないでにゃ」
――さらに。
ローシャ。
■ 普段より喋る
「でもねぇ〜……」
「ん?」
「ラジオ、
楽しいわねぇ……」
「それは良かったにゃ」
「なんか、
ずっと喋っちゃう……」
La lune bleue .。
■ ちょっと笑う
「ロマンさん、
かなり酔うタイプだったにゃ」
――さらに。
お便り。
『メンバーの秘密、
暴露してください』
その瞬間。
La lune bleue .。
■ 察する
「危険にゃ」
ローシャ。
■ ニコニコ
「ルクさんねぇ〜」
「待つにゃ」
「コーヒーだけで
一日終わる時あるのよ〜」
スタッフ。
■ 爆笑
La lune bleue .。
「ロマンさん、
ライン考えるにゃ!!」
――さらに。
ローシャ。
■ 完全に止まらない
「あとアオちー、
ゲーム負けると静かでぇ〜……」
「知ってるけど!!!」
「ちょこさん、
夜中アイス食べてるし〜……」
「それも知ってるにゃ!!!」
――その頃。
La lune bleue .。
■ 完全に回し側へ
「はい次のお便り!!」
「進行がんばってるにゃ!!!」
スタッフブース。
■ 爆笑
「完全に立場逆転してる」
――さらに。
ローシャ。
■ 急にしみじみ
「でもねぇ……」
「ん?」
「Gleam Garden、
良い人ばっかりなのよ〜……」
数秒。
La lune bleue .。
少し静かになる。
ローシャ。
「皆優しいし、
ちゃんと見てくれるし……」
「ロマンさん、
今ちょっとエモいにゃ」
「ネコさんも優しいのよ〜……」
「照れるにゃ」
スタッフ。
■ ちょっと空気温まる
――しかし。
問題。
その瞬間。
スタジオ扉。
\バンッ!!!/
■ 全員ビクッ
そこに居たのは:
■ ルクレティア
だった。
数秒。
スタジオ。
■ 凍結
ルクレティア。
■ 真顔
「……何してるのかしら?」
La lune bleue .。
「鬼来たにゃ」
ローシャ。
■ ふにゃふにゃ笑顔
「ルクさぁ〜ん」
「“ルクさぁ〜ん”じゃないのよ」
――その頃。
スタッフ。
■ 察する
『あっ、
迎えに来た……』
ルクレティア。
深いため息。
「番組スタッフから
“かなり出来上がってます”
って連絡来たのだけれど」
La lune bleue .。
■ 目逸らし
「……バレたにゃ」
「当たり前でしょう」
――しかし。
現在:
■ 生放送中
である。
数秒。
スタッフ。
『……ルクレティアさん、
締めます?』
静止。
ルクレティア。
■ 遠い目
「……なんで私が」
――そして。
急遽。
■ エンディング変更
BGM。
ルクレティア。
マイク前。
「……こんばんは」
数秒。
「Gleam Gardenの、
保護者役です」
スタッフブース。
■ 大爆笑
La lune bleue .。
■ 笑い堪えてる
ローシャ。
■ 酔って笑ってる
――その頃。
ルクレティア。
■ 完全に諦め顔
「深夜テンションとは
恐ろしいものですね」
「本当にそうにゃ」
「リズさん、
明日覚えてない可能性あるわよ」
ローシャ。
「覚えてるわよぉ〜……たぶん」
「たぶんが怖いのよ」
――そして。
最後。
ルクレティア。
ため息混じりに。
「ということで」
数秒。
「夜更かしはほどほどに」
「飲みすぎもほどほどに」
La lune bleue .。
「説教ラジオにゃ」
爆笑。
――エンディング。
「ここまでのお相手は」
『La lune bleue .と〜』
『ローシャでしたぁ〜……』
そして。
■ 『途中参戦した
ルクレティアでした』
\END/
赤ランプ。
消灯。
静寂。
数秒。
その後。
ルクレティア。
■ ゆっくり振り向く
「……二人とも?」
La lune bleue .。
■ 察する
「終わったにゃ」
ローシャ。
■ 酔顔
「ごめんなさぁい……」
――その後。
深夜ラジオ局。
珍しく。
■ ルクレティアのお説教タイム
が。
静かに、
始まったのである。
第4話 ― “鬼、察する” ―
少し、時間は巻き戻り…
深夜。
共有ルーム。
机の上。
- お菓子
- 夜食
- アイス
- コーヒー
完全に:
■ 深夜ラジオ鑑賞会
状態だった。
集まったメンバー:
- アオロビ
- ちょこみんと
- ぴたぽん
- みるく
- チノ
- ルクレティア
その頃。
ちょこみんと。
■ ワクワク
「始まるよ始まるよ!!」
アオロビ。
「今回は空気違いそう」
La lune bleue .とローシャ。
この二人。
前回組とは:
■ “夜の温度”
が違う。
――そして。
\ON AIR/
深夜BGM。
静かな入り。
La lune bleue .。
『こんばんにゃ〜』
ローシャ。
『こんばんは、
Gleam Gardenのローシャです』
共有ルーム。
■ 少し静か
前回より:
■ 落ち着いてる
みるく。
小さく笑う。
「……深夜ラジオっぽいですね」
ぴたぽん。
「オシャレぽん〜」
――さらに。
La lune bleue .。
『……深夜って、
いいにゃ』
その直後。
\カランッ……/
■ グラスの音
数秒。
共有ルーム。
静止。
ルクレティア。
■ ピクリ
アオロビ。
■ 察する
「……あ」
ラジオ。
La lune bleue .。
『ふふ、
飲みながらラジオって
いいにゃ〜』
ローシャ。
『深夜ですものね』
数秒。
ルクレティア。
■ ゆっくり立ち上がる
共有ルーム。
■ 察する
ちょこみんと。
「えっ」
ルクレティア。
真顔。
「危ないわ、すごく…」
――さらに。
ラジオ内。
まだ:
■ 普通
だった。
落ち着いたトーク。
夜の話。
静かな雑談。
しかし。
ルクレティア。
■ 完全に危険察知済み
「みるちゃん」
みるく。
「はい」
「車借りるわ」
数秒。
みるく。
■ 即理解
「WRXでいいですか?」
「お願い」
アオロビ。
■ 遠い目
「鬼、動いた」
――その頃。
ルクレティア。
コート羽織りながら。
「今はまだ平気」
数秒。
「でも、
リズさんは酔うと崩れる」
共有ルーム。
■ 察する
ちょこみんと。
「うわ、
経験者の言葉だ」
――そして。
玄関。
みるく。
車キー渡す。
「気を付けてくださいね」
ルクレティア。
小さく頷く。
「迎えに行ってくるわ」
\バタンッ!!!/
――数分後。
共有ルーム。
残されたメンバー。
ラジオ視聴継続。
その頃。
ラジオ。
■ 前半戦
かなり安定していた。
ローシャ。
『静かな時間、
好きなのよね』
La lune bleue .。
『夜の街、
落ち着くにゃ』
アオロビ。
「普通に良いラジオだ」
チノ。
「かなり聴きやすいです」
ぴたぽん。
「深夜散歩したくなるぽん〜」
――さらに。
お便り。
『夜型ですか?』
La lune bleue .。
『夜型にゃ』
ローシャ。
『私は静かな夜好きね』
かなり:
■ “大人の深夜ラジオ”
だった。
――その頃。
夜道。
■ WRX STI
桃色車体。
夜の街。
静かに加速中。
車内。
ルクレティア。
■ 真顔でラジオ聴いてる
しかし。
まだ:
■ セーフ
だった。
その頃。
ルクレティア。
ぽつり。
「……まだ間に合うわね」
――しかし。
後半開始。
空気。
変わる。
La lune bleue .。
『後半戦にゃ〜』
ローシャ。
『こんばんはぁ〜……』
数秒。
共有ルーム。
■ 静止
アオロビ。
「……あっ」
ちょこみんと。
「崩れ始めた」
――さらに。
ローシャ。
『ラジオ、
楽しいわねぇ〜……』
ぴたぽん。
「ふにゃふにゃぽん〜……」
チノ。
「滑舌が変わりました」
完全に:
■ 酔ってる
――その頃。
夜道。
WRX。
ラジオ。
『ルクさん、
コーヒーだけで生きてる時あるのよ〜』
数秒。
ルクレティア。
丁度、電話を切った所。
■ アクセル踏む
「始まったわね」
\ヴォンッ!!!/
――一方。
共有ルーム。
La lune bleue .。
『ロマンさん、
それ危ないにゃ』
ローシャ。
『えへへぇ〜……』
ちょこみんと。
■ 爆笑
「ろしゃろしゃって、
こんなになるんだ!!!」
アオロビ。
「ネコさん、
回しに入ってる」
確かに。
現在:
- ネコちゃん→進行
- ローシャ→酔っ払い
へ:
■ 完全逆転
していた。
――さらに。
ローシャ。
『アオちー、
ゲーム負けると静かでぇ〜……』
共有ルーム。
■ アオロビ停止
「全国放送で言われた」
爆笑。
――さらに。
『皆優しいのよ〜……』
『Gleam Garden、
本当に良い人ばっかりでぇ……』
共有ルーム。
少し静かになる。
みるく。
小さく笑う。
「……本音ですね」
ぴたぽん。
「酔うと素直ぽん〜」
――そして。
終盤。
ラジオ。
完全に:
■ 大事故空気
だった。
その頃。
共有ルーム。
■ 全員ソワソワ
アオロビ。
「そろそろ来る」
その瞬間。
ラジオ。
\バンッ!!!/
共有ルーム。
■ 全員立ち上がる
スピーカー。
ルクレティア。
『……何してるのかしら?』
共有ルーム。
■ 大爆笑
ちょこみんと。
■ 涙出てる
「間に合ったぁぁぁ!!!」
――その後。
スピーカーから流れる:
- 困るネコちゃん
- ふにゃふにゃローシャ
- 真顔のルクレティア
- 深夜説教空気
を。
共有ルーム全員:
■ 最後まで聴いてしまった
――エンディング。
ルクレティア。
『夜更かしはほどほどに』
『飲みすぎもほどほどに』
La lune bleue .。
『説教ラジオにゃ』
共有ルーム。
■ 崩壊
アオロビ。
■ 笑い死にかけ
「締めが説教!!!」
チノ。
「過去最大事故です」
ぴたぽん。
「伝説回ぽん〜……」
みるく。
小さく笑う。
「……でも、
楽しそうでした」
その夜。
Gleam Gardenの深夜ラジオは:
■ 前半は上質
■ 後半は崩壊
という:
■ 完璧な深夜事故回
として。
全員の記憶へ、
刻まれたのである。
第5話 ― “深夜3時、エゴサ祭り” ―
深夜。
共有ルーム。
静か。
……ではなかった。
その頃。
アオロビ。
スマホ見ながら:
■ ソワソワ
していた。
理由。
数十分前。
■ 深夜ラジオ大事故
である。
その瞬間。
\プルルルル……/
スマホ。
表示:
■ 『ルクさん』
アオロビ。
通話。
『もしもし』
スピーカー越し。
車音。
そして。
ルクレティアの声。
『もう遅いから、先に寝てなさい』
数秒。
アオロビ。
「無理でしょ」
即答。
――その頃。
車内。
■ WRX STI
夜道。
後部座席。
ローシャ。
■ 完全に寝落ち寸前
「んぅ……」
その横。
La lune bleue .。
■ 若干しおらしい
「……ごめんにゃ」
運転席。
ルクレティア。
ため息。
『まだ帰る途中なの』
『だから、
起きて待ってなくていいわ』
数秒。
アオロビ。
■ 遠い目
「いや、
今Gleam Garden全員、
エゴサ開始しそう」
静止。
ルクレティア。
■ 察する
『……やめなさい』
電話。
\プツッ/
共有ルーム。
数秒。
ちょこみんと。
■ ニヤニヤ
「やるんだ?」
アオロビ。
■ 真顔
「やる」
――そして。
■ 深夜ラジオ事故回
エゴサ祭り
開始。
メンバー:
- アオロビ
- ちょこみんと
- ぴたぽん
- みるく
- チノ
全員。
■ スマホ構える
――まず。
ちょこみんと。
検索。
数秒。
吹き出す。
「うわっ!!!」
「何ぽん〜?」
画面。
■ 『途中までは
オシャレ深夜ラジオだった』
■ 『途中から酔っ払い保護番組』
■ 『深夜2時に腹筋壊れた』
共有ルーム。
■ 爆笑
「保護番組!!!」
――さらに。
■ 『ネコさん、
途中から完全に介護士』
■ 『ローシャさん酔うとふにゃふにゃなんだ』
■ 『ギャップ凄すぎる』
その頃。
アオロビ。
■ 察する
「ローシャさん、
イメージ壊れたな……」
チノ。
「むしろ人気出そうです」
――さらに。
ぴたぽん。
検索。
数秒。
「んにゅ!?」
画面。
■ 『ルクレティア乱入で
全部持っていかれた』
■ 『保護者登場で吹いた』
■ 『説教エンディング、
伝説』
共有ルーム。
■ 崩壊
ちょこみんと。
■ 笑い死にかけ
「説教ラジオって何!!!」
――さらに。
アオロビ。
スマホ見ながら。
「これ好き」
画面。
■ 『前半、
普通に超良質ラジオだったのに』
■ 『後半で全部壊れた』
■ 『でも最後まで面白かった』
共有ルーム。
少し静かになる。
みるく。
小さく笑う。
「……ちゃんと、
楽しんでくれてますね」
――さらに。
チノ。
ぽつり。
「これ多いです」
画面。
■ 『ローシャさん、
酔うと甘くなるの意外』
■ 『ネコさん、
回し上手すぎ』
■ 『大事故なのに聴きやすいの何』
数秒。
アオロビ。
■ 遠い目
「事故なのに聴きやすいって何」
――その頃。
夜道。
WRX。
ルクレティア。
■ 運転中
バックミラー。
ローシャ。
■ 完全に眠い
「……ルクさん」
「何」
「ごめんなさい……」
かなり弱々しい。
その横。
La lune bleue .。
「……ごめんにゃ」
数秒。
ルクレティア。
小さくため息。
「……別に、
怒ってないわよ」
静止。
La lune bleue .。
「にゃ?」
「頑張ってたでしょう、
二人とも」
静かな声。
「ちょっと事故っただけ」
その瞬間。
ローシャ。
■ 少し安心
「……うぅ」
「ただ」
数秒。
「次からは、
飲みすぎ禁止」
「……はい」
「にゃあ……」
――そして。
共有ルーム。
エゴサ継続中。
ちょこみんと。
■ 爆笑
「これ見て!!!」
画面。
■ 『ルクレティア、
完全に先生だった』
■ 『締めの安心感すごい』
■ 『最終的に全部まとめたの強い』
共有ルーム。
■ 納得
アオロビ。
「まぁ、
最後ルクさん居なかったら終わってた」
チノ。
「完全放送事故です」
――その頃。
玄関。
\ガチャッ/
共有ルーム。
■ 全員振り向く
帰宅。
ルクレティア。
■ 疲れてる
その背中。
■ ローシャおぶってる
「うわっ」
ちょこみんと、
飛び起きる。
その横。
La lune bleue .。
■ 少ししょんぼり
「ただいまにゃ……」
――その頃。
ローシャ。
■ ほぼ寝てる
「ん……」
ルクレティア。
「起こさないで」
静かな声。
そのまま。
■ ローシャを部屋へ
連れていく。
共有ルーム。
少し静かになる。
――数分後。
ルクレティア戻る。
その頃。
La lune bleue .。
■ ソファでぐったり
「にゃんちゃんも寝なさい」
「ん……」
かなり素直。
そのまま。
■ 毛布かけられる
La lune bleue .。
「……ありがとにゃ」
ルクレティア。
小さくため息。
しかし。
怒りは:
■ もう無かった
残っていたのは:
■ “ちゃんと頑張ってた”
という感覚だけ。
――その頃。
ちょこみんと。
スマホ見ながら。
ぽつり。
「……でもさ」
数秒。
「今回、
めちゃくちゃ伝説回じゃない?」
共有ルーム。
■ 全員頷く
アオロビ。
「過去最大事故」
チノ。
「でも成功寄りです」
みるく。
小さく笑う。
「……Gleam Gardenらしいですね」
その夜。
深夜ラジオは。
笑いと。
事故と。
少しの優しさを残して。
静かに、
終わっていったのである。
アフタートーク
― “怒られるより、怖かった” ―
朝。
Gleam Garden共有ルーム。
静か。
カーテンの隙間から、
柔らかい光。
その頃。
ソファ。
■ ローシャ
座っていた。
机。
水。
頭痛薬。
完全に:
■ 二日酔いコース
だった。
数秒。
ローシャ。
■ 顔覆う
「……やったわ」
昨日。
深夜ラジオ。
飲酒。
崩壊。
ルクレティア乱入。
説教エンディング。
全部:
■ 記憶ある
のが辛い。
――その頃。
ローシャ。
小さく呟く。
「全国放送で何してるの私……」
かなり沈んでいる。
――その時。
キッチン側。
ルクレティア。
■ コーヒー淹れてる
「起きたのね」
ローシャ。
■ 目合わせられない
「……ごめんなさい」
即謝罪。
しかし。
ルクレティア。
■ 普通
「おはよう」
それだけ。
怒ってない。
逆に怖い。
――数秒。
ローシャ。
■ 更に沈む
「……怒ってる?」
その瞬間。
ルクレティア。
少し不思議そうに見る。
「なんで?」
「なんでって……」
ローシャ。
■ 完全にしょんぼり
「大事故だったじゃない……」
「放送事故寸前だったし……」
「ネコさんにも迷惑かけたし……」
かなり:
■ 本気で反省
していた。
――その頃。
ルクレティア。
コーヒー置く。
数秒。
「……リズさん」
静かな声。
「昨日のラジオ、
誰か傷付けた?」
ローシャ。
「えっ」
「迷惑かけた?」
「それは……」
数秒。
「……多分、
大丈夫」
ルクレティア。
小さく頷く。
「炎上した?」
「……してない」
「むしろ?」
ローシャ。
少し固まる。
昨日。
帰宅後。
反応を見た。
- 面白かった
- 空気良かった
- ギャップ可愛い
- 深夜感凄い
- また聴きたい
そんな声ばかりだった。
――その頃。
ルクレティア。
少し笑う。
「じゃあ、
必要以上に自分責めなくていいのよ」
静かな声。
「失敗ってね」
数秒。
「“誰かを傷付けた時”に
ちゃんと考えればいいの」
ローシャ。
静かに聞いている。
――さらに。
ルクレティア。
「昨日のは」
少し考える。
「……まぁ、
大事故ではあったけれど」
ローシャ。
■ 小さくなる
「うぅ……」
その瞬間。
ルクレティア。
■ 少し笑う
「でも、
ちゃんと面白かったわよ」
数秒。
ローシャ。
■ 固まる
「……え?」
「にゃんちゃん、
途中から必死に回してたし」
「リズさん、
普段見せない感じ出てたし」
「リスナー、
かなり楽しんでた」
静かな声。
「だから、
結果としては成功寄り」
――その頃。
ローシャ。
■ 少しだけ安心
しかし。
「……でも、
ルクさん迎えに来たじゃない」
ルクレティア。
即答。
「それは必要だったから」
「やっぱり怒ってるんじゃない……」
「違うわよ」
数秒。
ルクレティア。
■ 少し困った顔
「放っておくと、
二人ともそのまま朝まで喋ってそうだったもの」
ローシャ。
■ 否定できない
「……あー」
――さらに。
ルクレティア。
ぽつり。
「あと」
数秒。
「迎えに行った時、
二人とも凄く頑張ってたから」
「……え?」
「にゃんちゃん、
ちゃんと回してたし」
「リズさんも、
楽しそうだった」
静かな声。
「だから、
怒る気なくなったの」
ローシャ。
■ 少し目を丸くする
――その時。
共有ルーム入口。
■ La lune bleue .
登場。
髪ボサボサ。
「……おはよにゃ」
完全に寝起き。
その瞬間。
ローシャ。
■ 反射的に謝る
「ネコさんごめ――」
La lune bleue .。
■ 即遮る
「楽しかったにゃ」
数秒。
「え?」
「大事故だったけど」
少し笑う。
「ロマンさん、
珍しく素直だったし」
ローシャ。
■ 顔赤い
「やめて……」
――その頃。
ルクレティア。
コーヒー飲みながら。
■ 少しだけ柔らかい顔
「まぁ」
数秒。
「次からは、
ちゃんと量だけ考えなさい」
ローシャ。
「……はい」
La lune bleue .。
「にゃあ……」
――その瞬間。
共有ルーム。
\ガチャッ/
ちょこみんと。
■ 元気
「おはよーーー!!!」
その後ろ。
アオロビ。
■ 眠そう
「昨日の伝説回、
もう切り抜かれてた」
静止。
ローシャ。
■ 顔覆う
「終わった……」
共有ルーム。
■ 大爆笑
しかし。
笑い声の中。
ローシャの胸にあった:
■ “やってしまった”
という重さは。
少しだけ。
軽くなっていたのである。
深夜のグルメ
深夜。
Gleam Garden共有ルーム。
静か。
時計。
■ 2:13
その頃。
アオロビ。
■ 作業中
ノートPC。
ヘッドホン。
資料。
編集ソフト。
完全に:
■ 深夜作業モード
だった。
しかし。
数分後。
手。
止まる。
「…………」
静か。
その後。
■ お腹鳴る
アオロビ。
■ 天井見る
「……集中……切れた」
現在。
- 深夜
- 疲労
- 空腹
かなり:
■ 良くない
状態。
数秒。
アオロビ。
椅子から立ち上がる。
「……よし」
小さく呟く。
■ 「食べ物を探そう」
――そして。
共有キッチン。
冷蔵庫。
\ガチャッ/
中。
- 卵
- ベーコン
- ネギ
- チーズ
- 豆腐
- 作り置きおかず
- 謎の激辛ソース
- プリン
アオロビ。
■ 激辛ソース見る
「ちょこ姉だな……」
即察し。
――さらに。
棚。
- カップ麺
- パスタ
- レトルト
- お茶漬け
- 冷凍うどん
かなり:
■ “共同生活感”
がある。
その頃。
アオロビ。
■ 真剣
「何食べるか……」
深夜。
この時間。
かなり重要。
――そして。
冷蔵庫隣。
■ 炊飯器
開ける。
数秒。
「……ある」
■ 白米
残っていた。
その瞬間。
アオロビ。
■ 目覚める
「勝った」
――数分後。
キッチン。
\ジュワァァ……/
ベーコン。
焼ける音。
卵。
落ちる。
ネギ。
刻む。
完全に:
■ 深夜飯テロ
だった。
――その頃。
アオロビ。
■ 真顔調理
フライパン。
卵半熟。
ベーコンカリカリ。
そこへ:
■ バター醤油
\ジュワッ!!!/
香り。
広がる。
数秒。
アオロビ。
■ 空腹加速
「……やば」
――さらに。
冷蔵庫。
チーズ発見。
「入れるか」
投入。
■ 禁断合体
その後。
完成。
- ベーコンエッグバター醤油丼
- ネギ大量
- 半熟卵
- チーズ
- 黒胡椒
深夜に:
■ 強すぎる
――その頃。
共有ルーム。
アオロビ。
■ 一人飯
静か。
テレビも無い。
深夜独特の空気。
その中。
「いただきます」
そして。
一口。
数秒。
静止。
その後。
■ 目閉じる
「…………うま」
完全に:
■ 深夜飯の顔
だった。
――さらに。
半熟卵。
崩れる。
黄身。
ご飯へ。
ベーコン。
塩気。
バター醤油。
ネギ。
全部合う。
アオロビ。
■ 無言加速
食べる。
深夜。
静か。
でも:
■ 幸福感強い
――その時。
共有ルーム入口。
\ガチャッ/
数秒。
アオロビ。
■ 固まる
そこに居たのは:
■ La lune bleue .
寝起き。
髪ぼさぼさ。
「……何してるにゃ」
アオロビ。
■ 真顔
「深夜のグルメ」
「飯テロにゃ」
――その頃。
La lune bleue .。
■ 匂いで察する
「……美味そう」
アオロビ。
■ ドヤ顔
「でしょ」
――さらに。
La lune bleue .。
冷蔵庫開ける。
数秒。
「……卵あるにゃ」
アオロビ。
■ 察する
「増えるなこれ」
その瞬間。
La lune bleue .。
■ ニヤッ
「深夜は、
食べた者勝ちにゃ」
――数十分後。
共有ルーム。
■ 深夜飯二人会
開催。
その頃。
アオロビ。
ぽつり。
「……こういう時間、
嫌いじゃない」
La lune bleue .。
少し笑う。
「わかるにゃ」
深夜。
静かな共有ルーム。
料理の匂い。
小さな会話。
そして。
罪悪感込みで美味い:
■ 深夜飯
が。
今夜もまた。
Gleam Gardenを、
静かに満たしていくのである。
はじめまして、nikeです
夕方。
Gleam Garden共有ルーム。
静か。
その頃。
アオロビ。
■ ソファでだらけ中
「……眠」
完全にオフ。
その横。
ちょこみんと。
アイス食べながら。
「今日、新しい人来るんだよね?」
ルクレティア。
紅茶飲みながら。
「えぇ」
数秒。
「……多分、
緊張してると思うから」
静かな声。
「変に囲まないように」
共有ルーム。
■ 察する
アオロビ。
「つまり、
ちょこ姉黙ってろって事?」
「なんで!?」
即反応。
――その頃。
玄関。
\ピンポーン/
数秒。
共有ルーム。
■ 空気変わる
ルクレティア。
立ち上がる。
「来たわね」
――そして。
扉。
\ガチャッ/
そこに居たのは:
■ nike
だった。
長い。
かなり長い。
■ ローズピンクの超ロングヘア
柔らかい表情。
黒い手裏剣型アクセ。
軽装アクション服。
少しだけ。
緊張した顔。
「……はじめまして」
柔らかい声。
「nikeです」
共有ルーム。
■ 一瞬静か
その後。
ちょこみんと。
■ 目キラキラ
「髪ながぁぁぁい!!!」
第一声それ。
nike。
■ 少しびっくり
「わっ」
アオロビ。
「ちょこ姉距離」
「だって綺麗なんだもん!!」
――その頃。
ルクレティア。
少しため息。
「驚かせないの」
その横。
nike。
少し困りながらも:
■ 嫌そうではない
「……元気な人ですね」
ちょこみんと。
■ ドヤ顔
「そうだよ!」
アオロビ。
「自分で言うんだ」
――さらに。
ルクレティア。
共有ルームを見る。
「とりあえず、
軽く紹介しましょうか」
――数分後。
ソファ周辺。
改めて:
- アオロビ
- ちょこみんと
- ルクレティア
- nike
で会話。
その頃。
nike。
少し周囲を見ながら。
「……なんだか、
落ち着く場所ですね」
アオロビ。
「時間帯による」
即答。
「夜中は魔境」
「え?」
ちょこみんと。
「深夜3時に飯テロ始まるよ!」
「それは嫌かもです」
即答。
――その頃。
ルクレティア。
少し笑う。
「nikeさん、
コーヒー好きなのよね?」
その瞬間。
nike。
■ 少し表情変わる
「好きです」
「ハンドドリップ、
毎日やってます」
共有ルーム。
■ 察する
アオロビ。
「深夜組だ」
――さらに。
ちょこみんと。
「どのくらい飲むの?」
nike。
数秒。
「……五杯くらい?」
共有ルーム。
■ 静止
アオロビ。
「多くない?」
ルクレティア。
「仲間が増えたわね」
ちょこみんと。
「るくるく側だった!?」
――さらに。
その時。
共有ルーム入口。
\ガチャッ/
ローシャ。
「ただいま――」
数秒。
視線。
nikeへ。
ローシャ。
■ 察する
「……新しい子?」
ルクレティア。
「えぇ」
nike。
少し立ち上がる。
「はじめまして、
nikeです」
ローシャ。
柔らかく笑う。
「ローシャよ、
よろしくね」
その瞬間。
nike。
■ 少し安心
ローシャの空気。
かなり柔らかい。
――さらに。
ローシャ。
ふと。
nikeの腰装備を見る。
「……その装備、
結構動けるタイプ?」
nike。
■ 少し嬉しそう
「アクション好きです」
「刀も弓も、
マシンガンも使います」
共有ルーム。
■ 温度差
ちょこみんと。
「可愛い顔して武装重い!?」
アオロビ。
「ダブルマシンガン持ちなの」
――その頃。
nike。
少し困ったように笑う。
「……でも、
戦うの好きなんです」
柔らかい声。
でも。
その目だけ。
少しだけ:
■ “戦闘好き”
だった。
その瞬間。
アオロビ。
■ 察する
「……この人、
動くタイプだ」
――さらに。
ちょこみんと。
「辛い物食べれる?」
nike。
■ 即答
「無理です」
「脂っこいのも苦手で……」
ちょこみんと。
■ 察する
「守らなきゃ」
「何から?」
アオロビ即ツッコミ。
――その頃。
共有ルーム。
少しずつ。
空気が馴染み始める。
nike。
最初こそ緊張していた。
でも。
- 柔らかい空気
- 変な会話
- 自由な人達
それを見ながら。
少しだけ。
笑っていた。
そして。
Gleam Gardenへ:
■ “nike”
という新しい風が。
静かに、
入り始めたのである。
どんなことをやってたの?
夕方。
Gleam Garden共有ルーム。
静か。
その頃。
nike。
■ コーヒードリップ中
お湯。
ゆっくり。
細く。
落ちる。
かなり丁寧。
その香り。
共有ルームに広がる。
――その横。
アオロビ。
■ 作業サボり中
「良い匂い……」
nike。
少し笑う。
「深煎りです」
その瞬間。
ちょこみんと。
■ 匂いで来た
「コーヒーだ!!!」
アオロビ。
「犬?」
――さらに。
nike。
人数分カップ並べながら。
ふと。
「……そういえば」
数秒。
「皆さん、
今までどんな事してたんですか?」
共有ルーム。
■ 静止
アオロビ。
「……説明むずいな」
ちょこみんと。
「バラエティ」
即答。
「ライブ」
「ラジオ」
「温泉」
「逃走」
「闇鍋」
nike。
■ 少し固まる
「……温泉?」
――その頃。
アオロビ。
■ 遠い目
「説明すると長い」
――そして。
数分後。
共有ルーム。
■ “過去SS振り返り会”
開始。
――まず。
ちょこみんと。
■ ノリノリ
「まずね!!」
「テレビ出た!!!」
nike。
「おぉ……」
「朝の情報番組!」
「音楽コーナー!」
「普通にカッコいいやつ!」
アオロビ。
「ここまではね」
数秒。
「その後、
バラエティに染まった」
nike。
「え?」
――さらに。
ちょこみんと。
■ キラキラ
「温泉同好会!!!」
nike。
■ 察してない
「温泉……?」
アオロビ。
■ 遠い目
「地獄」
即答。
――さらに。
ぴたぽん。
共有ルーム入室。
「んちゃ!」
そして。
会話聞く。
「あ〜、
温泉回ぽん?」
数秒。
■ 遠い目
「大変だったぽん〜……」
nike。
「何したんですか……?」
――その頃。
アオロビ。
指折り。
「国内温泉」
「海外サウナ」
「南の島七日ロケ」
「雪山」
nike。
■ 静止
「……なんでそんなに?」
ちょこみんと。
■ ドヤ顔
「人気だから!」
アオロビ。
「もう半分レギュラー」
――さらに。
nike。
■ 少し不安
「皆さん、
アイドルですよね……?」
共有ルーム。
■ 誰も即答しない
数秒。
アオロビ。
「……たぶん?」
「たぶんなんだ……」
――その頃。
ローシャ。
入室。
「何話してるの?」
ちょこみんと。
「nikeさんに
Gleam Gardenの歴史教えてる!」
ローシャ。
■ 察する
「それ、
説明難しいやつね」
――さらに。
ローシャ。
ソファ座る。
「深夜ラジオもやったわよ」
nike。
「ラジオですか?」
アオロビ。
「最初は普通」
数秒。
「途中から飲酒事故」
nike。
■ 固まる
「え?」
――その瞬間。
共有ルーム。
■ 若干静か
ローシャ。
■ 目逸らし
「……忘れて」
ちょこみんと。
■ 爆笑
「るくるくが迎えに来たんだよ!!!」
nike。
■ 情報量過多
「迎え?」
アオロビ。
「生放送中に」
nike。
「生放送中!?」
――その頃。
ローシャ。
■ 顔覆う
「本当に忘れて」
――さらに。
チノ。
入室。
「おやつあります?」
自然参加。
そして。
nikeを見る。
「説明会ですか」
アオロビ。
「そう」
チノ。
■ 即答
「Gleam Gardenは
巻き込まれ力が高いです」
nike。
「巻き込まれ力」
「普通にしてても、
何か起きます」
かなり真顔。
――さらに。
ぴたぽん。
ぽつり。
「闇鍋もしたぽん〜」
nike。
■ 不穏ワード察知
「闇鍋」
アオロビ。
■ 遠い目
「最終的に、
普通のタコパになった」
「どういう流れなんですか……」
――その頃。
共有ルーム。
完全に:
■ “過去振り返り雑談”
になっていた。
そして。
nike。
静かに聞いていたが。
ふと。
少し笑う。
「……なんだか」
数秒。
「楽しそうですね」
共有ルーム。
少し静か。
その後。
ちょこみんと。
■ 即答
「楽しいよ!!!」
アオロビ。
「疲れるけど」
ローシャ。
「でも退屈はしないわね」
ぴたぽん。
「毎日わちゃわちゃぽん〜」
チノ。
「騒がしいです」
でも。
その空気。
どこか:
■ 居心地が良い
――その頃。
nike。
カップ持ちながら。
小さく。
「……私、
ちゃんと馴染めるかな」
その瞬間。
アオロビ。
即答。
「もう馴染んでる」
ちょこみんと。
「うん!!!」
ローシャ。
柔らかく笑う。
「大丈夫よ」
ぴたぽん。
「深夜コーヒー勢もじゃ〜」
チノ。
「適性あります」
nike。
■ 少し笑う
その表情。
かなり自然だった。
そして。
Gleam Gardenの:
■ “騒がしい日常”
へ。
nikeもまた。
少しずつ、
入り始めていたのである。
nike、秒でバラエティ進出(全5話)
第1話 ― “また温泉!?” ―
昼。
Gleam Garden共有ルーム。
静か。
その頃。
nike。
■ 庭仕事中
霧吹き。
葉。
鉢植え。
かなり平和。
その横。
みるく。
「nikeさん、
植物慣れてますね」
nike。
小さく笑う。
「好きなんです」
穏やか。
かなり穏やか。
――その時。
共有ルーム入口。
\ガチャッ/
ルクレティア。
帰還。
しかし。
その顔。
■ 明らかに疲れてる
アオロビ。
■ 察する
「……仕事?」
ルクレティア。
無言。
そのまま。
机へ:
■ 一枚の企画書
を置く。
共有ルーム。
■ 察する
ちょこみんと。
■ 立ち上がる
「温泉同好会だぁぁぁ!!!」
ルクレティア。
■ 頭抱える
「……またよ」
かなり:
■ 嫌そう
だった。
――その頃。
nike。
■ ビクッ
「温泉……?」
まだ事情を知らない。
――さらに。
ルクレティア。
ソファへ崩れる。
深いため息。
「どうして毎回、
私が行く流れになるのかしら……」
かなり本気。
アオロビ。
「保護者枠」
即答。
「否定できないのが嫌なのよ」
――さらに。
ちょこみんと。
企画書見る。
「草津だ!!!」
「いいなぁ!!!」
ルクレティア。
■ 遠い目
「私はもう、
普通に温泉旅行したい」
切実。
――その頃。
ローシャ。
共有ルーム入室。
「ただい――」
数秒。
企画書見る。
■ 察する
「あっ」
ルクレティア。
■ 即座に食いつく
「リズさん、
代わって」
「嫌よ」
即答。
「早い」
――さらに。
ルクレティア。
■ 本気で交渉
「リズさんなら
空気まともになるでしょう?」
ローシャ。
「“まともにならない”
前提なの?」
共有ルーム。
■ 誰も否定しない
数秒。
ローシャ。
■ 察する
「……否定無いのね」
――その頃。
nike。
■ 少し困惑
「そんな番組なんですか……?」
アオロビ。
「普通に始まる」
「普通じゃなくなる」
「大体最後カオス」
nike。
■ 不安そう
「えぇ……」
――さらに。
ルクレティア。
資料めくりながら。
ぽつり。
「しかも今回」
数秒。
「nikeさん、
参加」
静止。
nike。
■ 固まる
「……私?」
ちょこみんと。
■ 爆速接近
「温泉デビュー!!!」
「距離」
アオロビ即ツッコミ。
――その頃。
ルクレティア。
真顔。
「10人目メンバーとして、
認知を広げたいらしいの」
「温泉同好会、
視聴者定着率高いから」
かなり合理的。
しかし。
ルクレティア本人。
■ 全く納得してない
「だからって、
加入直後に全国温泉デビューって何なのよ……」
かなり本音。
――さらに。
nike。
少し考える。
「……皆さん、
そんなに沢山出てるんですか?」
共有ルーム。
■ 微妙な空気
アオロビ。
「国内温泉」
ちょこみんと。
「海外サウナ」
チノ。
「雪山」
ぴたぽん。
「南の島七日ロケぽん〜」
nike。
■ 情報処理停止
「そんなシリーズなんですか?」
――その頃。
ルクレティア。
■ 遠い目
「私も最初、
そう思ってた」
重い。
かなり重い。
――さらに。
ルクレティア。
資料確認。
「今回の出演者は」
■ ちょこみんと
■ nike
■ ルクレティア
「以上」
数秒。
ルクレティア。
■ 再交渉
「やっぱりリズさん――」
「行かない」
「即答が早いのよ」
――その頃。
ローシャ。
少し笑う。
「でも、
nikeさんなら大丈夫そう」
その瞬間。
全員。
■ nikeを見る
nike。
少し困りながら。
「……そんなに大変なんですか?」
アオロビ。
「半分旅行」
「半分地獄」
「残り半分バラエティ」
「割合おかしい」
――さらに。
ちょこみんと。
■ ニコニコ
「でも楽しいよ!!!」
nike。
数秒。
その顔を見る。
かなり楽しそう。
そして。
少し笑う。
「……なら、
行ってみたいです」
共有ルーム。
■ 静かに察する
ルクレティア。
■ 頭抱える
「……適性あるわね」
――そして。
数日後。
新幹線。
移動中。
窓側。
nike。
初めての温泉ロケ。
少し緊張。
少し楽しみ。
その横。
ちょこみんと。
■ お菓子大量装備
「温泉まんじゅう楽しみ!!!」
「まだ着いてませんよ?」
自然にツッコめてる。
――さらに。
通路側。
ルクレティア。
■ 既に疲れてる
コーヒー飲みながら。
ぽつり。
「……帰りたい」
通信越しアオロビ。
■ 即答
「まだ出発段階」
その瞬間。
nike。
■ 小さく笑う
そして。
Gleam Garden:
■ 新メンバーnike
は。
加入直後に:
■ 全国温泉バラエティデビュー
を果たそうとしていたのである。
第2話― “新人、秒速で巻き込まれる” ―
朝。
某温泉街。
湯気。
石畳。
硫黄の匂い。
その頃。
nike。
■ 周囲を見回してる
「……すごい」
初めての温泉ロケ。
まだ:
■ “普通の旅行感”
が残っていた。
――その横。
ルクレティア。
■ コーヒー片手
「今のうちに楽しんでおきなさい」
nike。
「え?」
その瞬間。
遠く。
\ワーッ!!!/
騒がしい声。
数秒。
ルクレティア。
■ 察する
「来たわね……」
――そして。
現場入り。
そこには:
■ 番組レギュラー芸人陣
■ スタッフ
■ 無茶振りディレクター
いつもの:
■ 温泉同好会現場
が完成していた。
その瞬間。
芸人A。
「おっ!!
Gleam Garden来た!!!」
芸人B。
「またルクレティアさん居る!!」
ルクレティア。
■ 遠い目
「居ますよ……」
完全に:
■ レギュラー認識
されていた。
――さらに。
芸人側。
■ nike発見
「えっ、
新人さん!?」
「可愛い!!!」
「髪長っ!!!」
nike。
■ 少しビクッ
情報量。
速い。
――その頃。
ちょこみんと。
■ ノリノリ
「新メンバーだよ!!!」
芸人A。
「どういう子!?」
ちょこみんと。
■ 即答
「刀と弓とダブルマシンガン!!!」
数秒。
現場。
■ 静止
nike。
「なんで最初それなんですか!?」
芸人B。
■ 爆笑
「武装重っ!!!」
ディレクター。
■ 即食いつく
「いいねぇ!!!」
ルクレティア。
■ 察する
「始まったわね……」
――さらに。
ディレクター。
nikeへ。
「じゃあ今回、
温泉街守ってもらおうか」
nike。
■ 固まる
「……え?」
芸人A。
「出たよ雑な無茶振り」
芸人B。
「でもこの番組、
そういう番組だから」
nike。
■ 少し困る
「えっと……」
ルクレティア。
■ 即カバー
「やりません」
ディレクター。
「えぇ〜?」
「“えぇ〜?”じゃないのよ」
完全に:
■ いつもの流れ
だった。
――その頃。
スタッフ。
『本番入りまーす!』
空気。
一気に:
■ バラエティ現場
へ変わる。
――そして。
\本番開始/
温泉街入口。
芸人勢。
Gleam Garden。
全員並ぶ。
その瞬間。
芸人A。
■ 大声
「さぁ!!
また来ました温泉同好会!!」
観光客。
■ 察する
「あっ、
あの番組だ」
ざわつき。
かなり:
■ 温泉同好会感
が強い。
――さらに。
芸人B。
nikeを見る。
「新人ちゃん、
こういう番組初?」
nike。
少し緊張しながら。
「……初めてです」
芸人A。
■ ニヤニヤ
「じゃあ今のうちに言っとく」
数秒。
「この番組、
普通にやっても無駄」
ルクレティア。
■ 即頷く
「本当にそう」
nike。
■ 不安
「えぇ……」
――さらに。
最初の食べ歩き。
温泉まんじゅう。
芸人A。
「新人ちゃん、
食レポいける?」
nike。
少し考える。
一口。
数秒。
「……優しい甘さです」
静か。
柔らかい。
その瞬間。
芸人B。
■ 察する
「上品!!!」
ちょこみんと。
「nikeさん、
薄味派だから!!!」
芸人A。
「急に設定資料集出すな」
――さらに。
ディレクター。
■ 無茶振り開始
「じゃあ次、
足湯入りながら弓構えて」
nike。
「なんでですか!?」
芸人側。
■ 爆笑
ルクレティア。
■ 頭抱える
「だから嫌だったのよ……」
完全に:
■ 保護者モード
だった。
――しかし。
その横。
nike。
最初こそ困っていた。
でも。
芸人達:
- 強引
- うるさい
- テンポ速い
なのに:
■ 悪意が無い
それを。
少しずつ感じ始める。
――さらに。
芸人A。
「新人ちゃん、
ノリ良いね!」
nike。
「……流れに乗った方が
良さそうなので」
芸人B。
■ 爆笑
「理解が早い!!!」
ルクレティア。
■ 遠い目
「適応し始めた……」
――その頃。
ディレクター。
次の企画説明。
「次、
温泉卓球ね」
ちょこみんと。
「来た!!!」
芸人A。
「負けたら変顔!!」
nike。
■ 小さく固まる
「……変顔?」
ルクレティア。
■ nikeを見る
数秒。
「……まだ引き返せるわよ?」
その瞬間。
nike。
少し考えて。
そして。
■ 小さく笑う
「……ちょっと、
楽しくなってきました」
静止。
ルクレティア。
■ 察する
「……駄目だわ」
芸人A。
■ 爆笑
「新人、
適性あるじゃん!!!」
そして。
Gleam Garden新メンバー:
■ nike
は。
加入直後に:
■ “温泉同好会適性”
まで発揮し始めていたのである。
第3話― “新人、温泉同好会に染まり始める” ―
午後。
草津温泉街。
ロケ後半戦。
その頃。
現場空気:
■ 完全に温泉同好会
だった。
――前半。
まだ:
- 温泉まんじゅう
- 足湯
- 温泉卓球
くらいで済んでいた。
しかし。
芸人A。
■ ニヤニヤ
「そろそろ、
いつもの感じ出す?」
芸人B。
「出しますか〜」
その瞬間。
ルクレティア。
■ 察する
「嫌な会話聞こえたわね……」
――さらに。
ディレクター。
■ 台本閉じる
「じゃ、
後半自由で」
数秒。
nike。
「自由?」
芸人勢。
■ 察する
「終わった」
――その頃。
ディレクター。
温泉街を見る。
「とりあえず、
石段使おう」
ルクレティア。
「雑なのよ毎回」
でも:
■ もう止まらない
――そして。
最初の後半企画。
■ 『温泉卵割らずに石段ダッシュ』
nike。
■ 固まる
「どういう競技ですか……?」
芸人A。
「温泉同好会」
答えになってない。
――その頃。
ちょこみんと。
■ やる気MAX
「負けない!!!」
ルクレティア。
■ 遠い目
「どうしてこんな事に……」
――そして。
\スタート/
ちょこみんと。
■ 爆走
数段後。
\ズルッ!!!/
「きゃぁぁぁ!!!」
芸人B。
■ 爆笑
「早い早い早い!!!」
しかし。
卵。
■ 無事
芸人A。
「守った!!!」
ちょこみんと。
■ ドヤ顔
「温泉卵への愛!!!」
ルクレティア。
「意味分からない」
――その横。
nike。
■ 慎重
走る。
避ける。
バランス取る。
かなり綺麗。
芸人B。
「新人ちゃん、
運動神経いいな!?」
ちょこみんと。
「アクション好きなんだよ!!!」
ディレクター。
■ 察する
「編集でSE足そう」
ルクレティア。
■ 即反応
「やめなさい」
――さらに。
次。
■ 足湯ゾーン
芸人A。
■ ニヤァ
「そういえばさ」
数秒。
「ルクレティアさん、
また鬼耐性見せてよ」
nike。
■ 察する
「また?」
ちょこみんと。
■ 爆笑
「第一回から
ずっと擦られてるんだよ!!!」
芸人B。
「フィンランドでも
平然としてたからね」
ルクレティア。
■ 頭抱える
「本当にしつこい……」
――そして。
足湯。
芸人勢。
「あっつ!!!」
「無理無理!!!」
ちょこみんと。
「熱ぅぅぅ!!!」
完全にいつもの。
その横。
ルクレティア。
\スッ……/
■ 普通
「あったかいわね」
芸人勢。
■ 崩壊
「出たぁぁぁ!!!」
「鬼!!!」
観光客。
■ 察する
「あっ、
あの人だ」
完全に:
■ 定番ネタ
になっていた。
――その頃。
ディレクター。
■ nikeを見る
「新人ちゃんも行く?」
nike。
少し考える。
「……やってみます」
ルクレティア。
■ 即フォロー
「無理しなくていいわよ?」
nike。
小さく頷く。
そして。
\スッ……/
数秒。
「熱っ」
普通に熱い。
芸人勢。
■ 大爆笑
「人間側だった!!!」
ちょこみんと。
「安心した!!!」
ルクレティア。
「だから何その分類」
――さらに。
温泉街射的屋。
芸人A。
「新人ちゃん、
何狙う?」
nike。
少し考える。
「……あの猫」
景品。
黒猫ぬいぐるみ。
その瞬間。
芸人B。
■ 察する
「ネコさん案件だ」
――そして。
nike。
射的。
構える。
数秒。
■ フォーム綺麗
芸人A。
「構えガチだ!!!」
\パンッ!!!/
命中。
景品落下。
現場。
■ おぉー!!!
ちょこみんと。
「すごぉぉぉい!!!」
nike。
■ 少し照れる
「……いつもの銃と似てたので」
芸人B。
「適性高ぇ!!!」
――さらに。
ディレクター。
■ 楽しくなってる
「ルクレティアさん、
新人ちゃんかなり良いね」
ルクレティア。
■ 遠い目
「嫌な予感しかしない」
――その頃。
後半戦。
完全に:
■ “新人歓迎”
ではなく
■ “新人巻き込み祭り”
になっていた。
――さらに。
石段。
ちょこみんと。
■ また滑る
nike。
「わっ!?」
助けようとして:
\ズルッ!!!/
■ 一緒に転ぶ
芸人勢。
■ 大爆笑
「新人ちゃんも染まってきた!!!」
ちょこみんと。
■ 笑いながら
「ごめんね!!!」
nike。
■ 少し笑ってる
「……なんか、
楽しくなってきました」
その瞬間。
ルクレティア。
■ 察する
「駄目だわ」
芸人A。
■ 指差し
「適性ある人の顔だ!!!」
――そして。
ロケ終了間際。
ディレクター。
満足顔。
「今回、
編集めちゃくちゃ楽しいな」
芸人勢。
■ 察する
「終わった」
ルクレティア。
■ 本気で嫌そう
「また鬼テロップ増える……」
nike。
「そんなに編集されるんですか?」
ちょこみんと。
■ 即答
「される!!!」
芸人B。
「特にルクレティアさん」
ルクレティア。
■ 遠い目
「知ってる……」
その横。
nike。
少し笑う。
最初は緊張していた。
でも今:
■ “温泉同好会の空気”
を。
少しずつ、
楽しみ始めていたのである。
第4話 ― “地獄のオンエア鑑賞会” ―
夜。
Gleam Garden共有ルーム。
机。
お菓子。
飲み物。
テレビ前。
その頃。
■ 全員集合
だった。
参加者:
- ルクレティア
- ちょこみんと
- nike
そして視聴組:
- アオロビ
- ローシャ
- ぴたぽん
- みるく
- チノ
- La lune bleue .
- ティラミス
完全に:
■ “公開処刑待機”
である。
――その頃。
テレビ。
\テレレーン/
番組開始。
その瞬間。
ちょこみんと。
■ ワクワク
「始まった!!!」
ルクレティア。
■ 既に嫌そう
「観たくない……」
nike。
■ 少し緊張
「そんなにですか……?」
アオロビ。
■ 即答
「温泉同好会編集、
強いから」
――そして。
オープニング。
\草津温泉!!!/
テロップ。
その瞬間。
ナレーション。
『また来てくれました!!』
\ルクレティアさん!!/
画面:
■ 過去回ダイジェスト
- 足湯平然顔
- フィンランドサウナ
- 雪山被弾
全部流れる。
ルクレティア。
■ 崩れる
「まだ擦るの!?」
共有ルーム。
■ 爆笑
ちょこみんと。
「鬼耐性まとめられてる!!!」
アオロビ。
「もう名物」
――さらに。
テレビ。
テロップ:
■ 『温泉同好会の鬼』
ルクレティア。
■ 頭抱える
「やめて……」
ローシャ。
■ 笑い堪えてる
「完全に定着してるわね……」
――その頃。
ナレーション。
『そして今回!!』
『Gleam Garden新メンバー!!』
\nikeさん初参戦!!!/
画面。
■ nike初登場
長いローズピンク髪。
柔らかい笑顔。
その瞬間。
共有ルーム。
■ 察する
みるく。
「綺麗に撮れてます……」
La lune bleue .
「雰囲気強いにゃ〜」
――しかし。
直後。
\刀・弓・ダブルマシンガン使い/
■ クソデカテロップ
nike。
■ 固まる
「なんでそこ強調……?」
アオロビ。
「番組が好きそうな設定」
――さらに。
後半。
■ カオス編集開始
温泉卵ダッシュ。
ちょこみんと転倒。
\3回スロー再生/
共有ルーム。
■ 爆笑
ちょこみんと。
「長い長い長い!!!」
――さらに。
nike。
石段回避。
ジャンプ。
綺麗な動き。
しかし。
編集。
■ 謎アクションSE
\シュバッ!!!/
\ドォン!!!/
nike。
■ 静止
「なんですかこれ……」
芸人勢笑い声。
『新人だけ動き違う!!!』
チノ。
「完全にアクション編集です」
――さらに。
問題の:
■ 鬼耐性検証
来る。
ナレーション。
『そして今回も――』
\鬼、熱さに強かった/
ルクレティア。
■ 崩壊
「だから何なのよ!!!」
画面。
- 芸人絶叫
- ちょこみんと熱がる
- ルクレティア平然
比較編集。
さらに:
■ 『※鬼族個人差があります』
テロップ。
共有ルーム。
■ 大爆笑
ぴたぽん。
「注釈ついたぽん〜!!!」
ローシャ。
■ 笑い死にかけ
「丁寧なのが余計酷い……」
――さらに。
nike挑戦シーン。
\スッ……/
「熱っ」
直後:
■ 『人間側でした』
テロップ。
共有ルーム。
■ 爆発
nike。
■ 顔真っ赤
「分類されてる……」
ちょこみんと。
■ 笑い転げる
「人間側!!!」
ルクレティア。
「だから何その分類!!」
――その頃。
番組。
後半。
完全に:
■ ルクレティア&ちょこみんと
↓
■ nike巻き込まれ
構図で編集されていた。
ナレーション。
『新人nikeさん、
温泉同好会適性アリ!?』
画面:
- 巻き込まれ転倒
- 困り顔
- でも笑ってる
綺麗に使われてる。
その瞬間。
アオロビ。
■ 察する
「番組側、
完全に気に入ったな」
ルクレティア。
■ 遠い目
「終わったわ……」
――さらに。
ラスト。
温泉街夕景。
三人並ぶ。
そして。
nike。
『……楽しかったです』
その瞬間。
番組編集:
■ 感動風BGM
しかし。
直後。
\鬼、完全に新人を染める/
ルクレティア。
■ 崩れる
「私が悪いみたいじゃない!!!」
共有ルーム。
■ 大爆笑
――そして。
番組終了。
数秒。
静寂。
その後。
ちょこみんと。
■ 即立ち上がる
「神回だった!!!」
アオロビ。
「完全にシリーズ入りしたね」
ローシャ。
「nikeさん、
かなり自然だったわ」
みるく。
「空気合ってました……」
その頃。
nike。
少し考える。
そして。
■ 小さく笑う
「……編集って、
すごいんですね」
ルクレティア。
■ 遠い目
「慣れない方がいいわよ……」
しかし。
その顔。
どこか少し:
■ 安心していた
新人。
nike。
ちゃんと:
■ “Gleam Garden”
として。
番組に馴染めていたからである。
第5話 ― “恐怖のエゴサ祭り” ―
夜。
Gleam Garden共有ルーム。
オンエア終了直後。
その頃。
■ 全員スマホ持ってる
完全に:
■ “エゴサ前待機”
である。
――数秒。
静寂。
その後。
ちょこみんと。
■ 最初に崩れる
「見る!!!」
アオロビ。
「早い」
ルクレティア。
■ 本気で嫌そう
「嫌よ私は」
しかし。
既に:
■ ローシャが検索済み
だった。
「もうトレンド入ってるわ」
ルクレティア。
■ 崩れる
「早すぎる……」
――その頃。
nike。
■ 少し緊張
「そんなに反応あるんですか……?」
アオロビ。
「温泉同好会、
実況強いから」
かなり:
■ 毎回祭り
になる。
――そして。
ちょこみんと。
■ 音読開始
「“また鬼いて草”」
共有ルーム。
■ 爆笑
ルクレティア。
「だから鬼で定着させないで」
――さらに。
ローシャ。
「“鬼族個人差があります”
で死ぬほど笑った」
ぴたぽん。
「注釈ズルいぽん〜」
みるく。
■ 小声
「スタッフさん、
楽しそうでした……」
――その頃。
アオロビ。
スクロール。
「“ルクレティアさん、
もう準レギュラーだろ”」
ルクレティア。
■ 遠い目
「否定できないのが嫌」
――さらに。
ちょこみんと。
■ 爆笑継続
「“ちょこみんと、
今回も転んでて安心した”」
数秒。
「安心って何!?」
チノ。
■ 即答
「様式美です」
――その頃。
La lune bleue .
スマホ見ながら。
「“また石段で転んでる”
って書かれてるにゃ」
ちょこみんと。
■ 崩れる
「そこ擦られてる!!!」
――さらに。
その時。
nike。
■ 恐る恐る検索
数秒。
静止。
ルクレティア。
■ 察する
「……どう?」
nike。
少し目を丸くして。
「……優しいですね」
共有ルーム。
■ 少し静か
nike。
スマホ見ながら。
「“新人さん柔らかい雰囲気で好き”」
「“温泉同好会に染まりそう”」
「“動きだけアクション映画だった”」
アオロビ。
■ 察する
「完全に見つかったね」
――さらに。
ローシャ。
笑いながら。
「“人間側でした”
めちゃくちゃ言われてるわよ」
nike。
■ 顔赤い
「そこそんなに面白かったんですか……?」
ちょこみんと。
■ 即答
「めちゃくちゃ面白かった!!!」
ルクレティア。
「だから何なのよその分類……」
――その頃。
アオロビ。
さらに読む。
「“ルクレティアと
ちょこみんとに守られながら、
新人ちゃん頑張ってたの良かった”」
数秒。
共有ルーム。
■ 少し空気柔らかくなる
nike。
少し驚く。
「……そんな風に
見えてたんですね」
ルクレティア。
■ 小さく笑う
「実際、
そうだったもの」
ちょこみんと。
「nikeさん、
ちゃんと前出れてたよ!!!」
nike。
■ 少し照れる
「……ありがとうございます」
――さらに。
ぴたぽん。
スマホ見ながら。
「“新人ちゃん、
困りながら楽しんでる感じ良かった”
っていっぱいあるぽん〜」
みるく。
「nikeさん、
空気馴染むの早かったです……」
――その頃。
ルクレティア。
ふと。
スマホを見る。
数秒。
■ 静止
アオロビ。
「どうしたの?」
ルクレティア。
■ 遠い目
「“鬼、また新人を染める”」
切り抜かれてる」
共有ルーム。
■ 爆発
ちょこみんと。
「切り抜かれてる!!!」
ローシャ。
■ 笑い死にかけ
「完全にシリーズ化してる……」
――さらに。
nike。
少し笑う。
「……皆さん、
愛されてるんですね」
その瞬間。
共有ルーム。
少し静か。
そして。
アオロビ。
ぽつり。
「……まあ」
数秒。
「積み重ねだからね」
――その頃。
テレビ出演。
最初は:
- 緊張
- 不安
- 手探り
だった。
でも。
何回も。
積み重ねて。
笑われて。
弄られて。
巻き込まれて。
そうして:
■ “Gleam Garden”
になってきた。
その空気。
nikeもまた。
少しずつ:
■ 同じ輪の中
へ入り始めていた。
――そして。
その夜。
共有ルーム。
笑い声は:
■ 深夜まで止まらなかった
のである
続々・ラジオ、やってみよう(全5話)
第1話 ― “伝説回、再来” ―
夜。
Gleam Garden共有ルーム。
静か。
その頃。
ローシャ。
■ ノートPC睨んでる
かなり真剣。
その横。
アオロビ。
■ 察する
「……また?」
ローシャ。
数秒。
深いため息。
「……また」
机。
置かれているのは:
■ ラジオ局企画書
タイトル:
■ 『深夜ラジオ特別回 再オファー』
その瞬間。
アオロビ。
■ 遠い目
「帰ってきちゃったかぁ……」
――その頃。
共有ルーム入口。
\ガチャッ/
ちょこみんと。
「ラジオ!?」
即反応。
さらに。
La lune bleue .
「にゃ?」
ローシャ。
■ 本気で複雑
「……例の」
数秒。
共有ルーム。
■ 察する
ちょこみんと。
■ 爆笑
「飲酒回!!!」
ローシャ。
■ 顔覆う
「その言い方やめて……」
――さらに。
La lune bleue .
■ ふにゃっと笑う
「楽しかったにゃ〜」
ローシャ。
「私は寿命縮んだのよ」
かなり本気。
――その頃。
ルクレティア。
共有ルーム入室。
企画書見る。
数秒。
■ 真顔
「断りましょう」
即答。
La lune bleue .
「早いにゃ」
――さらに。
ルクレティア。
■ 本気警戒
「前回、
何が起きたか覚えてる?」
アオロビ。
■ 即答
「WRX爆走」
ちょこみんと。
「ラジオ局突撃」
チノ。
「鬼乱入」
ぴたぽん。
「大事故ぽん〜」
ローシャ。
■ 頭抱える
「全部覚えてる……」
――その頃。
ルクレティア。
企画書読む。
そして。
■ 静止
数秒。
「……え?」
共有ルーム。
■ 察する
アオロビ。
「ルクさん?」
ルクレティア。
■ 読み上げる
『前回放送、
局内でも伝説回として
語られています』
静止。
共有ルーム。
■ 爆発
ちょこみんと。
「伝説回!!!」
ローシャ。
■ 崩れる
「嫌ぁぁぁ……」
――さらに。
La lune bleue .
■ ちょっと嬉しそう
「人気だったにゃ?」
ルクレティア。
■ 遠い目
「人気はあったわね……」
かなり複雑。
――さらに。
ローシャ。
企画書の続きを見る。
そして。
■ 静止
「……あ」
アオロビ。
「何?」
ローシャ。
ゆっくり読む。
『なお、
今回は飲酒禁止でお願いします』
数秒。
共有ルーム。
■ 大爆笑
ちょこみんと。
「名指し!!!」
ぴたぽん。
「局側も学習したぽん〜!!!」
La lune bleue .
■ 笑ってる
「対策されてるにゃ」
ローシャ。
■ 顔覆う
「本当にごめんなさい……」
――その頃。
ルクレティア。
■ 少し安心
「……まあ、
そこ理解してるなら」
数秒。
「ギリ許容範囲かしら」
アオロビ。
「許容はするんだ」
――さらに。
ローシャ。
■ 真剣
「……でも」
数秒。
「ちゃんとやり直したい」
共有ルーム。
少し静か。
ローシャ。
普段。
大人。
冷静。
でも:
■ 責任感強い
だからこそ。
前回。
笑い話になっていても:
■ “ちゃんとできなかった”
感覚が残ってる。
――その頃。
La lune bleue .
ローシャを見る。
数秒。
そして。
■ 柔らかく笑う
「じゃあ、
今度はちゃんとやるにゃ」
ローシャ。
少し驚く。
La lune bleue .
「……でも」
■ ニヤァ
「ちょっとくらい
深夜テンションにはなるにゃ?」
ローシャ。
■ 即反応
「ならない」
ルクレティア。
■ 即反応
「なっても困る」
――さらに。
ちょこみんと。
■ ニヤニヤ
「でもさぁ」
「前回、
後半から壊れたんだよね?」
ローシャ。
■ 即答
「今回は壊れない」
アオロビ。
「フラグっぽい」
――その頃。
企画書。
出演者欄:
■ ローシャ
■ La lune bleue .
再び。
深夜ラジオ。
再挑戦。
しかし。
全員分かっていた。
この二人。
■ “普通では終わらない”
と。
そして。
Gleam Garden:
■ 深夜ラジオ伝説
第二幕が。
また静かに:
■ 始まろうとしていたのである。
第2話 ― “深夜ラジオ、再始動” ―
夜。
某ラジオ局。
控室。
静か。
その頃。
ローシャ。
■ 台本と睨み合い中
机の上。
- 進行表
- お便り順
- 曲タイミング
- トークメモ
かなり細かい。
完全に:
■ “リベンジモード”
だった。
――その横。
La lune bleue .
■ ソファでのんびり
「ロマンさん、
固いにゃ〜」
ローシャ。
「固くもなるわよ……」
かなり真顔。
――さらに。
La lune bleue .
■ 水のペットボトル持つ
「ほら」
「今日はちゃんと水にゃ」
ローシャ。
■ 即確認
「……うん」
数秒。
■ 本当に水
だった。
――その頃。
ローシャ。
深いため息。
「前回、
後半から記憶薄いのよね……」
La lune bleue .
■ ちょっと笑う
「アタシは割と覚えてるにゃ」
「余計怖い」
――さらに。
La lune bleue .
「でも、
楽しかったにゃ?」
ローシャ。
数秒。
そして:
■ 小さく笑う
「……まあ、
それはそう」
その瞬間。
空気。
少し柔らかくなる。
――その頃。
控室扉。
\コンコン/
スタッフ。
『本番10分前でーす』
二人。
返事。
その後。
スタッフ。
少し笑う。
『今日は……
局突撃されないと良いですね』
数秒。
ローシャ。
■ 顔覆う
「まだ言われる……」
La lune bleue .
■ 笑ってる
「伝説回扱いにゃ〜」
――さらに。
ローシャ。
ソファへ座る。
ぽつり。
「……ちゃんと、
やりたいのよね」
数秒。
「今回は」
「ロマンさんらしく」
静かな声。
La lune bleue .
続ける。
「やれば良いにゃ」
ローシャ。
少し驚く。
La lune bleue .
「真面目にやろうとしてる時の
ロマンさん、
結構好きにゃ」
数秒。
ローシャ。
■ 少し照れる
「……そういうの、
急に言うわよね」
――その頃。
ブース前。
スタッフ準備中。
マイク。
ヘッドホン。
深夜ラジオ独特の:
■ 静かな緊張感
その空気。
ローシャ。
少し深呼吸。
前回。
大事故。
でも。
今回は:
■ “やり直し”
だった。
――そして。
ブース入り。
着席。
マイク調整。
La lune bleue .
■ 夜テンション
「深夜だにゃ〜」
ローシャ。
「まだ始まってないわよ」
少し笑う。
前回より:
■ 肩の力が抜けてる
――さらに。
スタッフ。
『5秒前です』
カウント。
4。
3。
2。
1――
\ON AIR/
赤ランプ点灯。
その瞬間。
La lune bleue .
■ 柔らかい声
「……こんばんにゃあ」
静かな入り。
深夜っぽい。
その横。
ローシャ。
少し笑って。
「こんばんは」
「今日は……
平和に行きたいと思います」
数秒。
La lune bleue .
■ 即反応
「フラグっぽいにゃ」
ローシャ。
「やめて」
――さらに。
最初のお便り。
ローシャ。
読む。
声。
落ち着いてる。
進行。
丁寧。
その瞬間。
スタッフ側。
■ 察する
「今回かなり安定してるな……」
――その頃。
La lune bleue .
ローシャを見る。
かなり:
■ “ちゃんと進行してる”
その姿。
少し嬉しそう。
――さらに。
トーク。
前回より:
- 静か
- 深夜感
- 大人っぽい
- 落ち着いてる
かなり:
■ “良いラジオ”
になっていた。
――その時。
La lune bleue .
ぽつり。
「……でも」
数秒。
「前回の切り抜き、
めちゃくちゃ回ってたにゃ」
ローシャ。
■ 固まる
「今その話する?」
La lune bleue .
■ ニヤァ
「“鬼乱入”タグ、
まだ生きてるにゃ」
ローシャ。
■ 頭抱える
「やっぱり始まった……」
その瞬間。
スタッフ。
■ 笑い堪えてる
そして。
深夜ラジオ:
■ “リベンジ回”
は。
静かに。
しかし少しずつ:
■ 危険な方向へ
転がり始めていたのである。
第3話 ― “深夜二時、少しずつ壊れ始める” ―
深夜。
ラジオブース。
放送中。
その頃。
空気。
かなり:
■ 良かった
前半。
- 落ち着いた進行
- 深夜らしい会話
- 柔らかい空気
- ローシャの丁寧な回し
かなり好評。
スタッフ側も:
■ 「今回ちゃんとしてる」
空気になっていた。
――しかし。
深夜ラジオ。
■ 深夜二時以降が本番
である。
――その頃。
La lune bleue .
お便り読む。
「“前回、
鬼が来た所で腹筋崩壊しました”」
数秒。
ローシャ。
■ 固まる
「まだ言われるの……?」
La lune bleue .
■ 笑い堪えてる
「伝説回にゃ〜」
ローシャ。
「私は普通に寿命縮んだのよ」
――さらに。
次のお便り。
『ルクレティアさん、
今回も迎えに来ますか?』
静止。
ローシャ。
■ 頭抱える
「もうその流れやめましょう?」
La lune bleue .
■ ニヤニヤ
「でも今頃、
聴いてるにゃ」
ローシャ。
■ 察する
「……ありえる」
――その頃。
ブース。
少しずつ:
■ 前回ネタ解禁
され始める。
――さらに。
La lune bleue .
ぽつり。
「ロマンさん、
前回後半から
“ふわふわ”してたにゃ」
ローシャ。
■ 即否定
「してない」
「“にゃ〜ん……”って
伸びてたにゃ」
「してない」
しかし。
スタッフ。
■ 笑い堪えてる
――その頃。
ローシャ。
少し恥ずかしくなってきてる。
そして:
■ 深夜テンション
が少し混ざり始める。
――さらに。
ローシャ。
お便り読む。
『Gleam Gardenで
一番危ない人は?』
数秒。
La lune bleue .
■ 即答
「ルクさん」
ローシャ。
「怒られるわよ」
「でも最近、
“鬼”で定着してるにゃ」
ローシャ。
■ 笑ってしまう
「……否定できないのが酷いのよね」
その瞬間。
スタッフ。
■ 察する
「あっ、
少し崩れ始めた」
――さらに。
深夜テンション。
加速。
La lune bleue .
「前回、
WRXで来た時」
「ラジオ局の入口、
本当に怖かったにゃ」
ローシャ。
■ 思い出す
「顔が完全に
“保護者召喚”だったのよ……」
La lune bleue .
■ 笑い死にかけ
「“リズさん?”
って言われてたにゃ〜」
ローシャ。
■ つられて笑う
「やめて……
思い出すから……」
――その頃。
ブース。
かなり:
■ 空気が柔らかくなってる
前回みたいな:
■ “事故”
ではない。
でも:
■ “深夜二時テンション”
にはなってきていた。
――さらに。
次のお便り。
『もしまた温泉同好会行くなら?』
La lune bleue .
■ 即答
「南の島」
ローシャ。
「また長期ロケ?」
「ルクさんが死んだ目するにゃ」
ローシャ。
■ 耐えきれない
「ふふっ……」
完全に:
■ 笑いスイッチ入ってる
――さらに。
La lune bleue .
「nikeさん、
絶対また呼ばれるにゃ」
ローシャ。
「……かなり適性あったものね」
「石段で転んでたにゃ」
「ちゃんと巻き込まれてたわね」
数秒。
二人。
■ 笑う
かなり自然。
かなり:
■ “夜のラジオ”
っぽい。
――その頃。
スタッフ。
■ 安心し始める
「今回、
危険じゃないな」
前回:
■ 大事故
今回は:
■ 神回方向
空気が違う。
――さらに。
終盤。
La lune bleue .
ぽつり。
「……でも」
数秒。
「こうやって、
深夜に話すの好きにゃ」
静かな声。
ローシャ。
少し驚く。
La lune bleue .
「普段より、
ちゃんと話せる感じするにゃ」
その瞬間。
ローシャ。
少しだけ:
■ 本音
「……分かる」
数秒。
静かな間。
深夜ラジオ独特の:
■ “空気”
が流れる。
――そして。
放送終了直前。
ローシャ。
マイク前。
小さく笑う。
「……今回は、
平和だったわね」
その瞬間。
La lune bleue .
■ ニヤァ
「まだ終わってないにゃ?」
ローシャ。
■ 察する
「その顔やめて」
しかし。
既に:
■ エンディング直前
深夜テンションは:
■ 最大値
へ近づき始めていたのである。
第4話― “生放送視聴組、今回は平和……?” ―
深夜。
Gleam Garden共有ルーム。
照明少なめ。
机。
お菓子。
飲み物。
そして:
■ ラジオ生放送
流れていた。
視聴組:
- ルクレティア
- アオロビ
- ちょこみんと
- ティラミス
- ぴたぽん
- みるく
- チノ
- nike
全員集合。
その頃。
nike。
■ 初・視聴組参加
少しわくわくしてる。
――その瞬間。
ラジオ内。
La lune bleue .
『……深夜って、
やっぱり良いにゃ』
静かな声。
その横。
ローシャ。
『今日は平和に行きたいわね』
共有ルーム。
■ 静止
アオロビ。
「……水だね」
ルクレティア。
■ 即答
「水ね」
かなり重要確認。
nike。
■ 小声
「そこ確認するんですね……」
ちょこみんと。
■ 即答
「前回が事故だったから!!!」
――さらに。
ラジオ。
かなり:
■ 良い空気
ローシャ。
進行。
丁寧。
落ち着いてる。
La lune bleue .
柔らかい。
深夜感強い。
みるく。
小さく。
「すごく……
夜のラジオって感じです……」
ぴたぽん。
「雰囲気良いぽん〜」
――その頃。
nike。
■ 真剣に聴いてる
数秒。
「……なんだか、
静かなカフェみたいです」
アオロビ。
■ 察する
「nikeさん、
この空気かなり好きでしょ」
nike。
少し笑う。
「好きかもです」
――しかし。
アオロビ。
■ 遠い目
「前回も前半は平和だった」
数秒。
共有ルーム。
■ 静かになる
nike。
「そんなに後半酷かったんですか……?」
ルクレティア。
■ 遠い目
「車で迎えに行ったわ」
nike。
■ 固まる
「本当に?」
ちょこみんと。
「本当に!!!」
チノ。
「鬼乱入回です」
――その頃。
ラジオ。
お便り。
『前回、
鬼乱入で腹筋崩壊しました』
共有ルーム。
■ 爆笑
ルクレティア。
「だから鬼って何なのよ……」
nike。
■ 少し笑ってる
「完全に定着してますね……」
――さらに。
ラジオ内。
La lune bleue .
『WRX速かったにゃ〜』
ローシャ。
『入口の圧が凄かったのよ……』
共有ルーム。
■ 崩壊
ぴたぽん。
「映像浮かぶぽん〜!!!」
ちょこみんと。
「るくるく、
完全に保護者だったもん!!!」
ルクレティア。
「否定できないのが嫌なのよ」
――その頃。
nike。
■ 少し驚いてる
でも。
表情。
嫌そうではない。
むしろ:
■ 面白がってる
――さらに。
ラジオ。
La lune bleue .
『nikeさん、
また温泉呼ばれるにゃ』
ローシャ。
『かなり馴染んでたものね』
共有ルーム。
nike。
■ 少し照れる
「そんなにでした……?」
アオロビ。
「かなり」
ちょこみんと。
「もう普通に居た!!!」
ルクレティア。
■ 遠い目
「適応早すぎるのよ……」
――その頃。
ラジオ。
深夜テンション。
少しずつ上がる。
でも:
■ 前回ほど危険ではない
むしろ:
■ “深夜雑談番組”
としてかなり完成度高い。
――さらに。
ローシャ。
『……今回は、
平和だったわね』
共有ルーム。
■ 察する
アオロビ。
「危険ワード」
チノ。
「フラグです」
nike。
■ 少し笑う
「皆さん、
本当に流れ分かってるんですね……」
ぴたぽん。
「積み重ねぽん〜」
――その頃。
ラジオ終盤。
La lune bleue .
■ ニヤァ
『そうにゃ?』
数秒。
共有ルーム。
ルクレティア。
■ 少し嫌な顔
「……あの顔、
嫌ね」
しかし。
放送時間:
■ 残り数分
何も起きない。
そのまま:
■ 綺麗に終了
していく。
――放送終了。
共有ルーム。
数秒。
静寂。
その後。
ちょこみんと。
■ 即立ち上がる
「今回、
普通に神回じゃない!?」
みるく。
「すごく聴きやすかったです……」
ぴたぽん。
「夜ラジオ感すごかったぽん〜」
アオロビ。
「ちゃんとリベンジ成功したね」
その頃。
nike。
少し考えて。
■ 小さく笑う
「……前回も、
ちょっと聴いてみたかったです」
共有ルーム。
■ 静止
ルクレティア。
■ 即反応
「やめなさい」
アオロビ。
「止める側なんだ」
ちょこみんと。
「でも絶対面白いよ!!!」
ルクレティア。
■ 本気
「駄目」
しかし。
nike。
■ 少し興味津々
だった。
そして。
深夜ラジオ:
■ リベンジ回
は。
前回の大事故を越えて:
■ “愛される深夜番組”
へ変わっていたのである。
第5話― “深夜二時半のエゴサ祭り” ―
深夜。
Gleam Garden共有ルーム。
ラジオ放送終了直後。
その頃。
共有ルームに残っているのは:
- アオロビ
- ちょこみんと
- ティラミス
- ルクレティア
- ぴたぽん
- みるく
- nike
の7人。
一方。
ローシャとLa lune bleue .は:
■ 帰宅中
だった。
――その頃。
深夜道路。
ローシャのチェイサー。
車内。
La lune bleue .
■ 助手席でふにゃっとしてる
「終わったにゃ〜」
ローシャ。
■ 運転中
「……疲れた」
でも。
前回と違う。
今回は:
■ 達成感
の方が強かった。
――一方。
共有ルーム。
数秒の静寂。
その後。
アオロビ。
■ スマホ起動
「……来てる」
ちょこみんと。
「早い!!!」
ルクレティア。
■ 遠い目
「見なくて良いかしら……」
ティラミス。
■ 即答
「毎回言ってる」
――さらに。
nike。
■ 初・深夜ラジオエゴサ
少し緊張。
「そんなに反応あるんですか?」
アオロビ。
「この二人、
固定リスナーかなり居るから」
かなり:
■ 深夜番組化
している。
――その頃。
チェイサー車内。
信号待ち。
La lune bleue .
スマホ見る。
数秒。
■ ニヤァ
「もうトレンド入ってるにゃ」
ローシャ。
■ 崩れる
「早すぎるでしょ……」
――一方。
共有ルーム。
ちょこみんと。
■ 音読開始
「“今回、
普通に神回だった”」
ぴたぽん。
「おぉ〜」
みるく。
「空気すごく綺麗でした……」
――さらに。
アオロビ。
スクロール。
「“ローシャさん、
進行上手すぎる”」
ルクレティア。
■ 小さく安心
「……頑張ってたもの」
かなり本音。
――その頃。
チェイサー車内。
ローシャ。
赤信号中。
恐る恐る検索。
数秒。
静止。
La lune bleue .
「どうだったにゃ?」
ローシャ。
少し驚いた顔。
「……ちゃんと、
ラジオとして褒められてる」
その声。
かなり:
■ 安堵
していた。
――一方。
共有ルーム。
アオロビ。
次読む。
「“前回の事故回知ってると
今回めちゃくちゃ良い”」
共有ルーム。
■ 爆笑
ちょこみんと。
「比較対象が強すぎる!!!」
ティラミス。
■ 小さく笑う
「前回、
本当に酷かった」
ルクレティア。
■ 即答
「酷かったわよ」
かなり本音。
――さらに。
ぴたぽん。
「“今回は迎え来なくて安心”
ってあるぽん〜」
共有ルーム。
■ 崩壊
ルクレティア。
「比較対象にしないで」
nike。
■ 少し笑ってる
「完全に定番なんですね……」
――その頃。
チェイサー車内。
La lune bleue .
■ 笑いながらスクロール
「“鬼乱入回、
永遠に擦られてて草”」
ローシャ。
■ 顔覆う
「終わらない……」
La lune bleue .
「もう伝説回にゃ」
――一方。
共有ルーム。
みるく。
スマホ見ながら。
「“夜中に聴きたい声”
っていっぱいあります……」
アオロビ。
「深夜ラジオとしてかなり完成してたね」
ティラミス。
■ 静かに頷く
「空気良かった」
――さらに。
nike。
■ 興味深そう
「……なんだか、
積み重ねって凄いですね」
数秒。
共有ルーム。
少し静か。
ルクレティア。
小さく笑う。
「最初から上手く行ってた訳じゃないのよ」
ちょこみんと。
「いっぱい事故った!!!」
「そこは誇らなくていいの」
即ツッコミ。
――その頃。
チェイサー。
走行再開。
夜の道路。
静か。
ローシャ。
窓の外見ながら。
ぽつり。
「……ちゃんと、
やり直せたわね」
La lune bleue .
■ 柔らかく笑う
「だから言ったにゃ」
「ロマンさん、
ちゃんと出来るって」
数秒。
ローシャ。
少し照れたように笑う。
――一方。
共有ルーム。
アオロビ。
次の投稿読む。
「“またこの二人でやって欲しい”」
その瞬間。
ルクレティア。
■ 察する
「……また来るわね」
ちょこみんと。
「この2人で第3回あるじゃん!!!」
ぴたぽん。
「シリーズ化ぽん〜」
nike。
■ 少し楽しそう
「次は何が起きるんですか?」
数秒。
共有ルーム。
全員。
■ 遠い目
ルクレティア。
「……何も起きない事を祈るわ」
しかし。
誰一人:
■ “普通に終わる”
とは思っていなかったのである。
帰ってきた、大食い王決定戦(全2話)
第1話 ― “王者、5連覇なるか”
昼。
共有ルーム。
平和だった。
本当に。
平和だった。
その時。
ちょこみんとが立ち上がる。
■ 嫌な予感
アオロビ。
即座に察する。
「やめろ」
「まだ何も言ってないよ!?」
「言う前から分かる」
数秒。
ちょこみんと。
胸を張る。
「帰ってきた!!!」
アオロビ。
「帰ってくるな」
「Gleam Garden杯!!
大食い王決定戦ーーー!!!」
共有ルーム。
■ 拍手
チノ。
「第五回ですね」
ティラミス。
「……」
無言。
王者の風格。
――その頃。
nike。
■ 初参加
「大食い王決定戦……?」
まだ知らない。
その瞬間。
共有ルーム。
■ 全員遠い目
アオロビ。
「知らなくていい」
ルクレティア。
「本当に知らなくていいわ」
La lune bleue .
「知ったら戻れないにゃ」
怖い。
――その頃。
ちょこみんと。
企画書。
ドン。
今回の会場。
■ 某たこ焼きチェーン
もちろん正式名称は出ない。
しかし。
全員分かる。
アオロビ。
■ 察する
「あっ」
ローシャ。
■ 察する
「重いわね」
ぴたぽん。
「地味に強敵ぽん〜」
――その頃。
nike。
少し考える。
「たこ焼きなら好きです」
数秒。
共有ルーム。
■ 察する
アオロビ。
「終わった」
「え?」
「その言葉、
毎回聞いてる」
――さらに。
ルール発表。
ちょこみんと。
「今回は!!!」
指を立てる。
「皿数勝負!!!」
「分かりやすいにゃ」
La lune bleue .
頷く。
「そして!!」
ちょこみんと。
続ける。
「優勝者には栄光!!!」
「いつも通りね」
ローシャ。
冷静。
「最下位には?」
チノ。
真顔。
重要な確認。
数秒。
ちょこみんと。
笑顔。
「何もありません!!!」
アオロビ。
「平和だ」
――その頃。
ルクレティア。
静かにコーヒー。
数秒。
「……熱そうね」
その瞬間。
共有ルーム。
■ 察する
アオロビ。
「あ」
La lune bleue .
「あっ」
ぴたぽん。
「うにゅ?」
nike。
「?」
――さらに。
ちょこみんと。
「どうしたの?」
ルクレティア。
静かな声。
「私」
数秒。
「猫舌なのよ」
静止。
共有ルーム。
■ 爆発
アオロビ。
「今!?」
La lune bleue .
「第五回で発覚するにゃ!?」
ローシャ。
「意外だったわ」
ぴたぽん。
「鬼なのに猫舌ぽん〜」
ルクレティア。
「鬼関係ある?」
正論。
――その頃。
nike。
少し安心。
「よかった……」
アオロビ。
「何が?」
nike。
「私だけじゃなかったです」
数秒。
共有ルーム。
■ 察する
ローシャ。
「nikeさんも?」
「熱いのそんな得意じゃないです」
アオロビ。
■ 察する
「今回、
熱さ大会になるな」
――さらに。
チノ。
真顔。
「優勝候補は」
数秒。
ティラミスを見る。
全員。
■ 見る
ティラミス。
「……?」
何も分かってない顔。
しかし。
実績。
- ケーキ優勝
- 蕎麦優勝
- 焼肉優勝
- 寿司優勝
■ 4連覇中
である。
アオロビ。
「誰か止めて」
La lune bleue .
「もう王朝にゃ」
ぴたぽん。
「ティラミス帝国ぽん〜」
――その頃。
チノ。
静かに言う。
「今回は勝ちます」
数秒。
共有ルーム。
■ 察する
アオロビ。
「来た」
ローシャ。
「準優勝常連」
La lune bleue .
「成長期代表」
チノ。
真顔。
「成長期です」
共有ルーム。
■ 爆笑
――さらに。
ちょこみんと。
拳を握る。
「今回こそ優勝!!!」
アオロビ。
「毎回言ってる」
「今回は熱さだから!!!」
「理屈は分からない」
――その頃。
nike。
少し考える。
そして。
ぽつり。
「……私、
あまり食べられないと思います」
アオロビ。
「正常」
ローシャ。
「普通の感覚」
ぴたぽん。
「安心するぽん〜」
しかし。
nike。
少し笑う。
「でも」
数秒。
「最後まで頑張ってみます」
その瞬間。
共有ルーム。
■ 察する
ルクレティア。
「……あ」
アオロビ。
「そのタイプか」
ローシャ。
「根性型ね」
La lune bleue .
「危ないにゃ」
――そして。
数日後。
第五回大会。
開幕。
王者ティラミス。
挑戦者チノ。
悲願のちょこみんと。
初参戦nike。
そして。
■ 猫舌の鬼
ルクレティア。
それぞれの思惑を乗せて。
『帰ってきた、大食い王決定戦』
が。
今。
再び始まろうとしていたのである
第2話 ― “王者は止まらない”
昼。
会場。
某たこ焼きチェーン。
もちろん正式名称は出ない。
しかし。
全員知っている。
■ 熱い
■ 重い
■ 地味に腹へ来る
危険物である。
――席。
大量のたこ焼き。
その瞬間。
アオロビ。
■ 第一声
「熱い」
まだ食べてない。
「早いにゃ」
La lune bleue .が吹き出した。
――ルール。
■ 皿数勝負
シンプル。
ただし。
出来立て。
熱い。
とにかく熱い。
――開戦。
ちょこみんと。
■ 即突撃
「いっくよーーー!!!」
一口。
数秒。
「熱ぁぁぁぁぁ!!!」
共有爆笑。
アオロビ。
「だから言った」
――その頃。
ルクレティア。
慎重。
ふー。
ふー。
ふー。
冷ます。
ふー。
「ルクさん全然進まないにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「猫舌なのよ」
真顔。
――さらに。
nike。
一個。
二個。
三個。
かなり慎重。
「熱いですね……」
ぴたぽん。
「nikeさん側は正常ぽん〜」
――その頃。
ティラミス。
「……」
普通に食べていた。
アオロビ。
■ 察する
「ティラさん」
「……?」
「熱くないの?」
「熱い」
「熱いんだ」
「……食べられる」
怖い。
――さらに。
チノ。
無言。
食べる。
食べる。
食べる。
アオロビ。
「チノさん」
「はい」
「熱くない?」
「成長期です」
「万能じゃないだろその言葉」
爆笑。
――20分後。
■ 中間順位
ティラミス:12皿
チノ:11皿
ちょこみんと:10皿
ローシャ:8皿
La lune bleue .:8皿
アオロビ:7皿
ぴたぽん:7皿
nike:6皿
ルクレティア:5皿
みるく:4皿
――その瞬間。
アオロビ。
「いつもの順位だ」
本当にいつもだった。
――その頃。
ローシャ。
冷静。
「熱いから急げないのよね」
分析。
完全に分析勢。
――さらに。
La lune bleue .
「にゃ〜」
数秒。
「もう口の中がたこ焼きにゃ」
意味不明。
でも伝わる。
――その頃。
nike。
少し苦しい。
でも。
食べる。
アオロビ。
「無理しなくていいよ?」
nike。
少し笑う。
「せっかくなので」
もう一皿。
アオロビ。
■ 察する
「根性型だ」
――さらに。
ちょこみんと。
中盤。
失速。
「ぅ……」
ローシャ。
「来たわね」
La lune bleue .
「いつものにゃ」
ちょこみんと。
「まだいける!!!」
毎回同じ。
――終盤。
空気が変わる。
誰も喋らない。
理由。
熱い。
重い。
熱い。
重い。
無限ループ。
――その頃。
ルクレティア。
一個持つ。
ふー。
ふー。
ふー。
アオロビ。
「まだ冷ましてる」
ぴたぽん。
「完全に猫舌ぽん〜」
ルクレティア。
「笑い事じゃないのよ」
本気だった。
――さらに。
みるく。
限界。
「……もう見たくないです」
La lune bleue .
「魂抜け仲間にゃ」
――その頃。
nike。
まだ残っていた。
ローシャ。
少し驚く。
「nikeさん」
「はい?」
「思ったより残ってるわね」
nike。
少し考える。
「……皆さん頑張ってるので」
アオロビ。
「その理由で残る人初めて見た」
――ラスト10分。
最終決戦。
ティラミス。
無言。
食べる。
チノ。
無言。
食べる。
ちょこみんと。
「追加ァ!!」
アオロビ。
「まだ行くの!?」
いつもの。
――そして。
終了。
■ 結果発表
第1位
ティラミス:18皿
アオロビ。
「5連覇」
全員。
拍手。
ティラミス。
「……美味しかった」
余裕。
怖い。
第2位
チノ:17皿
アオロビ。
「あと一歩!」
チノ。
「成長期です」
全員。
「違う」
第3位
ちょこみんと:15皿
「今回いけたと思ったのにーーー!!!」
La lune bleue .
「毎回言ってるにゃ」
第4位
ローシャ:12皿
「熱さとの戦いだったわね」
完全に分析コメント。
第5位
nike:11皿
数秒。
全員。
■ 見る
アオロビ。
「初参加で5位!?」
ローシャ。
「かなり健闘したわね」
ぴたぽん。
「nikeさん頑張ったぽん〜」
nike。
少し照れながら。
「……最後の方、
意地でした」
以下。
La lune bleue .:10皿
アオロビ:9皿
ぴたぽん:9皿
ルクレティア:8皿
みるく:6皿
――その頃。
アオロビ。
深いため息。
「結局」
数秒。
「誰もティラさん止められなかった」
ティラミス。
「……?」
意味が分かってない。
――その時。
ちょこみんと。
立ち上がる。
「第6回!!!」
全員。
■ 即反応
「まだやるの!?」
爆笑。
その頃。
ルクレティア。
静かにお茶を飲む。
そして。
少し笑った。
「でも」
数秒。
「こういう馬鹿な事を皆でやってる時間は好きよ」
静かな声。
それは。
第1回から変わらない。
Gleam Garden杯。
大食い王決定戦。
第5回。
優勝者:
■ ティラミス
5連覇達成。
そして今日も。
Gleam Gardenは、
妙な方向で仲良しだったのである
Gleam Garden 16タイプ診断やってみた(全3話)
第1話「嫌な予感しかしない」
夕方。
Gleam Garden共有ルーム。
今日は珍しく全員揃っていた。
アオロビはノートPC。
ローシャは紅茶。
ルクレティアは資料整理。
みるくは本。
ティラミスは人形の服を直している。
チノは何か手伝っている。
ぴたぽんはお茶を飲み。
La lune bleue .はソファ。
ちょこみんとはアイス。
そして。
nikeはスマホを見ていた。
「これ面白そうです」
ぽつり。
nikeが言った。
全員の視線が集まる。
「ん?」
アオロビが顔を上げる。
nikeはスマホを見せた。
『16タイプ性格診断』
数秒。
静寂。
ちょこみんと。
「やろう!!!」
即答だった。
「早い」
アオロビが苦笑する。
「こういうの好きそうですもんね」
みるくが小さく笑う。
「ふふっ」
「面白そうにゃ」
La lune bleue .も覗き込む。
その横で。
ルクレティアだけが少し眉をひそめた。
「嫌な予感しかしないわね」
「なんでです?」
nikeが首を傾げる。
「結果発表で絶対騒ぎになるもの」
即答だった。
「否定できないぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
ローシャも苦笑する。
「かなりありそうね」
ティラミス。
「……面白そう」
アオロビ。
「ティラさんもやるんだ」
「……やる」
静かな返答。
その時。
チノがスマホを覗き込みながら聞いた。
「長いですか?」
「結構長いぽん〜」
「成長期に支障が」
「便利だなその言葉」
アオロビが吹き出した。
笑いが起きる。
その頃。
ちょこみんとは既に入力を始めていた。
「よし!」
「早いにゃ」
「私はもう半分終わった!!」
「まだ始まって二分よ」
ルクレティアが呆れる。
その横で。
nikeは真剣だった。
「へぇ……」
「どうしたの?」
ローシャが聞く。
「同じ質問でも考え方が全然違いそうだなって」
数秒。
ローシャ。
「それはあるかも」
La lune bleue .も頷く。
「例えばにゃ」
「うん」
「ルクさんとにゃんころでも違うと思うにゃ」
ルクレティア。
「まぁそうでしょうね」
「でも二人とも古参側です」
nikeが言う。
「そこが面白いのよ」
ローシャが笑う。
「似てる部分もあるし、
全然違う部分もある」
その瞬間。
アオロビがぼそり。
「既に結果発表会みたいになってるね」
「まだ診断始まったばかりぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
そこから。
静かな時間が流れる。
カチカチ。
スマホ。
タブレット。
PC。
全員が診断を始める。
そして。
最初の難関が訪れた。
設問。
『初対面の人と話すことは好きですか?』
数秒。
共有ルームが止まった。
「待って」
アオロビが言う。
「もう悩んでる人いる」
視線の先。
みるく。
「……」
「みるしゃん?」
ぴたぽんが聞く。
「知らない人は少し苦手です」
「でも出掛けるよね?」
ちょこみんと。
「誰かと一緒なら」
「なるほどにゃ」
その横。
ティラミス。
「……」
「ティラさんは?」
「どっちでも」
「出た」
アオロビが笑う。
「ティラさん、
毎回どっちでもな気がする」
「……どっちでも」
「説得力しかないぽん〜」
爆笑。
その頃。
ルクレティアは設問を読みながら呟いた。
「これ」
「うん?」
ローシャ。
「質問によっては、
かなり解釈が分かれそうね」
「分かるわ」
「ロマンさんとルクさんが同じ事言ってるにゃ」
「珍しい」
アオロビが言う。
その時。
nikeが小さく笑った。
「なんだか」
「ん?」
「皆さんの考え方を見るだけでも面白いです」
数秒。
ちょこみんとが笑う。
「ニケちゃん、
もうこの企画楽しんでる!」
「はい」
即答だった。
そして。
誰も気付いていなかった。
この診断結果が。
数十分後。
Gleam Gardenを
大騒ぎにする事を。
第2話「質問だけで性格が出る」
共有ルーム。
診断開始から約20分。
既に異変が起きていた。
「終わったーーー!!!」
ちょこみんとだった。
「早っ!?」
アオロビが吹き出す。
「みんとさん、
まだ半分の人いるぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「え?」
ちょこみんと。
「そんなに悩む?」
数秒。
全員。
「悩む」
即答だった。
「えーーー!?」
その頃。
ルクレティア。
まだ設問を読んでいた。
「ルクさん、
意外」
アオロビが言う。
「質問が雑なのよ」
「診断に喧嘩売らないで」
ローシャが吹き出す。
「だって」
ルクレティア。
「状況によるでしょう?」
数秒。
「始まったにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「軍師脳ぽん〜」
ぴたぽんも笑う。
「例えば?」
nikeが聞く。
「この質問」
スマホを見せる。
あなたは予定を立てるのが好きですか?
「好きよ」
「じゃあYESでは?」
アオロビ。
「でも旅行ならある程度」
「うん」
「創作なら流れ次第」
「うん」
「仕事なら事前に全部組む」
「面倒臭い人だ」
アオロビ即答。
爆笑。
「アオさんも似た側だと思うにゃ」
La lune bleue .が言う。
「否定できない」
その横。
ローシャ。
「これ結構難しいわね」
珍しく悩んでいた。
「ローシャさんでも?」
ぴたぽん。
「自分の事って案外分からないのよ」
「分かるかも」
nikeが頷く。
その時。
ティラミス。
「……」
無言。
指だけ動いている。
「ティラさんどう?」
アオロビが聞く。
「……面白い」
「おお」
「何が?」
「質問」
数秒。
「ティラさんらしいにゃ」
La lune bleue .が笑った。
「普通、
結果が気になる側ぽん〜」
「……質問の方が面白い」
本人は真面目だった。
その頃。
チノ。
真顔。
真顔。
ずっと真顔。
「チノさん?」
ぴたぽんが聞く。
「難しいです」
「おお」
「珍しい」
アオロビが驚く。
「どうしたの?」
チノ。
スマホを見せる。
あなたは大人数で過ごすのが好きですか?
「好きです」
「うん」
「でも一人も好きです」
「うん」
「どっちですか」
「知らん」
アオロビ即答。
爆笑。
「チノさん、
かなり中間タイプぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その横。
みるく。
静か。
非常に静か。
「みるしゃん?」
「……」
「大丈夫?」
「考えてます」
真剣だった。
「みるさん、
意外と真面目にやるね」
アオロビ。
「診断ですから」
「真面目だ」
その時。
La lune bleue .が吹き出した。
「待って」
「ん?」
「にゃんころ、
これだけは分かる」
全員見る。
「みんとさんとルクさん、
絶対離れるにゃ」
数秒。
「それは思う」
ローシャ。
「思います」
チノ。
「分かる」
アオロビ。
「私も思う」
みるく。
「ウチも思うぽん〜」
ぴたぽん。
そして。
ルクレティア。
「失礼ね」
ちょこみんと。
「えーーー!?」
「なんで!?」
数秒。
アオロビ。
「だって」
「うん」
「同じ方向向いてるの見た事ない」
爆笑。
「ひどい!!」
ちょこみんとが笑う。
ルクレティアも少しだけ苦笑した。
そして。
診断開始から40分。
ようやく。
最後の一人が終わった。
「終わりました」
nikeだった。
その瞬間。
共有ルーム。
全員の視線が集まる。
数秒。
ちょこみんと。
勢いよく立ち上がる。
「結果発表会だーーーー!!!」
「始まったにゃ」
La lune bleue .が額を押さえた。
「嫌な予感しかしないわね」
ルクレティアが呟く。
その予感は。
残念ながら。
正しかった。
第3話「思ったより当たってる」
夜。
共有ルーム。
運命の時間だった。
全員。
診断終了。
そして。
結果発表。
「トップバッター私!!!」
ちょこみんとだった。
「知ってた」
アオロビ即答。
「みんとさん、
絶対最初ぽん〜」
ぴたぽんも笑う。
ちょこみんと。
スマホ掲げる。
「ENFP!!」
数秒。
「なんかそれっぽい」
全員一致。
「説明読むよ!」
読み始める。
『好奇心旺盛』
『人を励ます』
『前向き』
『周囲を巻き込む』
数秒。
アオロビ。
「本人じゃん」
爆笑。
「でしょーーー!!」
本人は嬉しそうだった。
その頃。
ルクレティア。
「異論なしね」
「ルクさんに認められた!」
大喜び。
次。
アオロビ。
「私はINTJ」
数秒。
ローシャ。
「でしょうね」
La lune bleue .
「でしょうにゃ」
ルクレティア。
「でしょう」
「全員反応同じじゃん」
爆笑。
説明。
『分析』
『戦略』
『長期視点』
数秒。
ちょこみんと。
「アオちーだった」
「アオさんだったぽん〜」
ぴたぽんも頷く。
次。
ルクレティア。
結果表示。
「INTJ」
数秒。
共有ルーム静止。
そして。
大爆笑。
「やっぱりーーー!!!」
ちょこみんとが転げる。
「待って」
アオロビ。
「私とルクさん同じ?」
「分類上はね」
ルクレティアが苦笑する。
「中身違うけど」
ローシャ。
「そこが面白いのよ」
その頃。
La lune bleue .
結果。
「INFJ」
数秒。
ローシャ。
静かに頷く。
「凄く納得」
説明。
『共感』
『人を助ける』
『理想』
共有ルーム。
静かに納得。
本人だけ。
「恥ずかしいにゃ」
顔を隠した。
その横。
ローシャ。
結果。
「INFP」
数秒。
La lune bleue .
「ロマンさんだにゃ」
「待って」
アオロビ。
「名前まで診断されてる」
爆笑。
説明。
『想像力』
『感受性』
『理想主義』
本人。
「嫌なくらい当たってるわね」
苦笑。
その頃。
ティラミス。
結果。
「INFP」
数秒。
ローシャ。
「え?」
アオロビ。
「え?」
ちょこみんと。
「え?」
ティラミス。
「……?」
本人だけ分かってない。
説明読む。
『独特な発想』
『感受性』
『自分の世界』
数秒。
「ティラさんだった」
全員一致。
爆笑。
次。
チノ。
結果。
「ISFJ」
説明。
『支える』
『お手伝い』
『献身的』
数秒。
ルクレティア。
静かに頷く。
「らしいわね」
チノ。
少し照れる。
「そうですか?」
「そうです」
全員一致。
その頃。
ぴたぽん。
「ESFJだったぽん〜」
説明。
『仲間を大事にする』
『教える』
『支える』
数秒。
「ぴたさんだ」
アオロビ即答。
本人。
「そうぽん?」
全員。
「そう」
爆笑。
次。
みるく。
「ISFPです」
説明。
『穏やか』
『自分のペース』
『無理をしない』
数秒。
「みるしゃんだ」
ぴたぽん笑う。
みるく。
「……ふふ」
少し嬉しそうだった。
そして。
最後。
nike。
全員見る。
「ニケちゃん!」
ちょこみんと。
「はい」
結果。
「INFJです」
数秒。
La lune bleue .
「おお」
ローシャ。
「なるほど」
ルクレティア。
「分かる気がするわ」
説明。
『未来を見る』
『理想』
『人の可能性を信じる』
静かに読むnike。
そして。
少しだけ笑った。
「嬉しいです」
「ん?」
ちょこみんと。
「どうして?」
nike。
少し考える。
そして。
「皆さんと一緒にやったからです」
数秒。
共有ルーム。
静かになる。
アオロビ。
「ニケさん」
「はい?」
「それズルい」
爆笑。
「良い話で終わらせようとしてる!」
ちょこみんとも笑う。
その時。
ルクレティア。
結果一覧を見る。
数秒。
「意外と面白かったわね」
「おっ」
アオロビが反応する。
「ルクさんが褒めた」
「珍しいにゃ」
「またやる!?」
ちょこみんと。
「やらない」
ルクレティア即答。
「えーーー!!」
爆笑。
こうして。
Gleam Garden初の
16タイプ診断大会は。
思った以上に当たっていた事と、
思った以上に本人達らしかった事だけを残して、
静かに幕を閉じた。
第6回、大食い王決定戦
帰ってきた、大食い王決定戦 第6回
「いちご狩りは競技ですか?」
春。
快晴。
空は青い。
風も穏やか。
絶好の行楽日和だった。
「やろう!!!」
始まった。
アオロビ。
「何を」
ちょこみんと。
「第6回!!
Gleam Garden杯大食い王決定戦!!!」
数秒。
「またですか」
チノ真顔。
「またにゃ」
La lune bleue .真顔。
「またぽん〜」
ぴたぽん苦笑。
「またね」
ローシャ苦笑。
「またですね」
nike微笑み。
「またかぁ……」
みるく。
「……また」
ティラミス。
そして。
ルクレティア。
「嫌な予感しかしないわ」
完全にいつもの流れだった。
現在。
某大型いちご農園。
ビニールハウス。
巨大施設。
今回は。
10人。
しかも。
ティラミス。
チノ。
ちょこみんと。
危険人物がいる。
結果。
農園側。
「5棟貸し切りでどうでしょう」
という判断になった。
数秒。
La lune bleue .。
「普通の団体客じゃないにゃ」
正論だった。
農園スタッフ。
「5棟あれば十分だと思います」
数秒。
アオロビ。
「たぶん」
ルクレティア。
「たぶんね」
スタッフ。
少しだけ不安になった。
ルール説明。
■ 制限時間90分
■ 食べた個数勝負
■ 練乳自由
■ 品種自由
■ 持ち帰り禁止
シンプル。
その瞬間。
ちょこみんと。
「優勝する!!」
「毎回言ってるぽん〜」
ぴたぽん笑う。
その横。
ルクレティア。
「今回は熱くないのね」
「何の確認ですか」
アオロビ。
「たこ焼きの記憶」
全員納得。
爆笑。
スタート。
「よーい開始!!」
その瞬間。
ちょこみんと。
突撃。
「甘ーーーい!!!」
即食べる。
即食べる。
即食べる。
「速いにゃ!?」
La lune bleue .が吹き出した。
その頃。
みるく。
「……おいしいです」
平和。
非常に平和。
もはやピクニック。
その横。
nike。
「いちごって種類ごとに全然違うんですね」
感心していた。
「ニケさん、
もう勉強モードだ」
アオロビ笑う。
ローシャ。
「この品種かなり甘いわね」
「ろーしゃさん詳しいです」
みるく。
「可愛いものと甘いものは好きなのよ」
自然だった。
20分後。
■途中経過
ちょこみんと:42
ティラミス:41
チノ:38
nike:33
ローシャ:31
La lune bleue .:30
アオロビ:29
ぴたぽん:28
ルクレティア:26
みるく:23
「ニケさん強くない!?」
アオロビ驚く。
「意外です」
nike本人も驚いていた。
「普通に食べていたら」
「そうなったにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「適応能力高すぎる」
その頃。
ティラミス。
「……」
無言。
食べる。
食べる。
食べる。
「始まった」
アオロビ。
「始まったにゃ」
La lune bleue .。
「始まったぽん〜」
ぴたぽん。
全員理解していた。
後半型である。
50分後。
異変。
ちょこみんと。
「……」
止まる。
数秒。
「来たにゃ」
La lune bleue .即答。
「早い!」
アオロビ笑う。
「みんとさん、
今回も前半型ぽん〜」
「まだ……
いける……」
怪しかった。
非常に怪しかった。
その横。
チノ。
「甘いです」
「今気付いたの!?」
アオロビ吹き出す。
「でもまだ行けます」
「成長期です?」
「成長期です」
万能だった。
70分経過。
農園スタッフ。
最初は笑顔だった。
「皆さん楽しんでますねー!」
だった。
しかし。
現在。
表情がおかしい。
理由。
第1ハウス。
ほぼ終了。
スタッフ。
「え?」
見直す。
第2ハウス。
かなり危険。
第3ハウス。
危険。
第4ハウス。
残り少ない。
第5ハウス。
まだ生存。
しかし。
ティラミス。
チノ。
この二人がいる。
「待ってください」
スタッフ真顔。
「皆さん本当に10人ですよね?」
「はい」
アオロビ。
「団体ですよね?」
「はい」
「競技選手とかじゃなく?」
「違います」
数秒。
スタッフ。
ティラミスを見る。
「……」
ティラミス。
「……?」
怖い。
その頃。
La lune bleue .。
「にゃんころ限界にゃ……」
ベンチへ避難。
ローシャ。
「分かるわ……」
ぴたぽん。
「甘さが積み重なるぽん〜」
みるく。
「……ふふ」
もはや勝負ではない。
80分経過。
農園スタッフ。
緊急会議。
「足ります?」
「足りると思います」
「でもあの二人」
ティラミス。
チノ。
黙々。
「足りると思います……」
自信は無かった。
ラスト10分。
完全に。
ティラミスタイム。
「……」
一定速度。
変化なし。
怖い。
「ティラさん、
また怖い」
アオロビ真顔。
「……?」
本人は分かっていない。
その横。
nike。
「最後行きます!」
「ニケさん!?」
ちょこみんと驚く。
「カッコいいですから!」
意味は分からない。
でも。
nikeらしかった。
終了。
結果集計。
その間。
農園スタッフ。
被害確認。
第1ハウス。
ほぼ終了。
第2ハウス。
ほぼ終了。
第3ハウス。
かなり終了。
第4ハウス。
危険。
第5ハウス。
ギリギリ生存。
数秒。
スタッフ。
「本当に10人?」
まだ言っていた。
結果発表。
■第1位
ティラミス:126個
「126!?」
スタッフ絶叫。
「個数ですか!?」
「個数です」
アオロビ。
「パックじゃなく?」
「個数です」
スタッフ。
頭を抱える。
■第2位
チノ:112個
「二人目!?」
スタッフ。
「100超え二人目!?」
「成長期です」
「何なんですか成長期って!!」
農園中に響いた。
爆笑。
■第3位
ちょこみんと:97個
「あと少しだったーーー!!!」
「みんとさん、
今回も前半失速ぽん〜」
■第4位
nike:84個
「ニケさん強っ!?」
アオロビ驚く。
nike。
少し照れながら。
「楽しかったです」
■第5位
ローシャ:76個
■第6位
La lune bleue .:70個
■第7位
アオロビ:68個
■第8位
ぴたぽん:65個
■第9位
ルクレティア:61個
■第10位
みるく:54個
帰り際。
農園スタッフ。
「皆さん」
全員振り向く。
「来年も来ます?」
数秒。
ちょこみんと。
「行きます!!!」
即答。
スタッフ。
少し笑う。
「いちご増やしておきます」
農園スタッフ、
覚悟完了。
そして。
Gleam Garden一同は知らない。
翌日。
農園スタッフ達の間で。
『いちごを滅ぼしかけた10人』
という伝説が生まれた事を。
その頃。
ルクレティアは。
静かに紅茶を飲みながら言った。
「でも」
全員見る。
「ん?」
「こういう馬鹿な事を皆でやってる時間は好きよ」
数秒。
全員。
「知ってる」
大爆笑。
その瞬間。
ちょこみんと。
勢いよく立ち上がる。
「第7回!!!」
「待ちなさい」
ルクレティア即座に止める。
「次は何ですか」
チノ。
「まだ考えてない!!」
「計画性ゼロにゃ」
爆笑。
今日も。
Gleam Gardenは。
妙な方向で仲良しだった。
深夜ラジオ、再々々オファー(全5話)
第1話「また来た」
夜。
Gleam Garden共有ルーム。
今日は珍しく人数が多かった。
アオロビはPC作業。
ルクレティアは資料整理。
ローシャは紅茶。
La lune bleue .はソファ。
ちょこみんとはアイス。
nikeはコーヒー。
みるくは本。
ぴたぽんはお茶。
チノはルクレティアの手伝い。
ティラミスは人形の服を直している。
平和だった。
実に平和だった。
その時。
ルクレティアのスマホ。
ピロン。
メール着信。
数秒。
ルクレティア。
止まる。
「……」
アオロビ。
「ルクさん?」
「どうしたの?」
ちょこみんと。
数秒。
ルクレティア。
深いため息。
「来たわ」
全員。
「あ」
察した。
ルクレティア。
スマホを掲げる。
件名。
『某深夜ラジオ番組
第4回出演オファーのご相談』
数秒。
共有ルーム。
静止。
そして。
ちょこみんと。
「おぉーーー!!!」
大喜び。
nike。
「ラジオですか!」
嬉しそう。
その横。
ローシャ。
固まる。
La lune bleue .
固まる。
二人とも同じ顔だった。
「来たにゃ」
「来たわね……」
完全に覚えていた。
第2回。
大事故。
第3回。
リベンジ成功。
そして。
第4回。
再オファー。
アオロビ。
「スタッフさん懲りてなかったんだ」
「むしろ評価高かったぽん〜」
ぴたぽん笑う。
みるく。
「人気でしたから」
チノ。
「伝説回です」
「やめて」
ローシャ即答。
爆笑。
その時。
ルクレティア。
メールを読み進める。
数秒。
さらに顔が曇る。
「嫌な予感しかしないわ」
「何かあった?」
アオロビ。
ルクレティア。
静かに読む。
『出演者につきましては
可能であれば前回出演の
ローシャ様、La lune bleue .様』
「うん」
『加えて』
「うん」
『ちょこみんと様』
「おぉ!」
ちょこみんとガッツポーズ。
『nike様』
「私ですか!?」
nikeびっくり。
数秒。
ローシャ。
「なるほど」
La lune bleue .
「歴代代表編成にゃ」
その通りだった。
第1回。
ちょこみんと。
第2・第3回。
ローシャ。
La lune bleue .
そして。
新メンバー。
nike。
番組側。
完全に狙っている。
「ニケさんの紹介も兼ねてるんでしょうね」
アオロビが言う。
ルクレティアも頷く。
「恐らくそうね」
「わーい!」
ちょこみんと。
既に行く気満々。
「行く行く行く!!!」
即答だった。
nikeも笑う。
「私も行きたいです」
即答だった。
数秒。
全員。
ローシャを見る。
ローシャ。
紅茶を一口。
静か。
そして。
「……まぁ」
数秒。
「今回は事故らないと思う」
その瞬間。
La lune bleue .
吹き出した。
「前回も聞いたにゃ」
爆笑。
「本当にそう」
アオロビ。
「信用が無い」
チノ。
「成長期です」
「関係無いでしょ!」
再び爆笑。
その頃。
nike。
少し不思議そう。
「そんなに凄かったんですか?」
数秒。
共有ルーム。
静かになる。
ローシャ。
目を逸らす。
La lune bleue .
目を逸らす。
ちょこみんと。
目を逸らす。
アオロビ。
目を逸らす。
「えっ」
nike。
「何があったんですか」
数秒。
ルクレティア。
「聞かない方が良いわ」
即答。
爆笑。
その時。
ルクレティアが最後の一文を読む。
『なお、
スタッフ一同、
今回も非常に楽しみにしております』
数秒。
ローシャ。
「嫌な予感しかしない」
La lune bleue .
「完全に期待されてるにゃ」
ちょこみんと。
「面白そう!!!」
nike。
「楽しみです!」
数秒。
ローシャ。
La lune bleue .
同時に天井を見た。
そして。
某深夜ラジオ番組。
第4回出演。
新たな伝説の準備が、
静かに始まった。
一方その頃。
番組スタッフ会議室。
「来ました」
「来ましたか」
「例の二人」
「例の二人です」
「加えて?」
「第1回組と新メンバーです」
数秒。
スタッフ達。
静かに頷く。
「これは」
「面白くなる」
誰も止める気は無かった。
第2話「スタッフさん達、学習済み」
放送当日。
夕方。
都内。
某ラジオ局。
「久しぶりにゃ」
La lune bleue .が見上げる。
「本当ね」
ローシャも苦笑した。
前回。
大事故。
その次。
リベンジ成功。
そして今回。
第4回。
再びやって来た。
出演者。
ローシャ
La lune bleue .
ちょこみんと
nike
の4人。
「わぁ……」
nike。
少し感動している。
「本当にラジオ局ですね」
「そりゃそうだよ!?」
ちょこみんと爆笑。
「初々しいにゃ」
La lune bleue .も笑う。
その時。
スタッフさん。
「あっ」
ローシャを見る。
La lune bleue .を見る。
数秒。
「お久しぶりです」
深々とお辞儀。
「お久しぶりです」
ローシャ。
「また来たにゃ」
La lune bleue .
スタッフさん。
少し笑う。
「また来ていただけて嬉しいです」
数秒。
「本当に?」
ローシャ。
「本当にです」
即答だった。
「事故ったのに?」
「事故ったからです」
数秒。
全員。
爆笑。
「認めたにゃ!?」
La lune bleue .が吹き出した。
スタッフさん。
「正直言います」
「はい」
「第2回放送」
数秒。
「社内で伝説です」
ローシャ。
頭を抱える。
「やっぱり」
「やっぱりじゃないにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その頃。
nike。
興味津々。
「そんなに凄かったんですか?」
数秒。
スタッフさん。
ローシャを見る。
La lune bleue .を見る。
「語ると長いです」
「語らないで」
ローシャ即答。
爆笑。
その後。
打ち合わせ室。
本番前ミーティング。
スタッフさん。
資料を開く。
「今回の流れです」
全員頷く。
「まず前半は」
『近況トーク』
『新メンバー紹介』
『リスナーお便り』
「普通だ」
ちょこみんと。
「普通ですね」
nike。
「普通にゃ」
La lune bleue .。
「普通ね」
ローシャ。
数秒。
スタッフさん。
苦笑。
「普通です」
全員笑う。
完全に信用が無い。
その時。
スタッフさん。
「あと一つ」
「はい」
「今回は」
数秒。
「ニケさんに結構質問が来てます」
「私ですか?」
nike驚く。
スタッフさん頷く。
「加入後初ラジオなので」
「なるほど」
ローシャ。
「主役じゃない」
La lune bleue .
「ニケさん回にゃ」
nike。
少し照れる。
「頑張ります」
その姿を見て。
スタッフさん。
少し安心した。
しかし。
その安心は。
長く続かなかった。
収録10分前。
スタジオ。
マイク。
ヘッドホン。
赤いランプ。
いつもの空気。
ちょこみんと。
「うおぉぉぉ」
テンション高い。
La lune bleue .
「みんとさん落ち着くにゃ」
ローシャ。
「既に元気ね」
nike。
「緊張してきました」
少し笑う。
その時。
スタッフさん。
ガラス越し。
親指を立てる。
「大丈夫です」
「ありがとうございます」
nike。
「皆さんなら大丈夫です」
数秒。
ローシャ。
La lune bleue .
同時に顔を見合わせる。
「それ」
「第2回も言われたにゃ」
爆笑。
スタッフさん。
「やめてください」
「不安になります」
さらに爆笑。
そして。
カウントダウン開始。
5
4
3
2
1
赤ランプ点灯。
生放送開始。
ちょこみんと。
「こんばんはーーー!!!」
元気な声が。
深夜の電波へ飛び出した。
そして。
スタッフ達はまだ知らない。
今回。
事故は別方向から来る事を。
第3話「深夜の4人」
深夜。
生放送中。
赤ランプ点灯。
全国へ電波が飛んでいる。
「こんばんはーーー!!!」
ちょこみんと。
絶好調。
「こんばんはにゃ〜」
La lune bleue .。
「こんばんは」
ローシャ。
「こんばんは、nikeです」
少し緊張した声。
でも。
思ったより落ち着いていた。
番組冒頭。
自己紹介。
近況報告。
ここまでは平和。
非常に平和。
スタッフ陣。
安心。
「良かった」
「平和だ」
「今日は平和だ」
前回を知るスタッフほど安心していた。
その頃。
スタジオ。
ちょこみんと。
「ニケちゃんどう!?」
「ラジオ!」
nike。
少し考える。
「楽しいです」
即答。
「おぉー!」
ちょこみんと嬉しそう。
「思ったより緊張してない?」
ローシャも聞く。
「最初は緊張してました」
「うん」
「でも皆さん居ますし」
少し笑う。
「安心します」
数秒。
ちょこみんと。
「かわいい」
La lune bleue .
「かわいいにゃ」
ローシャ。
「かわいいわね」
「なんですかそれ!?」
nike。
初ツッコミ。
爆笑。
ガラス越し。
スタッフ。
「強い」
「新人強い」
「思ったより強い」
評価上昇。
お便りコーナー。
『nikeさんへ』
「来た!」
ちょこみんと。
『加入後、
一番驚いた事は何ですか?』
数秒。
nike。
考える。
そして。
「皆さん仲良いなって」
全員笑う。
「そこ?」
ローシャ。
「そこです」
「いやでも分かるにゃ」
La lune bleue .頷く。
nike。
「もっと仕事っぽい感じかと思ってました」
「うん」
「でも」
少し笑う。
「普通に友達みたいです」
数秒。
スタジオ。
少し静かになる。
その言葉は。
かなり本質だった。
ローシャ。
少し苦笑する。
「否定できないわね」
La lune bleue .
「出来ないにゃ」
ちょこみんと。
「遊んでるからね!!!」
「堂々と言う事じゃない」
ローシャ即ツッコミ。
爆笑。
次のお便り。
『皆さんが最近ハマっている事は?』
「おぉ」
ちょこみんと。
「アイス!!!」
即答。
「知ってた」
ローシャ。
「毎日食べてるにゃ」
La lune bleue .。
「今日も食べた!」
誇らしそうだった。
爆笑。
その頃。
ローシャ。
「私は音楽かしら」
「いつもじゃない?」
ちょこみんと。
「いつもね」
ローシャも笑う。
「でも最近は特に曲を聴く時間増えたわ」
「ろーしゃさんらしいです」
nike。
La lune bleue .。
「にゃんころは人の話聞く事かにゃ」
「趣味なの?」
ちょこみんと。
「気付いたらそうなってたにゃ」
数秒。
ローシャ。
「それ趣味だったのね」
「今気付いたにゃ」
爆笑。
最後。
nike。
少し考える。
「コーヒーです」
数秒。
全員納得。
「出た」
「出たにゃ」
「出ましたね」
nike。
「そんなにですか?」
「そんなにです」
ローシャ即答。
爆笑。
放送も終盤。
エンディング。
「もう終わり!?」
ちょこみんと。
「早かったにゃ」
La lune bleue .。
「本当ですね」
nike。
少し残念そう。
ローシャ。
笑う。
「楽しめた?」
「はい」
即答だった。
そして。
番組最後。
「それでは!」
ちょこみんと。
「またお会いしましょうーーー!!!」
「おやすみにゃ〜」
La lune bleue .。
「おやすみなさい」
ローシャ。
「おやすみなさい!」
nike。
赤ランプ消灯。
放送終了。
数秒。
スタジオ。
静寂。
そして。
スタッフ。
「お疲れ様でしたー!!」
拍手。
4人も笑顔になる。
ローシャ。
「今回は平和だったわね」
La lune bleue .
「平和だったにゃ」
ちょこみんと。
「楽しかった!!!」
nike。
「また出たいです」
スタッフ達。
顔を見合わせる。
そして。
誰かが小さく呟いた。
「その話は後で」
収録は終わった。
しかし。
この後。
番組スタッフ達との雑談で、
別の話が始まろうとしていた。
第4話「スタッフ会議」
放送終了後。
スタジオ。
拍手。
「お疲れ様でしたー!」
スタッフ達。
4人も頭を下げる。
「お疲れ様でした!」
ちょこみんと。
「お疲れ様です」
ローシャ。
「お疲れ様にゃ」
La lune bleue .。
「お疲れ様でした」
nike。
今回。
平和だった。
かなり平和だった。
第2回を知るスタッフ達からすると、
奇跡だった。
その頃。
ちょこみんと。
「お腹空いた!」
「放送終わって最初がそれ?」
ローシャ。
爆笑。
機材撤収。
雑談。
そんな空気になった頃。
ディレクター。
「少し良いですか?」
4人を見る。
「はい?」
ローシャ。
「何ですかにゃ?」
La lune bleue .。
ディレクター。
少し笑う。
「実は」
数秒。
「社内で皆さん結構人気なんです」
静止。
ちょこみんと。
「えっ」
nike。
「本当ですか?」
「本当です」
即答だった。
スタッフ。
「特に第2回」
数秒。
ローシャ。
頭を抱える。
「やっぱりそこなのね」
La lune bleue .。
「逃げられないにゃ」
爆笑。
「でも」
ディレクター。
「第3回も良かったんですよ」
「おぉ」
ちょこみんと。
「リベンジ成功回ですから」
スタッフも頷く。
「今回はまた違いました」
数秒。
「違った?」
nike。
ディレクター。
笑う。
「今回はバランスが良かったです」
全員見る。
「第2回」
ローシャ。
La lune bleue .。
中心。
「第3回」
同じく。
「今回は」
ちょこみんと。
nike。
入った。
「空気が変わったんです」
数秒。
ローシャ。
少し考える。
「なるほど」
理解した。
スタッフ。
「ちょこみんとさん」
「はい!」
「ラジオ向きです」
「やったー!」
即喜ぶ。
爆笑。
「nikeさん」
「はい」
「初出演とは思えませんでした」
少し照れる。
「ありがとうございます」
スタッフ。
頷く。
「リスナーからも反応良かったです」
その頃。
La lune bleue .。
少しだけ笑う。
「ニケさん人気出そうにゃ」
nike。
「そんな事ないですよ」
「あると思う」
ローシャ。
「あるにゃ」
「あるね」
ちょこみんと。
三方向。
即否定不可。
爆笑。
その時。
別のスタッフ。
資料を持って来る。
「そういえば」
「ん?」
「今日のリアルタイム反応」
スマホを見せる。
数秒。
そこには。
放送中の感想。
『新人さん良かった』
『4人のバランス好き』
『また聴きたい』
『ちょこみんと元気すぎる』
『ローシャさん落ち着く』
『La lune bleue .さん優しい』
『nikeさんまた出て欲しい』
大量だった。
数秒。
nike。
少し驚く。
「凄いですね」
「ねー!」
ちょこみんと。
「嬉しいにゃ」
La lune bleue .。
ローシャも少し笑う。
ディレクター。
その様子を見ながら。
ぽつり。
「またお願いするかもしれません」
数秒。
静止。
そして。
ちょこみんと。
「行きます!!!」
即答。
爆笑。
「まだ決まってないにゃ!」
La lune bleue .が吹き出す。
「早い」
ローシャ。
「でも」
nike。
少し笑う。
「また出たいです」
数秒。
ディレクター。
スタッフ。
顔を見合わせる。
そして。
笑った。
「その時はぜひ」
こうして。
第4回放送は終了。
しかし。
Gleam Gardenと某深夜ラジオ番組の縁は、
まだまだ続いていきそうだった。
第5話「朝焼けの帰り道」
未明。
放送終了。
長かった夜も終わった。
時刻は既に朝方。
空は少しずつ青くなり始めていた。
ラジオ局前。
「終わったーーー……」
ちょこみんと。
さっきまでの勢いが無い。
完全に電池切れだった。
「放送中との温度差が凄いにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
「眠い……」
「そりゃそうでしょう」
ローシャ苦笑。
「放送中は元気だったじゃない」
「放送中はね!!!」
即答。
爆笑。
その横。
nike。
まだ少し興奮が残っていた。
「本当に終わったんですね」
「終わったにゃ」
La lune bleue .。
「初ラジオどうだった?」
数秒。
nike。
少し考える。
そして。
「楽しかったです」
即答だった。
「それなら良かった」
ローシャも笑う。
4人は駅へ向かう。
街は静かだった。
終電も無い。
始発前。
深夜と朝の間。
独特の時間。
その時。
駅前。
ベンチ。
見覚えのある姿。
「あ」
La lune bleue .。
「居たにゃ」
数秒。
アオロビ。
ベンチで座っていた。
「お疲れ」
自然な声。
「アオさん!?」
nikeが驚く。
「なんで居るの!?」
ちょこみんと。
アオロビ。
少し肩をすくめる。
「気になったから」
「寝てないの?」
ローシャ。
「少しは寝た」
数秒。
La lune bleue .。
「嘘にゃ」
即答。
爆笑。
その時。
もう一人。
「皆、お疲れ様」
ルクレティアだった。
コーヒー片手。
完全にいつもの顔。
「るくるくーーー!!」
ちょこみんと。
そのまま抱きつく。
「はいはい」
ルクレティア苦笑。
受け止める。
慣れていた。
「放送どうだった?」
アオロビ。
「平和だったにゃ」
La lune bleue .。
「かなり平和」
ローシャも頷く。
「珍しく」
数秒。
全員。
爆笑。
その頃。
ルクレティア。
少し安心した顔。
「なら良かったわ」
「心配してたの?」
ちょこみんと。
「多少はね」
即答だった。
nike。
そのやり取りを見る。
少しだけ笑う。
加入した頃には。
想像もしていなかった。
こうして。
皆で朝を迎える事。
ラジオ局前で話している事。
不思議な縁だった。
その時。
空。
朝日が昇り始める。
夜が終わる。
長い一日だった。
そして。
ローシャ。
ぽつり。
「帰りましょうか」
「そうだね」
アオロビ。
「眠いぽん〜」
どこからか現れたぴたぽん。
「居たの!?」
ちょこみんと絶叫。
爆笑。
「迎えに来たぽん〜」
「びっくりしたにゃ」
La lune bleue .。
そんな他愛もない会話をしながら。
皆は歩き出す。
楽曲。
ライブ。
撮影。
ラジオ。
色々な事が増えていく。
仲間も増える。
思い出も増える。
そしてまた一つ。
Gleam Gardenの歴史が増えた。
朝焼けの街。
眠そうな声と笑い声が。
静かな空へ溶けていった。
第3回、アウトドアキャンプ(全7話)
第1話「無人島行こう!」
共有ルーム。
夜。
「無人島行きたい!!!」
その一言から。
全てが始まった。
数秒。
「来たにゃ」
La lune bleue .が、
ソファへ深く座りながら笑う。
「今回は何ぽん〜?」
ぴたぽんも笑った。
「無人島!!」
ちょこみんと、
スマホを掲げる。
画面には。
青い海。
白い砂浜。
緑豊かな森。
そして。
『初心者向け無人島キャンププラン』
の文字。
「無人島……」
アオロビが、
ノートPCから顔を上げる。
「ついにそこ行く?」
「行く!!」
即答だった。
その頃。
みるくは、
画面を覗き込んでいた。
「……綺麗」
静かな声。
確かに。
今までのキャンプ場とは違う。
完全な島。
船で渡る。
周囲は海。
非日常感が段違いだった。
「設備は?」
ローシャが聞く。
ちょこみんと。
すぐに説明を始める。
「テントサイトあり!」
「おぉ」
「水場あり!」
「なるほど」
「トイレあり!」
「初心者向けね」
ローシャも納得した。
その時。
チノ。
真顔。
「虫いますか」
数秒。
「居るにゃ」
La lune bleue .即答。
「行きます」
「行くんだ」
アオロビが吹き出した。
チノ。
真顔のまま続ける。
「島なら仕方ないです」
「諦めが早いぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その頃。
ルクレティア。
静かに資料を眺めていた。
「なるほど」
「どう?」
アオロビが聞く。
「悪くないと思うわ」
数秒。
「一泊二日なら」
全員頷く。
海。
森。
キャンプ。
そして船旅。
楽しそうだった。
その時。
nikeが、
スマホを見ながら呟く。
「植物多そうですね」
数秒。
全員見る。
「植物?」
ちょこみんと。
「はい」
nike頷く。
「海辺の植物もありますし」
「島特有の植物もあるみたいです」
「詳しいね」
アオロビ。
「庭いじり好きなので」
nike少し笑う。
「見てるだけでも楽しそうです」
その横。
ティラミス。
ぽつり。
「……島なら」
「ん?」
「夜静かそう」
数秒。
「そこかぁ」
アオロビが笑った。
「波の音しかしないにゃ」
La lune bleue .。
「……良い」
ティラミス、
少しだけ満足そうだった。
その後。
話は自然に準備へ移る。
テント。
寝袋。
ランタン。
虫除け。
飲み物。
食材。
着替え。
海用サンダル。
帽子。
「そういえば」
アオロビが言った。
「釣り道具持ってこうかな」
数秒。
全員見る。
「え?」
ちょこみんと。
「釣り出来るの?」
「出来るよ」
アオロビ。
当然のように答えた。
「初耳にゃ」
La lune bleue .。
「言ってなかっただけ」
「意外です」
みるくも少し驚いていた。
「魚釣れたら面白そうじゃん」
アオロビが笑う。
「無人島っぽい!」
ちょこみんと大喜び。
その頃。
ルクレティア。
資料を閉じる。
そして。
静かに言った。
「まぁ」
数秒。
「何とかなるでしょう」
その瞬間。
ローシャ。
La lune bleue .。
アオロビ。
同時に顔を見合わせる。
「なんか」
「嫌なフラグ聞いたにゃ」
「分かる」
爆笑。
「失礼ね」
ルクレティア苦笑。
「でも楽しみぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
「三回目だし」
「少し慣れてきたよねぇ」
アオロビも頷く。
山。
海。
そして今度は。
無人島。
ちょこみんとは、
既に次の話をしていた。
「魚釣る!」
「泳ぐ!」
「探検する!」
「夜は星見る!」
「忙しいにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
誰も知らなかった。
この時はまだ。
一泊二日。
楽しい無人島キャンプ。
そのつもりだった。
海が荒れる事も。
船が来なくなる事も。
四泊五日のサバイバル生活になる事も。
まだ誰も知らない。
ただ。
この時の全員は。
純粋に楽しみにしていた。
三回目のキャンプを。
そして。
少しだけ特別な。
無人島での時間を。
第2話「無人島上陸!」
早朝。
港。
海。
空は快晴だった。
「眠い……」
アオロビが欠伸をする。
「朝早いぽん〜」
ぴたぽんも、
まだ半分寝ていた。
その横では。
ちょこみんと。
「無人島だーーー!!!」
既に全開だった。
「まだ船にも乗ってないにゃ」
La lune bleue .が吹き出す。
今回。
目的地は無人島。
船で約一時間。
初心者向けキャンププラン。
一泊二日。
楽しいアウトドア旅行。
の予定だった。
荷物確認。
テント。
寝袋。
ランタン。
食材。
クーラーボックス。
釣り道具。
そして。
虫除け大量。
「チノさんの?」
アオロビ。
「私のです」
即答。
「増えてない?」
「増やしました」
真顔だった。
「本気にゃ」
La lune bleue .が笑う。
やがて。
船到着。
「おぉ〜〜〜」
ちょこみんと。
「船だ!!」
「普通に船ぽん〜」
ぴたぽんも笑う。
乗船。
出港。
港が少しずつ遠ざかる。
海風。
波。
朝日。
みるくは、
静かに海を見ていた。
「……綺麗」
小さな声。
ローシャも、
少しだけ目を細める。
「海だけ見てても飽きないわね」
その頃。
ティラミス。
甲板。
海。
風。
「……良い」
非常に満足そうだった。
「ティラさん今日機嫌良いね」
アオロビが笑う。
「……音」
「ん?」
「船の音」
波。
風。
エンジン。
確かに心地良かった。
一時間後。
「見えたにゃ」
La lune bleue .が指差す。
島。
緑。
白い砂浜。
青い海。
鳥。
「おぉ……」
アオロビ。
少し感動する。
「すご……」
みるくも思わず声を漏らした。
「本当に無人島だ!」
ちょこみんと大興奮。
上陸。
砂浜。
波。
潮風。
「無人島到着ーーー!!!」
ちょこみんと。
第一歩で叫ぶ。
「近所に聞こえるにゃ」
La lune bleue .。
「近所無いでしょ!」
爆笑。
まずは設営。
三回目。
全員慣れていた。
テント。
ポール。
ペグ。
ロープ。
「ティラさんお願いします」
アオロビ。
「……任せて」
数秒後。
テキパキ。
カチャ。
カチャ。
「早っ」
ちょこみんと。
「もう職人だにゃ」
La lune bleue .。
「……慣れた」
本人は平然としていた。
その頃。
ルクレティア。
設営位置確認。
風向き。
木陰。
導線。
ローシャ。
荷物整理。
食材管理。
完全に慣れていた。
「みんな成長したねぇ」
アオロビが笑う。
「一回目思い出すにゃ」
「全部棒だった」
「全部棒だったぽん〜」
爆笑。
昼前。
設営完了。
「自由時間!!!」
ちょこみんと。
即ダッシュ。
「早い」
アオロビ苦笑。
その頃。
アオロビ。
釣り竿準備。
「本当にやるんだ」
nike。
「せっかくだしね」
竿。
仕掛け。
餌。
手際が妙に良い。
「慣れてますね」
nike。
「趣味だから」
数十分後。
ぴくっ。
「ん?」
アオロビ。
数秒。
魚。
一匹。
「釣れた」
「おぉーーー!!」
ちょこみんと。
どこからともなく出現。
「早い!!」
「見てたの?」
「見てた!」
爆笑。
その頃。
nike。
島の植物を見ていた。
「どう?」
La lune bleue .。
「面白いです」
nike。
「食べられる物もありますね」
数秒。
全員見る。
「え?」
「食べられる?」
「はい」
nike頷く。
「覚えておこう」
アオロビ。
「何も無い時に助かるかも」
この時。
誰も深く考えていなかった。
夕方。
夕食。
海辺。
焚き火。
魚。
持参食材。
焼き物。
「うまっ」
アオロビ。
「釣りたて強いにゃ」
La lune bleue .。
「キャンプ補正です」
チノ真顔。
「また補正言ってる」
爆笑。
夜。
焚き火。
星空。
波音。
「今回も当たりだねぇ」
アオロビ。
「分かるぽん〜」
ぴたぽん。
「島良いにゃ」
La lune bleue .。
誰もが。
明日帰るつもりだった。
その時。
ルクレティアのスマホ。
通知。
ピロン。
「ん?」
ルクレティア。
画面を見る。
数秒。
少しだけ眉が動いた。
「どうした?」
ローシャ。
「船会社から」
全員見る。
ルクレティア。
文章を読む。
『海況悪化予報』
『帰りの船について変更の可能性があります』
数秒。
沈黙。
「変更?」
ちょこみんと。
「一日伸びるとか?」
アオロビ。
「かもしれないわね」
ルクレティア。
数秒。
そして。
「まぁ」
「一日くらいなら何とかなるにゃ」
La lune bleue .。
「食材余るくらいです」
チノ。
「確かに」
ローシャも頷く。
まだ。
誰も気にしていなかった。
それが。
本当に始まりになる事を。
海は静かだった。
星も綺麗だった。
だから。
誰も疑わなかった。
明日も。
いつも通り来ると思っていた。
第3話「船が来ない」
朝。
無人島。
波の音。
鳥の声。
潮風。
そして。
「おはよーーー!!!」
ちょこみんと。
今日も元気だった。
「朝から大きいにゃ」
La lune bleue .が苦笑する。
「眠い……」
アオロビは、
寝袋から這い出していた。
その頃。
みるく。
海を見ていた。
朝日。
白い波。
静かな島。
「……綺麗」
小さな声。
朝食。
ホットサンド。
スープ。
コーヒー。
キャンプらしい朝だった。
「今日帰るんだよねぇ」
アオロビ。
「そうね」
ローシャも頷く。
「帰る前にもう一回泳ぐ!!」
ちょこみんと。
「絶対言うと思ったぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
ルクレティアのスマホ。
ピロン。
数秒。
ルクレティア。
画面を見る。
止まる。
「……」
ローシャが気付く。
「どうしたの?」
ルクレティア。
画面を見たまま。
静かに言う。
「船会社から」
全員見る。
数秒。
静かな波音だけが聞こえる。
ルクレティア。
読み上げる。
『海況悪化のため』
『本日の運航を中止します』
数秒。
沈黙。
「え?」
ちょこみんと。
「今日帰れない?」
「そうなるわね」
ルクレティア。
数秒。
しかし。
そこまで空気は重くない。
「まぁ一日なら」
アオロビ。
「食材あるしにゃ」
La lune bleue .。
「確かに」
ローシャも頷く。
一泊二日。
が。
二泊三日。
になるだけ。
まだその認識だった。
その頃。
ティラミス。
スマホを見る。
「……」
「ティラさん?」
アオロビ。
「……波高くなる」
数秒。
全員見る。
「どれくらい?」
「……結構」
少しだけ。
嫌な予感がした。
昼。
撤収予定だった荷物。
そのまま。
もう一泊分へ変更。
「延長キャンプだね!」
ちょこみんと。
前向きだった。
「切り替え早いにゃ」
La lune bleue .が笑う。
その後。
昼食。
午後。
自由時間。
しかし。
海は少しずつ変わっていた。
昨日より強い風。
昨日より高い波。
アオロビ。
釣りをしている。
「昨日より釣りにくい」
ぽつり。
「そんなに違う?」
Nike。
「違う」
アオロビ。
「海の顔変わってる」
その言葉に。
Nikeも海を見る。
確かに。
昨日とは違う。
夕方。
再び通知。
ピロン。
今度は。
全員が反応した。
ルクレティア。
画面を見る。
数秒。
そして。
ゆっくり息を吐く。
「どう?」
ローシャ。
数秒。
「最短」
「うん」
「三日後です」
数秒。
誰も喋らなかった。
波の音だけが聞こえる。
三日後。
つまり。
今日を含めて。
あと三泊。
予定。
一泊二日。
現実。
四泊五日。
ちょこみんと。
初めて固まる。
「えっ」
「三日?」
「そう」
ルクレティア。
沈黙。
誰も責めない。
誰も怒らない。
ただ。
現実を理解する。
今ある食料。
水。
燃料。
荷物。
全部。
確認し直さなければいけない。
数秒後。
ルクレティア。
立ち上がる。
そして。
静かに言った。
「さて」
全員見る。
「四泊五日に予定変更ね」
その一言で。
空気が変わった。
キャンプ。
から。
共同生活へ。
ローシャ。
すぐに動く。
「食料確認しましょう」
「……水も確認します」
みるく。
「釣りやる」
アオロビ。
「植物見てきます」
Nike。
「貝探します」
チノ。
「火と道具見る」
ティラミス。
自然に。
役割が決まり始める。
その時。
ちょこみんと。
少しだけ空を見た。
不安が無いわけじゃない。
でも。
周りを見る。
誰も慌てていない。
誰も責めていない。
だから。
ちょこみんとも笑った。
「じゃあ」
「生き残ろう!!!」
数秒。
全員。
爆笑。
「言い方にゃ」
La lune bleue .。
「間違ってないぽん〜」
ぴたぽん。
「急にサバイバルになったわね」
ローシャ苦笑。
海は荒れている。
船は来ない。
でも。
一人じゃない。
だから。
きっと何とかなる。
そう思えた。
無人島サバイバル。
本当の始まりだった。
第4話「食料を探せ」
朝。
四泊五日生活。
初日。
正確には。
サバイバル生活一日目。
波はまだ高い。
海も荒れている。
船は来ない。
それだけは確定していた。
しかし。
朝の空気は。
思ったより重くなかった。
「おはよーーー!!!」
ちょこみんと。
今日も元気だった。
「安心したにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「何が?」
「みんとさんが元気なら何とかなる気がするにゃ」
「えへへ」
ちょこみんと。
嬉しそうだった。
朝食。
残りのパン。
スープ。
保存食。
ローシャが確認する。
「正直」
「食べられなくはない」
「でも余裕は無いわね」
数秒。
全員頷く。
今日から。
食料を確保する必要がある。
その時。
ルクレティア。
立ち上がる。
「では」
「各自お願いします」
サバイバル生活。
初仕事だった。
食料班
アオロビ
Nike
チノ
技術班
ティラミス
生活班
ローシャ
みるく
そして。
残り全員。
自由支援。
「よーし!」
ちょこみんと。
「私も行く!」
「魚に逃げられるにゃ」
La lune bleue .。
「ひどい!」
爆笑。
そして。
食料班出発。
海辺。
岩場。
潮だまり。
アオロビは。
釣り竿を組み立てていた。
「本当に頼りにしてるからねぇ」
ちょこみんと。
「期待値高いなぁ」
アオロビ苦笑。
「でも」
「魚は居る」
静かな声。
昨日見た。
潮の流れ。
魚影。
地形。
「釣れると思う」
その一言。
妙に説得力があった。
一方。
Nike。
森へ入る。
チノも一緒だった。
「本当に分かるんですか?」
チノ。
「全部じゃないです」
Nike笑う。
「でも」
「危険そうな物は分かります」
木の実。
葉。
草。
島には。
思った以上に植物があった。
「これは?」
チノ。
「駄目です」
「これは?」
「多分大丈夫です」
「すごいです」
チノ。
少し尊敬していた。
その頃。
ティラミス。
キャンプ地。
無言。
ひたすら作業。
枝。
流木。
石。
集める。
削る。
組む。
「何作ってるの?」
アオロビが戻って聞く。
「……干し台」
「え?」
「魚」
数秒。
「もう釣れる前提なんだ」
ティラミス。
少し考える。
「……釣るでしょ」
全員爆笑。
その頃。
みるく。
水容器確認。
予備。
保存。
日陰。
かなり真面目だった。
ローシャも。
残り食材を整理している。
「あと何日持つ?」
ルクレティア。
「節約すれば」
「四日」
「普通に使えば」
「二日」
数秒。
「節約ね」
「節約ですね」
即決だった。
昼過ぎ。
最初の成果。
「釣れた」
アオロビ帰還。
魚。
三匹。
「おぉぉぉ!!」
ちょこみんと。
大歓声。
「英雄だにゃ」
La lune bleue .。
「まだ三匹だけど」
「十分ぽん〜!」
ぴたぽん。
その頃。
Nike達も戻る。
葉。
木の実。
食べられる植物。
少量。
「見つかりました」
Nike。
「凄い」
みるく。
「助かるわね」
ローシャも頷く。
チノ。
袋を見せる。
「貝です」
見る。
かなり入っている。
「チノさん大活躍じゃん」
アオロビ。
「拾いました」
真顔だった。
夕方。
本日の成果。
魚。
貝。
食べられる植物。
十分ではない。
でも。
ゼロじゃない。
火が灯る。
鍋が沸く。
魚が焼ける。
その匂いだけで。
全員少し安心した。
「生き延びたねぇ」
アオロビ。
「まだ一日目にゃ」
La lune bleue .。
「でも」
「ちょっと安心しました」
みるく。
静かに笑う。
その時。
ルクレティアが。
焚き火を見ながら言った。
「思ったより」
「何とかなりそうね」
数秒。
全員頷く。
まだ不安はある。
まだ先も長い。
でも。
今日一日で分かった。
この島では。
誰か一人が頑張るんじゃない。
みんなで生きる。
そういう四泊五日になる。
波音。
焚き火。
夜空。
そして。
少しだけ増えた安心感と共に。
無人島の夜は。
静かに更けていった。
第5話「少しずつ慣れてきた島暮らし」
朝。
無人島。
四泊五日生活。
三日目。
波音。
鳥の声。
潮風。
そして。
「おはよーーー!!!」
ちょこみんと。
今日も元気だった。
「その元気どこから来るにゃ」
La lune bleue .が苦笑する。
「いっぱい寝た!」
「子供ぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
三日目。
昨日までとは少し違う。
最初は。
「帰れない」
だった。
次は。
「食料足りる?」
だった。
でも。
今朝は違う。
全員。
何をするべきか。
分かっていた。
朝食。
保存食。
魚スープ。
少量の野菜。
豪華ではない。
でも。
誰も文句は言わない。
「いただきます」
静かな朝だった。
食後。
自然と役割へ散っていく。
「行ってきます」
Nike。
「今日は向こう側見てくる」
アオロビ。
「貝拾います」
チノ。
誰も指示しない。
もう。
自然に動いていた。
その頃。
森。
Nike。
植物探索。
葉。
木の実。
蔓。
一つ一つ確認していく。
その横。
今日はみるくもいた。
「覚えられるんですか?」
みるく。
「少しずつです」
Nike笑う。
「でも」
「昨日より分かる事増えました」
それは。
島への理解だった。
みるくも少し笑う。
「成長してますね」
「皆そうです」
Nike。
静かな会話だった。
その頃。
海辺。
アオロビ。
釣り中。
今日は。
ちょこみんとも居た。
「釣れた?」
「まだ」
「釣れた?」
「まだ」
「釣れた?」
「うるさい」
爆笑。
その時。
ぴくっ。
竿が動く。
アオロビ。
一瞬で集中する。
数秒。
魚。
「おぉぉぉ!!」
ちょこみんと。
「本当に釣れた!!」
「釣りなんだから」
アオロビ苦笑。
しかし。
今日は調子が良かった。
一匹。
二匹。
三匹。
順調だった。
「アオさん完全に漁師にゃ」
後ろから来たLa lune bleue .。
「言い過ぎ」
「でも頼もしいにゃ」
アオロビは。
少し照れた。
その頃。
チノ。
岩場。
真顔。
完全に真顔。
しかし。
袋はどんどん埋まる。
「ちーちゃん」
ローシャ。
「何個目?」
「分かりません」
見る。
かなり大量。
「凄いわね」
「探すの慣れました」
少しだけ。
得意気だった。
その頃。
キャンプ地。
ティラミス。
相変わらず無言。
しかし。
また何か作っていた。
「今度は何?」
ルクレティア。
「……干し魚用」
「増築してる」
昨日作った干し台。
今日は改良版だった。
風。
日差し。
高さ。
全部計算されている。
「ティラちゃん」
ルクレティア苦笑。
「適応力高すぎない?」
数秒。
「……必要だから」
本人は本気だった。
昼。
食料班帰還。
魚。
貝。
植物。
昨日より多い。
「凄いじゃん!」
ちょこみんと。
「島分かってきた」
アオロビ。
「そうですね」
Nikeも頷く。
三日目。
ようやく。
島の地図が頭に入り始めていた。
夕方。
食事。
魚。
貝。
植物。
保存食少量。
昨日より。
明らかに豪華だった。
「何か」
みるく。
「普通に生活してますね」
数秒。
全員笑う。
「確かに」
ローシャ。
「サバイバル感減ったにゃ」
La lune bleue .。
「慣れって怖い」
アオロビ。
その時。
ルクレティア。
焚き火を見ながら言った。
「皆のおかげね」
数秒。
静かになる。
本当にそうだった。
誰か一人なら。
上手く回らない。
アオロビが魚を釣る。
Nikeが植物を探す。
チノが貝を集める。
ティラミスが設備を整える。
みるくが水を管理する。
ローシャが食料を管理する。
ぴたぽんが手伝う。
La lune bleue .が空気を支える。
ちょこみんとが笑わせる。
ルクレティアが全体を見る。
だから。
回っている。
その時。
ちょこみんと。
立ち上がる。
「よし!」
「明日はもっと凄いの獲ろう!!」
「何をにゃ」
「分からない!」
爆笑。
無人島生活。
三日目。
まだ不便だった。
でも。
少し楽しい。
少し慣れた。
そして。
誰も気付いていない。
遠く。
水平線の向こう。
ゆっくり。
黒い雲が近付いている事に。
明日。
この無人島最大の試練が来る。
まだ誰も知らなかった。
第6話「嵐」
朝。
無人島。
四泊五日生活。
四日目。
空気が違った。
風。
少し強い。
波。
昨日より高い。
空。
雲が多い。
「……なんか暗くない?」
アオロビ。
「思った」
ローシャも空を見る。
昨日までの青空ではない。
灰色。
重い雲。
その時。
ティラミス。
空を見ていた。
「……来る」
数秒。
全員見る。
「何が?」
ちょこみんと。
「……雨」
静かな返答。
その頃。
ルクレティア。
スマホを見る。
通信は弱い。
それでも。
天気情報は辛うじて入る。
数秒。
「来るわね」
全員理解した。
嵐だ。
「よし」
ルクレティア。
立ち上がる。
「午前中で準備しましょう」
空気が変わる。
今までの
食料集め。
共同生活。
とは違う。
今日は。
守る日だった。
「何すれば良い?」
アオロビ。
「まずテント補強」
ルクレティア。
「ロープ確認」
「ペグ確認」
「飛ぶ物片付け」
全員動き始める。
ティラミス。
即行動。
ペグ追加。
ロープ追加。
昨日まで作った設備も固定。
「ティラさん速い」
アオロビ。
「……風強くなる」
真剣だった。
その頃。
ローシャ。
食材確認。
みるく。
水容器確認。
「全部中へ」
「予備もですね」
「ええ」
二人とも落ち着いていた。
その頃。
Nike。
チノ。
最後の採集。
「今日分確保します」
Nike。
「了解です」
チノ。
森も。
少し騒がしかった。
風。
葉音。
鳥。
自然が変わり始めていた。
昼。
最初の雨。
ぽつ。
ぽつ。
ぽつぽつ。
そして。
一気に来た。
ザァァァァァァァァァ!!!
「うわぁ!?」
ちょこみんと。
「来たにゃ!!」
La lune bleue .。
風。
雨。
テントを叩く。
海も荒れる。
波音が大きい。
まるで別世界だった。
全員。
大型テントへ集合。
外へ出られない。
雨は止まない。
数秒。
静か。
「暇だねぇ」
アオロビ。
「暇にゃ」
La lune bleue .。
「暇ぽん〜」
ぴたぽん。
その時。
ちょこみんと。
目が光る。
「ゲームしよう!!!」
「来た」
アオロビ。
「待ってたにゃ」
数分後。
トランプ。
UNO。
紙とペン。
完全に修学旅行だった。
「みんとさん強いにゃ」
「えへへ!」
「ズルしてない?」
「してない!!」
爆笑。
その頃。
少し離れた場所。
ルクレティア。
ローシャ。
みるく。
雨を見る。
ザーッ。
ザーッ。
「結構降りますね」
みるく。
「ええ」
ローシャ。
「でも」
「準備しておいて良かったわ」
ルクレティア。
本当にそうだった。
昨日までの積み重ね。
ティラミスの補強。
物資整理。
水管理。
全部。
無駄じゃなかった。
その頃。
テント中央。
Nike。
チノ。
ティラミス。
静か組。
「……」
「……」
「……」
数秒。
「静かだね」
アオロビ。
「いつもです」
チノ。
「……平常運転」
ティラミス。
「落ち着きます」
Nike。
爆笑。
夕方。
雨は少し弱くなる。
しかし。
風は残る。
外へ出る。
島。
濡れている。
木々も揺れている。
でも。
テントは無事。
物資も無事。
設備も無事。
数秒。
全員。
少し安心する。
その時。
アオロビ。
空を見る。
雲。
まだ多い。
でも。
少しだけ切れている。
「乗り切ったかな」
「多分ね」
ローシャ。
「皆のおかげです」
みるく。
「ティラさん凄かった」
ちょこみんと。
「……必要だっただけ」
少し照れていた。
夜。
焚き火は出来ない。
でも。
ランタンがある。
仲間も居る。
風の音を聞きながら。
全員。
少しだけ安堵していた。
嵐は。
まだ完全には終わっていない。
でも。
今日。
Gleam Gardenは。
無人島で生きる力を。
もう一つ手に入れていた。
最終話「迎えの船」
朝。
無人島。
五日目。
波音。
鳥の声。
潮風。
そして。
静かだった。
昨日の嵐が嘘みたいだった。
空。
青い。
海。
穏やか。
「晴れたねぇ」
アオロビが空を見上げる。
「晴れたにゃ」
La lune bleue .も頷く。
四日間。
色々あった。
無人島到着。
船欠航。
食料探し。
魚。
貝。
植物。
嵐。
長かったようで。
短かった。
その時。
ルクレティアのスマホ。
ピロン。
数秒。
確認。
そして。
少しだけ笑った。
「来るわよ」
全員見る。
「迎えの船」
数秒。
「おぉぉぉーーー!!」
ちょこみんと。
「帰れるにゃ!!」
La lune bleue .。
「やったぽん〜!」
ぴたぽん。
全員。
自然と笑った。
そして。
撤収開始。
テント。
ロープ。
物資。
簡易棚。
干し魚台。
「……」
アオロビ。
少しだけ止まる。
数日前。
何も無かった場所。
今。
生活した跡がある。
「結構頑張ったなぁ」
その時。
ティラミス。
干し魚台を見ていた。
数秒。
「……解体」
「ちょっと寂しそう」
Nikeが笑う。
「……少し」
珍しい返答だった。
その頃。
チノ。
貝殻袋確認。
大量。
「持って帰れる?」
ローシャ。
「大丈夫です」
かなり大事そうだった。
その頃。
みるく。
水容器を片付ける。
毎日確認した場所。
何となく。
少し名残惜しかった。
そして。
昼前。
遠く。
海の向こう。
白い船。
「来た!!」
ちょこみんと。
全員。
海を見る。
船だ。
本当に。
迎えが来た。
数秒。
誰も喋らない。
何故か。
少しだけ。
不思議な気持ちだった。
帰りたい。
でも。
終わるのも少し寂しい。
その時。
La lune bleue .が笑う。
「複雑な顔してるにゃ」
「してた?」
アオロビ苦笑。
「してるぽん〜」
ぴたぽんも頷く。
船到着。
荷物搬入。
乗船。
そして。
出航。
無人島が。
少しずつ遠ざかる。
波。
森。
浜辺。
数秒。
全員。
静かに見ていた。
その時。
ちょこみんと。
ぽつり。
「楽しかったね」
静かな声。
数秒。
「うん」
アオロビ。
「大変だったけど」
「楽しかったにゃ」
La lune bleue .。
「色々覚えたぽん〜」
ぴたぽん。
「勉強になりました」
Nike。
「悪くなかったです」
チノ。
「静かな場所でした」
みるく。
「……嫌いじゃなかった」
ティラミス。
「また来る?」
アオロビ。
数秒。
「船が帰る保証あるなら」
ローシャ。
即答。
全員爆笑。
その頃。
ルクレティアは。
静かに海を見ていた。
皆。
無事。
怪我無し。
それが何よりだった。
一時間後。
港到着。
そして。
久しぶりの地面。
「文明だーーー!!!」
ちょこみんと。
「第一声それにゃ?」
La lune bleue .が吹き出す。
「コンビニ行きたい!」
「ラーメンぽん〜」
「お風呂です」
「ベッドにゃ」
一気に現実へ戻る。
そして。
数日後。
共有ルーム。
いつもの場所。
いつもの空気。
でも。
少しだけ違った。
壁際。
チノの貝殻。
机。
無人島の写真。
棚。
拾った流木。
少しずつ。
思い出が増えていた。
その時。
アオロビが笑う。
「結局さ」
「今回も」
「Gleam Gardenらしかったね」
数秒。
「確かににゃ」
「確かにぽん〜」
「そうですね」
騒がしくて。
ゆるくて。
助け合って。
笑って。
そして。
気付けば。
また一つ。
同じ思い出が増えていた。
第7回、大食い王決定戦
冬。
共有ルーム。
「開催します!!!」
ちょこみんと。
元気だった。
「何をにゃ」
La lune bleue .。
「第7回!!」
数秒。
「あっ」
全員察した。
「大食い王決定戦」
アオロビ。
「またですか」
チノ真顔。
「またぽん〜」
ぴたぽん苦笑。
そして今回の会場。
宮城県石巻市。
牡蠣小屋。
炭火。
網焼き。
牡蠣食べ放題。
制限時間60分。
「60分?」
ローシャ。
「短くない?」
「牡蠣だからねぇ」
アオロビ。
「殻もあるし」
その時。
ちょこみんと。
妙にテンション高かった。
「牡蠣だーーー!!!」
「みんとさん今日元気にゃ」
La lune bleue .。
「最初から全開ぽん〜」
そして当日。
牡蠣小屋。
炭火の匂い。
焼ける音。
大量の牡蠣。
店員さん。
笑顔。
「たくさん食べてくださいね!」
後に。
この言葉を後悔する。
ルール説明。
60分。
個数勝負。
完全加熱。
安全第一。
「それではスタートです!」
開始。
ぱかっ。
ぱかっ。
ぱかっ。
焼く。
開ける。
食べる。
焼く。
開ける。
食べる。
開始10分。
まだ平和。
開始20分。
店員。
追加の牡蠣を持ってくる。
「追加お待たせしましたー」
数秒。
「……え?」
網を見る。
空。
完全に空。
「もう無いんですか!?」
「はい」
アオロビ。
真顔。
「食べました」
店員。
固まる。
その頃。
一般客。
ざわざわ。
「あのテーブルやばくない?」
「早すぎるだろ」
「大会?」
完全に観戦モード。
開始30分。
中間集計。
アオロビ
22個
ちょこみんと
28個
ローシャ
18個
ルクレティア
20個
La lune bleue .
25個
ティラミス
34個
ぴたぽん
16個
みるく
13個
チノ
31個
Nike
23個
「ティラさん速っ!?」
アオロビ。
「……まだ行ける」
怖かった。
チノ。
真顔。
「成長期です」
「牡蠣でも?」
「牡蠣でもです」
断言。
一般客。
「成長期怖ぇ」
開始45分。
店員。
厨房へ走る。
「追加お願いします!」
厨房。
「また?」
「もう三回目です」
「早くない?」
本音だった。
開始55分。
上位争い。
ティラミス。
無言。
焼く。
食べる。
焼く。
食べる。
完全作業。
チノ。
ほぼ同じ。
「この二人競技者にゃ」
La lune bleue .。
「怖いぽん〜」
ぴたぽん。
そして。
終了。
60分。
終了。
全員。
椅子へ沈む。
「食べたぁ……」
ちょこみんと。
「もう牡蠣です」
アオロビ。
「意味分からないにゃ」
結果発表。
第10位
みるく
26個
第9位
ぴたぽん
31個
第8位
ローシャ
36個
第7位
ルクレティア
39個
第6位
アオロビ
43個
第5位
Nike
46個
第4位
La lune bleue .
49個
第3位
ちょこみんと
54個
第2位
チノ
61個
数秒。
「61個!?」
一般客。
ざわつく。
そして。
優勝。
ティラミス。
68個。
静寂。
店内拍手。
「強すぎる」
ローシャ。
「また勝った」
Nike。
ティラミス。
少し考える。
「……美味しかった」
優勝コメントだった。
その時。
店員。
在庫表を見る。
数秒。
再確認。
もう一回確認。
そして。
「店長」
「はい?」
「牡蠣終わりました」
数秒。
「え?」
厨房確認。
冷蔵庫確認。
本日分。
完売。
店長。
静かに出てくる。
「本日の営業終了します」
店内爆笑。
「閉店!?」
ちょこみんと。
「在庫がありません!」
店長。
笑っていた。
一般客拍手。
「伝説見た」
「初めて見た」
「十人で店終わらせたぞ」
「何者だよ」
帰り道。
アオロビ。
ぽつり。
「いちご農園に続いて」
「今度は牡蠣小屋か」
数秒。
「確かににゃ」
La lune bleue .。
「また伝説増えたぽん〜」
ぴたぽん。
そして。
Gleam Gardenは。
また一つ。
宮城の地に。
謎の伝説を残して帰っていった。
大食い企画・特別編
Gleam Garden VS 総重量34kg
ハンバーグタワーカレー
ある日の夜。
共有ルーム。
テレビでは大食い特集が流れていた。
「総重量17kg!!」
「巨大ハンバーグタワーカレーに挑戦!!」
巨大な塔。
ハンバーグ。
カレー。
ライス。
チーズ。
見た目は完全に建築物だった。
「何これ」
アオロビが呟く。
「塔にゃ」
La lune bleue .が即答。
「すごいぽん〜」
ぴたぽんが目を丸くする。
その時。
ちょこみんとの目が輝いた。
「あっ」
全員察した。
「やろう」
「来た」
アオロビ。
「言うと思ったにゃ」
La lune bleue .。
「絶対言うと思いました」
Nike。
そして数週間後。
宮城県某所。
某ハンバーグ&カレー専門店。
予約済み。
店内の一角。
運ばれてくる。
ドン。
ドン。
総重量17kg。
二基。
合計34kg。
静寂。
「待って」
アオロビ。
「山じゃん」
「建築物にゃ」
La lune bleue .。
「料理……?」
ローシャ。
「倒して良い敵ですか?」
Nike。
「食べ物よ」
ルクレティアが苦笑した。
ルール説明。
5対5団体戦。
先に完食したチームの勝利。
制限時間60分。
完食できなかった場合は残量判定。
チームA
ルクレティア
ローシャ
チノ
みるく
Nike
チームB
アオロビ
ちょこみんと
La lune bleue .
ティラミス
ぴたぽん
「勢いチームにゃ」
「不安しかない」
アオロビ。
「大丈夫ぽん〜」
「根拠ある?」
「無いぽん〜」
爆笑。
スタート。
「いただきます!!」
開戦。
開始10分。
チームB。
速い。
とにかく速い。
ちょこみんと。
「うおおおお!!」
ハンバーグ。
カレー。
ライス。
全部行く。
アオロビ。
「ちょこ姉飛ばしすぎ!」
「大丈夫!!」
大丈夫じゃない。
その横。
ティラミス。
無言。
食べる。
食べる。
食べる。
「ティラさん怖っ!?」
「……美味しい」
怖い。
一方。
チームA。
ルクレティア。
「ペースを崩さない」
ローシャ。
「カレーから減らしましょう」
Nike。
「了解です」
完全に作戦行動だった。
開始20分。
一般客。
ざわつき始める。
「あの人達何?」
「イベント?」
「テレビ?」
完全観戦モード。
開始30分。
ここで異変。
ちょこみんと。
「……」
止まる。
アオロビ。
「どうした」
「もうハンバーグ見たくない」
「早い」
まだ半分残っている。
爆笑。
その頃。
みるく。
スプーンを置いた。
「……ごめんなさい」
静かに降参。
「十分頑張ったわ」
ルクレティア。
「後は任せて」
ローシャ。
誰も責めない。
チーム戦だから。
開始40分。
ぴたぽん。
「もう入らないぽん〜……」
脱落。
La lune bleue .。
「水ですら重いにゃ……」
脱落。
一般客。
「人が死んでる」
「戦場じゃん」
「大丈夫なの?」
店員。
「たぶん大丈夫です」
たぶん。
開始45分。
本当の勝負開始。
残った主戦力。
ティラミス。
チノ。
ルクレティア。
ローシャ。
Nike。
アオロビ。
ちょこみんと。
特にNike。
全くペースが落ちない。
アオロビ。
「なんでまだ行けるの?」
「苦しくない?」
Nike。
「苦しいです」
「じゃあ何で食べてるの」
「勝ちたいので」
「怖い」
開始50分。
残量。
ほぼ互角。
店員。
確認。
二度見。
一般客。
立ち見。
完全にイベント。
残り5分。
両チーム。
壊滅状態。
しかし。
まだ食べる。
チノ。
「成長期です」
アオロビ。
「その言葉万能すぎる」
ローシャ。
「今使う?」
爆笑。
残り2分。
ティラミス。
最後の加速。
「……終わらせる」
チノ。
無言で追う。
ルクレティア。
静かにハンバーグを処理。
Nike。
最後までペース維持。
そして。
53分。
チームB。
完食。
「うおおおおお!!」
ちょこみんと。
「勝ったーーー!!!」
アオロビ。
椅子へ沈む。
「もう無理」
ぴたぽん。
「立てないぽん〜」
La lune bleue .。
「魂抜けたにゃ」
しかし。
チームA。
まだ続行。
ルクレティア。
「終わらせましょう」
ローシャ。
「ええ」
Nike。
「行きます」
チノ。
「成長期です」
「だからそれ何なんだ」
57分。
チームA。
完食。
店内。
大拍手。
一般客。
総立ち。
「マジで食い切った!」
「34kg!?」
「初めて見た!」
店員。
ぽかん。
店長。
苦笑。
「完食されるとは思いませんでした」
数秒。
ちょこみんと。
「勝ったー!!」
ルクレティア。
「全員でね」
その言葉に。
少し静かになる。
確かに。
勝者はチームB。
でも。
34kgを倒したのは。
全員だった。
帰り道。
アオロビ。
「もうハンバーグ半年見たくない」
「明日には食べてそうにゃ」
La lune bleue .。
「ありえるぽん〜」
爆笑。
こうして。
Gleam Gardenは。
また一つ。
宮城県某所に。
伝説を残して帰っていった。
特別編
Gleam Garden VS 総重量34kg
ハンバーグタワーカレー
勝者:チームB
(アオロビ・ちょこみんと・La lune bleue .・ティラミス・ぴたぽん)
実質勝者:Gleam Garden全員
第8回・大食い王決定戦
~銚子・巨大パフェ編~
ある日のこと。
千葉県銚子市。
ロケ終了後。
「お腹空いたー!!」
ちょこみんとだった。
「知ってた」
アオロビ。
「何か食べて帰りたい!」
「銚子って何か有名なのあるもじゃ?」
ぴたぽんが首を傾げる。
その時。
Nikeがスマホを見る。
「パフェが有名なお店があるみたいです」
数秒。
「パフェ」
みるく。
少し反応した。
「良いにゃ」
La lune bleue .。
「甘い物なら軽そうね」
ローシャ。
全員。
完全に油断していた。
そして。
到着。
店内。
注文。
全員。
同じ巨大パフェ。
数分後。
店員。
「お待たせしました」
ドン。
静止。
ドン。
ドン。
ドン。
パフェ。
いや。
塔だった。
アオロビ。
「待って」
チノ。
「木ですか」
La lune bleue .。
「塔にゃ」
ルクレティア。
「また建築物ね」
ローシャ。
「パフェの定義壊れてない?」
Nike。
「これ本当に一人分ですか?」
店員。
「一人前です」
全員。
「えっ」
数秒。
ちょこみんとの目が光る。
「あっ」
アオロビ。
「ダメな顔してる」
「勝負しよう!!」
「やっぱり!!」
こうして。
第8回 Gleam Garden杯
大食い王決定戦
開催。
ルール。
一人一本。
完食必須。
最初に食べ切った人が優勝。
ギブアップ可。
「いただきます!!」
開戦。
開始10分。
ちょこみんと。
速い。
「美味しい!!」
トップスタート。
アオロビ。
「まだ余裕そう」
その横。
ティラミス。
無言。
食べる。
食べる。
食べる。
「怖い」
アオロビ。
開始15分。
みるく。
思ったより順調。
「みるさん速くない?」
「……ケーキよりは」
みるくが静かに答える。
「フルーツありますし」
「アイスもありますし」
「まだ戦えます」
なるほど。
開始20分。
ローシャ。
「美味しい」
まだ余裕。
開始25分。
ローシャ。
「甘い」
アオロビ。
「知ってる」
開始30分。
ローシャ。
「ずっと甘い」
アオロビ。
「知ってる」
La lune bleue .。
笑い崩壊。
一般客。
「あのテーブル何やってるの」
完全観戦モード。
開始35分。
ぴたぽん。
「頭が甘いもじゃ……」
「頭が甘い?」
「分からないぽん〜……」
かなり危険だった。
その頃。
チノ。
無言。
ティラミス。
無言。
Nike。
無言。
三人だけ別競技。
開始40分。
ちょこみんと。
止まる。
「……」
アオロビ。
「どうした」
「アイス減らない」
「それ最初から入ってた」
爆笑。
開始45分。
ローシャ。
「甘い以外の味が欲しい」
アオロビ。
「知ってる」
「塩ラーメン食べたい」
「気持ちは分かる」
開始50分。
初脱落。
ぴたぽん。
「ごめんぽん〜……」
スプーンを置く。
戦闘不能。
続いて。
La lune bleue .。
「無理にゃ」
「もうクリーム見たくないにゃ」
脱落。
一般客。
「地獄だ」
「甘味地獄だ」
開始55分。
残るのは。
ティラミス。
チノ。
Nike。
みるく。
ちょこみんと。
アオロビ。
ルクレティア。
ローシャ。
ローシャ。
「まだ終わらないの?」
「終わらない」
アオロビ。
「終わらない」
開始58分。
ティラミス。
最後の加速。
無言。
食べる。
食べる。
食べる。
チノ。
追う。
Nike。
静かに続く。
そして。
「……ごちそうさま」
ティラミス。
完食。
店内拍手。
「終わった!?」
「早っ!」
優勝
ティラミス。
その直後。
チノ。
完食。
Nike。
完食。
みるく。
あと少し。
「みるみる頑張れー!」
ちょこみんと。
「……」
本人は限界だった。
そして。
みるく。
「……ごちそうさまでした」
完食。
拍手。
「すごい」
アオロビ。
「ケーキ回より強い」
みるく。
少し考える。
「……パフェだから」
納得だった。
その後。
ルクレティア。
完食。
ローシャ。
完食。
ちょこみんと。
ギリギリ完食。
「勝ったぁぁぁ……」
勝ってない。
アオロビ。
「生還しただけ」
爆笑。
帰り道。
ローシャ。
「半年パフェいらない」
アオロビ。
「ハンバーグの時も聞いた」
La lune bleue .。
「学習しないにゃ」
その時。
ちょこみんと。
「また来たい!」
全員。
「えっ」
こうして。
第8回 Gleam Garden杯
大食い王決定戦
巨大パフェ編は。
甘味という名の地獄を残しながら。
静かに幕を閉じた。
結果
優勝:ティラミス
準優勝:チノ
3位:Nike
4位:みるく
脱落者
ぴたぽん
La lune bleue .
Gleam Garden ファッション雑誌デビュー(ギャラリーに雑誌有り)
ある日の午後。
Gleam Garden事務所。
アオロビはパソコン。
ローシャは資料整理。
ティラミスはソファ。
みるくは紅茶。
ぴたぽんは眠そうに伸びをしていた。
いつもの穏やかな時間だった。
その時。
事務所のドアが開く。
ルクレティアが封筒を持って入ってくる。
「皆」
少しだけ真面目な声だった。
「お仕事のお話があります」
数秒。
ちょこみんとが真っ先に反応する。
「ライブ!?」
「テレビ!?」
「CM!?」
「全部違うわ」
ルクレティアが苦笑した。
テーブルに封筒を置く。
中から企画書を取り出した。
アオロビが手に取る。
数秒。
読む。
止まる。
もう一回読む。
「……え?」
ローシャが覗き込む。
「どうしたの?」
アオロビは企画書を差し出した。
そこには。
『ファッション誌特集企画』
と書かれていた。
静止。
「ファッション誌?」
チノが首を傾げる。
「服のですか」
「服のよ」
ルクレティアが頷く。
「全国流通」
「10人全員参加」
「モデル企画」
数秒。
La lune bleue .が企画書を見る。
「にゃ?」
ぴたぽんも見る。
「にゃ?」
アオロビも見る。
「にゃ?」
「真似しなくて良いわ」
ローシャが吹き出した。
企画内容はシンプルだった。
テーマ。
『10人10色の私服スタイル』
ライブ衣装ではない。
ステージでもない。
普段の自分を活かしたファッション特集。
みるくが少し緊張した顔になる。
「私服……」
Nikeは興味深そうに企画書を眺める。
「面白そうです」
「こういうお仕事初めてですね」
「確かに」
アオロビも頷いた。
その時。
ちょこみんとが立ち上がる。
「やる!!」
即答だった。
「早い」
アオロビが笑う。
「絶対そう言うと思った」
ティラミスは企画書を閉じた。
「……服見るの好き」
「おっ」
ちょこみんとが反応する。
「意外」
「……見るだけ」
「ティラさんらしい」
笑い声が広がった。
こうして。
Gleam Garden初のファッション誌撮影が決まった。
――――――――
数週間後。
都内大型スタジオ。
朝。
スタジオの中には。
カメラマン。
編集スタッフ。
ヘアメイク。
スタイリスト。
たくさんの人が動いていた。
「うわぁ……」
アオロビが少し緊張した顔をする。
「本当に雑誌なんだ」
「今さらぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
スタッフが近付いてくる。
「本日はよろしくお願いします!」
全員で挨拶。
そして。
撮影開始。
最初はアオロビ。
テーマは。
『Urban Signal』
黒とターコイズ。
夜の都会。
ネオン。
オーバーサイズファッション。
しかし。
カメラの前に立った瞬間。
固まる。
「アオさん緊張してるにゃ」
La lune bleue .が笑う。
「だって撮る側だもん!」
「撮られる側慣れてない!」
スタッフが優しく声を掛ける。
「自然で大丈夫ですよ」
数枚撮影。
さらに数枚。
すると。
「良いですね!」
「その感じです!」
スタッフが盛り上がる。
アオロビ本人だけ困惑していた。
「なんで?」
「普通に格好良いぽん〜」
ぴたぽんが笑った。
次はちょこみんと。
『Sunflower Smile』
クリーム。
ミント。
爽やかな休日スタイル。
撮影開始。
数秒後。
スタッフが頷く。
「完璧です」
「視線だけ少しこちらへ」
「はい!」
即対応。
「ありがとうございます!」
「楽しい!」
現場適応力が高すぎた。
アオロビが呟く。
「慣れすぎじゃない?」
続いてローシャ。
『Night Elegance』
都会。
夜カフェ。
大人っぽいファッション。
スタッフが指示を出す。
「顎を少しだけ」
「こちらですね」
「そうです!」
「肩を少しだけ」
「こうですか?」
「完璧です!」
理解速度が異常だった。
「ローシャさん職人だ」
アオロビが笑う。
そして。
ルクレティア。
『Blue Noble』
白。
青。
知的で上品。
撮影開始。
数秒。
スタジオが静かになる。
スタッフ。
「……え?」
カメラマン。
「本当に初めてですか?」
「ええ」
「本当に?」
ポーズ。
表情。
立ち姿。
全部綺麗だった。
アオロビが呟く。
「モデルじゃん」
ローシャも頷く。
「モデルね」
本人だけ首を傾げていた。
続いてティラミス。
『Silent Gothic』
黒。
紫。
現代ゴシック。
撮影開始。
ポーズ数は少ない。
だが。
一枚。
また一枚。
全部強い。
スタッフが驚く。
「絵になる……」
「完成してる……」
ティラミスは首を傾げる。
「……終わった?」
本人だけ通常運転だった。
続いてLa lune bleue .。
『Stage Cat』
黒。
白。
赤。
ファッション性重視。
撮影開始。
スタッフが即反応する。
「強い」
「表情上手い」
「カメラ映えしますね」
アオロビが笑う。
「ネコさん強いなぁ」
「仕事にゃ」
余裕だった。
次はぴたぽん。
『Natural Teacher』
柔らかな生成り。
休日スタイル。
最初は少し作る。
しかしスタッフが言う。
「もっと自然で大丈夫です」
数秒。
ぴたぽんが笑う。
その瞬間。
連写。
「今です!」
「その表情です!」
自然体が一番強かった。
続いてみるく。
『Dream Pop Room』
黒。
ピンク。
室内。
透明感。
最初はかなり緊張していた。
しかし。
時間が進む。
少しずつ慣れる。
少しずつ笑う。
スタッフが小声で言う。
「透明感すごい……」
「綺麗」
みるくは顔を赤くした。
次はチノ。
『Clear Casual』
白。
黒。
水色。
清楚。
最初は硬い。
かなり硬い。
しかし。
後半。
慣れてくる。
自然な笑顔が出始める。
スタッフが喜ぶ。
「良いです!」
「その笑顔です!」
チノは少し照れていた。
最後はNike。
Nikeは2パターン
『Urban Street』
『Elegant Gothic』
躍動感。
そして花モチーフ。
最初は探り探り。
しかし。
数十分後。
別人だった。
スタッフが驚く。
「成長速度早くないですか?」
アオロビが頷く。
「いつものです」
ルクレティアも笑った。
「いつものね」
撮影は進み。
スタジオ、屋外様々な場所で撮影。
そして。
最後の集合撮影。
10人が並ぶ。
カメラマンが声を上げる。
「お願いします!」
シャッター音。
何度も響く。
全員で笑う。
撮影終了だった。
――――――――
数週間後。
事務所。
机の上。
完成した雑誌が置かれていた。
全国発売。
書店。
コンビニ。
SNS。
すでに販売開始されている。
ちょこみんとが雑誌を持ち上げる。
「出てるーーー!!」
アオロビが表紙を見る。
「本当に出てる……」
ローシャがページをめくる。
「不思議な感じね」
みるくも静かに眺める。
チノは自分のページを見て固まる。
Nikeは何度も読み返していた。
その時。
ルクレティアが微笑む。
「皆」
「?」
「ちゃんとモデルになってるわよ」
数秒。
ちょこみんとが笑う。
「次も来ないかな!」
「早い」
アオロビが吹き出す。
La lune bleue .も笑った。
「もう次考えてるにゃ」
笑い声。
こうして。
Gleam Garden初のファッション誌デビューは。
新しい経験と。
新しい思い出を残して。
全国へ広がっていった。
深夜のグルメ 2nd season
「原宿、23時。牛カツの夜」
東京都。
原宿。
午後11時前。
人通りはまだ多い。
だが。
昼の原宿とはもう違う。
店の照明。
閉店準備。
静かな夜風。
そして。
アオロビは。
一人だった。
「終わったぁ……」
大きく伸びをする。
今日は機材探し。
朝から歩き回った。
楽器店。
電子機器。
周辺機材。
色々見て。
最終的には。
発送手続きまで完了。
「ルクさんにも連絡したし」
夕飯は外で食べる。
そう伝えてある。
帰れば日付変更線。
今から帰宅。
そして自炊。
そんな元気は無い。
数秒。
「腹が……減った」
立ち止まる。
「とにかく腹が減った」
夜の原宿。
ネオン。
人の流れ。
看板。
香り。
どこからか漂う焼肉の匂い。
ラーメン。
居酒屋。
中華。
誘惑が多い。
「さて」
眼鏡を押し上げる。
「何を食べるか」
重要だった。
非常に重要だった。
甘い物じゃない。
オシャレカフェでもない。
今欲しいのは。
肉。
米。
以上。
その時。
ふと目に入る。
地下へ続く階段。
照明。
看板。
そして。
大きく映る。
牛カツ。
静止。
「……あれだ」
決まった。
店内。
遅い時間だが。
まだ客は居る。
仕事帰り。
旅行客。
学生。
それぞれが静かに飯を食っている。
良い空気だった。
席へ座る。
メニューを見る。
牛カツ定食。
ご飯。
味噌汁。
とろろ。
温泉玉子。
「強い」
思わず呟く。
店員が来る。
注文。
牛カツ定食。
即決だった。
数分後。
到着。
静止。
「……」
見た目が良い。
非常に良い。
レア牛カツ。
湯気。
白米。
味噌汁。
小鉢。
完成されていた。
「これは……」
「勝ったな」
誰ともなく呟く。
まず。
牛カツ。
鉄板へ置く。
じゅうううう……
音。
香り。
焼ける。
色が変わる。
良い。
非常に良い。
わさび。
少し。
醤油。
一口。
「うま」
即答だった。
柔らかい。
肉の旨味。
衣。
香り。
全部来る。
そして。
ご飯。
白米。
一気に行く。
「これだ」
今欲しかったのは。
これだった。
昼から歩いた。
荷物も持った。
考える事も多かった。
だから。
今。
肉と米が。
異常に染みる。
味噌汁。
飲む。
温かい。
落ち着く。
そして。
再び牛カツ。
今度は。
とろろ。
一緒に。
「危険だなこれ」
箸が止まらない。
肉。
米。
とろろ。
味噌汁。
永久機関だった。
その時。
ふと思う。
周囲を見る。
誰も喋らない。
みんな。
黙々と食っている。
仕事帰り。
観光客。
学生。
それぞれの夜。
それぞれの腹。
それぞれの飯。
「東京って」
少し考える。
「人は多いのに」
「こういう時間だけは一人なんだな」
不思議だった。
昼は人に飲まれる。
夜は飯に救われる。
そんな感じがした。
そして。
最後の一切れ。
ご飯も終わる。
味噌汁も終わる。
静かに箸を置く。
「ごちそうさまでした」
満足。
かなり満足。
店を出る。
原宿。
夜風。
少し冷たい。
スマホを見る。
23時47分。
「帰るか」
歩き出す。
ルクレティアからメッセージ。
『ちゃんと食べた?』
数秒。
アオロビは笑った。
『食べた』
『めちゃくちゃ美味かった』
送信。
夜の原宿。
ネオンの中。
腹も満たされ。
心も少し軽くなったまま。
アオロビは駅へ向かって歩いていった。
ホームセンター
休日。
昼過ぎ。
共有ルーム。
静かな時間だった。
アオロビはパソコン。
ローシャは読書。
ルクレティアは紅茶。
ぴたぽんは半分寝ている。
その時。
Nikeが鞄を持って立ち上がった。
「それじゃあ行ってきます」
数秒。
アオロビが顔を上げる。
「どこ行くの?」
「ホームセンターです」
「おぉ」
ちょこみんとが反応する。
「何買うの?」
「植物用品ですね」
Nikeが答える。
「土とか肥料とか」
「趣味全開だ」
アオロビが笑った。
その時だった。
ソファの端。
チノが反応した。
「ホームセンターですか」
数秒。
Nikeが振り向く。
「そうですよ」
チノ。
少し考える。
そして。
「行きます」
即答だった。
静止。
アオロビ。
「早い」
ローシャ。
「珍しいわね」
チノは真顔だった。
「興味あります」
「何に?」
「ホームセンターです」
ふわっとした理由だった。
Nikeは少し笑う。
「じゃあ一緒に行きましょうか」
「はい」
こうして。
チノとNike。
少し珍しい組み合わせの休日が始まった。
大型ホームセンター。
駐車場。
広い。
とにかく広い。
店へ入った瞬間。
チノが呟く。
「大きいです」
「ですよね」
Nikeも頷く。
そして。
真っ直ぐ向かう。
園芸コーナー。
花。
苗。
果樹。
観葉植物。
ハーブ。
土。
肥料。
かなり充実していた。
その瞬間。
Nikeの目が輝く。
「おぉ……」
チノが見る。
Nikeが見る。
植物を見る。
かなり見る。
「好きなんですね」
チノが言った。
Nikeは少し照れる。
「好きですね」
「見てるだけでも楽しいです」
その頃。
Nikeは苗を見始めていた。
トマト。
バジル。
ミント。
ローズマリー。
チノが聞く。
「これは何ですか」
「ローズマリーです」
「食べられますか」
「食べられます」
数秒。
チノ。
ちょっと興味を持った。
「ほう」
Nikeは少し嬉しそうだった。
「無人島の時も少し話しましたけど」
「食べられる植物って意外と多いんですよ」
「なるほど」
チノは真面目に聞いていた。
さらに。
「これは?」
「ミントです」
「これは?」
「バジルです」
「これは?」
「観賞用です」
「そうですか」
即終了。
Nikeが吹き出した。
その後も。
二人は歩く。
園芸コーナー。
植木鉢。
ジョウロ。
肥料。
観葉植物。
Nikeが説明する。
チノが聞く。
珍しく。
Nikeが先生側だった。
その時。
チノが立ち止まる。
小さな花。
白い花。
じっと見る。
「綺麗です」
静かな声。
Nikeも見る。
「可愛いですね」
数秒。
チノは頷いた。
「好きです」
短い言葉だった。
でも。
本当に気に入ったらしかった。
そして。
Nikeが買い物を続ける。
数十分後。
ふと振り向く。
「チノちゃん?」
返事が無い。
数秒。
「チノちゃん?」
居ない。
静止。
Nike。
「……」
少し嫌な予感。
店内を探す。
園芸コーナー。
居ない。
工具コーナー。
居ない。
ペットコーナー。
居ない。
数分後。
発見。
石コーナー。
しゃがんでいた。
完全に。
しゃがんでいた。
「チノちゃん」
「はい」
普通に居た。
Nikeが安心する。
「見つかって良かったです」
チノは真顔だった。
「綺麗です」
見る。
装飾石。
玉砂利。
白石。
黒石。
鉢底石。
大量。
「なるほど」
Nikeは理解した。
チノ。
完全に趣味ゾーンだった。
「この丸いの好きです」
「へぇ」
「こっちも好きです」
「なるほど」
「これは良いです」
「そんなに違います?」
「違います」
真顔だった。
そして。
立場逆転。
今度は。
チノ先生。
Nike生徒。
「この白い石」
「はい」
「水槽とかにも合います」
「確かに綺麗ですね」
「こっちの黒も好きです」
「落ち着いた感じですね」
二人とも。
割と楽しそうだった。
買い物終了。
レジ前。
Nike。
土。
肥料。
苗。
観葉植物。
大量。
チノ。
小さな観葉植物。
そして。
小袋の白い石。
Nikeが聞く。
「植物買うんですか?」
チノは頷く。
「石だけだと寂しいです」
数秒。
Nike。
少し笑った。
「そうですね」
「植物も居た方が良いですね」
帰り道。
夕方。
少し涼しい風。
ホームセンターの袋を持ちながら歩く。
チノがぽつりと呟く。
「楽しかったです」
Nikeが少し驚く。
「本当ですか?」
「はい」
数秒。
そして。
チノは続けた。
「また行きます」
Nikeは笑った。
「はい」
「今度はもっと大きい所へ行きましょう」
チノは小さく頷く。
「行きます」
夕暮れの帰り道。
少し珍しい二人の休日は。
静かに終わっていった。
Gleam Garden杯
麻雀王決定戦(全5話)
第1話「開催決定」
共有ルーム。
夜。
珍しく。
全員揃っていた。
アオロビはパソコン。
ローシャは紅茶。
ルクレティアは資料整理。
ちょこみんとはアイス。
ティラミスはソファ。
チノは床。
La lune bleue .はスマホ。
ぴたぽんは半分寝ている。
みるくは読書。
Nikeは植物図鑑。
いつもの光景だった。
その時。
アオロビが動画を見ながら言った。
「そういえばさ」
「ん?」
ちょこみんとが反応する。
「みんな麻雀って出来る?」
数秒。
意外と反応があった。
「一応出来るわね」
ローシャ。
「出来ます」
ルクレティア。
「ルールは知ってるにゃ」
La lune bleue .。
「出来るぽん〜」
ぴたぽん。
「覚えました」
Nike。
「動画で見た」
ティラミス。
「動画勢いた」
アオロビが吹き出す。
その時。
チノが聞いた。
「誰が強いんですか」
静止。
数秒。
そして。
全員。
少し考える。
「……」
「……」
「……」
答えが出ない。
ローシャが苦笑した。
「実際やった事無いものね」
「確かに」
ルクレティアも頷く。
その瞬間。
ちょこみんとが立ち上がった。
「やろう!!」
出た。
アオロビが笑う。
「絶対言うと思った」
「第1回!!」
「Gleam Garden杯!!」
「麻雀王決定戦!!」
数秒。
ぴたぽんが笑う。
「面白そうぽん〜」
Nikeも興味深そうだった。
「見てみたいです」
その時。
La lune bleue .が聞く。
「優勝したら何かあるにゃ?」
重要だった。
非常に重要だった。
数秒。
アオロビ。
考える。
そして。
言った。
「優勝者に」
「うん」
「全員で晩ご飯奢る」
静止。
ちょこみんと。
反応。
「参加します」
「まだ参加決まってるから」
ローシャが吹き出した。
しかし。
全員乗った。
ご飯は強かった。
圧倒的だった。
翌日。
会議開始。
ホワイトボード。
大会表。
そして。
最大の問題。
グループ分け。
アオロビがペンを持つ。
「まずシード決めよう」
数秒。
全員。
自然に見る。
ローシャ。
ルクレティア。
二人だった。
「なんで私達を見るのかしら」
ローシャが苦笑する。
「強そうだから」
ちょこみんと即答。
「強そうです」
チノ。
「強そうぽん〜」
ぴたぽん。
「強そうにゃ」
La lune bleue .。
満場一致だった。
ルクレティアが笑う。
「前評判だけで決まったわね」
こうして。
シード決定。
シード
ルクレティア
ローシャ
残り8名。
抽選開始。
Aグループ
アオロビ
ちょこみんと
ティラミス
チノ
Bグループ
La lune bleue .
ぴたぽん
みるく
Nike
発表。
数秒。
アオロビ。
グループを見る。
「嫌な予感しかしない」
「なんで?」
ちょこみんと。
「まずちょこ姉居る」
「ひどい!」
「ティラさん居る」
「……」
ティラミス。
無言。
怖い。
「チノさん居る」
「何ですか」
真顔。
さらに怖い。
La lune bleue .が笑う。
「A卓カオスにゃ」
ローシャも頷いた。
「荒れそうね」
一方。
B卓。
ぴたぽん。
みるく。
Nike。
La lune bleue .。
比較的静か。
「こっち平和ぽん〜」
ぴたぽんが笑う。
その時。
Nikeが聞いた。
「麻雀って運ですか?」
数秒。
ルクレティアが答えた。
「運もあるわ」
「でも」
「実力も出る」
静かな声。
「だから面白いのよ」
数秒。
全員。
少しだけ真面目になる。
優勝賞品。
全員からの晩ご飯。
そして。
Gleam Garden最強雀士の称号。
ちょこみんとが拳を握った。
「勝つ」
「理由ご飯でしょ」
アオロビ。
「ご飯です」
即答だった。
爆笑。
こうして。
第1回 Gleam Garden杯 麻雀王決定戦。
開催が決定した。
次回。
Aグループ戦。
最も荒れる卓が。
静かに幕を開ける。
第2話「Aグループ戦」
会場。
共有ルーム。
麻雀卓。
参加者。
アオロビ
ちょこみんと
ティラミス
チノ
Aグループ。
開始前。
ローシャが解説席を名乗る。
「ではA卓です」
「一番荒れそうな卓ね」
ルクレティアが頷く。
「異論は無いわ」
全員頷いた。
席順決定。
東家。
ちょこみんと。
南家。
アオロビ。
西家。
ティラミス。
北家。
チノ。
「よし!」
ちょこみんと。
気合十分。
「勝ったらご飯!」
「それしか言ってない」
アオロビが呆れる。
半荘開始。
東一局
開始早々。
ちょこみんと。
鳴く。
また鳴く。
さらに鳴く。
「早い」
ローシャが呟く。
アオロビ。
困惑。
「もう仕掛けた」
結果。
ポン。
ポン。
チー。
断么九。
1000点。
「勝った!」
「まだ東一局」
全員ツッコミ。
東二局
アオロビ。
慎重。
非常に慎重。
手牌。
悪くない。
立直可能。
しかし。
ティラミス。
立直。
「……」
アオロビ。
長考。
「降りる」
即決。
「早い」
チノが言う。
「ティラさん怖い」
本音だった。
数巡後。
ティラミス。
ツモ。
立直
ツモ
平和
ドラ1
「ほら」
アオロビ。
ドヤ顔。
「結果論では?」
ローシャ。
冷静。
東三局
静かな局。
チノ。
鳴かない。
全然鳴かない。
ひたすら手を作る。
アオロビ。
気付く。
「チノさん」
「はい」
「聴牌してる?」
「してます」
即答。
怖い。
そして。
数巡後。
チノ。
立直。
初リーチ。
場が静まる。
数巡。
ツモ。
七対子。
「おぉ」
観戦席。
少し盛り上がる。
チノ。
表情変化無し。
「上がりました」
それだけだった。
東四局
ちょこみんと。
暴走。
配牌良好。
「行ける!」
即リーチ。
しかし。
待ち。
カンチャン。
微妙。
アオロビ。
呟く。
「押したな……」
数巡後。
ティラミス。
ロン。
立直
一盃口
ドラ1
7700。
「えっ」
ちょこみんと。
飛びそうな顔。
「麻雀怖い!」
「今更?」
La lune bleue .。
南場
点数。
ティラミス
トップ
アオロビ
2位
チノ
3位
ちょこみんと
ラス
かなり接戦。
南二局
勝負所。
アオロビ。
好配牌。
立直。
珍しく攻めた。
「お」
ルクレティア。
興味を示す。
数巡後。
ツモ。
立直
ツモ
断么九
赤ドラ1
2000-1000。
2位浮上。
アオロビ。
ガッツポーズ。
「よし」
しかし。
問題は。
トップ。
ティラミス。
遠い。
南三局
ここで事件。
ティラミス。
立直。
全員警戒。
アオロビ。
即ベタオリ。
チノ。
様子見。
ちょこみんと。
「押す!」
「押すな」
アオロビ。
「押します!」
数秒後。
ロン。
ティラミス。
立直
一発
ドラ1
5200。
「うわああああ!」
ちょこみんと撃沈。
観戦席爆笑。
南四局
オーラス。
トップ。
ティラミス。
2位。
アオロビ。
3位。
チノ。
4位。
ちょこみんと。
逆転条件。
厳しい。
しかし。
チノ。
静かにテンパイ。
立直。
数巡後。
ツモ。
立直
ツモ
平和
順位変動無し。
終局。
結果。
1位
ティラミス
2位
アオロビ
3位
チノ
4位
ちょこみんと
勝者。
ティラミス。
決勝進出。
静止。
「おめでとうございます」
Nike。
拍手。
ティラミス。
「……」
数秒。
「ご飯」
それだけ言った。
アオロビ。
「ティラさんも結局そこなんだ」
観戦席爆笑。
こうして。
Aグループ代表。
ティラミス。
決勝進出決定。
残るはBグループ。
静かな卓か。
それとも波乱か。
第3話「Bグループ戦」
翌日。
共有ルーム。
麻雀卓。
Bグループ戦。
参加者。
La lune bleue .
ぴたぽん
みるく
Nike
観戦席。
アオロビ。
「平和そう」
ちょこみんと。
「平和そう」
チノ。
「平和そうです」
ティラミス。
「……」
ルクレティア。
「そうかしら?」
ローシャ。
少し笑った。
「こういう卓の方が怖いのよ」
席順決定。
東家。
La lune bleue .
南家。
ぴたぽん
西家。
みるく
北家。
Nike
半荘開始。
東一局
全員静か。
驚くほど静か。
誰も鳴かない。
誰も喋らない。
アオロビ。
「静かすぎる」
ローシャ。
「全員様子見ね」
数巡。
La lune bleue .
立直。
「早っ」
ちょこみんと。
立直のみ。
しかし。
数巡後。
ツモ。
まず先制。
「幸先いいにゃ」
余裕の笑み。
東二局
今度は。
みるく。
静か。
ずっと静か。
しかし。
気付くと。
テンパイ。
「えっ」
アオロビ。
「全然気付かなかった」
数巡後。
ロン。
平和
断么九
2000点。
みるく。
小さく頭を下げる。
「ありがとうございます」
「何に!?」
ちょこみんと。
爆笑。
東三局
ここで。
Nike。
少し困る。
配牌。
悪い。
巡目。
進まない。
ローシャが見る。
「経験不足が出てるわね」
ルクレティアも頷く。
「でも」
「この子は覚えるわよ」
その通りだった。
Nike。
周囲を見る。
La lune bleue .の捨て牌。
みるくの河。
ぴたぽんの鳴き。
全部見ている。
学習していた。
東四局
ぴたぽん。
本領発揮。
配牌。
普通。
手も普通。
しかし。
ツモが良い。
異常に良い。
アオロビ。
「運だけで生きてる」
「失礼ぽん!」
数巡後。
立直。
一発ツモ。
立直
一発
ツモ
赤ドラ
トップ浮上。
「やったぽん〜!」
観戦席爆笑。
南場突入
点数。
ぴたぽん
トップ
La lune bleue .
2位
みるく
3位
Nike
4位
しかし。
差は小さい。
南一局
勝負所。
Nike。
配牌良好。
ここで初めて。
自信がある。
数巡。
テンパイ。
立直。
静止。
観戦席。
「お」
「初リーチ」
数巡後。
ツモ。
立直
ツモ
平和
赤ドラ
一気に浮上。
Nike。
少し驚いていた。
「上がれました……」
「おめでとう!」
ぴたぽん拍手。
南二局
ここから。
Nikeが変わる。
さっきまで。
受け身。
今。
攻める。
La lune bleue .が気付く。
「成長したにゃ」
数巡後。
Nike。
ロン。
断么九
一盃口
3900。
ついに2位。
観戦席。
ざわつく。
南三局
激戦。
トップ。
ぴたぽん
2位。
Nike
3位。
La lune bleue .
4位。
みるく
誰でも勝てる。
数巡。
La lune bleue .
立直。
ぴたぽん。
押す。
みるく。
降りる。
Nike。
考える。
長考。
そして。
降りる。
ローシャ。
頷く。
「良い判断」
結果。
ぴたぽん放銃。
7700。
順位変動。
La lune bleue .
トップ浮上。
南四局
オーラス。
1位
La lune bleue .
2位
Nike
差。
5800点。
逆転可能。
数巡。
Nike。
好形テンパイ。
立直。
観戦席。
静まる。
La lune bleue .
苦笑。
「これは嫌にゃ」
数巡。
ツモ。
立直
ツモ
平和
ドラ1
2000-1000。
さらに続く。
1本場。
再び。
Nikeテンパイ。
今度は。
ロン。
断么九
ドラ2
5800。
逆転。
終局。
結果。
1位
Nike
2位
La lune bleue .
3位
ぴたぽん
4位
みるく
決勝進出。
Nike。
静止。
「……え?」
自分が一番驚いていた。
アオロビ。
「マジで行った」
ちょこみんと。
「新人こわい」
ローシャ。
「半荘の途中で強くなるタイプね」
ルクレティア。
静かに笑う。
「面白くなってきたわ」
こうして。
Bグループ代表。
Nike。
決勝進出決定。
決勝卓。
ルクレティア
ローシャ
ティラミス
Nike
経験。
理論。
直感。
成長。
四人の頂上決戦が。
いよいよ始まる。
第4話「頂上決戦」
会場。
共有ルーム。
決勝卓。
参加者。
ルクレティア
ローシャ
ティラミス
Nike
観戦席。
アオロビ。
ちょこみんと。
チノ。
La lune bleue .
ぴたぽん。
みるく。
優勝者。
一名。
全員分の晩ご飯。
そして。
第1回麻雀王。
ルクレティアが牌を整える。
「では」
「始めましょうか」
決勝戦。
開始。
東一局
まず驚いたのは。
Nikeだった。
グループ戦と違う。
空気が違う。
誰も無駄な牌を切らない。
誰も焦らない。
静かだった。
ローシャ。
手作り。
ルクレティア。
状況確認。
ティラミス。
無表情。
全員怖い。
アオロビ。
「決勝卓だ……」
数巡後。
ローシャ。
先制リーチ。
待ちは両面。
理想形。
数巡。
ツモ。
立直
ツモ
平和
赤ドラ1
まず先制。
「幸先良いわね」
トップ。
ローシャ。
東二局
ティラミス。
静か。
しかし。
配牌が良い。
鳴かない。
黙々と進める。
そして。
ロン。
断么九
三色同順
3900。
「おぉ」
ローシャが感心する。
「綺麗な手ね」
ティラミス。
「偶然」
絶対違う。
東三局
ルクレティア。
初めて動く。
今まで。
静観。
しかし。
ここで。
リーチ。
全員反応。
「来た」
アオロビ。
数巡。
ツモ。
立直
ツモ
平和
一盃口
赤ドラ
5200オール。
卓が静まる。
ちょこみんと。
「強い」
ルクレティア。
無言。
トップ浮上。
東四局
Nike。
苦戦。
点数。
最下位。
しかし。
諦めない。
数巡。
好配牌。
そして。
初リーチ。
ルクレティア。
見る。
ローシャ。
見る。
ティラミス。
見る。
全員警戒。
数巡後。
ツモ。
立直
ツモ
平和
ドラ1
2000-1000。
少し戻す。
「よし……!」
初めて小さく拳を握った。
南一局
順位。
1位 ルクレティア
2位 ローシャ
3位 ティラミス
4位 Nike
差は接近。
誰でも優勝可能。
ここで。
ローシャ。
勝負に出る。
混一色狙い。
染め手。
観戦席。
気付く。
「ローシャさん染めてる」
チノ。
しかし。
ルクレティアも気付く。
数巡後。
危険牌回避。
ローシャ完成せず。
流局。
「読まれてたわね」
La lune bleue .が笑う。
南二局
勝負局。
ティラミス。
配牌最高。
対子だらけ。
数巡。
七対子テンパイ。
リーチ。
アオロビ。
「また七対子」
数巡後。
ツモ。
立直
ツモ
七対子
ドラ2
8000。
一気にトップ争い。
順位。
1位 ルクレティア
2位 ティラミス
3位 ローシャ
4位 Nike
差。
わずか。
南三局
最大の勝負。
Nike。
好配牌。
ドラ2。
チャンス。
数巡。
テンパイ。
しかし。
リーチしない。
静止。
観戦席。
「え?」
ローシャ。
少し驚く。
ルクレティア。
笑う。
「覚えたわね」
ダマテン。
数巡後。
ローシャ。
放銃。
ロン。
断么九
一盃口
ドラ2
7700。
大歓声。
Nike。
2位浮上。
「すごい!」
みるく。
拍手。
南四局
オーラス。
順位。
1位 ルクレティア
35200
2位 Nike
32100
3位 ティラミス
31400
4位 ローシャ
21300
全員可能性あり。
数巡。
ローシャ。
リーチ。
ティラミス。
テンパイ。
Nike。
テンパイ。
そして。
ルクレティア。
テンパイ。
全員勝負。
異常な終盤。
観戦席。
誰も喋らない。
数巡。
ティラミス。
ツモ。
立直
ツモ
平和
赤ドラ1
順位計算。
静止。
ローシャ。
計算。
アオロビ。
計算。
ちょこみんと。
計算できない。
「誰!?」
数秒。
ルクレティア。
牌を倒す。
「終了ね」
最終結果。
1位
ティラミス
35400
2位
ルクレティア
33900
3位
Nike
30800
4位
ローシャ
19900
静止。
アオロビ。
「ティラさん!?」
ちょこみんと。
「優勝した!?」
ティラミス。
「した」
短い。
しかし。
優勝。
第1回。
Gleam Garden杯。
麻雀王。
ティラミス。
決定。
そして。
次回。
優勝者ご褒美編。
全員で。
ティラミスに。
晩ご飯を奢る。
第5話「優勝者の晩ご飯」
大会終了。
翌週。
夜。
共有ルーム。
アオロビ。
財布確認。
ちょこみんと。
財布確認。
ローシャ。
財布確認。
全員。
財布確認。
理由。
優勝者。
ティラミス。
ご褒美タイム。
ルクレティアが立ち上がる。
「では」
「約束通り」
「優勝者に晩ご飯をご馳走します」
拍手。
ティラミス。
無表情。
しかし。
少しだけ。
嬉しそうだった。
「何食べたい?」
アオロビ。
質問。
全員注目。
ティラミス。
考える。
一分。
二分。
長い。
ちょこみんと。
「寝た?」
「起きてる」
即答。
さらに考える。
そして。
「焼肉」
静止。
全員。
「あぁ」
納得。
ルクレティア。
「焼肉ね」
「行きましょうか」
全会一致。
決定。
数十分後。
焼肉店。
個室。
十人席。
着席。
そして。
問題発生。
注文係。
ちょこみんと。
「よーし!」
「頼むぞー!」
アオロビ。
「待て」
「なんで?」
「主役はティラさん」
「ぐっ」
正論だった。
ティラミスへ。
メニュー。
渡される。
「どうぞ」
ルクレティア。
優しい。
ティラミス。
見る。
数秒。
そして。
「上カルビ」
「はい」
「特上カルビ」
「はい」
「ハラミ」
「はい」
「タン塩」
「はい」
「石焼ビビンバ」
「はい」
「冷麺」
「はい」
「ユッケジャンスープ」
「はい」
全員。
「食べるなぁ」
アオロビ。
感心。
その時。
チノ。
「優勝者ですから」
正論。
誰も反論出来ない。
料理到着。
肉。
肉。
肉。
肉。
焼く。
焼く。
さらに焼く。
香り。
破壊力。
アオロビ。
「腹減った」
ちょこみんと。
「腹減った」
La lune bleue .。
「全員そうにゃ」
焼肉の前では。
皆平等だった。
食事開始。
ティラミス。
黙々。
食べる。
かなり食べる。
ローシャ。
「優勝者補正凄いわね」
ルクレティア。
「大会中より元気じゃないかしら」
事実だった。
普段の三倍くらい喋る。
と言っても。
三言くらいだった。
「美味しい」
「良かった」
「肉」
以上。
アオロビ。
「語彙」
爆笑。
途中。
Nike。
ふと思う。
「そういえば」
「ティラミスさん」
「はい」
「麻雀強かったですね」
ティラミス。
考える。
数秒。
「分からない」
静止。
ローシャ。
「分からない?」
「気付いたら勝ってた」
全員。
爆笑。
アオロビ。
「それ一番怖いやつ」
チノ。
「天才型です」
ルクレティア。
頷く。
「否定出来ないわね」
食事は続く。
肉が減る。
ご飯が減る。
笑い声が増える。
やがて。
締め。
デザート。
アイス。
ティラミス。
静かに食べる。
満足そうだった。
その姿を見て。
ルクレティアが微笑む。
「優勝賞品としては成功かしら」
ローシャも頷く。
「みたいね」
ティラミス。
数秒。
そして。
小さく頭を下げた。
「ごちそうさまでした」
静かな声。
でも。
ちゃんと伝わった。
ちょこみんと。
「次回は勝つ!」
アオロビ。
「もう始まってる」
La lune bleue .。
「気が早いにゃ」
ぴたぽん。
「次は運で勝つぽん〜」
みるく。
「それ毎回言ってません?」
笑い声。
こうして。
第1回 Gleam Garden杯 麻雀王決定戦。
優勝。
ティラミス。
そして。
優勝者ご褒美会。
無事終了。
後日。
共有ルームのホワイトボードに。
誰かが書いた。
【初代麻雀王】
ティラミス
本人は。
翌日まで気付かなかった。
Gleam Garden杯
スポーツ王決定戦(全2話)
前編「食べてばかりじゃない!」
共有ルーム。
昼。
ちょこみんとがスマホを見ながら騒いでいた。
「見て見て!」
アオロビが顔を上げる。
「ん?」
画面にはバスケットボールの試合。
残り数秒。
逆転のブザービーター。
会場の大歓声。
「おぉ」
アオロビも思わず見入る。
「かっこいいよね!」
「まあ確かに」
その時だった。
ちょこみんと。
立ち上がる。
アオロビ。
嫌な予感。
「開催します!!」
出た。
「第1回!!」
「Gleam Garden杯!!」
「スポーツ王決定戦!!」
共有ルーム静止。
ローシャ。
「また始まったわね」
La lune bleue .。
「始まったにゃ」
ぴたぽん。
「うにゅ?」
みるく。
「今回は何をするんですか……?」
ちょこみんとはホワイトボードへ向かった。
競技
バスケットボール
優勝賞品
欲しいもの
全員。
反応。
アオロビ。
「欲しいもの?」
「勝ったチーム全員!」
「好きな物一個!!」
「Gleam Garden経費で!!」
静止。
全員。
ルクレティアを見る。
ルクレティア。
「……」
ゆっくり目を閉じる。
「予算会議が終わったばかりなのだけれど」
誰も聞いていない。
ちょこみんと。
「賛成の人!」
全員挙手。
満場一致。
ルクレティア。
小さくため息。
「多数決って恐ろしいわね……」
開催決定。
数日後。
近隣学校の体育館。
学校側の協力により貸切。
審判も手配済み。
もちろん謝礼も支払い済み。
ルクレティア。
「ご迷惑をおかけ致します」
先生。
「いえいえ、楽しんでください」
こうして。
第1回。
Gleam Garden杯。
スポーツ王決定戦。
開幕。
チーム発表
Team White
ルクレティア
アオロビ
チノ
みるく
Nike
Team Black
ちょこみんと
ローシャ
ティラミス
La lune bleue .
ぴたぽん
発表。
アオロビ。
「なんかうち頭脳派しか居なくない?」
チノ。
「否定出来ません」
一方。
Team Black。
La lune bleue .。
「なんか楽しそうにゃ」
ちょこみんと。
「楽しそうじゃなくて楽しいの!」
既に元気だった。
試合前。
軽い練習。
その時だった。
ティラミス。
ぽん。
シュート。
入る。
ぽん。
また入る。
ぽん。
また入る。
アオロビ。
「なんで?」
ローシャ。
「器用なのよ」
怖い。
一方。
ルクレティア。
パス。
上手い。
視野。
広い。
指示。
的確。
Nike。
「ルクレティアさん凄いです」
ルクレティア。
少し笑う。
「昔ちょっとだけね」
余裕。
しかし。
五分後。
ベンチ。
ルクレティア。
ぐったり。
「もう駄目だわ……」
静止。
アオロビ。
「早い」
チノ。
「知ってました」
みるく。
「まだ始まってないですよ……?」
ルクレティア。
「知ってるわ……」
「でも疲れたのよ……」
Team White。
不安しかない。
そして。
試合開始。
第一クォーター。
ティップオフ。
ティラミス。
跳ぶ。
取る。
そのまま。
ゴール下。
決める。
2点。
開始十秒。
アオロビ。
「早い!」
ちょこみんと。
「よっしゃあ!」
Team Black先制。
しかし。
ルクレティア。
「アオちゃん、右お願い」
「ニケちゃん、中お願いね」
「ちーちゃん、そのままよ」
途端に。
Team Whiteが動き出す。
数分後。
アオロビ。
3ポイント。
成功。
同点。
観戦席。
「おぉー!」
盛り上がる。
その後。
ちょこみんと。
走る。
走る。
さらに走る。
止まらない。
アオロビ。
「なんでそんな元気なの」
「楽しいから!」
理由になっていない。
しかし強い。
第一クォーター終了。
White 8
Black 10
接戦。
第二クォーター。
ここで。
ティラミス覚醒。
リバウンド。
取る。
また取る。
さらに取る。
全部取る。
アオロビ。
「なんで!?」
ティラミス。
「跳んだら取れた」
全員。
「そうじゃない」
説明になっていなかった。
その結果。
Blackペース。
前半終了。
White 18
Black 22
4点差。
Team Blackリード。
ベンチ。
ルクレティア。
完全にぐったり。
「もう本当に駄目だわ……」
アオロビ。
「ルクさん!?」
Nike。
「まだ後半あります!」
チノ。
「予想通りです」
しかし。
ルクレティア。
ゆっくり顔を上げる。
そして。
作戦ボードを手に取った。
「さて」
「4点差なら誤差ね」
その目だけは。
まだ死んでいなかった。
「後半、反撃するわよ」
後編「最後まで走れ!」
前半終了。
White 18
Black 22
4点差。
Team Whiteベンチ。
ルクレティア。
ぐったり。
「疲れたわ……」
アオロビ。
「ルクさん、まだ後半あるんだけど」
「知ってるわ」
「知ってるけれど疲れたものは疲れたのよ」
正論だった。
チノ。
「説得力があります」
Nike。
「大丈夫なんですか……?」
ルクレティア。
作戦ボードを広げる。
「大丈夫よ」
「走るのは皆に任せるわ」
全員。
「最初からそうしてください」
即答だった。
ルクレティア。
「酷いわね」
しかし否定出来ない。
その時。
ルクレティア。
表情が変わる。
「ティラちゃんを止める必要は無いわ」
静止。
アオロビ。
「止めなくていいの?」
「止まらないもの」
全員納得。
「だから」
「取られた後を狙うわ」
「リバウンドは取られても良い」
「二本目を打たせない」
「ボールを外へ出す」
「そして走る」
Nike。
「速攻ですか」
ルクレティア。
微笑む。
「その通りよ、ニケちゃん」
後半開始。
第三クォーター。
開始早々。
ティラミス。
また取る。
またシュート。
しかし。
チノ。
飛び込む。
弾く。
アオロビ。
回収。
そのまま。
走る。
「ニケさん!」
パス。
Nike。
キャッチ。
レイアップ。
成功。
観戦席。
「おぉー!」
みるく。
拍手。
「入りました!」
差。
2点。
そして。
試合が動く。
Nike。
覚え始める。
どこへ走るか。
誰に渡すか。
どう守るか。
試合中に。
学習していた。
ローシャ。
「本当に覚えるのが早いわね」
La lune bleue .。
「成長イベントにゃ」
第四クォーター。
残り5分。
White 34
Black 36
接戦。
ちょこみんと。
まだ元気。
「行くぞーーー!」
走る。
走る。
さらに走る。
アオロビ。
「なんでまだ走れるの」
「楽しいから!」
また同じ理由だった。
しかし。
強い。
残り3分。
ティラミス。
リバウンド。
また取る。
観戦席。
「まただ!」
しかし。
着地。
そこへ。
チノ。
ぴたり。
前へ出る。
ティラミス。
パス。
読まれていた。
アオロビ。
スティール。
「取った!」
そのまま。
速攻。
Nikeへ。
パス。
Nike。
迷わない。
シュート。
成功。
同点。
38対38。
残り1分。
会場。
大盛り上がり。
審判も驚いている。
「接戦ですね」
残り40秒。
ちょこみんと。
突破。
シュート。
成功。
Blackリード。
38対40。
残り25秒。
Team White最後の攻撃。
ルクレティア。
立ち上がる。
アオロビ。
「ルクさん?」
ルクレティア。
「最後だけ動くわ」
全員。
「今まで動いてなかったの!?」
本人以外。
総ツッコミ。
残り15秒。
ルクレティア。
コートへ。
ふらふら。
しかし。
目だけは鋭い。
ティラミス。
ちょこみんと。
ローシャ。
全員を見る。
そして。
パス。
アオロビへ。
フェイク。
さらに。
チノへ。
フェイク。
最後。
空いた。
Nike。
ルクレティア。
叫ぶ。
「ニケちゃん!!」
パス。
残り3秒。
Nike。
シュート。
放つ。
ボール。
弧を描く。
全員。
見上げる。
入る。
ブザー。
試合終了。
White 41
Black 40
逆転。
Team White勝利。
静止。
Nike。
「え?」
自分が一番驚いていた。
アオロビ。
「入ったーーー!!」
みるく。
「すごいです!」
チノ。
「決めました」
ルクレティア。
満足そうに笑う。
「お見事よ、ニケちゃん」
その直後。
ベンチ。
直行。
そして。
倒れる。
「もう無理だわ……」
アオロビ。
「終わった瞬間それか」
ちょこみんと。
「るくるくらしい!」
全員爆笑。
数日後。
勝利チームへ。
優勝賞品支給。
ルクレティア。
経費申請書を見ながら。
「来年は上限を設けましょう……」
ローシャ。
「今更?」
La lune bleue .。
「絶対またやるにゃ」
ちょこみんと。
「次はバレー!」
ルクレティア。
頭を抱えた。
第1回 Gleam Garden杯 スポーツ王決定戦。
優勝。
Team White。
そして。
ルクレティアの胃痛だけが。
少し増えたのだった。
Gleam Garden杯
ババは誰だ⁉︎トランプ最弱王決定戦(全2話)
前編「嫌な大会が始まった」
共有ルーム。
夜。
珍しく全員揃っていた。
アオロビ。
パソコン。
ローシャ。
紅茶。
ルクレティア。
書類。
ティラミス。
ソファ。
La lune bleue .。
スマホ。
そんな中。
ちょこみんと。
立ち上がる。
嫌な予感。
アオロビ。
「また?」
「また!」
即答だった。
ホワイトボード。
どん!
第1回
Gleam Garden杯
ババは誰だ!?
トランプ最弱王決定戦
静止。
数秒。
ルクレティア。
「その名前は変えない?」
ローシャ。
「私もそう思うわ」
みるく。
「女の子しか居ないんですけど……」
Nike。
「かなり刺さりますね……」
La lune bleue .。
「嫌な大会にゃ」
ちょこみんと。
「でも分かりやすい!」
全員。
それは否定出来なかった。
開催決定。
数分後。
テーブル。
トランプ。
ジョーカー入り。
アオロビ。
「ルールは普通?」
「普通!」
ちょこみんと。
「最後までジョーカー持ってた人が負け!」
「初代ババ!」
静止。
ルクレティア。
「その呼び方だけは本当に嫌だわ」
満場一致。
しかし。
大会名は変わらなかった。
カード配布。
53枚。
全員へ。
アオロビ。
5枚。
ちょこみんと。
5枚。
ティラミス。
5枚。
以下略。
全員配布完了。
まず。
手札確認。
そして。
ペア捨て開始。
ここで。
事件。
ぴたぽん。
「うにゅ?」
開始数秒。
手札ゼロ。
全員。
「早っ!!」
なんと。
初期手札がほぼペア。
開始一分。
脱出。
ぴたぽん。
「終わったぽん〜」
観戦席へ。
幸せそう。
続いて。
みるく。
静かに。
捨てる。
捨てる。
捨てる。
終了。
「終わりました」
二人目。
アオロビ。
「なんでそんな早いの」
「分かりません……」
本人も分かっていない。
ここで。
大会の恐ろしさが始まる。
残り。
8人。
しかし。
全然減らない。
理由。
ジョーカー。
誰かが持っている。
そして。
誰かが引く。
しかし。
ペアにならない。
ジョーカーだけ移動する。
ちょこみんと。
「あっ」
ジョーカー。
引いた。
全員。
爆笑。
「顔!」
アオロビ。
「顔に出た!」
ローシャ。
「分かりやす過ぎるわ」
ちょこみんと。
「出てないよ!」
出ていた。
数ターン後。
Nike。
ジョーカーを引く。
少し驚く。
しかし。
表情戻す。
ローシャ。
「上手いわね」
La lune bleue .。
「ニケさん成長してるにゃ」
そして。
ジョーカー。
また移動。
また移動。
また移動。
誰も安心出来ない。
中盤。
チノ脱出。
アオロビ。
「チノさん強くない?」
チノ。
「運です」
正論。
さらに。
アオロビ脱出。
ローシャ脱出。
Nike脱出。
ここで。
残り。
4人。
ティラミス
ルクレティア
ちょこみんと
La lune bleue .
観戦席。
「濃い」
「濃いですね」
「濃いにゃ」
全員同意。
その時。
ルクレティア。
「どうしてこうなったのかしら」
ちょこみんと。
「分かんない!」
ティラミス。
「分からない」
La lune bleue .。
「にゃんころも分からないにゃ」
誰も分かっていなかった。
そして。
ジョーカーは。
まだ。
どこかに居る。
次回。
決着編。
初代ババが。
ついに決定する。
後編「最後のジョーカー」
残り4人。
ルクレティア
ティラミス
ちょこみんと
La lune bleue .
観戦席。
アオロビ
ローシャ
チノ
Nike
みるく
ぴたぽん
現在の座順。
ルクレティア
↓
ティラミス
↓
ちょこみんと
↓
La lune bleue .
↓
ルクレティア
ルクレティアの番。
ティラミスから引く。
ペア成立。
捨てる。
ティラミスの番。
ちょこみんとから引く。
静かに確認。
ペア成立。
捨てる。
手札ゼロ。
脱出。
観戦席。
「抜けた!」
「早い!」
アオロビ。
「ティラさん何だったの」
ティラミス。
「分からない」
いつも通りだった。
座順変更。
ルクレティア
↓
ちょこみんと
↓
La lune bleue .
↓
ルクレティア
残り3人。
三つ巴
ちょこみんとの番。
La lune bleue .から引く。
一枚。
ペア成立。
捨てる。
ちょこみんと。
「よし!」
次。
La lune bleue .の番。
ルクレティアから引く。
一枚。
確認。
ジョーカー。
静止。
アオロビ。
「持った」
ローシャ。
「持ったわね」
La lune bleue .。
「持ってないにゃ」
持っていた。
次。
ルクレティアの番。
ちょこみんとから引く。
一枚。
確認。
ペア成立。
捨てる。
そして。
手札ゼロ。
脱出。
観戦席。
「抜けた!」
「うわぁ!」
ルクレティア。
「後は頑張ってちょうだい」
席を立つ。
残り2人。
Final Two
ちょこみんと
↓
La lune bleue .
↓
ちょこみんと
観戦席。
全員集合。
現在。
La lune bleue .の手札。
ジョーカー
+
♠7
ちょこみんとの手札。
♥7
最終局面
ジョーカーを避けたら勝利
それだけは分かる。
ちょこみんとの番。
La lune bleue .が二枚差し出す。
左。
右。
沈黙。
「うーーーーん……」
悩む。
悩む。
悩む。
La lune bleue .。
「早く引くにゃ」
アオロビ。
「絶対分かってない」
ローシャ。
「分かってないわね」
ちょこみんと。
指を伸ばす。
左。
やめる。
右。
やめる。
左。
やめる。
全員。
「早く!」
そして。
「右!!」
引く。
確認。
静止。
次の瞬間。
♥7
+
♠7
ペア成立。
場に出す。
手札ゼロ。
終局。
観戦席。
「あっ」
全員理解。
La lune bleue .。
ゆっくり。
残った一枚を見る。
ジョーカー。
静止。
もう一度見る。
ジョーカー。
さらに見る。
ジョーカー。
現実は変わらない。
「にゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
共有ルームが揺れた。
アオロビ。
「終わった」
ローシャ。
「終わったわね」
チノ。
「終わりました」
みるく。
「終わりましたね」
ぴたぽん。
「もじゃ〜」
La lune bleue .。
「納得いかないにゃ!!」
ちょこみんと。
床を叩いて笑っている。
ルクレティア。
「だから名前を変えましょうって言ったのよ」
ローシャ。
「今更じゃないかしら」
そして。
記念撮影。
中央。
La lune bleue .
首から下がる紙。
【初代ババ】
「その名前だけは嫌にゃーーー!!」
全員爆笑。
こうして。
第1回 Gleam Garden杯
ババは誰だ!?
トランプ最弱王決定戦。
栄えある。
初代最弱王。
La lune bleue .
誕生。
なお。
写真は後日。
共有ルームに飾られた。
本人の許可なく。
深夜のグルメ 3rd season
「深夜のアジフライ」
都内某所。
Gleam Garden所属事務所。
時計。
23:38。
モニターには完成間近のMV。
スタッフ。
「こちらで最終版になります」
映像終了。
室内の緊張感が少しだけ緩む。
アオロビ。
「お疲れ様でした」
スタッフ達も片付けを始める。
その時。
ルクレティア。
「このカットだけもう一度確認しておきたいわ」
アオロビ。
「まだやるの?」
ルクレティア。
「明日の自分を信用していないのよ」
アオロビ。
「それは分かる」
即答だった。
ルクレティア。
少し笑う。
「アオちゃんは先に帰っていいわ」
「大丈夫?」
「大丈夫よ」
数秒。
「たぶん」
「不安になった」
スタッフ達も笑う。
しかし。
アオロビは知っている。
こういう時のルクレティアは。
帰らない。
絶対に。
だから。
「じゃ、お先」
「お疲れ様」
「お疲れ様、アオちゃん」
事務所を出る。
夜風。
少し涼しい。
人通りも少ない。
都会特有の。
終電前の静けさ。
駅へ向かう。
数分。
ふと。
足が止まった。
腹が減った。
かなり。
冷静に考える。
昼。
軽食。
その後。
打ち合わせ。
MV確認。
修正。
確認。
修正。
確認。
確認。
確認。
「そりゃ減るか」
誰も居ない夜道で呟く。
その時。
頭に浮かぶ。
店。
飯。
定食。
魚。
「……」
「腹が……減った」
どこかで聞いた事があるような言葉だった。
そして。
店探し開始。
新橋。
深夜0時近く。
居酒屋。
居酒屋。
居酒屋。
居酒屋。
サラリーマン。
サラリーマン。
サラリーマン。
アオロビ。
「強いな新橋」
圧倒される。
歩く。
さらに歩く。
その時。
見つけた。
定食。
暖簾。
灯り。
手書きメニュー。
そして。
アジフライ定食
静止。
アオロビ。
足が止まる。
写真。
でかい。
明らかにでかい。
「いいじゃないか」
入店。
カウンター席。
深夜の定食屋。
落ち着く。
水を飲む。
注文。
「アジフライ定食で」
店員。
「はいよ」
待つ。
店内を見る。
仕事帰り。
常連客。
静かなテレビ。
こういう店。
好きだ。
数分後。
到着。
アジフライ定食。
でかい。
本当にでかい。
アジフライ。
二枚。
いや。
ほぼ魚そのもの。
山盛りキャベツ。
味噌汁。
漬物。
ご飯。
完璧だった。
アオロビ。
思わず笑う。
「これは勝ったな」
まず。
アジフライ。
箸。
持ち上げる。
重い。
衣。
さくっ。
中。
ふわっ。
熱い。
柔らかい。
うまい。
「うまい」
思わず声が出る。
ソース。
さらにうまい。
タルタル。
危険。
ご飯。
進む。
止まらない。
味噌汁。
落ち着く。
キャベツ。
休憩になる。
そして。
またアジフライ。
無限機関だった。
数分後。
完食。
ごちそうさま。
満足感。
凄い。
店を出る。
深夜の新橋。
夜風。
少しだけ涼しい。
空を見上げる。
スマホ。
通知。
ルクレティア。
『修正版完成したわ』
時刻。
0:27
アオロビ。
「まだやってた」
予想通りだった。
少し考える。
そして返信。
『ちゃんと寝ろ』
数秒。
返事。
『努力するわ』
絶対寝ない。
アオロビ。
苦笑い。
夜道を歩く。
腹は満たされた。
今日も一日。
悪くなかった。
アニメ声優に挑戦!(全4話)
第1話
「突然のオファー」
都内某所。
Gleam Garden事務所。
昼。
珍しく全員が集められていた。
「なんかあったの?」
ちょこみんとが首を傾げる。
「また大会ですか?」
みるくが不安そうに聞く。
「今回は違うわ」
ルクレティアが封筒を机に置いた。
かなり厚い。
アオロビ。
嫌な予感。
「私?」
「アオちゃん」
ルクレティアが封筒を押し出す。
「オファーよ」
「何の?」
「声優」
静止。
数秒。
アオロビ。
「は?」
全員。
「は?」
当然だった。
アオロビ。
「いや待って」
「待って」
「なんで?」
ルクレティア。
「私もそう思ったわ」
「だよね!?」
少し安心した。
しかし。
ルクレティアは続ける。
「本当に来ているのよ」
封筒を開く。
中には大量の資料。
劇場版。
超人気ファンタジーアニメ。
ゲストキャラクター。
準主役級。
収録期間。
契約書。
設定資料。
全部本物だった。
アオロビ。
「いやいやいやいや」
「無理無理無理」
「声優経験ゼロなんだけど」
ローシャ。
「普通そうよね」
nike。
「歌手から声優ってたまに聞きますけど……」
アオロビ。
「私は聞くだけの側なんだけど」
正論だった。
ちょこみんと。
「すごいじゃん!」
「すごくない!」
即答。
アオロビ。
資料をめくる。
ゲストキャラクター。
村娘。
主人公一行が旅先で出会う重要人物。
出番。
多い。
かなり多い。
アオロビ。
顔色が悪くなる。
「めちゃくちゃ喋るじゃん」
「めちゃくちゃ喋るわね」
ルクレティアも同意した。
ティラミス。
「主役じゃないだけで実質主役」
「やめて」
余計緊張する。
再び資料を見る。
そして。
ページをめくる手が止まる。
世界観。
キャラクター。
設定。
ストーリー概要。
静かになる。
ルクレティア。
気付く。
「どうしたの?」
アオロビ。
少し考える。
「いや……」
視線は資料のまま。
「好きなんだよね、この作品」
ルクレティア。
少し笑う。
「知ってるわ」
アオロビ。
「いや、かなり好き」
「知ってるわ」
二人だけ妙に納得していた。
ローシャ。
「そんなに?」
アオロビ。
頷く。
「だから余計嫌なんだよね」
静かになる。
全員理解した。
好きな作品。
だからこそ。
失敗したくない。
壊したくない。
中途半端にやりたくない。
アオロビ。
資料を閉じる。
「断れないの?」
ルクレティア。
首を横に振る。
「もちろん断る事は出来るわ」
「ただ」
一枚の紙を差し出す。
推薦理由。
そこには。
『アオロビ様の歌唱表現力』
『感情表現能力』
『作品イメージとの適性』
と書かれていた。
アオロビ。
固まる。
「歌だけで来たの?」
「歌だけで来たわね」
「怖い」
本気で怖かった。
ルクレティア。
少しだけ優しい声になる。
「アオちゃん」
「ん」
「挑戦してみたら?」
アオロビ。
黙る。
正直。
怖い。
かなり怖い。
でも。
好きな作品だった。
だから。
逃げたくなかった。
長い沈黙。
そして。
アオロビは小さく息を吐く。
「……やる」
ちょこみんと。
「おぉー!」
みるく。
「頑張ってください!」
ぴたぽん。
「がんばるぽん!」
ローシャ。
「応援してるわ」
nike。
「絶対見に行きます」
アオロビ。
頭を抱える。
「今から胃が痛い」
ルクレティア。
微笑む。
「まだ収録も始まっていないのだけれど」
アオロビ。
「だからなんだって」
全員笑った。
こうして。
Gleam Garden初。
アニメ劇場版声優挑戦。
その幕が上がった。
第2話
「初めてのアフレコ」
収録当日。
都内某所。
録音スタジオ。
アオロビ。
入口の前。
立ち止まる。
「帰りたい」
即座に。
「駄目よ」
隣。
ルクレティア。
同行していた。
「まだ入ってもいないのだけれど」
「今ならまだ間に合う」
「間に合わないわ」
即終了。
スタッフが迎えに来る。
「本日はよろしくお願いします」
「よろしくお願いします……」
声が小さい。
かなり小さい。
スタジオへ。
中には。
主演声優陣。
ベテラン。
人気声優。
見た事ある名前。
聞いた事ある声。
アオロビ。
固まる。
「無理」
「頑張りなさい」
ルクレティアは笑っていた。
他人事だった。
席へ着く。
台本。
マイク。
ヘッドホン。
人生初。
アフレコ現場。
音響監督。
「では始めます」
収録開始。
主人公達のシーン。
当然。
上手い。
凄い。
上手いとかいうレベルじゃない。
アオロビ。
心の中。
(無理だ)
(帰りたい)
(なんで受けたんだろう)
しかし。
順番は来る。
モニター。
自分のキャラクターが映る。
村娘。
主人公達と出会うシーン。
音響監督。
「アオロビさんお願いします」
来た。
アオロビ。
深呼吸。
そして。
第一声。
「えっと……その……」
言う。
終わる。
静止。
アオロビ。
(終わった)
音響監督。
少し考える。
「もう一回お願いします」
来た。
アオロビ。
(知ってた)
二回目。
三回目。
四回目。
やり直し。
アオロビ。
完全に沈む。
休憩時間。
廊下。
壁。
もたれる。
「難しい……」
本音だった。
歌とは全然違う。
感情。
間。
息。
視線。
空気。
全部違う。
そこへ。
主演声優の一人がやって来る。
「初めてですよね?」
「はい……」
「十分出来てますよ」
「いや全然」
即答だった。
相手は笑う。
「みんな最初はそんな感じです」
「私も最初はボロボロでした」
アオロビ。
少し驚く。
テレビで見ていた人。
その人も。
最初は初心者だった。
当たり前だけど。
少しだけ肩の力が抜けた。
後半収録。
物語も終盤へ。
そして。
アオロビの見せ場。
母親との会話。
主人公達との別れ。
劇場版の感情の山場。
スタジオが静かになる。
音響監督。
「お願いします」
アオロビ。
台本を見る。
好きな作品。
好きな世界。
好きなキャラクター達。
だから。
失敗したくなかった。
でも。
今は違う。
上手くやろうとするのをやめた。
自分の言葉として。
言う。
「だから今度は……私が誰かを助けたいんです」
静かになる。
収録終了。
誰も喋らない。
数秒。
音響監督。
頷く。
「OKです」
アオロビ。
固まる。
「え?」
「今のテイクいただきます」
「ありがとうございます」
思わず立ち上がりそうになる。
収録終了。
スタジオ外。
夕方。
アオロビ。
ベンチに座る。
魂が抜けていた。
ルクレティア。
隣。
「どうだった?」
「寿命縮んだ」
即答。
ルクレティア。
笑う。
「お疲れ様」
アオロビ。
空を見る。
「まだ公開前なんだよね」
「そうね」
「怖い」
「そうでしょうね」
「胃が痛い」
「知ってるわ」
アオロビ。
深いため息。
でも。
少しだけ笑った。
初めてのアフレコ。
なんとか。
終わった。
第3話
「試写会」
数ヶ月後。
劇場版完成。
そして。
関係者向け試写会当日。
都内某所。
大型シアター。
アオロビ。
入口前。
緊張。
「帰りたい」
開口一番だった。
隣。
ルクレティア。
「また?」
「また」
即答。
「今回は収録じゃないのだけれど」
「そうなんだけど」
アオロビ。
会場を見る。
ポスター。
巨大スクリーン。
関係者。
出演者。
スタッフ。
全部本物だった。
「怖い」
「知ってるわ」
ルクレティアは慣れていた。
一方。
他メンバー。
当然来ている。
ちょこみんと。
「映画館貸切みたい!」
ローシャ。
「はしゃぎ過ぎよ」
みるく。
「大きいですね……」
ぴたぽん。
「うにゅ」
nike。
「楽しみです!」
ティラミス。
静か。
いつも通りだった。
そして。
上映開始。
場内暗転。
予告。
タイトル。
物語開始。
アオロビ。
落ち着かない。
映画を見ているはずなのに。
内容が入らない。
理由は一つ。
自分が出る。
それだけ。
アオロビ。
(まだかな)
(まだかな)
(まだかな)
その時。
出た。
自分のキャラクター。
村娘。
第一声。
スタジオで何度も録り直した台詞。
スクリーンから聞こえる。
アオロビ。
固まる。
(うわぁ……)
隣。
ちょこみんと。
小声。
「出た」
「言うな」
「可愛い」
「言うな」
恥ずかしい。
とにかく恥ずかしい。
しかし。
映画は進む。
気付けば。
アオロビも物語に引き込まれていた。
好きな作品。
好きな世界。
そこに。
自分の声がある。
不思議だった。
そして。
終盤。
例のシーン。
アフレコで一番苦労した場面。
主人公達との別れ。
村娘の決意。
静かな劇場。
アオロビ。
息を止める。
スクリーン。
「だから今度は……私が誰かを助けたいんです」
流れる。
沈黙。
音楽。
そして。
物語はクライマックスへ。
上映終了。
スタッフロール。
場内。
拍手。
アオロビ。
少し安心する。
その時。
名前が流れた。
キャスト。
村娘役。
アオロビ。
静止。
数秒。
ただ見つめる。
ちょこみんと。
「載ってる!」
「当たり前なんだけど!」
「でも載ってる!」
みるく。
「本当ですね」
nike。
「すごいです」
アオロビ。
少し笑う。
なんだか。
実感が無かった。
でも。
確かにそこにあった。
自分の名前。
スタッフロールが終わる。
照明点灯。
関係者達が立ち上がる。
その時。
後ろの席。
スタッフの声が聞こえた。
「ゲストキャラ良かったね」
「自然だった」
「新人とは思えなかった」
アオロビ。
聞こえてしまった。
固まる。
ルクレティア。
気付く。
「どうしたの?」
「いや……」
少し俯く。
「なんか」
言葉を探す。
そして。
小さく笑った。
「頑張って良かった」
ルクレティア。
優しく笑う。
「そうね」
試写会終了。
会場を出る。
夜。
街灯。
映画館を振り返る。
アオロビ。
まだ少しだけ実感が無い。
でも。
確かに。
一つ。
新しい経験が増えた気がした。
そして。
本当の勝負は。
まだ始まっていない。
一般公開。
その日が。
近付いていた。
第4話
「エゴサ」
劇場版公開。
初日。
その翌日。
Gleam Garden事務所。
共有ルーム。
アオロビ。
スマホ。
見つめる。
動かない。
「やるの?」
ルクレティアが紅茶を飲みながら聞く。
「やる」
「やらない」
「やる」
「やらない」
「どっちなのよ」
正論だった。
ちょこみんと。
既に隣。
「エゴサしよう!」
「嫌」
「しよう!」
「嫌」
全く聞いていない。
ローシャ。
「諦めた方がいいわよ」
アオロビ。
深いため息。
観念する。
スマホ起動。
検索。
劇場版。
感想。
ゲストキャラ。
検索。
数秒。
静止。
「どう?」
ちょこみんと。
顔が近い。
「近い」
少し押し返す。
そして。
感想を見る。
『面白かった』
『劇場版最高』
『終盤熱かった』
『泣いた』
『また観に行く』
まずは普通。
少し安心する。
さらに見る。
スクロール。
その時。
『ゾルトラークのシーン好き』
静止。
アオロビ。
「ゾルトラークだ」
ローシャ。
「印象的だったものね」
さらにスクロール。
『終盤のゾルトラークで鳥肌』
『あそこで流れ変わった』
『あの一発好き』
『劇場版の見せ場だった』
『あの子頑張ったな』
アオロビ。
固まる。
ちょこみんと。
嬉しそう。
「ほら!」
「まだ私の話じゃない」
しかし。
さらに見る。
『ゾルトラーク撃った子好き』
『ゲストキャラ良かった』
『あの村娘めちゃくちゃ良い』
『再登場してほしい』
『終盤全部持っていった』
アオロビ。
静止。
数秒。
再起動待ちみたいになっていた。
みるく。
「好評ですね」
nike。
「すごいです」
アオロビ。
「なんで」
ローシャ。
「なんでとは?」
「なんでこんなに反応あるの」
ローシャ。
少し笑う。
「印象に残ったからじゃないかしら」
正論だった。
さらにスクロール。
『ゾルトラーク娘』
静止。
アオロビ。
「名前あるだろ!?」
共有ルーム爆発。
ちょこみんと。
机を叩く。
「ゾルトラーク娘!」
「やめろ!」
ルクレティア。
肩を震わせる。
笑っていた。
珍しい。
アオロビ。
さらに検索。
『ゾルトラーク娘可愛い』
『ゾルトラーク娘好き』
『ゾルトラーク娘また出てほしい』
『ゾルトラーク娘の演技自然だった』
『新人ってマジ?』
『歌手だったの驚いた』
静止。
アオロビ。
顔を覆う。
「無理」
ちょこみんと。
「おめでとう!」
「無理」
みるく。
「褒められてますよ?」
「無理」
nike。
「すごいと思います」
「無理」
ローシャ。
「語彙が消えてるわね」
その通りだった。
そして。
最後に一つ。
感想が目に入る。
『あの子がゾルトラーク撃つシーンで泣いた』
静止。
アオロビ。
もう一度読む。
『あの子がゾルトラーク撃つシーンで泣いた』
短い感想。
でも。
なぜか。
一番嬉しかった。
収録の日。
何度も録り直した。
好きな作品だった。
失敗したくなかった。
怖かった。
全部思い出す。
ルクレティア。
隣から覗く。
「どうしたの?」
アオロビ。
少しだけ笑う。
「頑張って良かった」
ルクレティア。
優しく微笑む。
「そうね」
共有ルーム。
今日も賑やか。
ちょこみんとはまだ。
「ゾルトラーク娘!」
と笑っている。
アオロビ。
クッションを投げた。
綺麗に命中した。
こうして。
初めての声優挑戦は。
大成功のまま幕を閉じた。